JPH10194627A - エレベータのガイドローラ装置 - Google Patents
エレベータのガイドローラ装置Info
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- JPH10194627A JPH10194627A JP9361110A JP36111097A JPH10194627A JP H10194627 A JPH10194627 A JP H10194627A JP 9361110 A JP9361110 A JP 9361110A JP 36111097 A JP36111097 A JP 36111097A JP H10194627 A JPH10194627 A JP H10194627A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/02—Guideways; Guides
- B66B7/04—Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
- B66B7/046—Rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/02—Guideways; Guides
- B66B7/04—Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
- B66B7/048—Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes including passive attenuation system for shocks, vibrations
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガイドレールの屈曲及び撓みなどによりエレ
ベータが上、下移動するとき発生する横振動を防止して
エレベータに搭乗した乗客に安定した乗車感を提供し得
るエレベータのガイドローラ装置を提供しようとするも
のである。 【解決手段】 乗降車の上、下両面の各隅部に固定され
た板状のフレーム100 と、該フレーム100上に下端部が
溶着され、上端部にガイドローラ101が回転可能に嵌合
され、中間部には挿入孔102aが穿孔形成されたレバー10
2と、該レバー102と対向にして形成され、上記フレーム
100上に溶着されたレバー支持台105と、上記レバー102
の上端部とレバー支持台105の上端部とに結合されるコ
イルスプリングと、上記レバー支持台105の中間部と上
記レバー102の挿入孔102aに嵌合されたストッパ104と、
該ストッパ104と上記レバー102間に介在された弾性手段
と、を備えてエレベータのガイドローラ装置を構成す
る。
ベータが上、下移動するとき発生する横振動を防止して
エレベータに搭乗した乗客に安定した乗車感を提供し得
るエレベータのガイドローラ装置を提供しようとするも
のである。 【解決手段】 乗降車の上、下両面の各隅部に固定され
た板状のフレーム100 と、該フレーム100上に下端部が
溶着され、上端部にガイドローラ101が回転可能に嵌合
され、中間部には挿入孔102aが穿孔形成されたレバー10
2と、該レバー102と対向にして形成され、上記フレーム
100上に溶着されたレバー支持台105と、上記レバー102
の上端部とレバー支持台105の上端部とに結合されるコ
イルスプリングと、上記レバー支持台105の中間部と上
記レバー102の挿入孔102aに嵌合されたストッパ104と、
該ストッパ104と上記レバー102間に介在された弾性手段
と、を備えてエレベータのガイドローラ装置を構成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのガイ
ドローラ装置に係るもので、詳しくは、建物内部に垂直
に設定されたエレベータガイドレールの屈曲及び撓みな
どによりエレベータが上、下方向に移動するとき発生す
る横振動を防止し、エレベータの搭乗客に安定した乗車
感を提供し得るエレベータのガイドローラ装置に関する
ものである。
ドローラ装置に係るもので、詳しくは、建物内部に垂直
に設定されたエレベータガイドレールの屈曲及び撓みな
どによりエレベータが上、下方向に移動するとき発生す
る横振動を防止し、エレベータの搭乗客に安定した乗車
感を提供し得るエレベータのガイドローラ装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】一般のエレベータにおいては、図６に示
したように、エレベータの乗降路３の役割をするガイド
レール４が四方側に立設され、それらガイドレール４の
下部にエレベータを駆動する駆動装置（図示されず）が
装着され、該駆動装置に連結された乗降車１が前記ガイ
ドレール４に昇降自在にロープ２により懸架され、該乗
降車１の上下両面の四方側隅部に１組３個ずつ計２４個
のガイドローラ５を有したガイドローラ装置が装着さ
れ、該１組３個のガイドローラ５が前記ガイドレール４
の三方側に嵌合されて、乗降車１がガイドレール４に沿
って昇降するとき発生する衝撃をそれら２４個のガイド
ローラ５がそれぞれ吸収するようになっていた。
したように、エレベータの乗降路３の役割をするガイド
レール４が四方側に立設され、それらガイドレール４の
下部にエレベータを駆動する駆動装置（図示されず）が
装着され、該駆動装置に連結された乗降車１が前記ガイ
ドレール４に昇降自在にロープ２により懸架され、該乗
降車１の上下両面の四方側隅部に１組３個ずつ計２４個
のガイドローラ５を有したガイドローラ装置が装着さ
れ、該１組３個のガイドローラ５が前記ガイドレール４
の三方側に嵌合されて、乗降車１がガイドレール４に沿
って昇降するとき発生する衝撃をそれら２４個のガイド
ローラ５がそれぞれ吸収するようになっていた。
【０００３】このようなエレベータの従来ガイドローラ
５装置においては、図７（Ａ），（Ｂ）及び図８に示し
