JPH1115629A - 表示装置及びその表示制御方法及び携帯型小型情報機器 - Google Patents

表示装置及びその表示制御方法及び携帯型小型情報機器

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JPH1115629A
JPH1115629A JP15552297A JP15552297A JPH1115629A JP H1115629 A JPH1115629 A JP H1115629A JP 15552297 A JP15552297 A JP 15552297A JP 15552297 A JP15552297 A JP 15552297A JP H1115629 A JPH1115629 A JP H1115629A
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JP15552297A
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Yuji Harada
雄二 原田
Hiroshi Nishikawa
寛 西川
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Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
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Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示内容を容易に把握でき、煩わしい表示操作
が不要で、視認性を向上する。 【解決手段】表示範囲を第1の領域と第2の領域に分割
し、第1の領域は情報を固定表示し、第2の領域は情報
を順次シフトさせカウンタの値まで表示シフトが繰り返
し、その順次シフトさせる時間間隔も変更可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置及びその
表示制御方法及び携帯型小型情報機器に関し、例えば、
携帯型情報機器等の電子機器に文字、数字、記号等を表
示させる際に、表示範囲よりも多くの情報を表示させる
ための表示装置及びその表示制御方法及び携帯型小型情
報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器により表示すべき情報が
表示範囲よりも多い場合は、特定キーを押下することに
より全体の表示内容を入れ替えたり、又は隣の桁に表示
している文字等を順次シフトすることによって多くの情
報を表示できるようにしている。このような順次シフト
して表示する方法の一例として、特開昭63−3871
6号及び特開昭63−5760号に開示されている。こ
れら従来技術においては、表示桁を一定時間毎にシフト
して表示範囲よりも多い情報を表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、表示範囲全体を入れ替えると、目視で読み
取るに当たって、文章のつながり、区切り等の配慮がさ
れておらず、内容の把握の容易さに関して全く配慮され
ていない。
【0004】また、文字等を順次シフトする方法をキー
を用いて行う方法は、多くの電子機器で応用されている
がキーを一回ずつ押下しながらシフトさせることが煩わ
しい作業であり、繰り返し内容を見たい場合は逆シフト
作業を同じ回数行う必要があった。
【0005】また、上述の先行技術においては、表示部
の全表示桁を一定時間毎にシフトしているために、情報
をシフトしながら表示している際にどのような見出しの
情報を表示しているのかが分からなくなってしまう不具
合があった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
され、その目的は、表示範囲を第1の領域と第2の領域
に分割し、第1の領域は情報を固定表示し、第2の領域
は情報を順次シフトさせカウンタの値まで表示シフトが
繰り返し、その順次シフトさせる時間間隔も可変でき、
表示内容を容易に把握でき、煩わしい表示操作が不要
で、視認性を向上できる表示装置及びその表示制御方法
及び携帯型小型情報機器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の表示装置は、以下の構成を備える。即ち、第
1の表示領域と第2の表示領域とを有する表示手段と、
前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示するた
めの第1の情報と第2の情報を記憶する記憶手段と、前
記第1の情報と第2の情報を前記記憶手段から読み出し
て、前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示さ
せる表示制御手段と、前記表示手段への表示時間を計時
する計時手段とを有し、前記表示制御手段は、前記計時
手段にて計時される表示時間間隔に応じて、前記第2の
表示領域に表示されている前記第2の情報を順次シフト
しながら表示するように前記表示手段を制御する。
【0008】また、好ましくは、前記表示制御手段は、
順次シフトされて表示される前記第2の情報の最後尾の
データを検出すると共に、該最後尾のデータの検出回数
