JPH11166119A - ガラス繊維強化ポリアミド粒状体 - Google Patents

ガラス繊維強化ポリアミド粒状体

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JPH11166119A
JPH11166119A JP10232366A JP23236698A JPH11166119A JP H11166119 A JPH11166119 A JP H11166119A JP 10232366 A JP10232366 A JP 10232366A JP 23236698 A JP23236698 A JP 23236698A JP H11166119 A JPH11166119 A JP H11166119A
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JP
Japan
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polyamide
glass fiber
weight
polyamide resin
parts
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JP10232366A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Yakabe
貞行 矢ヶ部
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度・高剛性で自動車不凍液に対する耐久
性に優れ、かつ表面光沢性に優れた黒色に着色された成
形品を与えることができ、更には成形時の卓越した離形
性をも兼ね備えた成形用ガラス繊維強化ポリアミド粒状
体を提供する。 【解決手段】 (A)ポリアミド樹脂100重量部に対
し、(B)ガラス繊維10〜200重量部、(C)アジ
ン系染料0.005〜2重量部及び(D)成形性改良剤
0.01〜5重量部から構成されたガラス繊維強化ポリ
アミド粒状体であって、見かけの溶融粘度が1,000
ー1のせん断速度、融点+20℃の温度で測定した時、
200〜3,000ポイズの範囲にあるポリアミド樹脂
を用いてなり、かつ該ポリアミド樹脂が溶融状態に到達
した時点で、長さ1〜10mm、平均直径3〜30μm
のガラス繊維をポリアミド樹脂に配合し、ストランド状
に成形した後、冷却・切断して得たガラス繊維強化ポリ
アミド粒状体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高強度・高剛性で自
動車不凍液に対する耐久性に優れ、かつ表面光沢性に優
れた黒色成形品を与えることができ、更には成形時の卓
越した離形性をも兼ね備えた成形用ガラス繊維強化ポリ
アミド粒状体に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維で強化されたポリアミド樹脂
は機械的特性、耐薬品性、耐熱性などに優れ、自動車、
電気、機械などの部品として多く使用されている。特に
最近、軽量化による燃費向上・大気汚染対策及び組立工
程合理化などの観点から、従来金属を使用している自動
車部品をガラス繊維強化ポリアミド樹脂に変える動きが
顕著になってきている。なかでも、エンジンルーム内に
設置され、自動車不凍液と接触するラジエータータン
ク、ヒータータンク、ウォーターバルブ、ウォーターポ
ンプ等の部品にはカーボンブラックやニグロシンで黒着
色されたガラス繊維強化ポリアミド樹脂が注目され、相
当の実績がある。このような用途においてはガラス繊維
を配合した繊維強化ポリアミド樹脂粒状体の射出成形品
が用いられているが、ただ単にガラス繊維をポリアミド
樹脂に配合し黒色に着色した粒状体では、射出成形して
得られた成形品にガラス繊維の浮き上がり現象を生じた
り、あるいはガラス繊維束が成形品中に混在し、成形品
外観を損なうばかりでなく、強度・剛性及び自動車不凍
液に対する耐久性は期待される程には高くないものであ
った。
【0003】これらの問題を解消する為に種々試みがな
されている。例えば、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の
ガラス繊維濃度を高めて、初期の強度・剛性を向上させ
て不凍液に対する劣化寿命を延長させようとの試みがな
されているが、この技術ではガラス繊維増量に伴う部品
重量の増大をきたし、自動車軽量化の動きに逆行するば
かりでなく、特にカーボンブラックで着色したガラス繊
維強化ポリアミド樹脂の場合には成形品外観が著しく悪
くなり、ラジエータータンクやヒータータンクに適用す
