JPH11172348A - 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 - Google Patents
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
の浸透時間に長時間を要していた。 【解決手段】 セラミックス粉末を強化材としてプリフ
ォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を
浸透させた金属−セラミックス複合材料において、該セ
ラミックス粉末が、50〜80vol%の粉末充填率を
有し、かつ1〜150μmの平均粒径を有するSiC、
Al2O3またはAlN粉末から成り、該金属が、Tiを
含むAl−Mg系から成ることとした金属−セラミック
ス複合材料。上記金属−セラミックス複合材料の製造方
法において、該金属の浸透方法が、Ti及びMgの存在
下でアルミニウム合金を700〜1000℃の温度でプ
リフォームに浸透させる方法であることとした金属−セ
ラミックス複合材料の製造方法。
Description
合させた金属−セラミックス複合材料及びその製造方法
に関し、特にAl−Mg系にさらにTiを含んだ金属−
セラミックス複合材料及びその製造方法に関する。
たセラミックスと金属の複合材料は、セラミックスと金
属の両方の特性を兼ね備えており、例えばこの複合材料
は、高剛性、低熱膨張性、耐摩耗性等のセラミックスの
優れた特性と、延性、高靱性、高熱伝導性等の金属の優
れた特性を備えている。このように、従来から難しいと
されていたセラミックスと金属の両方の特性を備えてい
るため、機械装置メーカ等の業界から次世代の材料とし
て注目されている。
ムをマトリックスとする複合材料の製造方法は、粉末冶
金法、高圧鋳造法、真空鋳造法等の方法が従来から知ら
れている。しかし、これらの方法は、強化材であるセラ
ミックスの含有量を多くできない、あるいは大型の加圧
装置が必要である、もしくはニアネット成形が困難であ
る、コストが極めて高いなどの理由により、いずれも満
足できるものではなかった。
方法として、米国ランクサイド社が開発した非加圧金属
浸透法が特に注目されている。この方法は、SiCやA
l2O3などのセラミックス粉末で形成されたプリフォー
ムに、Mgを含むアルミニウムインゴットを接触させ、
これをN2雰囲気中で700〜900℃に加熱して溶融
したアルミニウム合金をプリフォームに浸透させる方法
である。これは、化学反応を利用してセラミックス粉末
への溶融金属の濡れ性を改善することにより、加圧しな
くても金属をプリフォームに含浸できるようにした優れ
た方法である。
率を30〜85vol%と広く、かつ高い範囲まで変え
ることができ、しかも、この方法で形成されたプリフォ
ームは、その形状の自由度が高いので、かなり複雑な形
状をニアネットで作ることも可能である。このようにこ
の方法は、加圧装置が不要であり、セラミックスの含有
率を高くすることができ、ニアネット成形も可能となる
方法であるので、前記した問題が解決される優れた方法
である。
法で作製した複合材料は、金属の浸透時間に長時間を要
するという問題があった。この浸透時間は、プリフォー
ムを形成するセラミックス粉末の種類と浸透させるアル
ミニウム金属の種類の組み合わせによってほぼ決まり、
例えば、セラミックス粉末がAl2O3で浸透金属がAl
−Mg系の組み合わせの場合、30mmの厚さを浸透す
るのには80時間が必要であり、AlNと純Alの場合
には、25mmの厚さを浸透するには72時間、SiC
とAl−Si−Mg系の場合には、やや短いがそれでも
50mmの厚さを浸透するには72時間必要としてい
た。
ウムを同じ大きさのプリフォームに押し込む場合には、
数分〜数10分程度の時間で含浸することができ、前後
の処理を加えてもせいぜい数時間程度の時間で終了する
ことができることから、それに比べ著しく長い。しかも
この間、電気炉は占有されているため、炉の回転率は悪
く、生産性が極めて低くなる。その生産性を上げようと
すれば、炉を数多く設置する必要があり、加圧装置が不
要であるから生産コストが安価になるというメリットが
失われ、逆に生産コストが高くなるという事態になる。
