JPH02103126A - 表皮一体成形シートの製造方法 - Google Patents

表皮一体成形シートの製造方法

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JPH02103126A
JPH02103126A JP25578888A JP25578888A JPH02103126A JP H02103126 A JPH02103126 A JP H02103126A JP 25578888 A JP25578888 A JP 25578888A JP 25578888 A JP25578888 A JP 25578888A JP H02103126 A JPH02103126 A JP H02103126A
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skin
pad
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Masayuki Kubo
久保 正之
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、例えば自動車などの乗物用シートや椅子など
の家具類に適用される表皮一体成形シートの製造方法に
関する。 [従来の技術] パッドの表面(カバー材)に表皮を一体に接着してなる
表皮一体成形シートは、デザイン上の有利さと耐久性の
高さ、すなわち繰返し使用されても皺ができにくい点な
どから多用される傾向にある。この種のシートを製造す
るに当って従来は、例えば第4図に示されるように、表
皮成形用の型1が用いられている。この従来方法におい
ては、予め所定の形状に成形されたパッド2の座面部3
に接着剤4が塗布されるとともに、型1とパッド2との
間に予め袋状に縫製しておいた表皮5が表裏反転した状
態でセットされる。そののち、パッド2の座面部3を型
1に押付けることにより、座面部表皮5が接着剤4を介
してパッド2の座面部3に成形接着させられる。 [発明が解決しようとする課題] 上述した従来方法においては、座面部表皮5の成形接着
は型1を用いて容易に行なえるが、表裏が反転された状
態でセットされている側面部表皮6を型1によってパッ
ド3の側面部に同時°に成形接着することは困難である
。 また第5図に示されるように、容器状の型1′の内面に
表皮5を反転させずに袋状のままセットすれば、パッド
の座面部3から側面部7にわたって表皮5を成形接着す
ることができるかもしれない。しかしながらこの場合、
表皮5を型1′内の所定位置に確実に保持しておくこと
が難しく、シかもパッド2の形状によっては型1′内に
パッド2を挿入することが不可能である。 従って本発明の目的は、パッドの座面部から側面部にわ
たる所定位置に表皮を正しく成形接着することができ、
作業性の良い表皮一体成形シートの製造方法を提供する
ことにある。 【課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために本発明者が開発した製造方法は
、座面部と側面部とを有するパッドに表皮を被着するた
めの方法であって、上記座面部に対応する形状の押え面
をもつ第1の型に、予め縫製しておいた通気性のある表
皮を表裏反転させた状態で被せるとともに、この表皮の
上がら熱溶融性接着フィルムを重ね合せた状態にして第
1の型の内側から負圧によって上記接着フィルムと表皮
を一緒に吸着・保形し、更に上記接着フィルムの上から
上記パッドの座面部を押圧することにより第1の型とパ
ッドの座面部との間に座面部表皮と接着フィルムを挾み
込み、そののち側面部表皮と接着フィルムとを上記パッ
ドの側面部に沿わせるとともに第2の型を用いて上記側
面部表皮と接着フィルムをパッドの側面部に押圧しつつ
、接着フィルムを加熱することによりパッドの座面と側
面部にわたって表皮を一体に被着させることを特徴とす
る。 〔作用〕 上記製造方法においては、パッドの側面部に沿って側面
部表皮と接着フィルムの一部をセットする際に、第1の
型とパッドの座面部との間で座面部表皮と接着シートの
座面部相当部分が所定の形状に保形されていて、しかも
動き止めがなされているため、予め袋状に縫製されてい
る側面部表皮をパッドの側面部に沿うように正規のカバ
リング位置にひっくり返すことが容易に行なえるととも
に、側面部表皮とバッド側面部との間の所定位置に接着
シートの一部を正しくセットできる。この状態で、第2
の型によって側面部表皮を押えるとともに第1の型によ
って座面部表皮を押えつつ、接着フィルムの溶融温度ま
で加熱するため、座面部から側面部にわたる所定位置に
表皮を一体に成形接着することができる。 [W施例] 以下に本発明の一実施例について、第1図ないし第3図
を参照して説明する。 第2図に示された車両用シートに使われるパッド10は
、周知の製法によって予め所定の形状に成形されている
。本実施例のパッド1oは、−PIとしてウレタンフオ
ームの一体成形品が使われる。 好ましくは通気性のある連続気泡性フオームが良い。但
しパッド10の材料はウレタンフオームに限ることはな
く、たとえば合成樹脂綿の繊維相互の交絡点をウレタン
バインダでバインドしてなる通気性を有する成形綿を用
いてもよい。図示例のパッド10は、座面部11すなわ
ち着座者の体圧を支える部分と、座面部11の全周に位
置する側面部12とを有している。このパッド1oは、
自動車用シートの座部あるいは背もたれ部のクツシヨン
として使われる。パッド1oの裏面側(図示上側)には
、後述するプレス工程で使用するプレスサポート部材1
3が設けられる。 表皮15は、パッド10の座面部11を覆う座面部表皮
16と、パッド10の側面部12を覆う側面部表皮17
とを、カバリング形状に合うように予め袋状に縫い合せ
たものであり、織布等のような通気性を有する素材から
なる。座面部表皮16と側面部表皮17とをつないでい
る縫代18は、表皮15を表裏反転させた時に表面側を
向く。 熱溶融性接着フィルム20は、パッド10の座面部11
から側面部12を覆うに足る広さを有しており、室温で
は実質的に接着力をもたないが、高温にさらされた時に
溶融することによってパッド10と表皮15とを接着で
きるものが使用される。溶融前のフィルム20は実質的
に非通気性である。 表皮成形用の第1の型25は、図示上面側にパッドの座
面部11の形状に対応した押え面26を有している。こ
の型25は内部に気室27を備えた中空形状をなしてお
り、押え面26の表面側と気室27の内部とを連通させ
る多数の孔28(−部のみ図示)を備えている。更に、
気室27に連なる接続口30.31に、真空ポンプ等を
利用した負圧吸引手段32と、高温の水蒸気を発生させ
る蒸気供給手段33が接続されている。 第3図に示された第2の型35は、パッド10の側面部
12の形状に対応した押え面36を有している。第2の
型35の内部にも気室37が設けられているとともに、
押え面36の表面側と気室37の内部とを連通させる孔
38(一部のみ図示)が設けられている。気室37に連
なる接続口40には蒸気供給手段33が接続される。こ
の第2の型35は、必要に応じてパッド10の周方向に
複数個に分割されている。 次に、上記装置を用いてパッド10と表皮15とを成形
接着する工程について説明する。第1図に示されるよう
に、第1の型25に、予め袋状に縫製しておいた表皮1
5を表裏反転させた状態で被せる。更にその上に接着フ
ィルム20を重ねる。 その後、吸引手段32によって発生させた負圧を気室2
7に作用させることにより、通気性の表皮15を介して
接着フィルム20を押え面26側に吸引する。吸引され
た接着フィルム20は、表皮15と一緒に押え面26の
所定位置に所定形状を保って吸着されるため、いわゆる
真空成形が行なわれる。 上記保形状態を維持したまま、第2図に示されるように
接着フィルム20の上からパッド10の座面部11を乗
せ、図示しない駆動手段によりサポート部材13を押下
げてパッド10を第1の型25に押付けるとともに、こ
のプレス状態を維持しつつ吸引手段32による吸着を解
除する。 次に、表皮15が正規のカバリング状態となるように表
裏をひっくり返すことにより、側面部表皮17をパッド
側面部12に沿わせる。このように表皮15を反転させ
ることによって、接着フィルム20の一部を側面部12
と側面部表皮17との間に挾み込むことができる。この
セット時においては、座面部表皮16と接着フィルム2
0の座面相当部分がパッドの座面部11と型25との間
に挟まれた保形状態にあるため、側面部表皮17と接着
フィルム20が正規の位置からずれることを防止でき、
所定の位置に確実に保持してお(ことができる。接着フ
ィルム20は常温では接着力をもたないから、セット中
