JPH11104370A - 接着剤を用いたシートの製造方法 - Google Patents
接着剤を用いたシートの製造方法Info
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- JPH11104370A JPH11104370A JP28107797A JP28107797A JPH11104370A JP H11104370 A JPH11104370 A JP H11104370A JP 28107797 A JP28107797 A JP 28107797A JP 28107797 A JP28107797 A JP 28107797A JP H11104370 A JPH11104370 A JP H11104370A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、パターン溝を深くシ
ャープに現出させて、接着型の位置合わせを精度よく行
い、歩留まりを良好にして、見栄えの良い接着剤を用い
たシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 上面側にパターン溝11が形成された
クッションパッド10のパターン溝部を含む領域に表皮
Hを位置させて接着剤により接着してなるシートの製造
方法において、クッションパッド10と表皮Hの接合面
の少なくとも一方の面に接着剤を塗布する工程と、クッ
ションパッド10上に表皮Hを被せる工程と、表皮Hが
被せられたクッションパッド10上からパターン溝11
の複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くように
折り曲げた線材41を差し込んでクッションパッド10
のパターン溝11と表皮Hの位置決めを行う工程と、ク
ッションパッド10に表皮Hが被せられて線材41が配
置されたままで圧着型50により圧着して接合し、この
接合の後に線材41を取り除く。
ャープに現出させて、接着型の位置合わせを精度よく行
い、歩留まりを良好にして、見栄えの良い接着剤を用い
たシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 上面側にパターン溝11が形成された
クッションパッド10のパターン溝部を含む領域に表皮
Hを位置させて接着剤により接着してなるシートの製造
方法において、クッションパッド10と表皮Hの接合面
の少なくとも一方の面に接着剤を塗布する工程と、クッ
ションパッド10上に表皮Hを被せる工程と、表皮Hが
被せられたクッションパッド10上からパターン溝11
の複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くように
折り曲げた線材41を差し込んでクッションパッド10
のパターン溝11と表皮Hの位置決めを行う工程と、ク
ッションパッド10に表皮Hが被せられて線材41が配
置されたままで圧着型50により圧着して接合し、この
接合の後に線材41を取り除く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着剤を用いたシー
トの製造方法に係り、特に座面部にパターンを備えたシ
ートにおいて、表皮とクッションパッドとの接合を良好
にした接着剤を用いたシートの製造方法に関する。
トの製造方法に係り、特に座面部にパターンを備えたシ
ートにおいて、表皮とクッションパッドとの接合を良好
にした接着剤を用いたシートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から表皮とクッションパッドとを接
着剤を利用して接合する技術が知られている。通常、ク
ッションパッドに表皮を被せた状態では、クッションパ
ッドのパターン溝上に表皮が張設された状態で張ってお
り、このままで接着成形を行なうと、図7で示すよう
に、パターン溝の形状がダレてしまい、要求されるデザ
インを現出させることが困難であった。
着剤を利用して接合する技術が知られている。通常、ク
ッションパッドに表皮を被せた状態では、クッションパ
ッドのパターン溝上に表皮が張設された状態で張ってお
り、このままで接着成形を行なうと、図7で示すよう
に、パターン溝の形状がダレてしまい、要求されるデザ
インを現出させることが困難であった。
【0003】そこで、例えば、身頃部およびまち部より
なる座席体表皮であって、身頃部とまち部とのはぎ合わ
せ部に仮に結合される適宜材料のプレート、成形型によ
る成形表皮を座席形状に形成されたクッション材に接着
後、上記プレートを除去する技術(特公平4−3671
6号公報参照)が知られている。
なる座席体表皮であって、身頃部とまち部とのはぎ合わ
せ部に仮に結合される適宜材料のプレート、成形型によ
る成形表皮を座席形状に形成されたクッション材に接着
後、上記プレートを除去する技術(特公平4−3671
6号公報参照)が知られている。
