JPH068823A - 曲線レール走行用台車構造 - Google Patents
曲線レール走行用台車構造Info
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- JPH068823A JPH068823A JP19348992A JP19348992A JPH068823A JP H068823 A JPH068823 A JP H068823A JP 19348992 A JP19348992 A JP 19348992A JP 19348992 A JP19348992 A JP 19348992A JP H068823 A JPH068823 A JP H068823A
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- Japan
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- bogie frame
- vertical
- vertical pin
- moving member
- guide plate
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輪とレールとの間に間欠的なスリップが生
ぜず、かつ往復運動にも利用でき、更に駆動車輪にも適
用できる、したがって保全性,静粛性及び汎用性に優れ
た曲線レール走行用台車構造を図る。 【構成】 車軸4を軸支する台車枠3の上面に前後1対
的に突設された台車枠付竪ピン5,6と、台車枠3の上
面央部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材10と、鉛
直荷重部材10の上面に載置されるとともに前後1対的
にかつ互いに対称的に三角形状ガイド孔8,9が穿設さ
れ台車枠付竪ピン5,6が極く緩くかつ接触可能に挿入
された移動部材付竪ピンガイド板7とを具え、移動部材
011が車軸4の方向の力を受けた際に台車枠3の向き
が自動的に調整されること。
ぜず、かつ往復運動にも利用でき、更に駆動車輪にも適
用できる、したがって保全性,静粛性及び汎用性に優れ
た曲線レール走行用台車構造を図る。 【構成】 車軸4を軸支する台車枠3の上面に前後1対
的に突設された台車枠付竪ピン5,6と、台車枠3の上
面央部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材10と、鉛
直荷重部材10の上面に載置されるとともに前後1対的
にかつ互いに対称的に三角形状ガイド孔8,9が穿設さ
れ台車枠付竪ピン5,6が極く緩くかつ接触可能に挿入
された移動部材付竪ピンガイド板7とを具え、移動部材
011が車軸4の方向の力を受けた際に台車枠3の向き
が自動的に調整されること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲線レール走行用台車構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】ドームにおいては、平面形状が円形の屋
根が図9部分平面図及び図10断面図に示すように、そ
の中心点に関して複数の扇形屋根に分割され、それらの
いくつかの開閉屋根01a,01bは回動中心竪ピン0
1の周りに回動して固定屋根01cの直下に適宜重ね合
わすことが可能なように形成された開閉式屋根構造が採
用されることがある。この種の開閉式屋根では従来、図
11モデル化斜視図に示すように、基端部が回動中心竪
ピン01に嵌着され、先端部が水平車軸02で枢支され
た車輪03により円環状のレール04に沿って移動する
移動部材05に可動扇形屋根を支持している。ここで、
06は進行方向である。このような機構において、曲率
を有するレール04上を走行する車輪03は、図12
(A) 平面図に示すように、車輪03の位置の進行方向0
7はレール04の接線方向を向いているので、レール0
4上の鎖線で示す位置に車輪03を移動するために、移
動部材05(図11)の摩擦等により、車輪03をレー
ル04上に戻す力08を受け、その結果車輪03の軌跡
09は、同図(B) 平面図に示すように、車輪03の車軸
02の方向に鋸歯状となり、間欠的にスリップ010が
生ずる。
根が図9部分平面図及び図10断面図に示すように、そ
の中心点に関して複数の扇形屋根に分割され、それらの
いくつかの開閉屋根01a,01bは回動中心竪ピン0
1の周りに回動して固定屋根01cの直下に適宜重ね合
わすことが可能なように形成された開閉式屋根構造が採
