JP3228031B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JP3228031B2
JP3228031B2 JP28275594A JP28275594A JP3228031B2 JP 3228031 B2 JP3228031 B2 JP 3228031B2 JP 28275594 A JP28275594 A JP 28275594A JP 28275594 A JP28275594 A JP 28275594A JP 3228031 B2 JP3228031 B2 JP 3228031B2
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純 五十嵐
和之 上原
孝幸 安部
浩介 武井
典子 長田
深雪 福原
実貴絵 加藤
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗面槽を有した洗面
化粧台の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の洗面化粧台の平面図であ
る。洗面化粧台は、図で示されるように、上部に洗面槽
501を有した洗面キャビネット500と、化粧鏡51
1を有し、洗面キャビネット500の後部側上面に取り
付けられる化粧鏡台510とから構成されている。
【0003】洗面槽501は、凹状の水溜め部501a
と、水溜め部501aの後方に配置される金具取付部5
01bと、水溜め部501aおよび金具取付部501b
の周りを囲む、水垂れ防止用の上縁部501cとから構
成されている。洗面槽501の金具取付部501b上に
は、混合水栓502や吐水管503といった水栓金具が
取り付けられている。
【0004】そして、混合水栓502のレバー502a
を所定の温度位置まで矢印方向に回した後、このレバー
502aの先端部を下向きに押下げると、混合水栓50
2により湯と水とが所定温度になるように混合された温
水が、吐水管503から洗面槽501の水溜め部501
a内に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗面化粧台では、洗面槽501に金具取付部501
bを有しているため、水溜め部501aの大きさが小さ
く抑えられてしまい、この洗面槽501の機能が損なわ
れてしまうという問題があった。そして、この問題を無
くすために、水溜め部501aを大きくして、洗面槽5
01を大型にすると、洗面化粧台の設置面積が大きくな
ってしまい、このような洗面化粧台を狭い場所に据え付
けると、使用者に窮屈感や圧迫感をいだかせてしまうと
いう問題があった。
【0006】また、この洗面化粧台では、洗面槽501
の金具取付部501b上に水垂れが生じ易く、ここに水
アカやカビが付着しやすいが、この金具取付部501b
の清掃をするのは容易でなく、洗面槽501の清掃性が
悪いという問題があった。
【0007】この発明は、以上の点に鑑み、洗面槽の機
能を損なうことなく、設置面積を小さく抑えることがで
きるとともに、洗面槽の清掃も容易な洗面化粧台を提供
することを目的とするものである。
【0008】また、この発明は、洗面槽の大きさの割り
には、洗面槽の上縁部内方に大きな水溜め部が形成でき
るとともに、洗面槽の清掃も容易な洗面化粧台を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明は、洗面槽の下方に配置される給水源より、上水配管
と水栓金具とを介して、上記洗面槽内に給水がなされる
洗面化粧台において、上記水栓金具の取付部を有した載
置台を設け、かつ、上記洗面槽の後部側の上縁部の一部
に、内方に突出する幅広縁部を形成して、この幅広縁部
に、上記水栓金具と上記給水源とを連通する上記上水配
管の挿通部を形成するとともに、上記洗面槽の上記幅広
縁部を含んだ上記上縁部上に、上記載置台の取付面を形
成したことである。
【0010】この発明の請求項2の発明は、請求項1の
発明の場合において、前記洗面槽の平面形状をほぼ矩形
状に構成するとともに、前記幅広縁部をこの洗面槽の後
部上縁部に形成し、かつ、この洗面槽の上記後部上縁部
と側部上縁部との交差する角部に、濡れ物置き棚を形成
していることである。
【0011】この発明の請求項3の発明は、請求項2の
発明の場合において、前記幅広縁部を前記後部上縁部の
中央より右側または左側に寄った位置に形成して、前記
洗面槽の水溜め部の内面を、この幅広縁部の側面とこの
側面に凹凸なくつながる前記濡れ物置き棚の側面とで滑
らかに形成したことである。
【0012】この発明の請求項4の発明は、請求項1、
2または3の発明の場合において、前記載置台を、化粧
鏡を有するとともに、下部側に前記水栓金具の取付部を
有する化粧鏡台としたことである。
【0013】この発明の請求項5の発明は、洗面槽の下
方に配置される給水源より、上水配管と水栓金具とを介
して、上記洗面槽内に給水がなされる洗面化粧台におい
て、上記水栓金具の取付部を有した載置台を設け、か
つ、上記洗面槽の左部側または右部側の上縁部の一部
に、内方に突出する幅広縁部を形成して、この幅広縁部
に、上記水栓金具と上記給水源とを連通する上記上水配
管の挿通部を形成するとともに、上記洗面槽の上記幅広
縁部を含んだ上記上縁部上に、上記載置台の取付面を形
成したことである。
【0014】この発明の請求項6の発明は、請求項5の
発明の場合において、前記洗面槽の平面形状をほぼ矩形
状に構成するとともに、この洗面槽の後部上縁部と側部
上縁部との交差する角部に、内側が前記水溜め部に接す
る濡れ物置き棚を形成していることである。
