JP2003339565A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JP2003339565A
JP2003339565A JP2002158930A JP2002158930A JP2003339565A JP 2003339565 A JP2003339565 A JP 2003339565A JP 2002158930 A JP2002158930 A JP 2002158930A JP 2002158930 A JP2002158930 A JP 2002158930A JP 2003339565 A JP2003339565 A JP 2003339565A
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JP2002158930A
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Masato Fujii
真人 藤井
Kazuyo Mukai
和代 向井
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の吐水口と複数の操作部とを設けた吐水
装置において、吐水したい吐水口の操作部を認識し易
く、操作を間違えずに操作しやすい吐水装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 2つ以上の吐水口と、各吐水口から吐水
をさせるための操作部とをそれぞれ設け、前記操作部の
少なくとも2つの操作部に異なるマークを付して、さら
に操作部の操作に連動する吐水口に操作部のマークと同
じマークを付してなることを特徴とする吐水装置とし
た。2つ以上の吐水口と、各吐水口から吐水をさせるた
めの操作部とをそれぞれ設け、前記操作部の少なくとも
2つの操作部を異色として、さらに操作部の操作に連動
する吐水口の色を操作部の色と同一色としてなることを
特徴とする吐水装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐水装置に関す
る。詳しくは複数の吐水口と複数の操作部を有する吐水
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室やシャワールーム等で設置さ
れる吐水装置には、湯水混合栓本体から可撓性のシャワ
ーホースを分岐し、このシャワーホース先端にシャワー
ノズルを設けたものがある。そして、湯水混合栓に設け
たカランもしくはシャワーノズルのいずれかを選択して
吐水する構成となっている。この従来の吐水装置では、
シャワーホースが床に垂れ下がり、洗体したときの湯水
やあか等が床を流れるときにシャワーホースに付着する
ため、シャワーホースが汚れてしまうおそれがあった。
また、シャワーホースが使用時に床に垂れ下がった状態
となるので邪魔となるおそれもあった。
【0003】そのため、このシャワーホースが床に垂れ
下がらず、また吐水装置の使用勝手を向上させた技術と
して、実開平2−112758号がある。この吐水装置
は、給水管と給湯管が同高さに壁から取り出され、それ
に湯水混合栓が接続されている。そして、この湯水混合
栓の裏面側から給湯管を立ち上げてトップシャワーヘッ
ドとハンドシャワーヘッドに分岐する分岐部を横方向に
延設して、この分岐部にそれぞれのシャワーヘッドへの
吐水流量調整つまみを設けている。このように、湯水混
合栓から立ち上げた給湯管の途中からハンドシャワーヘ
ッドに連通するシャワーホースを分岐しているため、シ
ャワーホースが床に垂れ下がるおそれが低減されるので
ある。また、この従来技術の吐水装置においては、ハン
ドシャワーだけでなく、トップシャワーもできるだけ、
いろいろなシャワー形態を楽しむことができる。
【0004】また、いろいろなシャワー形態を楽しめる
吐水装置としては、実開昭63−197488号があ
る。この吐水装置は、給水管と給湯管が同高さに壁から
取り出され、それに湯水混合栓が接続されている。そし
て、この湯水混合栓の裏面側にハンドシャワーノズルに
連通したシャワーホースを接続し、さらに湯水混合栓か
ら立ち上げた給湯管に対して横方向にボディ吐水装置を
設けている。そして、このボディー吐水装置からもシャ
