JPH11159534A - 焼結含油軸受 - Google Patents

焼結含油軸受

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JPH11159534A
JPH11159534A JP32619597A JP32619597A JPH11159534A JP H11159534 A JPH11159534 A JP H11159534A JP 32619597 A JP32619597 A JP 32619597A JP 32619597 A JP32619597 A JP 32619597A JP H11159534 A JPH11159534 A JP H11159534A
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JP
Japan
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bearing
flange
plate
mounting hole
bank
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JP32619597A
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JP3552893B2 (ja
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Makoto Kondo
近藤  誠
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Resonac Corp
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
    • B60B27/0078Hubs characterised by the fixation of bearings
    • B60B27/0089Hubs characterised by the fixation of bearings caulking to fix outer race

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結含油軸受の機器への取り付けに関して、
機器のハウジング部材が金属や合成樹脂などの薄板であ
る場合に取り付けることができ、且つその板厚が異なる
場合にも汎用可能な焼結含油軸受。 【解決手段】 円筒状の軸受10の下端にフランジ20
と、その上に軸受と同心円状に堤30を一体成形する。
堤の外径は板材の取り付け孔に嵌まる寸法で、その高さ
は全周一様ではなく、高い部分31と低い部分32とを
交互に、全周を均分して配置する。これを取り付け孔に
嵌めて堤の孔から出た部分を押圧してかしめ、板材をフ
ランジとの間に挟んで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音響機器や
小型モーターその他,軸受の取り付け部が薄板で形成さ
れている場合などに好適な、薄板部材への取り付けを容
易にした焼結含油軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼結含油軸受の形状は基本的には直円筒
形で、その機器への取り付けは、通常は機器のハウジン
グに所要の深さの取り付け孔を設け、この孔に軸受を圧
入して固定する手段が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これはハウジ
ング部分の肉厚を十分に取ることが可能な例えば鋳造材
などな場合であって、金属や合成樹脂などの板材で形成
されている場合は、取り付け孔の肉厚が薄いため、圧入
された軸受を孔の内面で支えることはできない。この様
な場合軸受支持用の円筒部材を取り付け孔部に接合する
ことも考えられるが、部品点数や製作工数が多くなり、
機器側のコストが高くなる。
【0004】そこで本発明は、機器側には手を加えずに
取り付けることができ、且つ、取り付け孔部の板厚が多
少異なる場合でも汎用し得る焼結含油軸受を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1のように焼結含油軸
受10の一端にフランジ20を設け、このフランジの軸
受10と同じ側に、軸受10と同心円状に堤30を設け
る。この堤30は機器の板材40を(正確にはその取り
付け孔の周縁を)フランジ20との間に挟んでかしめ固
定するためのもので、従って堤30は外周を垂直に、且
つ、板材の取り付け孔に嵌合する外径寸法に設定され
る。
【0006】この堤の高さは全周に亙って一様ではな
く、高い部分31と低い部分32とが交互に設けられて
いる。これが、取り付け部の板厚が異なる場合にも汎用
し得る本発明の骨子とするところである。そして高い部
分31と低い部分32は、それぞれ少なくとも3か所ず
つ全周を均分して配置することが取り付け強度を均一に
する上で好ましい。
【0007】堤の内周は傾斜面とし、高い部分31と低
い部分32の境に凹み33を付けておくと、かしめ作業
が容易になる。この様な形状を機械加工で形成する場合
には多くの工数を要するが、粉末冶金の場合は成形金型
(この場合には下パンチ)に所要の凹凸を形成しておく
ことにより、容易に一体成形することができる。なお焼
結含油軸受には有効多孔率が10〜30容積%程度の青
銅系合金を用いることが多いが、本発明は材質には基本
的に関係がなく、鉄系,アルミ系その他任意の焼結合金
に適用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この軸受を取り付け孔に挿入する
と、フランジ20が板材の下面に接して抜け止めとな
り、板材の上面には、板材の厚さが堤の低い部分32の
高さより大きい場合は堤の高い部分31のみが,一方、
小さい場合には高い部分31と低い部分32との両方が
顔を出す。そこで、この露出した部分(以下かしめ代と
いう)をかしめ治具などで押圧して外側に向けて塑性変
形させることにより、軸受は板材に、強固に固定され
る。
【0009】ちなみに、かしめ代が小さすぎる場合は十
分にかしめることができず、一方、大きすぎる場合はか
しめる際の塑性変形量が過大になり、クラックなどの欠
陥を生じるので、かしめ代の適正な大きさは或る狭い範
囲に限られる。従って従来、高さが全周一様な堤を設け
た例はあるが、この方式では或る板厚に合わせて設計し
た軸受を板厚の異なる機器に適用することは殆どできな
いため、回転軸の径や軸受の長さは同一でも、板厚が異
なる場合はその都度、仕様の異なる軸受を用意せざるを
得なかった。
【0010】これは、軸受の製造段階では各仕様それぞ
れに専用の成形用金型やサイジング金型を用いての多品
種生産,それに伴うコスト増大などの問題があることを
意味し、一方、軸受の使用段階では、取り扱う部品点数
の増加,それに伴う組み立て工程での誤用などの問題が
あることを意味する。しかるに本発明の場合は、堤の高
い部分と低い部分の少なくとも一方は十分なかしめ効果
を生じるために板厚の変化に対する高い汎用性があり、
その結果、部品点数の削減、機器設計の標準化などの効
果がもたらされる。
【0011】(実施例) 図1に示す形状の、堤30の
高い部分31と低い部分32をそれぞれ3か所ずつ、全
周を6等分して交互に配置したフランジ付き焼結含油軸
受を用意した。この軸受10を機器の板材40の所定位
置に設けた取り付け孔41に下側から挿入した状態を図
2に示す。同図の(ロ)は板材が厚く,その上面から堤
の高い部分31のみ出ている場合を示し、(ハ)は板材
が薄く,堤の高い部分31と低い部分32が両方とも出
ている場合を示している。
【0012】この状態で軸受のフランジ部を下から支持
し、堤を上方からかしめ治具で押圧するとかしめ代が塑
性変形し、図3の状態になる。(イ)は図2の(ロ)に
対応するもので、堤の低い部分32は取り付け孔の中に
残り、高い部分31がかしめ代として機能し、板材をフ
ランジ20との間に挟んでかしめ固定している。
【0013】一方、図3の(ロ)は図2の(ハ)に対応
するもので、この場合には堤の高い部分,低い部分とも
かしめられるが、かしめ強度は主として低い部分32が
担うので、高い部分31のかしめ部にクラックなどが生
じても特に支障はない。なお高い部分31も、そのかし
め代が適正範囲内にあればかしめ強度に寄与することは
言うまでもない。また機器の構成上差し支えない場合に
は、低い部分32のみかしめ治具で押圧してかしめ、高
い部分31は、そのまま残してもよい。
【0014】この様に、板材の厚さが異なる機器、また
は同一の機器でも部位により板厚が異なる場合において
も、各々の厚さが堤の高い部分に適合する板厚と低い部
分に適合する板厚との間にある限り、本発明によれば仕
様の異なる多品種を用意する必要はなく、一種類の軸受
で汎用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば焼結
含油軸受の取り付けに際し機器側には特に手を加える必
要がなく、単に機器の板材に所定の取り付け孔を設ける
だけでよい。更に、板材の厚さが異なる場合にも堤の高
い部分と低い部分の少なくとも何れかでかしめられるた
め、取り付け部の板厚変化に対する高い汎用性を有し、
その結果、部品点数の削減、機器設計の標準化などの有
益な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る焼結含油軸受の外観を
例示する図面である。
【図2】本発明の軸受を板材の取り付け孔に挿入した状
態を説明する断面図である。
【図3】図2の状態から、軸受を板材にかしめ固定した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10…焼結含油軸受, 20…フランジ, 30…(か
しめ用)堤,31…(堤の)高い部分, 32…(堤
の)低い部分, 33…凹み,40…板材, 41…取
り付け孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の薄板部に取り付ける滑り軸受であ
    って、円筒状の軸受10の下端にフランジ20と、その
    上に軸受と同心円状にかしめ用の堤30が一体成形さ
    れ、堤30は高さの高い部分31と低い部分32とを交
    互に全周を均分して配置した形状で、堤の外径は板材の
    取り付け孔に嵌合する寸法に,堤の高さは高い部分31
    と低い部分32の少なくとも一方が取り付け部の板厚よ
    りも大きく設定されていることを特徴とする、取り付け
    部の板厚変化に対する汎用性の高い焼結含油軸受。
  2. 【請求項2】 円筒状の軸受10の下端にフランジ20
    と、その上に軸受と同心円状にかしめ用の堤30が一体
    成形され、堤30は高さの高い部分31と低い部分32
    とを交互に全周を均分して配置した形状で、その外径は
    板材の取り付け孔に嵌合する寸法に設定された焼結含油
    軸受を用い、この軸受を板材の取り付け孔に挿入して板
    材の下面にフランジを当接させ、板材上面から露出して
    いる堤の高い部分31および低い部分32の少なくとも
    何れか一方をかしめることにより板材をフランジとの間
    に挟んで固定することを特徴とする、機器の薄板部への
    焼結含油軸受の取り付け方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057807A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Ntn Corp ボールねじの支持構造
JP2008138690A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tanashin Denki Co 回転部品の取付機構

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