JP2015007356A - 2口の吐水口を有する水栓柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】2口の吐水口を有する水栓柱について、パイプ内に弁機構を内蔵させることにより、剛性が高くてデザイン上も優れた水栓柱を提供すること。
【解決手段】上側パイプ本体10aの上端に第1吐水口21のための第1弁機構20を設け、両パイプ本体10a・10bの間に第2吐水口31のための第2弁機構30を設け、下側パイプ本体10bの下端に前記水供給源への接続機構40を設けて、第1弁機構20と第2弁機構30とは上側パイプ本体10a内に収納される第1給水管11によって連結し、第2弁機構30と接続機構40とは下側パイプ本体10b内に収納される第2給水管12によって連結したこと。
【選択図】図5

Description

本発明は、庭や浴室に設置される水栓柱に関し、特に、2口の吐水口を有する水栓柱に関するものである。
庭や浴室に設置される水栓柱は、水撒きや洗浄、そして開閉操作が行い易い高い位置に吐水口(蛇口)を配置するために使用されるものであり、一般的には、特許文献1にて提案されているようなものである。
特許文献1にて提案されている水栓柱は、図9にも示すように、1つの吐水口しか備えていないものであるから、例えば、庭先において、水撒きと手洗いを別々に行うことはできない。そこで、特許文献2にて提案されているように、2口の吐水口を有する水栓柱も提案されてきている。
特開2011−179270号公報、代表図 特開2007−247196号公報、要約、代表図
特許文献2にて提案されている「水栓装置」は、「水栓柱の前方に広い作業空間を確保し得て、水栓柱を用いた作業を快適に行うことができ、しかも使い勝手の良い水栓柱を提供する」ことを目的としてなされたもので、図10にも示すように、「正面を前方の作業空間に向けて設置された柱体16の右側面から、吐水及び止水のための弁機構を内蔵した水栓本体20を側方に突き出させ、水栓本体20の側方の先端部に操作ハンドル22を設け且つ水栓本体20の正面に吐水管26を設けておく。また柱体16の左側面から流路75を有するシャワーフック32を左側方に突出する形態で設ける。そしてシャワーフック32に吐水部76と掛止孔80を設け且つ掛止孔80を斜め前方上向きに傾いた状態で設けておく」という構成を有するものである。
しかしながら、この特許文献2にて提案されている「水栓装置」では、「正面を前方の作業空間に向けて設置された柱体16の右側面から、吐水及び止水のための弁機構を内蔵した水栓本体20を側方に突き出させ、水栓本体20の側方の先端部に操作ハンドル22を設け且つ水栓本体20の正面に吐水管26を設けておく」等という「方向性」が重要になっているものであり、この「水栓装置」を設置する場合に、水道管等の湯水供給管路の直近であることや壁際でないこと等の位置制限が出てきて、設置作業がしにくいのではないかと考えられる。
また、この特許文献2の段落0025には、「柱体16及びシャワーフック32の内部の構造が具体的に示してある。図に示しているように柱体16は内部が中空とされており中空内部に水配管としてのサプライ管38,40及び湯配管としてのサプライ管42が収納されている。」と記載されていることから、内部が中空の「柱体16」によってその剛性を確保しているものと考えられる。そして、この内部が中空の「柱体」は、図面を見る限り「円柱状」のものとなっている。
つまり、この特許文献2の「水栓装置」は、所定箇所に立てられる一本のパイプの上部と中間部にそれぞれ蛇口を設けるものであるから、特に、上部の蛇口(シャワー装置)を使用する際に掛かる力によって全体が不安定になり易く、パイプの側方に突き出させた「水栓本体」の取り付け状態も不安定にならざるを得ないものとなっていると考えられる。
さらに、上記特許文献1でも、この特許文献2でも、各吐水口(蛇口)の位置が固定的であるため、例えば広い庭先での散水を行う場合に、ホースが水栓柱に絡まる等して、使用勝手が悪いのではないかと考えられる。
そこで、本発明者等は、2口の吐水口を有する水栓柱について、すっきりしたデザインのものにできるパイプを採用しながら、弁機構を内蔵してさらにすっきりさせ、かつ剛性を高めるにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明が第1の目的とするところは、2口の吐水口を有する水栓柱について、パイプ内に弁機構を内蔵させることにより、剛性が高くてデザイン上も優れた水栓柱を提供することにある。