る場合、樹脂と樹脂、あるいは樹脂と金属とのシール面
から不凍液が液漏れしやすくなると言った問題が生じ
る。
【0004】耐不凍液性に優れたガラス繊維強化ポリア
ミド樹脂を得ることを目的にポリアミドの末端基との反
応が可能な官能基を含有するアルキルアクリレート系コ
ポリマーを微量添加する技術(特開昭60ー13845
号公報)や、無水マレイン酸と不飽和単量体との共重合
体及びシラン系カップリング剤とを主たる構成成分とす
る集束剤で表面処理されたガラス繊維とアジン系染料を
ポリアミド樹脂に配合して高温下での不凍液に対する耐
久性を向上させる技術(特開平6ー128479号公
報)も提案されているが、不凍液に対する耐久性改善に
は効果が認められるものの、これらの技術で得られたガ
ラス繊維強化ポリアミド樹脂では成形品にガラス繊維の
浮き上がり現象が生じて光沢性を損なうばかりでなく、
射出成形時の離形性に劣り突き出しピン痕が成形品に残
ると言う問題があり、これら問題点を全て解決したガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂が強く渇望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高強度・高
剛性で自動車不凍液に対する耐久性に優れ、かつ表面光
沢性に優れた黒色に着色された成形品を与えることがで
き、更には成形時の卓越した離形性をも兼ね備えた成形
用ガラス繊維強化ポリアミド粒状体を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の溶融粘
度を有するポリアミド樹脂、特定のガラス繊維、アジン
系染料及び成形性改良剤からなる粒状体において、ポリ
アミド樹脂が溶融した時点で特定のガラス繊維を配合し
たガラス繊維強化ポリアミド粒状体が前記目的にかなう
ことを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】即ち、本発明は、(A)ポリアミド樹脂1
00重量部に対し、(B)ガラス繊維10〜200重量
部、(C)アジン系染料0.005〜2重量部及び
(D)成形性改良剤0.01〜5重量部から構成された
ガラス繊維強化ポリアミド粒状体であって、見かけの溶
融粘度が1,000秒ー1のせん断速度、融点+20℃の
温度で測定した時、200〜3,000ポイズの範囲に
あるポリアミド樹脂を用いてなり、かつ該ポリアミド樹
脂が溶融状態に到達した時点で、長さ1〜10mm、平
均直径3〜30μmのガラス繊維をポリアミド樹脂に配
合し、ストランド状に成形した後、冷却・切断して得る
ことを特徴とするガラス繊維強化ポリアミド粒状体に関
するものである。
【0008】以下本発明を詳しく説明する。本発明に係
わる(A)ポリアミド樹脂としては、一般のポリアミド
を用いることができる。例えば、ジアミンとジカルボン
酸との縮合重合で得られるポリアミド66、ポリアミド
46、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミ
ド6T(ポリヘキサメチレンテレフタルアミド)、ポリ
アミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)、
ラクタムの開環重合で得られるポリアミド6、ポリアミ
ド12、ωーアミノカルボン酸の自己重縮合で得られる
ポリアミド11、及びこれらポリアミドのコポリマー、
ブレンド物などが挙げられる。上記ポリアミドの中で耐
熱性と成形性の点でポリアミド66、ポリアミド46、
ポリアミド6、ポリアミド610及びポリアミド612
が好ましい。又、ポリアミド66と他のポリアミド、即
ちポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド612
及びポリアミド6Iとのブレンド物は耐熱性、成形性及
び成形品良外観性の点で好ましい。
【0009】本発明に用いるポリアミド樹脂は、絶乾
時、ポリアミド樹脂の融点+20℃の温度、せん断速度
1,000秒ー1下で測定した見かけの溶融粘度が200
〜3,000ポイズの範囲にあるポリアミド樹脂であ
る。かかる見かけの溶融粘度はキャピログラフや高架式
フローテスターで測定することができる。ここで言うポ
リアミドの融点+20℃の温度とは、当該ポリアミド樹
脂を示差走査熱量計(DSC)を用いて昇温速度20℃
/分で測定した時の吸熱ピーク温度(ここでは融点と呼
ぶ)プラス20℃の温度である。ポリアミド樹脂として
複数のポリアミドのブレンド物を用いた場合は複数の吸
熱ピーク温度が検出される場合があるが、そのときは吸
熱ピーク温度の一番高い温度を当該ポリアミド樹脂の融
点とする。
【0010】この様な条件下で測定された見かけの溶融
粘度が200ポイズ以下ではガラス繊維の分散が良好に
ならず、得られたガラス繊維強化ポリアミド粒状体中に
ガラス繊維束が混入するばかりか、該粒状体から得られ
た成形品の物性が著しく低くなる。一方、見かけの溶融
粘度が3,000ポイズ以上では、得られたガラス繊維
強化ポリアミド粒状体を成形する際に成形流動性に劣る
ため、成形品表面にガラス繊維が浮きでて外観不良現象
を招く。特に好ましい見かけの溶融粘度範囲は400〜
1,500ポイズである。
【0011】本発明に用いる(B)ガラス繊維とはポリ
アミド樹脂の補強材として用いるものであれば如何なる
ものでも良いが、ガラス繊維を溶融状態のポリアミド樹
脂に配合する際の供給精度の点からガラス繊維長さ1〜
10mm、平均ガラス繊維直径3〜30μmのチョップ
ドタイプの短繊維が好ましい。特に好ましいガラス繊維
の形状は補強効果とガラス繊維分散性の点から、繊維長
さ2〜7mm、平均繊維直径5〜15μmのガラス繊維
である。
【0012】更に、ガラス繊維はポリアミド樹脂用の集
束剤(これにはいわゆるサイジングを目的とした集束成
分とポリアミド樹脂との接着性を目的とした表面処理成
分を含む)で表面処理されているものが好ましい。ここ
で用いる集束剤としては、無水マレイン酸と不飽和単量
体とのコポリマー及び/又はアクリル酸系コポリマー及
び/又はウレタン系ポリマー及びシラン系カップリング
剤を主たる構成成分とするものであるが、特に耐不凍液
性への改善効果から無水マレイン酸と不飽和単量体との
コポリマーとアミノ系シランカップリング剤を主たる構
成成分とするものが最も好ましい。
【0013】集束剤を構成する無水マレイン酸と不飽和
単量体とのコポリマーとして具体的には、スチレン、α
ーメチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レン、2,3ージクロロブタジエン、1,3ーペンタジ
エン、シクロオクタジエン等の不飽和単量体と無水マレ
イン酸とのコポリマーが挙げられ、その中でもブタジエ
ン、スチレンと無水マレイン酸とのコポリマーが特に好
ましい。そしてこれら単量体は2種以上併用してもよ
い。上記無水マレイン酸と不飽和単量体とのコポリマー
は平均分子量2,000以上であることが好ましい。
又、無水マレイン酸と不飽和単量体との割合は特に制限
されない。更に無水マレイン酸コポリマーに加えてアク
リル酸系コポリマーやウレタン系ポリマーを併用して用
いても何ら差し支えない。
【0014】本発明の集束剤を構成するもう一つの成分
であるシラン系カップリング剤としては通常ガラス繊維
の表面処理に用いられるシラン系カップリング剤がいず
れも使用できる。具体的には、γーアミノプロピルトリ
メトキシシラン、γーアミノプロピルトリエトキシシラ
ン、Nーβ(アミノエチル)γーアミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、Nーβ(アミノエチル)γーアミノ
プロピルトリメトキシシラン、Nーβ(アミノエチル)
γーアミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノシラ
ン系カップリング剤;γーグリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシラン、γーグリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γーグリシドキシプロピルトリエトキシシ
ラン等のエポキシシラン系カップリング剤;γーメタク
リロキプロピルメチルジメトキシシラン、γーメタクリ
ロキプロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロキプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γーメタクリロキプロ
ピルトリエトキシシラン等のメタクロキシシラン系カッ
プリング剤;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シ
ラン等のビニルシラン系カップリング剤などが挙げられ
る。
【0015】これらカップリング剤は2種以上併用して
用いることもできる。これらの中で特にポリアミド樹脂
との親和性からアミノシラン系カップリング剤が最も好
ましく、γーアミノプロピルトリエトキシシラン、Nー
β(アミノエチル)γーアミノプロピルトリエトキシシ
ランが最も好ましい。上記無水マレイン酸コポリマーと
シラン系カップリング剤との使用割合は広範囲にわたっ
