JPH1115381A - 虹色光沢を有するラベル - Google Patents
虹色光沢を有するラベルInfo
- Publication number
- JPH1115381A JPH1115381A JP19770897A JP19770897A JPH1115381A JP H1115381 A JPH1115381 A JP H1115381A JP 19770897 A JP19770897 A JP 19770897A JP 19770897 A JP19770897 A JP 19770897A JP H1115381 A JPH1115381 A JP H1115381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- layer
- synthetic resin
- vapor deposition
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複雑な加工が不要で、安価に形成可能な虹色光
沢を有するラベルを提供する。 【解決手段】合成樹脂の延伸フィルムよりなるラベル基
材2に、加熱により軟化するアンカーコート層3をグラ
ビア印刷等により0.1〜5μmの厚みに形成し、該ア
ンカーコート層3に重ねて厚さ300〜1000Åのア
ルミニウムの蒸着層4を形成した後加熱して、蒸着面が
微細な凹凸状になって反射光が干渉して虹色光沢を表す
ようにしたラベル。
沢を有するラベルを提供する。 【解決手段】合成樹脂の延伸フィルムよりなるラベル基
材2に、加熱により軟化するアンカーコート層3をグラ
ビア印刷等により0.1〜5μmの厚みに形成し、該ア
ンカーコート層3に重ねて厚さ300〜1000Åのア
ルミニウムの蒸着層4を形成した後加熱して、蒸着面が
微細な凹凸状になって反射光が干渉して虹色光沢を表す
ようにしたラベル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品の容器や各
種物品に貼着等して使用する、虹色光沢を有するラベル
に関するものである。
種物品に貼着等して使用する、虹色光沢を有するラベル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品の容器や、貴金属を収納す
るケース等には高級感や美しさを演出するために金属光
沢や虹色の光沢を有するラベルが貼着されることが多
い。このようなラベルとしては、ホログラムを部分的に
ホットスタンプ等して形成したものがある。しかし、ホ
ログラムを形成し金属光沢を有するものは、高級感が得
られるため好ましいが、ホログラムは加工が複雑で高価
なものであった。
るケース等には高級感や美しさを演出するために金属光
沢や虹色の光沢を有するラベルが貼着されることが多
い。このようなラベルとしては、ホログラムを部分的に
ホットスタンプ等して形成したものがある。しかし、ホ
ログラムを形成し金属光沢を有するものは、高級感が得
られるため好ましいが、ホログラムは加工が複雑で高価
なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記ホログ
ラムのように加工が複雑でなく、安価に形成可能な虹色
光沢を有するラベルを提供することを課題とする。
ラムのように加工が複雑でなく、安価に形成可能な虹色
光沢を有するラベルを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係わるラベルは次のような手段を採用す
る。第一の手段は、合成樹脂の延伸フィルムよりなるラ
ベル基材に加熱により軟化するアンカーコート層を0.
1〜5μmの厚みに形成し、該アンカーコート層に重ね
て厚さ300〜1000Åのアルミニウムの蒸着層を形
成した後加熱した虹色光沢を有するラベルである。ま
た、前記蒸着層は所望の形状(文字、デザイン等)に形
成することもできる。以上の手段によるラベルは、非常
に簡単な加工により得ることができるものである。ま
た、第二の手段は、合成樹脂製フィルムよりなるラベル
基材に半透明金属蒸着層が所望の形状で部分的に形成さ
れ、該半透明金属蒸着層に透明合成樹脂層を介して光反
射性を有する金属蒸着層を形成したことを特徴とする虹
色光沢を有するラベルである。このような手段によれ
ば、金属光沢の中に虹色光沢が浮かび上がったように見
えるラベルが形成される。
め、本発明に係わるラベルは次のような手段を採用す
る。第一の手段は、合成樹脂の延伸フィルムよりなるラ
ベル基材に加熱により軟化するアンカーコート層を0.
1〜5μmの厚みに形成し、該アンカーコート層に重ね
て厚さ300〜1000Åのアルミニウムの蒸着層を形
成した後加熱した虹色光沢を有するラベルである。ま
た、前記蒸着層は所望の形状(文字、デザイン等)に形
成することもできる。以上の手段によるラベルは、非常
に簡単な加工により得ることができるものである。ま
た、第二の手段は、合成樹脂製フィルムよりなるラベル
基材に半透明金属蒸着層が所望の形状で部分的に形成さ
れ、該半透明金属蒸着層に透明合成樹脂層を介して光反
射性を有する金属蒸着層を形成したことを特徴とする虹
色光沢を有するラベルである。このような手段によれ
ば、金属光沢の中に虹色光沢が浮かび上がったように見
えるラベルが形成される。
【0005】
【発明の実施形態】本発明の実施形態について図面を用
いて説明する。図1は、第1の実施形態のラベル1の断
面を示す説明図で、2は合成樹脂の延伸フィルムよりな
るラベル基材である。ラベル基材2の延伸フィルムは、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルやポリプ
ロピレン等の合成樹脂を一軸又は二軸延伸加工した厚さ
10〜100μmのフィルムを使用することができる。
いて説明する。図1は、第1の実施形態のラベル1の断
面を示す説明図で、2は合成樹脂の延伸フィルムよりな
るラベル基材である。ラベル基材2の延伸フィルムは、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルやポリプ
ロピレン等の合成樹脂を一軸又は二軸延伸加工した厚さ
10〜100μmのフィルムを使用することができる。
【0006】3は、延伸フィルム2の表面にグラビア印
刷等の手法により塗布された厚さ0.1〜5μmのアン
カーコート層である。アンカーコート層3は、例えばウ
レタンポリエステル系樹脂等より形成される
刷等の手法により塗布された厚さ0.1〜5μmのアン
カーコート層である。アンカーコート層3は、例えばウ
レタンポリエステル系樹脂等より形成される
【0007】4は、アンカーコート層3の表面に形成さ
れたアルミニウムの蒸着層である。この蒸着層4は、文
字や図柄等を表す形に部分的に形成されており、例えば
蒸着が不要な部分に水溶性塗膜を形成した後、アンカー
コート層3および水溶性塗膜の全面を覆う蒸着を施し、
そして前記不要な部分を水洗処理により、除去(いわゆ
るシーライト加工)することにより形成することができ
る。蒸着層4の厚みは300〜1000Å、好ましくは
350〜700Åである。
れたアルミニウムの蒸着層である。この蒸着層4は、文
字や図柄等を表す形に部分的に形成されており、例えば
蒸着が不要な部分に水溶性塗膜を形成した後、アンカー
コート層3および水溶性塗膜の全面を覆う蒸着を施し、
そして前記不要な部分を水洗処理により、除去(いわゆ
るシーライト加工)することにより形成することができ
る。蒸着層4の厚みは300〜1000Å、好ましくは
350〜700Åである。
【0008】また、アンカーコート層3および蒸着層4
はこのように積層された後、アンカーコート層3を形成
する樹脂が軟化し変形可能となる温度に加熱することに
より表面(蒸着面)が微細な凹凸状になり、フィルム
側、あるいは蒸着面側より目視することにより、蒸着面
の反射光が干渉することによって虹色光沢が得られるよ
うになる。
はこのように積層された後、アンカーコート層3を形成
する樹脂が軟化し変形可能となる温度に加熱することに
より表面(蒸着面)が微細な凹凸状になり、フィルム
側、あるいは蒸着面側より目視することにより、蒸着面
の反射光が干渉することによって虹色光沢が得られるよ
うになる。
【0009】尚、上記第1実施形態のラベル1には、図
示しない印刷層(文字、デザイン等)が延伸フィルム2
の片面又は両面あるいは蒸着層4の表面に形成され、ま
た、延伸フィルム2側または蒸着層4側には、粘着剤や
感熱接着剤等の接着層が適宜形成される。
示しない印刷層(文字、デザイン等)が延伸フィルム2
の片面又は両面あるいは蒸着層4の表面に形成され、ま
た、延伸フィルム2側または蒸着層4側には、粘着剤や
感熱接着剤等の接着層が適宜形成される。
【0010】次に、第2の実施形態のラベル2について
図2を用いて説明する。6は、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル等の透明な合成樹脂製フィルム
よりなるラベル基材である。ラベル基材6の片面又は両
面には、図示しない印刷層(文字、デザイン等)が形成
されている。
図2を用いて説明する。6は、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル等の透明な合成樹脂製フィルム
よりなるラベル基材である。ラベル基材6の片面又は両
面には、図示しない印刷層(文字、デザイン等)が形成
されている。
【0011】7は、半透明金属蒸着層で、例えばアルミ
ニウムの真空蒸着により厚さ100・〜250Å程度で
部分的に形成されている。8は、透明合成樹脂層であ
り、該透明合成樹脂層8は、例えば無色透明な合成樹脂
を押出しコーティングや溶液コーティングにより薄膜状
に形成されるものである。
ニウムの真空蒸着により厚さ100・〜250Å程度で
部分的に形成されている。8は、透明合成樹脂層であ
り、該透明合成樹脂層8は、例えば無色透明な合成樹脂
を押出しコーティングや溶液コーティングにより薄膜状
に形成されるものである。
【0012】9は、光反射性を有する金属蒸着層であ
り、アルミニウム等を厚さ350〜800Å程度に真空
蒸着法等により形成することができる。この金属蒸着層
9の内面側(図2の下方側)には、粘着剤や感熱接着剤
等の接着層が適宜形成される。
り、アルミニウム等を厚さ350〜800Å程度に真空
蒸着法等により形成することができる。この金属蒸着層
9の内面側(図2の下方側)には、粘着剤や感熱接着剤
等の接着層が適宜形成される。
【0013】本発明の第2の実施形態のラベルは、上述
のような構成を有するためラベル基材6より入射した光
は、半透明金属蒸着層7および光反射性を有する金属蒸
着層9によって反射することになり、これらの反射光が
干渉して虹色光沢として目視できるようになる。また、
半透明金属蒸着層7は、部分的に形成されているため、
虹色光沢が部分的に浮き上がったように視ることができ
る。尚、半透明金属蒸着層7および薄膜状の合成樹脂層
8を交互に複数回重ねて設けることにより、様々な虹色
光沢を得ることができる。
のような構成を有するためラベル基材6より入射した光
は、半透明金属蒸着層7および光反射性を有する金属蒸
着層9によって反射することになり、これらの反射光が
干渉して虹色光沢として目視できるようになる。また、
半透明金属蒸着層7は、部分的に形成されているため、
虹色光沢が部分的に浮き上がったように視ることができ
