JP3161248U - 移動式吊り足場装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は橋梁などの高架構築物に対してメンテナンス作業を行うための軽量で高架構築物上面の機能を阻害せず迅速に設置でき足場の長さを自由に調整することができる移動式吊り足場装置を得ることにある。【解決手段】構築物に沿って展張した状態で取り付けられるガイドロープと、このガイドロープに装備された滑車と、この滑車によって保持される足場と、足場を高架構築物の長手方向に自在に移動するための移動用ロープを有することを手段としている。【選択図】図1

Description

本考案は橋梁などの高架構築物に対してメンテナンス作業を行うための移動式吊り足場装置に関する。
橋梁などの高架構築物に対するメンテナンス作業を行うための足場装置として移動式吊り足場装置が従来一般に知られている。
前記移動式吊り足場装置は、高架道路などの高架構築物の長手方向に沿ってその下面側に固定される左右一対のハンガーレールと、各ハンガーレールに沿って前後方向に移動自在な複数個の吊持機と、各吊持機に吊持された複数個の第2吊持機と、左右一対の第2吊持機に相対移動自在に吊持されるガイドレールを上縁としたトラス梁を複数有することで上記ハンガーレールと直交する左右方向に移動自在な足場デッキなどで構成されている。(特許文献1参照)そしてこの移動式吊り足場装置では、高架道路などの高架構築物の下方に吊持された足場デッキが前後左右に移動できることで、高架構築物のメンテナンス作業を長手方向及び幅方向に渡って行えるようになっている。
特公平5−54551号公報
ところで、前記従来例による移動式吊り足場装置では、高架構築物の長手方向に沿ってその下面側に鋼製のハンガーレールを敷設し、各ハンガーレールに沿って前後方向に移動できる吊持機と、左右一対の吊持機に相対移動自在に吊持されるトラス梁を複数有することで上記ハンガーレールと直行する左右方向に移動自在な足場デッキなどで構成されている。ところで、前記従来例による移動式吊り足場装置では、ハンガーレールと足場デッキなどが鋼製であるため単位重量が嵩み、ハンガーレールの固定に多数の万力部材やアンカーなどで強固に固定する必要がある。また、鋼製で重量のある部材を搬入し、設置するために重機による作業が必要となり、高架構築物上面に広い作業空間と作業時間を必要とし、その間は高架構築物上面の本来の機能を阻害する。
そこで、本考案では単位重量の嵩む鋼製の構造物をほとんど使用することなく、橋梁など高架建築物の長手方向に自在に移動できる移動式吊り足場装置を提供する。
本考案はロープまたはワイヤーとわずかな鋼製の部材で移動式吊り足場装置を構築しようとするもので、そのために、高架構築物の幅方向両端近傍位置にそれぞれ長手方向に沿って展張状態で配置され、両端部が前記高架構築物に固定されたメインガイドロープと、各メインガイドロープにそれぞれ装備され、当該メインガイドロープに沿って走行自在とされた所定の間隔を置いて配置された滑車部材と、高架構築物の幅方向に沿って配置され、その両端部が前記滑車部材に連結部材を介して吊り下げられた移動足場からなる。
さらに、滑車は一対以上の複数個装備され、高架構築物の長手方向に沿って配置されたサブガイドロープと、各メインガイドロープ又はサブガイドロープに移動足場の位置を固定するカムデバイスと、前記メインガイドロープに装備された滑車部材の間隔を一定に保つ滑車スペーサーと、高架構築物の橋脚を回避して移動するための補助ロープを持つような形態を取り得る。
メインガイドロープは展張した状態で両端のみ固定されている。メインガイドロープは前記従来例による移動式吊り足場装置のハンガーレールに比較して軽量であり、固定箇所も格段に少ない。移動足場は吊り橋状の構造でロープまたはワイヤーとわずかな鋼製部材で構成されており、前記従来例による移動式吊り足場装置の足場デッキに比較して軽量である。軽量であるため、これらの構築には重機は必要でなく、高架構築物上面に広い作業空間と作業時間を必要としないため、高架構築物上面の本来の機能を阻害することなく移動式吊り足場装置を構築できる。
本考案による移動式吊り足場装置の一実施例の要部構造を示した下方斜視図である。 本考案による移動式吊り足場装置の一実施例の要部構造を示した正面図である。 本考案による移動式吊り足場装置の一実施例の要部構造を示した下方斜視図である。 本考案による移動式吊り足場装置の第1図I部拡大図である。
図1は一般の道路橋梁をメンテナンス作業対象とする一実施例の移動式吊り足場装置の全体構造を示す。この図1において、符号2は高架道路の長手方向に沿って取り付けられた一対のメインガイドロープ、符号4は各メインガイドロープに沿って走行する滑車、符号5は滑車を所定間隔に維持する滑車スペーサー、符号7はメインガイドロープの進行方向を一方向に限定するカムデバイス、符号6は滑車とカムデバイスと移動足場を連結する連結部材、符号8は移動足場、符号3は各メインガイドロープ2の下方に設置されたサブガイドロープをそれぞれ示している。
前記滑車4の構造の例としては、プーリとプーリの両端の軸部を支持する枠体からなり、枠体下部に連結部材を通す穴が開いている。前記連結部材6の例としては、一部が解放できる構造になっているオーバル型の金属である。前記カムデバイス7はメインガイドロープ2に装備され、メインガイドロープ2の一方向にのみ移動可能であって、反対方向へは移動不可能にする機能を有し、必要時にはその機能を解除して双方向への移動を妨げないようにする機能を有する。カムデバイス7自体はロープアクセス分野において周知の部材である。
この実施例では移動足場8は吊り橋状の構造になっていて軽量である。移動足場8の底面は縄ばしご状の構造になっていて、棒状の剛性体11が高架構築物の幅方向に直行する向きで等間隔に配置され、それぞれの剛性体11は吊索10で主索9に固定されていて、剛性体11に足場板12を固定してある。移動足場8の別の例としては、移動足場8の底面を十分な強度を持つ短い足場板の端部をロープまたはワイヤーで連結したものとし、それを吊索10で主索9に固定してもかまわない。主索9に働く引張力はメインガイドロープ2を高架構築物1の幅方向中央側に引くが、メインガイドロープ2は展張されており、引張力を保持する。
メインガイドロープ2はメンテナンス対象となる高架構築物1の範囲に応じて、高架構築物1の橋台または橋脚に新設したあと施工アンカーか、既存の吊りピースなどに、高架構築物1の幅方向両端近傍位置にそれぞれ長手方向に沿って展張状態で配置する。このメインガイドロープ2に滑車4と、対になる滑車4の間に管状の滑車スペーサー5と、対になる滑車4の両端に図4においてカムデバイス7aは矢印A方向にのみ移動方向を限定する向きに、カムデバイス7bは矢印B方向にのみ移動方向を限定する向きに配置した一対のカムデバイス7を装着し、移動足場8と連結部材6を介して連結される。
図4は右方向が高架構築物の長手方向における中央部側とする。移動足場8および作業員の重量が滑車4を通じてメインガイドロープ2に加わり、メインガイドロープ2はわずかに伸び、移動足場8はメインガイドロープ2中央部側、つまり図4の右矢印B方向に移動しようとするので、カムデバイス7aを固定状態に、カムデバイス7bは開放状態にしておく。
また、滑車4は片方のメインガイドロープ2に対になる2個でなく、対になるよう3個以上配置しても良い。
また、点検対象となる高架構築物1が長手方向に傾斜している場合、メインガイドロープ2は高架構築物の傾斜にあわせて配置する。その場合、移動足場8は常にメインガイドロープ2の低い側へ移動しようとするので、カムデバイス7は移動方向を高い側にのみ限定する向きにメインガイドロープ2の高い側の末端に装備すれば良い。
また、滑車スペーサー5の間隔を移動足場8の底面幅より広くとることで移動足場8の横揺れを防止する事も可能である。
また、高架構築物1が水平の場合には、移動足場8は上記のように常にガイドロープ2中央部側に移動しようとするので、図4におけるカムデバイス7aのみ装着しておいても良い。この場合、移動足場が後述の方法でメインガイドロープ2中央部まで移動したらカムデバイス7aを反対側のカムデバイス7b部に装着し直す。
次に、移動足場8の移動方法を図4を参照して説明する。メインガイドロープ2中央部側、つまり右矢印B方向へ移動するときは、メインガイドロープ2末端側のカムデバイス7aが固定状態であるので、カムデバイス7aを解除し、サブガイドロープ3を徐々にゆるめることで自然にメインガイドロープ2中央部方向へ移動し、目標とする位置まで来たらサブガイドロープ3を引いて足場を一旦停止させ、先に解除したメインガイドロープ2末端側のカムデバイス7aをロック状態にして停止する。また、メインガイドロープ2中央部から離れる方向、つまり左矢印A方向へ移動する時は、カムデバイス7aが固定状態、つまり左矢印A方向へは移動可能な状態であるので、サブガイドロープ3を左右同時に引いてメインガイドロープ2末端方向へ移動し、目標とする位置まで来たらサブガイドロープ3を引くのを終了して停止する。
他の実施例として、移動足場8の形状はメンテナンス作業対象となる高架構築物1の幅に応じて、桁橋状やトラス橋状やアーチ橋状や斜張橋状の構造も取り得る。
他の実施例として、図3はサブガイドロープ3を高架構築物1長手方向の移動足場8底面の高さに展張した状態でメインガイドロープ2と同様の方法で固定し、サブガイドロープ3に取り付けた滑車4と、対になる滑車の間に管状の滑車スペーサー5と、対になる滑車4の両端に移動足場8の移動方向をそれぞれメインガイドロープ2末端方向にのみ限定する向きにカムデバイス7を固定状態で装着し、移動足場8の底面と連結部材6を介して連結することで、移動足場8の横揺れを防止する実施例である。
1高架構築物
2メインガイドロープ
3サブガイドロープ
4滑車
5滑車スペーサー
6連結部材
7カムデバイス
8移動足場
9主索
10吊索
11剛性体
12足場板

Claims (5)

  1. 高架構築物の幅方向両端近傍位置にそれぞれ長手方向に沿って展張状態で配置され、両端部が前記高架構築物に固定されたメインガイドロープと、各メインガイドロープにそれぞれ装備され、当該メインガイドロープに沿って走行自在とされた滑車部材と、高架構築物の幅方向に沿って配置され、その両端部が前記滑車部材に連結され移動足場からなることを特徴とする移動式吊り足場装置。
  2. 各メインガイドロープに装備された滑車部材は、当該メインガイドロープに沿って所定間隔を置いて配置された複数個の滑車からなり、移動足場は連結部材を介して滑車に吊り下げられることを特徴とする請求項1に記載された移動式吊り足場装置。
  3. さらに、各メインガイドロープの下方位置にサブガイドロープが配置され、各サブガイドロープは各メインガイドロープに略平行に展張状態とされ、両端部が前記高架構築物に固定され、各サブガイドロープに沿って滑車部材が走行自在に設置され、前記移動足場の下部両端が前記滑車部材に連結された請求項2に記載された移動式吊り足場装置。
  4. さらに、前記メインガイドロープに装備された滑車部材、又は前記サブガイドロープに装備された滑車部材、又はその両方の間隔をスペーサーにより足場底面の幅より広くした事を特徴とする請求項1又は2又は3に記載された移動式吊り足場装置。
  5. さらに、各メインガイドロープに移動足場の位置を固定又は固定解除するカムデバイスを設置することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載された移動式吊り足場装置。
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