JPH11171430A - 免震ビル用エレベーターのガイドレール部材 - Google Patents
免震ビル用エレベーターのガイドレール部材Info
- Publication number
- JPH11171430A JPH11171430A JP33923197A JP33923197A JPH11171430A JP H11171430 A JPH11171430 A JP H11171430A JP 33923197 A JP33923197 A JP 33923197A JP 33923197 A JP33923197 A JP 33923197A JP H11171430 A JPH11171430 A JP H11171430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- guide rail
- pieces
- elevator
- rail pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/02—Guideways; Guides
- B66B7/023—Mounting means therefor
- B66B7/026—Interconnections
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震があって、変形しても、修理しなくて済
むようにしたガイドレール部材を提供すること。 【解決手段】 複数に分割されたレール片９，１０，１
１と、これらのレール片９，１０，１１を挿通するテン
ションワイヤ１９と、このテンションワイヤ１９の両端
に取り付けられ、上端側レール片９と下端側レール片１
１と係着する一対のバビット２０，２１と、このバビッ
ト２０，２１の一方側に取り付けられた圧縮スプリング
を備え、この圧縮スプリング２４の付勢力によって前記
レール片９，１０，１１を一体に連結したこと。
むようにしたガイドレール部材を提供すること。 【解決手段】 複数に分割されたレール片９，１０，１
１と、これらのレール片９，１０，１１を挿通するテン
ションワイヤ１９と、このテンションワイヤ１９の両端
に取り付けられ、上端側レール片９と下端側レール片１
１と係着する一対のバビット２０，２１と、このバビッ
ト２０，２１の一方側に取り付けられた圧縮スプリング
を備え、この圧縮スプリング２４の付勢力によって前記
レール片９，１０，１１を一体に連結したこと。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震構造のビルに
用いられるエレベーターのガイドレールに関する。
用いられるエレベーターのガイドレールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、免震構造のビルとして、例えば図
５に示すようなものがあり、このビル１０１は中間から
上層部１０２と下層部１０３とに分離され、この中間に
積層ゴム１０４が介装されている。このため、地震時に
は地面の揺れが上層部１０２に伝わりにくくなってい
る。すなわち、上層部１０２は下層部１０３に対して相
対的に異なる方向に揺れることができるようになってい
る。
５に示すようなものがあり、このビル１０１は中間から
上層部１０２と下層部１０３とに分離され、この中間に
積層ゴム１０４が介装されている。このため、地震時に
は地面の揺れが上層部１０２に伝わりにくくなってい
る。すなわち、上層部１０２は下層部１０３に対して相
対的に異なる方向に揺れることができるようになってい
る。
【０００３】このビル１０１に設置されたエレベーター
は、上層部１０２と下層部１０３とを貫いて昇降路１０
８が形成され、この昇降路１０８にかご１０５の上下移
動を案内するガイドレール１０６，１０７が立設されて
いる。
は、上層部１０２と下層部１０３とを貫いて昇降路１０
８が形成され、この昇降路１０８にかご１０５の上下移
動を案内するガイドレール１０６，１０７が立設されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】免震構造のビルは、地
震時には上層部１０２は下層部１０３に対して相対的に
異なる方向に揺れるために、ガイドレール１０６、１０
７の方も上半分側と下半分側とは相対的に異なる方向に
揺れることとなる。
震時には上層部１０２は下層部１０３に対して相対的に
異なる方向に揺れるために、ガイドレール１０６、１０
７の方も上半分側と下半分側とは相対的に異なる方向に
揺れることとなる。
【０００５】したがって、地震が収まった後には、ガイ
ドレール１０６，１０７は変形したままとなってしま
い、このガイドレール１０６，１０７を修理しなければ
エレベーターの復旧はすぐにはできないという問題点が
あった。
ドレール１０６，１０７は変形したままとなってしま
い、このガイドレール１０６，１０７を修理しなければ
エレベーターの復旧はすぐにはできないという問題点が
あった。
【０００６】本発明は、地震があって変形しても、修理
しなくて済むようにしたガイドレール部材を提供するこ
とを目的とする。
しなくて済むようにしたガイドレール部材を提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、複数に分割されたレール
片と、これらのレール片を挿通するテンションワイヤ
と、このテンションワイヤの両端に取り付けられ前記複
数のレール片の中で両端側のレール片と係着する一対の
止め部と、この止め部の一方側に取り付けられた付勢部
材とを備え、この付勢部材の付勢力によって前記レール
片を一体に連結した構成としている。
るために、本発明にあっては、複数に分割されたレール
片と、これらのレール片を挿通するテンションワイヤ
と、このテンションワイヤの両端に取り付けられ前記複
数のレール片の中で両端側のレール片と係着する一対の
止め部と、この止め部の一方側に取り付けられた付勢部
材とを備え、この付勢部材の付勢力によって前記レール