たように、上記乗降車１の上、下両面の各隅部に板状の
フレーム６がそれぞれ該乗降車１の表面に溶着され、そ
れらフレーム６の表面上に逆Ｌ字状レバー７が三方側に
それぞれ溶着され、それらＬ字状レバー７の屈曲部に各
ガイドローラ５が回転軸５ａにより回転自在に軸支さ
れ、前記各逆Ｌ字状レバー７と対向する前記各フレーム
６の上面にレバー支持台１０がそれぞれ溶着されて、そ
れらレバー支持台１０と逆Ｌ字状レバー７間に衝撃吸収
用のスプリング支持棒１１及びコイルスプリング８がそ
れぞれ挿合され、前記各レバー支持台１０と各逆Ｌ字状
レバー７間にはストッパ支持棒１３がそれぞれ嵌合さ
れ、それらストッパ支持棒１３の外周面にストッパ９が
それぞれ嵌合されて、それらストッパ９及びストッパ支
持棒１３により残余の衝撃が吸収され、衝撃の甚だしい
とき、ガイドローラ５がガイドレール４から離脱される
ことを防止するように構成されていた。
５装置においては、図７（Ａ），（Ｂ）及び図８に示し
たように、上記乗降車１の上、下両面の各隅部に板状の
フレーム６がそれぞれ該乗降車１の表面に溶着され、そ
れらフレーム６の表面上に逆Ｌ字状レバー７が三方側に
それぞれ溶着され、それらＬ字状レバー７の屈曲部に各
ガイドローラ５が回転軸５ａにより回転自在に軸支さ
れ、前記各逆Ｌ字状レバー７と対向する前記各フレーム
６の上面にレバー支持台１０がそれぞれ溶着されて、そ
れらレバー支持台１０と逆Ｌ字状レバー７間に衝撃吸収
用のスプリング支持棒１１及びコイルスプリング８がそ
れぞれ挿合され、前記各レバー支持台１０と各逆Ｌ字状
レバー７間にはストッパ支持棒１３がそれぞれ嵌合さ
れ、それらストッパ支持棒１３の外周面にストッパ９が
それぞれ嵌合されて、それらストッパ９及びストッパ支
持棒１３により残余の衝撃が吸収され、衝撃の甚だしい
とき、ガイドローラ５がガイドレール４から離脱される
ことを防止するように構成されていた。
【０００４】且つ、該ストッパ支持棒１３には上記ガイ
ドローラ５が上記ガイドレール４から脱線することを防
止するため、上記ガイドローラ５の中心の水平移動量を
所定変位以下に抑制するためストッパ９が上記ストッパ
支持棒１３に嵌合され、上記逆Ｌ字状レバー７から所定
間隔δを維持するようになっていた。又、従来ガイドロ
ーラ装置の他の例においては、図９に示したように、上
記乗降車１の上、下両面の各隅部に、複数個の垂直フレ
ーム１４がボルト（図示されず）及びナット（図示され
ず）により結合された下部フレーム１２及び上部フレー
ム１３と、上記垂直フレーム１４に結合されてガイドレ
ール４上を走行するガイドローラ１５と、該ガイドロー
ラ１５を中心に両方側に対称的に結合された２個のガイ
ドローラ１６と、それらガイドローラ１５，１６を上記
垂直フレーム１４に結合させるローラ中心軸１８を基準
に上記垂直フレーム１４の上方側に結合され、該垂直フ
レーム１４を貫通して一端部は後述する固定用ナット２
４に結合され、他端部は他の垂直フレーム（図示され
ず）に固定されて、上記乗降車１の横方向振動を減衰さ
せるための固定ピン１９と、該固定ピン１９に嵌合され
た圧縮コイルスプリング２０と、該圧縮コイルスプリン
グ２０を制御するスプリングシート２３と、上記固定ピ
ン１９の端部に結合されて上記スプリングシート２３を
固定させる固定用ナット２４と、上記垂直フレーム１４
のローラ中心軸１８の下方側に嵌合されて上記乗降車１
の過度な揺動を防止するため、上記垂直フレーム１４を
貫通して一端部が他の垂直フレーム（図示されず）に固
定されるストッパ支持棒１７ａと、上記垂直フレーム１
４とは所定間隔を有して上記ストッパ支持台１７ａに嵌
合されたストッパ１７と、を備えて構成されていた。
ドローラ５が上記ガイドレール４から脱線することを防
止するため、上記ガイドローラ５の中心の水平移動量を
所定変位以下に抑制するためストッパ９が上記ストッパ
支持棒１３に嵌合され、上記逆Ｌ字状レバー７から所定
間隔δを維持するようになっていた。又、従来ガイドロ
ーラ装置の他の例においては、図９に示したように、上
記乗降車１の上、下両面の各隅部に、複数個の垂直フレ
ーム１４がボルト（図示されず）及びナット（図示され
ず）により結合された下部フレーム１２及び上部フレー
ム１３と、上記垂直フレーム１４に結合されてガイドレ
ール４上を走行するガイドローラ１５と、該ガイドロー
ラ１５を中心に両方側に対称的に結合された２個のガイ
ドローラ１６と、それらガイドローラ１５，１６を上記
垂直フレーム１４に結合させるローラ中心軸１８を基準
に上記垂直フレーム１４の上方側に結合され、該垂直フ
レーム１４を貫通して一端部は後述する固定用ナット２
４に結合され、他端部は他の垂直フレーム（図示され
ず）に固定されて、上記乗降車１の横方向振動を減衰さ
せるための固定ピン１９と、該固定ピン１９に嵌合され
た圧縮コイルスプリング２０と、該圧縮コイルスプリン
グ２０を制御するスプリングシート２３と、上記固定ピ
ン１９の端部に結合されて上記スプリングシート２３を
固定させる固定用ナット２４と、上記垂直フレーム１４
のローラ中心軸１８の下方側に嵌合されて上記乗降車１
の過度な揺動を防止するため、上記垂直フレーム１４を
貫通して一端部が他の垂直フレーム（図示されず）に固
定されるストッパ支持棒１７ａと、上記垂直フレーム１
４とは所定間隔を有して上記ストッパ支持台１７ａに嵌
合されたストッパ１７と、を備えて構成されていた。
【０００５】このように構成されたエレベータの従来ガ
イドローラ装置は、ガイドレール４の設置状態不良及び
連結部の老化並びに表面粗さの変化などにより、乗降車
１の乗降時に横振動が発生すると、上記ガイドレール４
から各ガイドローラ５を介して乗降車１に伝達される。
このとき、エレベータの条件が良好であると、上記横振
動による加振力は、上記乗降車１の上、下両面のガイド
ローラ５に均衡に分散されると同時に該ガイドローラ５
の圧縮コイルスプリング８，２０により緩衝される。
イドローラ装置は、ガイドレール４の設置状態不良及び
連結部の老化並びに表面粗さの変化などにより、乗降車
１の乗降時に横振動が発生すると、上記ガイドレール４
から各ガイドローラ５を介して乗降車１に伝達される。
このとき、エレベータの条件が良好であると、上記横振
動による加振力は、上記乗降車１の上、下両面のガイド
ローラ５に均衡に分散されると同時に該ガイドローラ５
の圧縮コイルスプリング８，２０により緩衝される。
【０００６】併し、エレベータの条件が不良であると、
上記ガイドレール４の状態が悪く、乗降車１内の乗客及
び荷物が一方向に過度に偏って上記乗降車１のバランス
が崩れ、該乗降車１に加えられる横振動の加振力が大き
いときは、上記レバー７又は垂直フレーム１４から所定
の許容移動変位（δ）を有して設置されたストッパ９，
１７により、上記レバー７及び垂直フレーム１４並びに
ガイドローラ５の水平移動が該所定変位（δ）以下にな
る。
上記ガイドレール４の状態が悪く、乗降車１内の乗客及
び荷物が一方向に過度に偏って上記乗降車１のバランス
が崩れ、該乗降車１に加えられる横振動の加振力が大き
いときは、上記レバー７又は垂直フレーム１４から所定
の許容移動変位（δ）を有して設置されたストッパ９，
１７により、上記レバー７及び垂直フレーム１４並びに
ガイドローラ５の水平移動が該所定変位（δ）以下にな
る。
【０００７】即ち、図４に示したように、エレベータの
条件が良好であるとき、圧縮コイルスプリング８，２０
により支持される区間がＡ特性を有する場合はＰO 〜Ｐ
A 区間になり、Ｂ線特性を有する場合はＰO 〜ＰB 区間
になるため、上記ガイドレール４の屈曲及び撓み等によ
り発生される加振力は上記ガイドローラ５に変位を発生
させ、該ガイドローラ５に装着された上記圧縮コイルス
プリング８，２０が変形されて変位による横振動を緩衝
させる。
条件が良好であるとき、圧縮コイルスプリング８，２０
により支持される区間がＡ特性を有する場合はＰO 〜Ｐ
A 区間になり、Ｂ線特性を有する場合はＰO 〜ＰB 区間
になるため、上記ガイドレール４の屈曲及び撓み等によ
り発生される加振力は上記ガイドローラ５に変位を発生
させ、該ガイドローラ５に装着された上記圧縮コイルス
プリング８，２０が変形されて変位による横振動を緩衝
させる。
【０００８】そして、このような上記圧縮コイルスプリ
ング８，２０による緩衝効果を高めるためには、該圧縮
コイルスプリング８，２０のスプリング常数値（Ｋ）を
小さくすべきであり、もし、エレベータに不均衡の荷重
又は集中荷重が加えられたときは上記乗降車１の傾斜が
大きくなって他の装置との干渉を発生すると同時に、上
記乗降車１に設置されたガイドローラ５がガイドレール
４から脱線するという安全上の問題がある。
ング８，２０による緩衝効果を高めるためには、該圧縮
コイルスプリング８，２０のスプリング常数値（Ｋ）を
小さくすべきであり、もし、エレベータに不均衡の荷重
又は集中荷重が加えられたときは上記乗降車１の傾斜が
大きくなって他の装置との干渉を発生すると同時に、上
記乗降車１に設置されたガイドローラ５がガイドレール
４から脱線するという安全上の問題がある。
【０００９】且つ、図４のＡ線に示したように、上記ガ
イドローラ５の圧縮コイルスプリング８，２０支持力で
あるＰA に対する上記ガイドローラ５の中心部の変位が
容易にδａを越えるため、硬いストッパ９，１７が作用
してエレベータの横振動をより悪化させ、上記ガイドロ
ーラ５の作用が上記圧縮コイルスプリング８，２０のみ
支持されＡ線特性を有する場合は、支持力ＰO 〜ＰA 区
間のガイドローラの変位がδａ以下の区間と、ストッパ
９，１７により支持される支持力ＰA 以上のガイドロー
ラ５の変位がδａ以上の区間と、を出入りするとき、ス
プリング特性の急変化によりエレベータの振動が一層悪
化されるという問題点があった。
イドローラ５の圧縮コイルスプリング８，２０支持力で
あるＰA に対する上記ガイドローラ５の中心部の変位が
容易にδａを越えるため、硬いストッパ９，１７が作用
してエレベータの横振動をより悪化させ、上記ガイドロ
ーラ５の作用が上記圧縮コイルスプリング８，２０のみ
支持されＡ線特性を有する場合は、支持力ＰO 〜ＰA 区
間のガイドローラの変位がδａ以下の区間と、ストッパ
９，１７により支持される支持力ＰA 以上のガイドロー
ラ５の変位がδａ以上の区間と、を出入りするとき、ス
プリング特性の急変化によりエレベータの振動が一層悪
化されるという問題点があった。
【００１０】従って、この問題点を解決する手段とし
て、スプリング常数値（Ｋ）の大きい圧縮コイルスプリ
ング８を用いて、上記ガイドローラ５の作用が圧縮コイ
ルスプリング８，２０だけで支持される区間を広げ、良
好条件のＰO 〜ＰA 区間だけでなく不良条件のＰA 〜Ｐ
B 区間までも上記ストッパ９，１７が作用せずに、圧縮
コイルスプリング８，２０による支持力の範囲内で上記
ガイドレール４の屈曲及び撓み等により発生される加振
力を緩衝すべきである。
て、スプリング常数値（Ｋ）の大きい圧縮コイルスプリ
ング８を用いて、上記ガイドローラ５の作用が圧縮コイ
ルスプリング８，２０だけで支持される区間を広げ、良
好条件のＰO 〜ＰA 区間だけでなく不良条件のＰA 〜Ｐ
B 区間までも上記ストッパ９，１７が作用せずに、圧縮
コイルスプリング８，２０による支持力の範囲内で上記
ガイドレール４の屈曲及び撓み等により発生される加振
力を緩衝すべきである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来のガイドローラ装置においては、良好条件
である支持力ＰO 〜ＰA 区間の条件下で運行するとき、
上記ガイドローラ５の圧縮コイルスプリング８，２０の
スプリング特性が図４のＡ線、又は、Ｃ線に比べて硬く
決定されるため、振動特性の不利益を感受しなければな
らないという不都合な点があった。
成された従来のガイドローラ装置においては、良好条件
である支持力ＰO 〜ＰA 区間の条件下で運行するとき、