用されることがある。この種の開閉式屋根では従来、図
11モデル化斜視図に示すように、基端部が回動中心竪
ピン01に嵌着され、先端部が水平車軸02で枢支され
た車輪03により円環状のレール04に沿って移動する
移動部材05に可動扇形屋根を支持している。ここで、
06は進行方向である。このような機構において、曲率
を有するレール04上を走行する車輪03は、図12
(A) 平面図に示すように、車輪03の位置の進行方向0
7はレール04の接線方向を向いているので、レール0
4上の鎖線で示す位置に車輪03を移動するために、移
動部材05(図11)の摩擦等により、車輪03をレー
ル04上に戻す力08を受け、その結果車輪03の軌跡
09は、同図(B) 平面図に示すように、車輪03の車軸
02の方向に鋸歯状となり、間欠的にスリップ010が
生ずる。
【0003】また、自動方向調整式車輪として、図13
側面図に示すように、移動部材011の下面部に竪ピン
012を介して枢支されたキヤスター013の下端部に
車輪03が車軸02で枢着されたものも知られている。
ここで、014は進行方向である。
側面図に示すように、移動部材011の下面部に竪ピン
012を介して枢支されたキヤスター013の下端部に
車輪03が車軸02で枢着されたものも知られている。
ここで、014は進行方向である。
【0004】しかしながら、これらの構造では、それぞ
れ下記のような欠点がある。 (1) 移動部材05による車輪方向制御構造では、車輪0
3とレール04との間に、車輪03の車軸02の方向に
間欠的なスリップ010が生ずるので、これにより構造
物が加振されるとともに異常音が発生し、したがって、
構造物等が損耗し、保全が面倒になるとともに、騒音公
害が派生する。 (2) キヤスター式車輪方向制御構造では、進行方向01
4が180°変化する場合、車輪03は竪ピン012の
周りに旋回しなければならないので、レール上の往復運
動等には利用できない。また、その移動は従動を特徴と
しているので、機構的に駆動車輪には適用できない。 (3) 一般に台車構造が複雑になると、移動部材の価格及
び重心が上昇するので、経済性及び安定性が低下する。
れ下記のような欠点がある。 (1) 移動部材05による車輪方向制御構造では、車輪0
3とレール04との間に、車輪03の車軸02の方向に
間欠的なスリップ010が生ずるので、これにより構造
物が加振されるとともに異常音が発生し、したがって、
構造物等が損耗し、保全が面倒になるとともに、騒音公
害が派生する。 (2) キヤスター式車輪方向制御構造では、進行方向01
4が180°変化する場合、車輪03は竪ピン012の
周りに旋回しなければならないので、レール上の往復運
動等には利用できない。また、その移動は従動を特徴と
しているので、機構的に駆動車輪には適用できない。 (3) 一般に台車構造が複雑になると、移動部材の価格及
び重心が上昇するので、経済性及び安定性が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、車輪とレールとの間に
間欠的なスリップが生ぜず、かつ往復運動にも利用で
き、更に駆動車輪にも適用できる、したがって保全性,
静粛性及び汎用性に優れた曲線レール走行用台車構造を
提供することを目的とする。また、構造が簡単で、移動
部材の価格及び重心が上昇しない、したがって経済性及
び安定性に優れた曲線レール走行用台車構造を提供する
ことを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、車輪とレールとの間に
間欠的なスリップが生ぜず、かつ往復運動にも利用で
き、更に駆動車輪にも適用できる、したがって保全性,
静粛性及び汎用性に優れた曲線レール走行用台車構造を
提供することを目的とする。また、構造が簡単で、移動
部材の価格及び重心が上昇しない、したがって経済性及
び安定性に優れた曲線レール走行用台車構造を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項1の
発明は車軸を軸支する台車枠の上面に前後1対的に突設
された台車枠付竪ピンと、上記台車枠の上面央部に載置
された低摩擦鉛直荷重支持部材と、上記鉛直荷重部材の
上面に載置されるとともに前後1対的にかつ互いに対称
的に三角形状ガイド孔が穿設され上記台車枠付竪ピンが
極く緩くかつ接触可能に挿入された移動部材付竪ピンガ
イド板とを具え、移動部材が上記車軸の方向の力を受け
た際に上記台車枠の向きが自動的に調整されることを特
徴とする。
発明は車軸を軸支する台車枠の上面に前後1対的に突設
