JPH11153805A - 透明電極膜用アライメントマーク - Google Patents

透明電極膜用アライメントマーク

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JPH11153805A
JPH11153805A JP9320820A JP32082097A JPH11153805A JP H11153805 A JPH11153805 A JP H11153805A JP 9320820 A JP9320820 A JP 9320820A JP 32082097 A JP32082097 A JP 32082097A JP H11153805 A JPH11153805 A JP H11153805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルター上の透明電極膜パターンが
遮光パターンに対して許容値以内にアライメントされて
いるか否か、また、透明電極膜パターンのボケ量が許容
値以内にあるか否かを簡便に検出できるアライメントマ
ーク。 【解決手段】 遮光層パターン及び透明電極膜パターン
それぞれに一定の位置関係で、アライメント用遮光層マ
ーク3、アライメント用透明電極膜マーク5が設けら
れ、aを透明電極膜パターンに許容される位置ズレ量の
絶対値とするとき、少なくとも1次元方向において、ア
ライメント用遮光層マーク3は、中心に幅が2a以上の
sである遮光層パターン32と、その両側に間隔aを置
いて幅がaの遮光層パターン31とからなり、アライメ
ント用透明電極膜マーク5は、幅がs+2aの透明電極
膜パターン51からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明電極膜用アラ
イメントマークに関し、特に、液晶表示装置用等のカラ
ーフィルター上に形成された透明電極膜パターンがブラ
ックマトリックスに対して許容値以内にアライメントさ
れているか否か、また、透明電極膜パターンのボケ量が
許容値以内にあるか否かを簡便に検出できるアライメン
トマークに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置用のカラーフィルタ
ーは、例えば、透明基板上に真空成膜法、フォトリソグ
ラフィー法等を用いて所定形状のブラックマトリックス
遮光層を形成し、次に、ブラックマトリックス遮光層の
上から、1色目の着色用感材を塗布した後、その上にフ
ォトマスクを配置して露光した後、現像を行い1色目の
着色パターンを形成し、同様にして2色目以降の着色パ
ターンを形成し、次に、カラーパターンの上に保護膜層
を形成し、さらに、保護膜層の上に真空成膜法により透
明電極膜パターンを形成する工程により製造している。
【0003】図7を参照にして、この製造工程の1例を
説明する。図7(A)に示すように、ガラス等の透明矩
形基板21上に真空成膜法を用いてクロムを成膜した
後、フォトレジストを塗布し、フォトマスクを配置して
露光、現像、クロムエッチング、フォトレジスト剥離を
行い、ストライプ状パターンあるいは格子状パターン等
からなるブラックマトリックス遮光層22を形成する。
次いで、図7(B)に示すように、ブラックマトリック
ス遮光層22の上から、1色目、例えばレッドの水溶性
着色層形成用感材を塗布した後、その上にフォトマスク
を配置して露光した後、現像を行いレッドパターン層2
3を形成し、2色目以降は、図7(C)、(D)に示す
ように、例えばグリーン、ブルーの着色層形成用感材を
順に塗布した後、その上にフォトマスクを配置して露光
した後、現像を行いグリーンパターン層24、ブルーパ
ターン層25を順に形成する。次に、図7(E)に示す
ように、物理化学的保護、表面の整面化、平坦化を目的
として、カラーパターンの上に透明な保護膜層26を形
成する。そして、図7(F)に示すように、保護膜層2
6の上に真空成膜法により酸化インジウム錫(ITO)
からなる透明電極膜パターン27を形成することによ
り、カラーフィルターを製造している。
【0004】上記工程の中、透明電極膜パターン27を
形成する工程では、スパッター法が量産化の点で有利で
あり、従来、自動化ラインにおいては、ITO膜を成膜
しようとする基板のカラーパターン領域以外を覆う金属
製マスクを、保護膜層26まで形成したガラス製基板の
端面に対して機械的に位置決めして治具内の所定位置に
固定し、スパッター装置内に収納してスパッターを行っ
ている(例えば、特開平6−88205号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような製造工程
を経て製造されたカラーフィルターのITO膜パターン
のブラックマトリックスに対する位置精度の確認は、成
膜された実際のITO膜パターン領域を個々に顕微鏡に
より拡大測定し、設計値との差を算出して行っていた。
そのため、ITO膜パターンの位置ズレの検出・判定は
煩雑で時間のかかる作業であり、かつ、測定者の判断に
よるため一義的な判定が困難であった。
【0006】また、ITO膜パターンの成膜は上記した
ように金属製マスクを使用したスパッター法によるた
め、金属製マスクの基板からの浮きによってITO膜パ
ターンにボケが発生する。このボケ量の検出・判定は測
定者の感覚によっているため、同様に一義的な判別は困
難であった。
【0007】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、例えばカラーフ
ィルター上に形成された透明電極膜パターンが遮光パタ
ーンに対して許容値以内にアライメントされているか否
か、また、透明電極膜パターンのボケ量が許容値以内に
あるか否かを簡便に検出できるアライメントマークを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の透明電極膜用アライメントマークは、遮光層パター
ン上に積層された透明電極膜パターンのアライメント状
態を確認するために、前記遮光層パターン及び前記透明
電極膜パターンそれぞれに一定の位置関係で、アライメ
ント用遮光層マーク、アライメント用透明電極膜マーク
が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】この場合、aを透明電極膜パターンに許容
される位置ズレ量の絶対値とするとき、少なくとも1次
元方向において、アライメント用遮光層マークは、中心
に幅が2a以上のsである遮光層パターンと、その両側
に間隔aを置いて幅がaの遮光層パターンとからなり、
アライメント用透明電極膜マークは、幅がs+2aの透
明電極膜パターンからなることが望ましい。
【0010】また、少なくとも直交する2つの方向にお
いて、アライメント用遮光層マークは、中心に幅が2a
以上のsである遮光層パターンと、その両側に間隔aを
置いて幅がaの遮光層パターンとからなり、アライメン
ト用透明電極膜マークは、幅がs+2aの透明電極膜パ
ターンからなることが望ましい。
【0011】より具体的には、アライメント用遮光層マ
ークは、中心に直径が2a以上のsである円板状遮光層
パターンと、その周囲に外周の一辺の長さがs+4aで
線幅がaの中抜けの正方形遮光層パターンとからなり、
アライメント用透明電極膜マークは、直径がs+2aの
円板状透明電極膜パターンからなることが望ましい。
【0012】なお、本発明による透明電極膜用アライメ
ントマークは、例えば液晶表示装置用のカラーフィルタ
ーに用いることができる。
【0013】本発明においては、遮光層パターン及び透
明電極膜パターンそれぞれに一定の位置関係で、アライ
メント用遮光層マーク、アライメント用透明電極膜マー
クが設けられているので、遮光層パターン上に積層され
た透明電極膜パターンのアライメント状態を簡便に確認
することが可能である。そして、aを透明電極膜パター
ンに許容される位置ズレ量の絶対値とするとき、少なく
とも1次元方向において、アライメント用遮光層マーク
が、中心に幅が2a以上のsである遮光層パターンと、
その両側に間隔aを置いて幅がaの遮光層パターンとか
らなり、アライメント用透明電極膜マークが、幅がs+
2aの透明電極膜パターンからなるようにすることによ
り、例えば液晶表示装置用等のカラーフィルター上に形
成された透明電極膜パターンがブラックマトリックス遮
光層パターンに対して許容値以内にアライメントされて