ワーを吐水することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
複数の吐水口を持つ吐水装置には、それら吐水口に連動
する開閉弁などの複数の操作部が必要となるため、本来
操作したい吐水口と違った吐水口を操作してしまい、誤
って湯水をかぶったり、操作がわかりづらいといった問
題点があった。そのため、従来の吐水装置においては、
この問題を解決するため、操作部にだけ設けた表示部の
図や文字を表示していたが、操作部にだけに表示部を設
けているため、その文字や図から吐水口を連想する必要
があり、その操作部と連動している吐水口をすぐに認識
することが不可能であった。また、識別しやすいように
大きくしたとしても上記問題は解決しにくく、また結果
的に外観性を損なう可能性があった。このように直に認
識することができないため、使用者はおそるおそる操作
部を操作して少量の吐水を行なって、本当に吐水したい
吐水口から吐水されるかどうかを目視して確認してか
ら、操作部を全操作するようにしていた。
【0006】そこで、本発明では複数の吐水口と複数の
操作部とを設けた吐水装置において、吐水したい吐水口
の操作部を認識し易く、操作を間違えずに操作しやすい
吐水装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
2つ以上の吐水口と、該吐水口から吐水するための操作
部とをそれぞれ設け、前記操作部の少なくとも2つの操
作部に異色のマークを付して、さらに前記操作部の操作
に連動する吐水口に前記操作部のマークと同一色のマー
クを付してなることを特徴とする吐水装置とした。
【0008】これにより、吐水したい吐水口の操作部を
すぐに認識し易く、操作を間違えずに操作することがで
きる。つまり、表示内容を確認する必要がなく、色で吐
水口と連動する操作部が分かるため、本来操作したい吐
水口と違った吐水口を操作してしまい、誤って湯水をか
ぶったりすることがなく、わかりやすく操作部を操作す
ることができる。この発明では色を用いているため、文
字や図に比べて、識別しやすいという効果がある。特
に、操作部においては、操作するときと操作したあとで
は向きを異にする場合があり、文字や図を表示している
部分が見えなくなるおそれがある。しかしながら、色の
場合は、操作部全体に適用することも可能であり、どの
ような向きからも識別することができる。そのため、吐
水したい吐水口の操作部をすぐに認識することができる
のである。
【0009】本発明の請求項2では、前記請求項1の同
一色を配置した操作部において、この色をなす部材の材
質をエラストマー・ゴムなど軟質部材で形成したことを
特徴とする吐水装置とした。
【0010】これにより、すべりにくく操作しやすい操
作部にすることができる。
【0011】本発明の請求項3では、前記請求項1の同
一色を配置した操作部において、この色を蛍光色で形成
したことを特徴とする吐水装置とした。
【0012】これにより、暗いところでも表示色がくっ
きりとし、見やすい操作部にすることができる。
【0013】本発明の請求項4では、前記請求項1の同
一色を配置した操作部において、この色をなす部材の材
質を略透明材料で形成したことを特徴とする吐水装置と
した。
【0014】これにより、高級感のある色となり、外観
性を確保した吐水装置を提供することができる。
【0015】本発明の請求項5では、2つ以上の吐水口
と、該吐水口から吐水するための操作部とをそれぞれ設
け、前記操作部の少なくとも2つの操作部に異なるマー
クを付して、さらに前記操作部の操作に連動する吐水口
に前記操作部のマークと同じマークを付してなることを
特徴とする吐水装置とした。
【0016】これにより、吐水口のマークと操作部のマ
ークと同じものを確認して、吐水したい吐水口の操作部
を容易に認識することができるので、操作を間違えずに
操作することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の吐水装置は、2つ以上の
吐水口と、各吐水口から吐水をさせるための操作部とを
それぞれ設けていて、この操作部の少なくとも2つの操
作部に異なるマークを付して、さらに操作部の操作に連
