JPH11169567A - 接着剤を用いたシートの製造方法 - Google Patents
接着剤を用いたシートの製造方法Info
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- JPH11169567A JPH11169567A JP36249997A JP36249997A JPH11169567A JP H11169567 A JPH11169567 A JP H11169567A JP 36249997 A JP36249997 A JP 36249997A JP 36249997 A JP36249997 A JP 36249997A JP H11169567 A JPH11169567 A JP H11169567A
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- cushion pad
- skin
- adhesive
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Abstract
ートにおいて、表皮とクッションパッドを精度良く位置
合わせして、パターンを鮮明に出して、見栄えの良い接
着剤を用いたシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 上面側にパターン溝が形成されたクッ
ションパッド10と、このクッションパッド10を被覆
する表皮Hと、これらクッションパッド10のパターン
溝部に表皮接着剤により接着してなるシートの製造方法
において、クッションパッド10と表皮Hの接合面の少
なくとも一方の面に接着剤を塗布する工程と、クッショ
ンパッド10上に表皮Hを被せる工程と、表皮Hが被せ
られたクッションパッド10上からパターン溝に合わせ
て形成された枠体からなる治具40を配置して表皮Hの
位置決めを行なう工程と、クッションパッド10に表皮
Hが被せられて治具40が配置されたままで、冶具40
との当接部分がテーパ溝となっている圧着型50により
圧着する。
Description
トの製造方法に係り、特に座面部にパターンを備えたシ
ートにおいて、表皮とクッションパッドとの接合を良好
にした接着剤を用いたシートの製造方法に関する。
着剤を利用して接合する技術が知られている。例えば、
身頃部およびまち部よりなる座席体表皮であって、身頃
部とまち部とのはぎ合わせ部に仮に結合される適宜材料
のプレート、成形型による成形表皮を座席形状に形成さ
れたクッション材に接着後、上記プレートを除去する技
術(特公平4−36716号公報参照)が知られてい
る。
わせて身頃部を形成し、このような接ぎ合わせの身頃部
を、バケット部などを有する完成座席の身頃部の形状に
合致した成形型上で賦形し、このように賦形した表皮
を、完成座席の外形形状に合致するクッションに接着す
る成形シートの製法において、前記身頃部の接ぎ合わせ
部に対応するところにおいて前記成形型に突起を設け、
これらの突起で前記接ぎ合わせ部を固定してその移動を
阻止しながら賦形を行う技術(特公平5−37668号
公報)等が知られている。
圧着型にスリットを形成するだけでなく、プレートと表
皮を仮に結合したり、型に突起を形成して、突起で表皮
を固定するために、型をパターン形状が異なる毎に製造
する必要があり、さらに、表皮の位置決めに手間がかか
り、作業効率において不都合があった。
曲線形状の場合には、金型の製造コストと共に、金型の
突起等に表皮を配置する等の手間が非常にかかるという
不都合があった。
パッドと接着する従来技術において、表皮がシートバッ
クのように袋状の場合には、型に取り付けること自体が
困難であり、袋状の表皮を分割するために、例えばファ
スナー等の着脱可能な手段が必要となり、袋状表皮の利
点を享受できないだけでなく、表皮のコストが高くなっ
たり、表皮のデザインの自由度を損ねるおそれがあっ
た。
において、表皮とクッションパッドを精度良く位置合わ
せして、パターンを鮮明に出して、見栄えの良い接着剤
を用いたシートの製造方法を提供することにある。
単純な直線ではなく曲線となっているシートにおいて、
表皮とクッションパッドの接着における位置合わせを行
なうことに好適な接着剤を用いたシートの製造方法を提
供することにある。
あっても、表皮の縫い合わせ部とクッションパッドを精
度良く位置合わせして、見栄えの良い接着剤を用いたシ
ートの製造方法を提供することにある。
る接着剤を用いたシートの製造方法によれば、上面側に
パターン溝が形成されたクッションパッドと、該クッシ
ョンパッドを被覆する表皮と、これらクッションパッド
のパターン溝部に表皮接着剤により接着してなるシート
の製造方法において、クッションパッドと表皮の接合面
の少なくとも一方の面に接着剤を塗布する工程と、クッ
ションパッド上に表皮を被せる工程と、表皮が被せられ
たクッションパッド上からパターン溝に合わせて形成さ
れた枠体からなる治具を配置して表皮の位置決めを行な
う工程と、前記クッションパッドに表皮が被せられて治
具が配置されたままで、冶具との当接部分がテーパ溝と
なっている圧着型により圧着してなる構成により、解決
される。
となっている圧着型により圧着するために、圧着型によ
って圧着するときに、冶具の上端がテーパ溝により案内
されて、クッションパッドのパターン溝へ正確に位置さ
せることができる。また冶具が圧着型によって位置決め
された状態であるので、冶具への加圧も確実に行えるた
め、シャープなパターンを形成することが可能となる。
ンが形成され、該ピンを前記表皮側からクッションパッ
ドのパターン溝側へ押し込み、クッションパッドのパタ
ーン溝と表皮の位置決めを行うようにすると好適であ
り、さらに一枚物の表皮にも適用することができる。
冶具により位置決めして。表皮の表側から目視により最
終製品の外観を確認しながら位置合わせをし、圧着型の
テーパ溝で冶具の位置を確実に所定位置にすることがで
きるため、表皮とクッションパッドを精度良く位置合わ
せして、見栄えの良いシートを製造できるだけでなく、
製造における不良率を少なくすることができ、シートの
パターンが単純な直線ではなく曲線であるような場合に
も、好適に表皮とクッションパッドの接着における位置
合わせを行なうことが可能となる。また表皮がシートバ
ックのように袋状になっている場合であっても、そのま
まクッションパッドと表皮との接着を行うことが可能と
なる。
トSは、フレームF上に載置される上面側にパターンP
用の溝が形成されたクッションパッド10と、表皮H
と、これらクッションパッド10のパターンPの溝11
と表皮Hを位置させて接着剤により接着してなるもので
ある。
方法は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、治
具40による表皮Hとクッションパッド10の位置決め
工程と、圧着工程と、を主要工程としている。
上にクッションパッド10を載置して、このクッション
パッド10と表皮Hとの接合面に接着剤を塗布する。
工程は、接着剤が塗布されたクッションパッド10上に
表皮Hを被せるものである。このときクッションパッド
10のパターンPの溝11に表皮Hの所定部分が位置す
るように被覆する。
パッド10の位置決め工程を行なう。つまり、表皮Hが
被せられたクッションパッド10上からパターンPの溝
11に合わせて形成された枠体からなる治具40を配置
して表皮Hの位置決めを行なう。
パッド10に表皮Hが被せられ、治具40が配置された
ままの状態で圧着型50により圧着する。本例の圧着型
はパターンP部分に相当する部分がテーパ溝となってお
り、このテーパ溝に冶具の圧着型50側が案内されて、
位置決めを確実に行うことができる。このためファブリ
ック等の一枚物の表皮Hであっても、冶具を配置したと
きの表皮Hとクッションパッド10の位置を確実に行う
ことが出来るだけでなく、冶具への加圧も確実に行える
ため、シャープなパターンを形成することが可能とな
る。
ば、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら治具40により、パターンPを位置合わせする
ため、表皮Hとクッションパッド10を精度良く位置合
わせができ、見栄えの良いシートを製造できるだけでな
く、製造における不良率を少なくすることが可能とな
る。
はなく曲線であるような場合にも、好適に表皮Hとクッ
ションパッド10の接着における位置合わせを行なうこ
とができ、表皮Hがシートバックのように袋状になって
いる場合であっても、そのままクッションパッド10と
表皮Hとの接着を行うことが可能となる。
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
もので、図1は治具の斜視図、図2は表皮とクッション
パッドとの圧着時の状態を説明する要部拡大断面図、図
3乃至図6は製造工程を示す説明図である。
シートの着座部Cを例にして説明する。シートSはフレ
ームF上にクッションパッド10を載設して、このクッ
ションパッド10を表皮Hで被覆して形成されている。
そしてクッションパッド10には、上面側にパターンP
の溝11が形成されている。
を構成するように、着座部C、側部23、土手部24等
で構成するようにしてもよい。この場合には、縫製によ
って形成することも、予め所定形状に予備成形したもの
を用いてもよく、クッションパッド10と表皮Hとを接
着するときに、縫製の場合には、着座部Cの縫い合わせ
部30をパターンPの溝11に位置させて接着剤により
接着すると好適である。
は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、治具4
0による表皮Hとクッションパッド10の位置決め工程
と、圧着工程と、を主たる工程としている。そして予め
フレームF上にクッションパッド10を載置して、この
クッションパッド10に接着剤を塗布する。
うに、クッションパッド10の上面である表皮Hとの接
合面にロボットRにより塗布する。勿論スプレーを用い
て人手によって塗布することもできる。また本例ではク
ッションパッド10に接着剤を塗布しているが、クッシ
ョンパッド10と接合する表皮H側の接合面に接着剤を
塗布してもよい。本例で用いる接着剤は、従来公知の各
種のものを使用することができる。なお接着剤として、
ホットメルト形のものを使用する場合には、後述する圧
着型は加熱(蒸気加熱を含む)及び加圧のできる型にす
る。
に、表皮Hにより接着剤が塗布されたクッションパッド
10を被覆する。本例では表皮Hの側部23の端末部2
5をフレームFに固定している。従って、図4のように
着座部Cは、クッションパッド10の表面形状に沿わず
に、表皮Hが着座部Cから浮き上がった状態となってい
る。そしてこのとき、クッションパッド10のパターン
Pの溝11を含めて、表皮Hをクッションパッド10に
被せる。
パッド10の位置決め工程により表皮Hが被せられたク
ッションパッド10上からパターンPの溝11に合わせ
て形成された治具40を配置して表皮Hの位置決めを行
なう。
り、図1で示すように、着座部CのパターンPの溝11
の形状に合わせた枠体形状となっている。また本例では
枠体の一方側、即ち表皮Hに接触する側は先細りの形状
をしており、さらに所定間隔毎に複数のピン12が形成
されている。なお、本例の板体の厚さは、2mm〜5m
mのものを用いている。
を、表皮H側からクッションパッド10のパターンPの
溝11側へ押し込み、クッションパッド10に突き刺
し、クッションパッド10のパターンPの溝11と表皮
Hとの位置決めを行う。ピン12は表皮H側からクッシ
ョンパッド10へ突き刺すが、表皮Hがファブリックで
あるときは、表皮Hを傷付けることがない。また表皮H
