JP2008075377A - 雪庇除去装置 - Google Patents

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博 山上
Tetsuo Miura
哲男 三浦
Masumi Sato
真澄 佐藤
Masayuki Sugano
昌幸 菅野
Yoshihiro Ogata
義弘 小形
Satoshi Kudo
聡 工藤
Yukinori Suzuki
幸則 鈴木
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    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D13/00Special arrangements or devices in connection with roof coverings; Protection against birds; Roof drainage ; Sky-lights
    • E04D13/04Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
    • E04D13/076Devices or arrangements for removing snow, ice or debris from gutters or for preventing accumulation thereof
    • E04D13/0762De-icing devices or snow melters

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Abstract

【課題】簡易な部材で構成することができ、架線への電力供給を停止することなく安全かつ確実に雪庇を除去することができる雪庇除去装置を提供する。
【解決手段】1本のハンガーレール5とこのハンガーレール5上を走行する少なくとも3個の懸架式ローラ6とを用いて、走行体3に固定された雪庇切刃2を走行させようにしたので、屋根1が撓んだとしても走行体3の走行に支障が生じず、駅のプラットホームのような薄い屋根1であっても、安定した雪庇除去作業が実現される。走行体3に取り付けられた雪庇切刃2が、屋根1の軒先に沿って移動することで、軒先に生じた雪庇を除去するものであるので、従来のスコップを使用した雪庇除去方式のように、架線への電力供給を停止すること無く、安全かつ確実に雪庇を除去できる。
【選択図】図2

Description

本発明はホームの屋根上にある雪庇を取り除く雪庇除去装置に関する。
雪国にある駅のプラットホームでは、その屋根上に降り積もった雪が、屋根の軒先から張り出して雪庇となり、その大きくなった雪庇の塊が線路上に落下し、これによって線路上の架線を切断、又は入線して来た列車に衝突する事故発生の恐れがある。そして、このような被害を発生させる雪庇に関し、従来では、架線監視人や、墜落防止補助者をおいて安全を担保した上で、作業員がプラットホームの屋根上で、感電防止、墜落防止のために必要な絶縁手袋、長靴、安全帯を着用して、プラスチック製のスコップを用いて雪庇の除去を行う必要があり、多くの人的資源を要する作業となっていた。
上述した作業員による雪庇除去の方式とともに、特開昭62−253583号公報(特許文献1)、特開2002−276198号公報(特許文献2)、特開2002−371727号公報(特許文献3)に示される雪庇(又はつらら)の除去装置が知られている。これら雪庇除去装置は、屋根の軒下又は屋根上に、軒下又は屋上の縁に沿うように設けられたレールと、レールに沿って走行自在に設けられた走行体と、レールに沿って走行体を駆動させるための駆動手段と、走行体に取り付けられた切断手段とを有するものであって、駆動手段が、レールに沿って走行体を走行させることにより、走行体に取り付けられた切断手段が、屋根に付着した雪庇を切断し、落下させる。
特開昭62−253583号公報 特開2002−276198号公報 特開2002−371727号公報
上述したようなプラスチック製のスコップを用いて雪庇を除去する方式では、スコップなどが架線に接触する事故を防止するために、作業前に架線への電力供給を一時停止する必要があり、作業が面倒でかつ手間がかかるという問題があった。また、上記3つの特許文献に示される雪庇の除去装置は、一般建築物への取付けを目的としたもので、いずれもモータによる駆動装置を備えた大掛かりかつ複雑な構成であり、駅のホームへの設置には適さないものであった。