をカウントするカウント手段と、前記最後尾のデータ検
出後に前記第2の情報の先頭のデータを最後尾のデータ
に続けて順次シフトしながら表示させる継続表示手段
と、予め決定されたカウンタ閾値とカウンタの値が一致
することにより順次シフトしながら表示する制御を終了
させる表示終了手段とを更に備える。
【0009】また、好ましくは、前記計時手段により計
時される表示時間間隔は変更可能である。
【0010】また、好ましくは、前記カウンタ閾値は変
更可能である。
【0011】また、好ましくは、前記表示制御手段は、
操作者による所定操作が検出されると前記表示手段の制
御を開始する。
【0012】上記目的を達成するために本発明の表示制
御方法は、以下の特徴を備える。即ち、第1の表示領域
と第2の表示領域とを有する表示手段と、前記第1の表
示領域と第2の表示領域に夫々表示するための第1の情
報と第2の情報を記憶する記憶手段と、前記第1の情報
と第2の情報を前記記憶手段から読み出して、前記第1
の表示領域と第2の表示領域に夫々表示させる表示制御
手段と、前記表示手段への表示時間を計時する計時手段
とを有する表示装置の表示制御方法であって、前記表示
制御手段により、前記計時手段にて計時される表示時間
間隔に応じて、前記第2の表示領域に表示されている前
記第2の情報を順次シフトしながら表示するように前記
表示手段を制御する。
【0013】また、好ましくは、前記表示制御手段は、
順次シフトされて表示される前記第2の情報の最後尾の
データを検出すると共に、該最後尾のデータの検出回数
をカウントし、前記最後尾のデータ検出後に前記第2の
情報の先頭のデータを最後尾のデータに続けて順次シフ
トしながら表示させ、予め決定されたカウンタ閾値とカ
ウンタの値が一致することにより順次シフトしながら表
示する制御を終了させる。
【0014】また、好ましくは、前記計時手段により計
時される表示時間間隔は変更可能である。
【0015】また、好ましくは、前記カウンタ閾値は変
更可能である。
【0016】また、好ましくは、前記表示制御手段は、
操作者による所定操作が検出されると前記表示手段の制
御を開始する。
【0017】上記目的を達成するために本発明の携帯型
小型情報機器は上記表示装置を備える。
【0018】従って、表示手段の表示可能範囲を第1の
領域と第2の領域に分割し、第1の領域に例えばスケジ
ュール情報の日付や時間あるいは電子メールで送られて
きた送付者の名前等、情報の中で重要な情報を固定的に
表示し、第2の領域に多くの情報量を有する付帯情報を
一定時間毎にシフトする方法としているために、順次シ
フトしながら流れている付帯情報が何に関するものかを
表示手段の第1の領域で表示しており、目視で読み取る
上で、内容の理解、把握に十分な配慮を可能としてい
る。
【0019】更に、付帯情報を繰り返し先頭データから
最後尾データまでを順次シフト表示させる方法としてい
るため、例えば電子辞書等に応用した場合、見出し単語
に対してその意味を繰り返しシフト表示する。従って、
各々の単語を覚えるにあたっては、繰り返し練習を自動
的にキーの押下なくして行うことができて、電子辞書の
活用を十分に利用させる機能を備えている。
【0020】加えて、順次シフトする時間間隔をユーザ
の指定により変更可能としているため、ユーザの好みで
表示している情報の順次シフトするスピードをコントロ
ールできるので情報を見る上においての配慮を十分に設
けている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明に係わる第1の実施形
態としての携帯型小型情報機器を模式的に示す正面図で
ある。
【0022】図1において、符号A1はドットマトリッ
クス構成で文字、数字、記号等のデータを表示する液晶
技術を用いた表示器である。符号A2は機器のモードを
選択するモードキーである。符号A3は文字、数字、記
号等を入力するキー群である。符号A4は電源ONやカ
ーソルの移動等を制御する制御キー群である。
【0023】図2〜図4は第1の実施形態の携帯型小型
情報機器による表示機能の変化の様子を時間経過と共に
示した図である。
【0024】図2は、電子機器に電子メールが入ってい
る場合の表示機能の変化の流れを示し、ディスプレイM
1では電源スイッチをONした時に電子メールが入って
いることを示すメッセージが表示される。ディスプレイ
M2ではON操作1秒後のメッセージが表示され、電子
メールの入手時間と差出人を表示している。ディスプレ
イM3ではディスプレイM2の1秒後(ON操作後2秒
後)のメッセージを表示し、差出人と付帯情報である電
子メールの内容を表示している。このディスプレイM3
では、電子メールの内容は、表示可能範囲よりも多く跡
切れしてしまった状態となっており、本発明の特徴点で
ある、順次付帯情報を一定時間毎に自動的にシフトする
状態をディスプレイM4〜M6で示している。
【0025】ディスプレイM4はON操作後3秒経ち、
一文字シフトした状態を示している。ディスプレイM5
は、ディスプレイM4の1秒後(ON操作後4秒後)の
表示であり、ディスプレイM3に比べて更に二文字シフ
トした状態を示している。ディスプレイM6は、ディス
プレイM5の1秒後(ON操作後5秒後)の表示であ
り、ディスプレイM3に比べて更に三文字シフトした状
態を示している。
【0026】図3はスケジュールキーを押下した場合の
スケジュール内容の表示機能の変化の流れを示す図であ
る。
【0027】図3において、ディスプレイM7ではスケ
ジュールキーを押下した時に、スケジュールがあること
を示すメッセージが表示される。ディスプレイM8では
スケジュールキーを押下してから1秒後、スケジュール
の日付と時間と共に付帯情報であるスケジュール内容が
表示され、ディスプレイM9〜M12では時間が経過す
るに従ってスケジュールの内容が順次シフトされながら
表示される。
【0028】ディスプレイM9は、ディスプレイM8の
1秒後(キー操作後2秒後)の表示であり、ディスプレ
イM8に比べて一文字シフトした状態を示している。デ
ィスプレイM10は、ディスプレイM9の1秒後(キー
操作後3秒後)の表示であり、ディスプレイM8に比べ
て二文字シフトした状態を示している。ディスプレイM
11は、ディスプレイM10の1秒後(キー操作後4秒
後)の表示であり、ディスプレイM8に比べて三文字シ
フトした状態を示している。ディスプレイM12は、デ
ィスプレイM11の1秒後(キー操作後5秒後)の表示
であり、ディスプレイM8に比べて四文字シフトした状
態を示している。
【0029】図4はユーザによりファンクションキーを
押した場合の表示メニューの変化の流れを示す図であ
る。
【0030】図4において、ディスプレイM13、M1
4ではONキーで電子メールが届いている場合に電子メ
ールの内容を表示するか否かを指示するための入力画面
が表示される。ディスプレイM15では電子メールやス
ケジュールの内容をシフトしながら表示する際の時間間
隔を変更するための画面を示している。ディスプレイM
16ではその時間間隔を1.0秒から0.5秒に変更し
た際の設定時間入力後の画面を示している。ディスプレ
イM17では電子メールやスケジュールの内容をシフト
しながら表示する際に、その内容を先頭から最後尾まで
シフトして何回繰り返し表示するかを設定する画面が表
示されている。ディスプレイM18では、その回数を3
回から5回に変更した際の設定回数入力後の画面を示し
ている。
【0031】図5は第1の実施形態の携帯型小型情報機
器の制御回路構成を示すブロック図である。
【0032】図5において、符号B1は中央演算処理装
置(CPU)であり、演算レジスタ、加減算器、後述す
るリードオンリメモリからのマイクロ命令を受け取りデ
コードして色々なマイクロ命令を実行する処理部を含
む。またキーボードやモデムからの入力に応えて、色々
の処理の実行を司り、その結果を表示制御回路に伝えて
表示出力を行う。
【0033】符号B2はリードオンリメモリであり、中
央演算処理装置B1の内部でカウントするアドレス値に
対応する格納済みのマイクロ命令を出力し、色々な処理
の実行をコード化したマイクロ命令群を記憶している。
【0034】符号B3はランダムアクセスメモリであ
り、読み出し及び書き込み可能なメモリであり、スケジ
ュールあるいは電子メールの情報を中央演算処理装置B
1より指定されるアドレス値に対応した場所に格納す
る。
【0035】符号B4はキーボードであり、図1で示し
たキー群のどのキーを押したかを中央処理装置B1に伝
える。
【0036】符号B5は計時回路であり、クリスタルの
発振回路によりクロックパルスを発生させ、内部タイマ
により0.1秒、0.5秒、1.0秒等の時間をカウン
トして、中央演算処理装置B1からの命令でタイマの値
を知らせ、時間経過に伴なう処理の変更を実施可能とす
る。
【0037】符号B6は表示制御回路であり、リードオ
ンリメモリB2に格納されているマイクロ命令を次々と
実行して求めた結果を表示する際に、その表示用データ
を後述する表示用メモリに一旦格納し、表示器の仕様に
対応するタイミングパルス及びデータ用信号を発生す
る。
【0038】符号B7は表示用メモリであり、表示器の
一行目に対応したデータを記憶するDSPRAM−Aと
二行目に対応したデータを記憶するDSPRAM−Bと
三行目に対応したデータを記憶するDSPRAM−Cで
構成されている。
【0039】符号B8は表示器であり、同図で表示して
いる例では、スケジュールデータを表示している状態を
示しており、図5の表示器B8の三行目を一定のタイミ
ング間隔でシフトしながら表示する制御を、上述した回
路構成により可能としている。
【0040】符号B9はモデムユニットであり、電話回
線を通じて送られてくる電子メールを受け取り、その信
号を加工して中央演算処理装置B1が受け取り可能なコ
ードに変更した後に送付する。
【0041】図5に示した構成により表示器B8の一行
目と二行目を固定表示し、三行目をシフトしながら表示
することにより、本発明の特徴点である表示制御を実行
可能にしているが、より理解を得るためにスケジュール
の内容をシフトしながら表示する処理を図6のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0042】図6において、ステップF1でxの値を初
期化のためにゼロに設定する。このx値はスケジュール
の内容の先頭から最後尾までを何回繰り返し表示したか
をカウントするカウンタ値である。ステップF2で計時
手段のタイマ値をゼロに初期化し、ステップF3でタイ
マをスタートさせ計時を開始する。
【0043】ステップF4でタイマの値が0.5秒、
1.0秒等の予め設定した秒数に対応する値mと一致し
ているかを判別し、一致するまで待った後、ステップF
5でDSPRAM−Cを左へシフトし、これにより表示
器の三行目が一文字分だけ左シフトして、一番左端の文
字が消されると同時に、一番右端に新たに表われる文字
を指定するため、指定アドレスA1に1を加える処理を
ステップF6で行い、ステップF7ではそのアドレス値
がスケジュール内容の最後尾に続くエンドコードか否か
の判別を行い、ステップF7でNOであれば指定するR
AMの値をDSPRAM−Cの一番右端に対応する位置
に格納する処理をステップF8で行う。
【0044】以上のステップF2〜F8を繰り返すこと
により0.5秒、1.0秒等の予め設定した秒数に対応
する値mの時間間隔毎に表示器の三行目に対応するDS
PRAM−Cを次々と左シフトし、また新たなスケジュ
ールの内容がステップF8で次々と追加されて表示する
ことが可能となる。
【0045】一方、ステップF7でエンドコードを検出
したとき、即ちスケジュール内容の最後尾に続くコード
を検出すると、ステップF9でカウンタxの値をプラス
1してカウントアップし、ステップF10で予め設定し
た回数nとの比較を行う。ステップF10でx値と設定
値が一致していなければ、ステップF11で指定アドレ
スA1の初期化を行い、先頭データの指定を行う。ステ
ップF2〜F8を繰り返して設定値nが指定する回数だ
け表示器の三行目に表示する内容を繰り返し表示する。
x値と設定値nがステップF10の判別で一致すれば、
ステップF12で同サブルーチンの処理を終了する。
【0046】以上、第1の実施形態では、スケジュール
情報や電子メール情報を格納可能な情報機器においてラ
ンダムアクセスメモリに格納されているそれらの情報を
中央演算処理装置及び表示制御回路の制御により表示器
の一部に表示される内容を次々とシフトし、またシフト
を重ねることにより情報を自動的に繰り返し廻して、ユ
ーザに内容を分かりやすくする効果を実現可能としてい
る。 [第2の実施形態]図7は本発明に係わる第2の実施形
態としての時計付電子熟語帳を模式的に示す正面図であ
る。
【0047】図7において、符号A5はドットマトリッ
クス構成で日本語の文字とそれに対応する英語の熟語を
表示する表示器の一部で、符号A6は数字で時間を表示
する表示器である。符号A7は計算機能、時計設定、ア
ラーム設定等の機能を入力操作するためのキーボード部
である。
【0048】図8は、図7に示す時計付電子熟語帳のア
ラーム設定時の表示を示す図である。図8において、デ
ィスプレイA8はアラームの設定時間を表示している。
【0049】図9は第2の実施形態の時計付電子熟語帳
における表示機能の変化の流れを示す図である。
【0050】図9において、ディスプレイM19はアラ
ーム時間となり、アラーム音が発生した後、アラームス
トップキーを押下してアラームを止めた時の表示状態を
示すもので、その10秒後に自動的に覚えるべき熟語の
一部をディスプレイM20にて表示する。更にディスプ
レイM20の1秒後(計11秒後)、ディスプレイM2
1にて一文字分シフトし1秒毎にシフトしていくことで
ディスプレイM21の7秒後(計18秒後)にディスプ
レイM22を表示し、更にディスプレイM22の9秒後
(計27秒後)にディスプレイM23を表示し、熟語の
先頭の部分が表れてくる。ディスプレイM24ではその
1秒後(計28秒後)に更に、一文字シフトした画面が
表示される。
【0051】図10は、本発明係わる第2の実施形態の
表示制御を示し、表示器の一部を使って熟語を自動的に
一文字ずつシフトし表示していく処理を示したフローチ
ャート図である。
【0052】図10において、ステップF13でx値を
初期化のため、ゼロに設定する。x値は熟語データの先
頭から最後尾までを何回繰り返し廻したかをカウントす
るカウンタ値である。
【0053】ステップF14では1秒間の時間待ちを行
い、ステップF14で1秒待った後、ステップF15で
表示用記憶部の一部であるDSPRAM−Aを左シフト
し、ステップF16で一番右端に新たに表れる文字を指
定されるため、指定アドレスA1に1を加える。ステッ
プF17では、指定アドレスA1で指定される文字コー
ドがエンドコードかの判別を行い、NOであれば、指定
アドレスA1が指定するROMの値をDSPRAM−A
の一番右端に対応する位置に格納する処理をステップF
18で行う。上述のステップF14〜F18を繰り返す
ことにより1秒間隔で表示器の上部に対応するDSPR
AM−Aを次々と左シフトし、新たな熟語の内容をRO
M(リードオンリメモリ)から読み出して、次々と追加
していくことが可能となる。
【0054】ステップF17でエンドコードを検出した
とき、即ち熟語データの最後尾に続くコードが検出され
ると、ステップF19でカウンタのx値が予め設定され
た値である4かどうかの判別を行う。ステップF19で
YESならばステップF22で熟語データをシフトしな
がら5回繰り返し廻したこととなり、同サブルーチンを
終了する。
【0055】ステップF19でNOであればステップF
20でカウンタNの値に1を加え指定アドレスA1を初
期化して熟語データの最後尾の表示に続けて先頭データ
を表示できる様に、先頭データを示すアドレスをA1で
指定する。
【0056】上述のステップF14〜F21を繰り返し
てカウンタのx値がカウントする回数4になるまで表示
器の文字表示部分の表示をシフトしながら表示する。
【0057】以上、第2の実施形態では熟語データを格
納して表示する機器において、表示器の一部に表示され
る熟語データの内容を次々とシフトし、またシフトを重
ねることにより情報を自動的に繰り返し廻して、ユーザ
が度々キーを押すことなく、内容全体を分かりやすく表
示する効果を実現可能としている。尚、本発明は、複数
の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0058】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0059】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0060】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0061】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0063】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0064】即ち、少なくとも「第1の情報」、「第2
の情報」、「表示制御モジュール」のプログラムコード
を記憶媒体に格納すればよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、表
示器の一部の表示範囲を、ユーザによるキー操作を行う
ことなく、自動的に一定時間間隔でシフトしながら表示
する手段を備え、かつ表示したいデータの先頭から最後
尾までを指定回数、または固定回数繰り返し回す手段を
備えることにより、表示領域を超えるデータを表示する
際も、キー操作なくデータ全体を把握できる効果があ
り、また繰り返し廻して表示させるために、データ内容
を十分理解することが可能となる。
【0066】例えば、会議中などの場所でスケジュール
や電子メールの内容を見たい時にシフトキーを何回も押
さなければならない従来例に比べ、自動的に一定時間間
隔でシフトし表示してくれるので、一度キーを操作する
だけで全体を容易に把握することができる。また、小さ
い表示面積でデータ全体を把握できるために、表示の小
さい使い易い装置を提供可能であり、即ち、装置の小
型、軽量化で安価な使い易い装置の提供が可能となる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施形態として携帯型小
型情報機器を模式的に示す正面図である。
【図2】第1の実施形態の携帯型小型情報機器による表
示機能の変化の様子を時間経過と共に示した図である。
【図3】第1の実施形態の携帯型小型情報機器による表
示機能の変化の様子を時間経過と共に示した図である。
【図4】第1の実施形態の携帯型小型情報機器による表
示機能の変化の様子を時間経過と共に示した図である。
【図5】第1の実施形態の携帯型小型情報機器の回路構
成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態の携帯型小型情報機器の表示制
御処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係わる第2の実施形態としての時計付
電子熟語帳を模式的に示す正面図である。
【図8】図7に示す時計付電子熟語帳のアラーム設定時
の表示を示す図である。
【図9】第2の実施形態の時計付電子熟語帳における表
示機能の変化の流れを示す図である。
【図10】第2の実施形態の表示制御を示し、表示器の
一部を使って熟語を自動的に一文字ずつシフトし表示し
ていく処理を示したフローチャート図である。
【図11】本発明の表示制御方法を記録媒体に記憶させ
た場合のメモリマップ例を示す図である。
【符号の説明】
A1 表示器 A2 モードキー群 A3 入力キー群 A4 制御キー群 A5 表示器 A6 表示器 A7 キーボード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示領域と第2の表示領域とを有
    する表示手段と、 前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示するた
    めの第1の情報と第2の情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の情報と第2の情報を前記記憶手段から読み出
    して、前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示
    させる表示制御手段と、 前記表示手段への表示時間を計時する計時手段とを有
    し、 前記表示制御手段は、前記計時手段にて計時される表示
    時間間隔に応じて、前記第2の表示領域に表示されてい
    る前記第2の情報を順次シフトしながら表示するように
    前記表示手段を制御することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、 順次シフトされて表示される前記第2の情報の最後尾の
    データを検出すると共に、該最後尾のデータの検出回数
    をカウントするカウント手段と、 前記最後尾のデータ検出後に前記第2の情報の先頭のデ
    ータを最後尾のデータに続けて順次シフトしながら表示
    させる継続表示手段と、 予め決定されたカウンタ閾値とカウンタの値が一致する
    ことにより順次シフトしながら表示する制御を終了させ
    る表示終了手段とを更に備えることを特徴とする請求項
    1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記計時手段により計時される表示時間
    間隔は変更可能であることを特徴とする請求項1に記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記カウンタ閾値は変更可能であること
    を特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、操作者による所定
    操作が検出されると前記表示手段の制御を開始すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 第1の表示領域と第2の表示領域とを有
    する表示手段と、 前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示するた
    めの第1の情報と第2の情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の情報と第2の情報を前記記憶手段から読み出
    して、前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示
    させる表示制御手段と、 前記表示手段への表示時間を計時する計時手段とを有す
    る表示装置の表示制御方法であって、 前記計時手段にて計時される表示時間間隔に応じて、前
    記第2の表示領域に表示されている前記第2の情報を順
    次シフトしながら表示するように前記表示手段を制御す
    ることを特徴とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段は、 順次シフトされて表示される前記第2の情報の最後尾の
    データを検出すると共に、該最後尾のデータの検出回数
    をカウントし、 前記最後尾のデータ検出後に前記第2の情報の先頭のデ
    ータを最後尾のデータに続けて順次シフトしながら表示
    させ、 予め決定されたカウンタ閾値とカウンタの値が一致する
    ことにより順次シフトしながら表示する制御を終了させ
    ることを特徴とする請求項6に記載の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記計時手段により計時される表示時間
    間隔は変更可能であることを特徴とする請求項6に記載
    の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記カウンタ閾値は変更可能であること
    を特徴とする請求項7に記載の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、操作者による所
    定操作が検出されると前記表示手段の制御を開始するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の表示制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の表示装置を備えることを特徴とする携帯型小型情報
    機器。
  12. 【請求項12】 第1の表示領域と第2の表示領域とを
    有する表示手段と、 前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示するた
    めの第1の情報と第2の情報を記憶する記憶手段と、 前記第1の情報と第2の情報を前記記憶手段から読み出
    して、前記第1の表示領域と第2の表示領域に夫々表示
    させる表示制御手段と、 前記表示手段への表示時間を計時する計時手段とを有す
    る表示装置を表示制御するためのプログラムコードが格
    納されたコンピュータ可読メモリであって、 前記計時手段にて計時される表示時間間隔に応じて、前
    記第2の表示領域に表示されている前記第2の情報を順
    次シフトしながら表示するように前記表示手段を制御す
    る工程のコードを有することを特徴とするコンピュータ
    可読メモリ。
JP15552297A 1997-06-12 1997-06-12 表示装置及びその表示制御方法及び携帯型小型情報機器 Withdrawn JPH1115629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7107077B2 (en) 2001-01-17 2006-09-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for displaying a message in a dual LCD folder-type mobile terminal

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