JPH0436218Y2 - - Google Patents

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JPH0436218Y2
JPH0436218Y2 JP1984128878U JP12887884U JPH0436218Y2 JP H0436218 Y2 JPH0436218 Y2 JP H0436218Y2 JP 1984128878 U JP1984128878 U JP 1984128878U JP 12887884 U JP12887884 U JP 12887884U JP H0436218 Y2 JPH0436218 Y2 JP H0436218Y2
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JP
Japan
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washer
rotor
rotor shaft
insertion hole
bearing
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Application number
JP1984128878U
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English (en)
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JPS6143758U (ja
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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、小型同期機の回転子構造に関するも
のである。
【背景技術】
従来の小型同期機では、ワツシヤ1を回転子の
軸受摺動部材として用いたものがある。この場合
に、ワツシヤ1としては金属製等の剛性を有する
ものを用い、回転子軸に圧入していた。しかしな
がら、このような剛性を有するワツシヤ1を用い
ると、回転子軸への圧入が面倒で、生産性に欠け
る問題があつた。 そこで、最近では4フツ化樹脂系材料のワツシ
ヤ1を用いている。しかし、この4フツ化樹脂系
材料からなるワツシヤ1を圧入する方式で回転子
軸3に取り付けると、回転子軸3との垂直度が出
なかつたり、保持力が弱くなつたりする等の問題
がある。 そこで、この点を改善する方法として、回転子
本体2と接するワツシヤ1の面に接着剤を塗布
し、第5図aに示すようにワツシヤ1を貼着する
方法がある。 しかし、第5図aの回転子構造では、接着剤を
塗布してワツシヤ1を貼着する工程が必要とな
り、このため工数が増し、しかもワツシヤ1の取
付の信頼性は余り良くないという欠点がある。 さらに、他の方法としては、第5図bに示すよ
うに、ワツシヤ1を成形材からなる回転子本体2
に回転子軸3とともに一体にインサート成形する
方法がある。 しかし、この方法の場合には、ワツシヤ1の機
械的に保持力を強くするために、回転子本体2の
外径を大きくする必要があり、モータの小型化に
不利である。しかも、図5bに破線矢印で示す回
転子本体2の収縮により、ワツシヤ1の内側が軸
受と摺接する側に出つ張るように変形し、モータ
特性が不安定となる。つまり、ワツシヤ1の内側
が軸受と擦れると、摩擦力が低減して同期機の特
性が不安定となるのである。 そこで、図5bの方法をさらに改良した方法と
しては、図6に示すように、ワツシヤ1の挿通孔
に段を付け、ワツシヤ1を回転子本体2にインサ
ート成形する方法が考えられる。このようにすれ
ば、ワツシヤ1が内側から回転子本体2で保持さ
れるために、図5bのように特性が不安定となる
変形を生じない利点がある。 しかし、この場合にはワツシヤ1の2次加工が
必要となり、しかもその加工は極めて面倒である
という問題があつた。
【考案の目的】
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、製造が容易で、且
つワツシヤの取付状態が安定し、しかもモータ特
性を安定させることができる同期機の回転子構造
を提供することにある。
【考案の開示】
本考案の一実施例を第1図乃至第4図に示す。
本実施例の同期機は、図1に示すように、固定子
筒7の上下に円板状の磁極板5,6を取り付ける
と共に、磁極板5,6間にコイルブロツク9を取
り付け、固定子筒7内に軸受8を嵌挿して固定子
10を形成してある。 回転子11は、固定子5の磁極部に微小間〓を
おいて対向するインダクタ4と、回転子軸3とを
成形材からなる回転子本体2にインサート成形し
て形成され、回転子本体2と軸受8との摺接面に
ワツシヤ1を取り付けてある。 本実施例のワツシヤ1は、4フツ化樹脂系の材
料で形成され、回転子軸3を挿通する挿通孔12
を少なくとも打抜き加工により形成してある。こ
こで、ワツシヤ1の挿通孔12の内径は回転子軸
3の外径よりも若干大きめに形成し、挿通孔12
の内面と回転子軸3の外面との間に回転子本体2
を形成する成形材が流れ込むギヤツプを設けるよ
うにしてある。なお、このギヤツプの最小間隔は
例えば0.3mm程度とすればよい。但し、この寸法
に特にこだわる必要はない。 上記ワツシヤ1は、例えば4フツ化樹脂のシー
ト材をプレス機によつて打抜き加工して形成す
る。このようにしてワツシヤ1を形成すると、挿
通孔12の内壁を拡大した第3図に示すように、
挿通孔12の内壁には多くの凹凸ができる。この
ため、ワツシヤ1の内面と回転子軸3の外面との
間に成形材を流し込むことにより、ワツシヤ1の
充分な保持力が得られる。 また、このようにワツシヤ1の内面と回転子軸
3の外面との間に成形材を流し込むようにして、
ワツシヤ1を回転子本体2にインサート成形する
と、第2図の矢印で示すよに回転子本体2が収縮
することによつて、第4図に示すようにワツシヤ
1の回転子軸3の周辺である内側が凹むため、ワ
ツシヤ1の外周部が軸受8と擦れ、これによりス
ラスト摩擦力を増加させて、モータ特性を安定さ
せることができる。
【考案の効果】
本考案は上述のように、ワツシヤを合成樹脂系
の材料で形成し、このワツシヤの回転子軸を挿通
する挿通孔を打抜き形成し、上記挿通孔の内径を
回転子軸の外径よりも若干大きめに形成し、内面
と回転子軸の外面との間に成形材を流し込んでワ
ツシヤを回転子本体に回転子軸と共にインサート
成形したものであり、ワツシヤの回転子軸を挿通
する挿通孔を打抜き形成しているので、ワツシヤ
の挿通孔の内壁に多くの凹凸ができ、このワツシ
ヤの挿通孔の内径を回転子軸の外径よりも若干大
きめに形成し、内面と回転子軸の外面との間に成
形材を流し込んでワツシヤを回転子本体に回転子
軸と共にインサート成形することにより、ワツシ
ヤの内面と回転子軸の外面との間に流れ込んだ成
形材で、ワツシヤの充分な保持力が得られ、ワツ
シヤの取付状態が安定する。しかも、ワツシヤの
内面と回転子軸の外面との間に成形材を流し込む
ようにして、ワツシヤを成形部材にインサート成
形すると、成形部材が収縮することによつて、ワ
ツシヤの回転子軸の周辺部である内側が凹み、ワ
ツシヤの外周部が軸受と擦れ、これによりスラス
ト摩擦力を増加させて、モータ特性を安定させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同上の要部の断面図、第3図はワツシヤの挿
通孔の内壁を示す拡大断面図、第4図は成形部材
の収縮によるワツシヤの変形状態を示す説明図、
第5図及び第6図は従来例の要部の断面図であ
る。 1はワツシヤ、2は回転子本体、3は回転子
軸、8は軸受け、10は固定子、11は回転子、
12は挿通孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子軸を固定子に設けられた軸受に嵌挿して
    回転子が固定子に取り付けられ、成形材で形成さ
    れる回転子本体と軸受との摺接面にワツシヤが取
    り付けられる同期機において、上記ワツシヤを合
    成樹脂系の材料で形成し、このワツシヤの回転子
    軸を挿通する挿通孔を打抜き形成し、上記挿通孔
    の内径を回転子軸の外径よりも若干大きめに形成
    し、内面と回転子軸の外面との間に成形材を流し
    込んでワツシヤを回転子本体に回転子軸と共にイ
    ンサート成形して成ることを特徴とする同期機の
    回転子構造。
JP12887884U 1984-08-25 1984-08-25 同期機の回転子構造 Granted JPS6143758U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12887884U JPS6143758U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 同期機の回転子構造

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JP12887884U JPS6143758U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 同期機の回転子構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6143758U JPS6143758U (ja) 1986-03-22
JPH0436218Y2 true JPH0436218Y2 (ja) 1992-08-26

Family

ID=30687504

Family Applications (1)

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JP12887884U Granted JPS6143758U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 同期機の回転子構造

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JP (1) JPS6143758U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116411A (ja) * 1974-07-31 1976-02-09 Matsushita Electric Works Ltd Dokidendoki
JPS583767B2 (ja) * 1980-03-27 1983-01-22 平良 保典 パイプベンダ−

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583767U (ja) * 1981-06-30 1983-01-11 東洋電機製造株式会社 回転電機の通風路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116411A (ja) * 1974-07-31 1976-02-09 Matsushita Electric Works Ltd Dokidendoki
JPS583767B2 (ja) * 1980-03-27 1983-01-22 平良 保典 パイプベンダ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6143758U (ja) 1986-03-22

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