JP3706158B2 - 窓用電力配線 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/84Heating arrangements specially adapted for transparent or reflecting areas, e.g. for demisting or de-icing windows, mirrors or vehicle windshields
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/016Heaters using particular connecting means

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、窓に支持された少なくとも一つのアクセサリをその窓から離れた箇所に設置された装置、例えば電力源、センサー、ラジオ等に電気的に接続するように構成されたユニットに関する。本発明はまた、それに適した電力配線にも関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的接続を必要とする種々の窓が存在する。これには、加熱窓、除氷窓、電気的に制御された光学的性質を有する窓、又はセンサー、通風手段又は指示ライト等を具えた窓等が含まれている。
このような窓は、自動車、列車又は航空機等の乗り物や建設の分野で使用されている。
【0003】
通常、窓の組成物内に埋め込まれた基板に支持された電力配線は、特にスクリーン印刷によって付与された銀ペーストで作られた導電性の箔や層で構成されている。この電力配線は、窓の縁部において窓の外に設けられたケーブルに接続されている。外部の影響特に湿気から配線を守ぐために、通常、シールが設けられている。
【0004】
窓の組成物の中に埋め込まれているこの基板は少なくともその一部は透明であり、ガラスシートでもよく、一層以上の無機及び又は有機層でカバーされた有機又は無機ガラスで作られてもよい。これは、一層以上のエナメルコーティング、熱分解により又は真空中で付与された亜鉛酸化物、ITO 、SnO2、SiO2、Ag等に基づく金属コーティング、又はフッ素化されたオルガノシラン及び/又はオルガノシロキサン等に基づく有機コーティングで構成されてもよい。
【0005】
スペースの関係で、電気信号を運ぶケーブルは、通常、窓の外のボディの開口部内に設けられている。更に、導電性ストリップとケーブルとの間の電気接続部は、通常、ケーブルの長さを短くするように位置している。従って、所与の乗り物において、窓の電気接続部の位置は、ボディの開口部におけるケーブルの位置によって決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
接続部の所望の位置は窓の曲率によって変わるので、電気接続を行うことが困難なことがある。更に、接続部の所望の位置はこの電力配線を必要とする部品の所望の位置に対応しているとは限らない。そこで、両者の位置を銀ペーストと等で作られた導電性ストリップによって接続することが必要となる。このような導電性ストリップは少し体裁の悪いものである。更に、使用される物質は通常高価である。
【0007】
その上、導電性ストリップによって供給可能な電力は、特にその幅によって変化する。所与の幅に対して、電力は或る値を越えることはできない。この導電性ストリップに対して決められた幅が窓の必要とする電力に対応していない場合には、この制限は厄介な問題を生じる。
本発明はこうした問題を解決するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2mm程度の狭い幅であって如何なる電力でも受け入れ可能な窓に関する。
本発明は、すぐに取付け可能な窓に関する。
本発明は、導電性構成部品からなる少なくとも一つの電力配線によって電気信号の供給を受ける少なくとも一つのアクセサリーを具え、前記配線は少なくとも一つのケーブルを具え、該ケーブルの少なくとも一部が窓の組成物の中に埋め込まれた基板に固定されている窓に関する。
ケーブルとは、塩化ビニールで作られた標準シース(sheath)等の少なくとも一つのシースで被覆されて電気信号を伝達可能な導電性のストランドを称する。
【0009】
本発明によれば、ケーブルから電気信号の供給を受けるアクセサリーまでの電気接続部は、乗り物の構造には無関係に基板のどこにでも設置可能である。これは基板の周辺部、特に外周縁に設置されることが望ましい。これは隠蔽することを意図している基板の部分に設けられることが望ましい。この電気接続部は電気信号を入力されるアクセサリーの近傍に設けられることが望ましい。例えば、加熱型後部窓の場合には、直立して取付けられることを意図した窓の側部領域の中央に設置されることが望ましい。このようにして、銀ペーストで作られた導電性ストリップの長さは短縮され、その存在が目立たなくなる。
【0010】
