JPH08103393A - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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Publication number
JPH08103393A
JPH08103393A JP6264426A JP26442694A JPH08103393A JP H08103393 A JPH08103393 A JP H08103393A JP 6264426 A JP6264426 A JP 6264426A JP 26442694 A JP26442694 A JP 26442694A JP H08103393 A JPH08103393 A JP H08103393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
hot water
faucet
top plate
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP6264426A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kaneda
剛 金田
Masaki Shiratori
昌己 白鳥
Masunaga Konishi
加呂 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP6264426A priority Critical patent/JPH08103393A/ja
Publication of JPH08103393A publication Critical patent/JPH08103393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室側壁に沿って浴室カウンターが配設され
た浴室であって、浴室用の椅子に腰掛けた利用者が上体
を立てた姿勢で洗面器に湯水を注ぎ、洗面器内の湯水に
タオルを浸すことができる、老齢の利用者にとって使用
勝手の良い浴室を提供する。 【構成】 側壁に沿って浴室カウンターが配設され、浴
室カウンターの上方に水栓と湯温調節ノブとが側壁に向
かって左右に隣接して且つ略同一高さ位置に配設され、
水栓は側壁に近接して配設され、湯温調節ノブは水栓よ
りも洗い場側に突出して配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴室側壁に沿って浴室カ
ウンターが配設された浴室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室側壁に沿って浴室カウンターが配設
され、浴室カウンターの前面、すなわち浴室カウンター
の天板の前縁から垂下する前縁板に水栓金具が取り付け
られた浴室が知られている。浴室カウンターの前縁板に
水栓金具が取り付けられた従来の浴室にあっては、使用
者は、浴室カウンター手前の洗い場の床面に置いた浴室
用の椅子に腰掛け、浴室用の椅子と浴室カウンターとの
間の洗い場の床面に置いた洗面器に浴室カウンターの前
縁板に取り付けられた水栓金具から湯水を注ぎ、洗面器
内の湯水にタオルを浸して身体を洗っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浴室カウンターの前縁
板に水栓金具が取り付けられた従来の浴室にあっては、
浴室用の椅子に腰掛けた利用者は、洗面器に湯水を注
ぎ、洗面器内の湯水にタオルを浸す際に前屈みの姿勢を
とる必要がある。このため、浴室カウンターの前縁板に
水栓金具が取り付けられた従来の浴室には、老齢の利用
者にとって使用勝手が悪いという問題があった。本発明
は上記問題に鑑みてなされたものであり、浴室側壁に沿
って浴室カウンターが配設された浴室であって、浴室用
の椅子に腰掛けた利用者が上体を立てた姿勢で洗面器に
湯水を注ぎ、洗面器内の湯水にタオルを浸すことができ
る、老齢の利用者にとって使用勝手の良い浴室を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、側壁に沿って浴室カウンターが
配設され、浴室カウンターの上方に水栓と湯温調節ノブ
とが側壁に向かって左右に隣接して且つ略同一高さ位置
に配設され、水栓は側壁に近接して配設され、湯温調節
ノブは水栓よりも洗い場側に突出して配設されているこ
とを特徴とする浴室を提供する。
【0005】本発明の好ましい態様においては、浴室カ
ウンターの水栓下方の部位は洗い場側へ突出している。
本発明の好ましい態様においては、浴室カウンターの天
板に簀の子が載置され、前記天板の水栓下方の部位は側
壁へ向かって下方へ傾斜し、側壁側の端部と側壁との間
に隙間が形成されている。本発明の好ましい態様におい
ては、浴室カウンターの天板の前記傾斜部に隣接する部
位に開口が形成され、収納バスケットが前記開口に嵌合
して浴室カウンターの天板に係止されている。
【0006】本発明の好ましい態様においては、浴室カ
ウンターの天板に載置される簀の子は、天板の前記開口
が形成された部位に載置される第1部分と、天板の前記
開口が形成された部位を除く部位に載置される第1部分
とは別体の第2部分とから成る。本発明の好ましい態様
においては、浴室カウンターの天板は簀の子状に形成さ
れている。
【0007】本発明の好ましい態様においては、浴室カ
ウンターの上方の、湯温調節ノブ及び水栓と略同一高さ
位置に、且つ湯温調節ノブ及び水栓に隣接して、ソープ
ディスペンサーが配設されている。本発明の好ましい態
様においては、浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ
及び水栓と略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水
栓に隣接して、シャワー吐水ノブとシャワーノズルとが
配設され、側壁から洗い場側へのシャワー吐水ノブの突
出量は側壁から洗い場側への湯温調節ノブの突出量と略
同一に設定されている。
【0008】本発明の好ましい態様においては、浴室カ
ウンター後方の浴室側壁の少なくとも一部が収納パネル
によって構成され、湯水混合装置と、湯水混合装置に接
続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水栓とを接続
する配管とが収納パネルに内蔵され、湯温調節ノブと水
栓とが収納パネルに取り付けられている。本発明の好ま
しい態様においては、収納パネルは、浴室カウンターの