上記ガイドローラ５の圧縮コイルスプリング８，２０の
スプリング特性が図４のＡ線、又は、Ｃ線に比べて硬く
決定されるため、振動特性の不利益を感受しなければな
らないという不都合な点があった。
【００１２】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、エレベータの横振動を防止して乗客に
安定した乗車感を提供し得るエレベータのガイドローラ
装置を提供することを目的とする。
なされたもので、エレベータの横振動を防止して乗客に
安定した乗車感を提供し得るエレベータのガイドローラ
装置を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明の第１実施の形態に係るエレベータのガイ
ドローラ装置においては、乗降車の上、下両面の各隅部
に溶着された板状のフレームと、該フレームの上面三方
側にそれぞれ溶着され、屈曲部にはガイドローラが回転
軸により回転自在に嵌合され、中間部には挿入孔が穿孔
形成された複数の逆Ｌ字状レバーと、該逆Ｌ字状レバー
と対向してフレーム上に溶着され衝撃を吸収するレバー
支持台と、上記逆Ｌ字状レバーの上端部と上記レバー支
持台との間に挿合されたコイルスプリングと、上記レバ
ー支持台の中間部と上記逆Ｌ字状レバーの挿入孔に貫設
されたストッパ支持棒の外周面に嵌合されたストッパ
と、該ストッパ側方のストッパ支持棒の外周面に嵌合さ
れた弾性手段と、を備えて構成されている。
るため本発明の第１実施の形態に係るエレベータのガイ
ドローラ装置においては、乗降車の上、下両面の各隅部
に溶着された板状のフレームと、該フレームの上面三方
側にそれぞれ溶着され、屈曲部にはガイドローラが回転
軸により回転自在に嵌合され、中間部には挿入孔が穿孔
形成された複数の逆Ｌ字状レバーと、該逆Ｌ字状レバー
と対向してフレーム上に溶着され衝撃を吸収するレバー
支持台と、上記逆Ｌ字状レバーの上端部と上記レバー支
持台との間に挿合されたコイルスプリングと、上記レバ
ー支持台の中間部と上記逆Ｌ字状レバーの挿入孔に貫設
されたストッパ支持棒の外周面に嵌合されたストッパ
と、該ストッパ側方のストッパ支持棒の外周面に嵌合さ
れた弾性手段と、を備えて構成されている。
【００１４】そして、本発明の第２実施の形態に係るエ
レベータのガイドローラ装置においては、乗降車の上、
下両面の各隅部に下部フレームがそれぞれ溶着され、そ
れら下部フレームにそれぞれ螺合された複数の上部フレ
ーム及び垂直フレームと、上記各垂直フレームに螺合さ
れて前記ガイドレールを沿って走行する複数個のガイド
ローラと、それらガイドローラが上記各垂直フレームに
螺合される各ローラ回転軸を基準にして上記各垂直フレ
ームの下部側に螺合されたストッパ支持台と、上記各垂
直フレームとは所定間隔を有して上記ストッパ支持台に
嵌合されるストッパと、上記ローラ回転軸を基準にして
上記各垂直フレームの上方側にそれぞれ螺合された固定
ピンと、それら固定ピンの一側端部に螺合された固定用
ナットと、それら固定用ナットと上記垂直フレーム間に
挿合された緩衝部材の弾性手段と、から構成されてい
る。
レベータのガイドローラ装置においては、乗降車の上、
下両面の各隅部に下部フレームがそれぞれ溶着され、そ
れら下部フレームにそれぞれ螺合された複数の上部フレ
ーム及び垂直フレームと、上記各垂直フレームに螺合さ
れて前記ガイドレールを沿って走行する複数個のガイド
ローラと、それらガイドローラが上記各垂直フレームに
螺合される各ローラ回転軸を基準にして上記各垂直フレ
ームの下部側に螺合されたストッパ支持台と、上記各垂
直フレームとは所定間隔を有して上記ストッパ支持台に
嵌合されるストッパと、上記ローラ回転軸を基準にして
上記各垂直フレームの上方側にそれぞれ螺合された固定
ピンと、それら固定ピンの一側端部に螺合された固定用
ナットと、それら固定用ナットと上記垂直フレーム間に
挿合された緩衝部材の弾性手段と、から構成されてい
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。本発明の第１実施の形態に
係るエレベータのガイドローラ装置においては、図１に
示したように、乗降車（図示されず）の上、下両面の各
隅部に溶着された板状のフレーム１００と、該フレーム
１００上に下端部が溶着され上端部にはガイドローラ１
０１の回転軸１０１ａが嵌合されて、上記回転軸１０１
ａの下部所定部位には挿入孔１０２ａが穿孔形成された
複数の逆Ｌ字状レバー１０２と、それらレバー１０２は
対向にして前記フレーム１００の上面に溶着された複数
のレバー支持台１０５と、上記逆Ｌ字状レバー１０２と
レバー支持台１０５間に挿合された弾性部材の圧縮コイ
ルスプリング１０３と、一方側は上記レバー支持台１０
５の中間部に係合され、他方側は上記逆Ｌ字状レバー１
０２に穿孔形成された挿入孔１０２ａを貫通して水平移
動可能に嵌合されたストッパ支持棒１０７と、該ストッ
パ支持棒１０７の外周面に嵌合され、上記ガイドローラ
１０１が上記ガイドレール４から脱線することを防止す
るため上記ガイドローラ１０１の水平移動量を所定変位
δ以下に抑制するストッパ１０４と、該ストッパ１０４
の側方のストッパ支持棒１０７に嵌合された弾性部材１
０８と、を備えて構成されている。
し、図面を用いて説明する。本発明の第１実施の形態に
係るエレベータのガイドローラ装置においては、図１に
示したように、乗降車（図示されず）の上、下両面の各
隅部に溶着された板状のフレーム１００と、該フレーム
１００上に下端部が溶着され上端部にはガイドローラ１
０１の回転軸１０１ａが嵌合されて、上記回転軸１０１
ａの下部所定部位には挿入孔１０２ａが穿孔形成された
複数の逆Ｌ字状レバー１０２と、それらレバー１０２は
対向にして前記フレーム１００の上面に溶着された複数
のレバー支持台１０５と、上記逆Ｌ字状レバー１０２と
レバー支持台１０５間に挿合された弾性部材の圧縮コイ
ルスプリング１０３と、一方側は上記レバー支持台１０
