JPS582132Y2 - モ−タフレ−ムに対する軸受ケ−スの取付構造 - Google Patents
モ−タフレ−ムに対する軸受ケ−スの取付構造Info
- Publication number
- JPS582132Y2 JPS582132Y2 JP1976014941U JP1494176U JPS582132Y2 JP S582132 Y2 JPS582132 Y2 JP S582132Y2 JP 1976014941 U JP1976014941 U JP 1976014941U JP 1494176 U JP1494176 U JP 1494176U JP S582132 Y2 JPS582132 Y2 JP S582132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- raised
- motor frame
- bearing case
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、特に小型モータに好適な、モータフレーム
に対する軸受ケースの取付構造に関する。
に対する軸受ケースの取付構造に関する。
従来、金属製モータフレームのモータ軸挿通部の壁に、
そのフレーム内方向に向く舌片を突設し、オイルレスメ
タル製などの軸受を保持したたとえば合成樹脂製軸受ケ
ースを上記モータフレームの壁に接合して、その軸受ケ
ースにあけた舌片挿通孔に上記舌片を挿通した後、その
舌片の先端を折曲あるいは板曲などして、その軸受ケー
スをモータフレームに固着するようにしていた。
そのフレーム内方向に向く舌片を突設し、オイルレスメ
タル製などの軸受を保持したたとえば合成樹脂製軸受ケ
ースを上記モータフレームの壁に接合して、その軸受ケ
ースにあけた舌片挿通孔に上記舌片を挿通した後、その
舌片の先端を折曲あるいは板曲などして、その軸受ケー
スをモータフレームに固着するようにしていた。
しかしながら、軸受ケースをモータフレームに接合した
後に、その軸受ケースの取付具となる七・−クツ1.・
−ムの舌片の先端を、折曲あるいは板曲するものである
ためその折曲あるいは板曲作業によって、予め位置決め
した軸受ケースの軸心、つまりその内部に保持した軸受
の軸心が移動し易い欠点があった。
後に、その軸受ケースの取付具となる七・−クツ1.・
−ムの舌片の先端を、折曲あるいは板曲するものである
ためその折曲あるいは板曲作業によって、予め位置決め
した軸受ケースの軸心、つまりその内部に保持した軸受
の軸心が移動し易い欠点があった。
とくに小型モーフにそのような構造を適用した場合、軸
径に比較して舌片が大形であるため、その舌片の折曲な
どによる軸受フレームの移動がそのまま大きな割合で軸
心の位置ずれとなって表われるものであった。
径に比較して舌片が大形であるため、その舌片の折曲な
どによる軸受フレームの移動がそのまま大きな割合で軸
心の位置ずれとなって表われるものであった。
また、モータフレーム内に軸受ケースを収納して舌片を
舌片挿通孔に位置合せして挿通ずる工程と、その後舌片
の先端を折曲するなどの工程とを必要とし、工程数が多
く組立製作に手間がかかり能率が悪いうえ、折曲不良な
どによるがたつきが生じ易い欠点があった。
舌片挿通孔に位置合せして挿通ずる工程と、その後舌片
の先端を折曲するなどの工程とを必要とし、工程数が多
く組立製作に手間がかかり能率が悪いうえ、折曲不良な
どによるがたつきが生じ易い欠点があった。
この考゛案はそのような欠点を除去するためになされた
もので、軸受の位置ずれを生じることなく確実に軸心を
保持して軸受フレームの取付を行うことができるととも
に、その取付工程を1工程に短縮して組立製作能率の向
上を図り、しかも、がたつきなどのない強固な取付を行
うことができるモータフレームに対する軸受フレームの
取付構造を提供するものである。
もので、軸受の位置ずれを生じることなく確実に軸心を
保持して軸受フレームの取付を行うことができるととも
に、その取付工程を1工程に短縮して組立製作能率の向
上を図り、しかも、がたつきなどのない強固な取付を行
うことができるモータフレームに対する軸受フレームの
取付構造を提供するものである。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図中1は有底円筒状の金属製モータフレームで、その底
壁1a中心部に円形の透孔2をあけ、この透孔2の外周
側たとえば周縁部2aに、基端部から先端部までにわた
って同一幅および厚さの複数の切起し片3・・・を、そ
れぞれ互に間隔をおいて、かつ容易に歪曲しない硬度を
もってフレーム内方向に突設している。
壁1a中心部に円形の透孔2をあけ、この透孔2の外周
側たとえば周縁部2aに、基端部から先端部までにわた
って同一幅および厚さの複数の切起し片3・・・を、そ
れぞれ互に間隔をおいて、かつ容易に歪曲しない硬度を
もってフレーム内方向に突設している。
4は円筒状の合成樹脂製軸受ケースであり、内部に圧粉
体製のオイルレス軸受5を固着保持している。
体製のオイルレス軸受5を固着保持している。
この軸受ケース4のフランジ部4a中夫には上記モータ
フレーム1の透孔2に嵌挿するボス部6を突設し、また
フランジ部4aの、ボス部外周に沿う位置に、モータフ
レーム1の各切起し片3と対応する係止孔7・・・をあ
けている。
フレーム1の透孔2に嵌挿するボス部6を突設し、また
フランジ部4aの、ボス部外周に沿う位置に、モータフ
レーム1の各切起し片3と対応する係止孔7・・・をあ
けている。
この各係止孔7はそれぞれその内部に、切起し片3の両
切起し面3aを挾持するための切起し片挾持面7aを有
し、その各切起し片挾持面7aに断面円弧状の係止突起
8を突設し、第6図に示すようにその突起8の周縁部と
の接点部分によって切起し片3を圧着保持するようにし
ている。
切起し面3aを挾持するための切起し片挾持面7aを有
し、その各切起し片挾持面7aに断面円弧状の係止突起
8を突設し、第6図に示すようにその突起8の周縁部と
の接点部分によって切起し片3を圧着保持するようにし
ている。
そして、ボス部6を透孔2から外方に突出させ、フラン
ジ部4aの表面をモータフレーム1の底壁1a内面に圧
接させる状態で軸受ケース4をモータフレーム1の内部
に挿着し、各切起し片3を係止孔7内に圧入することに
よってその軸受ケース4を固定している。
ジ部4aの表面をモータフレーム1の底壁1a内面に圧
接させる状態で軸受ケース4をモータフレーム1の内部
に挿着し、各切起し片3を係止孔7内に圧入することに
よってその軸受ケース4を固定している。
このような構成であれば、モータフレーム1の内方に突
出している切起し片3を、軸受ケース4の取付後に改め
て折曲あるいは捩曲する必要がないから、軸受ケース4
をモータフレーム1の底壁1aへの当接位置にそのまま
固定することができ、したがって、切起し片3の突出位
置と係止孔7とを予め軸受5の軸心位置を考慮して設定
しておけば、その設定位置に軸受ケース4を確実に固着
することができ、軸心がずれるようなおそれが全ったく
ない。
出している切起し片3を、軸受ケース4の取付後に改め
て折曲あるいは捩曲する必要がないから、軸受ケース4
をモータフレーム1の底壁1aへの当接位置にそのまま
固定することができ、したがって、切起し片3の突出位
置と係止孔7とを予め軸受5の軸心位置を考慮して設定
しておけば、その設定位置に軸受ケース4を確実に固着
することができ、軸心がずれるようなおそれが全ったく
ない。
また、軸受ケース4をモータフレーム1内に挿着するこ
とにより切起し片3を係止孔I内に圧入して、いわゆる
ワンタッチ式に軸受ケース4を固定することができるか
ら、軸受ケース4を1工程でモータフレームに取付ける
ことができ、組立製作の能率化が図れる。
とにより切起し片3を係止孔I内に圧入して、いわゆる
ワンタッチ式に軸受ケース4を固定することができるか
ら、軸受ケース4を1工程でモータフレームに取付ける
ことができ、組立製作の能率化が図れる。
しかも、各係止孔7の切起し片挾持面7aには断面円弧
状の係止突起8を突設してあって、各切起し片3を、そ
の切起し面3aが係止突起8に線接触された状態で、各
係合孔7に圧入させているから、切起し片3の打抜中つ
まり両切起し面3a間の間隔中さえ所定の寸法に加工さ
れておれば、切起し片3に多生のひねり変形等が生じて
いても、切起し片3の切起し面3aと係止突起8との接
触位置が変るだけで、切起し片3の係止孔7への圧入強
度は何ら変化することなく安定し、軸受ケース4のモー
タフレーム1への固定が良好且つ確実に行われ、また切
起し片3の係止孔7への圧入が、例えば金山に亘る面接
触状態で舌片を孔に圧入する場合におけるように捩れに
よって舌片が挿入できないといったような不都合を生じ
ることなく、円滑に行われうる。
状の係止突起8を突設してあって、各切起し片3を、そ
の切起し面3aが係止突起8に線接触された状態で、各
係合孔7に圧入させているから、切起し片3の打抜中つ
まり両切起し面3a間の間隔中さえ所定の寸法に加工さ
れておれば、切起し片3に多生のひねり変形等が生じて
いても、切起し片3の切起し面3aと係止突起8との接
触位置が変るだけで、切起し片3の係止孔7への圧入強
度は何ら変化することなく安定し、軸受ケース4のモー
タフレーム1への固定が良好且つ確実に行われ、また切
起し片3の係止孔7への圧入が、例えば金山に亘る面接
触状態で舌片を孔に圧入する場合におけるように捩れに
よって舌片が挿入できないといったような不都合を生じ
ることなく、円滑に行われうる。
ところで、切起し片3をプレス加工つまり打抜加工によ
り底形した場合には、製作経済上有利であり且つ切起し
片3の打抜中の精度も高くできるが、その反面各切起し
片3の突出形態のバラツキや打抜バリ等が発生する虞れ
がある。
り底形した場合には、製作経済上有利であり且つ切起し
片3の打抜中の精度も高くできるが、その反面各切起し
片3の突出形態のバラツキや打抜バリ等が発生する虞れ
がある。
また、切起し片3は、成形後における鍍金等の処理或い
は持ち運び等の取扱い中において、不測に変形される虞
れがある。
は持ち運び等の取扱い中において、不測に変形される虞
れがある。
しかしながら、本考案に係る取付構造にあっては、上記
したような切起し片3自体の形態に多少の不都合があっ
ても、前述した如く切起し片3の打抜中の精度さえ確保
できておれば、切起し片3の係止孔7への圧入強度は何
ら影響されるものではない。
したような切起し片3自体の形態に多少の不都合があっ
ても、前述した如く切起し片3の打抜中の精度さえ確保
できておれば、切起し片3の係止孔7への圧入強度は何
ら影響されるものではない。
したがって、本考案によれば、軸受ケース4をモータフ
レーム1に良好且つ確実に取付けた優れた製品を、高度
な技術を必要とすることなく、量産化を図りながら安価
に提供できる。
レーム1に良好且つ確実に取付けた優れた製品を、高度
な技術を必要とすることなく、量産化を図りながら安価
に提供できる。
なお、第6図には係止孔7の両側の切起し片挟持面7a
にそれぞれ係止突起8を設けたものを示したがこの係止
突起8は係止孔7の一方の切起し片挾持面7aのみに突
設したものであってもよい。
にそれぞれ係止突起8を設けたものを示したがこの係止
突起8は係止孔7の一方の切起し片挾持面7aのみに突
設したものであってもよい。
また、この係止突起8は、前記した如く切起し片3の切
起し面3aに線接触しうるようにした断面円弧状のもの
に限定されず、少なくとも切起し面3aにその巾よりも
小さい巾で面接触しうる形状であればよく、かかる面接
触させた場合にも、前記同様の効果が奏せられること勿
論である。
起し面3aに線接触しうるようにした断面円弧状のもの
に限定されず、少なくとも切起し面3aにその巾よりも
小さい巾で面接触しうる形状であればよく、かかる面接
触させた場合にも、前記同様の効果が奏せられること勿
論である。
また、切起し片3は折曲あるいは捩曲などの必要がない
ものであるから、その折曲あるいは板曲不良などによる
軸受ケース取付後のがたつきを生じるようなおそれがな
く、確実な固着が行える。
ものであるから、その折曲あるいは板曲不良などによる
軸受ケース取付後のがたつきを生じるようなおそれがな
く、確実な固着が行える。
なお、上記実施例においては、軸受5を軸受ケース4に
固定保持したものについてのみ説明したが、この考案は
そのようなものにとられれず、たとえば軸受5を軸受ケ
ース4に対して軸心可動状態で保持するいわゆる自動調
心軸受にも適用することができるものである。
固定保持したものについてのみ説明したが、この考案は
そのようなものにとられれず、たとえば軸受5を軸受ケ
ース4に対して軸心可動状態で保持するいわゆる自動調
心軸受にも適用することができるものである。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は中央
部の断面図、第2図はモータフレームの側面図、第3図
は第2図のI−I線に沿う断面図、第4図は軸受ケース
の側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、第
6図は係止孔を示す部分図である。 1・・・・・・モータフレーム、2・・・・・・透孔、
3・・・・・・切起し片、4・・・・・・軸受ケース、
5・・・・・・軸受、7・・・・・・係止孔、7a・・
・・・・切起し片挾持面、8・・・・・・係止突起。
部の断面図、第2図はモータフレームの側面図、第3図
は第2図のI−I線に沿う断面図、第4図は軸受ケース
の側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、第
6図は係止孔を示す部分図である。 1・・・・・・モータフレーム、2・・・・・・透孔、
3・・・・・・切起し片、4・・・・・・軸受ケース、
5・・・・・・軸受、7・・・・・・係止孔、7a・・
・・・・切起し片挾持面、8・・・・・・係止突起。
Claims (1)
- 底壁に透孔をあけた有底筒状の金属製モータフレームと
、内部に軸受を保持し、その軸受を上記透孔に合わせて
上記モータフレーム内に装着すべき樹脂製軸受ケースと
を具備し、上記モータフレームの底壁に、その透孔の外
周側に互に間隔をおいてフレーム内方向に複数の切起し
片を設け、上記軸受ケースに、切起し片が圧入されたと
きにおいて該切起し片の切起し面にその巾よりも小さい
巾で面接触或いは線接触しうる係止突起を内方へ向けて
突出形設しである係止孔を、上記各切起し片に対応して
設けて、上記各切起し片を、その切起し面が係止突起に
該切起し面の巾よりも小さい巾で面接触或いは線接触さ
れた状態で、上言改ヲ係止孔に圧入することによって、
上記軸受ケースを上記モータフレームに固定したことを
特徴とするモータフレームに対する軸受ケースの取付構
島
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976014941U JPS582132Y2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | モ−タフレ−ムに対する軸受ケ−スの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976014941U JPS582132Y2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | モ−タフレ−ムに対する軸受ケ−スの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52107312U JPS52107312U (ja) | 1977-08-16 |
JPS582132Y2 true JPS582132Y2 (ja) | 1983-01-14 |
Family
ID=28475180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976014941U Expired JPS582132Y2 (ja) | 1976-02-10 | 1976-02-10 | モ−タフレ−ムに対する軸受ケ−スの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582132Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944404U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-18 |
-
1976
- 1976-02-10 JP JP1976014941U patent/JPS582132Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944404U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52107312U (ja) | 1977-08-16 |
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