JPH1116662A - 面発熱体 - Google Patents

面発熱体

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JPH1116662A
JPH1116662A JP17911197A JP17911197A JPH1116662A JP H1116662 A JPH1116662 A JP H1116662A JP 17911197 A JP17911197 A JP 17911197A JP 17911197 A JP17911197 A JP 17911197A JP H1116662 A JPH1116662 A JP H1116662A
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conductive
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱層が形成されている導電性フィルムの面
発熱体における占有率を高くし、裏面側に設けられる導
電線接続部の設置位置を所望の位置に選ぶことができる
構造を有する面発熱体の提供を課題とする。 【解決手段】 基板1の表面側(図では下側)には、発
熱層を有する導電性フィルム11が配設されている。こ
の導電性フィルム11の発熱層に接続されている導電帯
12は、基板1の端縁部に沿って屈曲して基板1の裏面
側(図では上側)に至るように配設されている。導電帯
12の裏面側の端部は、保護カバー20によって覆われ
ている。このため、外皮bを切除する際、導電帯12は
切断されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルヒーター等
の面発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室のような湿気の多い場所に設置する
鏡や、室内外の温度差が大きい窓ガラス(車輛の窓ガラ
ス等)はその表面が曇り易く、適切な使用が出来なくな
ることがある。
【0003】このような状態に対応する手段として、基
板の表面側に導電性素材を貼付け加工し、基板の裏面側
に電源との接続部を形成した面発熱体を、鏡の裏面側に
取付けることにより鏡面の温度を高めて曇りを防止する
手段が既に知られている。
【0004】鏡の裏面等に設置される面発熱体において
は、高温、多湿の場所に設置するために、面発熱体の裏
面側に設ける電源との接続部が腐食したり絶縁不良を起
こしたりしないようにする必要がある。
【0005】このような面発熱体の導電線接続部の接続
構造が本願発明者によって既に提案されている(実公平
7−51753)。
【0006】図5は、既に提案されている面発熱体にお
ける導電線接続部の接続構造を示した断面図である。
【0007】図5に示すように、基板1の表面側(図で
は下側)には発熱層が形成されている導電性フィルム1
1が層状に貼着されており、この基板1および導電性フ
ィルム11からなる発熱体aは絶縁性を確保するための
外皮bによって被覆されている。導電性フィルム11の
発熱層の電極部に貼着している導電テープ等の導電帯1
2の一部は、基板1を挿通して基板1の裏面側に至り、
電源用のリード線3に接続している。41は端子カバー
本体、42は内枠であり、51は接着力の強い内部充填
剤、52はリード線3の被覆材との接着性に優れ且つ内
部充填剤51を水分や湿気から保護する性能を有する外
部充填剤である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような導電線接
続部の接続構造を有する面発熱体においては、発熱層が
形成されている導電性フィルム11の外側の基板1に導
電帯12の挿通孔を設ける必要があるために、基板1の
裏面側(図5では上側)に設置する端子カバー本体41
の取付位置を、図6または図7に示したように導電性フ
ィルム11の外側にしなければならなかった。
【0009】従ってこのような面発熱体においては、端
子カバー本体41を導電性フィルム11の外側に位置さ
せなければならず、端子カバー本体41の取付位置が限
定されるとともに、面発熱体の周辺寸法を導電性フィル
ム11の周辺寸法より端子カバー本体41の分だけ大き
くしなければならなかった。
【0010】本発明の目的は、発熱層が形成されている
導電性フィルムの面発熱体における占有率を高くし、裏
面側に設けられる導電線接続部の設置位置を所望の位置
に選ぶことができる構造を有する面発熱体を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、発熱層が形成された導電性フィルムを基
板の表面側に層状に貼着して発熱体とし、当該発熱体の
表裏両面を外皮によって被覆した面発熱体において、一
端が前記発熱層に接続され他端が前記基板の裏面側で電
源からのリード線に接続される導電帯であって、前記基
板の端縁部に沿って屈曲して前記基板の表面側から裏面
側に至る導電帯と、当該導電帯の前記他端を前記リード
線との接続部を残して覆う保護カバーとを具えたことを
特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態の構成を示した
断面図であり、図2は導電線接続部の構成を示した拡大
図である。
【0014】図1および図2において、図5と同一符号
のものは同一のものを示している。ここで、30は端子
カバーのゴム製の上蓋である。
【0015】図1に示したように、本実施形態において
は、基板1の表面側(図1では下側)で、導電性フィル