【0015】
【作用】この発明の請求項1の発明では、洗面槽に給水
する水栓金具を、洗面槽上に取り付けられる載置台に取
り付け、かつ、この載置台を、幅広縁部を含んだ洗面槽
の後部側の上縁部上に取り付けている。この場合、幅広
縁部には、上水配管の挿通部が形成できる程度の広さが
あればよいため、洗面槽の上縁部上の、載置台の取付面
は小さなものでよくなる。したがって、この発明では、
洗面槽の大きさの割りには、上縁部の内方に充分な大き
さの水溜め部を形成できる。また、この発明では、洗面
槽の機能を充分に維持した状態で、洗面槽の平面形状を
小さく抑えることができるようになり、その分、洗面化
粧台の設置面積を小さくすることができる。さらに、こ
の発明では、水栓金具を、水垂れが多く水アカ等の生じ
やすい洗面槽に取り付ける必要がない分、洗面槽の清掃
も容易となる。
【0016】この発明の請求項2の発明では、請求項1
の発明の場合において、洗面槽をほぼ矩形状にして、後
部上縁部と左右の側部上縁部の交差する角部に濡れ物置
き棚を形成して、洗面槽の使い勝手の向上を図ってい
る。この場合、後部上縁部と左右の側部上縁部の交差す
る角部は、洗顔や洗髪時において、デッドスペースにな
りやすい部分であるため、ここに濡れ物置き棚を形成し
ても、使用者はこの洗面槽を使用して楽に洗顔や洗髪等
をなすことができる。
【0017】この発明の請求項3の発明では、請求項2
の発明の場合において、幅広縁部を後部上縁部の中央よ
り右側または左側に寄った位置に形成し、洗面槽の水溜
め部の内面を、濡れ物置き棚の側面と幅広縁部の側面と
を利用した凹凸のない面で形成しているため、洗面槽が
すっきりした使い易い形状となり、かつ、洗面槽の美感
も向上する。
【0018】この発明の請求項4の発明では、載置台
を、化粧鏡を有した化粧鏡台とすることにより、洗面化
粧台の機能の向上が図られている。
【0019】この発明の請求項5の発明では、洗面槽に
給水する水栓金具を、洗面槽上に取り付けられる載置台
に取り付け、かつ、この載置台を、幅広縁部を含んだ洗
面槽の左部側または右部側の上縁部上に取り付けてい
る。したがって、この発明でも、請求項1の発明と同様
に、洗面槽の大きさの割りには、上縁部の内方に充分な
大きさの水溜め部が形成できるとともに、洗面槽の機能
を充分に維持した状態で、洗面槽の平面形状を小さく抑
えることができるようになり、その分、洗面化粧台の設
置面積を小さくすることができる。また、洗面槽の清掃
も容易となる。
【0020】この発明の請求項6の発明では、請求項5
の発明の場合において、洗顔時等にデッドスペースとな
りやすい洗面槽の後部側の角部に濡れ物置き棚を形成し
ているため、洗面槽の使い勝手の向上等が図られる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しつつ
説明する。 実施例1.図1ないし図3は、この発明の一実施例に係
る洗面化粧台を示している。
【0022】洗面化粧台1は、図1で示されるように、
キャビネット部11上に洗面槽12が取り付けられた洗
面キャビネット10と、洗面キャビネット10上に載置
して取り付けられる載置台としての金具取付台13と、
金具取付台13に取り付けられる水栓金具としての混合
水栓14および吐水管15と、給水源である止水栓S
1,S2と混合水栓14とを連結する上水配管としての
湯配管16および水配管17とから構成されている。
【0023】洗面キャビネット10は、図1で示される
ように、湯用の止水栓S1と、水用の止水栓S2とが取
り付けられた建物内の側壁に、後面側を密着させた状態
で据え付けられており、止水栓S1,S2がキャビネッ
ト部11内に突出するように位置決めされている。キャ
ビネット部11は、前部側に開閉扉11aを有すととも
に、後部側に止水栓S1,S2の挿入用開口(図示せ
ず)を有している。
【0024】洗面槽12は、図2で示されるように、平
面形状がほぼ矩形状をしており、凹状の水溜め部120
と、この水溜め部120を囲むように、この水溜め部1
20の上部側に設けられた水垂れ防止用の上縁部121
とを有して構成されている。水溜め部120は、底面が
ほぼ平らに形成されており、わずかに傾斜する底面の最
下部に排水栓120aが取り付けられている。
【0025】上縁部121は、洗面槽12の使用者に近
い側にある前部上縁部121aと、この前部上縁部12
1aの左右の両側にある左部上縁部121bおよび右部
上縁部121cと、使用者から最も遠い側にある後部上
縁部121dと、後部上縁部121dと右部上縁部12
1cとの延長線が交差する角部に、洗面槽12の内方に
突き出るように形成されたほぼ台形状の幅広縁部121
eとから構成されている。この幅広縁部121eは、主
として、上水配管16,17の挿通部を確保するための
ものであり、中央にこの挿通部としての開口121fが
形成されている。そして、幅広縁部121eを含んだ上
縁部121の後部側、例えば、後部上縁部121dと幅
広縁部121eとを、図1で示されるように、他の部分
より一段高く形成し、この上面に金具取付台13の取付
面Pを形成している。
【0026】金具取付台13は、図1で示されるよう
に、洗面槽12の取付面Pと同一平面形状をしており、
洗面槽12の幅広縁部121e上に載置される中空のダ
クト部130と、後部上縁部121d上に載置される壁
部131とから構成されている。ダクト部130は、水
栓金具の取り付け部と上水配管16,17の配設部とし
ての機能を有するもので、その底部には、洗面槽12の
開口121fと連通するように開口(図示せず)が形成
されている。なお、金具取付台13は、洗面槽12にボ