本発明によれば、ケーブルは基板の表面又は縁に取付けることができる。これはシールによって区切られたいわゆるシール領域内の、外部の影響から防護されている領域に設置される。しかし、これをそのようなシール領域から離れて設置することも可能である。これは、特に、ドアとは独立して開閉可能な実用型窓の場合に有利である。従って、これは空気、水、洗剤溶液、衝撃等の外部の影響を受ける。これは、又、ケーブルが窓から出る際に両領域即ちシール領域と非シール領域との境界と交差する。
【0011】
本発明の窓は、電気信号の供給を受ける複数のアクセサリーを具えることも可能である。この電気アクセサリーは同じケーブルに接続されることが好ましい。一つのケーブルで複数のアクセサリーを電気接続することにより、ケーブル出口の数を減らすことができる。本発明の窓は、一つのケーブル出口だけを具えている。
【0012】
本発明のケーブルは基板に直接的にも又は間接的にも取付け可能である。例えば、これを基板に装着されたカバリングに設置することも可能である。このような取付けは、溶接や接着テープ又はクリップによって行われる。目視可能な所に露出している場合には、接着剤によって固定することが望ましい。両面に接着剤のコーティングを有するテープによって接合することが好ましい。これによって接着剤の流動に起因するオーバーフローの危険性が回避される。更に、接着作業を容易に行うことができる。
【0013】
窓が平坦な場合、及び/又は湾曲している場合等の変化にうまく対応することができるように、接着テープは両面に接着剤のコーティングを有する発泡体であることが望ましい。これは、例えばアクリル系又はポリウレタン系の発泡体等であってもよい。
接着剤を付与されるべき表面を清掃した後、プライマが窓とケーブルの両者に塗布される。ケーブルに付与されるプライマはエステル基を含む塩素化ポリプロピレン系のものである。
ガラスに付与されるプライマは、イソプロパノール、メルカプトシラン及びジアミノシランの混合物である。必要に応じて、イソシアネートをベースとするプライマの第2のコーティングが付与される。これもビニール/ポリウレタン混合物をベースとする樹脂である。
【0014】
ケーブル又はそのカバリングと窓とは、90°剥離テストによって測定した場合、5 N/cm 又はそれ以上の強度で接着される。この強度は、ケーブルが外部の影響を受ける場合に特に満足すべきものである。
ケーブルの形状は半円筒状又は円筒状である。高さ寸法を限定するためには、偏平であることが望ましい。ケーブルの形状は導電性のストランドの形状に依存しており、後者は偏平な編組線又は少なくとも一本のワイヤである。
ケーブルと電気信号の供給を受けるアクセサリーとの電気接続は、ケーブルの導電部の端末と前記構成部品に電気接続された導電部との間の電気的接触によって行われる。この接触は、超音波溶接等の溶接、両コネクタの結合、その他の適宜な手段によって行われる。本発明の意図する一つの方法によれば、ケーブルの導電性ストランドは、電気信号の供給を受ける少なくとも一つのアクセサリーと直接に電気接触している。
【0015】
好ましい一態様によれば、窓の少なくとも一つの導電性構成部品はカバリングの中に封入されている。このカバリングは導電性部品を見えないように隠蔽することができる。更に、これは起こり得る衝撃に対して導電性部品を或る程度保護する機能も有する。例えば、これは、導電性ストリップ等の基板の一方の表面又は基板の縁に設置されている導電性部品である。カバリングは、導電性構成部品がシール領域の外に設置されている場合に、これの気密性を保証するのにも役立つ。
【0016】
カバリングを構成する材料は、ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、EPDM(エチレン・ポリプロピレン・ジエン・モノマー)、ポリ硫化物、ポリアミド、ポリウレタンとポリアミドとの混合物の中から選択される。
ケーブルの導電性ストランドの少なくとも一部はカバリングの中に封入されている。以後はシース(sheath)と称するこのカバリングは、それが窓上に占める空間を少なくするために押出しで形成される。これは金型成形されたり、又はカプセル化で作られることが望ましい。
【0017】
ケーブルシースを構成する材料は、衝撃によって損傷を受けることのない充分な機械強度を有する電気絶縁材料であることを要する。更に、特に外気に曝露されている場合には、これは水密性を有し、塩分を含んだ大気に対する耐性を有することが必要である。これはポリ塩化ビニール、ポリウレタン、ポリウレタンとポリアミドとの混合物、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)系のゴム等で作られる。これは例えばポリウレタンで構成される。特にシースが接着によって窓に装着される場合、その取付けを改善するために、本発明によればシースは平坦なベースを具えている。充分な固定を得るために、このベースの幅は2mmに等しいか又はそれよりも大きいことが望ましい。シースのベースの寸法は、明らかに良好な接着を得ることとサイズを小さくすることの妥協の産物である。シースの高さは5mm又は2mm程度の低さである。必要に応じて二つのシースを二重に重ねてもよい。例えば内側シースはケーブルの導電部に付いている標準シースである。
【0018】