ム11に形成された発熱層に一端が接続された2本の導
電帯12が、それぞれ基板1の端縁部に沿って屈曲して
基板1の裏面側(図1では上側)に配設されている。
【0016】図3は端子カバー本体を取り付ける前の本
実施形態の裏面側から視た平面図である。図3に示した
ように、裏面側に位置する2本の導電帯12の端部は近
接した位置に配設されており、この位置で、図1に示し
たようにリード線3に接続する。
【0017】このように本実施形態においては、基板1
の端縁部に沿って屈曲させて導電帯12を基板1の裏面
側に配設する構成となっているために、基板1に穴開等
の加工を施こすことなく各導電帯12の長さや配置位置
を選ぶことにより、使用者の所望する基板1上の位置に
容易に導電線接続部を設けることができる。
【0018】図2および図1において、20は導電帯1
2の先端部分を、リード線3との接続部のみを露出させ
た状態で覆っている保護カバーである。
【0019】この保護カバー20は、ポリプロピレンフ
ィルム・ポリエステルフィルム等の硬質性の合成樹脂材
料によって構成されており、接着剤や両面テープ等によ
って導電帯12および基板1に接着している。
【0020】このように本実施形態においては、裏面側
に位置する導電帯12の端部が保護カバー20によって
基板1に強固に固定されているために、外皮bの装着過
程等の製造過程において導電帯12の端部が所定位置か
ら動くことはない。
【0021】次に、本実施形態の製造方法について説明
する。
【0022】先ず、発熱層を形成した導電性フィルム1
1を基板1の表面側に貼着し、2本の導電帯12の一端
をそれぞれ導電性フィルム11の発熱層に接続する。こ
の2本の導電帯12をそれぞれ基板1に沿って配設し、
次いで基板1の端縁部に沿って屈曲させてその先端部が
基板1の裏面側の所定の場所に位置するように配設す
る。2本の導電帯12の先端部を、リード線3との接続
部を露出させた状態で保護カバー20によって基板1上
に固定する。
【0023】以上のような状態で外被bを装着し、導電
線接続部の外被bを切除して窓部60を設ける(図3参
照)。窓部60内に露出している導電帯12の接続部
に、ハンダ等でリード線3を接続する。このリード線3
と導電帯12の接続部に端子カバー本体41および内枠
42を配設し、内枠42内に内部充填剤51を充填し、
端子カバー本体41内に外部充填剤52を充填した後、
ゴム製の上蓋30を装着する。(図5参照)。
【0024】以上のようにして本実施形態の製造は行な
われる。ここで、外被bを切除して窓部60を設ける
際、導電帯12の先端部は硬質性の保護カバー20によ
って保護されているために、窓部60の形成過程で導電
帯12が切断されることはない。
【0025】なお、外被bの所定の位置にあらかじめ窓
部60を設けてき、その窓部60が形成された外被bを
発熱体aに装着するという製造方法も考えられるが、こ
のような製造方法では、窓部60と発熱体aとの位置合
せに精度が要求され製造効率が著しく低下するので、こ
のような製造方法は好ましくない。
【0026】以上説明した実施形態においては、導電線
接続部は端子カバー本体41、内枠42、内部充填剤5
2および外部充填剤51によって構成されているが、こ
の構成は本発明を限定するものではなく、どのような構
成の導電線接続部であってもよい。また、外皮bは、発
熱体aや導電帯12の絶縁性を確保するために必要不可
欠なものであるが、具体的には、面発熱体が使用される
状況に応じて、例えば防水性、防湿性等の様々な性質を
有する材料を適宣用いて構成されるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば発熱
層が形成されている導電性フィルムの面発熱体における
占有率を高くし、裏面側に設けられる導電線接続部の設
置位置を所望の位置に選ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示した断面図の要部拡大図である。
【図3】図1に示した実施形態の裏面側の構成の説明図
である。
【図4】図1に示した実施形態の裏面側の構成を示す平
面図である。
【図5】従来の面発熱体の導電線接続部の構成を示す断
面図である
【図6】従来の面発熱体の説明図である。
【図7】従来の面発熱体の説明図である。
【符号の説明】
1 基板 3 リード線 11 導電性フィルム 12 導電帯 20 保護カバー 30 端子カバーの上蓋 41 端子カバー本体 42 内枠 51 内部充填剤 52 外部充填剤 60 窓部 a 発熱体 b 外皮

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱層が形成された導電性フィルムを基
    板の表面側に層状に貼着して発熱体とし、当該発熱体の
    表裏両面を外皮によって被覆した面発熱体において、一
    端が前記発熱層に接続され他端が前記基板の裏面側で電
    源からのリード線に接続される導電帯であって、前記基
    板の端縁部に沿って屈曲して前記基板の表面側から裏面
    側に至る導電帯と、当該導電帯の前記他端を前記リード
    線との接続部を残して覆う保護カバーとを具えたことを
    特徴とする面発熱体。
  2. 【請求項2】 前記保護カバーは、前記導電帯および前
    記基板に接着していることを特徴とする請求項1に記載
    の面発熱体。
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