【0004】また、複数枚の物性の異なる表皮を接ぎ合
わせて身頃部を形成し、このような接ぎ合わせの身頃部
を、バケット部などを有する完成座席の身頃部の形状に
合致した成形型上で賦形し、このように賦形した表皮
を、完成座席の外形形状に合致するクッションに接着す
る成形シートの製法において、前記身頃部の接ぎ合わせ
部に対応するところにおいて前記成形型に突起を設け、
これらの突起で前記接ぎ合わせ部を固定してその移動を
阻止しながら賦形を行う技術(特公平5−37668号
公報)等が知られている。
わせて身頃部を形成し、このような接ぎ合わせの身頃部
を、バケット部などを有する完成座席の身頃部の形状に
合致した成形型上で賦形し、このように賦形した表皮
を、完成座席の外形形状に合致するクッションに接着す
る成形シートの製法において、前記身頃部の接ぎ合わせ
部に対応するところにおいて前記成形型に突起を設け、
これらの突起で前記接ぎ合わせ部を固定してその移動を
阻止しながら賦形を行う技術(特公平5−37668号
公報)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例によれば、
圧着型にスリットを形成して、プレートと表皮を仮に結
合したり、型に突起を形成して、突起で表皮を固定する
ときに、表皮の位置決めに手間がかかり、作業効率にお
いて不都合があった。
圧着型にスリットを形成して、プレートと表皮を仮に結
合したり、型に突起を形成して、突起で表皮を固定する
ときに、表皮の位置決めに手間がかかり、作業効率にお
いて不都合があった。
【0006】特にパターン形状が直線ではなく、複雑な
曲線形状の場合には、金型のスリット或いは突起に表皮
を配置する等の手間が非常にかかるという不都合があっ
た。
曲線形状の場合には、金型のスリット或いは突起に表皮
を配置する等の手間が非常にかかるという不都合があっ
た。
【0007】さらに型に表皮を取り付けて、クッション
パッドと接着する従来技術において、表皮がシートバッ
クのように袋状の場合には、型に取り付けること自体が
困難であり、袋状の表皮を分割するために、例えばファ
スナー等の着脱可能な手段が必要となり、袋状表皮の利
点を享受できないだけでなく、表皮のコストが高くなっ
たり、表皮のデザインの自由度を損ねるおそれがあっ
た。
パッドと接着する従来技術において、表皮がシートバッ
クのように袋状の場合には、型に取り付けること自体が
困難であり、袋状の表皮を分割するために、例えばファ
スナー等の着脱可能な手段が必要となり、袋状表皮の利
点を享受できないだけでなく、表皮のコストが高くなっ
たり、表皮のデザインの自由度を損ねるおそれがあっ
た。
【0008】本発明の目的は、パターンを有するシート
において、パターン溝を深くシャープに現出させて、接
着型の位置合わせを精度よく行い、歩留まりを良好にし
て、見栄えの良い接着剤を用いたシートの製造方法を提
供することにある。
において、パターン溝を深くシャープに現出させて、接
着型の位置合わせを精度よく行い、歩留まりを良好にし
て、見栄えの良い接着剤を用いたシートの製造方法を提
供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、異なる表皮の縫い合
わせ部とクッションパッドを精度良く位置合わせでき、
またシートのパターンが単純な直線ではなく曲線となっ
ているシートにおいても、表皮とクッションパッドの接
着における位置合わせを行なうことに好適な接着剤を用
いたシートの製造方法を提供することにある。
わせ部とクッションパッドを精度良く位置合わせでき、
またシートのパターンが単純な直線ではなく曲線となっ
ているシートにおいても、表皮とクッションパッドの接
着における位置合わせを行なうことに好適な接着剤を用
いたシートの製造方法を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、袋状の表皮で
あっても、表皮の縫い合わせ部とクッションパッドを精
度良く位置合わせして、見栄えの良い接着剤を用いたシ
ートの製造方法を提供することにある。
あっても、表皮の縫い合わせ部とクッションパッドを精
度良く位置合わせして、見栄えの良い接着剤を用いたシ
ートの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1の発明
によれば、上面側にパターン溝が形成されたクッション
パッドと、表皮と、これらクッションパッドのパターン
溝部を含む領域に前記表皮を位置させて接着剤により接
着してなるシートの製造方法において、クッションパッ
ドと表皮の接合面の少なくとも一方の面に接着剤を塗布
する工程と、クッションパッド上に表皮を被せる工程
と、表皮が被せられたクッションパッド上からパターン
溝の複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くよう
に折り曲げた線材を差し込んで前記クッションパッドの
パターン溝と前記表皮の位置決めを行う工程と、前記ク
ッションパッドに表皮が被せられて前記線材が配置され
たままで圧着型により圧着して接合し、該接合の後に前
記線材を取り除くことにより解決される。
によれば、上面側にパターン溝が形成されたクッション
パッドと、表皮と、これらクッションパッドのパターン
溝部を含む領域に前記表皮を位置させて接着剤により接
着してなるシートの製造方法において、クッションパッ
ドと表皮の接合面の少なくとも一方の面に接着剤を塗布
する工程と、クッションパッド上に表皮を被せる工程
と、表皮が被せられたクッションパッド上からパターン
溝の複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くよう
に折り曲げた線材を差し込んで前記クッションパッドの
パターン溝と前記表皮の位置決めを行う工程と、前記ク
ッションパッドに表皮が被せられて前記線材が配置され
たままで圧着型により圧着して接合し、該接合の後に前
記線材を取り除くことにより解決される。
【0012】また第2の発明によれば、上面側にパター
ン溝が形成されたクッションパッドと、複数の表皮材を
縫い合わせ部で縫合した表皮と、これらクッションパッ
ドのパターン溝部に表皮の前記縫い合わせ部を位置させ
て接着剤により接着してなるシートの製造方法におい
て、クッションパッドと表皮の接合面の少なくとも一方
の面に接着剤を塗布する工程と、クッションパッド上に
表皮を被せる工程と、表皮が被せられたクッションパッ
ド上からパターン溝の複数所定位置に、両自由端が略同
一方向を向くように折り曲げた線材を差し込んで前記ク
ッションパッドのパターン溝と表皮の縫い合わせ部の位
置決めを行う工程と、前記クッションパッドに表皮が被
せられて前記線材が配置されたままで圧着型により圧着
して接合し、該接合の後に前記線材を取り除くことによ
り解決される。なお、上記線材はコ字形をしたものを用
いるように構成すると好適である。
ン溝が形成されたクッションパッドと、複数の表皮材を
縫い合わせ部で縫合した表皮と、これらクッションパッ
ドのパターン溝部に表皮の前記縫い合わせ部を位置させ
て接着剤により接着してなるシートの製造方法におい
て、クッションパッドと表皮の接合面の少なくとも一方
の面に接着剤を塗布する工程と、クッションパッド上に
表皮を被せる工程と、表皮が被せられたクッションパッ
ド上からパターン溝の複数所定位置に、両自由端が略同
一方向を向くように折り曲げた線材を差し込んで前記ク
ッションパッドのパターン溝と表皮の縫い合わせ部の位
置決めを行う工程と、前記クッションパッドに表皮が被
せられて前記線材が配置されたままで圧着型により圧着
して接合し、該接合の後に前記線材を取り除くことによ
り解決される。なお、上記線材はコ字形をしたものを用
いるように構成すると好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】接着剤を用いたシートSとして、
先ず所定の上面側にパターンPの溝11が形成されたク
ッションパッド10を発泡成形等により製造する。この
クッションパッド10の製造は、所定の金型にウレタン
等の発泡樹脂を発泡して成形する。このようにして、上
面側にパターンPの溝11が形成されたクッションパッ
ド10を、表皮Hで被覆して形成されている。
先ず所定の上面側にパターンPの溝11が形成されたク
ッションパッド10を発泡成形等により製造する。この
クッションパッド10の製造は、所定の金型にウレタン
等の発泡樹脂を発泡して成形する。このようにして、上
面側にパターンPの溝11が形成されたクッションパッ
ド10を、表皮Hで被覆して形成されている。
【0014】本例の接着剤を用いたシートSの製造方法
は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、複数所
定位置に線材41による表皮Hとクッションパッド10
の位置決め工程と、圧着工程と、を主たる工程としてい
る。
は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、複数所
定位置に線材41による表皮Hとクッションパッド10
の位置決め工程と、圧着工程と、を主たる工程としてい
る。
【0015】本例の接着剤の塗布工程は、図1で示すよ
うに、クッションパッド10の上面側である表皮Hとの
接合面にロボットRにより塗布する。
うに、クッションパッド10の上面側である表皮Hとの
接合面にロボットRにより塗布する。
【0016】次に、表皮Hの被覆工程を示す図2のよう
に、表皮Hにより接着剤が塗布されたクッションパッド
10を被覆する。
に、表皮Hにより接着剤が塗布されたクッションパッド
10を被覆する。
【0017】さらに線材41による表皮Hとクッション
パッド10の位置決め工程により、表皮Hが被せられた
