JPH10162693A - 遅れスイッチ - Google Patents

遅れスイッチ

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Publication number
JPH10162693A
JPH10162693A JP31533596A JP31533596A JPH10162693A JP H10162693 A JPH10162693 A JP H10162693A JP 31533596 A JP31533596 A JP 31533596A JP 31533596 A JP31533596 A JP 31533596A JP H10162693 A JPH10162693 A JP H10162693A
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JP
Japan
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delay
card
delay switch
suction cup
switch according
Prior art date
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Pending
Application number
JP31533596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiwamu Shibata
究 柴田
Hideya Kondo
秀也 近藤
Takaaki Tadasawa
孝明 忠澤
Jun Saito
潤 斎藤
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Tetsuyasu Kawamoto
哲靖 川本
Tomohito Kajiyama
智史 梶山
Takeshi Ono
健 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10162693A publication Critical patent/JPH10162693A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで遅延動作の信頼性が高く騒音が小さ
なを提供する。 【解決手段】操作部たるハンドル90によるセット操作
時には、カード26の押圧部26a’の上部がカム90
qの先端部により押されカード26が下方へ押し下げら
れる。この時、カード26の移動に伴って吸盤23が弾
性変形し吸着部23bが被吸着板24に吸着保持され
る。被吸着板24は多孔質体により形成され、吸盤23
と被吸着体24との間に形成される空間には通気孔29
からの空気が被吸着体24を通じて入り込む。また、カ
ード26は復帰ばね27により上方へ付勢されている。
ハンドル90によるセット解除操作時には、カム90a
が回動してカム90aの先端部が押圧部26a’の上部
から離れ、その後、吸盤23の被吸着板24への吸着力
が復帰ばね27のばね力よりも弱くなるとカード26が
上方へ移動し、カード部材部26cが接触ばね70を押
し上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷を遅延動作さ
せる遅れスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遅れスイッチは、例えばトイレ
の換気扇及び照明負荷の操作に用いるものが知られてい
る(特開昭61−55825号公報参照)。この従来の
遅れスイッチは、操作部たるハンドルの操作で換気扇と
照明負荷とを夫々オンし、次の操作ハンドルの操作で照
明負荷をオフし、換気扇を一定時間後にオフする制御機
能を持つものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、遅延ユニットの構造が複雑で製造コ
ストが高い、端子が遅延ユニットに連設されているので
端子側からの力が遅延ユニットに加わり遅延ユニットが
変形する可能性がある、遅延ユニットが熱可塑性樹脂で
構成されているので端子の熱により変形したり溶融した
りする可能性がある、ハンドルに連動して反転する開閉
接点の支点の剛性が弱く動作不良が生じる可能性があ
る、ハンドルの操作に遅延ユニットのギアが連動するの
で操作感触が悪い、遅延ユニットの遅延機能による各種
騒音が生じる、等の不具合があった。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、低コストで遅延動作の信頼性が高く
騒音が小さなスイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、操作部と、前記操作部のセット
操作に連動して移動する吸盤と、該吸盤と共動してスイ
ッチ機構を開閉するカードと、該移動した前記吸盤を吸
着保持する被吸着体と、前記吸盤が前記被吸着体から離
れる方向に前記吸盤を付勢する復帰ばねと、前記スイッ
チ機構が電気的に接続される端子とを備え、前記操作部
によるセット解除操作時には、前記吸盤の前記被吸着体
への吸着力と前記復帰ばねのばね力とのバランスにより
前記吸盤が前記被吸着体から離れるまでに遅れ時間があ
ることを特徴とするものであり、従来の遅延ユニットを
有する遅れスイッチに比べて構成が簡単で、低コスト化
が図れるとともに、騒音を小さくすることができる。ま
た、従来のようなギヤが必要ないので、操作部の操作が
スムーズになる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記吸盤と、前記被吸着体と、前記カードと、前記
復帰ばねとで遅延素子を構成したので、従来に比べて遅
延素子の低コスト化及び小型化が可能で、騒音の小さな
遅れスイッチを提供することができる。請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、吸盤がシリ
コンゴムにより形成されているので、吸盤の低コスト及
び小型化が容易になる。
【0007】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、吸盤が塩化ビニルにより形成されてい
るので、吸盤の低コスト及び小型化が容易になる。請求
項5の発明は、請求項1乃至請求項4の発明において、
被吸着体が多孔質体により形成されているので、遅れ時
間の設定が容易で、しかも非多孔質体に比べて空気の透
過係数の温度依存が小さいから使用環境の温度変化によ
る遅れ時間の変動を小さくでき、遅れ時間を高精度にす
ることができる。
【0008】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4
の発明において、被吸着体が非多孔質体により形成され
ているので、請求項5の発明に比べて遅れ時間を長くす
ることが可能で、また、低コスト化が可能となる。請求
項7の発明は、請求項1乃至請求項6の発明において、
カードがスイッチ機構を開成又は閉成するためのカード
部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持させるための駆動軸
部材とで構成され、前記カード部材と前記駆動軸部材と
が同時成形されているので、部品点数を削減でき、製造
工程の簡略化ができ低コスト化が可能となる。
【0009】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項6
の発明において、カードがスイッチ機構を開成又は閉成
するためのカード部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持さ
せるための駆動軸部材とで構成され、前記カード部材と
前記駆動軸部材とが結合されたものである。請求項9の
発明は、請求項2乃至請求項8の発明において、遅延素
子と端子との間に枠体を介在させているので、端子側か
ら遅延素子に力が加わるのを抑制することができ、確実
な遅延動作を行うことができるから、信頼性が向上す
る。
【0010】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記枠体を遅延素子に一体に形成したものであ
る。請求項11の発明は、請求項2乃至請求項10の発
明において、遅延素子の上にスイッチ機構が配設されて
いるので、スイッチ本体の小型化が可能となる。請求項
12の発明は、請求項1乃至請求項10の発明におい
て、スイッチ機構がリフトオフにより開成又は閉成され
るものである。
【0011】請求項13の発明は、請求項1乃至請求項
12の発明において、スイッチ本体が、規格化された配
線器具を最大3個まで取り付けることができるように規
格化されている配線器具用の取付枠に取り付けることが
できる取付部を備えるとともに、前記配線器具の1個分
に相当する寸法に形成されているので、他の規格化され
たコンセントやスイッチ等の配線器具と同じ施工法で施
工することができ、施工業者にとって施工作業が容易に
なる。
【0012】請求項14の発明は、請求項1乃至請求項
12の発明において、前記ケースが、規格化された配線
器具を最大3個まで取り付けることができるように規格
化されている配線器具用の取付枠に取り付けることがで
きる取付部を備えるとともに、前記配線器具の2個分に
相当する寸法に形成されているので、規格化されたコン
セントやスイッチ等の配線器具と同じ施工法で施工する
ことができ、施工業者にとって施工作業が容易になる。
【0013】請求項15の発明は、請求項1乃至請求項
14の発明において、端子が、ねじ締めにより電線を接
続する端子構造により構成してあるので、結線作業が容
易で省施工性が図れ、また、結線状態の確認が容易にな
る。請求項16の発明は、請求項1乃至請求項14の発
明において、端子が、電線と接続される端子片と、この
端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と電線
との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓ませ
る解除釦とを具備する速結端子構造により端子部を構成
しているので、ねじ式の端子構造に比較して施工上の安
全性が確保でき、また、電線が容易に且つ確実に接続で
きることから均一な結線と省施工化が図れる。
【0014】請求項17の発明は、請求項1乃至請求項
16の発明において、操作部が、セット操作時にカムに
よってカードを移動させるものである。請求項18の発
明は、請求項1乃至請求項16の発明において、操作部
を押釦により構成したものである。請求項19の発明
は、請求項1乃至請求項16の発明において、操作部
が、トグル方式を採用したものである。
【0015】請求項20の発明は。請求項1乃至請求項
16の発明において、操作部が、セット操作時にダイレ
クト押下によりカードを移動させるものである。請求項
21の発明は、請求項1乃至請求項20の発明におい
て、各端子が、それぞれスイッチ本体の両端部に設けら
れているので、端子間の絶縁性を高めることができ、信
頼性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図9に基づいて説明する。合成樹脂製のスイッチ本体
たるケース1は箱状のボディ10とカバー80とを後述
する組立枠40,40にて結合して組み立てられる。図
4に示すように、カバー80の両側の肩部には略コ字状
に形成された組立枠40がそれぞれ嵌合され、この組立
枠40の両脚片40d,40dの先端部に形成された略
V字形の引掛爪40a,・・・がそれぞれボディ10の
側面に形成された段部15に係合し、カバー80とボデ
ィ10とが組立枠40により固定される。なお、組立枠
40の脚片40d,40dは、カバー80の凹部80c
とボディ10の凹部18とに嵌め込まれ、脚片4dの先
端部の引掛爪40aが段部15に係合している。ここ
で、ケース1は、JIS規格や日本配線器具工業会で規
格化されている大角形3個用の取付枠に最大3個まで取
り付けることができる配線器具の1個分の寸法(これを
1個モジュールという)に形成されており、上記取付枠
に設けられた取付孔に係合可能な一対の係合爪40bが
組立枠40の両端部に突設されている。なお、組立枠4
0には、金属製の取付枠に取り付ける際に取付枠の係止
爪が係止される一対の係止孔40cが設けてある。
【0017】また、カバー80の開口部81の内側面に
は、凹部82,82が形成されていて、操作用のハンド
ル90を開口部81に収納する時にハンドル90の両側
面に形成された凸部95,95を凹部82,82にそれ
ぞれ挿入係合し、凹部82が揺動支点となっている。一
方、ハンドル90の下面側端部からは略三角形の板状の
カム90aが突出されている。ここで、カム90aは後
述のカード26に設けられた押圧部26a’の先端部に
当接するものである。また、ハンドル90には、ネーム
カバー93が嵌め込まれネームカバー93とハンドル9
0との間にネームシート94が挟持される。ハンドル9
0には開口窓91が形成され、開口窓91には透光性を
有する材料により形成された透光部材92が取り付けら
れている。ネームシート94には、ハンドル90の開口
窓91に対向する部位に開口部94aを設けてある。そ
して、透明のネームカバー93がネームシート94を挟
んでハンドル90に嵌め込まれている。ハンドル90下
面の凹部97にはコイルスプリング96が嵌め込まれて
いて、揺動体73のばね支持部75で受けられている。
揺動体73はコイルスプリング96の働きでハンドル9
0の傾斜方向と逆方向に傾くようになっていて、ハンド
ル90の揺動終点でコイルスプリング96が、く字形ま
たは逆く字形に屈曲させられ、コイルスプリング96が
真っ直ぐな状態に戻ろうとする復元力によってハンドル
90がその位置で確実に固定されるようになっている。
つまり、このスイッチのボタンは、タンブラボタンにな
っている。
【0018】一方、ボディ10は、略中央に遅延素子収
納部12が形成され、中央両側に端子収納部13,14
が形成されている。遅延素子収納部12には遅延素子2
0が収納され、各端子収納部13,14には後述の速結
端子が収納される。なお、遅延素子20の上方には適宜
位置に絶縁板30が配設されている。遅延素子20は、
略T字状のカード26と、カード26の上下動時に押圧
部26a,26a’をガイドする溝21b(図8参照)
が形成された熱硬化性樹脂製の枠体21と、カード26
を上方へ付勢するコイルスプリングよりなる復帰ばね2
7と、シリコンゴムや塩化ビニル等により形成され弾性
的に撓むことができるようになっている吸盤23と、多
孔質体や非多孔質体等よりなり吸盤23の吸着部23b
の下端面が吸着され空気透過性を有する被吸着板24
と、吸盤23及び被吸着板24を収納するように下面開
口した箱状の防塵カバー22と、通気窓29を有し防塵
カバー22の下面開口部に結合される下枠25とで構成
される。枠体21は側面の両端部に、遅延素子収納部1
2の内側面に形成された凹溝16,・・・に嵌合する凸
部21a,・・・が形成されている。なお、吸盤23は
カード26を介して復帰ばね27により付勢されてい
る。
【0019】下枠25は、4隅近傍で突出片25a,・
・・が上方へ突設してあり、防塵カバー22に吸盤23
及び被吸着板24を収納した後に、突出片25aを防塵
カバー22の内側面に形成された溝22に挿入すること
によって防塵カバー22に結合される。ここで、吸盤2
3は、吸盤本体23aの上部外周縁に設けられた突出片
23cが上記溝22cに挿入され、吸着部材本体23a
の外周上部が、防塵カバー22の内側面と上記溝22b
の周壁との間に挟持固定されるようになっている。被吸
着板24は、その外周部が防塵カバー22の下部で防塵
カバー22の内周面に当接するように配設され上記下枠
25によって挟持固定されるようになっている。
【0020】防塵カバー22の上面には、カード26の
駆動軸26dが挿入される挿通孔22aと、復帰ばね2
7の一部が挿入される溝22bが形成されており、カー
ド26及び復帰ばね27を保持するようになっている。
カード26は、枠体21の内側面に形成されたガイド溝
21bに対してスライド自在となっている。ここで、本
実施形態では、枠体21が熱硬化性樹脂により形成され
ているので、両側の速結端子からの熱が遅延素子20の
他の構成要素に加わりにくくなっている。また、本実施
形態では、枠体21が存在することによって後述の端子
側からの力が加わりにくくなっており、動作の信頼性が
高い。
【0021】また、カード26の押圧部26’,26a
の下面には溝26b’,26bが形成されていて、復帰
ばね27の上部を保持するようになっている。ここで、
カード26の駆動軸26dの先端部は吸盤本体23aの
底面に設けられた凹部23eに係合固定されている。こ
のため、吸盤23は、カード26の上下動に応じて吸盤
本体23a及び吸着部23bの形状が変化する(図1及
び図3参照)。
【0022】ところで、遅延素子20は、吸着部23b
が被吸着板24に吸着した状態で吸着部23bと被吸着
板24との間に形成される空間に、通気窓29からの空
気が被吸着板24を通じて入り込むようになっている。
したがって、カム90aの先端部が押圧部26a’の先
端部から離れると、吸着部23bの被吸着板24への吸
着力が徐々に弱くなり、この吸着力が復帰ばね27の復
元力よりも弱くなって吸盤23が被吸着板24から離れ
るのである。すなわち、カム90aの先端部が押圧部2
6a’の先端部から離れた時点から所定時間(以下、遅
れ時間と称す)遅れてカード26が上方へ移動するので
ある。従って、被吸着板24の空気の透過率や、吸盤2
3の材料や、被吸着板24の材料等を変えるで遅延時間
を調整することができるのである。ここで、被吸着板2
4を多孔質体により構成すれば、多孔質体は非多孔質体
よりも空気の透過係数の温度依存が小さいので、使用環
境の温度変化による遅れ時間の変動を小さくでき、遅れ
時間を高精度にすることができる。一方、被吸着板24
を非多孔質体により構成すれば、多孔質体の場合に比べ
て遅れ時間を長くすることができる。また、本実施形態
では、吸盤23をシリコンゴムや塩化ビニル等により構
成しているので、低コスト化が可能であり、形状加工も
容易で小型化も可能となる。
【0023】また、上述の端子収納部13には端子板6
3a,63b、各端子板63a,63bに共通の鎖錠ば
ね61a及び解除釦62aからなる速結端子が収納さ
れ、他方の端子収納部14には、端子板63c、鎖錠ば
ね61b、解除釦62bからなる速結端子が収納されて
いる。ボディ10の下面には各端子に対応する電線挿通
孔17が設けられている。本実施形態では、端子収納部
13と端子収納部14とがケース1の両端部側に設けら
れ離れているので、各端子間の絶縁性を高めることがで
きる。端子板63a,63bは、それぞれ別の固定接点
64a,64bを有し、スイッチ本体内に異なるスイッ
チ機構を形成している。端子板63cには板状の接触ば
ね70の基端側が接合されている。ここで、接触ばね7
0は、上述の枠体21の切欠溝21d’(図7参照)を
通して遅延素子20のカード26のカード部材部26c
上を乗り越えて延出され、その先端部に形成された可動
接点72が端子板63aの固定接点64aに接触するよ
うに付勢されている。
【0024】接触ばね70は、復帰ばね27の復元力に
よってカード26が上方へ移動した時にカード部材部2
6cに押し上げられ、可動接点72が端子板63aの固
定接点64aから開離するようになっている。ここで、
接触ばね70、可動接点72、固定接点64aでスイッ
チ機構を構成している。なお、可動接点はリフトオフに
より開離するような構成にしてもよい。
【0025】また、端子板63cの上面にはリード板6
5が接合されていて、リード板65の先端に形成された
凸状部66側部の立ち上がり部66a,66aに揺動体
73の切欠き73a,73aが係合し、この凸状部66
を支点として、揺動体73が揺動し、揺動体先端下面に
形成された可動接点74と端子板63bの固定接点64
bが接離するようになっている。
【0026】なお、端子板63a,63cにはネオンラ
ンプ等の発光素子97が結線されていて、この発光素子
97は常時点灯するようになっている。ここで、発光素
子97は上述の開口窓91に対向する位置に配設され、
透光部材92を通じて外部へ発光素子97の光がでるよ
うになっており、この光によって暗闇でも容易にスイッ
チの位置を確認できるようになっている。
【0027】図3はこの遅れスイッチのオフ状態を示
し、この状態で操作部たるハンドル90をオン操作(セ
ット操作)すると、図1に示すように揺動体73に形成
された可動接点74が端子板63b上の接点64bと接
触してこの電路がオン状態になるとともに、ハンドル9
0の下部に形成されたカム90aが回動しカム90aの
先端部が押圧部26’の先端部(上部)を押し、復帰ば
ね27の付勢力に抗してカード26が押し下げられ、接
触ばね70の接点72が端子板63aの接点64aに接
触してこの電路がオン状態になるのである。ここで、吸
盤23は、吸着部23bの下端面が被吸着部材24に接
する位置まで押し下げられ、吸着部23bの下端面が被
吸着部材24に吸着する。ここで、カード26が押し下
げられた状態では、吸盤23は被吸着体24に吸着保持
される。
【0028】一方、図1の状態でハンドル90をオフ操
作(セット解除操作)すると、カム90aの先端部が押
圧部26a’の先端部から離れ、上述の遅れ時間が経過
すると、復帰ばね27の復元力によってカード26が上
方へ移動しカード部材部26cが接触ばね70を上方へ
押し上げるので、接点72が接点64aから開離されこ
の電路がオフ状態になる。
【0029】なお、本実施形態では、セット解除操作を
すると遅れ時間経過後にスイッチ機構が開成するような
機構となっているが、端子板の固定接点を接触ばねの可
動接点の上方に設け遅れ時間経過後に閉成するような機
構としてもよい。例えばこの遅れスイッチをトイレの換
気扇及び照明負荷の操作に用いる場合、揺動体73側の
端子を照明に、接触ばね70側の端子を換気扇に結線す
るようにする。この場合、ハンドル90をオン操作(セ
ット操作)すると、照明が点灯するとともに換気扇を動
作させることができ、ハンドル90をオフ操作(セット
解除操作)すると、照明だけ直ちに消灯され換気扇は遅
れ時間経過後に止まるのである。したがって、換気扇を
直ちに止めたときに生じる不便をなくし、しかも換気扇
の消し忘れを防ぐ等の効果を得ることができる。このス
イッチは、トイレ以外の種々の場所での使用も可能であ
る。遅延時間は、使用環境や使用目的に合わせて設定す
ればよいが、その調整ができないような構造であっても
よい。
【0030】なお、カード26へ動力を伝達する機構と
しては上記のようなカム90aを利用したものに限定す
るものではなく、ダイレクト押下方式でもよい。また、
ハンドル90の替わりに図10に示すような押釦93’
を用いてもよいし、トグル方式のものを採用してもよ
い。本実施形態においては、スイッチ本体たるケース1
を1個モジュールの寸法に形成したが、2個モジュール
の寸法に形成してもよい。例えば、ケース1を2個モジ
ュールの寸法にしてスイッチを2個設け、各スイッチの
遅延素子20により決まる遅延時間を夫々異ならせた
り、同じにしたりして多様な制御を行うことができる。
また、2個モジュールにした場合は、遅延スイッチと遅
延素子を有しない普通のスイッチとをケースに設けるよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、操作部と、前記操作
部のセット操作に連動して移動する吸盤と、該吸盤と共
動してスイッチ機構を開閉するカードと、該移動した前
記吸盤を吸着保持する被吸着体と、前記吸盤が前記被吸
着体から離れる方向に前記吸盤を付勢する復帰ばねと、
前記スイッチ機構が電気的に接続される端子とを備え、
前記操作部によるセット解除操作時には、前記吸盤の前
記被吸着体への吸着力と前記復帰ばねのばね力とのバラ
ンスにより前記吸盤が前記被吸着体から離れるまでに遅
れ時間があるので、従来の遅延ユニットを有する遅れス
イッチに比べて構成が簡単で、低コスト化が図れるとと
もに、騒音を小さくすることができるという効果があ
る。また、従来のようなギヤが必要ないので、操作部の
操作がスムーズになるという効果がある。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記吸盤と、前記被吸着体と、前記カードと、前記
復帰ばねとで遅延素子を構成したので、従来に比べて遅
延素子の低コスト化及び小型化が可能で、騒音の小さな
遅れスイッチを提供することができるという効果があ
る。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明に
おいて、吸盤がシリコンゴムにより形成されているの
で、吸盤の低コスト及び小型化が容易になるという効果
がある。
【0033】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、吸盤が塩化ビニルにより形成されてい
るので、吸盤の低コスト及び小型化が容易になるという
効果がある。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の発明において、被吸着体が多孔質体により形成されて
いるので、遅れ時間の設定が容易で、しかも非多孔質体
に比べて空気の透過係数の温度依存が小さいから使用環
境の温度変化による遅れ時間の変動を小さくでき、遅れ
時間を高精度にすることができるという効果がある。
【0034】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4
の発明において、被吸着体が非多孔質体により形成され
ているので、請求項5の発明に比べて遅れ時間を長くす
ることが可能で、また、低コスト化が可能となるという
効果がある。請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
の発明において、カードがスイッチ機構を開成又は閉成
するためのカード部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持さ
せるための駆動軸部材とで構成され、前記カード部材と
前記駆動軸部材とが同時成形されているので、部品点数
を削減でき、製造工程の簡略化ができ低コスト化が可能
となるという効果がある。
【0035】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項6
の発明において、カードがスイッチ機構を開成又は閉成
するためのカード部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持さ
せるための駆動軸部材とで構成され、前記カード部材と
前記駆動軸部材とが結合されたものである。請求項9の
発明は、請求項2乃至請求項8の発明において、遅延素
子と端子との間に枠体を介在させているので、端子側か
ら遅延素子に力が加わるのを抑制することができ、確実
な遅延動作を行うことができるから、信頼性が向上す
る。
【0036】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記枠体を遅延素子に一体に形成したので、スイ
ッチ全体の小型化を図ることができるという効果があ
る。請求項11の発明は、請求項2乃至請求項10の発
明において、遅延素子の上にスイッチ機構が配設されて
いるので、スイッチ本体の小型化が可能となるという効
果がある。
【0037】請求項12の発明は、請求項1乃至請求項
10の発明において、スイッチ機構がリフトオフにより
開成又は閉成されるものなので、スイッチ本体の小型化
が可能となるという効果がある。請求項13の発明は、
請求項1乃至請求項12の発明において、スイッチ本体
が、規格化された配線器具を最大3個まで取り付けるこ
とができるように規格化されている配線器具用の取付枠
に取り付けることができる取付部を備えるとともに、前
記配線器具の1個分に相当する寸法に形成されているの
で、他の規格化されたコンセントやスイッチ等の配線器
具と同じ施工法で施工することができ、施工業者にとっ
て施工作業が容易になるという効果がある。
【0038】請求項14の発明は、請求項1乃至請求項
12の発明において、前記ケースが、規格化された配線
器具を最大3個まで取り付けることができるように規格
化されている配線器具用の取付枠に取り付けることがで
きる取付部を備えるとともに、前記配線器具の2個分に
相当する寸法に形成されているので、規格化されたコン
セントやスイッチ等の配線器具と同じ施工法で施工する
ことができ、施工業者にとって施工作業が容易になると
いう効果がある。
【0039】請求項15の発明は、請求項1乃至請求項
14の発明において、端子が、ねじ締めにより電線を接
続する端子構造により構成してあるので、結線作業が容
易で省施工性が図れ、また、結線状態の確認が容易にな
るという効果がある。請求項16の発明は、請求項1乃
至請求項14の発明において、端子が、電線と接続され
る端子片と、この端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばね
と、端子片と電線との接続を外すために鎖錠ばねを圧接
解除方向に撓ませる解除釦とを具備する速結端子構造に
より端子部を構成しているので、ねじ式の端子構造に比
較して施工上の安全性が確保でき、また、電線が容易に
且つ確実に接続できることから均一な結線と省施工化が
図れるという効果がある。
【0040】請求項21の発明は、請求項1乃至請求項
20の発明において、各端子が、それぞれスイッチ本体
の両端部に設けられているので、端子間の絶縁性を高め
ることができ、信頼性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、(a)はオン時の上面図、
(b)はオン時の断面図である。
【図2】同上のオン時の側断面図である。
【図3】同上のオフ時の断面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】ハンドル及びカバーを取り外した上面図であ
る。
【図6】同上の遅延素子の配置を説明するための上面図
である。
【図7】同上の遅延素子の拡大図である。
【図8】同上の遅延素子の上方側から見た分解斜視図で
ある。
【図9】同上の遅延素子の下方側から見た分解斜視図で
ある。
【図10】同上を示し、(a)は押釦を説明する上面
図、(b)は押釦を説明する上部断面図である。
【符号の説明】
20 遅延素子 23 吸盤 23b 吸着部 24 被吸着板 26 カード 26a’ 押圧部 26c カード部材部 27 復帰ばね 29 通気窓 70 接触ばね 72、74 可動接点 90 ハンドル 90a カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 潤 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北村 常弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川本 哲靖 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 梶山 智史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小野 健 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と、前記操作部のセット操作に連
    動して移動する吸盤と、該吸盤と共動してスイッチ機構
    を開閉するカードと、該移動した前記吸盤を吸着保持す
    る被吸着体と、前記吸盤が前記被吸着体から離れる方向
    に前記吸盤を付勢する復帰ばねと、前記スイッチ機構が
    電気的に接続される端子とを備え、前記操作部によるセ
    ット解除操作時には、前記吸盤の前記被吸着体への吸着
    力と前記復帰ばねのばね力とのバランスにより前記吸盤
    が前記被吸着体から離れるまでに遅れ時間があることを
    特徴とする遅れスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記吸盤と、前記被吸着体と、前記カー
    ドと、前記復帰ばねとで遅延素子を構成したことを特徴
    とする請求項1記載の遅れスイッチ。
  3. 【請求項3】 吸盤はシリコンゴムにより形成されて成
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遅れス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 吸盤は塩化ビニルにより形成されて成る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遅れスイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 被吸着体は多孔質体により形成されて成
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の遅れス
    イッチ。
  6. 【請求項6】 被吸着体は非多孔質体により形成されて
    成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の遅れ
    スイッチ。
  7. 【請求項7】 カードはスイッチ機構を開成又は閉成す
    るためのカード部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持させ
    るための駆動軸部材とで構成され、前記カード部材と前
    記駆動軸部材とが同時成形されて成ることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6記載の遅れスイッチ。
  8. 【請求項8】 カードはスイッチ機構を開成又は閉成す
    るためのカード部材と、吸盤を被吸着体に吸着保持させ
    るための駆動軸部材とで構成され、前記カード部材と前
    記駆動軸部材とが結合されて成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6記載の遅れスイッチ。
  9. 【請求項9】 遅延素子と端子との間に枠体を介在させ
    て成ることを特徴とする請求項2乃至請求項8記載の遅
    れスイッチ。
  10. 【請求項10】 前記枠体は遅延素子に一体に形成され
    て成ることを特徴とする請求項9記載の遅れスイッチ。
  11. 【請求項11】 遅延素子の上にスイッチ機構が配設さ
    れて成ることを特徴とする請求項2乃至請求項10記載
    の遅れスイッチ。
  12. 【請求項12】 スイッチ機構はリフトオフにより開成
    又は閉成されることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    0記載の遅れスイッチ。
  13. 【請求項13】 スイッチ本体は、規格化された配線器
    具を最大3個まで取り付けることができるように規格化
    されている配線器具用の取付枠に取り付けることができ
    る取付部を備えるとともに、前記配線器具の1個分に相
    当する寸法に形成されて成ることを特徴とすることを特
    徴とする請求項1乃至請求項12記載の遅れスイッチ。
  14. 【請求項14】 スイッチ本体は、規格化された配線器
    具を最大3個まで取り付けることができるように規格化
    されている配線器具用の取付枠に取り付けることができ
    る取付部を備えるとともに、前記配線器具の2個分に相
    当する寸法に形成されて成ることを特徴とすることを特
    徴とする請求項1乃至請求項12記載の遅れスイッチ。
  15. 【請求項15】 端子は、ねじ締めにより電線を接続す
    る端子構造により構成されて成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項14記載の遅れスイッチ。
  16. 【請求項16】 端子は、電線と接続される端子片と、
    この端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と
    電線との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓
    ませる解除釦とを具備する速結端子構造により構成され
    て成ることを特徴とする請求項1乃至請求項14記載の
    遅れスイッチ。
  17. 【請求項17】 操作部は、セット操作時にカムによっ
    てカードを移動させることを特徴とする請求項1乃至請
    求項16記載の遅れスイッチ。
  18. 【請求項18】 操作部は、押釦であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項16記載の遅れスイッチ。
  19. 【請求項19】 操作部は、トグル方式を採用したもの
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項16記載の
    遅れスイッチ。
  20. 【請求項20】 操作部は、セット操作時にダイレクト
    押下によりカードを移動させることを特徴とする請求項
    1乃至請求項16記載の遅れスイッチ。
  21. 【請求項21】 各端子は、それぞれスイッチ本体の両
    端部に設けられて成ることを特徴とする請求項1乃至請
    求項20記載の遅れスイッチ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088661A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Nemoto Kyorindo Co., Ltd 入力操作装置
JP2006324123A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sony Corp 配線コネクタおよび配線基板

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