動する吐水口に操作部のマークと同じマークを付してい
る。特に、マークは、シャワー、カランなどといった文
字表示、絵柄などの図表示、凹凸を付けた立体的な表示
やこれらの組み合わせを指す。特に凹凸の立体的な表示
を操作部と表示部の双方に設けることで、目の不自由な
方でも操作する前にどの操作部を操作したときにどの吐
水口から吐水されるかを確認して操作部を操作すること
ができる。
【0018】また、本発明の吐水装置は、2つ以上の吐
水口と、各吐水口から吐水をさせるための操作部とをそ
れぞれ設け、前記操作部の少なくとも2つの操作部を異
色として、さらに操作部の操作に連動する吐水口の色を
操作部の色と同一色としている。
【0019】以下に図面を参照して本発明をより具体的
に説明する。特に操作部の色と吐水口の色とを同一色と
した場合を例に挙げて説明する。なお、マークを付す場
合は、色に変えて設けることで対応することができる。
まず、図1に本発明の吐水装置1の外観図を示す。この
吐水装置1は、上下方向に伸び延設する1本のパイプ6
に対して、湯水混合部7と複数の吐水部を備えている。
そして、このパイプ6は、全長に亘り、ほぼ同一径の外
観形状としており、かつ、内径は湯水混合部7の外径と
略同一径としている。図1の吐水装置1においては、吐
水部は、カラン2とハンドシャワーノズル3とヘッドシ
ャワーノズル4から構成されている。操作部としては、
シャワー用流量調整ハンドル10、カラン用の流量調整
ハンドル9、ボディシャワー用流量調整ハンドル14が
あり、またシャワー切替えハンドル10や温度調整ハン
ドル8がある。そして、湯水混合部7を挟んで、下方に
カラン2を設置し、上方にハンドシャワーノズル3とヘ
ッドシャワーノズル4とを設置している。湯水混合部7
の下方に温度調整ハンドル8を設け、さらにその下にカ
ラン2が設置している。そして、湯水混合部7の上方に
は、操作部であるシャワー用流量調整ハンドル10が設
けられている。なお、湯水混合部7の横には、フック2
3を膨出して設けている。
【0020】図2は、図1の吐水装置1を浴室のカウン
ター22上に設置した場合の使用状態図を示している。
なお、図示しないが、浴室の洗い場やシャワールームの
床から立ち上げるようにしてもよい。
【0021】図3の吐水装置1においては、吐水部は、
ボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル3とヘ
ッドシャワーノズル4から構成されている。そして、湯
水混合部7の上方に吐水部は位置するように構成されて
いる。図3の吐水装置1においては、シャワールームな
どの立って使用する場合に好適と言える。
【0022】次に、図4は、給水管と給湯管の接続部1
7、18から流れてきた湯水が湯水混合部7で適温に混
合されて、この湯水混合部7から各吐水部までの通水経
路を示している。図4では、壁から給水管と給湯管を室
内に取込んだ場合を示しているが、床から給水管と給湯
管を立ち上げた場合も同様である。まず、給水管と給湯
管の接続部17、18から供給された湯水は、湯水混合
部7で混合される。また、この湯水混合部7の下方に隣
接して配置した温度調整ハンドル8を周方向に回転させ
て湯温を調整する。この湯水混合部7で適温になった湯
水は、各吐水部2、3、4、5の流量調整弁まで各通水
路A、B、Cを経由して送られる。つまり、湯水混合部
7の上方のパイプ6内において、カラン2用の通水路A
と、ボディシャワーノズル5用の通水路Cと、ハンドシ
ャワーノズル3及びヘッドシャワーノズル4用の通水路
Bとに通水路を3分岐されている。また、ボディシャワ
ーノズル5を設けたパイプ6部において、ボディシャワ
ーノズル5用の通水路Cと、ハンドシャワーノズル3及
びヘッドシャワーノズル4用の通水路Bとの2経路が設
けられている。そして、各流量調整弁を開くことで、そ
れに連通した吐水部から吐水が開始される。なお、ハン
ドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4との吐水
においては、切替えハンドル11により、どちらか一方
を選択するようにしている。図5乃至図6に示したよう
に、湯水混合部7ならびに各吐水部、さらに各吐水部
2、3、4、5、への通水路A、B、Cは、ユニットと
して形成している。このように各ユニットにて構成され
ているため、必要な吐水部だけを選択して湯水混合部7
に接続することができる。そのため、図1のように、吐
水部としてカラン2とハンドシャワーノズル3とヘッド
シャワーノズル4を選択したり、図3のように、吐水部
としてボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル
3とヘッドシャワーノズル4を選択したり、使用者の好
みによって吐水部を選択して簡単に組み立てることがで
きるのである。
【0023】次に、図5乃至図9を用いて、湯水混合部
7と各吐水部の具体的な構成を説明する。図5は、図3
のA部分に相当する吐水装置の側断面図を示している。
湯水混合部7は、サーモスタット混合栓の湯水混合部7
と同様に構成されている。給水管と給湯管の接続部1
7、18が上下方向(縦方向)にパイプ6に配置されて
いる。さらに、この湯水混合部7を長手方向が縦向きに
なるようにパイプ6内に配置している。また、この湯水
混合部7の外径とパイプ6との内径を略同一としてい
る。そして、このパイプ6の全長の径をほぼ変えること
なく、1本のパイプ6を形成している。なお、1本のパ
イプ6とは、途中で継ぎ足しをしたものも含む。この吐
水装置1においては、各ユニット毎に構成し、それを各
パイプ6に組み付け、それらのパイプ6をさらに縦方向
に積み上げて1つの吐水装置1を構成している。
【0024】さて、給水管および給湯管の接続部17、
18から湯水は、黒矢印で示すように、湯水混合部7に
送られて適温になり、さらに湯水混合部7の上方に位置
する吐水部へと送られる。なお、湯温調整は、湯水混合
部の下方に設けた温度調整ハンドル8にを周方向に回転
させて行なう。
【0025】図8は、湯と水が湯水混合部7に流れて混
合され、各吐水部へ通水する通水経路を示している。湯
水混合部7の上方に位置する吐水部(ハンドシャワーノ
ズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズ
ル5)へはパイプ6の内部の通水路B、Cを経由して送
られ、湯水混合部7の下側の吐水部(カラン2)へは、
パイプ6裏に配置した通水路(通水管)Aを経由して送
られる。なお、図3においては、カラン2を設けていな
いので、このカラン2への通水路Aを塞いでおく。
【0026】図9は、サーモスタットによる自動温度調
整機構の概略を示している。図示するように、Ni−T
i合金などの形状記憶合金バネ21とバイアスバネ22
との釣り合いにより、バルブ19を制御して、湯水の混
合比を調整している。
【0027】次に、吐水部について説明する。吐水部
は、カラン2、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワ
ーノズル4、ボディシャワーノズル5などから構成する
ことができる。まずカラン2について説明する。図1に
示すように、カラン2は、湯水混合部7の下方でかつ吐
水装置1本体のパイプ6から前方に膨出するように設け
ている。
【0028】このカラン2の先端には、流量調整ハンド
ル9を有している。この流量調整ハンドル9に連動して
シリンダ弁などの流量調整弁(図示せず)が開閉し、吐
水・止水をおこなうことができる。このようにカラン2
の先端に流量調整ハンドル9を設けているため、風呂椅
子に座って流量調整ハンドル9に楽な姿勢でアプローチ
しカラン2からの吐水を行なうことができる。なお、こ
のカラン2からの吐水の温度調整は、上方に設置した湯
水混合部7にて行なわれる。そして、湯水混合部7から
の通水は、図4に示すように、パイプ6の裏側に配置し
た固定部16内に設けた通水路(通水管)Aにより行な
う。なお、このカラン2は、水平に膨出させても、斜め
に膨出させてもよく、また、膨出させる長さも自由に変
更してもよい。
【0029】この際、流量調整ハンドル9の握り手24
の色とカラン2先端の吐水口25の色を同一色にする。
また、吐水口25と他の吐水口との色を異色とする。操
作部も同様に異色とする。こうすることで、操作部とそ
れに対応する吐水口が人目でわかることになる。なお、
吐水口の色と操作部の色とが同一色とは、識別可能であ
れば、吐水口の一部の色と操作部の一部の色が同一色の
場合も含む。また、この握り手24の材質をエラストマ
ー・ゴムなど軟質部材で形成することにより、滑りにく
くまわしやすくなる。さらにこの握り手24と吐水口2
5の色を蛍光色で形成することにより、暗いところでも
表示色がくっきりとし、見やすい操作部にすることがで
きるし、この色をなす部材の材質を略透明材料で形成す
ることにより、高級感のある色となり、外観性を確保す
ることができる。また、ここでいう異色、同一色とは、
識別可能な程度に異なる色彩、識別可能な程度に同じ色
彩であればよい。
【0030】次に、図6、7を用いて、湯水混合部7よ
りも上方に位置する吐水部(ボディシャワーノズル5と
ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4)に
ついて説明する。まず、ボディシャワーノズル5につい
て説明する。ボディシャワーノズル5は、立った状態
で、上半身の縦方向の広範囲に吐水を行なうためのもの
である。そのため、図3に示すようにこのボディシャワ
ーノズル5は、パイプ6の中間部である切替えハンドル
11とシャワーノズル用流量調整ハンドル10との間の
前方に上下に複数の吐水口5aを形成することで構成さ
れている。図6には、湯水混合部7からの湯水がボディ
シャワーノズル5まで通水する通水路を示す。なお、白
矢印がその流れ方向を示している。図6(B)の横断面
図に示すように、シャワーノズル用流量ハンドル10
(流量調整弁10a)を回避してその外周に形成された
通水路10bを通って、ボディシャワー用流量調整ハン
ドル14(流量調整弁14a)に通水される。なお、各
流量調整弁10a、14aは、シリンダ弁から構成され
ている。そして、ボディシャワー用流量調整ハンドル1
4(流量調整弁14a)を経由して、ボディシャワーノ
ズル5へと通水される。
【0031】この際、流量調整ハンドル14の握り手2
6の色とボディシャワーノズル5の散水板27の色を同
一色にすることにより、操作部とそれに対応する吐水口
が人目でわかることになるとともに、上記カランと別色
で配置することにより、間違えて操作することを防止で
きる。また、カラン同様、また、この握り手26の材質
をエラストマー・ゴムなど軟質部材で形成することによ
り、滑りにくくまわしやすくなる。さらにこの握り手2
6と散水板27の色を蛍光色で形成することにより、暗
いところでも表示色がくっきりとし、見やすい操作部に
することができるし、この色をなす部材の材質を略透明
材料で形成することにより、高級感のある色となり、外
観性を確保することができる。
【0032】次に、ハンドシャワーノズル3とヘッドシ
ャワーノズル4からの吐水について説明する。図1乃至
3に示すように、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャ
ワーノズル4は、切替えハンドル11にて切り替える可
能としている。そして、シャワーノズル用流量調整ハン
ドル10にて吐水流量を調整する。このシャワーノズル
用流量調整ハンドル10は、湯水混合部7の上方に隣接
して配置しているので、風呂椅子に座った状態でハンド
シャワーノズル3からの吐水を行ないたい場合に、楽な
姿勢でシャワーノズル用流量調整ハンドル10を操作す
ることができ、また、立った状態でも操作しやすい位置
にある。なお、ハンドシャワーノズル3は、パイプ6か
ら膨出して設けたフック23に引っ掛けておくことが可
能である。
【0033】吐水装置1本体のパイプ6の中間部におけ
る側方に分岐金具12を設けて、この分岐金具12にシ
ャワーホース13の一端を接続し、そのシャワーホース
13の他端をハンドシャワーノズル3に接続している。
このハンドシャワーノズル3には、複数の吐水形態が選
択できるように吐水切替操作部を有している。また、ハ
ンドシャワーノズル3には、止水・吐水を行なう操作ボ
タン3aが握手部に設けられている。
【0034】一方、ヘッドシャワーノズル4は、吐水装
置1本体のパイプ6の上端に設けられいる。なお、この
ヘッドシャワーノズル4は、パイプ6に対して、回転自
在に配置してもよい。また、ヘッドシャワーノズル4
は、内部に大きく3つの吐水群15を配置しており、こ
の吐水群15は、すべて同じ吐水形態としても、また、
すべて異なる吐水形態としてもよい。さらに、この吐水
形態を1つずつ選択できるようにしてもよく、さらに
は、ここの吐水群の吐水方向を変えられるようにしても
よい。
【0035】なお、吐水装置1本体のパイプ6の中間部
(分岐金具12を設けた場所)の前方に切替えハンドル
11を設けている。そして、この切替えハンドル11に
より、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル
4からの吐水の切替えを行なう。そして、この切替えハ
ンドル11は、引っ張ることで、弁体11aが後から前
に(図では左から右に)動き、通水経路を切り替えて、
ハンドシャワーノズル3からヘッドシャワーノズル4へ
と吐水を切り替える構成となっている。そして、ダイバ
ーター機構を用いることで、一旦止水したときには、必
ずハンドシャワーノズル3から吐水するようにしてい
る。これにより、パイプ6内に溜まった冷たい停滞水を
ヘッドシャワーノズル4から不用意に吐水するおそれが
ない。
【0036】この切替えハンドル11のダイバーター機
構について、図7に基づき説明する。この切替えハンド
ル11の引っ張ることでヘッドシャワーノズル4への通
水状態とするが、このとき水圧がかかっているため、弁
体11aはハンドシャワーノズル3の通水路を塞いだ状
態(図では弁体が右側に位置した状態)で維持される。
しかしながら、止水すると、水圧が下がり、ばね11b
の弾性力により、弁体11aが前から後ろへ(図では右
から左へ)と動き通水路を切り替えられるのである。
【0037】次に、図6乃至7に基づき、ハンドシャワ
ーノズル3とヘッドシャワーノズル4への通水路につい
て説明する。図6中の黒矢印がハンドシャワーノズル3
とヘッドシャワーノズル4への通水路の流れを示してい
る。まず、図5の湯水混合部7で適温となった湯水が図
6の下方から流れてき、シャワーノズル用流量調整ハン
ドル10に流れ込む。このシャワーノズル用流量調整ハ
ンドル10を操作させて、流量調整弁10aを開くこと
により、この流量調整弁10aよりも上方へ位置してい
る切替えハンドル11まで通水する。なお、図16
(B)の構造と同様に、ボディシャワー用流量調整ハン
ドル14(流量調整弁14a)を避けてその外周に通水
路を形成し、さらにボディシャワーノズル5の後側に通
水路11dを形成して、切替えハンドル11まで通水路
を形成している。図7は、ハンドシャワーノズル3へ通
水されている状態である。黒矢印がハンドシャワーノズ
ル3への通水路の流れである。また、白矢印は、ヘッド
シャワーノズル4への通水路の流れである。なお、図1
乃至図3では、切替えハンドル11の側方に分岐金具1
2を設けているが、図7に示すように、切替えハンドル
11よりも上方に分岐金具12を設けてもよく、また分
岐金具12をパイプ6の裏側に配置してもよい。
【0038】この際、流量調整ハンドル10の握り手2
8の色とハンドシャワーノズル3の散水板29の色を同
一色にすることにより、操作部とそれに対応する吐水口
が人目でわかることになるとともに、上記カランと別色
で配置することにより、間違えて操作することを防止で
きる。また、カラン同様、また、この握り手28の材質
をエラストマー・ゴムなど軟質部材で形成することによ
り、滑りにくくまわしやすくなる。さらにこの握り手2
8と散水板29の色を蛍光色で形成することにより、暗
いところでも表示色がくっきりとし、見やすい操作部に
することができるし、この色をなす部材の材質を略透明
材料で形成することにより、高級感のある色となり、外
観性を確保することができる。
【0039】次に、シャワー切替えハンドル11は、引
っ張ることで、弁体11aが後から前に(図では左から
右に)動き、通水経路を切り替えて、ハンドシャワーノ
ズル3からヘッドシャワーノズル4へと吐水を切り替え
る構成となっているため、図10の例に示す通り、シャ
ワー切替えハンドルの表面に「PULL」「PUSH」
「引く」「押す」などの表示を設けるが、この表示色を
ヘッドシャワーノズル4の吐水口15の色を同一色にす
ることにより、操作部とそれに対応する吐水口が人目で
わかることになるとともに、上記カランと別色で配置す
ることにより、間違えて操作することを防止できる。
【0040】次に、この吐水装置1の固定構造について
説明する。吐水装置1本体のパイプ6は、上方と湯水混
合部7で固定部16により固定している。上方の固定部
16は、分岐金具12よりも上方として、壁に固定して
いる。湯水混合部7での固定部16は、壁給水の場合
は、接続部17、18を給水管および給湯管に接続する
ことで行なう。また、床給水の場合は、上方の固定と同
様の固定16で壁に固定する。
【0041】なお、上述した湯水混合部は、サーモスタ
ット機構を採用した例を挙げて説明したが、従来のシン
グルレバーカートリッジを逆さにして上述と同様にパイ
プ内に配置して、湯水混合部の下方に流量調整兼温度調
整ハンドルを配置し、湯水混合部の上方に吐水部を配置
して吐水装置を構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】複数の吐水口と複数の操作部とを設けた
吐水装置において、吐水したい吐水口の操作部を認識し
易く、操作を間違えずに操作しやすい吐水装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本件発明の一実施の形態である吐水装置の
外観図を示す。
【図2】 図1の吐水装置をカウンター上に設置した
使用状態図を示す。
【図3】 本件発明の他の実施の形態である吐水装置
の外観図を示す。
【図4】 図1の配管経路図を示す。
【図5】 図3のA部分に相当する吐水装置の側断面
図を示す。
【図6】 図3のB部分に相当する吐水装置の側断面
図を示す。
【図7】 図3のC部分に相当する吐水装置の側断面
図を示す。
【図8】 図5の湯水の流れを示す。
【図9】 図5の湯水の温度調整機構を示す。
【図10】 シャワー切替えハンドルの表示例を示す。
【符号の説明】
1 吐水装置 2 カラン 3 ハンドシャワーノズル 4 ヘッドシャワーノズル 5 ボディシャワーノズル 6 パイプ 7 湯水混合部 8 温度調整ハンドル 9 カラン用流量調整ハンドル 10 シャワーノズル用流量調整ハンドル 11 シャワー切替えハンドル 12 分岐金具 13 シャワーホース 14 ボディシャワー用流量調整ハンドル 15 吐水口 16 固定部 17 給水管の接続部 18 給湯管の接続部 19 バルブ 20 バイアスバネ 21 形状記憶合金バネ 22 カウンター 23 フック 24 握り手(カラン用流量調整ハンドル用) 25 吐水口 26 握り手(ボディシャワー用流量調整ハンドル用) 27 散水板(ボディシャワー用) 28 握り手(シャワーノズル用流量調整ハンドル用) 29 散水板(ハンドシャワーノズル用)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の吐水口と、該吐水口から吐水
    するための操作部とをそれぞれ設け、前記操作部の少な
    くとも2つの操作部に異色のマークを付して、さらに前
    記操作部の操作に連動する吐水口に前記操作部のマーク
    と同一色のマークを付してなることを特徴とする吐水装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の同一色を配置した操作部
    において、この色をなす部材の材質をエラストマー・ゴ
    ムなど軟質部材で形成したことを特徴とする吐水装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の同一色を配置した操作部
    において、この色を蛍光色で形成したことを特徴とする
    吐水装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1の同一色を配置した操作部
    において、この色をなす部材の材質を略透明材料で形成
    したことを特徴とする吐水装置。
  5. 【請求項5】 2つ以上の吐水口と、該吐水口から吐水
    するための操作部とをそれぞれ設け、前記操作部の少な
    くとも2つの操作部に異なるマークを付して、さらに前
    記操作部の操作に連動する吐水口に前記操作部のマーク
    と同じマークを付してなることを特徴とする吐水装置。
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