片を一体に連結した構成としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図１ないし図４は本発明に係る免震ビル用エレ
ベーターのガイドレール部材の一実施例を示す図であ
る。
明する。図１ないし図４は本発明に係る免震ビル用エレ
ベーターのガイドレール部材の一実施例を示す図であ
る。
【０００９】図４において、符号１は免震構造のビルで
あり、このビル１は上層部２、下層部３、積層ゴム４と
からなっている。この免震構造のビル１に設けられたエ
レベーターの昇降路５内には、この免震構造に対応した
ガイドレール６，７が立設されている。すなわち、ガイ
ドレール６，７にはこの中間から上下位置に離れた箇所
に、本発明に係るガイドレール部材８が設けられてい
る。
あり、このビル１は上層部２、下層部３、積層ゴム４と
からなっている。この免震構造のビル１に設けられたエ
レベーターの昇降路５内には、この免震構造に対応した
ガイドレール６，７が立設されている。すなわち、ガイ
ドレール６，７にはこの中間から上下位置に離れた箇所
に、本発明に係るガイドレール部材８が設けられてい
る。
【００１０】図１に示すように、ガイドレール部材８
は、１個の上端側レール片９、複数個の中間レール片１
０、１個の下端側レール片１１に分割されており、上端
側レール片９と下端側レール片１１とは継目板１２，１
３を介して他のガイドレール部材１４，１５と連結され
るようになっている。
は、１個の上端側レール片９、複数個の中間レール片１
０、１個の下端側レール片１１に分割されており、上端
側レール片９と下端側レール片１１とは継目板１２，１
３を介して他のガイドレール部材１４，１５と連結され
るようになっている。
【００１１】図２および図３に示すように、上端側レー
ル片９、中間レール片１０、下端側レール片１１には連
結孔１６，１７，１８が形成され、上端側レール片９お
よび下端側レール片１０に形成された連結片１６，１８
は、それぞれ刃部９ａ，１１ａを支持する基板部９ｂ，
１１ｂの裏面側に開口している。なお、中間レール片１
０の連結孔１７はこの重心位置に形成されている。
ル片９、中間レール片１０、下端側レール片１１には連
結孔１６，１７，１８が形成され、上端側レール片９お
よび下端側レール片１０に形成された連結片１６，１８
は、それぞれ刃部９ａ，１１ａを支持する基板部９ｂ，
１１ｂの裏面側に開口している。なお、中間レール片１
０の連結孔１７はこの重心位置に形成されている。
【００１２】上端側レール片９、中間レール片１０、下
端側レール片１１は、連結孔１６，１７，１８を挿通す
るテンションワイヤ１９によって挿通されている。テン
ションワイヤ１９の両端にはバビット２０，２１（止め
部）が溶接され、このバビット２０，２１は基板部９
ｂ，１１ｂの裏面側に位置している。また、一方のバビ
ット２０にはナット２２を有するシンブルロッド２３が
溶接され、このシンブルロッド２３に取り付けられた圧
縮スプリング２４の付勢力によって、上端側レール片
９，中間レール片１０，下端側レール片１１は押圧され
て一体に連結している。なお、ナット２２によってレー
ル片９，１０，１１の連結力は調節することができる。
端側レール片１１は、連結孔１６，１７，１８を挿通す
るテンションワイヤ１９によって挿通されている。テン
ションワイヤ１９の両端にはバビット２０，２１（止め
部）が溶接され、このバビット２０，２１は基板部９
ｂ，１１ｂの裏面側に位置している。また、一方のバビ
ット２０にはナット２２を有するシンブルロッド２３が
溶接され、このシンブルロッド２３に取り付けられた圧
縮スプリング２４の付勢力によって、上端側レール片
９，中間レール片１０，下端側レール片１１は押圧され
て一体に連結している。なお、ナット２２によってレー
ル片９，１０，１１の連結力は調節することができる。
【００１３】上端側レール片９，中間レール片１０，下
端側レール片１１を押圧して一体にしている圧縮スプリ
ング２４の付勢力に抗して力が作用すると、この上端側
レール片９，中間レール片１０，下端側レール片１１は
相対的に位置がずれることになる。前記力が作用しなく
なった後に、上端側レール片１０，下端側レール片１１
がずれずに元の位置に戻るように、これらの間には丸味
を帯びた突起２５とこの突起２５が係合する凹み２６か
らなるズレ止め部が形成されている。
端側レール片１１を押圧して一体にしている圧縮スプリ
ング２４の付勢力に抗して力が作用すると、この上端側
レール片９，中間レール片１０，下端側レール片１１は
相対的に位置がずれることになる。前記力が作用しなく
なった後に、上端側レール片１０，下端側レール片１１
がずれずに元の位置に戻るように、これらの間には丸味
を帯びた突起２５とこの突起２５が係合する凹み２６か
らなるズレ止め部が形成されている。
【００１４】地震時には、ビル１の上層部２と下層部３
とが相対的に異なる方向に揺れることとなる。この揺れ
に伴って、昇降路５に設けられたガイドレール６，７
も、上半分側と下半分側とが相対的に異なる方向に揺れ
る。しかし、ガイドレール６，７には本発明に係るガイ
ドレール部材８が設けられているために、前記揺れによ
る曲げ荷重は圧縮スプリング２４に吸収させることがで
き、このガイドレール６，７は容易に変形することとな
る。地震が収まると、ビル１の上層部２と下層部３は元
に戻り、ガイドレール６，７も元に戻ることができる。
とが相対的に異なる方向に揺れることとなる。この揺れ
に伴って、昇降路５に設けられたガイドレール６，７
も、上半分側と下半分側とが相対的に異なる方向に揺れ
る。しかし、ガイドレール６，７には本発明に係るガイ
ドレール部材８が設けられているために、前記揺れによ
る曲げ荷重は圧縮スプリング２４に吸収させることがで
き、このガイドレール６，７は容易に変形することとな
る。地震が収まると、ビル１の上層部２と下層部３は元
に戻り、ガイドレール６，７も元に戻ることができる。