ルト等を介して固定されるか、または、建物の壁面にボ
ルト等を介して固定される。
【0027】混合水栓14は、内部に湯と水の開度調整
弁を有しており、湯と水の量を調整して適温の温水を供
給する温度調整バルブである。また、吐水管15は、混
合水栓14からの温水を洗面槽12内に給水する蛇口で
ある。混合水栓14および吐水管15は、図2で示され
るように、金具取付台13のダクト部130の、水溜め
部120に面したほぼ垂直な側壁130aに取り付けら
れる。この場合、混合水栓14のレバー140aを有し
た頭部140と、吐水管15の吐水部150のみが外部
に露出され、混合水栓14の水栓本体141と、吐水管
15の吐水管本体151とはダクト部130内に納めら
れる。そして、吐水管本体151と水栓本体141と
は、連絡管142により連通される。
【0028】また、湯配管16および水配管17は、図
3で示されるように、洗面キャビネット10のキャビネ
ット部11内、および洗面槽12の開口121fを通っ
て金具取付台13のダクト部130内に配置され、下端
が止水栓S1,S2に連結されるとともに、上端が混合
水栓14の水栓本体141に連結される。
【0029】つぎに、この洗面化粧台1の動作について
説明する。まず、湯および水用の止水栓S1,S2を開
栓し、湯と水を湯配管16および水配管17を介して、
混合水栓14の位置まで供給する。なお、止水栓S1に
は、例えば、電気温水器から所定圧の高温の湯が供給さ
れ、止水栓S2には、水道管等を介して、所定圧の水道
水が供給されるものとする。
【0030】つぎに、混合水栓14のレバー140aを
図1中矢印R1方向に回動させて、湯と水との混合割合
を設定した後、レバー140a端を図1中矢印R2方向
に下げると、湯と水が混合した所望の温度の温水が、水
栓本体141から連絡管142を通って吐水管15に供
給される。そして、この温水は、吐水管15の吐水部1
50から洗面槽12の水溜め部120内に供給される。
この場合、使用者は、排水栓120aを閉じ、洗面槽1
2の水溜め部120内に温水を溜めることにより、洗顔
や洗髪を容易になすことができる。そして、洗顔等が終
了すれば、排水栓120aを開け、水溜め部120内の
水を、キャビネット部11内に収容される排水管(図示
せず)を介して外部に排出すればよい。
【0031】ここで、この洗面化粧台1では、洗面槽1
2に、水垂れにより水アカやカビが付着しやすい金具取
付部501b(図17参照)を設けず、水栓金具14,
15を水垂れの生じにくい金具取付台13のダクト部1
30に取り付けているため、洗面槽12の清掃が容易と
なる。なお、金具取付台13の水栓金具14,15が取
り付けられるダクト部130の側壁130aは、ほぼ垂
直に形成されていて、水垂れが生じにくいため、この側
壁130aには水アカやカビは付着しにくい。
【0032】また、この洗面化粧台1では、洗面槽12
に、平面的に一定の面積を必要とする金具取付部501
bを設けず、この金具取付部501bを垂直に立てた状
態の、金具取付台13の側壁130aに、水栓金具1
4,15を突出させた状態で取り付けているため、水溜
め部120を平面サイズを小さくせず、その機能を充分
に維持した状態で、洗面槽12の平面的なサイズを小さ
くすることができる。したがって、洗面化粧台1の平面
的なサイズを小さく抑えることができ、この洗面化粧台
1の設置面積を小さくすることができる。そして、この
洗面化粧台1を特に設置面積が制限される建物の2階等
に据え付けた場合でも、使用者が、この洗面化粧台1に
よって窮屈感や圧迫感を受けるといった状態は少なくな
る。
【0033】さらに、この洗面化粧台1では、洗面槽1
2の金具取付台13を取り付けるための取付面Pを、洗
面槽12の後部上縁部121dの上面と、上水配管1
6,17の配置上必要とされる幅広縁部121eの上面
とで形成し、その面積を最小限に抑えているため、この
点においても、洗面槽12の機能を充分に維持した状態
で、洗面槽12の平面的なサイズを小さくでき、その設
置面積を小さく抑えることができる。この場合、洗面槽
12の幅広縁部121eを、洗面槽12の後部側に形成
し、水溜め部120の前部側の左右幅を広くとっている
ため、使用者は楽な姿勢でこの洗面槽12を使用でき
る。すなわち、洗面槽12の水溜め部120の前部側が
広ければ、例えば、両手を使用して洗顔等を行なった場
合でも、水垂れを生じさせる腕の肘を、水溜め部120
の上方に楽に位置させることができるからである。
【0034】また、この洗面化粧台1では、水栓金具1
4,15が前方に突出した位置にあるため、水栓金具1
4,15の取り扱いが容易となり、高齢者等でも楽に水
栓金具14,15の操作ができる。さらに、この洗面化
粧台1では、洗面槽12の水溜め部120の底部が比較
的平らに形成されているため、この洗面槽12を使用し
て洗濯等も容易になすことができる。
【0035】なお、洗面槽12の幅広縁部121eの形
成位置は、上縁部121の後部側であるが、具体的に
は、洗面槽12の使用者が楽な姿勢で洗顔や洗髪等を行
なっても、左右の腕の肘を水溜め部120の上方におく
ことができる位置であればどこでもよい。また、幅広縁
部121eに形成される開口121fは切り欠きであっ
てもよいのはもちろんである。
【0036】図4は洗面槽12の幅広縁部121eの前
部側を無くし、金具取付台13の取付面Pを小さく形成
した場合を示している。この場合、幅広縁部121eが
小さくなった分だけ、洗面槽12の水溜め部120を大
きくすることができ、その分、洗面槽12の使い勝手を
よくすることができる。なお、この場合、金具取付台1
