JPH02200296A - シートの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車用シート（座席）の組立方法、詳しくは
、トリムカバーを凹凸状表面を有する発泡体製パットの
表面に接合するようにトリムカバーを張着する自動車用
シートの組立方法に関する。

（従来の技術） 自動車用シートはその着座面がその左右に対して四重状
に形成して座り心地の向上を図っている。そのため、シ
ート内部の発泡体製パットもシートの外観形状に一致す
るようにモールドで、前記着座面に対応する部分を四重
状に形成している。

そのため、この四重状のパット表面に沿ってトリムカッ
イーが接合するように張着しなければ、トリムカバーが
浮き上がり着座面が四重状のシトが製造できない。

そこで、従来は第６図に示すように、トリムカバーの身
頃（１ａ）又はその周囲の裏面側に吊込材（２ｂ）を縫
着し、この吊込材（２ｂ）をパット（２）の日窪内に設
けた溝に挿込んでトリムカバーの身頃（１ａ）を吊込み
、その吊込材（２ｂ）をパット（２）内のインサートワ
イヤ（２ａ）等にホラブリング（２ｃ）で結着すること
により、トリムカバーの身頃（１ｍ）が凹窪状パット（
２）表面に沿って接合するようにしている。

また、図示しないが、前記トリムカバーの身頃（１ａ）
裏面を接着剤でパット（２）の四重内に接着することに
より、パット（２）の四重状表面に沿ってトリムカバー
の身頃（１ａ）を接合するようにしたものもある。これ
はトリムカバーの身頃（１ａ）をパット（２）に接着し
た後、パット（２）を７レームに組付けることによりシ
ートを組立てるものである。

（解決しようとする課題） 以上の吊込材を本フグリングで吊込むものは、多数の本
フグリングで吊込材とインサートワイヤとを一体に結着
しなければならないため、作業性が頗る悪い不具合があ
る。

一方、前記接着剤で接着するものは接着剤がパット表面
又はトリムカバーの裏面の所定個所に的確に塗布するこ
とが困難であり、また、パットにトリムカバーを接着す
る際、トリムカバーのセットに時間を要する欠陥もある
。

しかも、トリムカバーをパットに接着後、そのパットを
７レームに組′付けて、トリムカバーで接着されていな
いパット等を被覆するため、接着ズレが生じる不具合が
ある。

そこで、本発明は斯様な事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、作業性の向上、接着ズレ
の防止を図ることである。

（課題を解決するための手段） 以上の目的を達成するための本発明に係るシートの組立
方法は、トリムカバーの裏面側に熱溶着性フィルムを縫
着し、次に、該裏面側に熱溶着性フィルムを有するトリ
ムカバーで、フレームに組付けた発泡体製パットを被包
し、然る後、トリムカバーの表面側からトリムカバーを
部分的に加圧加熱して熱溶着性フィルムでトリムカバー
を前記パットの表面に一体に溶着してシートを組立てる
ことを特徴とするものである。

以上のトリムカバーは表皮と、発泡体（例えばウレタン
７オームのスラブ材）ｓ！！７デイングと、ワディング
カバーの王者の積層体である場合には、この積層体をで
体に縫着する際に、ワディングカバー側に熱溶着性フィ
ルムを積層して、同時に縫着するのが望ましい、また、
この熱溶着性フィルムを縫着する個所はトリムカバーの
身頃内及び身頃周囲など、従来の吊込材を一体に縫着す
る場所である。そして、シートバックなどにおいては、
熱溶着性フィルムをトリムカバーに縫着後、そのトリム
カバーを袋状に縫製し、これで７レームに設けた発泡体
製パットを被包し、熱溶着性フィルムを縫着した個所を
加圧加熱すると、シートバックの背裏側にボードを設け
ることなくシートバックが組立ちれる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は自動車用シートを示し、そのシートバック（Ｓ
Ｂ）のトリムカバーにおける身頃（１ａ）は横方向に、
上下三段状にまた縦方向に、夫々直線状にシートバック
（ＳＢ）内部のパットに一体に溶着されでいる０図中（
ａｌ　）（ａｌ　）（ａｌ　）は横方向に身頃（１ａ）
が溶着されたことによって身頃（１ａ）表面に形成した
装飾用凹溝、（ａ２）（ａ２）は同縦方向に形成した装
飾用凹溝、（ｌｂ）（１ｂ）は身頃の左右に接続するト
リムカバーの額縁、（１ｃ）は額縁（１ｂ）に接続しシ
ートバックの外側面を構成するトリムカバーのまちであ
る。

第２図は、前記トリムカバーの身頃（１ａ）をパット（
２）に溶着する前の状態を示し、図示するトリムカバー
の身頃（１ａ）及び額縁（ｌｂ）（ｌｂ）は織物地など
からなる表皮（１１）と、ウレタン７オームのスラブ材
などからなるワディング（１２）と、不織布などからな
るワディングカバー（１３）との積層体で、この積層体
をミシンで一体に縫着することにより、前記トリムカバ
ーの身頃（１ａ）、額縁（ｌｂ）（ｌｂ）が形成される
。そして、このミシンで一体に縫着する際、前記装飾用
凹溝（ａｌ　）（ａ２　）に対応する場所の７テイング
カバー（１３）側に、テープ状の熱溶着性フィルム（１
）を同時に縫着する０図中（５）は縫着部を示す、この
熱溶着性フィルム（１）は加熱することに溶融して接着
剤となる従来周知のものである。

以上のパ・ント（２）はあらかじめモールドで、シート
バック（ＳＢ）の外形形状に発泡成形したウレタン７オ
ームで、その着座面における前記熱溶着性フィルム（１
）によって身頃（１ａ）を接着する個所には凹溝（２１
）が成形されている。

第３図はトリムカバーの身頃（１ａ）におけるＲ着部（
５）を、パット（２）の凹溝（２１）に挿込み、プレス
（Ｐ）又は押し治具で該縫着部（５）を加圧加熱して、
熱溶着性フィルム（１）を溶融させてパット（２）の凹
溝（２１）内において身頃（ＩＱ）を接着した状態を示
す、プレス（Ｐ）には加熱手段が内蔵され、加圧部がパ
ット（２）の凹溝（２１）内に入り込むような形状に形
成されている。

第３図において（１′）は溶融した熱溶着性フィルムを
示す。

このトリムカバーの溶着は、第４図に示すように、７レ
ーム（３）にパット（２）を組付け、これらを袋状に縫
製したトリムカバーで被包した後に行なう０図中（３１
）はパイプ製フレーム（３）の左右に溶接したブラケッ
ト、（４）、（４）・・・はパット（２）を支持するＳ
形ばねを夫々示す。

第５図は前記方法によって組立てたシートバック（ＳＢ
）を示す。

（効果） 本発明によれば、パットをフレームに組付けた後、その
パットをトリムカバーで被包した後、そのトリムカバー
の裏面側に縫着しだ熱溶着性フィルムをトリムカバーの
表面側から加圧加熱することによりトリムカバーをパッ
トの表面に溶着してシートを組立てる。そのため、前記
従来品の如くホラブリングでの結着作業が不要となるた
め、シートの組立作業の作業性が向上する。

また、前記接着剤でトリムカバーを接着する従来方法に
比べ、トリムカバーを最後にパットに溶着するため、接
着ズレが生じることがない。

加えて、接着剤で接着するものの如（、トリムカバーを
パットに接着するためのセット時間が不要になり作業性
が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法によって組立てた自動車用シートの
斜視図、第２図は溶着前の状態の要部の部分拡大断面図
、第３図は溶着後の開部分拡大断面図、第４図は溶着後
の断面図、第５図はＰ２Ｓ５図におけるＶ−Ｖａ断面図
、第６図は従来方法によるものの部分拡大断面図である
。 図中、（１）は熱溶着性フィルム、（１ａ）はトリムカ
バー、（２）はパットを夫々示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. トリムカバーの裏面側に熱溶着性フィルムを縫着し、次
   に、該裏面側に熱溶着性フィルムを有するトリムカバー
   で、フレームに組付けた発泡体製パットを被包し、然る
   後、トリムカバーの表面側からトリムカバーを部分的に
   加圧加熱して熱溶着性フィルムでトリムカバーを前記パ
   ットの表面に一体に溶着してシートを組立てることを特
   徴とするシートの組立方法。