【００１５】なお、ガイドレール６，７におけるガイド
レール部材８の位置でも、かごのセーフティ装置は作動
させることができる。
レール部材８の位置でも、かごのセーフティ装置は作動
させることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
付勢部材の付勢力によってレール片を一体に連結したの
で、地震が発生しても、地震が収まると変形したガイド
レールは先に戻ることができる。したがって、ガイドレ
ールの修理は必要なく、エレベーターはすぐに復旧させ
ることができる。
付勢部材の付勢力によってレール片を一体に連結したの
で、地震が発生しても、地震が収まると変形したガイド
レールは先に戻ることができる。したがって、ガイドレ
ールの修理は必要なく、エレベーターはすぐに復旧させ
ることができる。
【図１】本発明に係る免震ビル用エレベーターのガイド
レール部材の一実施例を示す斜視図。
レール部材の一実施例を示す斜視図。
【図２】同上分解図。
【図３】同上断面図。
【図４】本発明のガイドレール部材が用いられたガイド
レールの正面図。
レールの正面図。
【図５】従来のガイドレールの正面図。
９，１０，１１…レール片、１９…テンションワイヤ、
２０，２１…バビット、２４…圧縮スプリング。
２０，２１…バビット、２４…圧縮スプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 周作 神奈川県川崎市高津区坂戸３−２−１ 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 複数に分割されたレール片と、これらの
レール片を挿通するテンションワイヤと、このテンショ
ンワイヤの両端に取り付けられ前記複数のレール片の中
で両端側のレール片と係着する一対の止め部と、この止
め部の一方側に取り付けられた付勢部材とを備え、この
付勢部材の付勢力によって前記複数のレール片を一体に
連結したことを特徴とする免震ビル用エレベーターのガ
イドレール部材。 - 【請求項２】 前記一対の止め部を、前記複数のレール
片の中で上端側レール片および下端側レール片の裏面に
係着させるようにしたことを特徴とする請求項１記載の
免震ビル用エレベーターのガイドレール部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33923197A JPH11171430A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 免震ビル用エレベーターのガイドレール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33923197A JPH11171430A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 免震ビル用エレベーターのガイドレール部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11171430A true JPH11171430A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18325503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33923197A Withdrawn JPH11171430A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 免震ビル用エレベーターのガイドレール部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11171430A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012520220A (ja) * | 2009-03-13 | 2012-09-06 | オーチス エレベータ カンパニー | ガイドレールを支持するエレベータシステムドアフレーム |
| US9561934B2 (en) | 2009-03-13 | 2017-02-07 | Otis Elevator Company | Elevator system with guide rail bracket |
| CN113788380A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-14 | 日立电梯（中国）有限公司 | 一种自适应高度的导轨底座 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33923197A patent/JPH11171430A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012520220A (ja) * | 2009-03-13 | 2012-09-06 | オーチス エレベータ カンパニー | ガイドレールを支持するエレベータシステムドアフレーム |
| US9561934B2 (en) | 2009-03-13 | 2017-02-07 | Otis Elevator Company | Elevator system with guide rail bracket |
| US9561936B2 (en) | 2009-03-13 | 2017-02-07 | Otis Elevator Company | Elevator system door frame that supports guide rails |
| CN113788380A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-14 | 日立电梯（中国）有限公司 | 一种自适应高度的导轨底座 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |