JP2004314705A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子の変形時においても簡単な構成で封止剤による封止状態を維持する車両用ミラー装置を得る。
【解決手段】接着剤24が、基板接続部14Aとタブ端子18との接続部分を覆う。ミラーホルダ背壁30の第1、第2規制壁部34、36が、レセプタクル21に差し込まれるタブ端子18の傾動範囲を所定範囲に規制する。これにより、接着剤24に亀裂や破損が生じるのを防いで接着剤24による封止状態が維持される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ヒータ等の板状導電体を備えた車両用ミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ミラー装置においては、車両用ミラーの裏面側にミラー曇り止めヒータが設けられた構成が用いられている。
【0003】
このようなヒータは、バッテリーに接続されたリード線等がヒータに接続されることで、通電可能となる。ヒータとリード線等との接続は、例えば、リード線に接続された端子をヒータ(PTC面状発熱体)の基板にハトメで固定し、この部分に防水用の封止剤を塗布する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この構成では、端子が貫通するホルダ開口部は、端子が変形しても当らないように、大開口とされ、端子の変形を防止し、かつ端子固定部へ負荷が加わらないようにしている。
【0005】
しかし、端子へ変形する方向に外力が作用すると、封止剤に亀裂や破損が生じ、ヒータが被水する原因となるので、封止剤の材料選択を難しくしたり、強固な端子固定構造が必要となる。特に、端子に対してレセプタクルを直接着脱する構成では、着脱時に端子に大きな外力が作用するので、封止剤の材料選択を一層難しくしたり、より強固な端子固定構造が必要となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−50458公報(第2頁、第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して、端子の変形時においても簡単な構成で封止剤による封止状態を維持する車両用ミラー装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載する本発明の車両用ミラー装置は、車両用ミラーの裏面側に設けられる板状導電体と、前記板状導電体に固着され、前記板状導電体を電源へ接続する接続端子と、前記板状導電体と前記接続端子との接続部分を覆う封止剤と、前記車両用ミラーを保持すると共に、前記板状導電体を介して前記車両用ミラーとは反対側に設けられた背部に前記接続端子が通過する貫通部が形成されたミラーホルダと、前記背部に形成され、前記接続端子の傾動範囲を所定範囲に規制する規制部と、を有することを特徴とする。
【0009】
ここで、板状導電体には、ヒータ、ランプ又はこれらへの通電用板材等が挙げられる。
【0010】
請求項1に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、接続端子が、板状導電体を電源へ接続する。ここで、封止剤が、板状導電体と接続端子との接続部分を覆い、この部分における防水性を確保する。接続端子は、ミラーホルダ背部の貫通部を通過するが、ミラーホルダ背部の規制部が、この接続端子の傾動範囲を所定範囲に規制する。規制部による規制には、接続端子に直接作用して規制する場合及び他部材(例えば、レセプタクル等)を介して接続端子に間接的に作用して規制する場合の両方が含まれる。このように、接続端子の傾動を自由とせずに規制部で規制することで、封止剤に亀裂や破損が生じるのを防いで封止剤による封止状態を維持できる。
【0011】
請求項2に記載する本発明の車両用ミラー装置は、請求項1の構成において、前記規制部は、前記接続端子の軸線方向に沿った複数部が前記接続端子との接触部とされて前記接続端子の傾動範囲を所定範囲に規制することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、規制部の複数部が、接続端子の軸線方向に沿っており、接続端子と接触する。これにより、接続端子は、傾動範囲を所定範囲に規制される。ここで、「複数部」とは、複数の部位を意味し、複数点の他に、例えば、面接触における上部及び下部のような場合も含まれる。また、接続端子との接触は、直接接触する場合及び他の部材(例えば、レセプタクル等)を介して間接的に接触する場合の両方を含む。このように、接続端子を一点で支持して傾動規制するのではなく、複数部で支持して傾動規制することで、接続端子のいわゆる首折れを防止すると共に、テコの原理による接続端子から封止剤に作用する力を抑えられるので、封止剤の亀裂や破損を防いで封止剤による封止状態を維持できる。