クッションパッド10上からパターンPの溝11に合わ
せて、線材41を表皮Hの上から差し込んで、表皮Hの
位置決めを行なう。
パッド10の位置決め工程により、表皮Hが被せられた
クッションパッド10上からパターンPの溝11に合わ
せて、線材41を表皮Hの上から差し込んで、表皮Hの
位置決めを行なう。
【0018】線材41は、鋼線材、アルミニウム、ステ
ンレス、ばね材等で構成されており、両自由端が略同一
方向を向くように折り曲げた線材であり、図2で示すよ
うに、概略コ字形状に形成されている。
ンレス、ばね材等で構成されており、両自由端が略同一
方向を向くように折り曲げた線材であり、図2で示すよ
うに、概略コ字形状に形成されている。
【0019】そして、目視しながら線材41を、表皮H
の上からからクッションパッド10のパターンPの溝1
1側へ押し込み、クッションパッド10に突き刺し、ク
ッションパッド10のパターンPの溝11と表皮Hの位
置決めを行う。
の上からからクッションパッド10のパターンPの溝1
1側へ押し込み、クッションパッド10に突き刺し、ク
ッションパッド10のパターンPの溝11と表皮Hの位
置決めを行う。
【0020】次に圧着工程を行なう。圧着工程は、図3
及び図4で示すような圧着型50と、図示しない押圧型
を用いる。すなわち、圧着型50には、予め所定のパタ
ーンPの形状に合わせた突起部51が形成されている。
そして、図3で示すように、線材41によって表皮Hが
溝11に位置決めされた状態のものを、圧着型50の突
起部51と溝11とを位置合わせをしながら、圧着型5
0の上に被せ、図4で示すような状態とする。そして図
示しない押圧型と圧着型50により、一方の型を可動し
て、クッションパッド10と表皮Hを押しつける。そし
て、圧着工程のあとに、線材41を取り除く。
及び図4で示すような圧着型50と、図示しない押圧型
を用いる。すなわち、圧着型50には、予め所定のパタ
ーンPの形状に合わせた突起部51が形成されている。
そして、図3で示すように、線材41によって表皮Hが
溝11に位置決めされた状態のものを、圧着型50の突
起部51と溝11とを位置合わせをしながら、圧着型5
0の上に被せ、図4で示すような状態とする。そして図
示しない押圧型と圧着型50により、一方の型を可動し
て、クッションパッド10と表皮Hを押しつける。そし
て、圧着工程のあとに、線材41を取り除く。
【0021】以上のように構成された本願発明によれ
ば、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら線材41により、パターンPを位置合わせする
ため、表皮Hとクッションパッド10の溝11を精度良
く位置合わせができ、見栄えの良いシートを製造できる
だけでなく、製造における不良率を少なくすることがで
きる。
ば、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら線材41により、パターンPを位置合わせする
ため、表皮Hとクッションパッド10の溝11を精度良
く位置合わせができ、見栄えの良いシートを製造できる
だけでなく、製造における不良率を少なくすることがで
きる。
【0022】またシートSのパターンPが単純な直線で
はなく曲線であるような場合にも、好適に表皮Hとクッ
ションパッド10の接着における位置合わせを行なうこ
とができ、表皮Hがシートバックのように袋状になって
いる場合であっても、そのままクッションパッド10と
表皮Hとの接着を行うことが出来る。
はなく曲線であるような場合にも、好適に表皮Hとクッ
ションパッド10の接着における位置合わせを行なうこ
とができ、表皮Hがシートバックのように袋状になって
いる場合であっても、そのままクッションパッド10と
表皮Hとの接着を行うことが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0024】図1乃至図6は本発明方法の実施例を示す
もので、図1は本発明方法の製造工程を示す説明図、図
2は本発明方法の線材を配置するときの説明図、図3は
クッションパッドに表皮を被覆したものを、圧着型に取
り付ける前の状態を示す説明図、図4は圧着型にクッシ
ョンパッドに表皮を被覆したものを取り付けた状態を示
す説明図、図5は表皮をパターン溝に差し込む状態を示
す説明図、図6は表皮をパターン溝に差し込む状態を示
す説明図である。
もので、図1は本発明方法の製造工程を示す説明図、図
2は本発明方法の線材を配置するときの説明図、図3は
クッションパッドに表皮を被覆したものを、圧着型に取
り付ける前の状態を示す説明図、図4は圧着型にクッシ
ョンパッドに表皮を被覆したものを取り付けた状態を示
す説明図、図5は表皮をパターン溝に差し込む状態を示
す説明図、図6は表皮をパターン溝に差し込む状態を示
す説明図である。
【0025】本例では接着剤を用いたシートSとして、
シートの着座部Cのクッションパッドに表皮を被覆して
接着する例を説明する。本例では、先ず所定の上面側に
パターンPの溝11が形成されたクッションパッド10
を発泡成形等により製造する。このクッションパッド1
0の製造は、所定の金型にウレタン等の発泡樹脂を発泡
して成形する。このようにして、上面側にパターンPの
溝11が形成されたクッションパッド10を、表皮Hで
被覆して形成されている。本例で使用する表皮Hは、
布、織物、不織布等のファブリック系の素材或いは通気
性のあるものを用いている。
シートの着座部Cのクッションパッドに表皮を被覆して
接着する例を説明する。本例では、先ず所定の上面側に
パターンPの溝11が形成されたクッションパッド10
を発泡成形等により製造する。このクッションパッド1
0の製造は、所定の金型にウレタン等の発泡樹脂を発泡
して成形する。このようにして、上面側にパターンPの
溝11が形成されたクッションパッド10を、表皮Hで
被覆して形成されている。本例で使用する表皮Hは、
布、織物、不織布等のファブリック系の素材或いは通気
性のあるものを用いている。
【0026】本例の表皮Hは一枚物の表皮で形成してい
るが、表皮Hとしては、複数の表皮材を縫い合わせ部で
縫合して形成したものを用いても良い。そしてこの場合
には、縫い合わせ部30(図5参照)は、上記パターン
Pの溝11の形状に合わせて複数の表皮材により縫合す
る。すなわち、表皮Hとして、布や皮等の複数の異なる
表皮材を縫い合わせ部で縫合する場合において、複数の
表皮材としては、シートの着座部Cの形状を構成するよ
うに、着座部、側部、土手部等で構成することができ
る。そしてクッションパッド10と表皮Hとを接着する
ときに、着座部Cの縫い合わせ部をパターンPの溝11
に位置させて接着剤により接着するように構成する。
るが、表皮Hとしては、複数の表皮材を縫い合わせ部で
縫合して形成したものを用いても良い。そしてこの場合
には、縫い合わせ部30(図5参照)は、上記パターン
Pの溝11の形状に合わせて複数の表皮材により縫合す
る。すなわち、表皮Hとして、布や皮等の複数の異なる
表皮材を縫い合わせ部で縫合する場合において、複数の
表皮材としては、シートの着座部Cの形状を構成するよ
うに、着座部、側部、土手部等で構成することができ
る。そしてクッションパッド10と表皮Hとを接着する
ときに、着座部Cの縫い合わせ部をパターンPの溝11
に位置させて接着剤により接着するように構成する。
【0027】本例の接着剤を用いたシートSの製造方法
は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、複数所
定位置に線材41による表皮Hとクッションパッド10
の位置決め工程と、圧着工程と、を主たる工程としてい
る。
は、接着剤の塗布工程と、表皮Hの被覆工程と、複数所
定位置に線材41による表皮Hとクッションパッド10
の位置決め工程と、圧着工程と、を主たる工程としてい
る。
【0028】本例の接着剤の塗布工程は、図1で示すよ
うに、クッションパッド10の上面側である表皮Hとの
接合面にロボットRにより塗布する。勿論スプレーを用
いて人手によって塗布することもできる。また本例では
クッションパッド10に接着剤を塗布しているが、クッ
ションパッド10と接合する表皮H側の接合面に接着剤
を塗布してもよい。また接着剤の塗布範囲は、接合する
全面領域ではなく、一部の領域であってもよい。特に溝
11の部分に塗布すると、接着剤が介在しない部分で着
座することになり、クッションパッド10と表皮Hとが
互いに緊張状態で移動可能となり、着座したときに好適
である。
うに、クッションパッド10の上面側である表皮Hとの
接合面にロボットRにより塗布する。勿論スプレーを用
いて人手によって塗布することもできる。また本例では
クッションパッド10に接着剤を塗布しているが、クッ
ションパッド10と接合する表皮H側の接合面に接着剤
を塗布してもよい。また接着剤の塗布範囲は、接合する
全面領域ではなく、一部の領域であってもよい。特に溝
11の部分に塗布すると、接着剤が介在しない部分で着
座することになり、クッションパッド10と表皮Hとが
互いに緊張状態で移動可能となり、着座したときに好適
である。
【0029】本例で用いる接着剤は、従来公知の各種の
ものを使用することができる。なお接着剤として、ホッ
トメルト形のものを使用する場合には、後述する圧着型
は加熱(蒸気加熱を含む)及び加圧のできる型にする。
ものを使用することができる。なお接着剤として、ホッ
トメルト形のものを使用する場合には、後述する圧着型
は加熱(蒸気加熱を含む)及び加圧のできる型にする。
【0030】次に、表皮Hの被覆工程を示す図2のよう
に、表皮Hにより接着剤が塗布されたクッションパッド
10を被覆する。このとき、本例の表皮Hは、図2のよ
うに、パターンPの溝11から、表皮Hが浮き上がった
状態となっている。なお複数の表皮材を用いた場合に
は、クッションパッド10のパターンPの溝11に、縫
い合わせ部30が位置するようにして、表皮Hをクッシ
ョンパッド10に被せる。また表皮Hはクッションパッ
ド10の表面形状に沿うように、予めクッションパッド
10の側部形状に合わせて形成しておくこともできる。
に、表皮Hにより接着剤が塗布されたクッションパッド
10を被覆する。このとき、本例の表皮Hは、図2のよ
うに、パターンPの溝11から、表皮Hが浮き上がった
状態となっている。なお複数の表皮材を用いた場合に
は、クッションパッド10のパターンPの溝11に、縫
い合わせ部30が位置するようにして、表皮Hをクッシ
ョンパッド10に被せる。また表皮Hはクッションパッ
ド10の表面形状に沿うように、予めクッションパッド
10の側部形状に合わせて形成しておくこともできる。
【0031】さらに線材41による表皮Hとクッション
パッド10の位置決め工程により、表皮Hが被せられた
クッションパッド10上からパターンPの溝11に合わ
せて、線材41を表皮Hの上から差し込んで、表皮Hの
位置決めを行なう。
パッド10の位置決め工程により、表皮Hが被せられた
クッションパッド10上からパターンPの溝11に合わ
せて、線材41を表皮Hの上から差し込んで、表皮Hの
位置決めを行なう。
【0032】本例の線材41は、鋼線材、アルミニウ
ム、ステンレス、ばね材等で構成されており、両自由端
が略同一方向を向くように折り曲げた線材であり、本例
では図2で示すように、概略コ字形状に形成されてい
る。また線材41の自由端の間の長さは、パターンPに
合わせて適宜形成することができる。
ム、ステンレス、ばね材等で構成されており、両自由端
が略同一方向を向くように折り曲げた線材であり、本例
では図2で示すように、概略コ字形状に形成されてい
る。また線材41の自由端の間の長さは、パターンPに
合わせて適宜形成することができる。
【0033】そして、目視しながら線材41を、表皮H
の上からからクッションパッド10のパターンPの溝1
1側へ押し込み、クッションパッド10に突き刺し、ク
ッションパッド10のパターンPの溝11と表皮Hの位
置決めを行う。このとき本例のようにファブリック系の
素材を用いると、線材41による差し傷等の外観不良は
生じない。
の上からからクッションパッド10のパターンPの溝1
1側へ押し込み、クッションパッド10に突き刺し、ク
ッションパッド10のパターンPの溝11と表皮Hの位
置決めを行う。このとき本例のようにファブリック系の
素材を用いると、線材41による差し傷等の外観不良は
生じない。
【0034】また図5で示すように、複数の表皮材を用
いた場合には、表皮Hの縫い合わせ部30からクッショ
ンパッド10のパターンPの溝11側へ押し込み、クッ
ションパッド10に突き刺し、クッションパッド10の
パターンPの溝11と表皮Hの縫い合わせ部の位置決め
を行う。線材41は表皮Hの縫い合わせ部30からクッ
ションパッド10へ突き刺すために、各表皮Hを傷付け
ることがない。
いた場合には、表皮Hの縫い合わせ部30からクッショ
ンパッド10のパターンPの溝11側へ押し込み、クッ
ションパッド10に突き刺し、クッションパッド10の
パターンPの溝11と表皮Hの縫い合わせ部の位置決め
を行う。線材41は表皮Hの縫い合わせ部30からクッ
ションパッド10へ突き刺すために、各表皮Hを傷付け
ることがない。
【0035】上記のように圧着型50により表皮Hとク
ッションパッド10とを接着するときに、圧着する前
に、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら位置合わせをすることができ、見栄えがよい製
品が得られ、不良率を少なくすることができる。
ッションパッド10とを接着するときに、圧着する前
に、表皮Hの表側から目視により最終製品の外観を確認
しながら位置合わせをすることができ、見栄えがよい製
品が得られ、不良率を少なくすることができる。
【0036】次に圧着工程を行なう。圧着工程は、図3
及び図4で示すような圧着型50と、図示しない押圧型
を用いる。すなわち、圧着型50には、予め所定のパタ
ーンPの形状に合わせた突起部51が形成されている。
そして、図3で示すように、線材41によって表皮Hが
溝11に位置決めされた状態のものを、圧着型50の突
起部51と溝11とを位置合わせをしながら、圧着型5
0の上に被せ、図4で示すような状態とする。そして図
示しない押圧型と圧着型50により、一方の型を可動し
て、クッションパッド10と表皮Hを押しつける。そし
て、圧着工程のあとに、線材41を取り除く。
及び図4で示すような圧着型50と、図示しない押圧型
を用いる。すなわち、圧着型50には、予め所定のパタ
ーンPの形状に合わせた突起部51が形成されている。
そして、図3で示すように、線材41によって表皮Hが
溝11に位置決めされた状態のものを、圧着型50の突
起部51と溝11とを位置合わせをしながら、圧着型5