また、本発明が第2の目的とするところは、2口の吐水口を有する水栓柱について、高い剛性と優れたデザインを維持しながら、各吐水口の方向を自在に変更することのできる水栓柱を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「本体パイプ10の上部に設けた第1吐水口21と、本体パイプ10の中間部に設けた第2吐水口31とを有し、本体パイプ10の下端にて水供給源に接続される水栓柱100であって、
本体パイプ10を上下のパイプ本体10a・10bに分割して、上側パイプ本体10aの上端に第1吐水口21のための第1弁機構20を設け、両パイプ本体10a・10bの間に第2吐水口31のための第2弁機構30を設け、さらに、下側パイプ本体10bの下端に前記水供給源への接続機構40を設けて、
第1弁機構20と第2弁機構30とは上側パイプ本体10a内に収納される第1給水管11によって連結し、第2弁機構30と接続機構40とは下側パイプ本体10b内に収納される第2給水管12によって連結したことを特徴とする水栓柱100」
である。
すなわち、この請求項1に係る水栓柱100は、図1に示すように、例えば庭の適宜箇所に立設されるものであり、その本体パイプ10の上部に設けた第1吐水口21と、本体パイプ10の中間部に設けた第2吐水口31との、2口の蛇口を有するものである。これらの第1吐水口21及び第2吐水口31に対しては、本体パイプ10の下端の接続機構40にて接続される水供給源からの水が供給されるものであり、各第1吐水口21及び第2吐水口31はそれぞれ独立して使用されるものである。
この水栓柱100を構成している本体パイプ10は、図4及び図5に示すように、上側パイプ本体10a及び下側パイプ本体10bに2分割したものである。図5に示すように、上側パイプ本体10aの上端には、第1吐水口21のための第1弁機構20が設けてあり、両パイプ本体10a・10bの間には第2吐水口31のための第2弁機構30が設けてある。また、下側パイプ本体10bの下端には接続機構40が設けてあって、当該水栓柱100は、この接続機構40を介して水道管等の水供給源への接続がなされるものである。
そして、図4及び図5に示すように、第1弁機構20と第2弁機構30とを上側パイプ本体10a内に収納される第1給水管11によって連結し、第2弁機構30と接続機構40とを下側パイプ本体10b内に収納される第2給水管12によって連結することにより、以上の第1弁機構20及び第2弁機構30は、上側パイプ本体10a及び下側パイプ本体10bの外部に突出しないスッキリとしたものになっているのである。
また、以上の第1弁機構20、第2弁機構30及び接続機構40は、上側パイプ本体10a及び下側パイプ本体10bと、これらの内部に収納されている第1給水管11及び第2給水管12によって互いにしっかりと固定されているから、当該水栓柱100全体は剛性の高いものとなっている。このため、仮に、第1吐水口21または第2吐水口31、あるいはその各開閉ハンドル25または開閉ハンドル35に、使用時の力が不用意に加わったとしても、第1弁機構20、第2弁機構30及び接続機構40が外れたり、これらから水漏れを起こすこともない。
以上のように構成した水栓柱100においては、本体パイプ10の下端の接続機構40から水が供給されてくると、この水は第2給水管12を通って第2弁機構30内に入り、この第2弁機構30から第1給水管11を介してさらに上方の第1弁機構20にも供給される。従って、下側の第2弁機構30が「開状態」となっているときには、その第2吐水口31からの吐水がなされると同時に、上方の第1弁機構20への水の供給もなされる。勿論、第2吐水口31からの吐水がなされているときでも、第1吐水口21からの吐水も可能になっている。
また、この水栓柱100の不使用時においては、第1給水管11及び第2給水管12内に水が残るが、この水は、第1給水管11と上側パイプ本体10aとの間、及び第2給水管12と下側パイプ本体10bとの間の空気空間によって、言わば断熱されている。このため、厳冬期において、これらの第1給水管11及び第2給水管12内に残留している水が凍結することは少なくなり、水の凍結による当該水栓柱100の破裂が回避されることになるのである。