【0013】
請求項3に記載する本発明の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記傾動範囲が前記封止剤の弾性変形の傾動範囲内とされることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載する本発明の車両用ミラー装置によれば、傾動範囲が封止剤の弾性変形の傾動範囲内とされるので、封止剤の亀裂や破損を防いで封止剤による封止状態を維持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用ミラー装置の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0016】
図1は、車両用ミラー装置としてのドアミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態の拡大断面図を示している。図1に示すように、ドアミラー装置10は、車両用ミラーとしての平板状のミラー本体12を備えている。ミラー本体12の裏面側には、板状導電体としてのヒータ14が両面テープ16により貼付されている。ここで、ヒータ14の貼付には、両面テープ16でなく、接着剤等の他の取付手段を用いても良い。ヒータ14は、薄肉シート状に形成されており、ミラー本体12より小面積とされてミラー本体12の裏面側に配置される。
【0017】
ヒータ14には、図示しない帯状の抵抗体が設けられており、抵抗体を通電状態にすると電気抵抗で抵抗熱が生じるようになっている。この熱がミラー本体12に伝わることでミラー本体12を加熱し、ミラー本体12の表面の曇りを除去し、また、曇りの発生を防止する構成とされている。
【0018】
図2には、ヒータ14の給電部分における拡大断面図が示されている。図2に示すように、ヒータ14の裏面には、基板接続部14Aが備えられており、この基板接続部14Aには、接続端子としてのタブ端子18の一端部18Bが締結手段としてのハトメ20のかしめによって固定されている。なお、この実施例では、締結手段はハトメ20となっているが、ハトメ20以外の種々リベットを適用しても良い。タブ端子18は、板厚が0.5〜0.8mm、長さが17.2mm、幅が2.8mm程度の板状であり、長手方向の略中央18Cで板厚方向に屈曲しており、他端部としての差込側端部18Dがミラー本体12に対して離反する斜め方向に延びている。この屈曲した差込側端部18Dは、基板接続部14Aの仮想延長面に対する角度(鋭角θ)が、本実施形態では約45°とされる。このタブ端子18の差込側端部18Dは、接続手段としてのレセプタクル21に差し込まれて給電ワイヤ22と接続されている。
【0019】
図3には、タブ端子18がレセプタクル21に差し込まれる接続部分が示されている。この部分の分解斜視図である図3(A)に示すように、レセプタクル21は、タブ端子18をガイドして挿入するための端子差込部21Aを一端部側に備えている。端子差込部21Aの内部には、タブ端子18に形成されたロック孔18Aに嵌合されるロック用突起部21Bが形成されている。接続部分の側面図である図3(B)に示すように、レセプタクル21にタブ端子18が挿入されると、タブ端子18のロック孔18Aにレセプタクル21のロック用突起部21Bが嵌合してロック状態になる。また、端子差込部21Aの付勢力によりタブ端子18とレセプタクル21とは圧接されるようになっている。
【0020】
図3(A)に示すように、レセプタクル21の長手方向中央部には、芯線圧着部21Cが形成され、この芯線圧着部21Cは、給電ワイヤ22の芯線22Aを圧着接続している(図3(B)参照)。また、レセプタクル21の他端部側には、被覆圧着部21Dが形成され、この被覆圧着部21Dは、給電ワイヤ22の被覆部22Bを圧着接続している(図3(B)参照)。
【0021】
ここで、レセプタクル21にタブ端子18を差し込む段階では、レセプタクル21と給電ワイヤ22とは既に接続された状態とされている。このため、タブ端子18は、レセプタクル21への差し込みにより、レセプタクル21、給電ワイヤ22を介して図示しない車両側電源と接続され、図2に示すように、ヒータ14側に電力が供給される。
【0022】
ヒータ14におけるタブ端子18の固定部分には、防水のために封止剤としての接着剤24が塗布されている。接着剤24は、シリコン系樹脂とされる。封止剤用のシリコン系樹脂としては、例えば、シロキサンを原料とした1液性の室温硬化型シリコン樹脂等を用いることができる。また、一実施例として、室温にした液状シリコン樹脂(300mg)でハトメ20の孔及びハトメ20と基板接続部14Aの孔との隙間を覆った後、温度23℃以上、湿度60%以上で12時間硬化させても良い。接着剤24が塗布されることで、ハトメ20の孔及びハトメ20と基板接続部14Aの孔との隙間を介してヒータ14に雨水等の水が浸水するのを接着剤24が防止する。
【0023】
図4には、ミラー本体12がミラーホルダ26に保持された状態の拡大斜視図が示されている。図4に示すように、ミラー本体12の裏面側には、ミラーホルダ26が設けられている。ミラーホルダ26は、ミラー本体12の外周縁に対応して枠状のリム部28を備えている。リム部28は、断面略C字形状に形成され、このリム部28の内周部にミラー本体12の外周縁が入り込むことで、ミラー本体12の全周面及びミラー本体12表面の全周縁を被覆している。これにより、リム部28がミラー本体12を保持している。
【0024】
また、ミラーホルダ26は、背部としての背壁30を備えている。背壁30は、全体的(図中では右側省略)には略板形状に形成され、ヒータ14を介してミラー本体12とは反対側であって略平行とされている。
【0025】
背壁30のリム部28近傍には、背壁30を貫通する貫通部32が形成されており、図1に示すように、タブ端子18が貫通できるようになっている。背壁30の裏面30A側で貫通部32の開口縁部にて、タブ端子18における差込側端部18Dと基板接続部14Aの仮想延長面との作る鋭角θ側には、第1規制壁部34が設けられている。この第1規制壁部34は、基板接続部14Aに並行な背壁裏面30Aに対して前記鋭角θの角度(約45°)よりやや小さい角度(例えば、約35°)で立設される。また、背壁30の裏面30A側には、貫通部32を挟んで第1規制壁部34に対向する第2規制壁部36が貫通部32の開口縁部から立設されている。この第2規制壁部36は、基板接続部14Aに平行な背壁裏面30Aに対する傾斜が、タブ端子18における差込側端部18Dと基板接続部14Aの仮想延長面との作る鋭角θ(約45°)よりやや大きい角度(例えば、約53°)とされている。第1、第2規制壁部34、36は、ともに薄板状とされ、対向する壁面34A、36Aは、レセプタクル21の表裏面にも対向するようになっている。
【0026】
第1規制壁部34と第2規制壁部36との間は、タブ端子18及びレセプタクル21が若干傾動できる程度の間隔とされ、接着剤24の弾性変形範囲に対応して設定されており、タブ端子18の変形移動が接着剤24の弾性変形で吸収される。すなわち、タブ端子18の傾動による屈曲傾動幅(両矢印α、β)は、第1、第2規制壁部34、36の壁面34A、36Aによって接着剤24の剥がれや亀裂が生じない範囲に規制され、これにより接着剤24による封止状態が維持される。本実施形態では、初期状態から第1規制壁部34側(両矢印α間)では、約9〜10°まで傾動するように、第1規制壁部34を立設し、初期状態から第2規制壁部36側(両矢印β間)では、約7〜8°まで傾動するように、第2規制壁部36を立設している。また、この実施形態では、第1規制壁部34の背壁裏面30Aに対する角度は、初期状態のタブ端子18における差込側端部18Dと基板接続部14Aの仮想延長面との作る鋭角θ(約45°)の角度に規制範囲の最大角度(10°)を減算したものとされ、第2規制壁部36の背壁裏面30Aに対する角度は、初期状態のタブ端子18における差込側端部18Dと基板接続部14Aの仮想延長面との作る鋭角θ(約45°)の角度に規制範囲の最大角度(8°)を加算したものとされている。
【0027】
なお、初期状態から第1規制壁部34側(両矢印α間)への傾動範囲を初期状態から第2規制壁部36側(両矢印β間)への傾動範囲よりも若干大きく設定してあるのは、第1規制壁部34側へ傾動する場合は、タブ端子18における差込側端部18Dとヒータ14とが作る鋭角側の接着剤24を圧縮する方向で力が作用するため、第2規制壁部36側へ傾動する場合に比べて接着剤24の亀裂が生じにくくなるからである。
【0028】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0029】
タブ端子18がヒータ14と車両側電源(図示省略)とをレセプタクル21、給電ワイヤ22を介して電気的に接続してヒータ14に通電させることで、ヒータ14は、ミラー本体12を加熱する。ここで、接着剤24によって基板接続部14A(図2参照)とタブ端子18との接続部分が覆われ、この部分における防水性が確保される。ミラー本体12の外周部は、ミラーホルダ26に保持されており、このミラーホルダ26に形成された第1、第2規制壁部34、36が、タブ端子18の傾動範囲を所定範囲(両矢印α、βの範囲)に規制する。
【0030】
このように、タブ端子18の傾動を自由とせずに第1、第2規制壁部34、36の壁面34A、36Aで規制することで、タブ端子18に対するレセプタクル21の着脱時にタブ端子18へ力が加わった場合にも接着剤24に亀裂や破損が生じるのを防いで接着剤24による封止状態を維持できる。また、タブ端子18を一点で支持して傾動規制するのではなく、離れた2点で支持して傾動規制することで、タブ端子18のいわゆる首折れを防止すると共に、テコの原理によるタブ端子18から接着剤24に作用する力が抑えられる。
【0031】
なお、レセプタクル21が、第1、第2規制壁部34、36の壁面34A、36Aにより傾動が規制された後、さらに力が加わると、レセプタクル21の給電ワイヤ22側部分に曲がりが発生するが、タブ端子18における接着剤24の被覆部分では、傾動が規制されているので、接着剤24の亀裂や破損を防ぐことができる。
【0032】
次に、車両用ミラー装置の第2の実施形態を図5及び図6に基づき説明する。第1の実施形態では、図1に示すように、貫通部32の開口縁部に第1、第2規制壁部34、36を対向して立設する場合について説明したが、第2の実施形態は、貫通部32の開口縁部の傾動方向の一方にのみ規制壁部を立設する形態である。なお、第2の実施形態に係る車両用ミラー装置の構成は、貫通部32の開口縁部に第1、第2規制壁部34、36を対向して立設するのでなく、傾動方向の一方にのみ規制壁部を立設する点が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
図5は、車両用ミラー装置としてのドアミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態の拡大断面図を示している。図5に示すように、ミラー本体12の裏面側には、ヒータ14が接着剤により貼付されている。
【0034】
屈曲されたタブ端子18の差込側端部18Dの向きは、他の部品との干渉や組付性を考慮して定めている。すなわち、ヒータ基板接続部14Aの仮想延長面に対する鋭角θの角度が大きすぎると、レセプタクル21や給電ワイヤ22がバイザリム(図示省略)の内壁やインナホルダ(図示省略)と干渉し、組付時には給電ワイヤ22が噛み込まれる場合があり得るので、本実施形態では、タブ端子18の差込側端部18Dの向きは、ヒータ基板接続部14Aの仮想延長面に対して約30°の向きとされている。
【0035】
図6には、ミラー本体12がミラーホルダ26に保持された状態の拡大斜視図が示されている。図6に示すように、背壁30の裏面30A側で貫通部32の開口縁部にて、タブ端子18(図5参照)が挿入されたレセプタクル21とヒータ14との作る鈍角側には、外側規制壁部38が立設される。外側規制壁部38は、ヒータ基板接続部14Aに略平行な背壁裏面30Aに対する角度が、約45°とされている。この外側規制壁部38は、薄板状とされ、図5に示すように、レセプタクル21の一面と対向する壁面38Aを備えている。
【0036】
これにより、タブ端子18及びレセプタクル21が外側規制壁部38側に傾動した場合にも、レセプタクル21の一面を外側規制壁部38の壁面38Aが支持するので、傾動が規制される。ここでは、タブ端子18及びレセプタクル21は、初期状態から外側規制壁部38側(両矢印β間)に最大約7〜8°で傾動が規制されるように設定されている。
【0037】
背壁30は、貫通部32を挟んで段違い平行状とされており、リム部28の近傍側が外側規制壁部38の立設側に比べてミラー本体12との距離が短くされている。背壁裏面30Aの貫通部32の周囲において、リム部28と貫通部32との間には、裏面30Aに略直角なリブ40が立設されており、紙面直角方向に延びている。このリブ40の頂部40Aは、外側規制壁部38が立設される側の背壁裏面30Aと比べてミラー本体12からの距離が短くされている。
【0038】
これにより、タブ端子18及びレセプタクル21がリブ40側に傾動した場合には、レセプタクル21の一部をリブ40の頂部40A及び貫通部32の開口縁部32Aが支持し、傾動が規制される。ここでは、初期状態からリブ40側(両矢印α間)に約9〜10°で、タブ端子18及びレセプタクル21の傾動が規制されるように設定されている。
【0039】
第2の実施形態において、背壁裏面30A側で貫通部32の開口縁部にて、タブ端子18における差込側端部18Dとヒータ基板接続部14Aの仮想延長面との作る鋭角θ側に、レセプタクル21に広範囲で面接触する規制壁部を立設しなかったのは、タブ端子18と背壁裏面30Aとの作る角の角度が小さいためである。すなわち、レセプタクル21がリブ40で支持された後に、さらに力を加えても、タブ端子18と背壁裏面30Aとの作る角の角度が小さいので、レセプタクル21が撓むにとどまり、タブ端子18のいわゆる首折れは発生しない。また、このとき、レセプタクル21は、貫通部32の開口縁部32Aとリブ40の頂部40Aとの2箇所でレセプタクル21の軸方向に離れた位置で支持されるので、貫通部32の開口縁部32Aのみを支点としたテコの原理の作用は働かず、接着剤24の剥がれを防止できる。
【0040】
なお、上記の実施の形態では、各規制壁部の角度を示して具体的に説明したが、本発明は、上述した角度に限定されない。また、屈曲傾動幅についても封止剤の弾性範囲に対応して規制するため、上述した範囲に限定されない。さらに、タブ端子の寸法も上記の実施形態の例に限定されない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用ミラー装置によれば、端子の変形時においても簡単な構成で封止剤による封止状態を維持できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用ミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態を示す拡大断面図(図4の1−1線断面に相当)である。(拡大断面のうち、左側部分のみを示す。)
【図2】本発明の第1実施形態に係るヒータの給電部分を示す拡大断面図(図4の2−2線断面に相当)である。
【図3】タブ端子がレセプタクルに差し込まれる接続部分を示す図である。
(A)接続部分を示す分解斜視図である。
(B)接続部分を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両用ミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態を示す拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車両用ミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態を示す拡大断面図(図6の5−5線断面に相当)である。(拡大断面のうち、右側部分のみを示す。)
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用ミラー装置において、ミラー本体がミラーホルダに保持された状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
12 ミラー本体(車両用ミラー)
14 ヒータ(板状導電体)
14A 基板接続部(板状導電体)
18 タブ端子(接続端子)
24 接着剤(封止剤)
26 ミラーホルダ
30 背壁(背部)
32 貫通部
32A 開口縁部(接触部(規制部))
34 第1規制壁部(規制部)
34A 壁面(接触部)
36 第2規制壁部(規制部)
36A 壁面(接触部)
38 外側規制壁部(規制部)
38A 壁面(接触部)
40 リブ(接触部(規制部))

Claims (3)

  1. 車両用ミラーの裏面側に設けられる板状導電体と、
    前記板状導電体に固着され、前記板状導電体を電源へ接続する接続端子と、
    前記板状導電体と前記接続端子との接続部分を覆う封止剤と、
    前記車両用ミラーを保持すると共に、前記板状導電体を介して前記車両用ミラーとは反対側に設けられた背部に前記接続端子が通過する貫通部が形成されたミラーホルダと、
    前記背部に形成され、前記接続端子の傾動範囲を所定範囲に規制する規制部と、
    を有することを特徴とする車両用ミラー装置。
  2. 前記規制部は、前記接続端子の軸線方向に沿った複数部が前記接続端子との接触部とされて前記接続端子の傾動範囲を所定範囲に規制することを特徴とする請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記傾動範囲が前記封止剤の弾性変形の傾動範囲内とされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置。
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