JP2782002B2 - 板材に底部を有する筒状部を形成する方法 - Google Patents

板材に底部を有する筒状部を形成する方法

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JP2782002B2
JP2782002B2 JP31714089A JP31714089A JP2782002B2 JP 2782002 B2 JP2782002 B2 JP 2782002B2 JP 31714089 A JP31714089 A JP 31714089A JP 31714089 A JP31714089 A JP 31714089A JP 2782002 B2 JP2782002 B2 JP 2782002B2
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英行 宮原
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中村製作所株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、板材の一部に底部を有する筒状部を一体に
形成することができる、形成方法に関するものである。
(従来の技術) 板材を基板とし、この基板に各種部品を固定あるいは
回動自在に支持することは一般的に行なわれることであ
る。たとえばオーディオあるいはビデオ機器のシャーシ
にモータ用の軸受メタルやベアリングを取り付ける構造
等がこれに当る。この場合において、第7図および第8
図に示すように、板材1に孔2を設け、この孔2に、底
部3を有する筒状部材4を取り付ける必要が生ずること
がある。このような場合において従来にあっては、第7
図に示すようにあらかじめ底部3を有する筒状部4を別
途製作しておき、これを板材1の孔2に挿入(圧入がよ
い)し、次に孔2の外周部分に上方からカシメポンチ5
をを押し合てることによりカシメで一体化するか、ある
いは第8図に示すように筒状部材4に溶接用のリップ6
を形成しておき、この部分を溶接7を行なうことによ
り、板材1に筒状部材4を固着するかの方法をとってい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこれら従来の方法には、次のような問題
点があった。すなわち、第7図に示した方法にあって
は、筒状部材4の外径寸法と板材1の孔2の寸法との精
度を高くする必要があり、この精度が出ないと、完全な
るカシメ作業ができないことになる問題がある。またカ
シメ作業時に両部材の位置決めを正確に行なう必要があ
るが、この位置決めを行なうための基準を定めるのに熟
練を要するという問題もある。一方、第8図に示した方
法にあっては、溶接用のリップ6が筒状部材4の板材1
に対する位置決めの作用は果すものの、溶接のための作
業工数を必要とし、また板材1が薄い場合等には、溶接
歪が生じないようにする配慮が必要となる。さらに両者
共通の問題としては、部品点数が多いこと、ならびに作
業工数も多くなること等の問題がある。
そこで、別途に筒状部材を設けることなく、板材を絞
り加工して筒状部を得ることが考えられる。しかしなが
らこの方法がとれるのは、当然に、筒状部の外形寸法が
絞り可能の大きさでなければならず、また絞り加工が可
能な大きさであっても、絞り径に対して外径の大きい絞
りは非常に多くの工程を必要とし、また絞った周りの面
が波打ってしまうことになり易いという問題があった。
本発明はこの点に鑑みて成されたものであり、別途に
筒状部材を設けることなく板材を変形させる方法によ
り、板材と一体に筒状部を形成する方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、ポ
ンチにより板材に小径の孔を穿設し、次にこの孔に前記
ポンチよりは大径のバーリングポンチを圧入して前記孔
を拡開すると共に該孔の内周にバーリング部を形成し、
続いて該バーリング部の下方に下型をセットし、このバ
ーリング部の上方からこのバーリング部の内径寸法より
は僅かに大径のポンチを圧入してバーリング部の内周を
削って下方に押出し、この押出した部分を前記下型の上
面に沿って内側に変形させて底部を形成することを特徴
とする方法を得たものである。
(作用) このような構成の本発明方法によれば、少ない作業工
数で、底部を有する筒状部が仕上りよく形成できること
になる。
(実施例) 次に、本発明の方法を図を用いて説明する。第1図に
おいて10は板材であり、たとえば鉄板である。この板材
10の下部には孔11を有する孔抜き用のダイ12を配設し、
このダイ12で支えた板材10の上方から、下端をダイ12の
孔11に適合させた寸法の細径部13aに形成したポンチ13
を下降させ、板材10に小径の孔10aを穿設する。10bは抜
かれた部分である。次にポンチ13を除去し、板材10をバ
ーリング用のダイ14上に載置し、孔10aに、第2図に示
すようにポンチ13より大径のバーリングポンチ15を圧入
して孔10aを拡開すると共にこの孔10aの内周にバーリン
グ部16を形成する。17はバーリングポンチ15を受け入れ
るためにダイ14に設けられた孔である。
続いてカット用のダイ18に交換すると共に、このダイ
18に設けられた孔19の部分に下型20をセットし、バーリ
ング部16の上方からこのバーリング部16の内径寸法より
は僅かに大径のポンチ21を圧入してバーリング部16の内
周を削って下方に押出し、この押出した部分を前記下型
20の上面に沿って内側に変形させて底部22を形成するこ
とになる。第4図ないし第6図は、第3図に示す作業を
経時的に分割して示したものである。すなわち第4図の
状態ではポンチ21がバーリング部16を内側から削り始め
たところが示されており、第5図に状態になると、これ
が進行してバーリング部16の肉厚が薄くなり、下型20に
よって内側に伸びていくところを示している。さらに第
6図の状態になると、ポンチ21の下降が最終位置のとこ
ろまで進み、底部22が形成されたところが示されてい
る。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したような工程を有する、板材に
底部を有する筒状部を形成する方法であるから、ポンチ
の種類を変えて、孔抜きとバーリング加工ならびに押圧
するのみの3工程を行なうことにより、従来別途設けて
いた筒状部材相当の筒状部を、簡単に得ることができる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明方法の工程を説明するため
の断面図、第4図ないし第6図は第3図に示す工程をさ
らに時間で分割して示した断面図、第7図および第8図
は従来の加工方法を説明するための断面図である。 10……板材、10a……孔 12,14,18……ダイ、13,21……ポンチ 15……バーリングポンチ、16……バーリング部 20……下型、22……底部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンチにより板材に小径の孔を穿設し、次
    に該孔に前記ポンチよりは大径のバーリングポンチを圧
    入して前記孔を拡開すると共に該孔の内周にバーリング
    部を形成し、続いて該バーリング部の下方に下型をセッ
    トし、該バーリング部の上方から該バーリング部の内径
    寸法よりは僅かに大径のポンチを圧入してバーリング部
    の内周を削って下方に押出し、該押出した部分を前記下
    型の上面に沿って内側に変形させて底部を形成すること
    を特徴とする板材に底部を有する筒状部を形成する方
    法。
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