にべたべたすることがなく、作業しやすい。 次に、第3図に示されるように第2の型35を側面部表
皮17の上からパッドの側面部12に向って押付けるこ
とにより、第2の型35とパッド側面部12との間に側
面部表皮17と接着フィルム20の側面部相当部分を挾
み込む。以上の一連の工程により、型25.35とパッ
ド10との間の所定位置に表皮15と接着フィルム20
が成形状態のまま確実に保持される。なお、必要ならば
第2の型35の気室37に負圧を作用させて側面部表皮
17を所定の形状に真空成形してもよい。 次に、蒸気供給手段33によって、接着フィルム20を
溶融させるに足る温度の高温蒸気を型25.35の気室
27,37に吹込む。吹込まれた蒸気は孔28.38を
通じて通気性の表皮15に流通するため、接着フィルム
20が溶けて表皮15とパッド10とが一体に接着する
。こうしてパッド10と表皮15との成形接着を行なっ
たのち、再び吸引手段32を作用させることによって気
室27.37内を減圧し、表皮15に付着した水滴を除
去する。乾燥後の製品(表皮一体成形シート)は型25
.35から外される。 [発明の効果] 本発明によれば、パッドの座面部から側面部にわたる所
定の位置に表皮を正しく接着させることができ、しかも
能率良く作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の型と表皮等を示す断面図、第2図はパッ
ドを押圧している様子を示す断面図、第3図は第2の型
を押圧している様子を示す断面図、第4図は従来の型と
パッド等を示す断面図、第5図は他の従来例を示す断面
図である。 10・・・パッド、11・・・座面部、12・・・側面
部、15・・・表皮、16・・・座面部表皮、17・・
・側面部表皮、20・・・接着フィルム、25・・・第
1の型、32・・・吸引手段、33・・・蒸気供給手段
、35・・・第2の型。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 座面部と側面部とを有するパッドに表皮を被着するため
    の方法であって、 上記座面部に対応する形状の押え面をもつ第1の型に、
    予め縫製しておいた通気性のある表皮を表裏反転させた
    状態で被せるとともに、この表皮の上から熱溶融性接着
    フィルムを重ね合せた状態にして第1の型の内側から負
    圧によって上記接着フィルムと表皮を一緒に吸着・保形
    し、更に上記接着フィルムの上から上記パッドの座面部
    を押圧することにより第1の型とパッドの座面部との間
    に座面部表皮と接着フィルムを挾み込み、そののち側面
    部表皮と接着フィルムとを上記パッドの側面部に沿わせ
    るとともに第2の型を用いて上記側面部表皮と接着フィ
    ルムをパッドの側面部に押圧しつつ、接着フィルムを溶
    融温度まで加熱することによりパッドの座面と側面部に
    わたって表皮を一体に被着させることを特徴とする表皮
    一体成形シートの製造方法。
JP25578888A 1988-10-13 1988-10-13 表皮一体成形シートの製造方法 Expired - Fee Related JPH0714620B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993001044A1 (en) * 1991-07-02 1993-01-21 Arako Corporation Device for bonding and molding seat
CN114211436A (zh) * 2021-12-13 2022-03-22 赫比(上海)家用电器产品有限公司 一种多弯折铜箔一次性贴合夹具与贴合方法

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WO1993001044A1 (en) * 1991-07-02 1993-01-21 Arako Corporation Device for bonding and molding seat
CN114211436A (zh) * 2021-12-13 2022-03-22 赫比(上海)家用电器产品有限公司 一种多弯折铜箔一次性贴合夹具与贴合方法

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