JP2632594B2 - モータの軸受ホルダの製造方法 - Google Patents

モータの軸受ホルダの製造方法

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JP2632594B2 JP2314334A JP31433490A JP2632594B2 JP 2632594 B2 JP2632594 B2 JP 2632594B2 JP 2314334 A JP2314334 A JP 2314334A JP 31433490 A JP31433490 A JP 31433490A JP 2632594 B2 JP2632594 B2 JP 2632594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばテープレコーダのキャプスタンモー
タ等に適用可能なモータの軸受ホルダの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 例えばテープレコーダのキャプスタンモータ等では、
円筒状の軸受ホルダの両端部に軸受を嵌め込み、これら
の軸受によってモータの回転軸を支持するようになって
いる。第3図はキャプスタンモータとして用いられるモ
ータの例を示す。
第3図において、軸受ホルダ1は全体として円筒状に
形成されており、円周の一部が切り欠かれてなる窓孔5
を有するとともに、基部にフランジ状の取付部7を有し
ている。取付部7にはフレーム6が固定されるととも
に、フレーム6の下方においてステータコア8が固定さ
れている。ステータコア8は適宜数の突極を有し、各突
極には駆動コイル9が巻回されている。上記軸受ホルダ
1の内孔の上下両端部には軸受2,3が嵌め込まれ、軸受
2,3によって回転軸4が回転自在に支持されている。下
側の軸受2から下方に突出した回転軸4の下端部にはロ
ータケース10の中心部が固着され、ロータケース10の内
周側にはロータマグネット11が固着されている。ロータ
マグネット11の内周面はステータコア8の各突極の外周
面と対向している。回転軸4はキャプスタン軸となって
おり、この回転軸4とロータケース10とロータマグネッ
ト11とステータコア8と駆動コイル9によってキャプス
タンモータを構成している。周知のように、軸受ホルダ
1の窓孔5からは図示されないピンチローラが進入し回
転軸4に圧接するようになっている。
第3図の例では、軸受ホルダ1を軸方向に長く形成
し、その両端部に嵌めた軸受2,3で回転軸4を支持し
た、いわゆる両持ち型のホルダになっていたが、回転軸
4の基部のみを二つの軸受で回転自在に支持してなる、
いわゆる片持ち型の軸受ホルダもある。片持ち型の軸受
ホルダは軸方向の寸法が短く、軸受ホルダの上端から回
転軸が露出しており、従って、ピンチローラを回転軸に
圧接されるための窓孔は不要である。
(発明が解決しようとする課題) 従来のモータの軸受ホルダは、ダイキャスト又はプラ
スチックの成形によって作られている。そのため、成形
された軸受ホルダ1を成形型から取り出したあと全体が
収縮し、円筒部の内孔が真円でなくなる。
また、成形された軸受ホルダ1を成形型から取り出し
やすくするために、第4図に示すように、軸受ホルダ1
の円筒部に僅かなテーパーをつけている。なお、第4図
ではテーパーを強調して描いている。第4図に示す例に
よれば、軸受ホルダ1の円筒部がテーパーになっている
ため、成形後の収縮に差を生じ、円筒部の内孔の真円度
がますます出にくくなり、さらに、円筒部の肉厚も必ず
しも均一ではない。
このように、従来の軸受ホルダは円筒部の内孔の真円
度が悪く、また、肉厚が不均一であることから、第5
図、第6図に示すように、軸受ホルダ1の円筒部の両端
部に軸受2,3を圧入し固定したとき、軸受2,3の外周にか
かる圧力が不均一となって軸受2,3の中心孔2a,3aが楕円
形になり、この楕円の長軸の向きもばらつく。なお、実
際には二つの軸受2,3は同じ寸法のものを用いる。ま
た、第5図、第6図に描かれた軸受2,3の中心孔2a,3aの
楕円は実際のものよりも強調されている。上記のよう
に、軸受2,3の中心孔2a,3aが楕円形になると、中心孔2
a,3aの同軸度が得られなくなり、軸受2,3と回転軸4と
の間の摩擦抵抗が増大し、回転軸4を回転させたとき負
荷電流が増大するとともに、軸受2,3が焼け付きを起こ
すというような問題を生じる。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、軸受の同軸度を出しやすく、軸受と回
転軸との摩擦抵抗を減少させることができるモータの軸
受ホルダの製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかるモータの軸受ホルダの製造方法は、肉
厚が均一で内孔の径が所定の径よりも小さい径の鋼管を
用い、この鋼管の内孔に横断面が真円で所定の直径の金
属棒を挿入し引き抜くことにより、上記鋼管の内孔を所
定の径でかつ真円に加工し、次に所定の長さを切断し
て、両端部に軸受を嵌め込むことができる円筒形状に形
成することを特徴とする。
(作用) 本発明のモータの軸受ホルダの製造方法によれば、肉
厚が均一で内孔が所定の径よりも小さい径の鋼管の内孔
に、横断面が真円で所定の直径の金属棒を挿入し引き抜
くだけで、真円度が高く、厚さが均一な軸受ホルダを得
ることができる。
(実施例) 以下、本発明にかかるモータの軸受ホルダの製造方法
の実施例について説明する。
第1図において、まず、(a)の工程で鋼管41をその
内孔が所定の径でかつ真円になるように加工する。鋼管
41は鍛造等によって作ることができる。ここでは、予め
肉厚が均一で内孔が所定の径よりも小さい径の鋼管41を
用い、この内孔に第2図に示すような先端部にテーパー
部46を有する金属棒45を挿入し引きぬくことによって、
内孔が所定の径でかつ真円になるように加工する。いう
までもなく、金属棒45の外周面は所定の直径であるとと
もに、横断面が真円になっている。
(b)工程では、鋼管41の内側に下型に入れ、この下
型と上型とを用いて鋼管41を所定の長さにプレス切断す
るとともに、所定の形状、すなわち、窓孔43を有しかつ
複数の取付部42を有する形状にプレス切断する。さらに
(c)工程で上記各取付部42を外側に向けて曲げ加工す
る。このようにして加工された軸受ホルダの円筒部には
上下に軸受が嵌め込まれ、これらの軸受によってモータ
の回転軸が回転自在に支持される。
上記(a)工程から(b)(c)工程を経ることによ
って形成される窓孔43はピンチローラが進入するための
ものである。よって、この場合は両持ち型の軸受ホルダ
が製造されることになり、軸受ホルダの軸方向の寸法は
ある程度長く確保される。これに対して片持ち型の軸受
ホルダを製造する場合は、(a)工程を経て(d)工程
にいき、鋼管41を所定の長さにプレス切断するととも
に、複数の取付部42を有し、かつ、窓孔を有しない形状
にプレス切断し、そのあと取付部42を外向きに折り曲げ
加工する。このようにして製造された軸受ホルダの円筒
部には上下に軸受が嵌め込まれ、これらの軸受によって
モータの回転軸が回転自在に支持される。モータの回転
軸は軸受ホルダの上端から露出する。
このようにして製造した軸受ホルダは、肉厚が均一で
内孔が真円になるため、その両端部に軸受を嵌め込んで
も軸受の周囲にかかる圧力が均一で軸受中心孔の芯ずれ
がなく、軸受で支持した回転軸が円滑に回転し、負荷電
流の増大を回避することができるし、軸受の焼け付けを
防止することができる。また、鋼管を用いているため、
従来のように成形によって製造する場合のように成形後
の収縮がなく、寸法精度が良好であり、この点からも軸
受中心孔の芯ずれのない良好な軸受ホルダを得ることが
できし、板厚が薄くても十分な強度を得ることができ
る。
(発明の効果) 本発明のモータの軸受ホルダの製造方法によれば、鋼
管を用いているため、寸法精度が良好であり、軸受中心
孔の芯ずれのない良好な軸受ホルダを得ることができる
し、板厚が薄くても十分な強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるモータの軸受ホルダの製造方法
の実施例を工程順に示す斜視図、第2図は同上実施例に
用いることができる工具の例を示す斜視図、第3図は従
来知られているモータの例を示す断面図、第4図は従来
のモータの軸受ホルダの例を示す断面図、第5図は同上
左側面図、第6図は同上右側面図である。 4……回転軸、41……鋼管、45……金属棒。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肉厚が均一で内孔の径が所定の径よりも小
    さい径の鋼管を用い、この鋼管の内孔に横断面が真円で
    所定の直径の金属棒を挿入し引き抜くことにより、上記
    鋼管の内孔を所定の径でかつ真円に加工し、次に所定の
    長さに切断して、両端部に軸受を嵌め込むことができる
    円筒形状に形成することを特徴とするモータの軸受ホル
    ダの製造方法。
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WO2016115921A1 (zh) * 2015-01-21 2016-07-28 中山大洋电机股份有限公司 一种外转子塑封电机及其应用的空调机
CN109158009A (zh) * 2018-10-31 2019-01-08 温州镇田机械有限公司 一种食品卫生搅拌罐的新型底轴承

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