が複数の表皮材で縫合されている場合には、ピン12の
突き刺しを縫合部からすることにより、表皮Hを傷付け
ることがないので、レザー等のファブリック以外の素材
を使用することも可能となる。
ッションパッド10とを接着するときに、圧着する前
に、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら位置合わせをすることができ、見栄えがよい製
品が得られ、不良率を少なくすることができる。
で示すように、対向する二つの型を用いており、シート
Sの着座部の形状に合わせた凸状の圧着型50と、フレ
ームFとクッションパッド10を支持する載置型60と
を用いて、一方の型を可動して、クッションパッド10
と表皮Hを図6の鎖線で示すように押圧して行なう。
する支持凸部61が形成されている。また本例の圧着型
50は、シートSの表面形状(本例では着座部Cの形
状)に合わせて、凸状部51に治具40の押圧部52を
形成している。本例の押圧部52は治具40の上端側が
案内されるようにテーパ状に形成されている。このよう
に押圧部52がテーパ状に形成されていることにより、
冶具が案内されて、位置決めが確実に行える。
剤を用いる場合には、圧着型はヒータによる加熱、蒸気
による加熱等の公知手段を備えたものを使用する。
パッド10が接着されるが、本例ではパターン溝部だけ
を固定させて圧着しており、このときパターンPの溝1
1の深い位置まで、入り込んだ状態で接合できるため
に、表皮Hとクッションパッド10を精度良く位置合わ
せして、見栄えの良いシートSを製造することができ
る。
取り付けたクッションパッドを用いた例を示している
が、フレームFを用いないで、クッションパッドを載置
型に直接載置することも可能である。また、圧着型を下
側に配設し、その上に冶具を載置して、冶具の上に表皮
Hを配置し、さらにクッションパッドをパターン溝に合
わせるようにして、載置して、クッションパッドを押し
つけるように構成することも可能である。
り、表皮の表側から目視により最終製品の外観を確認し
ながら位置合わせをするため、表皮材の縫い合わせ部と
クッションパッドを精度良く位置合わせして、見栄えの
良いシートを製造できるだけでなく、製造における不良
率を少なくすることができる。
く曲線であるような場合にも、好適に表皮とクッション
パッドの接着における位置合わせを行なうことができ、
表皮がシートバックのように袋状になっている場合であ
っても、そのままクッションパッドと表皮との接着を行
うことができる。
明する要部拡大断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面側にパターン溝が形成されたクッシ
ョンパッドと、該クッションパッドを被覆する表皮と、
これらクッションパッドのパターン溝部に表皮接着剤に
より接着してなるシートの製造方法において、 クッションパッドと表皮の接合面の少なくとも一方の面
に接着剤を塗布する工程と、 クッションパッド上に表皮を被せる工程と、 表皮が被せられたクッションパッド上からパターン溝に
合わせて形成された枠体からなる治具を配置して表皮の
位置決めを行なう工程と、 前記クッションパッドに表皮が被せられて治具が配置さ
れたままで、冶具との当接部分がテーパ溝となっている
圧着型により圧着してなることを特徴とする接着剤を用
いたシートの製造方法。 - 【請求項2】 前記治具は枠体の一方側に複数のピンが
形成され、該ピンを前記表皮側からクッションパッドの
パターン溝側へ押し込み、クッションパッドのパターン
溝と表皮との位置決めを行うことを特徴とする請求項1
記載の接着剤を用いたシートの製造方法。 - 【請求項3】 表皮は一枚物から構成されていることを
特徴とする請求項1または2記載の接着剤を用いたシー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36249997A JPH11169567A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36249997A JPH11169567A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169567A true JPH11169567A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18477011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36249997A Pending JPH11169567A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11169567A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013189074A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ts Tech Co Ltd | 車両用シート |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP36249997A patent/JPH11169567A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013189074A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ts Tech Co Ltd | 車両用シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070307 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |