JPH059462U - 水切り棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水滴の落下が見えず、かつ流し台５、洗面化
粧台６等のボール７周りのカウンター１３等が水滴で汚
れることのない水切り棚を提供する。 【構成】 傾斜した底板１の下端部に排水口２を有する
水切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４とか
らなるものであり、食器等からの水滴を底板１の傾斜に
より排水口２に集め、排水口２から排水部４に導くこと
ができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、流し台５、洗面化粧台６等に設けられる水切り棚に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

水切り棚は、アルミニウム、ステンレススチール等の金属、塩化ビニール、ア クリル樹脂等の合成樹脂等からなり、流し台５、洗面化粧台６等のボール７の上 方に位置するように、壁面、背面パネル８等に設けられるものであり、第４図に 示すように、略矩形形状の枠体９内に複数本の棒体１０を略等間隔に架設してな る水切り棚が知られている。この水切り棚においては、流し台５の流しボール７ の上方に位置するように、略Ｌ字状の棚受１２をビス１１等を用いて背面パネル ８に固定し、この棚受１２に架設してビス１１等を用いて固定してなるものであ る。また、第５図に示すように、洗面化粧台６の背面パネル８の表面に突設して なる板状の水切り棚が知られている。この水切り棚においては、前端の中央付近 に排水口２が設けられ、かつ排水口２に向かって傾斜してなるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術においては、使用者の略目の高さ位置にあり使い易いとともに 、空間を有効に利用することができるものである。

【０００４】 しかしながら、この水切り棚においては、載置した食器等の水が、棒体１０、 １０間、排水口２等から水滴となって落下するものである。

【０００５】 このため、この水切り棚においては、水滴の落下が見えて外観を損なうととも に、流し台５、洗面化粧台６等のボール７周りのカウンター１３等が水滴で汚れ る恐れがある。

【０００６】 そこで本考案は、上記従来の技術における問題を解決するために考案されたも のであり、すなわちその課題は、水滴の落下が見えず、かつ流し台５、洗面化粧 台６等のボール７周りのカウンター１３等が水滴で汚れることのない水切り棚を 提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の水切り棚においては、傾斜した底板１の下端部に排水口２を有する水 切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４とからなるものである。また、 底板１としては、食器等の水切れをよくするために上載片１４を形成する方が良 いものである。また、水切り棚本体３としては、底板１に格子状の置き台１５を 上載しても良いものである。また、排水口２としては、底板１の端部、中央部、 コーナー部等何れの位置に設けても良いものである。また、排水部４としては、 塩化ビニール、ステンレススチール等からなり、壁面、背面パネル８等の表面、 コーナー、内部等何れの位置に設けても良いものである。

【０００８】

【作用】

本考案の水切り棚においては、傾斜した底板１の下端部に排水口２を有する水 切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４とからなるものであり、食器等 からの水滴を底板１の傾斜により排水口２に集め、排水口２から排水部４に導く ことができるものである。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を、図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。

【００１０】 第１図の水切り棚は、本考案の一実施例で、傾斜した底板１の下端部に排水口 ２を有する水切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４とからなるもので ある。水切り棚本体３としては、ステンレススチールからなり、一方に傾斜した 底板１の両側端縁を上方に延設して側板１６を形成し、側板１６と略平行に底板 １上に複数条の上載片１４を形成し、底板１の開放した下端部を排水口２として なるものである。排水部４としては、ポリエチレンからなり、水切り棚本体３の 排水口２より僅かに幅広の集水槽１７と、集水槽１７の下方に伸びる円筒状の排 水路１８とからなるものである。また、この水切り棚においては、流しボール７ 、カラン１９、カウンター１３、背面パネル８、中空の側面パネル２０等を組み 合わせてなる流し台５に取り付けられるものであり、側面パネル２０に開口部２ １を形成し、開口部２１と排水口２とを一致させて側面パネル２０及び背面パネ ル８にビス１１等を用いて水切り棚本体３を固定し、開口部２１と集水槽１７と を一致させて側面パネル２０内に排水部４を設け、流しボール７より下方で排水 路１８を側面パネル２０内から流しボール７の下方側へ突出し、流し台５の排水 管２４に排水路１８の端部を接続してなるものであり、食器等の水滴が流しボー ル７、カウンター１３等に落ちることがないとともに、排水部４が外方から見え ないものである。

【００１１】 なお、本考案の水切り棚においては、第２図に示す実施例の如きであっても良 いものである。すなわち、この実施例の水切り棚は、傾斜した底板１の下端部に 排水口２を有する水切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４とからなる ものである。水切り棚本体３としては、ステンレススチールからなり、略中央に 向かって傾斜した底板１の周縁を上方に延設し、底板１の略中央の傾斜下端部に 円形の排水口２を形成してなるものである。排水部４としては、ステンレススチ ールからなり、水切り棚本体３の排水口２と同形状の断面を有する円筒体２２か らなるものである。また、この水切り棚においては、水切り棚本体３より僅かに 小さい略矩形形状の枠体９内に縦横に複数本の棒体１０を架設してなる格子状の 置き台１５を、底板１に上載することができるものである。

【００１２】 なお、本考案の水切り棚においては、第３図に示す実施例の如きであっても良 いものである。すなわち、この実施例の水切り棚は、本考案の一実施例で、傾斜 した底板１の下端部に排水口２を有する水切り棚本体３と、排水口２に設けてな る排水部４とからなるものである。水切り棚本体３としては、洗面化粧台６の背 面パネル８の表面側に突設した略矩形形状の底板１の両側端縁及び前端縁を上方 に延設し、背面パネル８側の一端に排水口２を形成し、排水口２に向かって底板 １を傾斜してなるものである。排水部４としては、背面パネル８の側端に沿って 排水口２から洗面ボール７に至る管体２３からなるものである。

【００１３】

【考案の効果】

上述の如く、本考案の水切り棚においては、食器等からの水滴を底板１の傾斜 により排水口２に集め、排水口２から排水部４に導くことができるため、水滴の 落下が見えず、かつ流し台５、洗面化粧台６等のボール７周りのカウンター１３ 等が水滴で汚れることがなく、美しい外観を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例である水切り棚を示す斜視図
である。

【図２】本考案の別の実施例である水切り棚を示す斜視
図である。

【図３】本考案の別の実施例である水切り棚を示す斜視
図である。

【図４】本考案の従来例である水切り棚を示す斜視図で
ある。

【図５】本考案の別の従来例である水切り棚を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１ 底板 ２ 排水口 ３ 水切り棚本体 ４ 排水部 ５ 流し台 ６ 洗面化粧台 ７ ボール ８ 背面パネル ９ 枠体 １０ 棒体 １１ ビス １２ 棚受 １３ カウンター １４ 上載片 １５ 置き台 １６ 側板 １７ 集水槽 １８ 排水路 １９ カラン ２０ 側面パネル ２１ 開口部 ２２ 円筒体 ２３ 管体 ２４ 排水管

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 傾斜した底板１の下端部に排水口２を有
   する水切り棚本体３と、排水口２に設けてなる排水部４
   とからなる水切り棚。