天板の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延
在し室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパ
ネルとを有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴
室カウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別
体の前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネル
の凹部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水
混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と
水栓とを接続する配管とが収納され、湯温調節ノブと水
栓とはカバーパネルの前縁板に取り付けられている。
【0009】本発明の好ましい態様においては、浴室カ
ウンター後方の浴室側壁の少なくとも一部が収納パネル
によって構成され、湯水混合装置と、湯水混合装置に接
続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水栓、シャワ
ー吐水ノブとを接続する配管と、シャワー吐水ノブとシ
ャワーノズルとを接続するシャワーホースとが収納パネ
ルに内蔵され、湯温調節ノブと水栓とシャワー吐水ノブ
とが収納パネルに取り付けられ、シャワーノズルが収納
パネルに着脱可能に取り付けられている。本発明の好ま
しい態様においては、収納パネルは浴室カウンターの天
板の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延在
し室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパネ
ルとを有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴室
カウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別体
の前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネルの
凹部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水混
合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水
栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管と、シャワー吐
水ノブとシャワーノズルとを接続するシャワーホースと
が収納され、湯温調節ノブと水栓とシャワー吐水ノブと
はカバーパネルの前縁板に取り付けられ、シャワーノズ
ルはカバーパネルの天板に着脱可能に取り付けられてい
る。
【0010】本発明の好ましい態様においては、収納パ
ネルは、前記凹部の下方に形成された点検用開口と、点
検用開口を覆う蓋部材とを有している。本発明の好まし
い態様においては、カバーパネルの前縁板の下端と収納
パネルの前記凹部の下端との間に隙間が形成されてい
る。本発明の好ましい態様においては、収納パネルは、
前記凹部よりも上方の部位に取り付けられた鏡と、鏡よ
りも上方の部位に取り付けられた照明装置とを有してい
る。
【0011】
【作用】本発明に係る浴室においては、利用者は、浴室
カウンターの手前の洗い場の床面に置いた浴室用の椅子
に腰掛け、側壁に沿って配設された浴室カウンターに洗
面器を載置し、浴室カウンターの上方に配設された湯温
調節ノブを操作して湯温を所望の値に設定し、水栓を操
作して水栓から洗面器に湯水を注ぐ。洗面器は浴室カウ
ンターに載置されているので、利用者は、上体を立てた
姿勢で洗面器に湯水を注ぎ、洗面器内の湯水にタオルを
浸すことができる。従って、本発明に係る浴室は老齢の
利用者にとって使用勝手が良い。水栓と湯温調節ノブと
は側壁に向かって左右に隣接して且つ略同一高さ位置に
配設されているので、湯温調節ノブの操作と水栓の操作
とを連続した動作で行うことができる。これにより、湯
温調節ノブと水栓の操作性が向上する。水栓は側壁に近
接して配設されているので、利用者は、浴室カウンター
の水栓下方の部位に載置した洗面器の手前側の広い部分
を、上方に障害物が存在しない状態で利用することがで
きる。これにより浴室カウンターの使用性が向上する。
湯温調節ノブは水栓よりも洗い場側に突出して配設され
ているので、浴室カウンターの手前の洗い場の床面に置
いた浴室用の椅子に腰掛けた利用者は、僅かに手を伸ば
すだけで湯温調節ノブを操作できる。これにより、湯温
調節ノブの操作性が向上する。
【0012】浴室カウンターの水栓下方の部位が洗い場
側へ突出している場合には、洗面器を浴室カウンターに
容易に且つ安定して載置することができる。これにより
浴室カウンターの使用性が向上する。浴室カウンターの
天板に簀の子が載置され、前記天板の水栓下方の部位が
側壁へ向かって下方へ傾斜し、側壁側の端部と側壁との
間に隙間が形成されている場合には、簀の子に載置した
洗面器の手前側を持ち上げて側壁側に傾けることによ
り、簀の子と浴室カウンター天板の側壁側の端部と側壁
との間に形成された隙間とを介して、洗面器内の使用済
の湯水を側壁側へ排水することができる。洗面器全体を
持ち上げることなく洗面器内の使用済の湯水を排水でき
ることにより、老齢の利用者とって浴室カウンターの使
用性が向上する。洗面器内の使用済の湯水を側壁側へ排
水することにより、浴室カウンターの手前の洗い場の床
面に置いた浴室用の椅子に腰掛けた利用者の足元に使用
済の湯水が掛かるおそれが無くなる。これにより浴室の
快適性が向上する。浴室カウンターの天板の前記傾斜部
に隣接する部位に開口が形成され、収納バスケットが前
記開口に嵌合して浴室カウンターの天板に係止されてい
る場合には、浴室内で洗濯した下着等を収納バスケット
に一時的に収納できる。これにより浴室の使用性が向上
する。
【0013】浴室カウンターの天板に載置される簀の子
が、天板の前記開口が形成された部位に載置される第1
部分と、天板の前記開口が形成された部位を除く部位に
載置される第1部分とは別体の第2部分とから成る場合
には、濯物等の収納バスケットへの収納と収納バスケッ
トからの取り出しとの際に、簀の子の第1部分のみを取
り去れば良い。これにより、収納バスケットの使用性が