合材料が有する課題に鑑みなされたものであって、その
目的は、金属の浸透時間を短縮することのできる金属−
セラミックス複合材料を提供しその製造方法も提供する
ことにある。
を達成するため鋭意研究した結果、プリフォームに浸透
させる金属として、Al−Mg系にさらにTiを含ませ
た金属とすれば、金属の浸透時間を著しく短縮すること
のできる金属−セラミックス複合材料が得られるとの知
見を得て本発明を完成するに至った。
強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォーム
に基材である金属を浸透させた金属−セラミックス複合
材料において、該セラミックス粉末が、50〜80vo
l%の粉末充填率を有し、かつ1〜150μmの平均粒
径を有するSiC、Al2O3またはAlN粉末から成
り、該金属が、Tiを0.1〜10重量%含むAl−M
g系から成ることを特徴とする金属−セラミックス複合
材料(請求項1)とし、また、(2)セラミックス粉末
を強化材としてプリフォームを形成し、そのプリフォー
ムに基材である金属を浸透させる金属−セラミックス複
合材料の製造方法において、該金属の浸透方法が、Ti
及びMgの存在下でアルミニウム合金を700〜100
0℃の温度でプリフォームに浸透させる方法であること
を特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造方法
(請求項2)とし、さらに、(3)Ti量がアルミニウ
ム合金の0.1〜10重量%である請求項2記載の金属
−セラミックス複合材料の製造方法(請求項3)とする
ことを要旨とする。以下さらに詳細に説明する。
は、50〜80vol%の粉末充填率を有し、かつ1〜
150μmの平気粒径を有するSiC、Al2O3または
AlN粉末から成るとし、そのセラミックス粉末に浸透
させた金属としては、Tiを0.1〜10重量%含むA
l−Mg系から成ることとする金属−セラミックス複合
材料とした(請求項1)。セラミックス粉末の粉末充填
率を50〜80vol%としたのは、50vol%より
低いとプリフォームが形成し難く、80vol%を超え
るとプリフォーム中の空隙が狭く、金属の浸透が難しく
なることによる。また、セラミックス粉末をSiC、A
l2O3またはAlN粉末としたのは、これら粉末が金属
に浸透され易いことによる。さらに、それら粉末の平均
粒径を1〜150μmとしたのは、1μmより細かいと
アルミニウムの浸透が難しくなり、150μmより粗い
とプリフォームの形成が難しくなることによる。
0重量%含むAl−Mg系としたのは、従来のAl−M
g系だけでは浸透時間が長く、これにTiを含ませるこ
とにより、浸透時間がAl−Mg系より著しく短くなる
ことによる。このTiについては、特願平9−3428
2で示す通り、Mgと同様含浸促進剤としての効果を有
する金属であって、Mgがなくても非加圧で金属を浸透
することができる金属である。このTiとMgについて
は、従来は各々単独で使用されていたので、金属の浸透
を促進させる効果としてはそれぞれ限定されたものに過
ぎなかったが、これを共用すると単独よりはるかに大き
い促進効果を持つことが判明した。共用すると促進効果
を一段と高める理由は未だ解明されていないが、恐らく
相乗しあって浸透を早めるのではないかと推測される。
なお、Tiの含有量については後述による。
浸透方法を、Ti及びMgの存在下でアルミニウム合金
を700〜1000℃の温度でプリフォームに浸透させ
る方法とする金属−セラミックス複合材料の製造方法と
した(請求項2)。この製造方法は、前述したようにM
gにさらにTiを含んだアルミニウム合金を金属とする
ことにより、浸透時間を著しく短縮させるものである。
そのTiをアルミニウム中に含ませるのは、Mgと同様
プリフォームと金属との間にTiを含む金属粉末を敷き
粉として介在させることで、またはプリフォーム中にT
iを含む金属粉末を含有させることで、あるいは金属中
にTiを含むアルミニウム合金を用いることで、もしく
はこれらを組み合わせることでTiを含ませることがで
き、最終的に浸透させる溶融Al中にMgにさらにTi
を含ませることができればいずれの方法でも構わない。
てできるだけ均一に振り撒くことが望ましく、量が足り