５の中間部に係合され、他方側は上記逆Ｌ字状レバー１
０２に穿孔形成された挿入孔１０２ａを貫通して水平移
動可能に嵌合されたストッパ支持棒１０７と、該ストッ
パ支持棒１０７の外周面に嵌合され、上記ガイドローラ
１０１が上記ガイドレール４から脱線することを防止す
るため上記ガイドローラ１０１の水平移動量を所定変位
δ以下に抑制するストッパ１０４と、該ストッパ１０４
の側方のストッパ支持棒１０７に嵌合された弾性部材１
０８と、を備えて構成されている。
【００１６】ここで、上記弾性部材１０８の一方の側は
平面に形成されて上記ストッパ１０４の前面に当接し、
他方の側は半球状に形成されて上記レバー１０２の一側
面に当接するようになっている。且つ、上記弾性部材１
０８は、自体スプリング特性を有するようにゴム材によ
り形成されている。
平面に形成されて上記ストッパ１０４の前面に当接し、
他方の側は半球状に形成されて上記レバー１０２の一側
面に当接するようになっている。且つ、上記弾性部材１
０８は、自体スプリング特性を有するようにゴム材によ
り形成されている。
【００１７】又、上記弾性部材１０８の上記レバー１０
２に接触される部位を半球状に形成する理由は、ヒンジ
軸（図示されず）を中心とする上記レバー１０２の前、
後回転運動を干渉されることなく正確に支持するためで
ある。以下、このように構成される本発明の第１実施の
形態に係るエレベータのガイドローラ装置の作用を説明
する。
２に接触される部位を半球状に形成する理由は、ヒンジ
軸（図示されず）を中心とする上記レバー１０２の前、
後回転運動を干渉されることなく正確に支持するためで
ある。以下、このように構成される本発明の第１実施の
形態に係るエレベータのガイドローラ装置の作用を説明
する。
【００１８】先ず、建物内部のガイドレール（図示され
ず）の屈曲及び撓み等により発生される加振力はガイド
ローラ１０１に伝達され、該ガイドローラ１０１を支持
するレバー１０２に変位を発生させて、上記ガイドレー
ル方向に弾支する圧縮コイルスプリング１０３を変形さ
せる。このとき、該圧縮コイルスプリング１０３のスプ
リング特性は、図４に示したＣ線のようなスプリング特
性値に接近し、上記圧縮コイルスプリング１０３と、ス
トッパ１０４とレバー１０２間に介在された弾性部材１
０８と、作用し、該弾性部材１０８の作用により、上記
圧縮コイルスプリング１０３とスプリング常数値の大き
いストッパ１０４間のスプリング特性差を低減させるよ
うになる。
ず）の屈曲及び撓み等により発生される加振力はガイド
ローラ１０１に伝達され、該ガイドローラ１０１を支持
するレバー１０２に変位を発生させて、上記ガイドレー
ル方向に弾支する圧縮コイルスプリング１０３を変形さ
せる。このとき、該圧縮コイルスプリング１０３のスプ
リング特性は、図４に示したＣ線のようなスプリング特
性値に接近し、上記圧縮コイルスプリング１０３と、ス
トッパ１０４とレバー１０２間に介在された弾性部材１
０８と、作用し、該弾性部材１０８の作用により、上記
圧縮コイルスプリング１０３とスプリング常数値の大き
いストッパ１０４間のスプリング特性差を低減させるよ
うになる。
【００１９】即ち、上記レバー１０２が上記圧縮コイル
スプリング１０３だけで支持される区間を越える加振力
により所定変位を離れると、スプリング常数値が高くて
硬い上記ストッパ１０４に接触されて阻止されるが、こ
のとき発生される上記圧縮コイルスプリング１０３とス
トッパ１０４間のスプリング特性差は、上記圧縮コイル
スプリング１０３とストッパ１０４間に介在された弾性
手段の弾性部材１０８により緩和される。
スプリング１０３だけで支持される区間を越える加振力
により所定変位を離れると、スプリング常数値が高くて
硬い上記ストッパ１０４に接触されて阻止されるが、こ
のとき発生される上記圧縮コイルスプリング１０３とス
トッパ１０４間のスプリング特性差は、上記圧縮コイル
スプリング１０３とストッパ１０４間に介在された弾性
手段の弾性部材１０８により緩和される。
【００２０】よって、上記ガイドレール（図示されず）
の屈曲及び撓み等により発生される加振力がガイドロー
ラ１０１に伝達されて発生する変位に対する上記ガイド
ローラ１０１の作用は、図４のＣ線に示したように、上
記圧縮コイルスプリング１０３だけで支持されるＰO 〜
ＰA 区間と、ストッパ１０４により支持される支持力Ｐ
B 以上の区間とを柔らかに出入りするだけではなく、乗
降車内の乗客及び荷物が一方向に偏って上記ガイドロー
ラ１０１に過度な力が作用したとき、又は地震などの非
情事態が発生したときは、上記圧縮コイルスプリング１
０３、ストッパ１０４、及び弾性部材１０８が加振力の
変位に対して一緒に作用する。
の屈曲及び撓み等により発生される加振力がガイドロー
ラ１０１に伝達されて発生する変位に対する上記ガイド
ローラ１０１の作用は、図４のＣ線に示したように、上
記圧縮コイルスプリング１０３だけで支持されるＰO 〜
ＰA 区間と、ストッパ１０４により支持される支持力Ｐ
B 以上の区間とを柔らかに出入りするだけではなく、乗
降車内の乗客及び荷物が一方向に偏って上記ガイドロー
ラ１０１に過度な力が作用したとき、又は地震などの非
情事態が発生したときは、上記圧縮コイルスプリング１
０３、ストッパ１０４、及び弾性部材１０８が加振力の
変位に対して一緒に作用する。
【００２１】即ち、建物内部の乗降路内に垂直設置され
たガイドレールの屈曲及び撓みにより発生される加振力
はガイドローラ１０１に伝達され、該加振力による上記
ガイドローラ１０１の変位はレバー１０２に変位を発生
させる。このような初期変位はエレベータの条件が良好
であるとき、図４に示したように、乗降車内の乗客及び
荷物が一方向に偏らず乗降車のバランスがとれたときに
発生すると、上記ガイドローラ１０１の作用は圧縮コイ
ルスプリング１０３だけで支持される支持力ＰO 〜ＰA
区間に該当する。且つ、このように圧縮コイルスプリン
グ１０３だけで支持される区間においては、上記ガイド
