JP2003299591A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2003299591A
JP2003299591A JP2003030417A JP2003030417A JP2003299591A JP 2003299591 A JP2003299591 A JP 2003299591A JP 2003030417 A JP2003030417 A JP 2003030417A JP 2003030417 A JP2003030417 A JP 2003030417A JP 2003299591 A JP2003299591 A JP 2003299591A
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unit
pipe
shower
shower nozzle
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JP2003030417A
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Masato Fujii
真人 藤井
Shoji Miura
彰司 三浦
Yoshihiro Kiyofuji
義弘 清藤
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】清掃性がよく、側方向にコンパクトで一体感の
ある外観性を確保するとともにいろいろな吐水形態を楽
しむことができ、さらに施工しやすいシャワー装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】上下方向に延設されたパイプに、給水管お
よび給湯管との接続部を設け、かつ、この給水管および
給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混合部
を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパイプ
内に配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と連通す
る吐水部として、カラン、ハンドシャワーノズル、ヘッ
ドシャワーノズル、ボディーシャワーノズルのうち少な
くとも2つ以上を備えて、さらに、湯水混合部から各吐
水部までの通水路にそれぞれ流量調整弁を備えてなるこ
とを特徴とするシャワー装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャワー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、浴室やシャワールームにおいて
は、身体を洗うための空間に留まらず、さらに癒しの空
間として位置付けられるようになってきており、快適に
入浴を楽しむことができるようにいろいろな機能が提案
されている。そのような背景の下で、シャワー浴に注目
し、以下にシャワー装置における従来技術について説明
する。従来、浴室やシャワールーム等で設置されるシャ
ワー装置には、湯水混合栓本体から可撓性のシャワーホ
ースを分岐し、このシャワーホース先端にシャワーノズ
ルを設けたものがある。そして、湯水混合栓に設けたカ
ランもしくはシャワーノズルのいずれかを選択して吐水
する構成となっている。この従来のシャワー装置では、
シャワーホースが床に垂れ下がり、洗体したときの湯水
やあか等が床を流れるときにシャワーホースに付着する
ため、シャワーホースが汚れてしまうおそれがあった。
また、シャワーホースが使用時に床に垂れ下がった状態
となるので邪魔となるおそれもあった。
【0003】そのため、このシャワーホースが床に垂れ
下がらず、またシャワー装置の使用勝手を向上させた技
術も提案されている。このようなシャワー装置の構成と
しては、図13(A)給水管と給湯管が同高さに壁から
取り出され、それに湯水混合栓が接続されている。そし
て、この湯水混合栓の裏面側から給湯管を立ち上げてト
ップシャワーヘッドとハンドシャワーヘッドに分岐する
分岐部を横方向に延設して、この分岐部にそれぞれのシ
ャワーヘッドへの吐水流量調整つまみを設けている。こ
のように、湯水混合栓から立ち上げた給湯管の途中から
ハンドシャワーヘッドに連通するシャワーホースを分岐
しているため、シャワーホースが床に垂れ下がるおそれ
が低減されるのである。また、ハンドシャワーやトップ
シャワーの複数の吐水形態を楽しむことができる。(た
とえば、特許文献1を参照のこと)
【0004】さらに、従来技術のシャワー装置において
は、ハンドシャワーやトップシャワーだけでなく、ボデ
ィシャワーなどのいろいろなシャワー形態を楽しむこと
ができるシャワー装置も提案されている。たとえば、こ
のようなシャワー装置の構成として、図13(B)に示
すように、給水管と給湯管が同高さに壁から取り出さ
れ、それに湯水混合栓が接続されている。そして、この
湯水混合栓の裏面側にハンドシャワーノズルに連通した
シャワーホースを接続し、さらに湯水混合栓から立ち上
げた給湯管に対して横方向にボディシャワー装置を設け
ている。そして、このボディーシャワー装置からもシャ
ワーを吐水することができるようになっている。(たと
えば、特許文献2を参照のこと)
【0005】また、図13(C)に示すように、外観性
を向上させたシャワー装置として、パネル内に給湯管や
電気的な機能部等を組み込んだ隠蔽タイプのものもあ
る。(たとえば、特許文献3を参照のこと)
【0006】
【特許文献1】実開平2−112758号公報
【特許文献2】実開昭63−197488号公報