された台車枠付竪ピンと、上記台車枠の上面央部に載置
された低摩擦鉛直荷重支持部材と、上記鉛直荷重部材の
上面に載置されるとともに前後1対的にかつ互いに対称
的に三角形状ガイド孔が穿設され上記台車枠付竪ピンが
極く緩くかつ接触可能に挿入された移動部材付竪ピンガ
イド板とを具え、移動部材が上記車軸の方向の力を受け
た際に上記台車枠の向きが自動的に調整されることを特
徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は請求項1におい
て、台車枠付竪ピンの代わりに車軸を軸支する台車枠の
上面を形成するとともに前後1対的にかつ互いに対称的
に三角形状ガイド孔が穿設された台車枠付竪ピンガイド
板と、上記台車枠の上面央部に載置された低摩擦鉛直荷
重支持部材と、移動部材付竪ピンガイド板の代わりに移
動部材の下面に前後1対的に突設され上記台車枠付竪ピ
ンガイド板に極く緩くかつ接触可能に挿入された移動部
材付竪ピンとを具え、上記移動部材が上記車軸の方向の
力を受けた際に上記台車枠の向きが自動的に調整される
ことを特徴とする。
て、台車枠付竪ピンの代わりに車軸を軸支する台車枠の
上面を形成するとともに前後1対的にかつ互いに対称的
に三角形状ガイド孔が穿設された台車枠付竪ピンガイド
板と、上記台車枠の上面央部に載置された低摩擦鉛直荷
重支持部材と、移動部材付竪ピンガイド板の代わりに移
動部材の下面に前後1対的に突設され上記台車枠付竪ピ
ンガイド板に極く緩くかつ接触可能に挿入された移動部
材付竪ピンとを具え、上記移動部材が上記車軸の方向の
力を受けた際に上記台車枠の向きが自動的に調整される
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成によれば、走行する車体が車輪
の軸方向の力を受けた場合、車輪はレールに対して連続
的にスリップし、自動的に台車枠の向きが調整されるの
で、下記の作用が行われる。請求項1の発明によれば、
車輪とレールとの間に間欠的なスリップが生ぜず、台車
等に振動及び騒音がなくなる。また、車輪がキヤスター
のように竪ピンの周りに旋回する必要がなく、レール上
の往復動にも使用できるとともに、機構的に動輪にも適
用できる。請求項2の発明によれば、台車枠の上面が台
車枠付竪ピンガイド板を兼用しているので、移動部材の
価格及び重心が上昇しない。
の軸方向の力を受けた場合、車輪はレールに対して連続
的にスリップし、自動的に台車枠の向きが調整されるの
で、下記の作用が行われる。請求項1の発明によれば、
車輪とレールとの間に間欠的なスリップが生ぜず、台車
等に振動及び騒音がなくなる。また、車輪がキヤスター
のように竪ピンの周りに旋回する必要がなく、レール上
の往復動にも使用できるとともに、機構的に動輪にも適
用できる。請求項2の発明によれば、台車枠の上面が台
車枠付竪ピンガイド板を兼用しているので、移動部材の
価格及び重心が上昇しない。
【0009】
【実施例】本発明をドームの開閉屋根支持台車に適用し
た実施例を図面について説明すると、図9〜図12と同
一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、まず、図
1〜図3は本発明を従動車輪(以下従輪という)に適用
した第1実施例を示し、図1(A) 側面図及び(B) 平面図
において、1は円弧状レール2の上に載置された従輪、
3は央部に従輪1が嵌着された車軸4の両端部を軸支す
る横断面が下向きコ字状の台車枠で、この上面前後端部
にはそれぞれ適宜高さの竪ピン5,6が突設されてい
る。7は移動部材011の下面に付設された長方形厚板
状の竪ピンガイド板で、この前後部には互いに頂点が対
向する二等辺三角形状のガイド孔8,9が貫設されてい
る。10は台車枠3の上に竪ピンガイド板7を載置する
ため台車枠3の上面央部に配置され水平面内には可動の
低摩擦鉛直荷重支持部材、11は従輪1,台車枠3〜鉛
直荷重支持部材10が協働して形成する台車である。
た実施例を図面について説明すると、図9〜図12と同
一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、まず、図
1〜図3は本発明を従動車輪(以下従輪という)に適用
した第1実施例を示し、図1(A) 側面図及び(B) 平面図
において、1は円弧状レール2の上に載置された従輪、
3は央部に従輪1が嵌着された車軸4の両端部を軸支す
る横断面が下向きコ字状の台車枠で、この上面前後端部
にはそれぞれ適宜高さの竪ピン5,6が突設されてい
る。7は移動部材011の下面に付設された長方形厚板
状の竪ピンガイド板で、この前後部には互いに頂点が対
向する二等辺三角形状のガイド孔8,9が貫設されてい
る。10は台車枠3の上に竪ピンガイド板7を載置する
ため台車枠3の上面央部に配置され水平面内には可動の
低摩擦鉛直荷重支持部材、11は従輪1,台車枠3〜鉛
直荷重支持部材10が協働して形成する台車である。
【0010】図2(A) 部分拡大側面図及び(B) 部分拡大
平面図において、12は薄板状鋼板、13は薄板状ゴム
板で、鋼板12とゴム板13とが交互に複数積層されて
鉛直荷重支持部材10を形成する。14は捩れ15によ
り生ずる鉛直荷重支持部材10の捩れ変形である。
平面図において、12は薄板状鋼板、13は薄板状ゴム
板で、鋼板12とゴム板13とが交互に複数積層されて
鉛直荷重支持部材10を形成する。14は捩れ15によ
り生ずる鉛直荷重支持部材10の捩れ変形である。
【0011】このような構造において、図1(A) 及び
(B) に示すように、移動部材011が矢印方向に前進す
ると、竪ピンガイド板7のガイド孔8により台車枠3の
竪ピン5が前方へ押されて従輪1は前方へ移動する。ま
た、図3(A) に示すように、移動部材011(図1(A)
)が後方へ移動すると、竪ピンガイド板7のガイド孔
9により台車枠3の竪ピン6が後方へ押されて従輪1は
後方へ移動する。そして、図3(B) に示すように、図1
(B) の状態で移動部材011(図1(A))に、更に従輪
の軸方向の力16が作用すると、台車枠3は従輪の軸方
向の力16の方向に竪ピン5を中心に回動し、竪ピン6
はガイド孔9に沿って摺動する。その際、鉛直荷重支持
部材10は従輪1の鉛直荷重反力のみを竪ピンガイド板
7へ伝え、その他の進行方向の力や従輪軸方向の力16
は伝達しない機構となっている。
(B) に示すように、移動部材011が矢印方向に前進す
ると、竪ピンガイド板7のガイド孔8により台車枠3の
竪ピン5が前方へ押されて従輪1は前方へ移動する。ま
た、図3(A) に示すように、移動部材011(図1(A)
)が後方へ移動すると、竪ピンガイド板7のガイド孔
9により台車枠3の竪ピン6が後方へ押されて従輪1は
後方へ移動する。そして、図3(B) に示すように、図1
(B) の状態で移動部材011(図1(A))に、更に従輪
の軸方向の力16が作用すると、台車枠3は従輪の軸方
向の力16の方向に竪ピン5を中心に回動し、竪ピン6
はガイド孔9に沿って摺動する。その際、鉛直荷重支持
部材10は従輪1の鉛直荷重反力のみを竪ピンガイド板
7へ伝え、その他の進行方向の力や従輪軸方向の力16
は伝達しない機構となっている。
【0012】なお、鉛直荷重支持部材10の代わりに鋼
球を適宜間隔で円環状に配置したボールベアリング方
式、又は四弗化エチレン樹脂を上下に重ねた低摩擦材滑
動方式としてもよい。また、図4平面図において、18
は移動部材011の前後にそれぞれ台車11を取付けた
1軸台車2基装備例における従輪の向きである。更に、
図5(A) 側面図及び(B) 平面図は第1実施例の変形例を
示し、19は車軸4の両端部を軸支する台車枠で、その
頂板は竪ピンガイド板20を兼ねている。21,22は
竪ピンガイド板20の前後部にそれぞれ穿設され互いに
底辺を対向する平面形状が三角形状のガイド孔、23,
24はそれぞれ移動部材011の下面に前後1対的に突
設され竪ピンガイド板20のガイド孔21,22に挿入
可能な竪ピンである。このような変形例においても、そ
の作用,効果は第1実施例のそれと実質的に同一であ
る。
球を適宜間隔で円環状に配置したボールベアリング方
式、又は四弗化エチレン樹脂を上下に重ねた低摩擦材滑
動方式としてもよい。また、図4平面図において、18
は移動部材011の前後にそれぞれ台車11を取付けた
1軸台車2基装備例における従輪の向きである。更に、
図5(A) 側面図及び(B) 平面図は第1実施例の変形例を
示し、19は車軸4の両端部を軸支する台車枠で、その
頂板は竪ピンガイド板20を兼ねている。21,22は
竪ピンガイド板20の前後部にそれぞれ穿設され互いに
底辺を対向する平面形状が三角形状のガイド孔、23,
24はそれぞれ移動部材011の下面に前後1対的に突
設され竪ピンガイド板20のガイド孔21,22に挿入
可能な竪ピンである。このような変形例においても、そ
の作用,効果は第1実施例のそれと実質的に同一であ
る。
【0013】次に、図6(A) 側面図,(B) 平面図及び図
7平面図は本発明を駆動車輪(以下動輪という)に適用
した第2実施例を示し、25は竪ピンガイド板7と同一
形状の竪ピンガイド板26を頂板として有する台車枠、
27は台車枠25を支持する車軸28の央部に嵌着され
た動輪、29は鉛直荷重支持部材10,竪ピン23〜車
軸28が協働して形成する台車である。30は移動部材
011の前後にそれぞれ台車29を取付け、1軸台車×
2基とした場合に動輪の軸方向の力30aを受けた際の
動輪の向きである。図8(A) 側面図及び(B) 平面図は第
2実施例の変形例を示し、31は竪ピンガイド板20と
同一型状のガイド孔32,33が穿設されているととも
に、移動部材011の下面に付設された竪ピンガイド
板、34,35は車軸28を軸支する台車枠36の長方
形状頂板の前後部にそれぞれ突設された竪ピンで、それ
ぞれガイド孔32,33に挿入されている。このような
変形例においても、その作用,効果は第2実施例のそれ
と実質的に同一である。
7平面図は本発明を駆動車輪(以下動輪という)に適用
した第2実施例を示し、25は竪ピンガイド板7と同一
形状の竪ピンガイド板26を頂板として有する台車枠、
27は台車枠25を支持する車軸28の央部に嵌着され
た動輪、29は鉛直荷重支持部材10,竪ピン23〜車
軸28が協働して形成する台車である。30は移動部材
011の前後にそれぞれ台車29を取付け、1軸台車×
2基とした場合に動輪の軸方向の力30aを受けた際の
動輪の向きである。図8(A) 側面図及び(B) 平面図は第
2実施例の変形例を示し、31は竪ピンガイド板20と
同一型状のガイド孔32,33が穿設されているととも
に、移動部材011の下面に付設された竪ピンガイド
板、34,35は車軸28を軸支する台車枠36の長方
形状頂板の前後部にそれぞれ突設された竪ピンで、それ
ぞれガイド孔32,33に挿入されている。このような
変形例においても、その作用,効果は第2実施例のそれ
と実質的に同一である。
【0014】これら、実施例,変形例の構造によれば、
下記効果が奏せられる。 (1) 第1実施例によれば、走行する車体が車輪の軸方向
の力を受けた場合、車輪はレールに対して連続的にスリ
ップし、自動的に台車枠の向きが調整されるので、車輪
とレールとの間に間欠的なスリップが生ぜず、台車等に
振動及び騒音がなくなり、したがって保全性及び静粛性
が向上する。また、車輪がキヤスターのように竪ピンの
周りに旋回する必要がなく、レール上の往復動にも使用
できるとともに、機構的に動輪にも適用でき、したがっ
て汎用性が向上する。 (2) 第2実施例によれば、台車枠の上面が台車枠付竪ピ
ンガイド板を兼用しているので、移動部材の価格及び重
心が上昇せず、したがって経済性及び安定性が向上す
る。
下記効果が奏せられる。 (1) 第1実施例によれば、走行する車体が車輪の軸方向
の力を受けた場合、車輪はレールに対して連続的にスリ
ップし、自動的に台車枠の向きが調整されるので、車輪
とレールとの間に間欠的なスリップが生ぜず、台車等に
振動及び騒音がなくなり、したがって保全性及び静粛性
が向上する。また、車輪がキヤスターのように竪ピンの
周りに旋回する必要がなく、レール上の往復動にも使用
できるとともに、機構的に動輪にも適用でき、したがっ
て汎用性が向上する。 (2) 第2実施例によれば、台車枠の上面が台車枠付竪ピ
ンガイド板を兼用しているので、移動部材の価格及び重
心が上昇せず、したがって経済性及び安定性が向上す
る。
【0015】
【発明の効果】要するに本発明によれば、車軸を軸支す
る台車枠の上面に前後1対的に突設された台車枠付竪ピ
ンと、上記台車枠の上面央部に載置された低摩擦鉛直荷
重支持部材と、上記鉛直荷重部材の上面に載置されると
ともに前後1対的にかつ互いに対称的に三角形状ガイド
孔が穿設され上記台車枠付竪ピンが極く緩くかつ接触可
能に挿入された移動部材付竪ピンガイド板とを具え、移
動部材が上記車軸の方向の力を受けた際に上記台車枠の
向きが自動的に調整されることにより、車輪とレールと
の間に間欠的なスリップが生ぜず、かつ往復運動にも利
用でき、更に駆動車輪にも適用できる、したがって保全
性,静粛性及び汎用性に優れた曲線レール走行用台車構
造を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
る台車枠の上面に前後1対的に突設された台車枠付竪ピ
ンと、上記台車枠の上面央部に載置された低摩擦鉛直荷
重支持部材と、上記鉛直荷重部材の上面に載置されると
ともに前後1対的にかつ互いに対称的に三角形状ガイド
孔が穿設され上記台車枠付竪ピンが極く緩くかつ接触可
能に挿入された移動部材付竪ピンガイド板とを具え、移
動部材が上記車軸の方向の力を受けた際に上記台車枠の
向きが自動的に調整されることにより、車輪とレールと
の間に間欠的なスリップが生ぜず、かつ往復運動にも利
用でき、更に駆動車輪にも適用できる、したがって保全
性,静粛性及び汎用性に優れた曲線レール走行用台車構
造を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【0016】また、請求項1において、台車枠付竪ピン
の代わりに車軸を軸支する台車枠の上面を形成するとと
もに前後1対的にかつ互いに対称的に三角形状ガイド孔
が穿設された台車枠付竪ピンガイド板と、上記台車枠の
上面央部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材と、移動
部材付竪ピンガイド板の代わりに移動部材の下面に前後
1対的に突設され上記台車枠付竪ピンガイド板に極く緩
くかつ接触可能に挿入された移動部材付竪ピンとを具
え、上記移動部材が上記車軸の方向の力を受けた際に上
記台車枠の向きが自動的に調整されることにより、構造
が簡単で、移動部材の価格及び重心が上昇しない、した
がって経済性及び安定性に優れた曲線レール走行用台車
構造を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
の代わりに車軸を軸支する台車枠の上面を形成するとと
もに前後1対的にかつ互いに対称的に三角形状ガイド孔
が穿設された台車枠付竪ピンガイド板と、上記台車枠の
上面央部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材と、移動
部材付竪ピンガイド板の代わりに移動部材の下面に前後
1対的に突設され上記台車枠付竪ピンガイド板に極く緩
くかつ接触可能に挿入された移動部材付竪ピンとを具
え、上記移動部材が上記車軸の方向の力を受けた際に上
記台車枠の向きが自動的に調整されることにより、構造
が簡単で、移動部材の価格及び重心が上昇しない、した
がって経済性及び安定性に優れた曲線レール走行用台車
構造を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【図1】本発明を従輪に適用した第1実施例を示し、同
図(A) ,(B) はそれぞれ側面図平面図である。
図(A) ,(B) はそれぞれ側面図平面図である。
【図2】図1の鉛直荷重支持部材10を示し、同図(A)
,(B) はそれぞれ側面図,平面図である。
,(B) はそれぞれ側面図,平面図である。
【図3】図1の竪ピンガイドと竪ピンとの関係を示し、
同図(A) ,(B) はそれぞれ後進時,前進時で従輪の軸方
向の力を受けた場合の平面図である。
同図(A) ,(B) はそれぞれ後進時,前進時で従輪の軸方
向の力を受けた場合の平面図である。
【図4】図1の台車を前後1対的に装備した移動部材を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】図1の変形例を示し、同図(A) ,(B) はそれぞ
れ側面図,平面図である。
れ側面図,平面図である。
【図6】本発明を動輪に適用した第2実施例を示し、同
図(A) ,(B) はそれぞれ側面図,平面図である。
図(A) ,(B) はそれぞれ側面図,平面図である。
【図7】図6の台車を前後1対的に装備した移動部材を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図8】図6の変形例を示し、同図(A) ,(B) はそれぞ
れ側面図,平面図である。
れ側面図,平面図である。
【図9】公知の可動扇形屋根を示す平面図である。
【図10】図9のX−Xに沿った断面図である。
【図11】図9の自動方向調整機構付台車構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図12】図11の車輪の進行方向,軌跡をそれぞれ示
し、同図(A) ,(B) はその平面図である。
し、同図(A) ,(B) はその平面図である。
【図13】公知のキヤスターを示す側面図である。
1 従輪 2 レール 3 台車枠 4 車軸 5 竪ピン 6 竪ピン 7 竪ピンガイド板 8 ガイド孔 9 ガイド孔 10 鉛直荷重支持部材 11 台車 12 鋼板 13 ゴム板 14 捩れ変形 15 捩れ 16 従輪の軸方向の力 18 従輪の向き 19 台車枠 20 竪ピンガイド板 21 ガイド孔 22 ガイド孔 23 竪ピン 24 竪ピン 25 台車枠 26 竪ピンガイド板 27 動輪 28 車軸 29 台車 30 動輪の向き 30a 動輪の軸方向の力 31 竪ピンガイド板 32 ガイド孔 33 ガイド孔 34 竪ピン 35 竪ピン 36 台車枠 011 移動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆木 明彦 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (2)
