JPH11157368A - ガイドローラのトロリ線追随装置 - Google Patents
ガイドローラのトロリ線追随装置Info
- Publication number
- JPH11157368A JPH11157368A JP34078197A JP34078197A JPH11157368A JP H11157368 A JPH11157368 A JP H11157368A JP 34078197 A JP34078197 A JP 34078197A JP 34078197 A JP34078197 A JP 34078197A JP H11157368 A JPH11157368 A JP H11157368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- sliding piece
- piece
- weight
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両に立設した垂直棒１にレール片２をＴ形
に固着し、このレール片に沿うて摺動可能な台板４に、
ガイドローラ５とハンマ６を設け、ローラ５でトロリ線
に追随し、ハンマ６で金具を打検する。この装置に於い
て、車両がカントのある区間に入ると、台板が傾斜面方
向に流れ、ガイドローラがトロリ線から離脱する。これ
を防止可能な装置を創出する。 【解決手段】 レール片２の側方へ樋状体７を固着し、
これへ挿入したウエイト８が台板の下降によってつるべ
状に上昇を強いられブレーキ作用するようにしておく。
使用ワイヤには適当な伸縮性をもたせ、平地走行時には
ガイドローラが支障なくトロリ線に追随して左右動でき
るようにしておく。
に固着し、このレール片に沿うて摺動可能な台板４に、
ガイドローラ５とハンマ６を設け、ローラ５でトロリ線
に追随し、ハンマ６で金具を打検する。この装置に於い
て、車両がカントのある区間に入ると、台板が傾斜面方
向に流れ、ガイドローラがトロリ線から離脱する。これ
を防止可能な装置を創出する。 【解決手段】 レール片２の側方へ樋状体７を固着し、
これへ挿入したウエイト８が台板の下降によってつるべ
状に上昇を強いられブレーキ作用するようにしておく。
使用ワイヤには適当な伸縮性をもたせ、平地走行時には
ガイドローラが支障なくトロリ線に追随して左右動でき
るようにしておく。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は架線金具検査用車両
に於いて、装備した打検装置をカントのある軌道に於い
ても確実にトロリ線に追随させるための装置に関するも
のである。
に於いて、装備した打検装置をカントのある軌道に於い
ても確実にトロリ線に追随させるための装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】打検装置に関しては特開平５−３２１３
４号が公知である。車両へ回転自在に支持され押上を附
勢された垂直棒の上部にレール片がＴ形に固着され、こ
のレール片に沿い左右動可能に台板が装着されている。
この台板上面の前後端にガイドローラが、またその中間
部にハンマが設けてある。このガイドローラが追随する
トロリ線は左右屈曲を反復しながら伸長するが、上記公
知例では垂直棒が回転自在であり、台板は左右動可能で
あるから、ガイドローラは支障なくトロリ線に追随し
て、ハンマによる架線金具の打検を可能にする。しかし
軌道にカントのある場合は事情が異なる。カントによっ
て垂直棒は傾斜し、台板はレール片に沿うて傾斜方向へ
流れようとする。ついにはトロリ線との抵触を乗りこえ
て、ガイドローラがトロリ線から離脱する場合も起こ
る。打検は不能となる。
４号が公知である。車両へ回転自在に支持され押上を附
勢された垂直棒の上部にレール片がＴ形に固着され、こ
のレール片に沿い左右動可能に台板が装着されている。
この台板上面の前後端にガイドローラが、またその中間
部にハンマが設けてある。このガイドローラが追随する
トロリ線は左右屈曲を反復しながら伸長するが、上記公
知例では垂直棒が回転自在であり、台板は左右動可能で
あるから、ガイドローラは支障なくトロリ線に追随し
て、ハンマによる架線金具の打検を可能にする。しかし
軌道にカントのある場合は事情が異なる。カントによっ
て垂直棒は傾斜し、台板はレール片に沿うて傾斜方向へ
流れようとする。ついにはトロリ線との抵触を乗りこえ
て、ガイドローラがトロリ線から離脱する場合も起こ
る。打検は不能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】水平路線に於ける台板
の左右動を妨げることなく、しかもカント路線に於いて
はその左右動を一定限度内にとどめ、離線を防止する制
動構造を創出する。
の左右動を妨げることなく、しかもカント路線に於いて
はその左右動を一定限度内にとどめ、離線を防止する制
動構造を創出する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】傾斜面を滑りおりようと
する台板を、ロクロ付つるべ式にウエイトで引止めるこ
ととする。左右の傾斜に対応可能とするよう台板とウエ
イトを結ぶワイヤは対向１対とし、これと係合するプー
リも１対となる。この装置は車両が水平面を走行する場
合には台板の左右動を妨げない。カント面走行により大