レールの変位に対向して上記圧縮コイルスプリング１０
３と弾性部材１０８とが一緒に作用するが、このとき、
上記弾性部材１０８の作用は微弱であるため、エレベー
タの振動特性は良好になる。
たガイドレールの屈曲及び撓みにより発生される加振力
はガイドローラ１０１に伝達され、該加振力による上記
ガイドローラ１０１の変位はレバー１０２に変位を発生
させる。このような初期変位はエレベータの条件が良好
であるとき、図４に示したように、乗降車内の乗客及び
荷物が一方向に偏らず乗降車のバランスがとれたときに
発生すると、上記ガイドローラ１０１の作用は圧縮コイ
ルスプリング１０３だけで支持される支持力ＰO 〜ＰA
区間に該当する。且つ、このように圧縮コイルスプリン
グ１０３だけで支持される区間においては、上記ガイド
レールの変位に対向して上記圧縮コイルスプリング１０
３と弾性部材１０８とが一緒に作用するが、このとき、
上記弾性部材１０８の作用は微弱であるため、エレベー
タの振動特性は良好になる。
【００２２】併し、エレベータの条件が不良であると
き、即ち、上記ガイドレールの状態が不良で、乗降車内
の乗客及び荷物が一方向に偏って上記乗降車のバランス
が崩れたときに発生すると、上記ガイドローラ１０１の
作用は圧縮コイルスプリング１０３だけで支持される支
持力ＰO 〜ＰA 区間とストッパ１０４により支持される
支持力ＰB 以上の区間とを出入りするようになる。
き、即ち、上記ガイドレールの状態が不良で、乗降車内
の乗客及び荷物が一方向に偏って上記乗降車のバランス
が崩れたときに発生すると、上記ガイドローラ１０１の
作用は圧縮コイルスプリング１０３だけで支持される支
持力ＰO 〜ＰA 区間とストッパ１０４により支持される
支持力ＰB 以上の区間とを出入りするようになる。
【００２３】このとき、上記ガイドローラ１０１の変位
に対しては、上記圧縮コイルスプリング１０３と弾性部
材１０８とがそれぞれ支持力を分担して作用するため、
急なスプリング特性差を最小化することができる。即
ち、ガイドレールの変形による加振力により上記ストッ
パ１０４がレバー１０２方向に作用するときには、上記
弾性部材１０８が常に上記レバー１０２に接触された状
態で加振力による変位に対向するようになっているた
め、上記圧縮コイルスプリング１０３だけで支持される
支持力ＰO 〜ＰA 区間とストッパ１０４により支持され
る支持力ＰB 以上の区間とを出入りするときにも、上記
ガイドローラ１０１の作用は急激なスプリング特性の変
化なく、図４のＣ線に示したような穏やかな曲線を示
し、よって、エレベータはどのような運行条件下でも良
好な振動特性を有するようになる。
に対しては、上記圧縮コイルスプリング１０３と弾性部
材１０８とがそれぞれ支持力を分担して作用するため、
急なスプリング特性差を最小化することができる。即
ち、ガイドレールの変形による加振力により上記ストッ
パ１０４がレバー１０２方向に作用するときには、上記
弾性部材１０８が常に上記レバー１０２に接触された状
態で加振力による変位に対向するようになっているた
め、上記圧縮コイルスプリング１０３だけで支持される
支持力ＰO 〜ＰA 区間とストッパ１０４により支持され
る支持力ＰB 以上の区間とを出入りするときにも、上記
ガイドローラ１０１の作用は急激なスプリング特性の変
化なく、図４のＣ線に示したような穏やかな曲線を示
し、よって、エレベータはどのような運行条件下でも良
好な振動特性を有するようになる。
【００２４】又、本発明の第２実施の形態に係るエレベ
ータのガイドローラ装置においては、図２に示したよう
に、乗降車（図示されず）の上、下両面の各隅部に複数
個の垂直フレーム２０２がボルト（図示されず）及びナ
ット（図示されず）により連結下部フレーム２００及び
上部フレーム２０１と、上部垂直フレーム２０２に結合
されてエレベータのガイドレールを走行するガイドロー
ラ２０３と、該垂直ローラ２０３の両方側に各垂直フレ
ーム２０２にそれぞれ結合された２つのガイドローラ２
０４と、それらガイドローラ２０３，２０４が上記垂直
フレーム２０２に結合されるローラ回転軸２０４ａを基
準にして下方側に結合されるストッパ支持台２０５ａ
と、上記各垂直フレーム２０２とは所定間隔を有して該
ストッパ支持台２０５ａに嵌合され、上記乗降車の過度
な揺動を防止するストッパ２０５と、上記ローラ回転軸
２０４ａを基準にして上記各垂直フレーム２０２の上方
側にそれぞれ螺合された固定ピン２０６と、それら固定
ピン２０６の一方端に螺合された固定用ナット２１２
と、それら固定用ナット２１２と上記垂直フレーム２０
２間に挿合された緩衝部材の弾性手段と、を備えて構成
されている。
ータのガイドローラ装置においては、図２に示したよう
に、乗降車（図示されず）の上、下両面の各隅部に複数
個の垂直フレーム２０２がボルト（図示されず）及びナ
ット（図示されず）により連結下部フレーム２００及び
上部フレーム２０１と、上部垂直フレーム２０２に結合
されてエレベータのガイドレールを走行するガイドロー
ラ２０３と、該垂直ローラ２０３の両方側に各垂直フレ
ーム２０２にそれぞれ結合された２つのガイドローラ２
０４と、それらガイドローラ２０３，２０４が上記垂直
フレーム２０２に結合されるローラ回転軸２０４ａを基
準にして下方側に結合されるストッパ支持台２０５ａ
と、上記各垂直フレーム２０２とは所定間隔を有して該
ストッパ支持台２０５ａに嵌合され、上記乗降車の過度
な揺動を防止するストッパ２０５と、上記ローラ回転軸
２０４ａを基準にして上記各垂直フレーム２０２の上方
側にそれぞれ螺合された固定ピン２０６と、それら固定
ピン２０６の一方端に螺合された固定用ナット２１２
と、それら固定用ナット２１２と上記垂直フレーム２０
２間に挿合された緩衝部材の弾性手段と、を備えて構成
されている。
【００２５】そして、上記弾性手段においては、図３に
示したように、上記垂直フレーム２０２に固定ピン２０
６が嵌合され、該固定ピン２０６の端部には固定用ナッ
ト２１２が螺合され、上記固定ピン２０６の外周面の垂