【特許文献3】実開平6−66484号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシャワーホースの床への垂れ下がりに対して配慮した
シャワー装置やいろいろなシャワー形態を持つシャワー
装置は、複数の吐水手段や切り替えハンドル、固定部
材、など、必然的に構成部材が多くなってしまう。ま
た、このようなシャワー装置においては、浴室やシャワ
ールームにおける主要設備であり存在感も大きいもので
ある。そのため、使用者にとっては、機能面だけでなく
外観も重要視されるようになってきている。しかしなが
ら、多数の構成部材を単に組み付けただけであり、雑然
とした印象を与え装置全体として一体感が無く、安らぎ
を与える浴室空間やシャワールームにおいては、快適性
を損ねてしまうおそれがあった。また、湯水混合栓から
の立ち上げ給湯管(垂直方向に配置)に対して、湯水混
合栓、分岐部やボディーシャワー装置など(水平方向に
配置)がクロスして配置されており、シャワー装置とし
て一体感がなく、また、外観形状が複雑となり清掃性が
悪いといった問題点がある。
【0008】さらに、上述したシャワーパネル内に給湯
管や機能部等を組み込んだ隠蔽タイプのシャワー装置の
場合、壁への設置スペースを確保しなければならないこ
と、また、設置する室内空間が狭くなってしまうこと、
さらには、壁に固定するために壁の強度を確保しなけれ
ばならず大掛かりな施工が伴なってしまうこと、等の問
題がある。
【0009】そこで、本発明では上記の問題点を解決す
るため、清掃性がよく、側方向にコンパクトで一体感の
ある外観性を確保するとともにいろいろな吐水形態を楽
しむことができ、さらに施工しやすいシャワー装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
の請求項1では、上下方向に延設されたパイプに、給水
管および給湯管との接続部を設け、かつ、この給水管お
よび給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混
合部を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパ
イプ内に配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と連
通する吐水部として、カラン、ハンドシャワーノズル、
ヘッドシャワーノズル、ボディーシャワーノズルのうち
少なくとも2つ以上を備えて、さらに、湯水混合部から
各吐水部までの通水路にそれぞれ流量調整弁を備えてな
ることを特徴とするシャワー装置とした。
【0011】これにより、従来のように湯水混合部が横
方向に長く延設しかつ吐水部が縦方向に長く延設して全
体的に大きな凹凸が多く複雑形状となっていたが、本発
明では、主要の機能部である湯水混合部を縦型に配置し
て、凹凸をすくなくすることができるため、側方向の設
置スペースも小さくてすみ、狭いシャワールーム等に設
置しても動作空間を狭めることなく設置レイアウトの自
由度が向上する。さらに、室内側だけの施工で設置する
ことができるので、短時間にしかも簡単に設置工事が行
なえ、設置コストの削減を図ることができる。また、好
みに応じた種々の吐水形態を楽しむことができ、総合的
に使用者に快適性を提供することができる。
【0012】本発明の請求項2では、前記湯水混合部
と、各吐水部と、流量調整弁と、それらを連結する通水
路とは、連結可能なユニットとしてそれぞれ構成されて
おり、少なくとも湯水混合部のユニットと流量調整弁の
ユニットとを上下に延設するパイプ内に組み込み接続
し、各吐水部のユニットをパイプ内に組み込み接続する
かもしくはパイプ内に組み込んだ通水路から分岐して接
続したことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置
とした。
【0013】これにより、いろいろな吐水形態を有する
従来のシャワー装置においては、湯水混合部と他の吐水
部とが別々に配置する必要があったが、本発明では、主
要機能部が上下に延設するパイプ本体に組み込んでいる
ため、これを浴室やシャワールームの壁や床に配置すれ
ばよく、施工性が大幅に向上する。特に、側方向への大
きな凹凸が少なく上下方向に延設することができるの
で、平面上の設置スペースを小さくできる。また、水滴
が付着しても流れ落ちるため水垢がたまり難いとともに
上下に延設されているパイプ表面をふき取るだけで水滴
や汚れが取り除けるので清掃性もよい。また、さらにユ
ニットを選択して組み替えられるように連結する通水路
を設ければ、使用者が自由自在に選択していろいろな吐
水形態の吐水部を組むことができ、複数のバリエーショ
ンを安価に使用者に提供することができる。
【0014】本発明の請求項3では、前記パイプ内に収
納される各ユニットの外径は、湯水混合部の外径と略同
一としたことを特徴とする請求項2に記載のシャワー装
置とした。
【0015】これにより、パイプの径を略同一のものに
対して、ユニットを選択して組み替えることができるの
で、外観性を高め、かつ、いろいろな吐水形態の吐水部
を自由自在に組むことができ、複数のバリエーションを
安価に使用者に提供することができる。
【0016】本発明の請求項4では、前記パイプには、
下方から順にカラン、温度調整ハンドル、湯水混合部、
シャワーノズル用流量調整ハンドルに連動した流量調整
弁、切替えハンドルに連動した切替え弁、ヘッドシャワ
ーノズルの順に構成されており、かつ、切替えハンドル
の切替え弁から分岐されたシャワーホースにハンドシャ
ワーノズルを接続してなることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれか1つに記載のシャワー装置とした。