て変え得るが比較的良好な物性バランスを与えるのは前
者100重量部に対して後者0.01〜20重量部の割
合である。通常、無水マレイン酸コポリマーとシラン系
カップリング剤は水溶媒中で混和して集束剤として用い
られるが、更に必要に応じて界面活性剤、滑剤、柔軟
剤、帯電防止剤などを加えても良い。
【0016】集束剤はガラス繊維が作られる工程、ある
いは作られた後の工程でガラス繊維表面に付着させて用
いるが、これを乾燥させると、上記コポリマーとカップ
リング剤からなる被覆がガラス繊維表面に形成される。
この時の集束剤の乾燥後の最終付着量はガラス繊維10
0重量部当たり0.1〜2重量部の範囲にあることが好
ましい。付着量が0.1重量部以下ではガラス繊維の集
束性が不十分となり、ポリアミド樹脂に配合する際、ガ
ラス繊維同士が絡み合った、いわゆる毛玉が生じて、ガ
ラス繊維強化粒状体の成形品の物性が著しく低下する。
又、付着量が2重量部以上では逆にガラス繊維同士が強
固に集束されるため成形品中に繊維束が観察され成形品
外観が不良となる。より好ましい集束剤の付着量はガラ
ス繊維100重量部当たり0.2〜1.0重量部の範囲
である。ここで、集束剤付着量とはガラス繊維の60分
間の灼熱後の灼熱減量として計測されるものでありJI
SーR3420に準拠して求められる。
【0017】本発明のガラス繊維強化ポリアミド粒状体
におけるガラス繊維の配合量は(A)ポリアミド樹脂1
00重量部に対して(B)ガラス繊維10〜200重量
部、好ましくは20〜150重量部である。ガラス繊維
の配合量が10重量部以下ではガラス繊維強化粒状体を
成形して得られる成形品の諸特性が期待される程には改
善されず、又200重量部以上ではガラス繊維強化粒状
体の成形流動性が著しく低下すると同時にガラス繊維の
均一混合分散が達成できず、成形品外観が著しく劣るも
のなってしまう。
【0018】本発明で使用する(C)アジン系染料と
は、例えばアニリンとニトロベンゼンと塩酸とを主原料
とし、酸化第2鉄等を触媒として得られるトリフェナジ
ンオサジン、フェナジンアジン等のアジン系化合物の混
合物であって、プラスチック、皮革等の黒色着色剤とし
て良く知られているが、ガラス繊維強化ポリアミド粒状
体に配合した時にのみ、当該粒状体を成形して得られた
成形品の光沢性が著しく向上すると言う特異的な挙動を
示す。かかるアジン系染料としては、NYB27620
B(山陽化工社製)、Orient Spirit B
lackSB(オリエント化学社製)、Spirit
Black No.850(住友化学社製)、Nigr
osine Base LK(BASF社製)などの商
品名で市販されているものを使用することができる。上
記したアジン系染料の配合量はポリアミド樹脂100重
量部に対して0.005〜2重量部、好ましくは0.0
1〜1重量部の範囲である。配合量が0.005重量部
以下ではガラス繊維強化粒状体の成形品が灰色程度にし
か着色されないばかりか光沢性改善には効果が認められ
ない。また、2重量部以上では量的効果がなく逆に成形
時の離形性を悪化させる。
【0019】本発明に用いる(D)成形性改良剤とは、
脂肪族ビスアミド化合物及び/又は高級脂肪族カルボン
酸金属塩である。脂肪族ビスアミド化合物としては、例
えば、メチレンビスステアリルアミド、メチレンビスラ
ウリルアミド、エチレンビスラウリルアミド、エチレン
ビスベヘニルアミド、ジオクタデシルアジピン酸アミ
ド、ジオクタデシルコハク酸アミド、ジヘキシルアジピ
ン酸アミド、ジヘキシルコハク酸アミド、ジステアリル
アジピン酸アミド、ジステアリルコハク酸アミドが挙げ
られる。これらの中ではエチレンビスステアリルアミド
が成形性改良効果が高く好ましい。
【0020】高級脂肪族カルボン酸金属塩としては、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、
メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸等の炭素数9以上の
脂肪酸のナトリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等が挙げられる
が、作用効果の高いものとして、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、モンタン酸カルシウ
ム、モンタン酸ナトリウムが好適に用いられる。又、こ
れら、成形性改良剤は2種以上併用しても良い。
【0021】本発明に用いる成形性改良剤の配合量は、
ポリアミド樹脂100重量部に対し0.01〜5重量
部、好ましくは0.1〜3重量部である。配合量が0.
01重量部以下では、成形時の離形性が優れず、5重量
部以上では量的な改良効果が認められず、却って押出安
定性が不十分となる。成形性改良剤の配合工程には特に
制約はなく任意の段階で添加できるが、ポリアミド樹脂
にガラス繊維を配合する混練工程でその一部を配合し、
造粒固化後、成形性改良剤の少なくとも40重量%をガ
ラス繊維強化ポリアミド粒状体表面上に付着させる工程
を経ることが、最終的に得られるガラス繊維強化ポリア
ミド粒状体に優れた離形性、可塑化性を兼備させるので
特に好ましい。この時ガラス繊維強化ポリアミド粒状体
表面から成形改良剤が脱落しない様に、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等の展着剤をまず
粒状体表面に付着させ、その後成形性改良剤を配合する
方法が特に好ましい。この展着剤量は粒状体表面に付着
させる成形性改良剤100重量部に対して10〜100
重量部であれば十分に成形性改良剤の脱落を改善でき
る。
【0022】本発明のガラス繊維強化ポリアミド粒状体
とは、通常、二軸押出機を用いて、トップフィードよ
り、所定量のポリアミド樹脂、アジン系染料、成形性改
良剤を供給し、当該ポリアミド樹脂が溶融状態に到達し
た時点で、所定形状のガラス繊維を所定量サイドフィー
ドし、押出機先端に取り付けられた紡口でストランド状
に成形した後、冷却し切断し、場合によっては更に成形
性改良剤を付着させることで得られる粒状体である。こ
こで言うポリアミド樹脂が溶融状態に到達した時点と
は、当該ポリアミド樹脂をDSC(示差走査熱量計)を
用いて昇温速度20℃/分で測定したときの吸熱ピーク
温度(融点)プラス20℃の温度以上に溶融ポリアミド
樹脂の温度が到達した時点を言う。なお、複数の混合ポ
リアミド樹脂を用いる場合は融点の一番高いポリアミド
樹脂の融点プラス20℃の温度以上に到達した時点を当
該混合ポリアミド樹脂が溶融状態に到達したものとす
る。
【0023】溶融ポリアミド樹脂の温度がこれより低い
と本発明で言う溶融状態に到達したと言えず、この時点
でガラス繊維を配合してもガラス繊維とポリアミド樹脂
との親和性が発現されないばかりかガラス繊維の損傷も
激しくサージング現象を生じ安定したストランドが得ら
れないと言う問題が生じる。更に、特にこの現象はガラ
ス繊維の集束剤として無水マレイン酸と不飽和単量体と
のコポリマーを用いたガラス繊維を配合する際に著し
く、ガラス繊維を配合する際のポリアミド樹脂の状態を
本発明で言う溶融状態にした時のみ、前記問題が解決さ
れるのである。当然、ポリアミド樹脂の分解温度近くで
のガラス繊維の配合は避けるべきであり、特に好ましい
ガラス繊維の配合時点はポリアミド樹脂が融点プラス2
0〜40℃の温度範囲に到達した時点である。
【0024】本発明に言うガラス繊維強化粒状体とは、
射出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形等の成形
加工時に用いられる一般的な原料形状を示すものであっ
て形状を限定するものではない。つまり粒状体として
は、例えば直径約3mm、長さ約3mmの円柱状の場合
もあれば、直径約3mmの球状もの、約0.5mm程度
の粒状等の場合もあり、大きさ、形状には制約はない。
なお、本発明の目的を損なわない範囲で、本発明の粒状
体には所望に応じて種々の添加剤、例えば銅化合物、リ
ン化合物等のポリアミド用熱安定剤、ヒンダードフェノ
ール、ヒンダードアミン等の酸化劣化防止剤、マンガン
化合物等の光安定剤、カーボンブラック等の顔料、タル
ク、ボロンナイトライド等の核剤、ウオラストナイト、
カオリン、マイカ等のミネラルフィラー、カーボンブラ
ック等の着色剤や可塑剤、帯電防止剤、他の樹脂ポリマ
ーを配合できる。
【0025】
〔原材料〕
[1]ポリアミド樹脂 PAーA:ポリアミド66ホモポリマー (融点=264℃) (溶融粘度=800ポイズ) PAーB:ポリアミド66ホモポリマー (融点=263℃) (溶融粘度=1500ポイズ) PAーC:ポリアミド66ホモポリマー (融点=263℃) (溶融粘度=3500ポイズ) PAーD:ポリアミド66ホモポリマー (融点=265℃) (溶融粘度=130ポイズ) PA−E:ポリアミド66/6(90/10)コポリマー(融点=245℃) (溶融粘度=620ポイズ) PA−F:ポリアミド6ホモポリマー (融点=221℃) (溶融粘度=960ポイズ) PA−G:ポリアミド612ホモポリマー(融点=218℃) (溶融粘度=460ポイズ) PAーH:ポリアミド66/6I(92/8)コポリマー(融点=238℃) (溶融粘度=530ポイズ)
【0026】[2]ガラス繊維 GFーa:ガラス繊維平均直径10μm、ガラス繊維平
均長さ3mm、集束剤主要成分[ブタヂエンー無水マレ
イン酸コポリマー、Nーβ(アミノエチル)γーアミノ
プロピルトリエトキシシラン]、集束剤付着量0.4重
量% GFーb:ガラス繊維平均直径13μm、ガラス繊維平
均長さ6mm、集束剤主要成分[スチレンー無水マレイ
ン酸コポリマー、γーアミノプロピルトリエトキシシラ
ン]、集束剤付着量0.6重量% GFーc:ガラス繊維平均直径10μm、ガラス繊維平
均長さ3mm、集束剤主要成分[エポキシ樹脂、γーグ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン]、集束剤付着
量0.7重量%
【0027】[3]黒着色剤 BCーイ:アジン系染料(オリエント社製Orient
Spirit Black SB) BCーロ:アジン系染料(BASF社製Nigrosi
ne Base LK) BCーハ:カーボンブラック(三菱化学社製カーボンブ
ラック#50) [4]成形性改良剤 EBS:エチレンビスステアリルアミド(ライオン社製
アーモワックスEBSパウダー) StーCa:ステアリン酸カルシウム(堺化学社製SC
#100) MoーNa:モンタン酸ナトリウム(ヘキストジャパン
社製Hostalub Nawー1) [5]その他の添加剤 ポリエチレングリコール:三洋化成社製マクロゴール4
00
【0028】〔測定法〕 [1]融点;パーキンエルマー社製DSCー7型示差走
査熱量計を用いて、窒素ガス雰囲気下で20℃/分の昇
温速度で得られた吸熱曲線のピーク温度をポリアミド樹
脂の融点とした。 [2]溶融粘度;東洋精機社製キャピログラフ3A(ノ
ズル形状:L/D=5mm/0.5mm)を用いて、上
記[1]で求めた融点プラス20℃の温度でピストンの
移動速度を変えて流量を測定し、両者の関係からせん断
速度1000秒ー1での溶融粘度を求めた。
【0029】[3]耐不凍液性試験;エチレングリコー
ルが主成分である不凍液(トヨタ純正Long Lif
eCoolant)の50容量%水溶液を140℃に加
熱し、その中に東芝機械製IS150E射出成形機を用
いて得たASTM1号試験片を所定時間浸漬した後、A
STM−D638に準拠して引張試験を実施した。 [4]成形品外観;上記[3]と同じ射出成形機で得た
ASTM1号試験片の表面外観を目視で判断するととも
に、HORIBA製グロスチェッカーIGー320を用
いて表面光沢度を測定した。 [5]離形性;図1に示す離形力測定装置を取り付けた
金型を用いて、東芝機械製IS90B射出成形機でシリ
ンダー温度290℃、射出圧400kg/cm2 、の条
件下で成形を行い、金型から成形品を突き出す際の突き
出し力を測定した。この値が小さいものほど離形性に優
れるとした。また、成形品の突き出しピン痕の有無を観
察した。無いものは離形性に優れる。
【0030】
【実施例1】東芝機械(株)製TEM35BS、2軸押
出機{設定温度290℃(C1〜C6)、スクリュウ回
転数400rpm}のトップフィード口に表1に示す組
成のポリアミド樹脂(PA−A)、黒着色剤(BC−
イ)、成形性改良剤(EBS50重量部とSt−Ca5
0重量部とのブレンド物)からなる混合原料を40.1