直フレーム２０２側にスプリングシート２０８が嵌合さ
れ、上記固定ピン２０６の外周面の固定用ナット２１２
側にスプリングシート２１０が嵌合され、各スプリング
シート２０８，２１０の間の固定ピン２０６の外周面に
はそれぞれ異なるスプリング常数を有する複数の圧縮コ
イルスプリング２０７がそれぞれ嵌合され、それら圧縮
コイルスプリング２０７の間の固定ピン２０６の外周面
にはスプリングシートがそれぞれ嵌合されている。且
つ、上記スプリングシート２０８の一側面と該スプリン
グシート２０８と対向する前記スプリングシート２０９
の一側面とには衝撃吸収用のゴムパッキン２１１がそれ
ぞれ接着されている。
示したように、上記垂直フレーム２０２に固定ピン２０
６が嵌合され、該固定ピン２０６の端部には固定用ナッ
ト２１２が螺合され、上記固定ピン２０６の外周面の垂
直フレーム２０２側にスプリングシート２０８が嵌合さ
れ、上記固定ピン２０６の外周面の固定用ナット２１２
側にスプリングシート２１０が嵌合され、各スプリング
シート２０８，２１０の間の固定ピン２０６の外周面に
はそれぞれ異なるスプリング常数を有する複数の圧縮コ
イルスプリング２０７がそれぞれ嵌合され、それら圧縮
コイルスプリング２０７の間の固定ピン２０６の外周面
にはスプリングシートがそれぞれ嵌合されている。且
つ、上記スプリングシート２０８の一側面と該スプリン
グシート２０８と対向する前記スプリングシート２０９
の一側面とには衝撃吸収用のゴムパッキン２１１がそれ
ぞれ接着されている。
【００２６】以下、このように構成された本発明の第２
実施の形態に係るエレベータのガイドローラ装置の作用
について説明する。先ず、上記のように構成されたガイ
ドローラ装置の上記固定ピン２０６に直列嵌合された２
つの圧縮コイルスプリング２０７のスプリング常数は次
のようである。
実施の形態に係るエレベータのガイドローラ装置の作用
について説明する。先ず、上記のように構成されたガイ
ドローラ装置の上記固定ピン２０６に直列嵌合された２
つの圧縮コイルスプリング２０７のスプリング常数は次
のようである。
【００２７】１／Ｋ＝１／ＫA ＋１／ＫB 又は、 Ｋ＝ＫA ×ＫB ／（ＫA ＋ＫB ） ここで、Ｋは等価スプリング常数値、ＫA はスプリング
Ａの常数、ＫB はスプリングＢの常数をそれぞれ示した
ものである。上記のように等価スプリング常数値を有す
る各スプリングＡ，Ｂが初期変位限度以上になると、ス
プリングＡが圧縮されると同時に上記圧縮制限シート２
０８と連結シート２０９とに形成された各ゴムパッキン
２１１が相互接触するようになり、上記スプリングＡが
或る程度圧縮されると上記スプリングＢのみが圧縮され
るため、このときのスプリング常数はＫB になる。
Ａの常数、ＫB はスプリングＢの常数をそれぞれ示した
ものである。上記のように等価スプリング常数値を有す
る各スプリングＡ，Ｂが初期変位限度以上になると、ス
プリングＡが圧縮されると同時に上記圧縮制限シート２
０８と連結シート２０９とに形成された各ゴムパッキン
２１１が相互接触するようになり、上記スプリングＡが
或る程度圧縮されると上記スプリングＢのみが圧縮され
るため、このときのスプリング常数はＫB になる。
【００２８】以上のように、各スプリングＡ，Ｂの初期
変位限度の調節は上記固定ピン２０６に結合されたスプ
リングシート２１０を固定する固定用ナット２１２を調
節して行われ、このときの上記スプリング常数ＫA 及び
ＫB は、図５に示したグラフのようなスプリング特性値
を有し、該グラフの傾斜はスプリング常数値を意味して
いる。
変位限度の調節は上記固定ピン２０６に結合されたスプ
リングシート２１０を固定する固定用ナット２１２を調
節して行われ、このときの上記スプリング常数ＫA 及び
ＫB は、図５に示したグラフのようなスプリング特性値
を有し、該グラフの傾斜はスプリング常数値を意味して
いる。
【００２９】即ち、相互異なるスプリング常数値を有す
るスプリングＡ及びＢのスプリング特性差を上記スプリ
ングシート２０８，２０９に装着されたゴムパッキン２
１１が最小化させて、エレベータが良好な振動特性を有
するようになる。
るスプリングＡ及びＢのスプリング特性差を上記スプリ
ングシート２０８，２０９に装着されたゴムパッキン２
１１が最小化させて、エレベータが良好な振動特性を有
するようになる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエレ
ベータのガイドローラ装置は、弾性手段を用いてガイド
レールの屈曲及び撓みなどによるエレベータの横振動を
著しく減少させ、安定した乗車感を提供し得るという効
果がある。
ベータのガイドローラ装置は、弾性手段を用いてガイド
レールの屈曲及び撓みなどによるエレベータの横振動を
著しく減少させ、安定した乗車感を提供し得るという効
果がある。
【図１】本発明の第１実施の形態に係るガイドローラ装
置を示した一部拡大図である。
置を示した一部拡大図である。
【図２】本発明の第２実施の形態に係るガイドローラ装
置を示した正面図である。
置を示した正面図である。
【図３】図２のＶ部を示した概略拡大図である。
【図４】本発明の第１実施の形態に係る支持力−変位に
対するガイドローラの弾性特性を示したグラフである。
対するガイドローラの弾性特性を示したグラフである。
【図５】本発明の第２実施の形態に係る支持力−変位に
対するガイドローラの弾性特性を示したグラフである。
対するガイドローラの弾性特性を示したグラフである。
【図６】一般のエレベータの構成を示した概略正面図で
ある。
ある。
【図７】エレベータの従来ガイドローラ装置の１実施例
を示した図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図であ
る。
を示した図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図であ
る。
【図８】図７のガイドローラ装置の主要部を示した拡大
図である。
図である。
【図９】従来ガイドローラの他の実施例を示した正面図
である。
である。
１…乗降車 ３…乗降路 ４…ガイドレール １００…フレーム １０１…ガイドローラ １０１ａ…回転軸 １０２…レバー １０２ａ…挿入孔 １０４…ストッパ １０５…レバー支持台 １０６…スプリング支持台 １０７…ストッパ支持棒 １０８…弾性部材（弾性手段） ２００…下部フレーム ２０１…上部フレーム ２０２…垂直フレーム ２０３…垂直ローラ ２０４…水平ローラ １０１ａ，２０４ａ…ローラ回転軸 ２０６…固定ピン ２０７…圧縮コイルスプリング ２０８，２０９，２１０…スプリングシート ２１１…緩衝部材（ゴムパッキン） ２１２…固定用ナット １０３，２０２ａ…圧縮コイルスプリング １０４，２０５…ストッパ １０７，２０５ａ…ストッパ支持棒
Claims (6)
- 【請求項１】 建物の内部にエレベータ乗降路の役割を
するガイドレールが四方側に立設され、それらガイドレ
ールに沿って上下方向に走行する乗降車の上、下両面に
装置されたエレベータのガイドローラ装置において、 上記乗降車の上、下両面の各隅部に溶着された板状のフ
レームと、 それらフレームの上面三方側にそれぞれ溶着され、屈曲
部にはガイドローラが回転軸により回転自在に嵌合さ
れ、中間部には挿入孔が穿孔形成された複数の逆Ｌ字状
レバーと、 それら逆Ｌ字状レバーと対向してフレーム上に溶着され
衝撃を吸収するレバー支持台と、 上記逆Ｌ字状レバーの上端部と上記レバー支持台との間
に挿合されたコイルスプリングと、 上記レバー支持台の中間部と上記逆Ｌ字状レバーの挿入
孔に貫設されたストッパ支持棒の外周面に嵌合されたス
トッパと、 該ストッパ側方のストッパ支持棒の外周面に嵌合された
弾性手段と、から構成されたことを特徴とするエレベー
タのガイドローラ装置。 - 【請求項２】 上記弾性手段は、上記逆Ｌ字状レバーの
側面に接触される面は半球状に形成され、上記ストッパ
の側面に接触される面は平面に形成された弾性部材であ
ることを特徴とする請求項１記載のエレベータのガイド
ローラ装置。 - 【請求項３】 上記弾性部材は、ゴムを材質とすること
を特徴とする請求項２記載のエレベータのガイドローラ
装置。 - 【請求項４】 建物の内部にエレベータ乗降路の役割を
するガイドレールが四方側に立設され、それらガイドレ
ールに沿って上下方向に走行する乗降車の上、下両面に
装置されたエレベータのガイドローラ装置において、 上記乗降車の上、下両面の各隅部に下部フレームがそれ
ぞれ溶着され、それら下部フレームにそれぞれ螺合され
た複数の上部フレーム及び垂直フレームと、 上記各垂直フレームに螺合されて前記ガイドレールを沿
って走行する複数個のガイドローラと、 それらガイドローラが上記各垂直フレームに螺合される
各ローラ回転軸を基準にして上記各垂直フレームの下部
側に螺合されたストッパ支持台と、 上記各垂直フレームとは所定間隔を有して上記ストッパ
支持台に嵌合されるストッパと、 上記ローラ回転軸を基準にして上記各垂直フレームの上
方側にそれぞれ螺合された固定ピンと、 それら固定ピンの一側端部に螺合された固定用ナット
と、 それら固定用ナットと上記垂直フレーム間に挿合された
緩衝部材の弾性手段と、から構成されることを特徴とす
るエレベータのガイドローラ装置。 - 【請求項５】 上記弾性手段は、上記固定ピンの外周面
に嵌合された複数個の圧縮コイルスプリングと、それら
圧縮コイルスプリング間の前記固定ピンの外周面に嵌合
されたスプリングシートと、上記各圧縮コイルスプリン
グの両方端にそれぞれ嵌合されたスプリングシートと、
を備えて構成されることを特徴とする請求項４記載のエ
レベータのガイドローラ装置。 - 【請求項６】 上記各スプリングシートの相互対向する
側面には、上記固定ピンの外周面に嵌合され、上記垂直
フレームの側面に当接されるスプリングシートの側面
と、該スプリングシートの側面と対向するスプリングシ
ートの側面とにゴム緩衝部材が接着されることを特徴と
する請求項５記載のエレベータのガイドローラ装置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960077555A KR100218391B1 (ko) | 1996-12-30 | 1996-12-30 | 엘리베이터의 가이더 |
| KR77555/1996 | 1996-12-30 | ||
| KR1019970044051A KR100246743B1 (ko) | 1997-08-30 | 1997-08-30 | 엘리베이터의가이드롤러장치 |
| KR44051/1997 | 1997-08-30 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10194627A true JPH10194627A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=26632423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9361110A Pending JPH10194627A (ja) | 1996-12-30 | 1997-12-26 | エレベータのガイドローラ装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6050370A (ja) |
| JP (1) | JPH10194627A (ja) |
| CN (1) | CN1103735C (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN109179149A (zh) * | 2018-11-09 | 2019-01-11 | 湖州市特种设备检测研究院 | 一种可降低噪音的电梯轨道 |
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