本発明は、従来技術の有していた問題を解決しようとするものであって、簡易な部材で構成することができ、架線への電力供給を停止することなく安全かつ確実に雪庇を除去することができる雪庇除去装置の提供を目的とする。
そして、上記目的を達成するために本発明の課題解決手段では、屋根下でかつ軒先の縁に沿うように配置された1本の支持レールと、この支持レールと平行でかつこの支持レールを挟んで屋根軒先の縁と反対側に配置された平行プレートと、前記支持レールに沿って移動自在な走行用ローラを有する走行体と、この走行体の一端側に屋根軒先の縁から外に向けて突出するように設けられた雪庇除去刃と、前記走行体の他端側に配置されて前記平行プレートの下面に対して接触しながら移動することにより前記走行体の姿勢を維持する揺動防止手段と、前記走行体を引っ張り移動させるための牽引手段とから構成し、前記支持レール上を走行する走行用ローラを、前記支持レールの長さ方向に沿って少なくとも3個以上配列した。
また、本発明の課題解決手段では、前記揺動防止手段として平行プレートの下面を転がる球状車輪を備える。
また、本発明の課題解決手段では、前記揺動防止手段として平行プレートの下面に摺動する摺動部材を備える。
上記のように構成された課題解決手段の作用について説明する。本発明の課題解決手段に示される雪庇除去装置では、牽引手段を介して走行体を牽引することにより、走行体が支持レールに沿って移動した場合に、走行体の一端側にある雪庇除去刃が、屋根から張り出した雪庇を切断・除去する。また、走行用ローラを挟んだ走行体の一端側に雪庇除去刃が設けられ、同じく走行体の他端側には揺動防止手段が設けられる構成であるので、雪庇除去刃の重量により、走行用ローラを支点として走行体の他端側に位置する揺動防止手段が持ち上げられ、平行プレートの下面に押し付けられる。すなわち、平行プレートが、揺動防止手段にかかる上向きの力を受けて、走行体の姿勢を水平に維持する。また、牽引手段によって走行体を牽引した場合、走行体の移動に伴い、揺動防止手段も平行プレートと接触しながら同じ方向に移動することになり、これにより走行体が走行時に振動した場合であっても、その振動が、揺動防止手段と平行プレートとの接触により抑えられ、走行体の走行が安定する。
また、支持レール上を走行する走行用ローラは、支持レールの長さ方向に沿って少なくとも3個以上配列されていることから、仮に1つの走行用ローラが支持レールから外れたとしても、2個の走行用ローラにより、支持レールに対してそのまま水平な状態を保持しつつ走行体を走行させることができ、走行体全体が回転し、脱落してしまうといったトラブルが防止される。また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、1本の支持レールとこの支持レール上を走行する走行用ローラとにより、走行体が走行する構成であるので、駅のプラットホーム等の薄い屋根に発生した雪庇も問題無く除去することが可能である。すなわち、駅のプラットホームの屋根は、軽量化のために薄く撓み易い材料で構成されている場合が多く、このため、従来の特開昭62−253853号公報(特許文献1)に示される2本の平行なレールを介してローラが走行する方式の雪庇除去装置では、屋根の撓みにより2本のレールの平行度が維持されず、走行体が途中で停止してしまうといったトラブルが発生する場合があるが、本発明の課題解決手段に示される雪庇除去装置では、1本のレールにより走行体を走行させる構成であるので、屋根が撓んだとしても走行体の走行に支障が生じない。
また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、1本の支持レール、少なくとも3個の走行用ローラ、雪庇除去刃が取り付けられた走行体、1枚の平行プレート、平行プレートに接触移動する揺動防止手段、走行体を牽引する牽引手段が、最低の構成要素となるものであり、従来公報に示される雪庇除去装置のような大掛かりな構成とならず、簡易な構成で、雪庇除去作業が実現される。また、走行体に取り付けられた雪庇除去刃が、屋根の軒先に沿って移動することで、軒先に発生した雪庇を除去するものであるので、従来のスコップを使用した雪庇除去方式のように、架線への電力供給を停止することなく、雪庇を除去できる。
また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、揺動防止手段として平行プレートの下面を転がる球状車輪が設けられていることから、この平行プレートが、球状車輪にかかる上向きの力を受けて、走行体の姿勢を水平に維持するとともに、走行体が走行時に振動した場合であっても、その振動が、平行プレートに対する球状車輪の接触及び回転により抑えられる。