3のダクト部130の平面形状も小さくなるが、このダ
クト部130には、ほぼ垂直な正面壁130bが形成さ
れるため、混合水栓14をこの正面壁130bに取り付
けることができる。
【0037】図5は洗面キャビネット10上に、金具取
付台13にかえて、化粧鏡台18を取り付けた場合を示
している。化粧鏡台18は、洗面槽12の取付面P上に
載置されるものであり、化粧鏡180と、金具取付部1
81と、収納棚182,183,184と、照明部18
5とを有して構成されている。化粧鏡180は洗面槽1
2の後部上縁部121dの上方に配置されているととも
に、金具取付部181およびこの上方に配置される収納
棚182,183,184は、洗面槽12の幅広縁部1
21eの上方に配置されている。
【0038】金具取付部181は、金具取付台13のダ
クト部130と同一形状および同一機能有するものであ
り、そのほぼ垂直な側面181aに、混合水栓14と吐
水管15とが取り付けられている。そして、混合水栓1
4と止水栓S1,S2とが湯配管16と水配管17とで
連結されている。なお、186は照明部185のスイッ
チ、187は化粧鏡180のくもり止めヒータ用スイッ
チ、188はコンセントである。
【0039】以上のように、この洗面化粧台1において
も、図1等で示した洗面化粧台1と同様な効果を得るこ
とができる。また、この洗面化粧台1では、金具取付部
181の上方に収納棚182,183,184等を設け
ているため、空間の有効利用を図ることができるととも
に、化粧鏡180を有している分、使用者は、洗面や化
粧等を容易になすことができる。さらに、この洗面化粧
台1では、洗面槽12に金具取付部501bが無く、洗
面槽12の水溜め部120のすぐ奥に化粧鏡180が配
置されるため、従来のものに比べ、使用者と化粧鏡18
0との距離が短くなる。このため、この化粧鏡180が
見易くなり、使用者は、この化粧鏡180を使って顔等
を容易に見ることができるようになる。
【0040】実施例2.図6ないし図12は、この発明
の他の実施例に係る洗面化粧台を示している。なお、実
施例1で説明したものと同一機能を有するものには同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0041】洗面化粧台2は、図6で示されるように、
キャビネット部11上に洗面槽20が取り付けられた洗
面キャビネット10と、洗面キャビネット10上に載置
して取り付けられる載置台としての金具取付台21と、
金具取付台21に取り付けられる水栓金具としての混合
水栓14、ホース連結管22、ホース23、シャワーヘ
ッド24およびホルダ25と、給水源である止水栓S
1,S2と混合水栓14とを連結する上水配管としての
湯配管16および水配管17とから構成されている。
【0042】洗面槽20は、図7で示されるように、平
面形状がほぼ矩形状をしているとともに、前部側の中央
部が内方にやや湾曲した形状をしており、水溜め部20
0と、第1および第2濡れ物置き棚201,202と、
水垂れ防止用の上縁部203とを有して構成されてい
る。水溜め部200は、その平面形状がほぼ5角形とな
った左右対称な形状をしており、後部の突出部200a
の下面に排水栓200bが設けられているとともに、側
面上部にオーバーフロー孔200cが形成されている。
なお、この水溜め部200の底面はほぼ平らに形成され
ている。
【0043】上縁部203は、洗面槽20の上部側外周
部に水溜め部200と第1および第2濡れ物置き棚20
1,202とを囲むように設けられたものであり、水垂
れを防止するために、第1および第2濡れ物置き棚20
1,202よりやや上方に突出するように形成されてい
る。この上縁部203は、図7で示されるように、使用
者に最も近い洗面槽20の前側にある前部上縁部203
aと、この前部上縁部203aの両側にある側部上縁部
としての左部上縁部203bおよび右部上縁部203c
と、使用者から最も遠い後側にある後部上縁部203d
とから構成されている。
【0044】後部上縁部203dは、他の上縁部203
より一段高く形成されており、その上面が金具取付台2
1の取付面Qとなっている。また、後部上縁部203d
は、その中央部よりやや右側の位置に、内方に突出する
幅広縁部203eを有している。この幅広縁部203e
は、主として、上水配管16,17の挿通部を確保する
ためのものであり、中央にこの挿通部である開口203
fが形成されている。なお、幅広縁部203eは、その
外側面の一部が水溜め部200の内面を形成するように
滑らかに湾曲して形成されている。
【0045】第1および第2濡れ物置き棚201,20
2は、セッケンやシャンプーボトル等の仮置き場となる
ものである。第1濡れ物置き棚201は、図7で示され
るように、左部上縁部203bと後部上縁部203dと
の交差する角部に、側面が水溜め部200の内面の一部
を形成するよう、ほぼ3角形状に形成されている。ま
た、第2濡れ物置き棚202は、右部上縁部203cと
後部上縁部203dとの交差する角部に、側面が水溜め
部200の内面の一部を形成するよう、湾曲した形状に
形成されている。なお、第2濡れ物置き棚202には、
水溜め部200の排水栓200bの開閉用の引き棒20
4が取り付けられている。
【0046】金具取付台21は、図11で示されるよう
に、下部側の平面形状が洗面槽20の取付面Qと同一形
状をしており、洗面槽20の幅広縁部203e上に載置
される部分に、洗面槽20の開口203fと連通して、
上水配管16,17の配設部となる中空のダクト部21
0が形成されている。ダクト部210の上部側には、図
10で示されるように、ダクト部210とつながった状
態で水栓金具の取付部となる金具取付部211が前方に
突出した状態で形成されている。なお、図9において、
212はダクト部210の左右に設けられた垂直な壁
部、213は上部に形成された前方への突出部、214
は洗面槽20上の金具取付台21を、建物の壁面に固定
するための取付孔、215は小物置き棚である。
【0047】混合水栓14は、図9で示されるように、
金具取付台21の金具取付部211の側壁211aに取
り付けられる。この場合、水栓本体141は金具取付部
211内に収納され、頭部140は側壁211aから外
方に露出される。ホース連結管22は、図9および図1
0で示されるように、ホース取付部22aを下方に突出
させた状態で、金具取付部211の混合水栓14の横に
取り付けられる。そして、図10で示されるように、ホ
ース連結管22と混合水栓14の水栓本体141とは連
絡管142により連通される。また、シャワーヘッド2
4支持用のホルダ25は、金具取付台21のダクト部2
10近傍の、壁部212の上部側に取り付けられる。
【0048】ここで、シャワーヘッド24がホルダ25
に取り付けられた場合、図6で示されるように、シャワ
ーヘッド24の頭部24aは洗面槽20の水溜め部20
0の中央側に向くよう位置決めされる。この場合、ホー
ス連結管22とシャワーヘッド24とを連通させるホー
ス23は、その下部側の折り返し部が水溜め部200の
突出部200a内に位置決めされる。
【0049】なお、湯配管16と水配管17とは、キャ
ビネット部11内および洗面槽20の開口203fを通
って金具取付台21のダクト部210内に配置され、下
端が止水栓S1,S2に連結されるとともに、上端が混
合水栓14の水栓本体141に連結される。
【0050】以上のように、この洗面化粧台2において
は、洗面槽20に金具取付部501b(図17参照)を
設けず、水栓金具14,21,22,23,24,25
を金具取付台21に取り付けているとともに、この金具
取付台21を載置するための洗面槽20の取付面Qを、
小面積の後部上縁部203d上に形成しているため、洗
面槽20の清掃の容易化を図ることができるとともに、
洗面槽20に、その大きさの割りには大きな平面形状の
水溜め部200を形成でき、洗面槽20の機能の向上を
図ることができる。
【0051】また、この洗面化粧台2では、洗顔や洗髪
等において、デッドスペースとなりやすい洗面槽20の
後部側の2隅に、清掃の容易な第1および第2濡れ物置
き棚201,202を設けて、ここにセッケンやシャン
プーボトル等を置けるようにしているため、洗面槽20
全体の有効利用と洗面槽20の使い勝手の向上が図られ
る。この場合、洗面槽20の前部側には、水溜め部20
0が幅一杯に形成されているため、使用者は、洗顔や洗
髪時等に、腕の肘等からの水垂れを気にせず、楽な姿勢
で洗面槽20を使用することができる。
【0052】さらに、この洗面化粧台2では、洗面槽2
0の後部上縁部203dの幅広縁部203eを、後部上
縁部203dの中央より右方にずらした位置に形成する
とともに、幅広縁部203eの側面の形状を滑らかに湾
曲させているため、洗面槽20の水溜め部200の内面
を、幅広縁部203eの側面と、この側面に凹凸なくつ
ながる第2濡れ物置き棚202の側面とを利用して滑ら
かに形成でき、洗面槽20を使い易いすっきりした形状
とすることができる。また、このことにより、洗面槽2
0の美感の向上も図ることができる。
【0053】また、この洗面化粧台2では、シャワーヘ
ッド24用のホルダ25が、金具取付台21の中央上部
に取り付けられているため、洗髪時にホルダ25に支持
されたシャワーヘッド24から頭部に向かって温水を噴
射することができ、洗髪作業の容易化をも図ることがで
きる。
【0054】ここで、図6で示されるように、金具取付
台21の上部に化粧鏡台26を載置して空間の有効利用
を図るようにしてもよい。なお、金具取付台21と化粧
鏡台26とを一体化してもよいのはもちろんである。こ
の場合、化粧鏡台26にはダクト部210と金具取付部
211の機能を付与するようにすればよい。
【0055】また、洗面槽20の後部上縁部203dの
幅広縁部203eを、後部上縁部203dの中央より左
側に形成してもよい。この場合、金具取付台21のダク
ト部210は洗面槽20の左側に位置することとなるた
め、混合水栓14も金具取付台21の左側に取り付けら
れることとなる。さらに、幅広縁部203eに形成され
る開口203fは切り欠き、またはこれに近い凹形状の
ものであってもよいのはもちろんである。
【0056】図12ないし図14は、金具取付台21
に、シャワーヘッド24等にかえて、吐水管15を取り
付けた場合を示している。吐水管15はダクト部210
の上部側の金具取付部211に、側壁211aから吐水
部150を突出させた状態で取り付けられる。この場
合、吐水管15は金具取付台21の左右方向の中央位置
に取り付けられ、吐水管15からの吐水が洗面槽20の
水溜め部200の突出部200a内に落下するようにな
っている。このような金具取付台21を有する洗面化粧
台2においても、上述の洗面化粧台2と同様な効果を得
ることができるのはもちろんである。
【0057】実施例.3 図15および図16は、この発明の他の実施例に係る洗
面化粧台を示している。なお、実施例1で説明したもの
と同一機能を有するものには同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0058】洗面化粧台3は、図15で示されるよう
に、キャビネット部11上に洗面槽30が取り付けられ
た洗面キャビネット10と、洗面キャビネット10上に