向上する。浴室カウンターの天板が簀の子状に形成され
ている場合には、浴室カウンターの天板に載置した洗面
器の手前側を持ち上げて側壁側に傾けることにより、簀
の子状の天板を介して洗面器内の使用済の湯水を排水す
ることができる。洗面器全体を持ち上げることなく洗面
器内の使用済の湯水を排水できることにより、老人にと
って浴室カウンターの使用性が向上する。
【0014】浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ及
び水栓と略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水栓
に隣接して、ソープディスペンサーが配設されている場
合には、水栓下方の浴室カウンターに載置した洗面器内
の湯水に浸して水分を含ませたタオルを僅かに側方へ移
動させるだけで、前記タオルに更に石鹸水含ませること
ができる。これにより浴室カウンターの使用性が向上す
る。浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ及び水栓と
略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水栓に隣接し
て、シャワー吐水ノブとシャワーノズルとが配設されて
いる場合には、利用者は、浴室カウンターの手前の洗い
場の床面に置いた浴室用の椅子に腰掛けたままで、水栓
に加えてシャワーも容易に使用できる。これにより、浴
室の使用性が向上する。また、側壁から洗い場側へのシ
ャワー吐水ノブの突出量が側壁から洗い場側への湯温調
節ノブの突出量と略同一に設定されている場合には、利
用者は、僅かに手を伸ばすだけでシャワー吐水ノブを操
作できる。これにより、シャワー吐水ノブの操作性が向
上する。
【0015】浴室カウンター後方の浴室側壁の少なくと
も一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装置
と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混
合装置と水栓とを接続する配管とが収納パネルに内蔵さ
れ、湯温調節ノブと水栓とが収納パネルに取り付けられ
ている場合には、工場生産された上記収納パネルを浴室
設置場所に搬入して浴室構造に組み込むだけで、水栓金
具類の取り付け作業が完了する。これにより浴室設置作
業の作業性が向上する。収納パネルが、浴室カウンター
の天板の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って
延在し室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバー
パネルとを有し、カバーパネルが天板と天板の前縁から
浴室カウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは
別体の前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネ
ルの凹部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯
水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置
と水栓とを接続する配管とが収納され、湯温調節ノブと
水栓とがカバーパネルの前縁板に取り付けられている場
合には、カバーパネルの天板を取り外して、湯水混合装
置、湯水混合装置に接続する給水管と給湯管、及び湯水
混合装置と水栓とを接続する配管の保守点検を容易に行
うことができる。これにより、浴室の保守点検作業の作
業性が向上する。
【0016】浴室カウンター後方の浴室側壁の少なくと
も一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装置
と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混
合装置と水栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管と、
シャワー吐水ノブとシャワーノズルとを接続するシャワ
ーホースとが収納パネルに内蔵され、湯温調節ノブと水
栓とシャワー吐水ノブとが収納パネルに取り付けられ、
シャワーノズルが収納パネルに着脱可能に取り付けられ
ている場合には、工場生産された上記収納パネルを浴室
設置場所に搬入して浴室構造に組み込むだけで、水栓金
具類の取り付け作業が完了する。これにより浴室設置作
業の作業性が向上する。またシャワーホースが浴室内に
露出しないので、浴室の美観が向上し、ひいては浴室の
使用性が向上する。収納パネルが浴室カウンターの天板
の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延在し
室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパネル
とを有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴室カ
ウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別体の
前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネルの凹
部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水混合
装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水
栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管と、シャワー吐
水ノブとシャワーノズルとを接続するシャワーホースと
が収納され、湯温調節ノブと水栓とシャワー吐水ノブと
がカバーパネルの前縁板に取り付けられ、シャワーノズ
ルがカバーパネルの天板に着脱可能に取り付けられてい
る場合には、カバーパネルの天板を取り外して、湯水混
合装置、湯水混合装置に接続する給水管と給湯管、湯水
混合装置と水栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管、
及びシャワー吐水ノブとシャワーノズルとを接続するシ
ャワーホースの保守点検を容易に行うことができる。こ
れにより、浴室の保守点検作業の作業性が向上する。
【0017】収納パネルが、前記凹部の下方に形成され
た点検用開口と点検用開口を覆う蓋とを有する場合に
は、前記蓋を取り外して、浴室外の配管を容易に保守点
検できる。これにより浴室の保守点検作業の作業性が向
上する。カバーパネルの前縁板の下端と収納パネルの前
記凹部の下端との間に隙間が形成されている場合には、
シャワーホースを伝わり、或いはカバーパネルの天板と
前縁板との隙間から、カバーパネルと収納パネルの凹部
との間に形成された空間に侵入した水が、カバーパネル
の前縁板の下端と収納パネルの前記凹部の下端との間に
形成された隙間を通って排出される。これにより、浴室
内の良好な衛生環境が維持される。収納パネルが前記凹
部よりも上方の部位に取り付けられた鏡と、鏡よりも上
方の部位に取り付けられた照明装置とを有している場合
には、上記収納パネルの取り付けにより、鏡の取り付け
と照明装置の取り付けも完了する。これにより浴室設置
作業の作業性が向上する。
【0018】
【実施例】本発明の実施例に係る浴室を添付図に基づい
て説明する。図1に示すように、一方の長辺側の側壁1
aを一方の長辺側の浴室側壁2に当接させ、一方の短辺
側の側壁1bを一方の短辺側の浴室側壁3に当接させ
て、浴槽1が浴室A内に配設されている。浴槽1に隣接
して、浴槽1のリム1cと同一高さ位置に、側壁3に沿
って浴室カウンター4が配設されている。浴室カウンタ
ー4の延在方向の中央部4aが洗い場側へ突出してい
る。図2に示すように、浴室カウンター4は天板4bと
天板4bの前縁から垂下する前縁板4cとにより構成さ
れている。前縁板4cの上縁は天板4bから僅かに上方
に突出している。中央部4aの天板4b1 は側壁3へ向
かって下方へ傾斜し、天板4b1 の側壁3側の端部と側
壁3との間には隙間5が形成されている。側壁3に向か
って左方部の天板4b2 には開口6が形成され、収納バ
スケット7が開口6に嵌合して左方部の天板4b2 に係
止されている。
【0019】簀の子8が浴室カウンター4の天板4bに
載置されている。簀の子8は、開口6を覆って左方部の
天板4b2 に載置される第1部分8aと、中央部の天板
4b1 と右方部の天板4b3 とに載置される第1部分8
aとは別体の第2部分8bとから構成されている。簀の
子8a、8bの下面には脚部8cが取り付けられてい
る。図4に示すように、簀の子8a、8bは前縁下面を
浴室カウンター4の前縁板4cの上縁に当接させ、脚部
8cの下端を浴室カウンター4の天板の左方部4b2
右方部4b3 に当接させた状態で、天板4bに載置され
ている。
【0020】図1、図3〜図5に示すように、浴室カウ
ンターの中央部4aの後方の浴室側壁3は収納パネルに
9よって構成されている。ここで収納パネルとは、シャ
ンプー容器、石鹸容器等の浴室用備品を収納するための
凹部を有する、通常合成樹脂のプレス成形によって製作
されるパネルであって、浴室の側壁の一部を構成するパ
ネルを意味する。収納パネル9は浴室カウンター4の天
板4b2 、4b3 の下方から浴室カウンター4の天板4
2 、4b3 の上方に亘って延在し室外側へ突出する凹
部9aと、前記凹部9aを覆うカバーパネル9bとを有
している。カバーパネル9bは洗い場側へ突出する天板
9b1 と、天板9b1 の前縁から垂下する上方部分9b
21と側壁3へ向かって屈曲し再び垂下して浴室カウンタ
ーの天板4b2 、4b3 よりも下方まで延在する下方部
分9b22とから成る天板9b1 とは別体の前縁板9b2
とにより構成されている。前縁板9b2 の上方部分9b
21は浴室カウンター4の天板4bの上方に配設されてい
る。図5に示すように、天板9b1 の側壁3に向かって
左右方向の中央部と、前縁板上方部分9b21の側壁3に
向かって左右方向の中央部とは、側壁3の方向に窪んで
いる。
【0021】図1、図3〜図5に示すように、側壁3の
方向に窪んだ前縁板上方部分9b21の中央部の、最も側
壁3に近接する部位に自閉水栓10が取り付けられてい
る。前縁板上方部分9b21の左方部にシャワー吐水ノブ
11が取り付けられ、前縁板上方部分9b21の右方部に
湯水混合装置の湯温調節ノブ12が取り付けられてい
る。天板9b1 の左方部に、側壁3に近接して着脱可能
にシャワーノズル13が取り付けられている。図3、図
4に示すように、収納パネル9の凹部9aとカバーパネ
ル9bとの間に形成される空間に、湯水混合装置14
と、湯水混合装置14に接続する給水管15、給湯管1
6と、湯水混合装置14と水栓10、シャワー吐水ノブ
11とを接続する配管17と、シャワー吐水ノブ11と
シャワーノズル13とを接続するシャワーホース18と
が収納されている。
【0022】図3、図4に示すように、カバーパネルの
前縁板9b2 の下端と収納パネル9の凹部9aの下端と
の間に隙間19が形成されている。図3〜図5に示すよ
うに、収納パネル9は、凹部9aの下方に形成された点
検用開口20と、点検用開口20を覆う蓋21とを有し
ている。図1、図3、図4に示すように、収納パネル9
は、凹部9aよりも上方の部位に取り付けられた鏡22
と、鏡22よりも上方の部位に取り付けられた間接照明
装置23とを有している。図1に示すように、側壁3に
向かって湯温調節ノブ12の右方に隣接して、ソープデ
ィスペンサー24が側壁3に取り付けられている。
【0023】上記構成を有する本浴室カウンターにおい
ては、図4に示すように、利用者Bは、側壁3に沿って
配設された浴室カウンター4の手前の洗い場の床面10
0に置いた浴室用の椅子200に腰掛け、浴室カウンタ
ー4に載置された簀の子8に洗面器300を載置し、浴
室カウンター4の上方に配設された湯温調節ノブ12を
操作して湯温を所望の値に設定し、自閉水栓10を操作
して自閉水栓10から洗面器300に湯水を注ぐ。洗面
器300は浴室カウンター4に載置された簀の子8に載
置されているので、利用者Bは、上体を立てた姿勢で洗
面器300に湯水を注ぎ、洗面器300内の湯水にタオ
ルを浸すことができる。従って、本発明に係る浴室は老
齢の利用者にとって使用勝手が良い。
【0024】自閉水栓10と湯温調節ノブ12とは側壁
3に向かって左右に隣接して且つ略同一高さ位置に配設
されているので、湯温調節ノブ12の操作と自閉水栓1
0の操作とを連続した動作で行うことができる。これに
より、湯温調節ノブ12と自閉水栓10の操作性が向上
する。自閉水栓10は側壁3に近接して配設されている
ので、利用者Bは、簀の子8の自閉水栓10下方の部位
に載置した洗面器300の手前側の広い部分を、上方に
障害物が存在しない状態で利用することができる。これ
により浴室カウンター4の使用性が向上する。湯温調節
ノブ12は自閉水栓10よりも洗い場側に突出して配設
されているので、浴室カウンター4の手前の洗い場の床
面100に置いた浴室用の椅子200に腰掛けた利用者
Bは、僅かに手を伸ばすだけで湯温調節ノブ12を操作
できる。これにより、湯温調節ノブ12の操作性が向上
する。
【0025】浴室カウンター4の自閉水栓10下方の部
位4aが洗い場側へ突出し、ひいては簀の子8の自閉水
栓10下方の部位が洗い場側へ突出しているので、洗面
器300を簀の子8に容易に且つ安定して載置すること
ができる。これにより簀の子8、ひいては浴室カウンタ
ー4の使用性が向上する。
【0026】浴室カウンター4の天板4bに簀の子8が
載置され、天板4bの自閉水栓10下方の部位4b1
側壁3へ向かって下方へ傾斜し、側壁3側の端部と側壁
3との間に隙間5が形成されているので、簀の子8に載
置した洗面器300の手前側を持ち上げて側壁3側に傾
けることにより、簀の子8と浴室カウンター4の天板4
1 の側壁3側の端部と側壁3との間に形成された隙間
5とを介して、洗面器300内の使用済の湯水を側壁3
側へ排水することができる。洗面器全体を持ち上げるこ
となく洗面器300内の使用済の湯水を排水できること
により、老齢の利用者とって浴室カウンター4の使用性
が向上する。洗面器300内の使用済の湯水を側壁3側
へ排水することにより、浴室カウンター4の手前の洗い
場の床面100に置いた浴室用の椅子200に腰掛けた
利用者Bの足元に使用済の湯水が掛かるおそれが無くな
る。これにより浴室の快適性が向上する。
【0027】浴室カウンター4の天板の左方部4b2
開口6が形成され、収納バスケット7が開口6に嵌合し
て浴室カウンターの天板の左方部4b2 に係止されてい
るので、浴室内で洗濯した下着等を収納バスケット7に
一時的に収納できる。これにより浴室の使用性が向上す
る。
【0028】浴室カウンター4の天板4bに載置される
簀の子8は、天板4の開口6が形成された左方部4b2
に載置される第1部分8aと、天板4の左方部4b2
除く部位に載置される第1部分8aとは別体の第2部分
8bとから成るので、濯物等の収納バスケット7への収
納と収納バスケット7からの取り出しとの際に、簀の子
8の第1部分8aのみを取り去れば良い。これにより、
収納バスケット7の使用性が向上する。
【0029】浴室カウンター4の上方の、湯温調節ノブ
12及び自閉水栓10と略同一高さ位置に、且つ自閉水
栓10及び湯温調節ノブ12に隣接して、ソープディス
ペンサー24が配設されているので、自閉水栓10下方
の簀の子8に載置した洗面器300内の湯水に浸して水
分を含ませたタオルを僅かに側方へ移動させるだけで、
前記タオルに更に石鹸水含ませることができる。これに
より浴室カウンター4の使用性が向上する。
【0030】浴室カウンター4の上方の、湯温調節ノブ
12及び自閉水栓10と略同一高さ位置に、且つ自閉水
栓10及び湯温調節ノブ12に隣接して、シャワー吐水
ノブ11とシャワーノズル13とが配設されているの
で、利用者Bは、浴室カウンター4の手前の洗い場の床
面100に置いた浴室用の椅子200に腰掛けたまま
で、自閉水栓10に加えてシャワーノズル13も容易に
使用できる。側壁3から洗い場側へのシャワー吐水ノブ
11の突出量は側壁3から洗い場側への湯温調節ノブ1
2の突出量と略同一に設定されているので、利用者B
は、僅かに手を伸ばすだけでシャワー吐水ノブ11を操
作できる。これらにより、浴室の使用性が向上する。
【0031】浴室カウンター4の中央部4a後方の浴室
側壁3が収納パネル9によって構成され、湯水混合装置
14と、湯水混合装置14に接続する給水管15、給湯
管16と、湯水混合装置14と自閉水栓10、シャワー
吐水ノブ11とを接続する配管17と、シャワー吐水ノ
ブ11とシャワーノズル13とを接続するシャワーホー
ス18とが収納パネル9に内蔵され、湯温調節ノブ12
と自閉水栓10とシャワー吐水ノブ11とが収納パネル
9に取り付けられ、シャワーノズル13が収納パネル9
に着脱可能に取り付けられているので、工場生産により
上記艤装を施された収納パネル9を浴室設置場所に搬入
して浴室構造に組み込むだけで、水栓金具類の取り付け
作業が完了する。これにより浴室設置作業の作業性が向
上する。またシャワーホース18が浴室内に露出しない
ので、浴室の美観が向上し、ひいては浴室の使用性が向
上する。
【0032】収納パネル9は、浴室カウンター4の天板
4b2 、4b3 の下方から浴室カウンターの天板4
2 、4b3 の上方に亘って延在し室外側へ突出する凹
部9aと、凹部9aを覆うカバーパネル9bとを有し、
カバーパネル9bは天板9b1 と天板9b1 の前縁から
浴室カウンター4の天板4b2 、4b3 よりも下方まで
垂下する天板9b1 とは別体の前縁板9b2 とから構成
され、カバーパネル9bと凹部9aとの間に形成された
空間に湯水混合装置14と、湯水混合装置14に接続す
る給水管15、給湯管16と、湯水混合装置14と自閉
水栓10、シャワー吐水ノブ11とを接続する配管17
と、シャワー吐水ノブ11とシャワーノズル13とを接
続するシャワーホース18とが収納され、湯温調節ノブ
12と自閉水栓10とシャワー吐水ノブ11とがカバー
パネル9bの前縁板9b2 に取り付けられ、シャワーノ
ズル13がカバーパネル9bの天板9b1 に着脱可能に
取り付けられているので、カバーパネル9bの天板9b
1 を取り外して、湯水混合装置14、湯水混合装置14
に接続する給水管15と給湯管16、湯水混合装置14
と自閉水栓10、シャワー吐水ノブ11とを接続する配
管17、及びシャワー吐水ノブ11とシャワーノズル1
3とを接続するシャワーホース18の保守点検を容易に
行うことができる。これにより、浴室の保守点検作業の
作業性が向上する。
【0033】収納パネル9が、凹部9aの下方に形成さ
れた点検用開口20と点検用開口20を覆う蓋21とを
有しているので、蓋21を取り外して、給水管15と給
湯管16に接続する浴室外の配管を容易に保守点検でき
る。これにより浴室の保守点検作業の作業性が向上す
る。
【0034】カバーパネル9bの前縁板9b2 の下端と
凹部9aの下端との間に隙間19が形成されているの
で、シャワーホース18を伝わり、或いはカバーパネル
9bの天板9b1 と前縁板9b2 との隙間から、カバー
パネル9bと凹部9aとの間に形成された空間に侵入し
た水が、隙間19を通って排出される。これにより、浴
室内の良好な衛生環境が維持される。
【0035】収納パネル9が、凹部9aよりも上方の部
位に取り付けられた鏡22と、鏡22よりも上方の部位
に取り付けられた間接照明装置23とを有しているの
で、工場生産により上記艤装を施された収納パネル9を
取り付けることにより、鏡22の取り付けと間接照明装
置23の取り付けも完了する。これにより浴室設置作業
の作業性が向上する。
【0036】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。例えば、上記実施例で
は、浴室カウンター4の天板4bに簀の子8を載置した
が、浴室カウンターの天板を簀の子状に形成しても良
い。この場合でも、浴室カウンターの天板に載置した洗
面器の手前側を持ち上げて側壁側に傾けることにより、
簀の子状の天板を介して洗面器内の使用済の湯水を排水
することができる。洗面器全体を持ち上げることなく洗
面器内の使用済の湯水を排水できることにより、老人に
とって浴室カウンターの使用性が向上する。上記実施例
では浴室カウンター4の上方に自閉水栓10と、湯温調
節ノズ12と、シャワー吐水ノブ11と、シャワーノズ
ル13とを配設したが、シャワー吐水ノブ11とシャワ
ーノズル13を別の場所に配設しても良く、或いはシャ
ワー吐水ノブ11とシャワーノズル13の設置を省略し
ても良い。
【0037】
【効果】以上説明したごとく、本発明に係る浴室におい
ては、利用者は、浴室カウンターの手前の洗い場の床面
に置いた浴室用の椅子に腰掛け、側壁に沿って配設され
た浴室カウンターに洗面器を載置し、浴室カウンターの
上方に配設された湯温調節ノブを操作して湯温を所望の
値に設定し、水栓を操作して水栓から洗面器に湯水を注
ぐ。洗面器は浴室カウンターに載置されているので、利
用者は、上体を立てた姿勢で洗面器に湯水を注ぎ、洗面
器内の湯水にタオルを浸すことができる。従って、本発
明に係る浴室は老齢の利用者にとって使用勝手が良い。
水栓と湯温調節ノブとは側壁に向かって左右に隣接して
且つ略同一高さ位置に配設されているので、湯温調節ノ
ブの操作と水栓の操作とを連続した動作で行うことがで
きる。これにより、湯温調節ノブと水栓の操作性が向上
する。水栓は側壁に近接して配設されているので、利用
者は、浴室カウンターの水栓下方の部位に載置した洗面
器の手前側の広い部分を、上方に障害物が存在しない状
態で利用することができる。これにより浴室カウンター
の使用性が向上する。湯温調節ノブは水栓よりも洗い場
側に突出して配設されているので、浴室カウンターの手
前の洗い場の床面に置いた浴室用の椅子に腰掛けた利用
者は、僅かに手を伸ばすだけで湯温調節ノブを操作でき
る。これにより、湯温調節ノブの操作性が向上する。
【0038】浴室カウンターの水栓下方の部位が洗い場
側へ突出している場合には、洗面器を浴室カウンターに
容易に且つ安定して載置することができる。これにより
浴室カウンターの使用性が向上する。浴室カウンターの
天板に簀の子が載置され、前記天板の水栓下方の部位が
側壁へ向かって下方へ傾斜し、側壁側の端部と側壁との
間に隙間が形成されている場合には、簀の子に載置した
洗面器の手前側を持ち上げて側壁側に傾けることによ
り、簀の子と浴室カウンター天板の側壁側の端部と側壁
との間に形成された隙間とを介して、洗面器内の使用済
の湯水を側壁側へ排水することができる。洗面器全体を
持ち上げることなく洗面器内の使用済の湯水を排水でき
ることにより、老齢の利用者とって浴室カウンターの使
用性が向上する。洗面器内の使用済の湯水を側壁側へ排
水することにより、浴室カウンターの手前の洗い場の床
面に置いた浴室用の椅子に腰掛けた利用者の足元に使用
済の湯水が掛かるおそれが無くなる。これにより浴室の
快適性が向上する。浴室カウンターの天板の前記傾斜部
に隣接する部位に開口が形成され、収納バスケットが前
記開口に嵌合して浴室カウンターの天板に係止されてい
る場合には、浴室内で洗濯した下着等を収納バスケット
に一時的に収納できる。これにより浴室の使用性が向上
する。
【0039】浴室カウンターの天板に載置される簀の子
が、天板の前記開口が形成された部位に載置される第1
部分と、天板の前記開口が形成された部位を除く部位に
載置される第1部分とは別体の第2部分とから成る場合
には、濯物等の収納バスケットへの収納と収納バスケッ
トからの取り出しとの際に、簀の子の第1部分のみを取
り去れば良い。これにより、収納バスケットの使用性が
向上する。浴室カウンターの天板が簀の子状に形成され
ている場合には、浴室カウンターの天板に載置した洗面
器の手前側を持ち上げて側壁側に傾けることにより、簀
の子状の天板を介して洗面器内の使用済の湯水を排水す
ることができる。洗面器全体を持ち上げることなく洗面
器内の使用済の湯水を排水できることにより、老人にと
って浴室カウンターの使用性が向上する。
【0040】浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ及
び水栓と略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水栓
に隣接して、ソープディスペンサーが配設されている場
合には、水栓下方の浴室カウンターに載置した洗面器内
の湯水に浸して水分を含ませたタオルを僅かに側方へ移
動させるだけで、前記タオルに更に石鹸水含ませること
ができる。これにより浴室カウンターの使用性が向上す
る。浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ及び水栓と
略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水栓に隣接し
て、シャワー吐水ノブとシャワーノズルとが配設されて
いる場合には、利用者は、浴室カウンターの手前の洗い
場の床面に置いた浴室用の椅子に腰掛けたままで、水栓
に加えてシャワーも容易に使用できる。これにより、浴
室の使用性が向上する。また、側壁から洗い場側へのシ
ャワー吐水ノブの突出量が側壁から洗い場側への湯温調
節ノブの突出量と略同一に設定されている場合には、利
用者は、僅かに手を伸ばすだけでシャワー吐水ノブを操
作できる。これにより、シャワー吐水ノブの操作性が向
上する。
【0041】浴室カウンター後方の浴室側壁の少なくと
も一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装置
と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混
合装置と水栓とを接続する配管とが収納パネルに内蔵さ
れ、湯温調節ノブと水栓とが収納パネルに取り付けられ
ている場合には、工場生産された上記収納パネルを浴室
設置場所に搬入して浴室構造に組み込むだけで、水栓金
具類の取り付け作業が完了する。これにより浴室設置作
業の作業性が向上する。収納パネルが、浴室カウンター
の天板の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って
延在し室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバー
パネルとを有し、カバーパネルが天板と天板の前縁から
浴室カウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは
別体の前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネ
ルの凹部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯
水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置
と水栓とを接続する配管とが収納され、湯温調節ノブと
水栓とがカバーパネルの前縁板に取り付けられている場
合には、カバーパネルの天板を取り外して、湯水混合装
置、湯水混合装置に接続する給水管と給湯管、及び湯水
混合装置と水栓とを接続する配管の保守点検を容易に行
うことができる。これにより、浴室の保守点検作業の作
業性が向上する。
【0042】浴室カウンター後方の浴室側壁の少なくと
も一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装置
と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混
合装置と水栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管と、
シャワー吐水ノブとシャワーノズルとを接続するシャワ
ーホースとが収納パネルに内蔵され、湯温調節ノブと水
栓とシャワー吐水ノブとが収納パネルに取り付けられ、
シャワーノズルが収納パネルに着脱可能に取り付けられ
ている場合には、工場生産された上記収納パネルを浴室
設置場所に搬入して浴室構造に組み込むだけで、水栓金
具類の取り付け作業が完了する。これにより浴室設置作
業の作業性が向上する。またシャワーホースが浴室内に
露出しないので、浴室の美観が向上し、ひいては浴室の
使用性が向上する。収納パネルが浴室カウンターの天板
の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延在し
室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパネル
とを有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴室カ
ウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別体の
前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネルの凹
部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水混合
装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水
栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管と、シャワー吐
水ノブとシャワーノズルとを接続するシャワーホースと
が収納され、湯温調節ノブと水栓とシャワー吐水ノブと
がカバーパネルの前縁板に取り付けられ、シャワーノズ
ルがカバーパネルの天板に着脱可能に取り付けられてい
る場合には、カバーパネルの天板を取り外して、湯水混
合装置、湯水混合装置に接続する給水管と給湯管、湯水
混合装置と水栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管、
及びシャワー吐水ノブとシャワーノズルとを接続するシ
ャワーホースの保守点検を容易に行うことができる。こ
れにより、浴室の保守点検作業の作業性が向上する。
【0043】収納パネルが、前記凹部の下方に形成され
た点検用開口と点検用開口を覆う蓋とを有する場合に
は、前記蓋を取り外して、浴室外の配管を容易に保守点
検できる。これにより浴室の保守点検作業の作業性が向
上する。カバーパネルの前縁板の下端と収納パネルの前
記凹部の下端との間に隙間が形成されている場合には、
シャワーホースを伝わり、或いはカバーパネルの天板と
前縁板との隙間から、カバーパネルと収納パネルの凹部
との間に形成された空間に侵入した水が、カバーパネル
の前縁板の下端と収納パネルの前記凹部の下端との間に
形成された隙間を通って排出される。これにより、浴室
内の良好な衛生環境が維持される。収納パネルが前記凹
部よりも上方の部位に取り付けられた鏡と、鏡よりも上
方の部位に取り付けられた照明装置とを有している場合
には、上記収納パネルの取り付けにより、鏡の取り付け
と照明装置の取り付けも完了する。これにより浴室設置
作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る浴室の斜視図である。
【図2】図1の浴室の浴室カウンター部分の分解斜視図
である。
【図3】図1の浴室の収納パネルの正面図である。
【図4】図1の浴室の収納パネルの側断面図である。
【図5】図1の浴室の収納パネルの部分分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 浴室 2、3 浴室側壁 4 浴室カウンター 7 収納バスケット 8 簀の子 9 収納パネル 9a 凹部 9b カバーパネル 10 自閉水栓 11 シャワー吐水ノブ 12 湯温調節ノブ 13 シャワーノズル 14 湯水混合装置 18 シャワーホース 20 点検用開口 22 鏡 23 間接照明装置 B 利用者

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に沿って浴室カウンターが配設さ
    れ、浴室カウンターの上方に水栓と湯温調節ノブとが側
    壁に向かって左右に隣接して且つ略同一高さ位置に配設
    され、水栓は側壁に近接して配設され、湯温調節ノブは
    水栓よりも洗い場側に突出して配設されていることを特
    徴とする浴室。
  2. 【請求項2】 浴室カウンターの水栓下方の部位は洗い
    場側へ突出していることを特徴とする請求項1に記載の
    浴室。
  3. 【請求項3】 浴室カウンターの天板に簀の子が載置さ
    れ、前記天板の水栓下方の部位は側壁へ向かって下方へ
    傾斜し、側壁側の端部と側壁との間に隙間が形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室。
  4. 【請求項4】 浴室カウンターの天板の前記傾斜部に隣
    接する部位に開口が形成され、収納バスケットが前記開
    口に嵌合して浴室カウンターの天板に係止されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の浴室。
  5. 【請求項5】 浴室カウンターの天板に載置される簀の
    子は、天板の前記開口が形成された部位に載置される第
    1部分と、天板の前記開口が形成された部位を除く部位
    に載置される第1部分とは別体の第2部分とから成るこ
    とを特徴とする請求項4に記載の浴室。
  6. 【請求項6】 浴室カウンターの天板は簀の子状に形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴
    室。
  7. 【請求項7】 浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ
    及び水栓と略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水
    栓に隣接して、ソープディスペンサーが配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    浴室。
  8. 【請求項8】 浴室カウンターの上方の、湯温調節ノブ
    及び水栓と略同一高さ位置に、且つ湯温調節ノブ及び水
    栓に隣接して、シャワー吐水ノブとシャワーノズルとが
    配設され、側壁から洗い場側へのシャワー吐水ノブの突
    出量は側壁から洗い場側への湯温調節ノブの突出量と略
    同一に設定されていることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れか1項に記載の浴室。
  9. 【請求項9】 浴室カウンター後方の浴室側壁の少なく
    とも一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装置
    と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混
    合装置と水栓とを接続する配管とが収納パネルに内蔵さ
    れ、湯温調節ノブと水栓とが収納パネルに取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に
    記載の浴室。
  10. 【請求項10】 収納パネルは、浴室カウンターの天板
    の下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延在し
    室外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパネル
    とを有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴室カ
    ウンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別体の
    前縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネルの凹
    部との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水混合
    装置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水栓
    とを接続する配管とが収納され、湯温調節ノブと水栓と
    はカバーパネルの前縁板に取り付けられていることを特
    徴とする請求項9に記載の浴室。
  11. 【請求項11】 浴室カウンター後方の浴室側壁の少な
    くとも一部が収納パネルによって構成され、湯水混合装
    置と、湯水混合装置に接続する給水管、給湯管と、湯水
    混合装置と水栓、シャワー吐水ノブとを接続する配管
    と、シャワー吐水ノブとシャワーノズルとを接続するシ
    ャワーホースとが収納パネルに内蔵され、湯温調節ノブ
    と水栓とシャワー吐水ノブとが収納パネルに取り付けら
    れ、シャワーノズルが収納パネルに着脱可能に取り付け
    られていることを特徴とする請求項8に記載の浴室。
  12. 【請求項12】 収納パネルは浴室カウンターの天板の
    下方から浴室カウンターの天板の上方に亘って延在し室
    外側へ突出する凹部と、前記凹部を覆うカバーパネルと
    を有し、カバーパネルは天板と天板の前縁から浴室カウ
    ンターの天板よりも下方まで垂下する天板とは別体の前
    縁板とから構成され、カバーパネルと収納パネルの凹部
    との間に形成された空間に湯水混合装置と、湯水混合装
    置に接続する給水管、給湯管と、湯水混合装置と水栓、
    シャワー吐水ノブとを接続する配管と、シャワー吐水ノ
    ブとシャワーノズルとを接続するシャワーホースとが収
    納され、湯温調節ノブと水栓とシャワー吐水ノブとはカ
    バーパネルの前縁板に取り付けられ、シャワーノズルは
    カバーパネルの天板に着脱可能に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項11に記載の浴室。
  13. 【請求項13】 収納パネルは、前記凹部の下方に形成
    された点検用開口と、点検用開口を覆う蓋部材とを有し
    ていることを特徴とする請求項10又は12に記載の浴
    室。
  14. 【請求項14】 カバーパネルの前縁板の下端と収納パ
    ネルの前記凹部の下端との間に隙間が形成されているこ
    とを特徴とする請求項10、12、13の何れか1項に
    記載の浴室。
  15. 【請求項15】 収納パネルは、前記凹部よりも上方の
    部位に取り付けられた鏡と、鏡よりも上方の部位に取り
    付けられた照明装置とを有していることを特徴とする請
    求項10、12、13、14の何れか1項に記載の浴
    室。
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