JPH08140799A - 浴室用防曇ミラー - Google Patents

浴室用防曇ミラー

Info

Publication number
JPH08140799A
JPH08140799A JP28320994A JP28320994A JPH08140799A JP H08140799 A JPH08140799 A JP H08140799A JP 28320994 A JP28320994 A JP 28320994A JP 28320994 A JP28320994 A JP 28320994A JP H08140799 A JPH08140799 A JP H08140799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror body
sheet
mirror
heater
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28320994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuzo Yajima
達造 矢島
Akira Miyamoto
明 宮本
Masahiko Yamamura
正彦 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP28320994A priority Critical patent/JPH08140799A/ja
Publication of JPH08140799A publication Critical patent/JPH08140799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒータシートの鏡体への熱伝導を向上し得て、
しかもヒータシートの酸化を防止することができるばか
りでなく、鏡体の剛性を向上させることができる浴室用
防曇ミラーを提供する。 【構成】金属シート12が鏡体11の背面11aに密着
され、ヒータシート13が金属シート12に密着され、
金属シート12とヒータシート13とを覆う保護シート
14が鏡体11の背面11aに設けられ、鏡体11がハ
ウジング20に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室内に設けられてこ
の浴室内の湿気により鏡体の表面が曇らないように鏡体
の背面にヒータシートを設けた浴室用防曇ミラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、浴室内にミラーを設けた場
合、この浴室内の湿気により鏡体の表面が曇ってしま
い、この曇りによってミラーの役割を果たせなくなるこ
とを防止するため、ハウジングに保持される鏡体の背面
にヒータシートを設け、このヒータシートの発熱により
鏡体の表面を露点温度より高くすることで湿気による鏡
体表面の曇りを防止する浴室用ミラーが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された浴室用防曇ミラーにあっては、鏡体の背面に
ヒータシートを直接設けているため、鏡体の背面からヒ
ータシートの熱が逃げ易いことと相俟って、ヒータシー
トの発熱が均一に鏡体へと拡散しにくく、しかもヒータ
シートが湿気により端部から徐々に酸化してしまう虞が
あった。このヒータシートの酸化はヒータシートの鏡体
からの剥離の原因となり、その剥離部分からの水分の侵
入によりヒータシートが劣化してしまう。また、鏡体の
背面にはヒータシートのみが設けられているため、鏡体
の強度が弱く衝撃によって破損し易いという問題が生じ
ていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、ヒータシートの鏡体への熱伝導を向上し得て、
しかもヒータシートの酸化を防止することができるばか
りでなく、鏡体の剛性を向上させることができる浴室用
防曇ミラーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、鏡体の背面に密着された
金属シートと、該金属シートに密着されたヒータシート
と、前記各シートを覆うように前記鏡体の背面に設けら
れた保護シートと、前記各シートを設けた状態で前記鏡
体を保持するハウジングとを備えていることを要旨とす
る。
【0006】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
金属シートが鏡体の背面に密着され、ヒータシートが金
属シートに密着され、金属シートとヒータシートとを覆
う保護シートが鏡体の背面に設けられ、鏡体がハウジン
グに保持される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の浴室用防曇ミラーの実施例を
図面に基づいて説明する。
【0008】図1において、浴室用防曇ミラー1は、ミ
ラー本体10とハウジング20とを備え、例えば、ユニ
ットバスの浴室内の壁面や化粧台等の取付面M(図3,
5参照)に設けられる。
【0009】ミラー本体10は、鏡体11と、鏡体11
の背面11aに密着された銅箔やアルミ箔等の金属シー
ト12と、金属シート12に密着され且つ金属シート1
2よりも小さいヒータシート13と、各シート12,1
3を覆うように鏡体11の背面11aに設けられた保護
シート14とを備えている。
【0010】金属シート12の下方寄りの端部にはアー
ス用の接続線R1の一端が半田15により接続されてい
る。
【0011】ヒータシート13は、図2に示すように、
多層構造の略中間層にヒータ線16が蛇行して設けられ
ている。また、ヒータシート13の下方寄り端部にはヒ
ータ線16の始端部とリード線R2,R3とを接続する
ターミナルボックス17が設けられている。
【0012】保護シート14の下方寄り端部には単円に
開放して接続線R1の一端並びにターミナルボックス1
7が位置する切欠14aが設けられている。また、保護
シート14は、ヒータシート13の略全面並びに金属シ
ート12の周縁部を覆うように(結果的に両シート1
2,13を覆う。)鏡体11の裏面11aに取り付けら
れ、図3に示すように、密着状態の3層構造を各シート
12,13,14により構成している。さらに、保護シ
ート14の略中央には、接続線R2と電気的に接続され
てヒータシート13の発熱温度を検出するための検出素
子18が設けられている。
【0013】検出素子18は、図4に示すように、両面
接着テープ等の接着部材18aにより保護シート14に
固定されていると共に、その周囲には図示を略すシリコ
ンゴムにより接着面のシール性が確保されている。
【0014】接続線R1〜R3は3芯キャブタイヤ19
に束ねられていて、この3芯キャブタイヤ19は、図5
に示すように、ハウジング20の略中央に設けられた挿
通孔21を貫通して取付面Mから図示を略す電源に接続
される。尚、図5において、19aは抜け止め用の結束
バンド、22はシリコンコーキング等のシール部材であ
る。
【0015】ハウジング20は、鏡体11を保持するた
めの開口20aと、空間部23を形成するための凹壁部
20bと、開口20aに沿う溝20cと、溝20cの両
側に沿って形成された補助溝20d,20dとが形成さ
れている。
【0016】溝20cには、図6並びに図7(A),
(B)に示すように、鏡体11の背面11aの側縁部に
当接するブチルゴム紐等の粘性或は弾性を有するシール
材23が設けられる。この際、例えば、溝20cの開口
幅並びにシール材23の直径が共に同じ幅Wであった場
合に、シール材23が鏡体11の背面11aの側縁部に
当接するためには溝20cの深さは幅Wよりも小さくす
る必要がある。
【0017】例えば、この幅Wを5mm、溝20cの深
さを3mmとした場合、溝20cの断面方向の開口面積
は15mm2となり、シール材23の断面積は約20m
2となる。
【0018】従って、図7(B)に示すように、鏡面1
1の背面11aとハウジング20の鏡体取付面20eと
を密着状態として浮きが発生しないようにシール材23
で大気と空間部22との間をシールするためには、シー
ル材23の溝20cとの断面積の差(約5mm2)の分
の受けが必要となるが、このシール材23の断面積の差
の分を余剰分23’とした場合、この余剰分23’は溝
20cからはみ出て補助溝20d,20dで受けられる
こととなる。尚、補助溝20d,20dの断面積をある
程度大きく確保することにより、シール材23と溝20
cの断面積とに成形誤差が生じてもそれを許容すること
ができ、バラツキのないシール性を確保することができ
る。
【0019】このような構成においては、背面11aに
金属シート12を密着させ、金属シート12よりも小さ
いヒータシート13を金属シート12に密着させ、各シ
ート12,13を覆うように背面11aに保護シート1
4を設けた後、接続線R1〜R3を接続すると共に、こ
の接続線R1〜R3を束ねた3芯キャブタイヤ19をハ
ウジング20の挿通孔21に貫通させる。
【0020】次に、図3に示す様に、コーキング材等の
接着部材24を介して鏡体11をハウジング20に保持
させる。この際、接着部材24にバラツキが生じても、
シール材23の鏡体11への密着により確実なシール性
が確保されているばかりでなく、逆に、シール材23の
鏡体11へのバラツキのない密着により接着部材24の
接着に対する信頼性を向上させることができる。
【0021】このように組み付けられた浴室用防曇ミラ
ー1は、リム25、取付ブラケット26、取付ネジ27
を介して取付面Mに取り付けられる。
【0022】そして、浴室内が湿気で満たされて鏡体1
1の表面に曇りが発生する状況下となると、その状況を
検出素子18によりヒータシート13の背面温度で検出
し、この検出結果に基づいてヒータシート13が発熱し
て鏡体11の曇りを除去(防止を含む)する。
【0023】この際、金属シート12は、ヒータシート
13の鏡体11への熱を均一に拡散させると共に、ヒー
タシート13の万一の場合に漏電を全て受けるアースシ
ートの役割を果たす。
【0024】また、保護シート14は、ヒータシート1
3の背面側からの熱の拡散を防止すると共に、ヒーター
シート13の鏡体11への固定、並びにヒータシート1
3の酸化防止(水滴防止)の役割を果たすばかりでな
く、鏡体11の表面と温度検出面に対する伝導時の温度
を同一とする役割を果たし、温度制御を確実に行うこと
ができる。
【0025】しかも、これら各シート12,13,14
の3層構造により鏡体11の剛性を確保することができ
るばかりでなく、特に、金属シート12の密着により万
一の破損時の破片飛散防止効果を奏することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浴室用防
曇ミラーにあっては、鏡体の背面に密着された金属シー
トと、該金属シートに密着されたヒータシートと、前記
各シートを覆うように前記鏡体の背面に設けられた保護
シートと、前記各シートを設けた状態で前記鏡体を保持
するハウジングとを備えていることにより、ヒータシー
トの鏡体への熱伝導を向上し得て、しかもヒータシート
の酸化を防止することができるばかりでなく、鏡体の剛
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室用防曇ミラーを示し、要部の分解
斜視図である。
【図2】同じく、ヒータシートの背面図である。
【図3】同じく、浴室用防曇ミラー取付状態の要部の拡
大断面図である。
【図4】同じく、検出素子を設けた状態の要部の拡大断
面図である。
【図5】同じく、配線状態を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図6】同じく、シール材と溝との関係を示す要部の拡
大斜視図である。
【図7】同じく、(A)はシール材を溝に設けた要部の
拡大断面図、(B)は鏡体保持状態の要部の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1…浴室用防曇ミラー 11…鏡体 11a…背面 12…金属シート 13…ヒータシート 14…保護シート 20…ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡体の背面に密着された金属シートと、該
    金属シートに密着されたヒータシートと、前記各シート
    を覆うように前記鏡体の背面に設けられた保護シート
    と、前記各シートを設けた状態で前記鏡体を保持するハ
    ウジングとを備えていることを特徴とする浴室用防曇ミ
    ラー。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは、前記鏡体を保持するた
    めの開口縁部に沿う溝と、該溝に設けられて前記鏡体の
    背面側縁部に当接するシール材と、前記ハウジングに前
    記鏡体を保持させた際に前記シール材の前記溝からはみ
    出た分を受けるように前記溝に沿って形成された補助溝
    とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の浴室
    用防曇ミラー。
  3. 【請求項3】前記保護シートの表面には前記ヒータシー
    トの発熱温度を検出する検出素子が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の浴室用防曇ミラー。
JP28320994A 1994-11-17 1994-11-17 浴室用防曇ミラー Pending JPH08140799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28320994A JPH08140799A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 浴室用防曇ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28320994A JPH08140799A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 浴室用防曇ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08140799A true JPH08140799A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17662536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28320994A Pending JPH08140799A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 浴室用防曇ミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08140799A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103919392A (zh) * 2014-03-22 2014-07-16 王兆进 一种可排除水蒸气的浴室镜子
KR101709075B1 (ko) * 2015-10-14 2017-02-22 아성산업 주식회사 김서림 방지 거울 및 이를 구비한 도어

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103919392A (zh) * 2014-03-22 2014-07-16 王兆进 一种可排除水蒸气的浴室镜子
KR101709075B1 (ko) * 2015-10-14 2017-02-22 아성산업 주식회사 김서림 방지 거울 및 이를 구비한 도어

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2585291T3 (en) Laminated glass with electrical function and connection element
US10118369B2 (en) Laminated glazing unit
JP3061543B2 (ja) Ec素子を有した室外鏡
US7180031B1 (en) Electrical connection in glazing operations
PL1758207T3 (pl) Przyłącze elektryczne oraz sposób jego połączenia z szybą pojazdu mechanicznego
JP3882126B2 (ja) 面状発熱体
JP2000285983A (ja) 自動車用アース端子の防水構造
US5155334A (en) Mirror heater
JP7483901B2 (ja) 平坦伝導体接続要素
EP0671864B1 (fr) Etanchéité d'une liaison électrique d'un vitrage
JPH08140799A (ja) 浴室用防曇ミラー
JP3706158B2 (ja) 窓用電力配線
JP2987698B2 (ja) 面発熱体
JP2006209330A (ja) 火災感知器
JP2564047Y2 (ja) 低電圧で発熱する面状発熱体
JPS6141204A (ja) 合わせガラス封入アンテナ線の端末処理構造
JP2001148498A (ja) 太陽電池モジュールの結線構造
JP2004314705A (ja) 車両用ミラー装置
KR200410816Y1 (ko) 와이어 하네스 커버용 보호패드 구조
JP3369741B2 (ja) 太陽電池発電装置
JP2001250701A (ja) 温度検知用サーミスタ装置
JPH10228975A (ja) 粘着フィルムで全面が覆われた面状発熱体
JPH10126929A (ja) 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造
JP2023074465A (ja) ヒータユニット及びその応用品
FR2646968A1 (fr) Dispositif de connexion pour circuit de chauffage et de desembuage d'une glace