0の上に被せ、図4で示すような状態とする。そして図
示しない押圧型と圧着型50により、一方の型を可動し
て、クッションパッド10と表皮Hを押しつける。そし
て、圧着工程のあとに、線材41を取り除く。
【0037】なお本例では、圧着型50と押圧型を用い
た例を示しているが、クッションパッドとフレームと
を、表皮と接合する前に組み付ける工程を用いることも
できる。この場合には、フレームの載置型を用いて、突
起部が形成された圧着型は、載置型と対向して配置され
る。そして載置型はフレームを直接支持する支持凸部を
形成する。
た例を示しているが、クッションパッドとフレームと
を、表皮と接合する前に組み付ける工程を用いることも
できる。この場合には、フレームの載置型を用いて、突
起部が形成された圧着型は、載置型と対向して配置され
る。そして載置型はフレームを直接支持する支持凸部を
形成する。
【0038】なお接着剤として、ホットメルト形の接着
剤を用いる場合には、圧着型はヒータによる加熱、蒸気
による加熱等の公知手段を備えたものを使用する。
剤を用いる場合には、圧着型はヒータによる加熱、蒸気
による加熱等の公知手段を備えたものを使用する。
【0039】そして、接着剤により表皮Hとクッション
パッド10が接着される。上記実施例では一枚物の表皮
Hを用いているが、複数の表皮材により表皮を構成した
場合には、縫い合せ部だけを固定させて圧着することも
でき、このときパターンPの溝11の深い位置まで、縫
い合わせ部が入り込んだ状態で接合できるために、表皮
の縫い合わせ部とクッションパッドを精度良く位置合わ
せして、見栄えの良いシートを製造することができる。
パッド10が接着される。上記実施例では一枚物の表皮
Hを用いているが、複数の表皮材により表皮を構成した
場合には、縫い合せ部だけを固定させて圧着することも
でき、このときパターンPの溝11の深い位置まで、縫
い合わせ部が入り込んだ状態で接合できるために、表皮
の縫い合わせ部とクッションパッドを精度良く位置合わ
せして、見栄えの良いシートを製造することができる。
【0040】上記実施例では、線材41をコ字形にした
ものを用いたが、自由端側が略同じ方向に向いているも
の、例えば逆U字形や、自由端の間が曲線になっている
もの等を用いることができる。
ものを用いたが、自由端側が略同じ方向に向いているも
の、例えば逆U字形や、自由端の間が曲線になっている
もの等を用いることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、線材によ
り、表皮の表側から目視により最終製品の外観を確認し
ながら位置合わせをするため、表皮とクッションパッド
のパターン溝を精度良く位置合わせして、見栄えの良い
シートを製造できるだけでなく、製造における不良率を
少なくすることができる。
り、表皮の表側から目視により最終製品の外観を確認し
ながら位置合わせをするため、表皮とクッションパッド
のパターン溝を精度良く位置合わせして、見栄えの良い
シートを製造できるだけでなく、製造における不良率を
少なくすることができる。
【0042】またシートのパターンが単純な直線ではな
く曲線であるような場合にも、好適に表皮とクッション
パッドの接着における位置合わせを行なうことができ、
表皮がシートバックのように袋状になっている場合であ
っても、そのままクッションパッドと表皮との接着を行
うことができる。
く曲線であるような場合にも、好適に表皮とクッション
パッドの接着における位置合わせを行なうことができ、
表皮がシートバックのように袋状になっている場合であ
っても、そのままクッションパッドと表皮との接着を行
うことができる。
【0043】さらに複数の表皮材を縫い合わせた表皮の
場合、縫い合わせ部とクッションパッドを精度良く位置
合わせして、見栄えの良いシートを製造できるだけでな
く、製造における不良率を少なくすることができる。
場合、縫い合わせ部とクッションパッドを精度良く位置
合わせして、見栄えの良いシートを製造できるだけでな
く、製造における不良率を少なくすることができる。
【図1】本発明方法の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明方法の線材を配置するときの説明図であ
る。
る。
【図3】クッションパッドに表皮を被覆したものを、圧
着型に取り付ける前の状態を示す説明図である。
着型に取り付ける前の状態を示す説明図である。
【図4】圧着型にクッションパッドに表皮を被覆したも
のを取り付けた状態を示す説明図である。
のを取り付けた状態を示す説明図である。
【図5】表皮をパターン溝に差し込む状態を示す説明図
である。
である。
【図6】表皮をパターン溝に差し込む状態を示す説明図
である。
である。
【図7】従来例を示す説明図である。
10 クッションパッド 11 溝 30 縫い合わせ部 41 線材 50 圧着型 H 表皮 P パターン S シート
Claims (3)