また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、揺動防止手段として平行プレートの下面に摺動する摺動部材が設けられていることから、この平行プレートが、摺動部材にかかる上向きの力を受けて、走行体の姿勢を水平に維持するとともに、走行体が走行時に振動した場合であっても、その振動が、平行プレートに対する摺動部材の摺動により抑えられる。
本発明の課題解決手段に示される雪庇除去装置では、1本のレールにより走行体を走行させる構成であるので、屋根が撓んだとしても走行体の走行に支障が生じず、駅のプラットホームのような薄い屋根であっても、安定した雪庇除去作業が実現される。また、この雪庇除去装置では、1本の支持レール、3個の走行用ローラ、雪庇除去刃が取り付けられた走行体、1枚の平行プレート、平行プレートに接触移動する揺動防止手段、走行体を牽引する牽引手段が、最低の構成要素となるものであり、従来公報に示される雪庇除去装置のような大掛かりな構成とならず、簡易な構成で、雪庇除去作業が実現される。また、走行体に取り付けられた雪庇除去刃が、屋根の軒先に沿って移動することで、軒先に発生した雪庇を除去するものであるので、従来のスコップを使用した雪庇除去方式のように、架線への電力供給を停止することなく、安全かつ確実に雪庇を除去することができる。
また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、前記揺動防止手段として平行プレートの下面を転がる球状車輪が設けられていることから、この平行プレートが、球状車輪にかかる上向きの力を受けて、走行体の姿勢を水平に維持するとともに、走行体が走行時に振動した場合であっても、その振動が、平行プレートに対する球状車輪の接触及び回転により抑えられ、走行体の安定した走行、更には雪庇除去刃による安定した雪庇の除去が可能となる。
また、上記課題解決手段に示される雪庇除去装置では、前記揺動防止手段として平行プレートの下面に摺動する摺動部材が設けられていることから、この平行プレートが、摺動部材にかかる上向きの力を受けて、走行体の姿勢を水平に維持するとともに、走行体が走行時に振動した場合であっても、その振動が、平行プレートに対する摺動部材の摺動により抑えられ、走行体の安定した走行、更には雪庇除去刃による安定した雪庇の除去が可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1はホームの屋根1に設置された雪庇除去装置100を示す図であって、この図において符号2は、走行体3に固定された三角形の雪庇切刃(雪庇除去刃)である。この雪庇切刃2は、2本のL字鋼4によって走行体3上に垂直となるように固定されたものであって、走行体3の移動により、ホームの屋根1の軒下縁に沿って矢印A又は矢印B方向に移動し、ホーム屋根1上の雪庇を切断する。また、雪庇切刃2の進行方向側、つまり矢印A側又は矢印B側の傾斜辺2A・2Bは鋭利に形成され、この鋭利な傾斜辺2A・2Bによって雪庇が切り落とされる。また、L字鋼4は雪庇切刃2の底辺付近を支持する構成であるため、雪庇切刃2が走行体3上に高い強度で固定され、雪庇切断時に雪庇切刃2がぐらつくことがない。
図2に示されるように走行体3は板状に形成されたものであって、ホーム屋根1の軒下縁に沿い矢印A−B方向に固定された1本のハンガーレール5(支持レール)に、懸架式ローラ6(走行用ローラ)を介して走行自在に支持されている。懸架式ローラ6は、図3に示されるようにハンガーレール5内に矢印A−B方向に沿い3個直列配置され、各懸架式ローラ6の回転軸の軸受には支持部材7を介して板状の走行体3が水平となるように懸架されている。また、図1及び図2に示されるように、走行体3の一端側3Aは、屋根1の軒先から外側に突出し、この突出箇所には、前述の雪庇切刃2が屋根1の上面から上方に突出するよう垂直配置されている。なお、懸架式ローラ6は本実施の形態では3個設けたが、これに限定されず3個以上であっても良い。