なくて均一に振り撒くことができない場合には、Al2
O3、SiC、AlN等のセラミックス粉末と十分に混
合し、増量したものを用いてもよい。この場合、推奨さ
れるセラミックス粉末としては、#90程度の比較的粗
めの粉末100重量部に対し、Mg金属もしくはMgA
l合金粉末を5〜20重量部、純Ti金属もしくは水素
化チタン粉末を1〜10重量部添加した混合粉末が適し
ている。
合金中に0.1〜10重量%となる量を含めばよく、そ
れより少ないと促進効果が小さく、多いと材料特性を劣
化させる恐れがあり、敷き粉に用いる場合でも、プリフ
ォーム中に含ませる場合でも、あるいはアルミニウム合
金中に含ませる場合でも、いずれの場合でも合計量で上
記範囲に収まればよい。なお、Mgについては、これも
従来通り、Tiと同様敷き粉中に、またはプリフォーム
中に、あるいはアルミニウム金属中に適量含ませればよ
く、特にアルミニウム金属中に含む場合には、Mgの他
にSiなどの金属を含んだアルミニウム金属でも構わな
い。
述べると、先ず強化材として1〜150μmの平均粒径
を有するSiC、Al2O3またはAlN粉末を用意す
る。これら粉末に無機バインダーを、必要があればMg
またはTiもしくはMgとTiを含んだ粉末を加えて混
合する。混合方法は均一に混合できればどんな方法でも
構わない。但し、Mgを含む場合には、乾式法であるい
は有機溶媒中で混合する必要がある。
沈降成形、射出成形、CIP成形などがあるが、いずれ
の方法でも構わない。要は非加圧で金属を浸透するのに
プリフォームの形態を保つことができ、かつ浸透を阻害
しない方法であれば何でもよい。その一例として沈降成
形について述べると、例えば、上述のセラミック粉末と
金属粉末にアンモニウムシリケートなどのバインダーを
3〜10重量%、イオン交換水を20〜40重量%、そ
の他必要に応じて消泡剤などを若干加え、ポットミルで
湿式混合する。但しこの場合にもMgを含む場合には水
に代えて有機溶媒が必要である。混合したスラリーを振
動しながら鋳込み成形する。鋳型は通常はシリコーンゴ
ム型を使用するが、プラスチック、アルミニウム等の型
であってもよく、特に限定はない。それを冷凍して脱型
し、成形体を得る。
温度で焼成してプリフォームを形成する。形成したプリ
フォームの上面に必要があればMgを含む金属粉末また
はTiを含む金属粉末もしくはMgとTiを含む金属粉
末を篩等を用いて振り撒いて敷き、その上にAl−Mg
系、Al−Mg−Ti系または純度が99%以上のAl
等のアルミニウム金属を置き、窒素気流中で非加圧で7
00〜1000℃の温度で溶融し、その溶融金属をプリ
フォームに浸透させた後、冷却して複合材料を作製す
る。
を作製すれば、金属の浸透時間が著しく短縮された金属
−セラミックス複合材料とすることができる。
に挙げ、本発明をより詳細に説明する。
00のAl2O3粉末30重量部の混合粉末を用い、それ
にバインダーとしてコロイダルシリカ液をそのシリカ固
形分がセラミックス粉末100重量部に対し2重量部に
なる量を添加し、さらにイオン交換水を30重量部加
え、ポットミルで16時間混合した。得られたスラリー
を53×53×長さ103mmの成形体が得られるシリ
コンーゴム型に流し込んでセディメントキャスト(沈降
成形)を行ない、−30℃に冷却して冷凍品を得た。得
られた冷凍品を700℃で5時間焼成してプリフォーム
を形成した。
重量部に対し、Mg金属粉末10重量部及びTi金属粉
末3重量部加えた混合粉末を篩を用いて敷き、さらにそ
の上に1.2倍量のAl−7Mg組成のアルミニウム合
金を置き、窒素雰囲気中で825℃の温度で50時間非
加圧浸透させた後、徐冷して金属−セラミックス複合材
料を作製した。
粉末充填率を求めた。その結果、65vol%であっ
た。また、得られた複合材料を切断し、切断面を目視で
観察して金属の浸透状態を調べた。その結果、金属は欠
陥もなく完全に浸透されていた。
00のAl2O3粉末30重量部の混合粉末を用い、それ
にバインダーとしてコロイダルシリカ液をそのシリカ固
形分がセラミックス粉末100重量部に対し2重量部に
なる量を添加し、さらにイオン交換水を30重量部加
え、ポットミルで16時間混合した。得られたスラリー
をφ36×長さ760mmの成形体が得られるシリコン
ーゴム型に流し込んでセディメントキャスト(沈降成
形)を行ない、−30℃に冷却して冷凍品を得た。得ら
れた冷凍品を700℃で5時間焼成してプリフォームを
形成した。
重量部に対し、Mg金属粉末10重量部加えた混合粉末
を篩を用いて敷き、さらにその上に1.1倍量のAl−
7Mg−3Ti組成のアルミニウム合金を置き、窒素雰
囲気中で825℃の温度で45時間非加圧浸透させた
後、徐冷して金属−セラミックス複合材料を作製した。
粉末充填率を求めた。その結果、65vol%であっ
た。また、得られた複合材料を切断し、切断面を目視で
観察して金属の浸透状態を調べた。その結果、金属は欠
陥もなく完全に浸透されていた。
敷く敷き粉にTi金属粉末を加えない敷き粉を用いる他
は実施例1と同様にプリフォームを形成し、複合材料を
作製し、評価した。その結果、50時間の浸透時間では
完了しなかった。これを別に96時間浸透させたが、こ
れでも浸透は完了しなかった。
ーム上に置く合金にTiを加えないAl−7Mg組成の
合金を用いる他は実施例2と同様にプリフォームを形成
し、複合材料を作製し、評価した。その結果、45時間
の浸透時間では完了しなかった。これを別に72時間浸
透させたが、これでも浸透は完了しなかった。このこと
は、アルミニウム金属にMgにさらにTiを含ませれ
ば、浸透時間が著しく短縮されることを示している。
ス複合材料であれば、金属の浸透時間を著しく短縮する
ことのできる金属−セラミックス複合材料とすることが
できるようになった。このことにより、従来欠点であっ
た浸透時間の長さを大幅に改善することができるように
なり、生産コストを大幅に低減できるようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミックス粉末を強化材としてプリフ
ォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を
浸透させた金属−セラミックス複合材料において、該セ
ラミックス粉末が、50〜80vol%の粉末充填率を
有し、かつ1〜150μmの平均粒径を有するSiC、
Al2O3またはAlN粉末から成り、該金属が、Tiを
0.1〜10重量%含むAl−Mg系から成ることを特
徴とする金属−セラミックス複合材料。 - 【請求項2】 セラミックス粉末を強化材としてプリフ
ォームを形成し、そのプリフォームに基材である金属を
浸透させる金属−セラミックス複合材料の製造方法にお
いて、該金属の浸透方法が、Ti及びMgの存在下でア
ルミニウム合金を700〜1000℃の温度でプリフォ
ームに浸透させる方法であることを特徴とする金属−セ
ラミックス複合材料の製造方法。 - 【請求項3】 Ti量がアルミニウム合金の0.1〜1
0重量%である請求項2記載の金属−セラミックス複合
材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34732797A JPH11172348A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34732797A JPH11172348A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172348A true JPH11172348A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18389478
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34732797A Pending JPH11172348A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172348A (ja) |
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- 1997-12-03 JP JP34732797A patent/JPH11172348A/ja active Pending
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