本発明のケーブルは方向の変化を受ける。シースが押出しで形成される場合には、湾曲部特に曲率半径が小さいか又は鋭角が存在している箇所での良好な接着性を得るために、発泡体系の材料を使用することが望ましい。本発明者等は、この種の材料の場合、方向が変化しても接着表面は直角部分と同じであることを見出した。本発明者による別の提案は、シースが同心状に押し出されたケーブルを使用して、小径の内側シースを裸の状態で挿入可能にすることである。二重のシースを有するカバリングを使用し、絶縁特性を保持したままケーブルを部分的に剥離することによって、ケーブルの占める空間を少なくする必要がある領域にケーブルを固定することが可能になる。
本発明によるシースの断面輪郭は、窓に適用される少なくとも一つのリップを具えている。これによって窓の外観が改善される。
【0019】
カバリングは、導電性構成部品、特に電気接続部及び/又はケーブルの導電性ストランドを被覆する特殊形状ピースである。これは導電性構成部品のためのカバーを提供する。この導電性構成部品は平坦な、又は湾曲した窓部分に設置される。その寸法は導電性構成部品の寸法に応じて決められる。電気接続部に対してこの寸法は、ケーブルの導電性部分とそのシースとの間のすべての間隙を隠蔽するように計算される。これは導電性ストリップの少なくとも一部も被覆し、従ってこれを見えなくし及び/又は気密に維持する。例えば、その幅は20〜25mmであり、長さは30〜40mm、高さは3〜5mm程度である。この特殊形状ピースは、長方形、半円筒形であってもよいが、望ましくは台形であり、その固定基底面が同じであればその寸法が小さくなる。その他の形状も可能である。導電性構成部品、特にケーブルの導電性ストランドはベースプレートによって支持され、ケーブルを正確な位置に固定すると共に、窓の形状からのすべてのずれを防止する。
【0020】
電気接続部、導電性ストリップ及び/又はケーブルの導電性ストランドのカバリングを構成する材料は、ケーブルのシースに使用されるものと同じである。しかし、これとは別の材料で作ることも可能である。それはポリ塩化ビニール、ポリウレタン、ポリ硫化物、ポリアミド等であり、それらは強化されていることが好ましい。接続部及び/又は導電性ストリップ及びケーブルのカバリングは、特にこのカバリングがカプセル化されている場合には一つのピースとして構成される。しかし、このカバリングは複数の別々のピースで構成されてもよく、その場合には、別々に機械加工されたり成形されたりした複数の部品が窓に接着されることが望ましい。
【0021】
好適な実施態様によれば、導電性構成部品のカバリングは気密性を保証している。例えば、これはシールによって仕切られたシール領域の外に設置され、外部の影響を受ける。
接着剤が所望の形のピースによって形成された窪み内に注入され、気密性が与えられる。これは又接着性を保証する。接着剤の付与に先立ってプライマーが窓に付与される。これは好ましくはポリアミド系の熱可塑性の接着剤からなる。必要に応じて、このカバリングは、後で取り外される型(mold) としての機能も有する。
【0022】
本発明は、窓から出たケーブルが非シール領域とシール領域との境界と交差している場合に、湿気のシール領域への侵入を防止する手段にも関する。これは、特にケーブルがシールによって仕切られた領域の外にあり、電気信号供給源の一部がシールによって外部の影響から保護されている領域内に設置されている場合に当てはまる。この形態は、窓が開放型である場合、即ち窓がドアの開放とは独立して開放可能な場合に見られる。その場合にはケーブルが湿気のシール領域への侵入の原因となる。しかし、この領域内の装置はシール保護を具える必要はない。
【0023】
好適な態様によれば、窓から出る際にシール領域と非シール領域との境界と交差するケーブルの一部が、これを基板に固定するための取付け手段を具えたインサートの中に埋め込まれている。
この取付け手段はインサートと一体化された部品又はブラケットであり、接着剤によって基板に固定されるように構成されている。これらは両面に接着剤のコーティングを有する接着テープ、ステープル等のクリップ又はその他の適宜な手段によって固定されてもよい。好適実施例によれば、この取付け手段は、インサートと基板に固定された補助ピースとの間の機械的固定手段である。このピースは窓に接触していなくてもよいので、サイズが大きくなることが防止される。特に好適な例によれば、この補助ピースは導電性構成部品、特にシール領域の外に設置されたケーブルの一部のカバリングを構成する。従って、これは電気配線を見えないように隠蔽する。同じように、必要に応じて気密性が保証され、もしくは少なくとも改善される。又、これによって電気配線の寸法に対するずれを防止することができる。本発明のインサートも同じように機械的固定手段、窓に固定された部品やブラケット等によって基板に取付けることができる。
機械的固定は、インサートか補助ピースのいずれか一つのピースに設けられた張出部によって確実となり、他方のピースはこれに対応する補助部分を具えている。
【0024】
本発明のインサートは、その中に封入されたケーブルのシールに固有の機能の他の機能を果たす。例えば、インサートはバックミラー用の取付け手段、空気や水の供給手段、並びに、電気配線が窓から出ていく箇所において必要な機能の範囲内のその他の機能を具えることができる。本発明のインサートは、窓を開口部に組み込むのに適した組立用ジョイントと一体化されたリップの連続性を保証するように構成されたリップを具えている。
このインサートは予め作製されて基板に埋込まれて固定され、窓の組成物の中に入れられる。これは電力配線の一部の周囲に成形され、基板に埋込まれて固定される。これは前記電力配線を具えた基板上に直接成形されてもよい。
【0025】
成形技術によって、比較的小さいが正確な寸法が得られ、窓の上に占めるインサートの空間を限定するすることが可能となる。インサートの寸法は、それが何に使用されるかによって決められる。ピースの高さは、再成形された配線の性質に依存して決められる。これも2mm程度の小ささである。これの幅も配線の幅と適用可能なワイヤの本数に依存して決められる。一例を挙げれば、4〜100mmである。その長さは、4〜100mmである。
【0026】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の窓を更に詳細に説明する。
図2は従来の技術における窓の二つの側部領域を示す。
この図において窓1は二つの電気接続部2,3を具えている。この図は細いヒータエレメントワイヤ4のネットワークからなる単体の窓を示している。各ヒータワイヤ4は二つの集電ストリップ5,6に電気的に接続されている。これらのストリップはスクリーン印刷によって付与された銀ペーストで構成されている。電気接続部2,3は各集電ストリップ5,6の端末に溶接された金属ストリップ7又は8を具えている。接続部と集電ストリップの両者は、9で示されたシールによって仕切られたシール領域に設置されている。
接続部2は接続されていない状態で示され、一方、接続部3は接続された状態で示されている。
【0027】
ボディの開口部内に収容されているケーブル10の導電性部の端末は、金属ストリップ8に接続されている。
この図は比較的大きな表面の集電ストリップを示し、これを介して各ヒータワイヤ4は接続部2又は3に接続されている。
【0028】
図1は本発明の窓の二つの側部領域の例を示す。この窓は図2に示す窓と同じタイプのものである。窓に関してボディの開口のケーブル10と同じ位置に、本発明の電気接続部11と12がヒータワイヤ4の近傍に設置されている。この配置によって集電ストリップ5と6の長さを短くすることができる。図示のようにこの幅も減少し、使用される銀ペーストの量が減ると共に窓の外観が向上する。図に点線で表されているシール9と15の位置から判るように、接続部11は被覆された状態で示され、一方、接続部12は被覆されていない状態で示されている。
【0029】
この電気接続部は、ケーブルの導電性ストランド14の端末に適合可能な金属ストリップ13で構成されている。これには、溶接その他の手段による接続部も含まれている。超音波溶接が好ましい。ケーブルの導電性ストランドは1本以上のワイヤ形状や偏平な編組線形状をしている。金属ストリップ13と導電性ストランド14とは、シール9の位置から判るように、図示のように裸のままで残されている。
【0030】
シール15の位置によれば、接続部11とケーブルの導電性ストランド16は被覆されている。この例では、基板に固定されたケーブルは、導電性ストランド16とシース17とで構成されている。シースは導電性ストランド16の外形に順応し、それによって気密性を保証し、サイズを小さくし、導電性部分16とシースの間に塵埃が侵入することを防いでいる。シース17は固定を確実にするために平坦なベースを具えていることが望ましい。ケーブルの導電性部分の形状に応じて、それは半円筒形又は平らであることが好ましい。シール領域の外での気密性を保証するために、図示のようにポリウレタンのシースを用いることが望ましい。接続部11のカバリング18は、この例では、窓に接触する表面を増大させるために台形をなしている。このカバリングは、ケーブルの導電性ストランド16とシース17の間に存在するすべての間隙を隠蔽することも可能である。
【0031】
更に、ここにはシール15で仕切られたシール領域内に集電ストリップ6が示されている。本発明によれば、集電ストリップはこのシール領域の外に設けられてもよい。その場合、これは接続部11のカバリング18と同じタイプのカバリングで被覆される。それが適している場合には、同じピースであってもよい。
【0032】
図3は本発明の好適例を示す。窓の一部だけが示されている。二つの集電ストリップ5と6が同じケーブル19に接続されている。ケーブル19は電力の供給を必要とする一つ以上の他のアクセサリーに電気的に接続可能である。例えば、それはストップライト20を電力源に接続している。それは空気的、光学的装置等を接続してもよい。符号21で示す唯一のケーブル出口を具えている。このケーブル出口21は勿論窓の任意の箇所に設けることが可能である。ここでは窓の上部に示されている。必要に応じて、インサート22を使用して、窓のいずれかの側に設置された別の導電性構成部品の間の接続を行うようにしてもよい。
【0033】
図4は、ハッチングで表されたシール23で仕切られたシール領域の外に設けられた窓スクリーンのベースの概略図である。細い電熱ヒータエレメント24によって窓スクリーンワイパー近傍の窓スクリーン領域を除氷することができる。二つの接続部25がこれらのワイヤ24を基板に固定されたケーブル26を介して電力源に接続している。
【0034】
図5は、集電ストリップ表面が小さくなり又は無くなった好適例を示す。ケーブルの導電性ストランドは、電気信号の供給を受ける少なくとも一つのアクセサリー、例えばヒータワイヤ4と接触する金属編組線を形成している。この電気接続部用のカバリング28が必要に応じて設けられる。図示のように、このカバリングは、シールの位置(図示しない)に応じて接続部全体又はその一部を被覆する。
【0035】
各ヒータワイヤ4を編組線27に接続しなくてもよいように、集電ストリップ29がすべてのヒータワイヤを電気接続している。従って、本発明によればこのケーブルはストリップ29全体又はその一部を被覆する導電性ストランド30を具えている。ストリップ29と導電性ストランド30との間の単一の接続部が必要となる。導電性ストランド30はカバリング(図示しない)を具えていてもよい。
【0036】
図6は、本発明の窓に固定されたケーブルを示す4つの概略図である。図6Aにおいては、ケーブルは符号31で示された窓の縁に沿って延在している。ケーブルは接着テープ33やクリップ等の手段によって保持されている。ケーブルはシールの中に埋め込まれてこれと共に再成形されることが望ましい。固定の手段の一つは、ケーブルをその曲率に合わせて維持することである。固定手段には、図に符号32で示したクリップを含む。これらの手段により、窓の外観が改善されると共にケーブルの気密性が向上する。図6Bでは、ケーブルが窓の周辺部に湾曲部を有している。図示の曲率半径は、窓に対するケーブルの接着が湾曲部において確実に行われることを保証するのに充分なものである。この曲率半径はこれより小さくてもよく、又、更にケーブルは鋭角をなしていてもよい。そしてケーブルのシースは所望の方向に成形され,又は再成形される。これは押出しで作ることができる。この例では、使用材料は発泡体であることが好ましい。
【0037】
図6Cと6Dには別の例が示され、ケーブルはそのシースの材料は発泡体でない場合でも鋭角即ち小さい曲率半径で湾曲している。このケーブルは、導電性ストランド(図示しない)と共に、互いに重なった二つのシース34,35を具えている。シース34はPVC製の標準型の円筒状のシースである。シース34が露出するように、シース35は湾曲部には適用されない。このケーブルは次に図6Cに示すように窓の上に装着されたり、図6Dに示すように窓の縁に沿って装着される。これは、図6Cに示すように基板の表面に接着されたり、図6Dに示すように接着テープ又はクリップ32によって保持されることが望ましい。図6Dに示すように、ケーブルが窓に沿って装着される場合には、シース35は無くてもよい。これによって、ケーブルが占める空間、特に高さが減少する。シース35が省略されている場合で、特にケーブルがシール領域の外に設置される場合には、シース34が気密性等の適宜な性質を有することが必要なことは明らかである。
【0038】
図7は窓に固定されるシース36の概略断面図である。これは、窓に対する取付けを改善するためとシースの接着剤を隠蔽するための両方の目的でリップ37を具えていることが望ましい。二つのリップは、図示のようにシース本体の両側に位置するように設けられている。しかし、リップを一つだけ設けることも可能である。このシース36はケーブルの導電性ストランド38を被覆する。これらの導電性ストランドは必要に応じて第2のシース(図示しない)で被覆されてもよい。
【0039】
この導電性ストランド38は図7aに示すように複数のコアを形成している。各コアは多数の導電性ストランドから構成されている。しかし、一つのコアだけを形成する場合もある。導電性ストランドは図7bに示すように偏平であってもよい。図7bでは、シースは接着剤を充填可能な溝39を有している。ケーブルの導電性ストランドの気密性はこのようにして向上する。必要に応じて、リップ37によって形成された窪み40内に接着剤をオーバーフローさせてもよい。
【0040】
図8は窓上のケーブルの出口部材を示す。これは窓の両面に跨がることが可能な形状を有するクリップ41を具えている。これは本発明のケーブルの一部が挿入されているダクト42を具えている。こうしてケーブルは窓の出口の所望の位置にしっかりと保持される。図示の例ではクリップの2本の脚43,44は互いに異なる長さを有する。しかし、脚が同じ長さであっても、又は脚43の方が脚44よりも短くてもよいことは明らかである。両脚で形成された窪み45の寸法は、窓の寸法に応じて決められる。即ち、寸法は窓へのクリップの機械的な保持が保証されるように決められればよい。この保持を向上させるために接着剤を付与することもできる。この取付け手段用の材料は頑丈であることが好ましい。
【0041】
図9は本発明による他のケーブル出口部材の例を示す。これは、ケーブル47の導電性ストランドの端末46が挿入される雌型コネクタを具えた接続部材である。カバリング48が、その形状によってケーブルを所定位置に保持すると共にこの電気接続部の気密性を向上させる。接続部のシールを保証するために接着剤貯留部49が設けられている。ケーブル50は、ボディの開口部に入るように構成されている。
【0042】