図2に示されるように、ハンガーレール5及び懸架式ローラ6を挟んで雪庇切刃2と反対側に位置する走行体3の他端側3Bには、揺動防止手段8が設けられている。この揺動防止手段8は走行体3上に固定された台座9と、この台座9上に設けられたボールキャスター10(球状車輪)とから構成されたものであって、ボールキャスター10は、屋根1の裏側にハンガーレール5と平行となるよう矢印A−B方向に固定された平行プレート11の下面に接触している。そして、このような構成によって、走行体3の一端側3Aに位置する雪庇切刃2の重量により、懸架式ローラ6を支点として走行体3の他端部3B側に位置するボールキャスター10が持ち上げられ、平行プレート11の下面に押し付けられる。平行プレート11は、ボールキャスター10にかかる上向きの力を受け、これによって走行体3の水平度を保つ。なお、ボールキャスター10は、平行プレート11の長さ方向(矢印A−B方向)に沿って直列に2個設けられているが(1個のみ図示)、走行体3を水平に保持し、かつ走行体3の走行時の安定を保つことができるのであれば、その数は限定されるものではない。また、ボールキャスター10が走行する平行プレート11は屋根1の裏面に固定されたものであるが、もし屋根1の裏面が、ボールキャスター10が転がり得る程の平滑性を有しているのであれば、この屋根1の裏面を平行プレートとして使用しても良い。
また、走行体3の下面には牽引手段12が設けられている。この牽引手段12は走行体3の下面に固定されたリング13と、このリング13に取り付けられたロープ14とからなるものであって、作業員の人力でロープ14を引っ張ることによって、走行体3が矢印A又矢印B方向に移動される。
本実施の形態に示される雪庇除去装置100によれば、ロープ14を作業員が引っ張った場合に、走行体3に設けられた懸架式ローラ6によって、走行体3がハンガーレール5に沿って矢印A又は矢印B方向に移動し、これによって走行体3の一端側3Aにある雪庇切刃2が、屋根1から張り出した雪庇を切断・除去する。また、走行体3の他端側3Bにはボールキャスター10が設けられる構成であるので、走行体一端側3Aの雪庇切刃2の重量により、懸架式ローラ6を支点として走行体3の他端側3Bに位置するボールキャスター10が持ち上げられ、平行プレート11の下面に押し付けられる。
その結果、走行体3の姿勢を水平に維持できるとともに、走行体3がハンガーレール5に沿って移動した場合に、ボールキャスター10も平行プレート11上を同じ方向に転がり移動することになり、これにより走行体3が走行時に振動した場合であっても、その振動が、ボールキャスター10と平行プレート11との接触により抑えられ、走行体3の安定した走行、更には雪庇切刃2による安定した雪庇の除去が可能となる。また、ハンガーレール5上を走行する懸架式ローラ6は、ハンガーレール5の長さ方向に沿って少なくとも3個以上設けられていることから、仮に1つの懸架式ローラ6がハンガーレール5から外れたとしても、2個の懸架式ローラ6により、ハンガーレール5に対してそのままの水平な状態を保ち走行体3を走行させることができ、走行体3全体が回転し、脱落してしまうといったトラブルを防止することができる。
また、本実施の形態に示される雪庇除去装置100によれば、1本のハンガーレール5とこのハンガーレール5上を走行する懸架式ローラ6とを用いて、雪庇切刃2を走行させる構成であるので、駅のプラットホーム等の薄い屋根1に発生した雪庇も問題無く除去することが可能である。すなわち、駅のプラットホームの屋根1は、軽量化のために薄く撓み易い材料で構成されている場合が多く、このため、従来の特開昭62−253853号公報(特許文献1)に示される2本の平行なレールを介してローラが走行する方式の雪庇除去装置では、屋根1の撓みにより2本のレールの平行度が維持されず、走行体が途中で停止してしまうといったトラブルが発生する場合があるが、この実施の形態に示される雪庇除去装置100では、1本の支持レールにより走行体3を走行させる構成であるので、屋根1が撓んだとしても走行体3の走行に支障が生じず、駅のプラットホームのような薄い屋根1であっても、安定した雪庇除去作業が実現される。
また、この実施の形態に示される雪庇除去装置100では、1本のハンガーレール5と、3個の懸架式ローラ6と、雪庇切刃2が固定された走行体3と、1枚の平行プレート11と、平行プレート11に接触しながら移動する揺動防止手段8と、走行体3を牽引する牽引手段12とが、最低の構成要素となるものであり、従来公報に示される雪庇除去装置のような大掛かりな構成とならず、簡易な構成で、雪庇除去作業が実現される。また、走行体3に取り付けられた雪庇切刃2が、屋根1の軒先に沿って移動することで、軒先に発生した雪庇を除去するものであるので、従来のスコップを使用した雪庇除去方式のように、架線への電力供給を停止することなく、安全かつ確実に雪庇を除去することができる。