- 【請求項1】 車軸を軸支する台車枠の上面に前後1対
的に突設された台車枠付竪ピンと、上記台車枠の上面央
部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材と、上記鉛直荷
重部材の上面に載置されるとともに前後1対的にかつ互
いに対称的に三角形状ガイド孔が穿設され上記台車枠付
竪ピンが極く緩くかつ接触可能に挿入された移動部材付
竪ピンガイド板とを具え、移動部材が上記車軸の方向の
力を受けた際に上記台車枠の向きが自動的に調整される
ことを特徴とする曲線レール走行用台車構造。 - 【請求項2】 請求項1において、台車枠付竪ピンの代
わりに車軸を軸支する台車枠の上面を形成するとともに
前後1対的にかつ互いに対称的に三角形状ガイド孔が穿
設された台車枠付竪ピンガイド板と、上記台車枠の上面
央部に載置された低摩擦鉛直荷重支持部材と、移動部材
付竪ピンガイド板の代わりに移動部材の下面に前後1対
的に突設され上記台車枠付竪ピンガイド板に極く緩くか
つ接触可能に挿入された移動部材付竪ピンとを具え、上
記移動部材が上記車軸の方向の力を受けた際に上記台車
枠の向きが自動的に調整されることを特徴とする曲線レ
ール走行用台車構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19348992A JPH068823A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 曲線レール走行用台車構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19348992A JPH068823A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 曲線レール走行用台車構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068823A true JPH068823A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16308892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19348992A Withdrawn JPH068823A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 曲線レール走行用台車構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068823A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731701B2 (en) | 2001-12-14 | 2010-06-08 | L'oreal | Packaged product applicator or personal care applicator |
US11465510B2 (en) * | 2018-03-27 | 2022-10-11 | Crrc Tangshan Co., Ltd. | Magnetic suspension bogie and train |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19348992A patent/JPH068823A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731701B2 (en) | 2001-12-14 | 2010-06-08 | L'oreal | Packaged product applicator or personal care applicator |
US11465510B2 (en) * | 2018-03-27 | 2022-10-11 | Crrc Tangshan Co., Ltd. | Magnetic suspension bogie and train |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |