JPH11162294A - 遅れスイッチ - Google Patents

遅れスイッチ

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Publication number
JPH11162294A
JPH11162294A JP32355997A JP32355997A JPH11162294A JP H11162294 A JPH11162294 A JP H11162294A JP 32355997 A JP32355997 A JP 32355997A JP 32355997 A JP32355997 A JP 32355997A JP H11162294 A JPH11162294 A JP H11162294A
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JP
Japan
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contact
terminal plate
spring
suction cup
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP32355997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiwamu Shibata
究 柴田
Tetsuyasu Kawamoto
哲靖 川本
Takeshi Ono
健 小野
Manabu Yano
学 矢野
Kuniyasu Shimaoka
国康 島岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遅延動作の信頼性が高く騒音が小さな遅れスイ
ッチを提供する。 【解決手段】操作部たるハンドル90によるセット操作
時には、吸盤23bはカード26の移動に伴って移動し
被吸着体24に吸着保持される。吸盤23bと被吸着体
24との間に形成される空間にはカード26の空気取込
口26eからの空気が空気透過部材圧入部23d内部の
空気透過部材32を通じて入り込む。ハンドル90のセ
ット解除操作時には、被吸着体24への吸盤23bの吸
着力が復帰ばね27のばね力よりも弱くなるとカード2
6が前方へ移動し、接触ばね押圧部26cにより接触ば
ね70が押し上げられ、可動接点72が固定接点64a
から開離する。可動接点72を先端側に有する接触ばね
70の基端部71は可動接点用端子板たる端子板63c
に接続される。固定接点64aは端子板63aに設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷を遅延動作さ
せる遅れスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遅れスイッチは、例えばトイレ
の換気扇及び照明負荷の操作に用いるものが知られてい
る(特開昭61−55825号公報参照)。この従来の
遅れスイッチは、操作部たるハンドルの操作で換気扇と
照明負荷とを夫々オンし、次の操作ハンドルの操作で照
明負荷をオフし、換気扇を一定時間後にオフする制御機
能を持つものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のものでは、上記一定時間を決める遅延ユニットの構
造が複雑で製造コストが高い、ハンドルの操作に遅延ユ
ニットのギアが連動するので操作感触が悪い、遅延ユニ
ットの遅延機能による各種騒音が生じる、等の問題があ
った。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、低コストで遅延動作の信頼性が高く
騒音が小さな遅れスイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、操作部と、操作部のセット操作
に連動して移動する吸盤と、該吸盤と共動してスイッチ
機構を開閉するカードと、該移動した吸盤を吸着保持す
る被吸着体と、吸盤が被吸着体から離れる方向に吸盤を
付勢する復帰ばねと、スイッチ機構が電気的に接続され
る一対の端子板とを備え、一対の端子板は、固定接点が
設けられる固定接点用端子板と、先端側に可動接点を有
する短冊状の接触ばねの基端部が接続される可動接点用
端子板とからなり、操作部によるセット解除操作時に
は、吸盤の被吸着体への吸着力と復帰ばねのばね力との
バランスにより吸盤が被吸着体から離れるまでに遅れ時
間があることを特徴とするのであって、吸盤の被吸着体
への吸着力と復帰ばねのばね力とのバランスにより遅れ
時間が決まるから、従来のようなギアが不要となり、従
来の遅延ユニットを有する遅れスイッチに比べて構成が
簡単で信頼性が高く、低コスト化が図れるとともに、騒
音が小さくなる。また、従来のようなギアが必要ないの
で、操作部の操作がスムーズになる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、接触ばねは、基端部がL字状に折曲されるとともに
基端部が他の部分に比べて幅広に形成されているので、
可動接点用端子板への接触ばねの基端部の結合力を高め
ることができ、折曲部にかかる応力を緩和することがで
き、接触ばねの長寿命化を図ることができる。請求項3
の発明は、請求項2の発明において、可動接点用端子板
は、接触ばねの基端部が当接して固定される固定片を有
し、固定片は、上記折曲部に当接して接触ばねの揺動支
点となる端部が面取りされているので、揺動支点となる
端部から接触ばねの折曲部にかかる応力を緩和すること
ができ、接触ばねの長寿命化を図ることができる。
【0007】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、固定接点用端子板は、固定接点に可動接点が接触し
たときに流れる電流により発生する電磁力によって接点
が離れないような形状に形成されているので、両接点間
に短絡電流が流れた場合に平行電路が形成されず、電磁
反発により両接点が離れるのを防止することができる。
【0008】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、固定接点用端子板は、外部電線を保持する端子板本
体と、端子板本体から一体に延出され固定接点を支持す
る支持片とで構成され、支持片は端子板本体側の基部の
両側に切欠き溝が形成されているので、切欠き溝を形成
することにより支持片の剛性を低くでき、可動接点が固
定接点に接触する際のバウンスを抑制でき、電気性能が
向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の遅れ
スイッチのケース1は、図1乃至図4に示すように、合
成樹脂製のボディ10と、合成樹脂製のカバー80とを
一対の略コ字形の組立枠40にて結合して形成される。
【0010】図4に示すように、カバー80の両端部に
はそれぞれ肩部80bが突設され、各肩部80bそれぞ
れの側面には組立枠40の脚片40dが嵌め込まれる凹
部80cが形成されている。一方、ボディ10の前端側
には、上記凹部80cに対応する部位に、組立枠40の
脚片40dが嵌め込まれる凹部18が形成されている。
したがって、ボディ10にカバー80を結合するときに
は、カバー80の各肩部80bの前面側からそれぞれ組
立枠40を嵌合し(組立枠40の脚片40dをカバー8
0の凹部80cとボディ10の凹部18とに嵌め込
み)、この組立枠40の両脚片40dの先端部に形成さ
れた略V字形の引掛爪40aをそれぞれボディ10の側
面に形成された段部15に係合させることによって、カ
バー80とボディ10とが組立枠40により固定され
る。
【0011】ここで、ケース1は、埋込型の配線器具用
の取付枠に該取付枠の開口窓からケース1の前面が露出
する形で最大3個まで連設して取り付けることができる
ように寸法設定された単位寸法の埋込型の配線器具の1
個分に相当する寸法に形成されている。すなわち、ケー
ス1は、例えばJIS規格で規格化されている大角形連
用配線器具の取付枠に最大3個まで取り付けることがで
きる配線器具の1個分の寸法に形成されており、上記取
付枠に設けられた取付孔に係合可能な一対の係合爪40
bが組立枠40の両端部から突設されている。また、各
組立枠40には、金属製の取付枠に取り付ける際に取付
枠の係止爪が係止される係止孔40cが設けてある。
【0012】カバー80は操作用のハンドル90の一部
がケース1の前面から突出するような形でハンドル90
を収納する開口部81が形成されており、カバー80の
内側面には、ハンドル90の両側面に突設された凸部9
5が係合される凹部82が形成されている。したがっ
て、ハンドル90を開口部81に収納する時にハンドル
90の両側面の凸部95をカバー80の凹部82にそれ
ぞれ挿入係合することによって、カバー80の凹部82
がハンドル90の揺動支点となる。
【0013】一方、ハンドル90の両端部にはそれぞれ
鍔部90cが突設され、ハンドル90の後面の側端部か
らは、三角形状の一対のガイド片90a(図3(b)及
び図4参照)及び半円状の一対のアーム押圧片90b
(図1(b)、図3(b)、図4参照)が突設されてい
る。ここに、一対のアーム押圧片90bそれぞれの先端
部は後述の略コ字形のアーム50の基端部50bの前面
側に形成された湾曲部50aに係脱するようになってい
る。また、ハンドル90の前部には、透明なネームカバ
ー93が嵌着される。ネームカバー93とハンドル90
との間にはネームシート94(図4参照)が挟持され
る。なお、ハンドル90は上述の鍔部90cが形成され
ていることにより、ハンドル90とカバー80との間の
隙間を隠すことができる。
【0014】ハンドル90の前面には透光窓91が形成
され、透光窓91には透光性を有する材料により形成さ
れた透光部材92が取り付けられている。なお、ネーム
シート94には、ハンドル90の透光窓91に対向する
部位に孔94aを設けてある。ところで、ハンドル90
の後面側にはコイルスプリング96の一端側が嵌め込ま
れる凹部97が形成されており、コイルスプリング96
の他端側は揺動体73(図5参照)のばね支持部75
a,75b間で受けられている。揺動体73はコイルス
プリング96の働きでハンドル90の傾斜方向と逆方向
に傾くようになっていて(図1(b)及び図3(b)参
照)、ハンドル90の揺動終点でコイルスプリング96
が、く字形または逆く字形に屈曲させられ、コイルスプ
リング96が真っ直ぐな状態に戻ろうとする復元力によ
ってハンドル90がその位置で確実に固定されるように
なっている。
【0015】ボディ10は、図4に示すように、略中央
に遅延素子収納部12が形成され、遅延素子収納部12
の両側に端子収納部13,14が形成されている。遅延
素子収納部12には遅延素子20が収納され、端子収納
部14には後述の端子601,602 が収納され、端子
収納部13には後述の端子603 ,604 が収納され
る。また、ボディ10の前端部には、上述のアーム50
の基端部50bから突設された回転軸511 ,51
2 (図6参照)が軸着される凹状の軸受部551 ,55
2 が形成されており、アーム50を回動自在としてい
る。
【0016】以下、遅延素子20について説明する。遅
延素子20は、図7に示すように、略コ字形のカード2
6と、カード26の移動時にカード26の両脚片をガイ
ドするガイド溝21b(図3(b)及び図7に示すリブ
21aとリブ21a’との間の溝)が形成された枠体2
1と、カード26を前方(図1(b)の上方へ)付勢す
るコイルスプリングよりなる復帰ばね27と、シリコン
ゴムなどのゴムにより形成され弾性的に撓むことができ
るようになっている吸盤ブロック23と、吸盤ブロック
23の吸盤23bの吸着面43(図1(b)参照)が吸
着される八角柱状の被吸着体24と、後述の空気透過部
材32と、後面開口した箱状であって吸盤23b及び被
吸着体24が収納される素子用ケース22と、素子用ケ
ース22の後面に粘着テープなどにより接着される防塵
用のフィルタ25とを備えている。ここに、本実施形態
では、素子用ケース22の後面開口部がフィルタ25に
より塞がれるので、素子用ケース22の後方から素子用
ケース22の内部に塵や埃などの異物が侵入するのを防
止することができる。なお、フィルタ25はフッ素系繊
維材料(テフロン繊維材料)により構成されている。と
ころで、吸盤ブロック23は、上述の吸盤23b、吸盤
23bと一体に同じ材料により形成された吸盤カバー2
3aなどにより構成されている。ここに、吸盤カバー2
3aが防塵手段を構成しており、吸盤23bと吸盤カバ
ー23aとを一体形成しているので、低コスト化が可能
となる。
【0017】吸盤23bは、空気透過部材32が内部に
圧入される円筒状の空気透過部材圧入部23dが連続一
体に形成されている。空気透過部材圧入部23dの先端
側にはナイロン樹脂などにより形成された円筒状のシャ
フト42(なお、シャフト42の色は黒色としてある)
が設けられている。シャフト42の外周にはシャフト4
2の軸方向と略平行する一対の棒状のカード保持用ピン
42b(図2及び図7参照)が一体に形成されており、
シャフト42をカード26に結合するには、シャフト4
2を素子用ケース22の前面に形成された挿通孔22e
(図7参照)に後方から挿通させ、両カード保持用ピン
42bそれぞれの先端部をカード26の基端部26fに
おいて後述の接触ばね押圧部26cの両側に形成された
挿通孔26dに挿入してレーザなどにより加熱して固着
すればよい。なお、吸盤ブロック23は、吸盤カバー2
3aの前端部に鍔部23cが形成されており、鍔部23
cが素子用ケース22に対して固定される。
【0018】本実施形態では、カード26とシャフト4
2と吸盤ブロック23とが結合されているので、カード
26の移動に応じて吸盤ブロック23の形状が変化する
(図1(b)及び図3(b)参照)。ところで、カード
26の基端部26fの後部には、カード26とシャフト
42とを結合した状態で空気透過部材圧入部23dの内
部空間23fとカード26の外部との間の空気の通路を
構成する切欠き部よりなる空気取込口26eが形成され
ている。また、吸盤ブロック23は、吸盤23bの内周
底面に上記内部空間23fと連通する通気孔23gが形
成されており、吸盤23bの内部空間と上記空気取込口
26eとの間が連通するようになっている。本実施形態
では、空気透過部材圧入部23dの内部空間23fに、
例えば多孔質セラミック(例えば、多孔質アルミナセラ
ミック)よりなる空気透過部材32(図1(b)参照)
が配設されている。ここに、空気透過部材32の形状は
円柱状であって、外周をゴムチューブ33によりシール
したものが上記内部空間23fに圧入されている。
【0019】素子用ケース22の前面には、図7に示す
ように、上記挿通孔22eの周辺に復帰ばね27の一端
部が嵌め込まれるばね受け溝22bが形成されている。
一方、カード26の基端部26fの後面には略凹形の一
対のばね受け溝26b(図2参照)が形成されていて、
復帰ばね27の他端部を保持するようになっている。と
ころで、遅延素子20は、吸盤23bが被吸着体24に
吸着した状態で吸盤23bと被吸着体24との間に形成
される空間に、上記空気取込口26eから上記内部空間
23fに入り込む空気が空気透過部材32を通じて吸盤
23bの通気孔23gから入り込むようになっている。
したがって、アーム50の両脚片よりなるカード押圧部
52がカード26の両脚片よりなる被押圧部26aの先
端から離れると、吸盤23bの被吸着体24への吸着力
が徐々に弱くなり、この吸着力が復帰ばね27の復元力
よりも弱くなって吸盤23bが被吸着体24から離れる
のである。
【0020】すなわち、アーム押圧片90bの先端部が
アーム50の湾曲部50aの内周面に沿って湾曲部50
aから脱するように移動して、アーム50のカード押圧
部52がカード26の被押圧部26aを離れた時点から
所定時間(以下、遅れ時間と称す)遅れてカード26が
前方(図3(b)における上方)へ移動するのである。
したがって、上述の空気透過部材32の空気の透過率や
サイズ(断面積や長さ)、吸盤23bの材料や、被吸着
体24の材料等を変えることで遅れ時間を調整すること
ができるのである。
【0021】なお、本実施形態では、空気透過部材32
を上述のように多孔質セラミックにより構成してあり、
空気の透過係数の温度依存や湿度依存が小さいので、使
用環境の温度変化や湿度変化による遅れ時間の変動を小
さくでき、遅れ時間を高精度にすることができる。とこ
ろで、本実施形態では、吸盤カバー23aによって吸盤
23bと素子用ケース22の外側とが仕切られているの
で、吸盤23bと被吸着体24との間に塵等の異物が侵
入するのを防ぐことができ、吸盤23bと被吸着体24
との吸着状態が安定し、遅れ時間を略一定にすることが
できる。
【0022】枠体21は、例えば熱硬化性樹脂などによ
り構成され、両側面それぞれに前端から後端にわたって
ボディ10に対する位置決め用突部21c(図4及び図
6参照)が一体に突設されている。一方、ボディ10
は、図4に示すように、遅延素子収納部12の内側面
に、上記位置決め用突部21cをガイドする位置決め溝
16aが形成されている。
【0023】また、枠体21は、上述のように内側面に
カード26の被押圧部26a(両脚片)をスライド自在
にガイドするガイド溝21bが形成されており、遅延素
子20を組み立てた状態ではカード26の被押圧部26
a,26aの先端が枠体21の前面よりも突出するよう
になっている(図4参照)。また、枠体21と素子用ケ
ース22とは、素子用ケース22の前面の四隅近傍から
前方へ突設された突部22cによって位置決めされて固
定される。
【0024】ボディ10の端子収納部14には速結端子
よりなる上述の端子601 ,602(図4参照)が納装
されている。ここに、端子601 は、端子板63aと鎖
錠ばね611 とで構成され、鎖錠ばね61は、端子板6
3aと鎖錠ばね611 との間に電線挿入口171 (図3
(c)参照)に挿入された電線に食い込んで抜け止めを
する鎖錠片61bと、電線に弾接する接触片61aとを
備えている。したがって、電線挿入口171 を通して鎖
錠ばね611 と端子板63aとの間に、鎖錠片61b側
から電線を挿入すると、接触片61a及び鎖錠片61b
のばね力によって電線が端子板63aとの間に挟持さ
れ、かつ鎖錠片61bが電線に食い込むことによって電
線を引き抜くことができなくなる。同様に端子602
端子板63bと鎖錠ばね612 とで構成され、電線挿入
口172 (図3(c)参照)に挿入された電線が接触片
61a及び鎖錠片61bのばね力によって端子板63a
との間に挟持される。また、端子収納部14には、両鎖
錠ばね611 ,612 に跨がるように解除釦62aが配
設される。解除釦62aは両鎖錠ばね61の鎖錠片61
bに当接しており、解除釦62aが鎖錠片61bに当接
する部位は鎖錠片61b,61bが端子板63a,63
bとの間に電線を挟持する部位からずれている。また、
解除釦62aに対応する部位でボディ10の後壁には操
作孔19(図3(b),(c)参照)が形成されてお
り、操作孔19にマイナスドライバの先端などを挿入し
て解除釦62aを押すことにより、電線に食い込んでい
る鎖錠片61b,61bを電線から圧接解除方向に撓ま
せて電線の引き抜きが可能となるようにしてある。
【0025】一方、端子収納部13には、端子板63c
と一対の鎖錠ばね613 ,614 とで構成される速結端
子よりなる一対の端子603 ,604 (図4参照)が納
装されている。ここに、端子603 ,604 は端子板6
3cを共通としている。端子603 は電線挿入口173
(図3(c)参照)に挿入された電線が鎖錠ばね61 3
の接触片61a及び鎖錠片61bのばね力によって端子
板63cとの間に挟持され、端子604 は電線挿入口1
4 (図3(c)参照)に挿入された電線が鎖錠ばね6
4 の接触片61a及び鎖錠片61bのばね力によって
端子板63cとの間に挟持される。また、端子収納部1
3には、端子収納部14と同様に両鎖錠ばね61に跨が
るように解除釦62bが配設され、ボディ10の後壁に
は操作孔19(図3(b),(c)参照)が形成されて
いる。
【0026】本実施形態では、端子収納部14と端子収
納部13とがケース1の両端部側に離間して設けられて
いるので、端子601 ,602 と端子603 ,604
の間の絶縁性を高めることができる。上述の端子板63
a,63bは、それぞれ別の固定接点64a,64bを
有し、ケース1内において異なるスイッチ機構を形成し
ている。なお、端子板63cに結合される短冊状の接触
ばね70(図8参照)は、遅延素子20がない状態では
可動接点72が端子板63aの固定接点64aに接触し
所定の接点圧が得られるように付勢されている。
【0027】ただし、接触ばね70は、遅延素子20の
カード26の接触ばね押圧部26cの前方を通るように
端子板63cから延出されているので、接触ばね70が
接触ばね押圧部26cにより前方に押し上げられた状態
では、可動接点72が端子板63aの固定接点64aか
ら離れるようになっている。ここで、接触ばね70、可
動接点72、固定接点64aで1つのスイッチ機構(遅
れスイッチ機構)を構成している。
【0028】また、端子板63cの前端部からはリード
板65が一体に延出されており、リード板65の先端に
形成された凸状部66の両側部の立ち上がり部66aに
揺動体73の切欠き73a(図5参照)が係合し、この
凸状部66を支点として、揺動体73が揺動自在となっ
ている。一方、揺動体73には、可動接点74が固着さ
れる折曲片73bが一体に折曲形成されており、ハンド
ル90の操作に応じて、揺動体73先端の後面に形成さ
れた可動接点74と端子板63bの固定接点64bとが
接離するようになっている。なお、上述の一対のばね支
持部75a,75bは、ばね支持部75aの長さをばね
支持部75bよりも長くすることにより、ばね支持部7
5a側の折曲片73bに設けられた可動接点74と固定
接点64bとの接点圧を向上させている。リード板65
は枠体21の前部に形成された一対の支持片21e(図
4参照)から突設された柱状の端子仮保持用リブ21g
により仮保持される。
【0029】また、上述の端子板63cは、板状の金属
部材を折曲して形成され、先端側に可動接点72を有す
る短冊状の接触ばね70の基端部71(図9参照)をか
しめ固定するためのダボ68が突設されている。一方、
接触ばね70は、基端部71が他の部分よりも幅広に形
成され、基端部71が90°よりも大きな角度でL字状
に折曲されるとともに端子板63cのダボ68が挿入さ
れる孔70bが形成されており、接触ばね70の基端部
71が端子板63cの固定片63ccにかしめ固定され
ている。ここに、接触ばね70は基端部71が90°よ
りも大きな角度で折曲されているので、接触ばね70を
端子板63cに対して固定した状態では、接触ばね70
の先端側(可動接点72が設けられた側)のほうが、基
端部71よりも後方(図8における下方)に位置するよ
うになっている。要するに、接触ばね70は遅延素子2
0がない状態では可動接点72が端子板63aの固定接
点64aに接触し所定の接点圧が得られるように付勢さ
れている。なお、端子板63cは接触ばね72を取り付
けた状態でボディ10の端子収納部13に圧入される。
また、端子板63cは、上述の電線が接触する接触片6
3c3 ,63c4 の外側面に、端子収納部13に圧入さ
れた状態で端子板63cのがたつきを防止するためのダ
ボ69cが突設されている。
【0030】ところで、本実施形態では、上述のよう
に、接触ばね70の基端部71がL字状に折曲されると
ともに基端部71が他の部分に比べて幅広に形成されて
いるので、端子板63c(可動接点用端子板)への接触
ばね70の基端部71の結合力を高めることができ、折
曲部70cにかかる応力を緩和することができ、接触ば
ね70の長寿命化を図ることができる。また、端子板6
3c(可動接点用端子板)は、接触ばね70の基端部7
1が当接して固定される固定片63ccを有し、固定片
63ccは、上記折曲部70cに当接して接触ばね70
の揺動支点となる端部が面取りされてRを設けてあるの
で、揺動支点となる端部から接触ばね70の折曲部70
cにかかる応力を緩和することができ、接触ばね70の
長寿命化を図ることができる。なお、接触ばね70の折
曲部70cは固定片63ccと接触する側にもRを設け
てある。
【0031】端子板63a(固定接点用端子板)も板状
の金属部材を折曲して形成され、端子板63aは、固定
接点64aが設けられた部位の一部が枠体21に形成さ
れた切欠部21f(図7参照)により支持されて位置決
めなされ、接触ばね70は、枠体21の前部に形成され
た一対の支持片21eの間の空間で可動して可動接点7
2が固定接点64aと接離するようになっている。
【0032】また、枠体21は、一側面に、端子板63
a,63bの脚部63a1 ,63b 1 (図4参照)が圧
入される端子板脚部受け部(図示せず)が形成され、枠
体42の反対側の側面には、端子板63cの脚部63c
1 ,63c2 (図4参照)が圧入される端子板脚部受け
部463 ,464 (図7参照)が形成されているので、
端子板63a,63b,63cに生じる力を枠体21に
より確実に受け止めることができ、上述の端子601
604 の信頼性を確保することができる。
【0033】なお、ハンドル90の後部にはネオンラン
プなどの発光素子77が実装されたプリント配線板76
が配設され、発光素子77の一方のリードはプリント配
線板76の導電パターン及びリード線(図示せず)を介
して抵抗79の一方のリードに接続されている。抵抗7
9の他方のリードは端子板63cにリード線(図示せ
ず)により接続されている。また、発光素子77の他方
のリードは略S字形の板ばね78(図4及び図10参
照)に電気的に接続される。ここに、板ばね78は導電
性を有し一端部78aがプリント配線板76の接続孔7
6a(スルーホール)に挿通されプリント配線板76の
導電パターンを介して発光素子77の上記他方のリード
に接続されている。すなわち、板ばね78と発光素子7
7と抵抗79と端子板63cとが直列接続されている。
ところで、板ばね78はハンドル90の操作に応じて端
子板63aに接離する接触部78cを有し、該接触部7
8cは遅れスイッチのオフ状態(図1参照)では端子板
63aに接触しており、遅れスイッチのオン状態(図3
参照)では端子板63aから離れている。
【0034】また、発光素子77は、ハンドル90の後
面側に結合されるプリント板76に実装されてハンドル
90の透光窓91に対向する位置に配設されているの
で、透光部材92を通じて外部へ光が照射されるように
なっている。したがって、本実施形態の遅れスイッチの
オフ状態では、夜などの周囲が暗い場合であっても、発
光素子77の光によってケース1の位置を確認できるよ
うになっている。
【0035】次に、本実施形態の遅れスイッチの動作を
説明する。図1は本実施形態の遅れスイッチのオフ状態
を示し、この状態で操作部たるハンドル90をオン操作
(セット操作)すると、ハンドル90のアーム押圧片9
0bが回動し、アーム押圧片90bの先端部がアーム5
0の湾曲部50aに沿って移動する。しかして、ハンド
ル90をオン操作すると、コイルスプリング96が逆方
向に傾くことによって図3に示すように揺動体73に設
けられた可動接点74が端子板63bの固定接点64b
と接触してこの電路がオン状態になるとともに、アーム
押圧片90bが回動することによってアーム50が回動
してアーム50の先端のカード押圧部52がカード部2
6の被押圧部26aを押し、復帰ばね27の付勢力に抗
してカード26が移動し(図1(b)における下方へ押
し下げられ)、接触ばね70の可動接点72が端子板6
3aの固定接点64aに接触してこの電路がオン状態に
なるのである。また、カード26が移動することによ
り、吸盤23bが被吸着体24に接する位置まで押し下
げられて吸盤23bが被吸着体24に吸着し、カード2
6が押し下げられている状態では、吸盤23bが被吸着
体24に吸着保持される。
【0036】一方、図3の状態でハンドル90をオフ操
作(セット解除操作)すると、アーム押圧片90bの先
端部がアーム50の湾曲部50aに沿って湾曲部50a
から脱するように移動することによりアーム50が回動
し、アーム50のカード押圧部52がカード26の被押
圧部26aから離れるように移動する。しかして、ハン
ドル90をオフ操作すると、コイルスプリング96が逆
方向に傾くことによって図1に示すように揺動体73に
設けられた可動接点74が端子板63bの固定接点64
bから開離して、上述の遅れ時間が経過すると、復帰ば
ね27の復元力によってカード26が前方へ移動し接触
ばね押圧部26cが接触ばね70を前方へ押すので、可
動接点72が固定接点64aから開離されこの電路(ス
イッチ機構)もオフ状態になる。
【0037】しかして、本実施形態の遅れスイッチで
は、ハンドル90によるセット解除操作時には、吸盤2
3bの被吸着体24への吸着力と復帰ばね27のばね力
とのバランスにより吸盤23bが被吸着体24から離れ
るまでに遅れ時間があるので、従来のようなギアが不要
となり、従来の遅延ユニットを有する遅れスイッチに比
べて構成が簡単で信頼性が高く、低コスト化が図れると
ともに、騒音が小さくなる。本実施形態の遅れスイッチ
を例えばトイレの換気扇及び照明負荷の操作に用いる場
合、端子603 と端子604 とは共通の端子板63cを
有しているので、端子602 に照明負荷を接続し、端子
601 に換気扇を接続すればよい。この場合、ハンドル
90をオン操作(セット操作)すると、照明負荷が点灯
するとともに換気扇が運転され、ハンドル90をオフ操
作(セット解除操作)すると、照明負荷だけ直ちに消灯
され、遅れ時間の経過後に換気扇が停止される。したが
って、換気扇を直ちに止めたときに生じる不便をなく
し、しかも換気扇の消し忘れを防止することができる。
なお、この遅れスイッチは、トイレ以外の種々の場所で
の使用も可能である。また、遅れ時間は、使用環境や使
用目的に合わせて適宜設定すればよい。
【0038】(実施形態2)図11乃至図14に示す本
実施形態の遅れスイッチの基本構成及び基本動作は実施
形態1と略同じであり、スイッチ機構を遅延素子20に
関係する1つだけにした点が相違する。つまり、本実施
形態では、端子板63bを備えていない点と、端子板6
3aの形状及び揺動体73の形状が実施形態1と相違す
る。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号
を付し説明を省略する。
【0039】本実施形態の遅れスイッチにおける揺動体
73は、図15に示すような略コ字形の形状であって、
実施形態1のような折曲片73b(図5参照)がなく可
動接点74は備えていない。なお、図16はカバー80
を取り外した状態の平面図である。端子板63a(固定
接点用端子板)は、板状の金属部材を折曲して図17に
示すような形状に形成されており、ボディ10の端子収
納部14に圧入される。ここに、端子板63aは鎖錠ば
ね61、61が内側面に接触する脚部63a1 ,63a
2 と、電線挿入口171 ,172 に挿入された電線が接
触する接触片63a 3 ,63a4 と、固定接点64aを
支持するL字状の支持片63aaとを有する。本実施形
態では、脚部63a1 ,63a2 と、接触片63a3
63a4 と、これらを連結する連結片63a0 とで端子
板本体を構成しており、支持片63aaは連結片63a
0 側の基部の両側に切欠き溝88が形成されている。ま
た、接触片63a3 ,63a4 の外側面に、端子収納部
14に圧入された状態で端子板63aのがたつきを防止
するためのダボ69a,69bが突設されている。
【0040】ところで、また、端子板63a(固定接点
用端子板)は、固定接点64aに接触ばね70の可動接
点72が接触したときに形成される電路が図17(a)
に破線で示す直線E上になるような形状に形成されてい
るので、つまり、固定接点64aに接触ばね70の可動
接点72が接触したときに流れる電流により発生する電
磁力によって可動接点72が固定接点64aから離れな
いような形状に形成されているので、両接点64a,7
2間に短絡電流が流れた場合に平行電路が形成されず、
電磁反発により可動接点72が固定接点64aから離れ
るのを防止することができる。また、端子板63aは上
記切欠き溝88を形成することにより固定接点64aが
設けられた支持片63aaの剛性を低くでき、可動接点
72が固定接点64aに接触する際のバウンスを抑制で
き、電気性能が向上する。
【0041】次に、本実施形態の遅れスイッチの動作を
説明する。図11及び図12は本実施形態の遅れスイッ
チのオフ状態を示し、この状態で操作部たるハンドル9
0をオン操作(セット操作)すると、ハンドル90のア
ーム押圧片90bが回動し、アーム押圧片90bの先端
部がアーム50の湾曲部50aに沿って移動する。しか
して、ハンドル90をオン操作すると、コイルスプリン
グ96が逆方向に傾くことによってアーム押圧片90b
によりアーム50が回動してアーム50の先端のカード
押圧部52がカード部26の被押圧部26aを押し、復
帰ばね27の付勢力に抗してカード26が移動し(図1
1(b)における下方へ押し下げられ)、接触ばね70
の可動接点72が端子板63aの固定接点64aに接触
してこの電路がオン状態になるのである。また、カード
26が移動することにより、吸盤23bが被吸着体24
に接する位置まで押し下げられて吸盤23bが被吸着体
24に吸着し、カード26が押し下げられている状態で
は、吸盤23bが被吸着体24に吸着保持される。
【0042】一方、図13の状態でハンドル90をオフ
操作(セット解除操作)すると、アーム押圧片90bの
先端部がアーム50の湾曲部50aに沿って湾曲部50
aから脱するように移動することによりアーム50が回
動し、アーム50のカード押圧部52がカード26の被
押圧部26aから離れるように移動する。しかして、ハ
ンドル90をオフ操作すると、コイルスプリング96が
逆方向に傾き、上述の遅れ時間が経過すると、復帰ばね
27の復元力によってカード26が前方へ移動し接触ば
ね押圧部26cが接触ばね70を前方へ押すので、可動
接点72が固定接点64aから開離されこの電路(スイ
ッチ機構)がオフ状態になる。
【0043】本実施形態の遅れスイッチを例えば玄関な
どにおける照明負荷の操作に用いる場合には、端子60
1 と端子603 (又は端子604 )との間に照明負荷を
接続すればよい。この場合、ハンドル90をオン操作
(セット操作)すると、照明負荷が点灯し、ハンドル9
0をオフ操作(セット解除操作)すると、遅れ時間の経
過後に照明負荷が消灯される。したがって、例えば外出
時や帰宅時に照明負荷を点灯させた後にハンドル90を
オフ操作した場合、照明負荷が消灯されるまでに遅れ時
間があるので、人が玄関から離れる前に照明負荷が消灯
されてしまうような不都合をなくすことができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、操作部と、操作部の
セット操作に連動して移動する吸盤と、該吸盤と共動し
てスイッチ機構を開閉するカードと、該移動した吸盤を
吸着保持する被吸着体と、吸盤が被吸着体から離れる方
向に吸盤を付勢する復帰ばねと、スイッチ機構が電気的
に接続される一対の端子板とを備え、一対の端子板は、
固定接点が設けられる固定接点用端子板と、先端側に可
動接点を有する短冊状の接触ばねの基端部が接続される
可動接点用端子板とからなり、操作部によるセット解除
操作時には、吸盤の被吸着体への吸着力と復帰ばねのば
ね力とのバランスにより吸盤が被吸着体から離れるまで
に遅れ時間があることを特徴とするのであって、吸盤の
被吸着体への吸着力と復帰ばねのばね力とのバランスに
より遅れ時間が決まるから、従来のようなギアが不要と
なり、従来の遅延ユニットを有する遅れスイッチに比べ
て構成が簡単で信頼性が高く、低コスト化が図れるとと
もに、騒音が小さくなるという効果がある。また、従来
のようなギアが必要ないので、操作部の操作がスムーズ
になるという効果がある。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、接触ばねは、基端部がL字状に折曲されるとともに
基端部が他の部分に比べて幅広に形成されているので、
可動接点用端子板への接触ばねの基端部の結合力を高め
ることができ、折曲部にかかる応力を緩和することがで
き、接触ばねの長寿命化を図ることができるという効果
がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、可動接点用端子板は、接触ばねの基端部が当接して
固定される固定片を有し、固定片は、上記折曲部に当接
して接触ばねの揺動支点となる端部が面取りされている
ので、揺動支点となる端部から接触ばねの折曲部にかか
る応力を緩和することができ、接触ばねの長寿命化を図
ることができるという効果がある。
【0047】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、固定接点用端子板は、固定接点に可動接点が接触し
たときに流れる電流により発生する電磁力によって接点
が離れないような形状に形成されているので、両接点間
に短絡電流が流れた場合に平行電路が形成されず、電磁
反発により両接点が離れるのを防止することができると
いう効果がある。
【0048】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、固定接点用端子板は、外部電線を保持する端子板本
体と、端子板本体から一体に延出され固定接点を支持す
る支持片とで構成され、支持片は端子板本体側の基部の
両側に切欠き溝が形成されているので、切欠き溝を形成
することにより支持片の剛性を低くでき、可動接点が固
定接点に接触する際のバウンスを抑制でき、電気性能が
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)はオフ状態の平面
図、(b)はオフ状態の断面図である。
【図2】同上を示し、オフ状態の側断面図である。
【図3】同上を示し、(a)はオン状態の平面図、
(b)はオン状態の断面図、(c)は背面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】同上に用いる揺動体の斜視図である。
【図6】同上を示し、カバーを取り外した状態の平面図
である。
【図7】同上に用いる遅延素子の分解斜視図である。
【図8】同上の要部断面図である。
【図9】同上に用いる接触ばねを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図10】同上の要部斜視図である。
【図11】実施形態2を示し、(a)はオフ状態の平面
図、(b)はオフ状態の断面図である。
【図12】同上を示し、オフ状態の側断面図である。
【図13】同上を示し、(a)はオン状態の平面図、
(b)はオン状態の断面図、(c)は背面図である。
【図14】同上の分解斜視図である。
【図15】同上に用いる揺動体の斜視図である。
【図16】同上を示し、カバーを取り外した状態の平面
図である。
【図17】同上に用いる端子板を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 23 吸盤ブロック 23b 吸盤 23d 空気透過部材圧入部 24 被吸着体 25 フィルタ 26 カード 26c 接触ばね押圧部 26e 空気取込口 27 復帰ばね 32 空気透過部材 63a 端子板 64a 固定接点 63c 端子板 70 接触ばね 71 基端部 72 可動接点 90 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 学 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 島岡 国康 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と、操作部のセット操作に連動し
    て移動する吸盤と、該吸盤と共動してスイッチ機構を開
    閉するカードと、該移動した吸盤を吸着保持する被吸着
    体と、吸盤が被吸着体から離れる方向に吸盤を付勢する
    復帰ばねと、スイッチ機構が電気的に接続される一対の
    端子板とを備え、一対の端子板は、固定接点が設けられ
    る固定接点用端子板と、先端側に可動接点を有する短冊
    状の接触ばねの基端部が接続される可動接点用端子板と
    からなり、操作部によるセット解除操作時には、吸盤の
    被吸着体への吸着力と復帰ばねのばね力とのバランスに
    より吸盤が被吸着体から離れるまでに遅れ時間があるこ
    とを特徴とする遅れスイッチ。
  2. 【請求項2】 接触ばねは、基端部がL字状に折曲され
    るとともに基端部が他の部分に比べて幅広に形成されて
    成ることを特徴とする請求項1記載の遅れスイッチ。
  3. 【請求項3】 可動接点用端子板は、接触ばねの基端部
    が当接して固定される固定片を有し、固定片は、上記折
    曲部に当接して接触ばねの揺動支点となる端部が面取り
    されて成ることを特徴とする請求項2記載の遅れスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 固定接点用端子板は、固定接点に可動接
    点が接触したときに流れる電流により発生する電磁力に
    よって接点が離れないような形状に形成されて成ること
    を特徴とする請求項1記載の遅れスイッチ。
  5. 【請求項5】 固定接点用端子板は、外部電線を保持す
    る端子板本体と、端子板本体から一体に延出され固定接
    点を支持する支持片とで構成され、支持片は端子板本体
    側の基部の両側に切欠き溝が形成されて成ることを特徴
    とする請求項1記載の遅れスイッチ。
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