- 【請求項1】 上面側にパターン溝が形成されたクッシ
ョンパッドと、表皮と、これらクッションパッドのパタ
ーン溝部を含む領域に前記表皮を位置させて接着剤によ
り接着してなるシートの製造方法において、 クッションパッドと表皮の接合面の少なくとも一方の面
に接着剤を塗布する工程と、 クッションパッド上に表皮を被せる工程と、 表皮が被せられたクッションパッド上からパターン溝の
複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くように折
り曲げた線材を差し込んで前記クッションパッドのパタ
ーン溝と前記表皮の位置決めを行う工程と、 前記クッションパッドに表皮が被せられて前記線材が配
置されたままで圧着型により圧着して接合し、該接合の
後に前記線材を取り除いてなることを特徴とする接着剤
を用いたシートの製造方法。 - 【請求項2】 上面側にパターン溝が形成されたクッシ
ョンパッドと、複数の表皮材を縫い合わせ部で縫合した
表皮と、これらクッションパッドのパターン溝部に表皮
の前記縫い合わせ部を位置させて接着剤により接着して
なるシートの製造方法において、 クッションパッドと表皮の接合面の少なくとも一方の面
に接着剤を塗布する工程と、 クッションパッド上に表皮を被せる工程と、 表皮が被せられたクッションパッド上からパターン溝の
複数所定位置に、両自由端が略同一方向を向くように折
り曲げた線材を差し込んで前記クッションパッドのパタ
ーン溝と表皮の縫い合わせ部の位置決めを行う工程と、 前記クッションパッドに表皮が被せられて前記線材が配
置されたままで圧着型により圧着して接合し、該接合の
後に前記線材を取り除いてなることを特徴とする接着剤
を用いたシートの製造方法。 - 【請求項3】 前記線材はコ字形をしたものを用いるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の接着剤を用いたシ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28107797A JPH11104370A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28107797A JPH11104370A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104370A true JPH11104370A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17634011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28107797A Pending JPH11104370A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11104370A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017030698A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 株式会社タチエス | 車両用シート及びその製造方法 |
EP3238986B1 (en) * | 2014-12-25 | 2022-04-27 | Tachi-S Co., Ltd. | Vehicle seat, and vehicle-seat production method |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28107797A patent/JPH11104370A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3238986B1 (en) * | 2014-12-25 | 2022-04-27 | Tachi-S Co., Ltd. | Vehicle seat, and vehicle-seat production method |
JP2017030698A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 株式会社タチエス | 車両用シート及びその製造方法 |
WO2017022558A1 (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 株式会社タチエス | 車両用シート及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040916 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060404 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060829 |