【0017】これにより、座った楽な姿勢の状態で、温
度調整ハンドルで温度を調整し、カランやハンドシャワ
ーノズルを使用することができ、さらに、立った楽な姿
勢で、ヘッドシャワーノズルへの切り替えを行ないヘッ
ドシャワーを楽しむことができる。
【0018】本発明の請求項5では、前記シャワーノズ
ル用流量調整ハンドルに連動した流量調整弁と切替えハ
ンドルとの間のパイプに、ボディシャワー用流量調整ハ
ンドルとボディシャワーノズルとを配置したことを特徴
とする請求項4に記載のシャワー装置とした。
【0019】これにより、座った楽な姿勢の状態で、温
度調整ハンドルで温度を調整し、カランやハンドシャワ
ーノズルを使用することができる。さらに、立った楽な
姿勢で、ヘッドシャワーノズルへの切り替えを行ないヘ
ッドシャワーを楽しむことができる。また、立った楽な
姿勢で、ボディシャワーノズルからの吐水を行なうこと
ができる。
【0020】本発明の請求項6では、少なくとも、湯水
混合部と、各吐水部と、流量調整弁と、それらを連結す
る通水路とを連結可能なユニットとしてそれぞれ構成さ
れており、少なくとも湯水混合部のユニットと流量調整
弁のユニットとを上下に延設したパイプ内に組み込み接
続し、各吐水部をパイプ内に組み込み接続するかもしく
はパイプ内に組み込んだ通水路から分岐して接続したこ
とを特徴とするシャワー装置とした。
【0021】これにより、いろいろな吐水形態を有する
従来のシャワー装置においては、湯水混合部と他の吐水
部とが別々に配置する必要があったが、本発明では、主
要機能部が上下に延設するパイプ本体に組み込んでいる
ため、これを浴室やシャワールームの壁や床に配置すれ
ばよく、施工性が大幅に向上する。特に、側方向への大
きな凹凸が少なく上下方向に延設することができるの
で、平面上の設置スペースを小さくできる。また、水滴
が付着しても流れ落ちるため水垢がたまり難いとともに
上下に延設されているパイプ表面をふき取るだけで水滴
や汚れが取り除けるので清掃性もよい。また、さらにユ
ニットを選択して組み替えられるように連結する通水路
を設ければ、使用者が自由自在に選択していろいろな吐
水形態の吐水部を組むことができ、複数のバリエーショ
ンを安価に使用者に提供することができる。
【0022】本発明の請求項7では、前記吐水部のユニ
ットならびに流量調整弁のユニットは、内部に通水路を
形成しているバルブ本体に機能部を設けており、かつ、
この機能部は、ユニットをパイプ内に組み込み接続した
後で、シャワー装置の前方から取り外しが可能なことを
特徴とする請求項6に記載のシャワー装置。
【0023】これにより、ユニットをパイプ内に組み込
み接続した後でシャワー装置の前方から取り外しが可能
であるので、シャワー装置を設置した後であっても、シ
ャワー装置全体を取り外すことなく、機能部を前方から
取り外して容易にメンテナンスが行える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をよ
り具体的に説明する。図1に本発明のシャワー装置1の
外観図を示す。このシャワー装置1は、上下方向に伸び
延設する1本のパイプ6に対して、湯水混合部7と複数
の吐水部を備えている。そして、このパイプ6は、全長
に亘り、ほぼ同一径の外観形状としており、かつ、内径
は湯水混合部7の外径と略同一径としている。このよう
に、パイプの内径と湯水混合部の外径を略同一とするこ
とで、パイプに湯水混合部を挿入し、水密性を保つこと
ができる。そのため、湯水混合部からの通水路を水密を
保って形成しやすい。さらに、パイプの内径を湯水混合
部の外径に合わせることで、パイプ自体の径を大きくす
る必要がないため、シャワー装置本体の外観形状をスリ
ムとすることができる。図1のシャワー装置1において
は、吐水部は、カラン2とハンドシャワーノズル3とヘ
ッドシャワーノズル4から構成されている。そして、湯
水混合部7を挟んで、下方にカラン2を設置し、上方に
ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4とを
設置している。湯水混合部7の下方に温度調整ハンドル
8を設け、さらにその下にカラン2が設置している。そ
して、湯水混合部7の上方には、シャワー用流量調整ハ
ンドル10が設けられている。なお、湯水混合部7の横
には、フック23を膨出して設けている。図2は、図1
のシャワー装置1を浴室のカウンター22上に設置した
場合の使用状態図を示している。なお、図示しないが、
浴室の洗い場やシャワールームの床から立ち上げるよう
にしてもよい。
【0025】図3のシャワー装置1においては、吐水部
は、ボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル3
とヘッドシャワーノズル4から構成されている。そし
て、湯水混合部7の上方に吐水部は位置するように構成
されている。図3のシャワー装置1においては、シャワ
ールームなどの立って使用する場合に好適と言える。
【0026】次に、図4は、給水管と給湯管の接続部1
7、18から流れてきた湯水が湯水混合部7で適温に混
合されて、この湯水混合部7から各吐水部までの通水経
路を示している。図4では、壁から給水管と給湯管を室
内に取込んだ場合を示しているが、床から給水管と給湯
管を立ち上げた場合も同様である。まず、給水管と給湯
管の接続部17、18から供給された湯水は、湯水混合
部7で混合される。また、この湯水混合部7の下方に隣
接して配置した温度調整ハンドル8を周方向に回転させ
て湯温を調整する。このような構成としたので、温度調
整を簡単に操作することができる。特に、複数の吐水部
を湯水混合部の上方に配置する場合に、温度調整ハンド
ルが邪魔にならず、湯水混合部からの通水経路をそのま
まパイプ内の上方に立ち上げるだけでよく、通水経路を
形成しやすい。この湯水混合部7で適温になった湯水
は、各吐水部2、3、4、5の流量調整弁まで各通水路
A、B、Cを経由して送られる。つまり、湯水混合部7
の上方のパイプ6内において、カラン2用の通水路A
と、ボディシャワーノズル5用の通水路Cと、ハンドシ
ャワーノズル3及びヘッドシャワーノズル4用の通水路
Bとに通水路を3分岐されている。また、ボディシャワ
ーノズル5を設けたパイプ6部において、ボディシャワ
ーノズル5用の通水路Cと、ハンドシャワーノズル3及
びヘッドシャワーノズル4用の通水路Bとの2経路が設
けられている。そして、各流量調整弁を開くことで、そ
れに連通した吐水部から吐水が開始される。なお、ハン
ドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4との吐水
においては、切替えハンドル11により、どちらか一方
を選択するようにしている。
【0027】また、図4乃至図7に示したように、湯水
混合部7ならびに各吐水部、各吐水部2、3、4、5、
への通水路A、B、Cさらに流量調整ハンドル10、1
4、切替えハンドル11などのシャワー装置1を構成す
る部品は、ユニットとして形成している。このように各
ユニットにて構成されているため、必要な吐水部だけを
選択して湯水混合部7に接続することができる。さら
に、これらのユニットのうち、パイプ内に収納される各
ユニットの外径は、湯水混合部の外径と略同一とし、略
同一径のパイプに収納することができるようにしてい
る。そのため、図1のように、吐水部としてカラン2と
ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4を選
択したり、図3のように、吐水部としてボディシャワー
ノズル5とハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノ
ズル4を選択したり、使用者の好みによって吐水部を選
択して簡単に組み立てることができるのである。
【0028】次に、図5乃至図9を用いて、湯水混合部
7と各吐水部の具体的な構成を説明する。図5は、図3
のA部分に相当するシャワー装置の側断面図を示してい
る。湯水混合部7は、サーモスタット混合栓の湯水混合
部7と同様に構成されている。給水管と給湯管の接続部
17、18が上下方向(縦方向)にパイプ6に配置され
ている。さらに、この湯水混合部7を長手方向が縦向き
になるようにパイプ6内に配置している。このように、
特に従来のサーモスタット機構を採用して縦形に配置す
ることで、本シャワー装置用に特別に湯水混合部を作る
必要がない。そのため、従来の湯水混合部を利用して安
価に本シャワー装置を製造して、あたらしいシャワー生
活を提供することができる。特に、従来のサーモスタッ
ト式の水栓を温度調整ハンドルが下側にくるように縦向
きに配置し、さらに流量調整ハンドルを設けていた部分
にパイプを延設させて通水路を形成させることができ
る。そのため、従来の湯水混合部を利用して安価に本シ
ャワー装置を製造して、あたらしいシャワー生活を提供
することができる。また、この湯水混合部7の外径とパ
イプ6との内径を略同一としている。そして、このパイ
プ6の全長の径をほぼ変えることなく、1本のパイプ6
を形成している。なお、1本のパイプ6とは、途中で継
ぎ足しをしたものも含む。このシャワー装置1において
は、各ユニット毎に構成し、それを各パイプ6に組み付
け、それらのパイプ6をさらに縦方向に積み上げて1つ
のシャワー装置1を構成している。
【0029】さて、給水管および給湯管の接続部17、
18から湯水は、黒矢印で示すように、湯水混合部7に
送られて適温になり、さらに湯水混合部7の上方に位置
する吐水部へと送られる。なお、湯温調整は、湯水混合
部の下方に設けた温度調整ハンドル8を周方向に回転さ
せて行なう。図8は、湯と水が湯水混合部7に流れて混
合され、各吐水部へ通水する通水経路を示している。湯
水混合部7の上方に位置する吐水部(ハンドシャワーノ
ズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズ
ル5)へはパイプ6の内部の通水路B、Cを経由して送
られ、湯水混合部7の下側の吐水部(カラン2)へは、
パイプ6裏に配置した通水路(通水管)Aを経由して送
られる。なお、図3においては、カラン2を設けていな
いので、このカラン2への通水路Aを塞いでおく。図9
は、サーモスタットによる自動温度調整機構の概略を示
している。図示するように、Ni−Ti合金などの形状
記憶合金バネ21とバイアスバネ22との釣り合いによ
り、バルブ19を制御して、湯水の混合比を調整してい
る。
【0030】次に、吐水部について説明する。吐水部
は、カラン2、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワ
ーノズル4、ボディシャワーノズル5などから構成する
ことができる。まずカラン2について説明する。図1に
示すように、カラン2は、湯水混合部7(温度調整ハン
ドル8)の下方でかつシャワー装置1本体のパイプ6か
ら前方に膨出するように設けている。このカラン2の先
端には、流量調整ハンドル9を有している。この流量調
整ハンドル9に連動してシリンダ弁などの流量調整弁
(図示せず)が開閉し、吐水・止水をおこなうことがで
きる。このようにカラン2の先端に流量調整ハンドル9
を設けているため、風呂椅子に座って流量調整ハンドル
9に楽な姿勢でアプローチしカラン2からの吐水を行な
うことができる。なお、このカラン2からの吐水の温度
調整は、上方に設置した湯水混合部7にて行なわれる。
そして、湯水混合部7からの通水は、図4に示すよう
に、パイプ6の背面の外側に配置した固定部16内に設
けた通水路(通水管)Aにより行なう。なお、このカラ
ン2は、水平に膨出させても、斜めに膨出させてもよ
く、また、膨出させる長さも自由に変更してもよい。
【0031】次に、図6、7を用いて、湯水混合部7よ
りも上方に位置する吐水部(ボディシャワーノズル5と
ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4)に
ついて説明する。まず、ボディシャワーノズル5につい
て説明する。ボディシャワーノズル5は、立った状態
で、上半身の縦方向の広範囲に吐水を行なうためのもの
である。そのため、図3に示すようにこのボディシャワ
ーノズル5は、パイプ6の中間部である切替えハンドル
11とシャワーノズル用流量調整ハンドル10との間の
前方に上下に複数の吐水口5aを形成することで構成さ
れている。図6には、湯水混合部7からの湯水がボディ
シャワーノズル5まで通水する通水路を示す。なお、白
矢印がその流れ方向を示している。図6(B)の横断面
図に示すように、シャワーノズル用流量ハンドル10
(流量調整弁10a)を回避してその外周に形成された
通水路10bを通って、ボディシャワー用流量調整ハン
ドル14(流量調整弁14a)に通水される。なお、各
流量調整弁10a、14aは、シリンダ弁から構成され
ている。そして、ボディシャワー用流量調整ハンドル1
4(流量調整弁14a)を経由して、ボディシャワーノ
ズル5へと通水される。
【0032】次に、ハンドシャワーノズル3とヘッドシ
ャワーノズル4からの吐水について説明する。図1乃至
3に示すように、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャ
ワーノズル4は、切替えハンドル11にて切り替える可
能としている。そして、シャワーノズル用流量調整ハン
ドル10にて吐水流量を調整する。このシャワーノズル
用流量調整ハンドル10は、湯水混合部7の上方に隣接
して配置しているので、風呂椅子に座った状態でハンド
シャワーノズル3からの吐水を行ないたい場合に、楽な
姿勢でシャワーノズル用流量調整ハンドル10を操作す
ることができ、また、立った状態でも操作しやすい位置
にある。なお、ハンドシャワーノズル3は、パイプ6か
ら膨出して設けたフック23に引っ掛けておくことが可
能である。
【0033】シャワー装置1本体のパイプ6の中間部に
おける側方に分岐金具12を設けて、この分岐金具12
にシャワーホース13の一端を接続し、そのシャワーホ
ース13の他端をハンドシャワーノズル3に接続してい
る。このハンドシャワーノズル3には、複数の吐水形態
が選択できるように吐水切替操作部を有している。ま
た、ハンドシャワーノズル3には、止水・吐水を行なう
操作ボタン3aが握手部に設けられている。
【0034】一方、ヘッドシャワーノズル4は、シャワ
ー装置1本体のパイプ6の上端に設けられいる。なお、
このヘッドシャワーノズル4は、パイプ6に対して、回
転自在に配置してもよい。また、ヘッドシャワーノズル
4は、内部に大きく3つの吐水群15を配置しており、
この吐水群15は、すべて同じ吐水形態としても、ま
た、すべて異なる吐水形態としてもよい。さらに、この
吐水形態を1つずつ選択できるようにしてもよく、さら
には、ここの吐水群の吐水方向を変えられるようにして
もよい。
【0035】なお、シャワー装置1本体のパイプ6の中
間部(分岐金具12を設けた場所)の前方に切替えハン
ドル11を設けている。そして、この切替えハンドル1
1により、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノ
ズル4からの吐水の切替えを行なう。そして、この切替
えハンドル11は、引っ張ることで、弁体11aが後か
ら前に(図では左から右に)動き、通水経路を切り替え
て、ハンドシャワーノズル3からヘッドシャワーノズル
4へと吐水を切り替える構成となっている。そして、ダ
イバーター機構を用いることで、一旦止水したときに
は、必ずハンドシャワーノズル3から吐水するようにし
ている。これにより、パイプ6内に溜まった冷たい停滞
水をヘッドシャワーノズル4から不用意に吐水するおそ
れがない。この切替えハンドル11のダイバーター機構
について、図7に基づき説明する。この切替えハンドル
11の引っ張ることでヘッドシャワーノズル4への通水
状態とするが、このとき水圧がかかっているため、弁体
11aはハンドシャワーノズル3の通水路を塞いだ状態
(図では弁体が右側に位置した状態)で維持される。し
かしながら、止水すると、水圧が下がり、ばね11bの
弾性力により、弁体11aが前から後ろへ(図では右か
ら左へ)と動き通水路を切り替えられるのである。
【0036】次に、図6乃至7に基づき、ハンドシャワ
ーノズル3とヘッドシャワーノズル4への通水路につい
て説明する。図6中の黒矢印がハンドシャワーノズル3
とヘッドシャワーノズル4への通水路の流れを示してい
る。まず、図5の湯水混合部7で適温となった湯水が図
6の下方から流れ、シャワーノズル用流量調整ハンドル
10に流れ込む。このシャワーノズル用流量調整ハンド
ル10を操作させて、流量調整弁10aを開くことによ
り、この流量調整弁10aよりも上方へ位置している切
替えハンドル11まで通水する。なお、図16(B)の
構造と同様に、ボディシャワー用流量調整ハンドル14
(流量調整弁14a)を避けてその外周に通水路を形成
し、さらにボディシャワーノズル5の後側に通水路11
dを形成して、切替えハンドル11まで通水路を形成し
ている。図7は、ハンドシャワーノズル3へ通水されて
いる状態である。黒矢印がハンドシャワーノズル3への
通水路の流れである。また、白矢印は、ヘッドシャワー
ノズル4への通水路の流れである。なお、図1乃至図3
では、切替えハンドル11の側方に分岐金具12を設け
ているが、図7に示すように、切替えハンドル11より
も上方に分岐金具12を設けてもよく、また分岐金具1
2をパイプ6の背面の外側に配置してもよい。
【0037】次に、このシャワー装置1の固定構造につ
いて説明する。シャワー装置1本体のパイプ6は、上方
と湯水混合部7で固定部16により固定している。上方
の固定部16は、分岐金具12よりも上方として、壁に
固定している。湯水混合部7での固定部16は、壁給水
の場合は、接続部17、18を給水管および給湯管に接
続することで行なう。また、床給水の場合は、上方の固
定と同様の固定16で壁に固定する。
【0038】次に、本発明についての別の実施の形態に
おけるシャワー装置について、図10乃至図12に基づ
き説明する。このシャワー装置においては、図3の実施
の形態に対して、シャワーノズル用流量調整ハンドルと
シャワー切替ハンドルとをシリンダバルブを用いてシャ
ワー切替兼流量調整ハンドルユニット28Aとして1つ
の部材にしている。このシャワー装置においても、湯水
混合部(湯水混合ユニット7A)と、各吐水部(ボディ
シャワーノズルユニット5A、ヘッドシャワーノズルユ
ニット4A、ハンドシャワーノズルユニット)と、流量
調整弁(ボディシャワー用流量調整ハンドルユニット5
A、シャワー切替兼流量調整ハンドルユニット28A)
と、それらを連結する通水路(継ぎ手24a、24b、
24c、24d)とは、連結可能なユニットとしてそれ
ぞれ構成されており、少なくとも湯水混合部のユニット
7Aと流量調整弁のユニット5A、28Aとを上下に延
設するパイプ内に組み込み接続し、各吐水部のユニット
をパイプ内に組み込み接続するかもしくはパイプ内に組
み込んだ通水路から分岐して接続している。そして、パ
イプ内に収納される各ユニットの外径は、湯水混合部の
外径と略同一として、本体全体が略同径のパイプ形状の
外観を呈している。各ユニットの連結部の仕様は共通し
ており、各ユニットの内部に設けた通水路が相互に連結
可能に形成している。そのため、各ユニットを相互に連
結・交換が可能であり、利用者が好みの吐水機能を選択
してレイアウトすることができる。なお、以下で説明す
るように、各ユニットを接続する際に継手を用いること
で相互に連結・交換がより行いやすくなる。
【0039】では、各ユニットの構成について、図10
乃至図12に基づき説明する。図10に示すように、シ
ャワー装置1の下端には湯水混合部7を備えた湯水混合
ユニット7Aを配置している。この湯水混合ユニット7
Aは、鉛直方向に延びる略長尺筒状に形成されたパイプ
6aと、このパイプ6aに収納された湯水混合部7と、
この湯水混合部7の下方に連結されて各吐水ユニットか
ら吐水される湯水の温度を調整するための温度調整ハン
ドル8と、ボディシャワー用の流量調整ハンドルユニッ
ト14Aを連結する連絡通水管26aとから構成されて
いる。そして、パイプ6aの後方には上下に給水管(図
示せず)と給湯管(図示せず)とをそれぞれ接続する接
続部17A、18Aを設けている。なお、これらの接続
部17A、18Aを配管カバー25によりそれぞれ覆い
隠す。この配管カバー25は、給湯管の断熱カバーの役
目も果たす。また、この配管カバー25の位置するとこ
ろに止水栓を設けている。また、パイプ6aの側方中央
には、ハンドシャワーノズル(図示せず)を引っ掛けて
おくためのフック23を設けている。なお、湯水混合部
7の機構については、図5および図9に示したサーモス
タット機構を採用した湯水混合部であるため、説明を省
略する。
【0040】次に、図10に基づき、連絡通水管26a
に連結されるボディシャワー用流量調整ハンドルユニッ
ト14Aについて説明する。ボディシャワー用流量調整
ハンドルユニット14Aは、ボディシャワー用流量調整
ハンドル14aと、固定ナット14bと、シリンダバル
ブ14cとバルブ本体14dとからなり、ボディシャワ
ー用流量調整ハンドルユニット14Aの上側に継ぎ手2
4aを連結し、下方に連結通水管26aを連結し、それ
らの部材を連結プレート27aを用いてビス止めするこ
とで連結部が水圧によって抜けないようにしている。さ
らに、パイプ6cを継ぎ手24a側から被せ、パイプ6
bを連絡通水管26aの下方から被って外観製を向上さ
せている。また、このバルブ本体14dには、上下に通
水路が2経路設けられており、継ぎ手24aの通水路を
介して、一方の経路は後述するシリンダバルブ14cを
経由してボディシャワーノズル5へ通水可能としてお
り、他方の経路は後述するシャワー切替兼流量調整ハン
ドル28に通水可能にしている。その挿入部14eに前
方からシリンダバルブ14cを挿入し固定ナット14b
でバルブ本体14dに固定している。ボディシャワー用
流量調整ハンドル14aを操作することで、シリンダバ
ルブ14cの開度を調整し、ボディシャワーノズル5か
ら吐水する流量を調整することができる。なお、シリン
ダバルブ14cは、パイプを外さずにボディシャワー用
流量調整ハンドル14aと、固定ナット14bとを前方
から取り外すことで、バルブ本体14dから取り外すこ
とができる。そのため、シャワー装置1を設置した後に
おいても、シリンダバルブ14cのメンテナンスが前方
から容易に行うことができる。
【0041】次に、図10に基づき、ボディシャワーノ
ズルユニット5Aについて説明する。このボディシャワ
ーユニット5Aは、ボディシャワーノズル本体5bと、
このボディシャワーノズル本体の吐水孔を露出させるよ
うに保持するノズルカバー5aと、ボディシャワーノズ
ル本体5bを後方から保持するブッシュ5cと、ボディ
シャワーノズル本体5bを後方からノズルカバー5a側
に付勢するバネ5dと、ボディシャワーノズル本体5b
を挿入する挿入部5fを有するバルブ本体5eとから構
成されている。そして、このボディシャワーノズルユニ
ット5Aをパイプ6cにより被っている。なお、このバ
ルブ本体5eには、継ぎ手24aに設けた一通水経路と
連結されボディシャワーノズル5bへ湯水を供給するた
めの通水路と、継ぎ手24aに設けた他の通水経路と連
結されバルブ本体5eの上方に連結する継ぎ手24bへ
湯水を供給するための通水路とが設けられている。ま
た、各構成の連結を強化するため前述した連結プレート
27aを用いる。なお、このボディシャワーノズル本体
5bは、パイプを外さずにノズルカバー5aを取り外す
ことで、バルブ本体5eから取り外すことができる。そ
のため、シャワー装置1を設置した後においても、ボデ
ィシャワーノズル本体5bのメンテナンスが前方から容
易に行うことができる。
【0042】次に、図11に基づき、シャワー切替兼流
量調整ハンドルユニット28Aについて説明する。この
シャワー切替兼流量調整ハンドルユニット28Aは、シ
ャワー切替兼流量調整ハンドル28aと、固定ナット2
8bと、切替補助部28cと、シリンダバルブ28d
と、挿入部28fを有するバルブ本体28eとから構成
されている。そして、このバルブ本体28eは、継ぎ手
24bからの湯水を供給する通水路と、その通水路から
の湯水を、シリンダバルブ28dを経由してハンドシャ
ワーノズルまたはヘッドシャワーノズルに供給する2経
路の通水路を有している。また、バルブ本体28eの上
方に連結する継ぎ手24cの内部にもバルブ本体28e
の2経路の通水路をそれぞれ連結する通水路を形成して
いる。なお、連結プレート27bにより、シャワー切替
兼流量調整ハンドルユニット28Aと継ぎ手24b、2
4cとの連結を強化している。また、バルブ27bの上
方からパイプ6eを被い、下方からパイプ6dを被うこ
とで外観性を高めている。なお、シリンダバルブ28d
は、パイプを外さずにシャワー切替兼流量調整ハンドル
28aと、固定ナット28bと、切替補助部28cとを
取り外すことで、バルブ本体28eから取り外すことが
できる。そのため、シャワー装置1を設置した後におい
ても、シリンダバルブ28dのメンテナンスが前方から
容易に行うことができる。
【0043】次に、ハンドシャワーノズルとヘッドシャ
ワーノズルへの通水を分岐する分岐ユニット26bにつ
いて説明する。この分岐ユニット26bは、内部にハン
ドシャワーノズルへ湯水を供給するための通水路と、ヘ
ッドシャワーノズルに湯水を供給するための通水路とを
有している。そして、ハンドシャワーノズルに連通され
ているシャワーホース13を分岐金具12およびブッシ
ュ12aを用いてこの分岐ユニット2bに接続する。な
お、分岐ユニット2bの下方からパイプ6eを被い、上
方からパイプ6fを被うことで外観性を高めている。な
お、ハンドシャワーノズルユニットは、ブッシュ12a
と、分岐金具12とシャワーホース13とハンドシャワ
ーノズルとから構成され、シャワー装置1に組み込む場
合は分岐ユニット26bを用いて接続する。
【0044】次に、図12に基づき、ヘッドシャワーノ
ズルユニット4Aについて説明する。このヘッドシャワ
ーノズルユニット4Aは、ヘッドシャワーノズル4と継
ぎ手24e、24f、と、連絡通水管26Cとから構成
されている。そして、ヘッドシャワーノズルユニット4
Aの連絡通水管26cの下方に継ぎ手24Dを介して分
岐ユニット26bを連結している。また、ヘッドシャワ
ーノズルユニット4Aはパイプ6fとパイプ6gによっ
て被われて外観性を高めている。なお、壁への固定をパ
イプ6fの後方に配置する固定具16にて行う。
【0045】上述したいずれの実施の形態のシャワー装
置も、各ユニットを選択して、継ぎ手を用いてパイプ内
に組み込み接続することで、本体全体を上下方向に延設
して側方向をコンパクトとしてかつ凹凸の少ない形状と
することができる。そのため、本体に水滴を付いたとし
ても流れ落ち水垢などが付きにくく清掃性がよく、ま
た、一体感があって斬新でかつ外観性のよいシャワー装
置が提供することができる。
【0046】なお、上述したいずれの実施の形態のシャ
ワー装置に内蔵した湯水混合部は、サーモスタット機構
を採用した例を挙げて説明したが、従来のシングルレバ
ーカートリッジを逆さにして上述と同様にパイプ内に配
置して、湯水混合部の下方に流量調整兼温度調整ハンド
ルを配置し、湯水混合部の上方に吐水部を配置してシャ
ワー装置を構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上により、清掃性がよく、側方向にコ
ンパクトで一体感のある外観性を確保するとともにいろ
いろな吐水形態を楽しむことができ、さらに施工しやす
いシャワー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施の形態であるシャワー装置の
外観図を示す。
【図2】図1のシャワー装置をカウンター上に設置した
使用状態図を示す。
【図3】本件発明の他の実施の形態であるシャワー装置
の外観図を示す。
【図4】図1の配管経路図を示す。
【図5】図3のA部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図6】図3のB部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図7】図3のC部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図8】図5の湯水の流れを示す。
【図9】図5の湯水の温度調整機構を示す。
【図10】本発明のシャワー装置における実施の形態の
下方部分の分解斜視図を示す。
【図11】本発明のシャワー装置における実施の形態の
中央部分の分解斜視図を示す。
【図12】本発明のシャワー装置における実施の形態の
上方部分の分解斜視図を示す。
【図13】従来のシャワー装置を示す。
【符号の説明】
1 シャワー装置 2 カラン 3 ハンドシャワーノズル 4 ヘッドシャワーノズル 5 ボディシャワーノズル 6 パイプ 7 湯水混合部 8 温度調整ハンドル 9 カラン用流量調整ハンドル 10 シャワーノズル用流量調整ハンドル 11 シャワー切替えハンドル 12 分岐金具 13 シャワーホース 14 ボディシャワー用流量調整ハンドル 15 吐水口 16 固定部 17 給水管の接続部 18 給湯管の接続部 19 バルブ 20 バイアスバネ 21 形状記憶合金バネ 22 カウンター 23 フック 24 継ぎ手 25 配管カバー 26 連絡通水管 27 連結プレート 28 シャワー切替兼流量調整ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清藤 義弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA02 2D060 BA01 BB01 BC01 BC11 BE02 BF01 BF07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延設されたパイプに、給水管
    および給湯管との接続部を設け、かつ、この給水管およ
    び給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混合
    部を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパイ
    プ内に配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と連通
    する吐水部として、カラン、ハンドシャワーノズル、ヘ
    ッドシャワーノズル、ボディーシャワーノズルのうち少
    なくとも2つ以上を備えて、さらに、湯水混合部から各
    吐水部までの通水路にそれぞれ流量調整弁を備えてなる
    ことを特徴とするシャワー装置。
  2. 【請求項2】 前記湯水混合部と、各吐水部と、流量調
    整弁と、それらを連結する通水路とは、連結可能なユニ
    ットとしてそれぞれ構成されており、少なくとも湯水混
    合部のユニットと流量調整弁のユニットとを上下に延設
    するパイプ内に組み込み接続し、各吐水部のユニットを
    パイプ内に組み込み接続するかもしくはパイプ内に組み
    込んだ通水路から分岐して接続したことを特徴とする請
    求項1に記載のシャワー装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプ内に収納される各ユニットの
    外径は、湯水混合部の外径と略同一としたことを特徴と
    する請求項2に記載のシャワー装置。
  4. 【請求項4】 前記パイプには、下方から順にカラン、
    温度調整ハンドル、湯水混合部、シャワーノズル用流量
    調整ハンドルに連動した流量調整弁、切替えハンドルに
    連動した切替え弁、ヘッドシャワーノズルの順に構成さ
    れており、かつ、切替えハンドルの切替え弁から分岐さ
    れたシャワーホースにハンドシャワーノズルを接続して
    なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに
    記載のシャワー装置。
  5. 【請求項5】 前記シャワーノズル用流量調整ハンドル
    に連動した流量調整弁と切替えハンドルとの間のパイプ
    に、ボディシャワー用流量調整ハンドルとボディシャワ
    ーノズルとを配置したことを特徴とする請求項4に記載
    のシャワー装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも、湯水混合部と、各吐水部
    と、流量調整弁と、それらを連結する通水路とを連結可
    能なユニットとしてそれぞれ構成されており、少なくと
    も湯水混合部のユニットと流量調整弁のユニットとを上
    下に延設したパイプ内に組み込み接続し、各吐水部をパ
    イプ内に組み込み接続するかもしくはパイプ内に組み込
    んだ通水路から分岐して接続したことを特徴とするシャ
    ワー装置。
  7. 【請求項7】 前記吐水部のユニットならびに流量調整
    弁のユニットは、内部に通水路を形成しているバルブ本
    体に機能部を設けており、かつ、この機能部は、ユニッ
    トをパイプ内に組み込み接続した後で、シャワー装置の
    前方から取り外しが可能なことを特徴とする請求項6に
    記載のシャワー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000310A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 多機能対応型シャワ設備
JP2013126472A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Panasonic Corp 水栓装置
JP2013126471A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Panasonic Corp シャワー付き水栓装置

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