きな側方変位を起こす場合でも制動作用で左右従動を容
易にする。このためワイヤは適当な伸縮性を備えること
が必要となる。ワイヤは本来若干の伸縮性をもっている
が、それでは不足の場合ワイヤに若干のばねを接続すれ
ばよい。
する台板を、ロクロ付つるべ式にウエイトで引止めるこ
ととする。左右の傾斜に対応可能とするよう台板とウエ
イトを結ぶワイヤは対向１対とし、これと係合するプー
リも１対となる。この装置は車両が水平面を走行する場
合には台板の左右動を妨げない。カント面走行により大
きな側方変位を起こす場合でも制動作用で左右従動を容
易にする。このためワイヤは適当な伸縮性を備えること
が必要となる。ワイヤは本来若干の伸縮性をもっている
が、それでは不足の場合ワイヤに若干のばねを接続すれ
ばよい。
【０００５】
【実施例】図面について述べる。垂直棒１は車両上で垂
直から回転自在に支持され、ばね（図示せず）により押
上を附勢されている。レール片２は垂直棒１の頂部へＴ
形に固着されている。摺動駒３はレール片２に沿い摺動
自在である。矩形の台板４は摺動駒３の上面に水平かつ
長手方向をレール片と直角にして固定してある。台板４
上には長手方向両端にガイドローラ５が、またその中間
に打検用ハンマ６が装着してある。摺動駒の制動装置は
樋状体７と、ウエイと８と、プーリ９と、ワイヤ１０と
から成る。樋状体７はレール片２の側方へ平行に固着さ
れていて、ウエイト８が摺動自在に挿入してある。プー
リ９はレール片２の両端に設けてある。摺動駒とウエイ
トとを結ぶ対向１対のワイヤ１０がプーリ９と係合す
る。ワイヤ１０の一部にばね１０ａが接続してある。
直から回転自在に支持され、ばね（図示せず）により押
上を附勢されている。レール片２は垂直棒１の頂部へＴ
形に固着されている。摺動駒３はレール片２に沿い摺動
自在である。矩形の台板４は摺動駒３の上面に水平かつ
長手方向をレール片と直角にして固定してある。台板４
上には長手方向両端にガイドローラ５が、またその中間
に打検用ハンマ６が装着してある。摺動駒の制動装置は
樋状体７と、ウエイと８と、プーリ９と、ワイヤ１０と
から成る。樋状体７はレール片２の側方へ平行に固着さ
れていて、ウエイト８が摺動自在に挿入してある。プー
リ９はレール片２の両端に設けてある。摺動駒とウエイ
トとを結ぶ対向１対のワイヤ１０がプーリ９と係合す
る。ワイヤ１０の一部にばね１０ａが接続してある。
【０００６】
【作用】車両が水平面を走行している間、摺動駒の左右
動はばね１０ａを伸縮させるだけである。カント面へ移
行して摺動駒が台板もろとも側方へ大きく偏位しようと
すると、ウエイトが作用し、ある限度でその偏位をくい
とめ、そのままカント区間を通り抜ける。水平面へ来て
すべて旧に復する。
動はばね１０ａを伸縮させるだけである。カント面へ移
行して摺動駒が台板もろとも側方へ大きく偏位しようと
すると、ウエイトが作用し、ある限度でその偏位をくい
とめ、そのままカント区間を通り抜ける。水平面へ来て
すべて旧に復する。
【０００７】
【発明の効果】傾斜面を滑りおりようとする台板を、つ
るべ式にウエイトで制動するという最も素朴な構造であ
り、ワイヤの伸縮性はばね１０ａの利用により調節容易
である。カント区域内でもトロリ線の脱輪がほぼ完全に
防止され、打検に支障を来すことがない。
るべ式にウエイトで制動するという最も素朴な構造であ
り、ワイヤの伸縮性はばね１０ａの利用により調節容易
である。カント区域内でもトロリ線の脱輪がほぼ完全に
防止され、打検に支障を来すことがない。
【図１】本発明の正面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同側面図である。
【図４】図１のＡＡ断面矢視図である。
１ 垂直棒 ２ レール片 ３ 摺動駒 ４ 台板 ５ ガイドローラ ６ ハンマ ７ 樋状体 ８ ウエイト ９ プーリ １０ ワイヤ １０ａ ばね Ｔ トロリ線
Claims (1)
- 【請求項１】 車両上へ回転自在に支持され押上を附勢
された垂直棒と、この垂直棒頂部へＴ形に固着されたレ
ール片と、レール片に沿い摺動可能な摺動駒と、前後両
端にガイドローラを中央部にハンマを夫々設けた矩形板
であって長手方向を前記レール片と直交させ下面中央で
摺動駒に固着させた台板と、前記レール片側面に平行固
着した樋状体へウエイトを摺動可能に挿入し摺動駒とウ
エイトとをワイヤで結んでレール片端のプーリに係合さ
せた摺動駒の制動装置と、から構成されたガイドローラ
のトロリ線追随装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34078197A JPH11157368A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ガイドローラのトロリ線追随装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34078197A JPH11157368A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ガイドローラのトロリ線追随装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11157368A true JPH11157368A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18340243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34078197A Pending JPH11157368A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ガイドローラのトロリ線追随装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11157368A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101875319A (zh) * | 2010-05-17 | 2010-11-03 | 杭州贝特设备制造有限公司 | 一种电车线紧固夹具 |
| CN107167328A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-09-15 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种电子产品安规测试平台 |
| CN107618403A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-01-23 | 西南交通大学 | 一种整体吊弦 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP34078197A patent/JPH11157368A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101875319A (zh) * | 2010-05-17 | 2010-11-03 | 杭州贝特设备制造有限公司 | 一种电车线紧固夹具 |
| CN107167328A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-09-15 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种电子产品安规测试平台 |
| CN107618403A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-01-23 | 西南交通大学 | 一种整体吊弦 |
| CN107618403B (zh) * | 2017-09-18 | 2023-07-07 | 西南交通大学 | 一种整体吊弦 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101272385B1 (ko) | 가이드 도관 | |
| JP3782798B2 (ja) | モノレール装置 | |
| JPH11157368A (ja) | ガイドローラのトロリ線追随装置 | |
| KR20000057666A (ko) | 자동 제어된 차량용 가이드 레일 | |
| JP4258093B2 (ja) | トロリー線用集電装置 | |
| US2510318A (en) | Vertical curve section for powerdriven and free-wheeling trolley conveyers | |
| US5241911A (en) | Conveyor system including a support rail with travel surfaces for driven support wheels of vehicles | |
| JP3135963B2 (ja) | 支索走行及び軌条走行併用懸垂式輸送設備 | |
| JP2706780B2 (ja) | 懸垂鉄道の軌道構造における軌条伸縮装置 | |
| JPH0952613A (ja) | ローラーチェン用ガイドレール | |
| CN220974156U (zh) | 一种可以转弯的贴地索道 | |
| JP2753819B2 (ja) | 物品の仕分装置 | |
| CN218907218U (zh) | 吊挂式轨道车及轨道系统 | |
| EP1225081A2 (en) | Sliding lock-on device engaging the guide beam for track-bound wheeled vehicles | |
| JP2008075377A (ja) | 雪庇除去装置 | |
| JPH11334581A (ja) | 台車装置 | |
| JP2572463B2 (ja) | 乗客コンベアのハンドレール外し装置 | |
| JP2011173451A (ja) | 索道設備のプラットホームにおける可動ステップ | |
| JPH0663601U (ja) | レールの継目構造 | |
| JP2532588Y2 (ja) | 勾配走行乗物 | |
| JP3380116B2 (ja) | 単軌条運搬機の運搬台車 | |
| JP3233960B2 (ja) | 支索及び軌条走行併用の懸垂式輸送設備 | |
| JPH08216882A (ja) | 過走車両停止装置 | |
| JPH068823A (ja) | 曲線レール走行用台車構造 | |
| JP2005029074A (ja) | 走行装置 |