また、本実施の形態に示される雪庇除去装置100では、ボールキャスター10の上向きの力を受ける平行プレート11によって、走行体3の姿勢を水平に維持できるとともに、走行体3の走行時に発生する振動が、平行プレート11に対するボールキャスター10の接触及び回転により抑えられ、走行体3の安定した走行、更には雪庇切刃2による安定した雪庇の除去が可能となる。また、走行体3の下面にロープ14が設けられているので、作業員がこのロープ14を引っ張ることで、走行体3に取り付けられた雪庇切刃2を、屋根1の軒先に沿って移動させることができ、その軒先の雪庇を切断することができる。すなわち、雪庇除去装置100では、ロープ14という簡単な牽引手段で走行体3を走行させることが可能であり、簡素な装置が実現される。そして、このような雪庇除去装置100では、走行板3を走行させるためにロープ14を引く力は、測定では約1.7キログラムと軽く(但し、雪庇を切断していない状態)、人間1人の力で容易に操作することが可能である。その結果、雪庇が発生した場合には、駅担当者に連絡し、1人の職員が直に雪庇除去装置100を稼動させることができ、タイムラグを発生させず、雪庇の切断・除去が可能となる。
本実施の形態では、揺動防止手段8として平行プレート11の下面を転がるボールキャスター10が設けられているが、これに限定されず、ボールキャスター10に代えて、図4に示すような平行プレート11の下面を摺動する摺動部材15を設けても良い。そして、このような構成によっても同様に、摺動部材15にかかる上向きの力を平行プレート11が受けることで、走行体3の水平度が維持される。また、走行体3が走行時に振動した場合であっても、その振動が、平行プレート11に対する摺動部材15の摺動により抑えられ、走行体3の安定した走行、更には雪庇切刃2による安定した雪庇の除去が可能となる。また、本実施の形態では、雪庇切刃2を走行体3に対して垂直に固定したが、これに限定されず、屋根1との位置関係に基づき、雪庇切刃2を走行体3に対して傾斜するように固定しても良い。
また、前記ハンガーレール5及び平行プレート11は、屋根1の軒下に固定したが、これに限定されず、屋根1と別途に設けられた支持手段に固定しても良い。すなわち、前記ハンガーレール5及び平行プレート11は、屋根1の軒下に、その軒下の縁に沿う矢印A−B方向に配置することが必須であり、これらを支持する手段は特に限定されるものではない。又、走行板3を走行させるための手段として、ハンガーレール11及び懸架式ローラ6を用い、上から吊り下げる構造としたが、これに限定されず、通常のレール及びそのレール上を走行する車輪によって走行板3を下から支える構造としても良く、その際、車輪がレールから脱落しないように、レールの側部にガイドを設けると良い。
本発明は、駅のホーム等の屋根に使用される雪庇除去装置に関する。
雪庇除去装置100が屋根1に取り付けられた状態を示す斜視図 図1の雪庇除去装置100を矢印II方向から見た側面図 図2を矢印III方向から見た走行用ローラの配列を示す図。 揺動防止手段8の変形例を示す図
符号の説明
1 屋根
2 雪庇切刃(雪庇除去刃)
3 走行体
5 ハンガーレール(支持レール)
6 懸架式ローラ(走行用ローラ)
8 揺動防止手段
10 ボールキャスター(球状車輪)
12 牽引手段
14 ロープ
15 摺動部材

Claims (3)

  1. プラットホーム屋根の軒先の縁に沿うように配置された1本の支持レールと、この支持レールと平行でかつこの支持レールを挟んで屋根軒先の縁と反対側に配置された平行プレートと、前記支持レールに沿って移動自在な走行用ローラを有する走行体と、この走行体の一端側に屋根軒先の縁から外に向けて突出するように設けられた雪庇除去刃と、前記走行体の他端側に配置されて前記平行プレートの下面に対して接触しながら移動することにより前記走行体の姿勢を維持する揺動防止手段と、前記走行体を引っ張り移動させるための牽引手段とから構成され、前記支持レール上を走行する走行用ローラは、前記支持レールの長さ方向に沿って少なくとも3個以上配列したことを特徴とする雪庇除去装置。
  2. 前記揺動防止手段は、平行プレートの下面を転がる球状車輪を有してなることを特徴とする請求項1に記載の雪庇除去装置。
  3. 前記揺動防止手段は、平行プレートの下面と摺動する摺動部材を有してなることを特徴とする請求項1に記載の雪庇除去装置。
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