図10は、接続部カバリングの断面を示す。カラー51がケーブル52と接続部とのジョイントを形成している。ケーブル52は導電性ストランド53と二つのシース54,55とからなる。シース54の一部はカバリング56で保護されている。このようにして、導電性部分53とシース54との間のすべての間隙はカバリング56によって隠蔽されている。ケーブル52は、一つの導電性部分と一つのシースのみ、又は裸の導電性部分のみで構成することもできる。必要に応じて、ケーブル52は基板に固定されてもよい。導電性部分53は、電気信号の供給を受けるアクセサリーに電気的に接続された金属ストリップ57に電気的に接続されている。両導電性部分53と56が接続された後、カバリング55が適宜な手段で所定位置に保持される。注入孔58を介して接着剤が注入されて接続部の気密性を保証すると共に、カバリング56が設けられる場合にはこれと窓との接着を確実にする。このカバリングは半円筒形、直方体又は台形をしている。そのベースは窓の輪郭に適合するように構成されている。このカバリングは高温での接着剤の注入の効果によって若干変形し、特に湾曲した窓の場合には窓の輪郭に更に密着するように構成されていることが望ましい。ベースの幅は、例えば20〜25mm、長さは30〜40mmである。これらの寸法は、良好な接着表面を得ることとサイズを小さくすることとの妥協の産物であることは明らかである。占有スペースを効果的に少なくするために、このカバリングは成形され、窓に接着されることが望ましい。これは、必要に応じてその他の作動部品及び/又は少なくとも一つのシールと共に再成形されることも可能である。
【0043】
図11は本発明の窓の側断面を示す。ガラス59は少なくともその周辺の一部をエナメル60でコーティングされている。このエナメルは通常は白色で、導電性部分61を隠蔽している。金属製のコネクタ62がこの導電性部分61の上に設けられ、電気的接続部を提供している。本発明によれば、カバリング63によって導電性部分61とコネクタ62の両者が隠蔽されている。
窓の表面に適用・固定されたこのカバリングは、導電性ストリップ等のすべての導電性部品を確実に隠蔽すると共に、気密性も保証する。これは特にその窪み内に接着剤が注入される場合に、完全な気密性を保証すると共に窓の外観を向上させる。こうして被覆された導電性部品は、シール領域の外に設置することができる。
【0044】
図12は、ケーブルの導電性ストランド64を被覆する種々のタイプの特殊形状ピースを示す。この特殊形状ピース65は導電性ストランド64を支持するベース66に固定されている。このベースは、ピース65の突起68と連携するように構成された突起67を具えている。このベースは、この例では接着剤コーティング95によって接合されている。
【0045】
図13は、窓から出る際にシール領域が非シール領域との境界と交差するケーブルを有する窓を示す。
この図では、ケーブル69と70とは、それぞれ、スクリーン印刷で付与された銀をベースとするペーストからなる二つの集電ストリップ5,6に接続されている。各ストリップは、ヒーター回線を構成する電気ヒーターエレメントの細いワイヤ4に接続されている。
その一部のケーブル71,72は、ストップライト等の指示ライト20に接続されている。特殊形状ピースタイプのカバリング65は、シール73で仕切られたシール領域の外に設置されることが好ましい。この図では、ヒーター回線と集電ストリップ5,6は、記号Aで示されたシール領域に設置されている。
【0046】
ケーブルの一部はシール領域の外、即ち記号Bで示された非シール領域、例えば乗り物の外側に位置している。ピース74は乗り物の外側即ち非シール領域Bからボディの開口部の内側に連結されたベローズ75内のシール領域Cへのケーブルの導入を確実に行うためのものである。このシール領域Cは外部の影響特に湿気から防護されている。
符号A,B,Cは、それぞれ、客室等の乗り物の内側、外側及び全てのケーブルの経路となっているボディ内の隠蔽された空間を指している。この図では、シール73が領域AとBを仕切り、領域BとCとはボディの開口部の境界76によって仕切られている。
【0047】
乗り物の内側から外側へ、即ち領域Aから領域Bへ越える場合には、未刊行のフランス特許出願FR 93/09595 等に記載されている有機化合物を集電ストリップ5,6の一部77,78等の導電層に適用することが望ましい。
【0048】
本発明によれば、領域Bから領域Cへ越える電気配線の気密性は、ピース74の存在によって保証される。領域Cのケーブルを電気信号供給源等の所望の箇所に導くのに、ベローズ75を設けることも可能である。この図では、ピース74が、ピース74とカバリング65との間の機械的固定手段によって基板に固定されている。
【0049】
図14は図13に示されたインサート74のI−I線に沿う断面を表す。この例では、電気配線は4本のケーブル69,70,71及び72の形で示されている。これら4本のケーブルは導電性ストランド(図示しない)で構成された導電性コア79からなり、各コア79はシース80で被覆されている。このシースは導電性コアと共に供給された標準シースで構成されている。勿論、絶縁された複数本のコアを一つのシース80で被覆することも可能である。これらのケーブル69,70,71,72の一部は、インサート74の中に封入されている。このようなインサート74は、満足すべき水密性又は塩分を含んだ大気に対する耐性をも与える熱可塑性又は熱硬化性物質で作られる。必要に応じてこれは電気絶縁性及び衝撃による損傷を避け得る充分な機械的強度を持つこともできる。その材料はポリ塩化ビニール、ポリウレタン、ポリウレタンとポリアミドとの混合物、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)系のゴム等から選ばれた熱可塑性又は熱硬化性エラストマーである。このインサートはケーブル69,70,71,72の一部の周囲に再成形によって形成される。これによって、ケーブルとインサート74を構成する材料との間に湿気が入ることが防止される。
【0050】
この図では、機械的固定によってこれを窓に確実に固定するために、ピースはカラー81の形の張出部を具えている。機械的固定は、溝、突起、分岐部、ストッパ等をそれぞれの補助部分と組み合わせても行うことができる。
この例では、ケーブルはシースで被覆されている。このシースはポリ塩化ビニール等で作られた標準シース、又は図1,6,7に示されたシース17,35,36等である。使用目的に応じて、ケーブルはその少なくとも一部でシースが剥離されていてもよい。これら4本のケーブルは、インサート74から出ていく際には単一のシース(図示しない)にまとめることができる。
【0051】
図15は、図13の線II−IIに沿う断面図である。カバリング65がインサート74と一体化されたカラー81に取付けられている。この例ではケーブル69と72がピース65に被覆され、指示ライト20に接続されたケーブル70と71はこのピースで被覆されていない。必要に応じて、これらはシース17,35,36で被覆されてもよい。この図では、明らかにピース74は基板83には接触しておらず、これによって基板の上の寸法が増大することが防止される。更に、付属ピース65がカラー81を装着するように構成された絞り部82を有している。ピース65は、接着剤層又は接着テープ(図示しない)によって基板に固定されている。
【0052】
図16は、本発明にかかるインサート74の種々の断面の例を示す。
この例ではワイヤからなるケーブルの一部は、インサート74に埋め込まれている。
図16aでは、このインサートはカラー81を具え、これにカバリング65とベース85とが取付けられている。この図において、これら二つのピース65と85とは基板の同じ面上にある。必要に応じて、基板83は一つ以上のコーティング(図示しない)で被覆されてもよい。これらのピースは基板の両面にそれぞれ設置されてもよい。ベース85は基板に固定されて配線84を支持している。このベースは、ガラスシート形状からのずれを防止することができる。インサート74は基板に接触していない。
【0053】
引き続く図16b、16c、16dにおいては、ピース74の少なくとも一部が基板83に固定されている。
インサート74は張出部86とガラスシートに固定されるブラケット87とによって固定される(図16b)。張出部86とブラケット87とは基板83の両面上に位置してもよく(図16b)、又は同じ面に位置していてもよい(図16c)。
【0054】
インサート74の一部88も同様に基板に固定されてもよい(図16d)。基板に固定されるこの部分は、必要に応じてより薄く作られ、シール89の下の配線の通路を確保する。従ってこの通路を確保する配線90は、プリント回路に使用されるような導電性層、銅バー、箔及び/又は銅板であることが望ましい。必要に応じて、シール89で仕切られた領域にケーブル91で電気配線を行うこともできる。
【0055】
図17は、組立ジョイントと一体化されたリップ(図示しない)と接続可能なリップ92を有する特殊形状のインサート74を示している。この図示しないリップは、窓をボディの開口部94に固定する接着剤のビード93の硬化に必要な時間だけ、窓を保護、位置決め、保持する役目を有する。接着剤のビード93は必要に応じて窓と開口のシールを構成する。
これらの図は、例示として挙げたもので正確に描かれたものではない。勿論、ケーブルの余分な部分は非シール領域に設置されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓の両側領域を上方から見た部分図である。
【図2】従来技術による窓の両側領域を上方から見た部分図である。
【図3】本発明の窓の第2実施例を上方から見た図である。
【図4】本発明の窓の第3実施例を上方から見た図である。
【図5】本発明の窓の第4実施例を上方から見た図である。
【図6】本発明によるケーブルを上方から見た4つの平面図である。
【図7】ケーブルシースの輪郭を示す2つの断面図である。
【図8】本発明によるケーブル出口部の詳細斜視図である。
【図9】本発明によるケーブル出口部の第2実施例の断面図である。
【図10】電気接続部用カバリングの斜視図である。
【図11】窓に固定された電気接続部のカバリングの断面図である。
【図12】ケーブルの導電性ストランドがベースプレートに支持されている種々のタイプの特殊形状ピース型のカバリングの断面図である。
【図13】出口部においてシール領域と非シール領域との間の境界と交差しているケーブルを具えた窓を示す図である。
【図14】図13に示すインサートのI−I線に沿う断面図である。
【図15】図13に示すインサートのII−II線に沿う断面図である。
【図16】本発明のインサートの4つの断面16a〜16dを示す。
【図17】リップを具えたインサートの断面図である。
【符号の説明】
1…窓
2,3…電気接続部
4…ヒータエレメントワイヤ
5,6…集電ストリップ(銀ペースト)
9,15…シール
10…ケーブル
11,12…接続部
13…金属ストリップ
14,16…導電性ストランド
17…シース
18…カバリング
19…ケーブル
20…ストップライト
25…接続部
29…集電ストリップ
30…導電性ストランド
31…ケーブル
34,36…シース
37…リップ
45…窪み
50…ケーブル
60…エナメル
62…金属製コネクタ
63…カバリング
65…ピース
69,70,71,72…ケーブル
74…インサート
80…シース
83…基板
93…接着用ビード

Claims (20)

  1. 必要に応じてシース(17,34,35,36,54,55,80 )で被覆された導電性ストランドからなる少なくとも一本のケーブル(10,13,26,47,52,69,70,71,72)を含む導電性構成部材(5,6,11,12,13,25,27,29,57,62)からなる電力配線によって電気信号の供給を受ける少なくとも一つのアクセサリーを具えた窓であって、前記ケーブルの少なくとも一部は、窓の組成物の中に埋め込まれた基板に固定されていることを特徴とする窓。
  2. 電気信号の供給を受ける複数のアクセサリー(4,20)が一本のケーブルによって接続されていることを特徴とする請求項1に記載の窓。
  3. 窓がケーブル出口部(21)を一つだけ具えていることを特徴とする請求項2に記載の窓。
  4. ケーブルが、両面に接着剤のコーティングを有する発泡体によって基板に直接又は間接に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の窓。
  5. 電気配線の少なくとも一つの導電性構成部材が、カバリング(18,28,48,56,65)によって保護されていることを特徴とする請求項1に記載の窓。
  6. カバリングを構成する材料が、ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)、ポリ硫化物、ポリアミド、又はポリウレタンとポリアミドとの混合物の中から選ばれていることを特徴とする請求項5に記載の窓。
  7. 前記カバリングが、導電性構成部材を被覆する特殊形状のピース(65)であることを特徴とする請求項5に記載の窓。
  8. 前記特殊形状ピースが窪みを有し、その中に熱可塑性接着剤が注入されることを特徴とする請求項7に記載の窓。
  9. 導電性構成部材がベース(66)に支持されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の窓。
  10. カバリングが、ケーブルの導電性ストランドを封入したシース(36)であり、該シースは基板に接着によって固定されていることを特徴とする請求項4に記載の窓。
  11. シースの断面輪郭が、窓に適用される少なくとも一つのリップ(37)を具えていることを特徴とする請求項10に記載の窓。
  12. シースが押出しによって形成されることを特徴とする請求項10に記載の窓。
  13. ケーブルが二重に重なったシースからなることを特徴とする請求項10に記載の窓。
  14. シースが同心的に押し出されて形成されていることを特徴とする請求項10に記載の窓。
  15. ケーブルの導電性ストランドが、電気信号の供給を受ける少なくとも一つのアクセサリーと直接に電気接続されていることを特徴とする請求項1に記載の窓。
  16. 窓から出ていくケーブルが、いわゆるシール領域(C)と非シール領域(B)との間の境界と交差し、該両領域の間の境界と交差する配線の一部は、これを基板に固定するための固定手段を具えたインサート(74)の中に埋め込まれていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の窓。
  17. 前記固定手段がインサートと一体化されている構成部材又はブラケット(87)であり、該構成部材又はブラケットが基板に固定されるように構成されていることを特徴とする請求項16に記載の窓。
  18. 前記固定手段がインサートと基板に固定されるように構成された補助ピースとの間の機械的固定手段であることを特徴とする請求項16又は17に記載の窓。
  19. 機械的固定が、インサートか補助ピースのいずれかに設けられた張出部(81)によって確実に行われ、他方のピースが補助部分を具えていることを特徴とする請求項18に記載の窓。
  20. インサート(74)が、窓を開口部に組み込む易くするために、組立ジョイントと一体化されたリップとの連続性を保証するように構成されたリップ(92)を具えていることを特徴とする請求項1〜19項のいずれか1項に記載の窓。
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