従って、この請求項1に係る水栓柱100は、パイプ10内に第1弁機構20及び第2弁機構30を内蔵させたことにより、剛性が高くて故障が少なく、かつデザイン上も優れたものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の水栓柱100について、
「第1弁機構20を、第1給水管11が連結される本体20aと、この本体20aの軸心に形成されて第1給水管11内に連通する通水通路26と、この通水通路26の上端に連通して横方向に延在する給水空間27と、この給水空間27と通水路26との間に配置される弁体23を支持する弁軸22と、この弁軸22を通水路26の端部に形成した弁座24に対して進退する開閉ハンドル25とを備えたものとするとともに、
第1吐水口21の基端に筒状取付部21aを一体化し、この筒状取付部21aを、給水空間27を液密的に囲みながら本体20aの外周に回動可能に連結して、第1吐水口21の突出方向を変更可能としたこと」
である。
この請求項2に係る水栓柱100では、図6に示すように、第1給水管11から供給されてきた水は第1弁機構20の本体20aに形成してある通水路26内に入る。この通水路26の図示上部には、開閉ハンドル25の操作によって上下動される弁体23が当接する弁座24が形成してあり、この弁座24から弁体23が離れれば、通水路26内に来た水はその上の通水空間27内に入ることになり、この通水空間27内に入った水は第1吐水口21から吐水されるのである。逆に、開閉ハンドル25の操作によって弁体23を弁座24に当接させれば、水の通水路26から通水空間27への供給は止められるから、止水されることになる。
また、この水栓柱100においては、第1吐水口21の基端に筒状取付部21aを一体化して、この筒状取付部21aを、給水空間27を液密的に囲みながら本体20aの外周に回動可能に連結しているから、第1吐水口21の突出方向は、常に変更可能になっている。
つまり、この請求項2に係る水栓柱100では、第1吐水口21からの水の吐出方向を自在に変更できるのである。例えば、図5に示すような状態、つまり第2吐水口31に接続したホースによって当該水栓柱100の右方向での散水を行っている際に、第1吐水口21を左側に向けて、散水の邪魔にならない状態で手洗いを行うことができるのである。
勿論、第1吐水口21の筒状取付部21aは、当該第1弁機構20を構成している本体20aの周囲に、パッキング等を使用して液密的に嵌合してあるから、第1吐水口21の吐出方向を変えても、この筒状取付部21aから水漏れを生ずることはない。
従って、この請求項2に係る水栓柱100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮するだけでなく、高い剛性と優れたデザインを維持しながら、第1吐水口21の方向を自在に変更し得るものである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の水栓柱100について、
「第2弁機構30を、上側から第1給水管11が、下側から第2給水管12がそれぞれ連結される本体30aと、この本体30aの内に区画壁38を介して区画されて第1給水管11及び第2給水管12内に連通する通水通路36と、この通水通路36の区画壁38の反対側に延在する給水空間37と、この給水空間37内に配置される弁体33を支持する弁軸32と、この弁軸32を区画壁38に形成した弁座34に対して進退する開閉ハンドル35とを備えたものとするとともに、
第2吐水口31の基端に筒状取付部31aを一体化し、この筒状取付部31aを、通水通路36及び給水空間37の上部を液密的に囲みながら本体30aの外周に回動可能に連結して、第2吐水口31の突出方向を変更可能としたこと」
である。
この請求項3に係る水栓柱100では、図7に示すように、第2給水管12から供給されてきた水は第2弁機構30の本体30aに形成してある通水路36内に入るが、この通水路36は弁座34を有する区画壁38によって区画されているから、弁座34が閉じられているときは上方に流れる。この通水路36の上方には、前述した第1給水管11が開口しているから、当該第2弁機構30の本体30a内に供給された水は、弁座34が閉じられているときは第1給水管11側に流れ込む。
区画壁38の図7の図示右側には、通水空間37が区画形成してあるが、この通水空間37内には開閉ハンドル35の操作によって弁座34に対して進退される弁体33が配置してある。この弁体33は、区画壁38に形成してある弁座34に当接したとき、通水路36からの水の通水空間37への流入を阻止し、この弁座34から離れれば、通水路36内に来た水は通水空間37内に入ることになり、この通水空間37内に入った水は第2吐水口31から吐水されるのである。逆に、開閉ハンドル35の操作によって弁体33を弁座34に当接させれば、水の通水路36から通水空間37への供給は止められるから、止水されることになる。
また、この請求項3の水栓柱100においては、第2吐水口31の基端に筒状取付部31aが一体化してあり、この筒状取付部31aは、通水通路36及び給水空間37の上部を液密的に囲みながら本体30aの外周に回動可能に連結してある。これにより、第2吐水口31の突出方向が変更可能となっているのである。
勿論、第2吐水口31の方向変更は、上記第1吐水口21の方向変更とは独立して行えることは言うまでもないことであるだけでなく、第2吐水口31の筒状取付部31aは、当該第2弁機構30を構成している本体30aの周囲に、パッキング等を使用して液密的に嵌合してあるから、第2吐水口31の吐出方向を変えても、この筒状取付部31aから水漏れを生ずることはない。
従って、この請求項3に係る水栓柱100は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮するだけでなく、高い剛性と優れたデザインを維持しながら、第2吐水口31の方向を自在に変更し得るものである。
以上、説明した通り、本発明においては、
「本体パイプ10の上部に設けた第1吐水口21と、本体パイプ10の中間部に設けた第2吐水口31とを有し、本体パイプ10の下端にて水供給源に接続される水栓柱100であって、
本体パイプ10を上下のパイプ本体10a・10bに分割して、上側パイプ本体10aの上端に第1吐水口21のための第1弁機構20を設け、両パイプ本体10a・10bの間に第2吐水口31のための第2弁機構30を設け、さらに、下側パイプ本体10bの下端に前記水供給源への接続機構40を設けて、
第1弁機構20と第2弁機構30とは上側パイプ本体10a内に収納される第1給水管11によって連結し、第2弁機構30と接続機構40とは下側パイプ本体10b内に収納される第2給水管12によって連結したこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、2口の第1吐水口21及び第2吐水口31を有していても、剛性が高くて故障も少なく、しかもデザイン上も優れた水栓柱100を提供することができるのである。
本発明に係る水栓柱100を庭に設置した状態を示す斜視図である。 同水栓柱100を拡大して示すもので、(a)は左上側からみた斜視図、(b)は右上側からみた斜視図である。 同水栓柱100を示すもので、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。 同水栓柱100の分解側面図である。 同水栓柱100の拡大断面図である。 同水栓柱100の第1弁機構20近傍を拡大して示した部分断面図である。 同水栓柱100の第2弁機構30近傍を拡大して示した部分断面図である。 同水栓柱100の接続機構40近傍を拡大して示した部分断面図である。 特許文献1に示された技術を示す断面図である。 特許文献2に示された技術を示す断面図である。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である水栓柱100について説明するが、この実施形態の水栓柱100は、上記各請求項に係る発明の全てを含むものである。
この水栓柱100は、図1に示したように、下端を地中の水道管に接続した状態で庭等の所定位置に立設されるものであり、本体パイプ10の上端に第1吐水口21を、また本体パイプ10の中間部に第2吐水口31を設けたものである。これらの第1吐水口21または第2吐水口31からの吐水は、図1〜図3に示したように、それぞれの直上に露出している開閉ハンドル25または35によって操作されるものである。
本実施形態に係る水栓柱100を構成している本体パイプ10は、図4〜図8に示したように、上側パイプ本体10aと下側パイプ本体10bとに2分割したものであり、上側パイプ本体10aの上端には、上記第1吐水口21を有する第1弁機構20が取り付けられ、上側パイプ本体10aと下側パイプ本体10bとの間には、上記第2吐水口31を有する第2弁機構30が取り付けられる。また、下側パイプ本体10bの下端には、図8に示したように、水供給源である図示しない水道管と当該水栓柱100との接続を行うための接続機構40が設けてある。
以上の第1弁機構20、第2弁機構30、及び接続機構40は、図5に示したように、上側パイプ本体10a内に収納される第1給水管11、及び下側パイプ本体10b内に収納される第2給水管12によって互いに強固に連結される。これらの第1給水管11及び第2給水管12は、上側パイプ本体10a及び下側パイプ本体10bとの間に断熱空間となり得る空気空間を形成するとともに、第1弁機構20、第2弁機構30、及び接続機構40間の水の通路を形成するものである。
本実施形態に係る第1給水管11及び第2給水管12では、図5に示したように、第2弁機構30側の本体30aに螺着される螺着部11a及び螺着部12aを形成したものであり、他方の端部は第1弁機構20の本体20a、及び接続機構40に固定されるものである。換言すれば、本実施形態に係る水栓柱100は、第1弁機構20に取り付けた第1給水管11の螺着部11aを、上側パイプ本体10aに通して第2弁機構30の本体30aに螺着し、接続機構40に取り付けた第2給水管12の螺着部12aを、下側パイプ本体10bに通して第2弁機構30の本体30aに螺着することにより、一体物として完成されるものである。
さて、第1弁機構20は、図5及び図6に示したように、第1給水管11の上端に固定される本体20aを有するものであり、この本体20a内には、第1給水管11内に連通する通水路26が形成してある。この通水路26には、その上方で横方向に広がる通水空間27が連通しており、また、この通水路26の上端には弁座24が形成してある。この弁座24に、通水空間27内に配置されて弁軸22に取り付けた弁体23が当接することにより、通水路26と通水空間27との連通が遮断されるが、この弁体23の弁座24に対する進退を行うのが弁軸22の他端に取り付けた開閉ハンドル25である。
一方、上述した第1吐水口21の基端には、図2及び図5に示したように、筒状取付部21aが一体化してある。この筒状取付部21aは、図5に示したように、給水空間27を液密的に囲みながら本体20aの外周に回動可能に連結したものであり、これにより、第1吐水口21の突出方向が変更可能となっているのである。また、この第1弁機構20の筒状取付部21aは、上側パイプ本体10aの内径と同じ外形(円柱状)にした本体20aの外周に嵌合したものであり、かつ、筒状取付部21aの肉厚を上側パイプ本体10aのそれと同じにしたものであるため、上側パイプ本体10aの外表面に対して段差なく回動可能になっているものである。
次に、上記第2吐水口31を備えた第2弁機構30について説明すると、この第2弁機構30は、図5及び図7に示したように、上側パイプ本体10aと下側パイプ本体10bとの間に介装される本体30aを有しているものであり、この本体30a内には、区画壁38によって通水空間37とは区画された通水路36が形成してある、この通水路36の下端には接続機構40に連結されていた第2給水管12が開口し、またこの通水路36の上端には第1給水管11が開口するものである。
この通水路36の、図5の図示右側には、上記通水空間37との区画を行っている区画壁38が形成してあり、この区画壁38には、通水路36と通水空間37との連通及びその遮断がなされることになる弁座34が形成してある。この弁座34に対しては、その図示右側に配置された弁体33が進退するものであり、この弁体33は開閉ハンドル35によって進退される弁軸32の内端に取り付けてある。換言すれば、この第2弁機構30の弁軸32は、上記第1弁機構20側の弁軸22が上下方向に配置されるのに対して、横方向に配置されるものである。
以上によって、この第2弁機構30においては、図7に示したように、第2給水管12から供給されてきた水は第2弁機構30の本体30aに形成してある通水路36内に入るが、この通水路36は弁座34を有する区画壁38によって区画されているから、弁座34が閉じられているときは上方に流れる。この通水路36の上方には、前述した第1給水管11が開口しているから、当該第2弁機構30の本体30a内に供給された水は、弁座34が閉じられているときは第1給水管11側に流れ込むことになる。
区画壁38の図7の図示右側には、通水空間37が区画形成してあったが、この通水空間37内には開閉ハンドル35の操作によって弁座34に対して進退する弁体33が配置してある。この弁体33は、区画壁38に形成してある弁座34に当接したとき、通水路36からの水の通水空間37への流入を阻止し、この弁座34から離れれば、通水路36内に来た水は通水空間37内に入ることになり、この通水空間37内に入った水は第2吐水口31から吐水されることになる。逆に、開閉ハンドル35の操作によって弁体33を弁座34に当接させれば、水の通水路36から通水空間37への供給は止められるから、止水されることになる。
また、この実施形態の水栓柱100においては、図2及び図7に示したように、第2吐水口31の基端に筒状取付部31aが一体化してあり、この筒状取付部31aは、通水通路36及び給水空間37の上部を液密的に囲みながら本体30aの外周に回動可能に連結してある。これにより、第2吐水口31の突出方向は変更可能となっているのである。
勿論、第2吐水口31の方向変更は、上記第1吐水口21の方向変更とは独立して行えることは言うまでもないことであるだけでなく、第2吐水口31の筒状取付部31aは、当該第2弁機構30を構成している本体30aの周囲に、パッキング等を使用して液密的に嵌合してあるから、第2吐水口31の吐出方向を変えても、この筒状取付部31aから水漏れを生ずることはない。
100 水栓柱
10 本体パイプ
10a 上側パイプ本体
10b 下側パイプ本体
11 第1給水管
11a 螺着部
12 第2給水管
12a 螺着部
20 第1弁機構
20a 本体
21 第1吐水口
21a 筒状取付部
22 弁軸
23 弁体
24 弁座
25 開閉ハンドル
26 通水路
27 通水空間
30 第2弁機構
30a 本体
31 第2吐水口
31a 筒状取付部
32 弁軸
33 弁体
34 弁座
35 開閉ハンドル
36 通水路
37 通水空間
38 区画壁
40 接続機構

Claims (3)

  1. 本体パイプの上部に設けた第1吐水口と、前記本体パイプの中間部に設けた第2吐水口とを有し、前記本体パイプの下端にて水供給源に接続される水栓柱であって、
    前記本体パイプを上下のパイプ本体に分割して、上側パイプ本体の上端に前記第1吐水口のための第1弁機構を設け、前記両パイプ本体の間に前記第2吐水口のための第2弁機構を設け、さらに、前記下側パイプ本体の下端に前記水供給源への接続機構を設けて、
    前記第1弁機構と第2弁機構とは前記上側パイプ本体内に収納される第1給水管によって連結し、前記第2弁機構と接続機構とは前記下側パイプ本体内に収納される第2給水管によって連結したことを特徴とする水栓柱。
  2. 前記第1弁機構を、前記第1給水管11が連結される本体と、この本体の軸心に形成されて前記第1給水管内に連通する通水通路と、この通水通路の上端に連通して横方向に延在する給水空間と、この給水空間と前記通水路との間に配置される弁体を支持する弁軸と、この弁軸を前記通水路の端部に形成した弁座に対して進退する開閉ハンドルとを備えたものとするとともに、
    前記第1吐水口の基端に筒状取付部を一体化し、この筒状取付部を、前記給水空間を液密的に囲みながら前記本体の外周に回動可能に連結して、前記第1吐水口の突出方向を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載の水栓柱。
  3. 前記第2弁機構を、上側から前記第1給水管が、下側から前記第2給水管がそれぞれ連結される本体と、この本体の内に区画壁を介して区画されて前記第1給水管及び第2給水管内に連通する通水通路と、この通水通路の前記区画壁の反対側に延在する給水空間と、この給水空間内に配置される弁体を支持する弁軸と、この弁軸を前記区画壁に形成した弁座に対して進退する開閉ハンドルとを備えたものとするとともに、
    前記第2吐水口の基端に筒状取付部を一体化し、この筒状取付部を、前記通水通路及び給水空間の上部を液密的に囲みながら前記本体の外周に回動可能に連結して、前記第2吐水口の突出方向を変更可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水栓柱。
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