2kg/Hrで供給した。この時2軸押出機C3ゾーン
での樹脂温度は295℃であり、ポリアミド樹脂は溶融
状態であった。このC3ゾーンに設置されたサイド口か
らサイドフィーダーを用いてガラス繊維(GFーa)を
20kg/Hrで溶融ポリアミド樹脂中に供給し、紡口
より押し出されたストランドを冷却後、長さ3mm、直
径3mmのペレット状に切断し乾燥して、ガラス繊維強
化ポリアミド粒状体を得た。得られた粒状体を上述の方
法で評価した。その結果を表1に示す。
【0031】
【実施例2】トップフィードするポリアミド樹脂をPA
−Bとした以外は実施例1と同様の方法でガラス繊維強
化粒状体を得て、諸特性を評価した。その結果を表1に
示す。
【実施例3】トップフィードするポリアミド樹脂をPA
−A:70重量部とPA−F:30重量部とからなるブ
レンド物とした以外は実施例1と同様の方法でガラス繊
維強化粒状体を得て、諸特性を評価した。その結果を表
1に示す。
【実施例4】トップフィードするポリアミド樹脂をPA
−A:50重量部とPA−G:50重量部とからなるブ
レンド物とした以外は実施例1と同様の方法でガラス繊
維強化粒状体を得て、諸特性を評価した。その結果を表
1に示す。
【0032】
【比較例1〜2】トップフィードするポリアミド樹脂を
表1に示す樹脂とした以外は実施例1と同様の方法でガ
ラス繊維強化粒状体を得て、諸特性を評価した。その結
果を表1に示す。
【実施例5〜6、比較例3〜5】トップフィードするポ
リアミド樹脂、黒着色剤及び成形性改良剤の種類と供給
量を表2に示す様にし、2軸押出機の設定温度を270
℃(C1〜C6)にした以外は実施例1と同様の方法で
ガラス繊維強化ポリアミド粒状体を得て、諸特性を評価
した。その結果を表2に示す。なお、この時のC3ゾー
ンでの樹脂温度は276℃であった。
【0033】
【実施例7〜8、比較例6〜7】ポリアミド樹脂、ガラ
ス繊維、及び成形性改良剤の種類と供給量を表3に示す
様にし、2軸押出機の設定温度を265℃(C1〜C
6)にした以外は実施例1と同様の方法でガラス繊維強
化ポリアミド粒状体を得て、諸特性を評価した。その結
果を表3に示す。なお、この時のC3ゾーンでの樹脂温
度は271℃であった。
【比較例8】ガラス繊維としてGFーcを用いた以外は
実施例7と同様にした。その結果を表3に示す。
【0034】
【比較例9】東芝機械(株)製TEM35BS、2軸押
出機{設定温度245℃(C1〜C3)、280℃(C
4〜C6)、スクリュウ回転数400rpm}のトップ
フィード口に実施例7と同じ組成で供給した。この時の
押出機C3ゾーンでのポリアミド樹脂の樹脂温度は25
3℃であった。このC3ゾーンに設置されたサイド口か
らサイドフィーダーを用いて実施例7と同じガラス繊維
を同じ方法で供給し、ガラス繊維強化粒状体を得た。こ
の時、サージング現象が観察された。得られた粒状体を
実施例7と同様の方法で評価した。その結果を表3に示
す。
【0035】
【実施例9】成形性改良剤St−Caをトップフィード
する替わりに、ガラス繊維強化粒状体を得た後に、ガラ
ス繊維強化粒状体100重量部当たりポリエチレングリ
コールを0.1重量部用いて成形性改良剤St−Caを
該粒状体に付着させてガラス繊維強化ポリアミド粒状体
を得たこと以外は実施例1と同様の方法で行い、諸特性
を評価した。耐不凍液性、成形品外観、離形性は実施例
1と同等の値であったが成形時可塑化性は実施例1より
良好で可塑化時間のショット間バラツキが小さく安定し
た可塑化性能を示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明のガラス繊維強化粒状体を成形し
て得られる成形品は、自動車不凍液に対する耐久性に優
れるばかりでなく、表面光沢性にも優れ、更には突き出
しピン痕の認められないものであり、そのため、厳しい
信頼性や成形品良外観性の要求されるラジエタータン
ク、カーヒータータンク、ウォーターバルブ、ウォータ
ーポンプ、ラジエターパイプ等の不凍液と接する自動車
部品に最適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、離形性の測定に用い
た金型の概略図である。
【符号の説明】
1 スプルランナー 2 カップ状成形品 3 エジェクターピン 4 エジェクタープレート 5 圧力センサー 6 エジェクターロッド 7 離形力記録計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 9/04 C08K 9/04 // C08J 5/08 CFG C08J 5/08 CFG

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアミド樹脂100重量部に対
    し、(B)ガラス繊維10〜200重量部、(C)アジ
    ン系染料0.005〜2重量部及び(D)成形性改良剤
    0.01〜5重量部から構成されたガラス繊維強化ポリ
    アミド粒状体であって、見かけの溶融粘度が1,000
    ー1のせん断速度、融点+20℃の温度で測定した時、
    200〜3,000ポイズの範囲にあるポリアミド樹脂
    を用いてなり、かつ該ポリアミド樹脂が溶融状態に到達
    した時点で、長さ1〜10mm、平均直径3〜30μm
    のガラス繊維をポリアミド樹脂に配合し、ストランド状
    に成形した後、冷却・切断して得ることを特徴とするガ
    ラス繊維強化ポリアミド粒状体。
  2. 【請求項2】 (A)ポリアミド樹脂が、ポリアミド6
    6、ポリアミド6、ポリアミド46、ポリアミド61
    0、ポリアミド612から選ばれる少なくとも1種であ
    ることを特徴とする請求項1記載のガラス繊維強化ポリ
    アミド粒状体。
  3. 【請求項3】 (A)ポリアミド樹脂が、ポリアミド6
    6とポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド61
    2の中から選ばれた少なくとも1種のポリアミドとのコ
    ポリマーもしくはブレンド物であることを特徴とする請
    求項1記載のガラス繊維強化ポリアミド粒状体。
  4. 【請求項4】 (A)ポリアミド樹脂が、ポリアミド6
    6とポリヘキサメチレンイソフタラミド(ポリアミド6
    I)とのコポリマーもしくはブレンド物であることを特
    徴とする請求項1記載のガラス繊維強化ポリアミド粒状
    体。
  5. 【請求項5】 (B)ガラス繊維が、無水マレイン酸と
    不飽和単量体とのコポリマー及びアミノシラン系カップ
    リング剤とを主たる構成成分とする(E)集束剤で表面
    処理されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のガラス繊維強化ポリアミド粒状体。
  6. 【請求項6】 (E)集束剤をガラス繊維100重量部
    当たり0.1〜2重量部含有することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のガラス繊維強化ポリアミド
    粒状体。
  7. 【請求項7】 (D)成形性改良剤が、脂肪族ビスアミ
    ド化合物、高級脂肪族カルボン酸金属塩の中から選ばれ
    た少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載のガラス繊維強化ポリアミド粒状体。
  8. 【請求項8】 (D)成形性改良剤の少なくとも40重
    量%が、ガラス繊維強化粒状体表面上に存在することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガラス繊維
    強化ポリアミド粒状体。
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