JPH0615829U - 柱状体取付装置 - Google Patents

柱状体取付装置

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JPH0615829U
JPH0615829U JP1896393U JP1896393U JPH0615829U JP H0615829 U JPH0615829 U JP H0615829U JP 1896393 U JP1896393 U JP 1896393U JP 1896393 U JP1896393 U JP 1896393U JP H0615829 U JPH0615829 U JP H0615829U
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JP
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columnar body
chassis
hole
press
diameter
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Application number
JP1896393U
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English (en)
Inventor
利夫 中村
Original Assignee
アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】柱状体をシャーシ上に強固に固定でき、しかも
その取付け工数を削減できるようにする。 【構成】所定の径と長さを有する柱状体30をシャーシ
20に圧入して固定する柱状体取付装置において、シャ
ーシ20が載置される凹状ダイ41に穿設された透孔4
3はさそいのないストレート状の透孔として形成され、
その内径は柱状体30の直径にほぼ等しく選定されると
共に、柱状体30は面とりが施されていない先端部30
aを有し、この先端部30a側より柱状体30をシャー
シ20上に圧入することによって柱状体30をシャーシ
20上に植立固定する。先端部30aは面とりがないた
めシャーシ20に強固に圧入される。シャーシ20の軸
孔形成工程および柱状体30のカシメ工程が省けるなど
の効果を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小型電子機器の板金シャーシや板金レバーなどに適用して好適な 柱状体取付装置、特に径小柱状体を強固にシャーシに固定する際の取付け工数を 削減できるようにした柱状体取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転軸やガイドポストなどを板金シャーシ上に取付けるようにした柱状体取付 装置としては、図4のような構成のものが従来から知られている。
【0003】 図4において10はこの柱状体取付装置を示し、20は小型電子機器などにお いて使用されている板金シャーシ、30はシャーシ20に取付け固定される柱状 体である。柱状体30は固定軸、ガイドポストなどとして使用される。
【0004】 図に示す柱状体30としては段付き柱状体を使用した場合であって、径の小さ な軸31はシャーシ20に形成された所定の内径を有する軸孔32に嵌合され、 その状態でカシメられることにより、シャーシ20上に柱状体30が取付固定さ れるようになされている。
【0005】 この図4に示す柱状体取付装置10においては、シャーシ20に形成される軸 孔32の内径は、通常金型の凸型の強度や耐久性の問題から、その内径を小さく するには限界があり、直径1mm位が限度である。そのため、柱状体30自体の直 径をあまり細くすることができない。
【0006】 このようなことから小型電子機器などに使用されるシャーシに、この技術を応 用しようとする場合には、シャーシ20上に取付固定される柱状体30の直径が 制限される関係上、径小柱状体を取付けることが困難である。
【0007】 そこで、図5に示すような構成の柱状体取付装置10が考えられている。これ は径小の柱状体30に対し、フランジ35を一体に形成したものであって、この フランジ35をシャーシ20の面上に密接させた状態でカシメることにより、シ ャーシ20に柱状体30を取付固定するようにした例である。
【0008】 この構成によれば、フランジ35の作用によって径小な柱状体30を使用した 場合であっても、柱状体30をシャーシ20上に強固に固定することができる。
【0009】 しかし、これによるとフランジ35を柱状体30に形成する必要があるから、 柱状体30自体の成形が難しく、コストアップを招来する欠点がある。
【0010】 また、フランジ35をシャーシ20の上面上に密接する関係で、実質的にシャ ーシ20の厚みが増えることになる。従って、より薄型化を指向する小型電子機 器などのシャーシには不向きである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5に示すような柱状体取付装置10の構成とするには、上述した ように柱状体30の先端部をカシメることによってシャーシ20に固定すること になる。
【0012】 しかし、カシメ作業だけでこの柱状体30をシャーシ20に強固に固定するこ とは不可能であり、またカシメ部分の強度があまり強くないため、柱状体30に 他の部材が衝突したときのように衝撃がこの柱状体30に加えられると、カシメ 部分が緩み、柱状体30を強固に固定しておくことができなくなってしまう。
【0013】 柱状体30として上述したように固定軸やガイドポストとして使用する場合に は、この柱状体30には常にある程度のストレスが加えられた状態となっている から、カシメによる固定では柱状体30の固定状態を当初のまま維持するのがな かなか困難になる。
【0014】 シャーシ20に柱状体30を固定するには上述したようにシャーシ20に軸孔 32を穿設する工程の他、柱状体30をカシメる作業も必要であるため、柱状体 30の取付け作業が比較的面倒である。取付け作業工数を削減できればその分コ ストも低減できることになる。
【0015】 そこで、この考案ではこのような点を考慮したものであって、柱状体をシャー シ上に強固に固定でき、しかもその取付け工数を削減できるようにした柱状体取 付装置を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、この考案においては、所定の厚みを有するシャー シに、所定の径と長さを有する柱状体を圧入して固定する柱状体取付装置におい て、 上記シャーシが載置される凹状ダイに穿設された透孔はさそいのないストレー ト状の透孔として形成され、その内径は上記柱状体の直径にほぼ等しく選定され ると共に、 上記柱状体は面とりが施されていない先端部を有し、この先端部側より上記柱 状体を上記シャーシ上に圧入することによって上記柱状体を上記シャーシ上に植 立固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】
図2のようにシャーシ20に柱状体30を圧入して固定するに際し、シャーシ 20が載置される凹状ダイ41にはさそいのないストレート状の透孔43が形成 され、その内径は柱状体30の直径にほぼ等しく選ばれ、また柱状体30は面と りが施されていない先端部30aを有し、この先端部30a側より柱状体30を シャーシ20上に圧入することによって柱状体30がシャーシ20上に植立固定 される。
【0018】 これによれば、柱状体30の先端部は面とりがなされていないため、薄いシャ ーシ20を使用した場合であっても、シャーシ20に圧入するだけで充分な固定 強度が得られる。シャーシ20への軸孔の穿設工程と柱状体30のシャーシ20 へのカシメ工程はそれぞれ不要になる。
【0019】
【実施例】
続いて、この考案に係る柱状体取付装置の一例を図1以下を参照して詳細に説 明する。
【0020】 この考案に係る柱状体取付装置10は、図1および図2に示すように面とりが なされていない柱状体30の先端部30a側を、軸孔の穿設されていないシャー シ20上に圧入することによって、シャーシ20上に柱状体30を強固に固定す る。先端部30aとして面とりを施さなかったのは圧入後のシャーシ20と柱状 体30との接触面積が最大となるようにするためである。
【0021】 シャーシ20上に柱状体30を圧入する場合には、図2に示すような圧入治具 (金型)40が使用される。同図において、41は凹状のダイ41を有し、その 所定個所には図のような透孔43が形成される。透孔43はさそいのないストレ ート状の透孔として形成される。凹状ダイ41の上面にはシャーシ20が取付固 定される。
【0022】 この状態において、そのシャーシ20の上面側より柱状体30を圧入すること によって、第1図に示すような柱状体取付装置10が得られる。柱状体30の直 径をD1、凹状ダイ41に形成された透孔43の内径をD4とした場合、 D1≒D4 に選定される。
【0023】 透孔43の内径を柱状体30の直径よりも大きく選定したり、透孔43にさそ いを形成したりすると、シャーシ20への柱状体30の圧入直後シャーシ20の 下面側に多少の絞りが形成されるため、これによってシャーシ20の実質的な厚 みが増えてしまうからである。
【0024】 このように、 (1)軸孔の形成されていないシャーシ20を使用すること (2)柱状体30の先端部30aは面とりがなされていないこと (3)凹状ダイ41に形成される透孔43はさそいのないストレートの透孔であ ること (4)凹状ダイ41に形成される透孔43の内径は柱状体30の直径にほぼ等し いこと を条件とすることによって、柱状体30をシャーシ20上に強固に植立固定する ことができる。
【0025】 柱状体30を圧入するには図3に示すような圧入治具(金型)40を使用すれ ばよい。同図において、41は上述したように凹状のダイであり、42はダイホ ルダである。
【0026】 凹状ダイ41の所定個所には上述したストレートの透孔43が形成されている 。ダイ41の上面には、シャーシ20が載置固定される。シャーシ20は左右一 対の位置決め体45,46によって固定されている。ダイホルダ42の所定位置 には圧入工程のときにシャーシ20の抜きカスをダイホルダ42の下面側に落下 させるための透孔44が穿設されている。
【0027】 60はポンチであり、65はこのポンチのホルダである。ポンチホルダ65と 凹状ダイ41との間には板状のストッパー70が摺動自在に配置されると共に、 上述した透孔43と対向する中心位置には、図のような透孔71が形成されると 共に、この透孔71内に圧入すべき柱状体30が配置される。実際にはストッパ ー70がシャーシ20の上面に密着され、その状態でポンチ60を押し下げるこ とにより柱状体30が下降する。柱状体30がシャーシ20に圧入されると図1 の取付装置10が形成される。44は金属カスを抜き取るための透孔、72,7 3はガイド棒である。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、シャーシが載置される凹状ダイには さそいのないストレート状の透孔が形成され、その内径は柱状体の直径にほぼ等 しく選ばれると共に、柱状体は面とりが施されていない先端部側より柱状体をシ ャーシ上に圧入して柱状体がシャーシ上に植立固定されるようにしたものである 。
【0029】 これによれば、柱状体の先端部は面とりがなされていないため、薄いシャーシ を使用した場合であっても、シャーシに圧入するだけで充分な固定強度が得られ る。シャーシへの軸孔の穿設工程と柱状体に対するシャーシへのカシメ工程はそ れぞれ不要になるので、その分柱状体の取付け作業が簡単になり取付けコストを 低減できるなどの特徴を有する。
【0030】 したがってシャーシの厚みが薄く、しかも柱状体の径が小さいような場合であ っても、柱状体をより強固に固定できるから、この考案に係る柱状体取付装置は 、各種電子機器に使用される板金シャーシや板金レバーなどに適用して極めて好 適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る柱状体取付装置の一例を示す断
面図である。
【図2】柱状体の圧入を説明する図である。
【図3】そのときに使用して好適な圧入治具の一例を示
す断面図である。
【図4】この考案の説明に供する柱状体取付装置の断面
図である。
【図5】この考案の説明に供する柱状体取付装置の断面
図である。
【符号の説明】
10 柱状体取付装置 20 シャーシ 31 透孔 30 柱状体 30a 先端部 40 圧入治具 41 凹状ダイ 43 透孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みを有するシャーシに、所定の
    径と長さを有する柱状体を圧入して固定する柱状体取付
    装置において、 上記シャーシが載置される凹状ダイに穿設された透孔は
    さそいのないストレート状の透孔として形成され、その
    内径は上記柱状体の直径にほぼ等しく選定されると共
    に、 上記柱状体は面とりが施されていない先端部を有し、こ
    の先端部側より上記柱状体を上記シャーシ上に圧入する
    ことによって上記柱状体を上記シャーシ上に植立固定す
    るようにしたことを特徴とする柱状体取付装置。
JP1896393U 1993-04-14 1993-04-14 柱状体取付装置 Pending JPH0615829U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000817A (ja) * 2006-05-25 2008-01-10 Nichidai:Kk 金属部材の固定方法及びフランジ付軸部材

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