る。尚、半透明金属蒸着層7および薄膜状の合成樹脂層
8を交互に複数回重ねて設けることにより、様々な虹色
光沢を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の虹色光沢を有するラベルは、従
来技術のホログラムのように複雑な加工が不要で一般的
な蒸着技術と樹脂コーティングにより形成できるもので
あるため、加工が容易であり、任意の部分(文字、図
柄)に虹色光沢を形成することができる。
来技術のホログラムのように複雑な加工が不要で一般的
な蒸着技術と樹脂コーティングにより形成できるもので
あるため、加工が容易であり、任意の部分(文字、図
柄)に虹色光沢を形成することができる。
【図1】本発明の第1実施形態のラベル断面を示す説明
図。
図。
【図2】本発明の第2実施形態のラベル断面を示す説明
図。
図。
2:ラベル基材 3:アンカーコート層 4:蒸
着層 6:ラベル基材 7:半透明金属蒸着層 8:透
明合成樹脂層 9:金属蒸着層
着層 6:ラベル基材 7:半透明金属蒸着層 8:透
明合成樹脂層 9:金属蒸着層
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂の延伸フィルムよりなるラベル
基材(2)に加熱により軟化するアンカーコート層
(3)を0.1〜5μmの厚みに形成し、該アンカーコ
ート層(3)に重ねて厚さ300〜1000Åのアルミ
ニウムの蒸着層(4)を形成した後加熱したことを特徴
をする虹色光沢を有するラベル。 - 【請求項2】 前記蒸着層(4)が、所望の形状で部分
的に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の
虹色光沢を有するラベル。 - 【請求項3】 合成樹脂製フィルムよりなるラベル基材
(6)に半透明金属蒸着層(7)が所望の形状で部分的
に形成され、該半透明金属蒸着層(7)に透明合成樹脂
層(8)を介して光反射性を有する金属蒸着層(9)を
形成したことを特徴とする虹色光沢を有するラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19770897A JPH1115381A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 虹色光沢を有するラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19770897A JPH1115381A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 虹色光沢を有するラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115381A true JPH1115381A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16379046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19770897A Pending JPH1115381A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 虹色光沢を有するラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1115381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001328206A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-11-27 | Oji Paper Co Ltd | 金属蒸着フィルムおよびそれを用いた粘着シート |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP19770897A patent/JPH1115381A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001328206A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-11-27 | Oji Paper Co Ltd | 金属蒸着フィルムおよびそれを用いた粘着シート |
JP4581267B2 (ja) * | 2000-03-17 | 2010-11-17 | 王子製紙株式会社 | 金属蒸着フィルムを用いた粘着シート |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4837072A (en) | Embossing foil | |
KR940013627A (ko) | 선명하게 착색된 고광택 플라스틱 제품의 제조방법 | |
JPH08103982A (ja) | 光輝性化粧シート | |
JPS625058B2 (ja) | ||
JPS62231753A (ja) | 虹彩模様を呈する積層体及びその製造方法 | |
JPH1115381A (ja) | 虹色光沢を有するラベル | |
KR960705982A (ko) | 증착제품 및 그 제조방법 (product of vapor deposition and method of manufacturing same) | |
JP2640887B2 (ja) | 部分ホログラム転写シート | |
JP2542549B2 (ja) | 部分ホログラムの製造方法 | |
JPH0539583A (ja) | 部分蒸着化粧シートの製造方法 | |
JPS6017824B2 (ja) | 金属模様プレ−トの製造方法 | |
JPH0736742Y2 (ja) | 光輝性装飾シート | |
JP2605530B2 (ja) | 包装材料 | |
JPH0737112B2 (ja) | 装飾用積層体 | |
JPS6114228B2 (ja) | ||
JPH0414450A (ja) | 化粧フィルムとその製造方法 | |
JPH0214144A (ja) | 化粧シート | |
JPH06322629A (ja) | 箔糸製造用シート及びその製造方法 | |
JPS6043792B2 (ja) | 光沢差によつて模様を現出させた物品とその製造方法 | |
JPH0745256B2 (ja) | 印刷物 | |
JP2554586Y2 (ja) | 光輝性絵付け成型品 | |
JP3057356B2 (ja) | 転写箔の製造方法 | |
JPS63143579A (ja) | ホログラム転写材 | |
JP2569698Y2 (ja) | 光輝性装飾転写箔 | |
KR100525053B1 (ko) | 이중증착 열전사박 |