載置して取り付けられる載置台としての金具取付台31
と、金具取付台31に取り付けられる水栓金具としての
混合水栓14および吐水管15と、給水源である止水栓
S1,S2と混合水栓14とを連結する上水配管として
の湯配管16および水配管17等とから構成されてい
る。
【0059】洗面槽30は、図16で示されるように、
平面形状がほぼ矩形状をしたものであり、水溜め部30
0と、第1および第2濡れ物置き棚301,302と、
水垂れ防止用の上縁部303とを有して構成されてい
る。水溜め部300は、その平面形状がほぼ5角形とな
った左右対称な形状をしており、後部中央の突出部30
0aの下面に排水栓300bが設けられている。なお、
この水溜め部30の底面はほぼ平らに形成されている。
【0060】上縁部303は、洗面槽30の上部側外周
部に、水溜め部300と第1および第2濡れ物置き棚3
01,302とを囲むように設けられたものであり、水
垂れを防止するために、第1および第2濡れ物置き棚3
01,302よりやや上方に突出するように形成されて
いる。この上縁部303は、図16で示されるように、
前部上縁部303aと、側部上縁部としての左部上縁部
303bおよび右部上縁部303cと、後部上縁部30
3dとから構成されている。この場合、前部上縁部30
3aおよび側部上縁部303b,303cは、外端部側
から内端部側に下傾するように形成されていおり、後部
上縁部303dは、他の部分より一段高く、かつ、細幅
に形成されている。
【0061】左部上縁部303bは、後部上縁部303
d側に寄った後部側に、内方に突出する幅広縁部303
eを有している。この幅広縁部303eは、主として上
水配管16,17の挿通部を確保するためのものであ
り、中央にこの挿通部である開口303fが形成されて
いる。そして、この左部上縁部303bには、幅広縁部
303e上および前部側の外端部側に、平坦な金具取付
台31の取付面Rが形成されている。
【0062】第1および第2濡れ物置き棚301,30
2は、セッケンやシャンプーボトル等の仮置き場となる
ものである。第1濡れ物置き棚301は、図16で示さ
れるように、左上縁部303bと後部上縁部303dの
交差する角部、また、第2濡れ物置き棚302は、右部
上縁部303cと後部上縁部303dの交差する角部
に、それぞれ、側面がわが水溜め部300の突出部30
0aに接するようにほぼ3角形状に形成されている。
【0063】金具取付台31は、図15で示されるよう
に、平面形状が洗面槽30の取付面Rとほぼ同一形状を
しており、洗面槽30の幅広縁部303e上に載置され
る部分に、上水配管17,18の配設部となるととも
に、水栓金具14,15の取付部となる中空のダクト部
310が形成されている。そして、このダクト部310
の下面には、洗面槽30の開口303fと連通する開口
311が形成されている。なお、この金具取付台31
は、建物の側壁に固定されている。
【0064】混合水栓14および吐水管15は、その頭
部140および吐水部150が、金具取付台21のダク
ト部310のほぼ垂直な側壁310aの外方に露出さ
れ、その水栓本体141および吐水管本体151が側壁
310aの内方に納められた状態で、この金具取付台3
1に取り付けられている。また、湯配管16と水配管1
7とは、キャビネット部11内、および開口303f,
311を通って金具取付台31のダクト部310内に配
置され、下端が止水栓S1,S2に連結されるととも
に、上端が混合水栓14の水栓本体141に連結されて
いる。なお、止水栓S1,S2は、供給配管P1,P2
を介して建物内の側壁から前方へやや突出した状態で配
置されている。
【0065】以上のように、この洗面化粧台3において
も、洗面槽30に金具取付部501b(図17参照)を
設けず、水栓金具14,15を金具取付台31に取り付
けているとともに、この金具取付台31を載置するため
の洗面槽30の取付面Rを、小面積の左部上縁部303
b上に形成しているため、洗面槽30の清掃の容易化を
図ることができるとともに、洗面槽30に、その大きさ
の割りには大きな平面形状の水溜め部300を形成で
き、洗面槽30の機能の向上を図ることができる。
【0066】また、この洗面化粧台3でも、洗顔や洗髪
等において、デッドスペースとなりやすい洗面槽30の
後部側の2隅に、清掃の容易な第1および第2濡れ物置
き棚301,302を設けて、ここにセッケンやシャン
プーボトル等を置けるようにしているため、洗面槽30
全体の有効利用と洗面槽30の使い勝手の向上が図られ
る。この場合、洗面槽30の前部側には、水溜め部30
0が幅一杯に形成されるため、使用者は、洗顔や洗髪時
等に、腕の肘等からの水垂れを気にせず、楽な姿勢で洗
面槽30を使用することができる。
【0067】さらに、この洗面化粧台3では、洗面化粧
台2等に比べ、金具取付台31を使用者に近い位置に配
置しているため、水栓金具14,15の操作が容易とな
り、この水栓金具14,15の使い勝手の向上を図るこ
とができる。また、この洗面化粧台3では、金具取付台
31を左部上縁部303bに取り付けているため、洗面
化粧第2等に比べ、後部上縁部303dを細幅にするこ
とができ、洗面化粧台3の奥行き(前後の幅)が小さく
なって、この洗面化粧台3全体の使い勝手の向上を図る
ことができる。
【0068】ここで、洗面槽30の後部上縁部303d
上に化粧鏡を有する化粧鏡台を載置して、この洗面化粧
台3の機能の向上と空間の有効利用を図るようにしても
よい。この場合、化粧鏡台は、直接、洗面槽30上に載
置されるため、背の低い子供や高齢者でも、化粧鏡を充
分に使用することができるようになる。また、この洗面
化粧台3において、洗面槽30の右部上縁部303c側
に、開口303fを有した幅広縁部303eを形成し、
この右部上縁部303c上に金具取付台31の取付面R
を設けるようにしてもよい。
【0069】さらに、洗面槽30に、第1および第2濡
れ物置き棚301,302のいずれか一方または双方を
設けない場合には、更に水溜め部300の平面形状を大
きくすることができ、水溜め部300の機能の向上を図
ることができる。この場合、逆に、洗面槽30(水溜め
部300)の機能を充分に維持した状態で、洗面槽30
の平面形状を小さく抑えることができるため、洗面化粧
台3の小型化を図ることができる。
【0070】また、幅広縁部303eに形成される開口
303fは切り欠き、またはこれに近い凹形状のもので
あってもよいのはもちろんである。
【0071】なお、実施例1,2または3の洗面化粧台
1,2,3において、金具取付台13,21,31に、
サーモスタットタイプの混合水栓や水専用の水栓といっ
た種々の水栓金具を取り付け、これらを使用して洗面槽
12,20,30に給水するようにしてもよい。この場
合、水栓金具は、洗面槽12,20,30に給水できる
ものであればどのようなものでもよく、かつ、水栓金具
の材質は、必ずしも金属製のものに限る必要はない。
【0072】また、湯側の給水源として電気温水器をキ
ャビネット部11内に備え、この電気温水器と湯配管1
6とを接続するようにしてもよい。さらに、湯配管16
および水配管17をフレキシブルな耐圧ホースで構成し
てもよいし、洗面槽12,20,30に水のみ供給する
ようにし、上水配管を水配管17のみとしてもよいのは
もちろんである。
【0073】また、実施例1,2または3の洗面化粧台
1,2,3においては、洗面槽12,20,30の支持
台を、内部に物が収納できるキャビネット部11とした
が、この支持台が内部に物が収納できないタイプのもの
であってもよいのはもちろんである。
【0074】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0075】この発明の請求項1の発明によれば、洗面
槽の下方に配置される給水源より、上水配管と水栓金具
とを介して、洗面槽内に給水がなされる洗面化粧台にお
いて、水栓金具の取付部を有した載置台を設け、かつ、
洗面槽の後部側の上縁部の一部に、内方に突出する幅広
縁部を形成して、この幅広縁部に、水栓金具と給水源と
を連通する上水配管の挿通部を形成するとともに、洗面
槽の幅広縁部を含んだ上縁部上に、載置台の取付面を形
成したので、洗面槽の機能を損なうことなく、洗面化粧
台の設置面積を小さく抑えることができるとともに、洗
面槽の清掃も容易となる。また、この発明によれば、洗
面槽の大きさの割りには、この洗面槽の上縁部内方に大
きな水溜め部を形成することができ、洗面槽の機能の向
上を図ることができるとともに、洗面槽の清掃も容易に
できる。
【0076】この発明の請求項2の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、洗面槽の平面形状をほぼ矩
形状に構成するとともに、幅広縁部をこの洗面槽の後部
上縁部に形成し、かつ、この洗面槽の後部上縁部と側部
上縁部との交差する角部に、濡れ物置き棚を形成してい
るので、洗面槽のデッドスペースとなり易い部分の有効
利用と、洗面槽の使い勝手の向上を図ることができる。
【0077】この発明の請求項3の発明によれば、請求
項2の発明の場合において、幅広縁部を後部上縁部の中
央より右側または左側に寄った位置に形成して、洗面槽
の水溜め部の内面を、この幅広縁部の側面とこの側面に
凹凸なくつながる濡れ物置き棚の側面とで滑らかに形成
したので、洗面槽を使い易い機能的な形状とすることが
できる。
【0078】この発明の請求項4の発明によれば、請求
項1、2または3の発明の場合において、載置台を、化
粧鏡を有するとともに、下部側に水栓金具の取付部を有
する化粧鏡台としたので、洗面化粧台の機能の向上を図
ることができるとともに、化粧鏡も見易い位置に配置す
ることができる。
【0079】この発明の請求項5の発明によれば、洗面
槽の下方に配置される給水源より、上水配管と水栓金具
とを介して、洗面槽内に給水がなされる洗面化粧台にお
いて、水栓金具の取付部を有した載置台を設け、かつ、
洗面槽の左部側または右部側の上縁部の一部に、内方に
突出する幅広縁部を形成して、この幅広縁部に、水栓金
具と給水源とを連通する上水配管の挿通部を形成すると
ともに、洗面槽の幅広縁部を含んだ上縁部上に、載置台
の取付面を形成しているので、請求項1の発明と同様
に、洗面槽の機能を損なうことなく、洗面化粧台の設置
面積を小さく抑えることができるとともに、洗面槽の清
掃も容易となる。また、この発明によれば、請求項1の
発明と同様に、洗面槽の大きさの割りには、この洗面槽
の上縁部内方に大きな水溜め部を形成することができ、
洗面槽の機能の向上を図ることができるとともに、洗面
槽の清掃も容易にできる。さらに、この発明によれば、
請求項1の発明に比べ、水栓金具を使用者に寄った側に
配置できる分、水栓金具の使い勝手の向上を図ることが
できる。
【0080】この発明の請求項6の発明によれば、請求
項5の発明の場合において、洗面槽の平面形状をほぼ矩
形状に構成するとともに、この洗面槽の後部上縁部と側
部上縁部との交差する角部に、内側が水溜め部に接する
濡れ物置き棚を形成しているので、請求項2の発明と同
様に、洗面槽のデッドスペースとなり易い部分の有効利
用と、洗面槽の使い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の洗面化粧台の斜視図であ
る。
【図2】図1の洗面化粧台の平面図である。
【図3】図1の洗面化粧台の正面図である。
【図4】この発明の実施例1の第1の変更実施例に係る
洗面化粧台の平面図である。
【図5】この発明の実施例1の第2の変更実施例に係る
洗面化粧台の正面図である。
【図6】この発明の実施例2の洗面化粧台の斜視図であ
る。
【図7】図6の洗面化粧台の洗面槽の平面図である。
【図8】図6の洗面化粧台の金具取付台等の平面図であ
る。
【図9】図8の金具取付台等の正面図である。
【図10】図9のAーA矢視断面図である。
【図11】図9のBーBの矢視断面図である。
【図12】この発明の実施例2の変更実施例に係る金具
取付台等の正面図である。
【図13】図12のCーC矢視断面図である。
【図14】図12のDーD矢視断面図である。
【図15】この発明の実施例3の洗面化粧台の斜視図で
ある。
【図16】図15の洗面化粧台の洗面槽の平面図であ
る。
【図17】従来の洗面化粧台の平面図である。
【符号の説明】
1,2,3 洗面化粧台 12,20,30 洗面槽 13,21,31 金具取付台(載置台) 14 混合水栓(水栓金具) 15 吐水管(水栓金具) 16 湯配管(上水配管) 17 水配管(上水配管) 18 化粧鏡台(載置台) 22 ホース連結管(水栓金具) 23 ホース(水栓金具) 24 シャワーヘッド(水栓金具) 25 ホルダ(水栓金具) 120,200,300 水溜め部 121 上縁部 121e 幅広縁部 121f 開口(挿通部) 130,181,310 ダクト部(取付部) 201,202 濡れ物置き棚 203,303 上縁部 203b,303b 左部上縁部(側部上縁部) 203c,303c 右部上縁部(側部上縁部) 203d,303d 後部上縁部 203e,303e 幅広縁部 203f,303f 開口(挿通部) 211 金具取付部(取付部) P,Q,R 取付面 S1,S2 止水栓(給水源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 浩介 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 長田 典子 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 福原 深雪 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 加藤 実貴絵 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−99669(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 1/00 A47K 1/02 E03C 1/04 - 1/042

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面槽の下方に配置される給水源より、
    上水配管と水栓金具とを介して、上記洗面槽内に給水が
    なされる洗面化粧台において、 上記水栓金具の取付部を有した載置台を設け、 かつ、上記洗面槽の後部側の上縁部の一部に、内方に突
    出する幅広縁部を形成して、この幅広縁部に、上記水栓
    金具と上記給水源とを連通する上記上水配管の挿通部を
    形成するとともに、 上記洗面槽の上記幅広縁部を含んだ上記上縁部上に、上
    記載置台の取付面を形成したことを特徴とする洗面化粧
    台。
  2. 【請求項2】 前記洗面槽の平面形状をほぼ矩形状に構
    成するとともに、前記幅広縁部を、この洗面槽の後部上
    縁部に形成し、かつ、この洗面槽の上記後部上縁部と側
    部上縁部との交差する角部に、濡れ物置き棚を形成して
    いることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 【請求項3】 前記幅広縁部を前記後部上縁部の中央よ
    り右側または左側に寄った位置に形成して、前記洗面槽
    の水溜め部の内面を、この幅広縁部の側面とこの側面に
    凹凸なくつながる前記濡れ物置き棚の側面とで滑らかに
    形成したことを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  4. 【請求項4】 前記載置台を、化粧鏡を有するととも
    に、下部側に前記水栓金具の取付部を有する化粧鏡台と
    したことを特徴とする請求項1,2または3記載の洗面
    化粧台。
  5. 【請求項5】 洗面槽の下方に配置される給水源より、
    上水配管と水栓金具とを介して、上記洗面槽内に給水が
    なされる洗面化粧台において、 上記水栓金具の取付部を有した載置台を設け、 かつ、上記洗面槽の左部側または右部側の上縁部の一部
    に、内方に突出する幅広縁部を形成して、この幅広縁部
    に、上記水栓金具と上記給水源とを連通する上記上水配
    管の挿通部を形成するとともに、 上記洗面槽の上記幅広縁部を含んだ上記上縁部上に、上
    記載置台の取付面を形成したことを特徴とする洗面化粧
    台。
  6. 【請求項6】 前記洗面槽の平面形状をほぼ矩形状に構
    成するとともに、この洗面槽の後部上縁部と側部上縁部
    との交差する角部に、内側が前記水溜め部に接する濡れ
    物置き棚を形成していることを特徴とする請求項5記載
    の洗面化粧台。
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