いるか否かが測定者の感覚によらないで一義的に簡便に
検出・判定できる。また、透明電極膜パターンのボケ量
及びその量が許容値内であるか否かを簡便に検出・判定
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の透明電極膜用ア
ライメントマークを実施例に基づいて説明する。図1に
カラーフィルターを2面付けで製造する場合の模式的平
面図を示す。図中、符号1はガラス等の透明矩形基板を
示し、その上に2面のストライプ状パターンあるいは格
子状パターン等からなるブラックマトリックス遮光層パ
ターン2が、図7(A)の場合と同様に、真空成膜法を
用いてクロムを成膜した後、フォトレジストを塗布し、
フォトマスクを配置して露光、現像、クロムエッチン
グ、フォトレジスト剥離を行うことにより形成されてい
る。そして、そのブラックマトリックス遮光層パターン
2上には、図7(B)〜(E)と同様にして、図示して
いないR、G、B3色のカラーパターン層と保護膜層が
形成されている。そして、その上に、図中破線で示した
ITO透明電極膜パターン4がカラーパターン領域以外
を覆う金属製マスクを介して、スパッタリングにより形
成されている。
【0015】ここで、本発明に基づいて、遮光層パター
ン2をフォトリソグラフィックに形成するとき、遮光層
パターン2の欄外の所定位置(図の場合は、基板1の四
隅)に同時にアライメント用遮光層マーク3を形成す
る。そして、透明電極膜パターン4を形成するとき、ア
ライメント用遮光層マーク3に対応する位置に、アライ
メント用透明電極膜マーク5を形成する。このアライメ
ント用遮光層マーク3を形成するためには、ブラックマ
トリックス作製用のフォトリソグラフィーマスクの四隅
に後記する形状のパターンを同時に形成しておき、ブラ
ックマトリックス遮光層パターン2と同じ製版プロセス
で作製すればよい。また、アライメント用透明電極膜マ
ーク5は、透明電極膜パターン4を成膜する際に使用す
るスパッタリング用金属製マスクの四隅に後記する形状
に対応する開口パターンを同時に形成しておき、透明電
極膜パターン4と同じスパッタリングプロセスで作製す
ればよい。
【0016】ここで、アライメント用遮光層マーク3と
アライメント用透明電極膜マーク5は、例えばそれぞれ
図2(A)、(B)に示したようなパターンとする。す
なわち、アライメント用遮光層マーク3は、正方形で線
幅aの黒枠31の中に、枠31の内辺から上下左右方向
に間隔aだけ離れて設けられた直径sの黒円32とから
なる。一方、アライメント用透明電極膜マーク5は、ス
パッタリングで形成する際にボケの発生がない場合に、
直径s+2aの円形の透明電極膜51として形成され
る。ここで、±aは透明電極膜パターン4に許容される
位置ズレ量であり、s≧2aに設定されている。
【0017】このアライメント用遮光層マーク3とアラ
イメント用透明電極膜マーク5からなる実施例のアライ
メントマークの作用を説明すると、図3(A)に示すよ
うに、両マーク3、5が完全にアライメントされている
と、アライメント用透明電極膜マーク5の円形の透明電
極膜51は、アライメント用遮光層マーク3の中心の黒
円32の上に完全に乗り、外側の正方形の黒枠31に内
接する。透明電極膜51がクロムからなる黒枠31又は
黒円32上に乗っていると、透明電極膜51の厚さに依
存した色の干渉色が発生するので、図3(A)の状態に
あることは目視により容易に確認できる。なお、ブラッ
クマトリックス遮光層パターン2及びアライメント用遮
光層マーク3がクロムでなく樹脂ブラックを用いて形成
される場合は、上記の干渉色の代わりに界面反射によ
り、透明電極膜51の黒枠31又は黒円32上に乗って
いる領域が白く見えるので、同様に図3(A)の状態に
あることは目視により容易に確認できる。
【0018】次に、アライメント用透明電極膜マーク5
がアライメント用遮光層マーク3に対して、許容位置ズ
レ量内で位置ズレを起こしていると、図3(B)の状態
になる。この状態は、円形の透明電極膜51が、黒円3
2全面上に乗り、かつ、黒枠31上に一部乗っているが
黒枠31の外にはみ出していない状態であり、図3
(A)と同様に、この状態にあることは目視により容易
に確認できる。
【0019】ところが、アライメント用透明電極膜マー
ク5がアライメント用遮光層マーク3に対して、許容位
置ズレ量より大きく位置ズレを起こしていると、図3
(C)の状態になる。この状態は、円形の透明電極膜5
1が、黒円32上に完全には乗っておらず、かつ、黒枠
31外にはみ出している状態であり、図3(A)と同様
に、この状態にあることも目視により容易に確認でき
る。
【0020】さて、以上はアライメント用透明電極膜マ
ーク5がボケていないで、直径s+2aの円形の透明電
極膜51として形成される場合であったが、アライメン
ト用透明電極膜マーク5がボケて、直径がs+2aより
大きい円形の透明電極膜51として形成された場合の作
用を説明する。この場合、両マーク3、5が完全にアラ
イメントされていると、図4(A)に示すように、円形
の透明電極膜51は黒円32の上に完全に乗り、かつ、
外側の正方形の黒枠31に一部が乗っている。この状態
においてボケ量を測定できる。しかも、円形の透明電極
膜51が黒枠31外にはみ出していないので、ボケ量は
許容値内であると判定できる。
【0021】これに対して、図4(B)の状態になる
と、円形の透明電極膜51は黒円32全面上に乗り、か
つ、黒枠31外にはみ出している。この状態においても
ボケ量を測定することは容易にできる。しかも、円形の
透明電極膜51が黒円32上に完全には乗っているにも
係わらず、そのはみ出し方向と直角な方向(左右方向)
において透明電極膜51が黒枠31外にはみ出していな
いので、位置ズレ量、ボケ量共に許容値内であると判定
できる。なお、この場合、ボケの発生がないとするな
ら、本来透明電極膜51は一点鎖線の範囲にあることに
なるから、図3(C)の基準に従えば位置ズレ量は許容
量より大きいと判定することもできる。
【0022】また、図4(C)の状態になると、透明電
極膜51は黒円32上に完全には乗っておらず、かつ、
黒枠31外にはみ出しているから、位置ズレ量が許容量
より大きいことが容易に判定できる。
【0023】以上のように、この実施例によると、円形
の透明電極膜51が黒円32上に完全には乗っておら
ず、かつ、黒枠31外にはみ出している状態であるか否
かを判別することにより、液晶表示装置用等のカラーフ
ィルター上に形成された透明電極膜パターン4がブラッ
クマトリックス遮光層パターン2に対して許容値以内に
アライメントされているか否かが測定者の感覚によらな
いで一義的に簡便に検出・判定できる。また、円形の透
明電極膜51の黒枠31に対する大きさの判定から、ボ
ケ量及びその量が許容値内であるか否かを簡便に検出・
判定できる。
【0024】次に、アライメント用遮光層マーク3及び
アライメント用透明電極膜マーク5の変形例を図5、図
6に示す。図5(A)の例は、アライメント用遮光層マ
ーク3は、外周の一辺の長さがs+4aで線幅がaの正
方形の黒枠31の中に、枠31の内辺から上下左右方向
に間隔aだけ離れて設けられた一辺の長さがsの黒正方
形32とからなり、アライメント用透明電極膜マーク5
は、一辺の長さがs+2aの正方形透明電極膜51から
なる。図2の形状の組み合わせと図5の形状の組み合わ
せを比較した場合、図2の方が見やすい。その理由は、
黒枠31の内周あるいは外周と透明電極膜51の外周が
接するとき、円弧と直線が接する方が直線と直線が接す
る場合より見分けやすいからである(図5(C)も参
照)。
【0025】図5(B)の例は、アライメント用遮光層
マーク3は、外周が直径s+4aで線幅がaの円環の黒
枠31の中に、それと同心に直径sの黒円板32が配置
されたものであり、アライメント用透明電極膜マーク5
は、直径がs+2aの円板状の透明電極膜51からな
る。この例は、直交する2方向だけでなくあらゆる方向
に対してアライメント状態を確認できるようにしたもの
である。
【0026】図5(C)の例は、アライメント用遮光層
マーク3は、外周に内接する円の直径がs+4aで線幅
がaの中抜けの正六角形の黒枠31の中に、それと同心
に直径sの黒円板32が配置されたものであり、アライ
メント用透明電極膜マーク5は、直径がs+2aの円板
状の透明電極膜51からなる。この例は、図2の例が直
交する2方向に対してアライメント状態を確認するもの
であったのに対し、さらにそれらの間の角度を含む4方
向に対してアライメント状態を確認できるようにしたも
のである。
【0027】図6の例は、直交する2方向に対してそれ
ぞれ別の1次元方向のアライメント用遮光層マーク3
X、3Y、アライメント用透明電極膜マーク5X、5Y
を設けてそれぞれの方向のアライメント状態を別々に確
認するようにしたもので、アライメント用透明電極膜マ
ーク3X、3Yは、中心に幅がsの黒ストライプ32
と、その両側に間隔aを置いて幅がaの黒ストライプ3
1、31とからなり、アライメント用透明電極膜マーク
5X、5Yは、幅がs+2aのストライプ状透明電極膜
51からなっている。
【0028】以上、本発明の透明電極膜用アライメント
マークをいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、
本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の透明電極膜用アライメントマークによると、遮光層パ
ターン及び透明電極膜パターンそれぞれに一定の位置関
係で、アライメント用遮光層マーク、アライメント用透
明電極膜マークが設けられているので、遮光層パターン
上に積層された透明電極膜パターンのアライメント状態
を簡便に確認することが可能である。そして、aを透明
電極膜パターンに許容される位置ズレ量の絶対値とする
とき、少なくとも1次元方向において、アライメント用
遮光層マークが、中心に幅が2a以上のsである遮光層
パターンと、その両側に間隔aを置いて幅がaの遮光層
パターンとからなり、アライメント用透明電極膜マーク
が、幅がs+2aの透明電極膜パターンからなるように
することにより、例えば液晶表示装置用等のカラーフィ
ルター上に形成された透明電極膜パターンがブラックマ
トリックス遮光層パターンに対して許容値以内にアライ
メントされているか否かが測定者の感覚によらないで一
義的に簡便に検出・判定できる。また、透明電極膜パタ
ーンのボケ量及びその量が許容値内であるか否かを簡便
に検出・判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーフィルターを2面付けで製造する場合の
模式的平面図である。
【図2】本発明の1実施例の透明電極膜用アライメント
マークを示す平面図である。
【図3】図2の透明電極膜用アライメントマークの作用
を説明するための図である。
【図4】ボケがある場合の図2の透明電極膜用アライメ
ントマークの作用を説明するための図である。
【図5】本発明のいくつかの変形例のを示す平面図であ
る。
【図6】本発明の別の変形例のを示す平面図である。
【図7】液晶表示装置用のカラーフィルターの製造工程
の1例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…透明矩形基板 2…ブラックマトリックス遮光層パターン 3、3X、3Y…アライメント用遮光層マーク 4…ITO透明電極膜パターン 5、5X、5Y…アライメント用透明電極膜マーク 31…アライメント用遮光層マークの外側パターン 32…アライメント用遮光層マークの内側パターン 51…アライメント用透明電極膜マークのパターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光層パターン上に積層された透明電極
    膜パターンのアライメント状態を確認するために、前記
    遮光層パターン及び前記透明電極膜パターンそれぞれに
    一定の位置関係で、アライメント用遮光層マーク、アラ
    イメント用透明電極膜マークが設けられていることを特
    徴とする透明電極膜用アライメントマーク。
  2. 【請求項2】 aを前記透明電極膜パターンに許容され
    る位置ズレ量の絶対値とするとき、少なくとも1次元方
    向において、前記アライメント用遮光層マークは、中心
    に幅が2a以上のsである遮光層パターンと、その両側
    に間隔aを置いて幅がaの遮光層パターンとからなり、
    前記アライメント用透明電極膜マークは、幅がs+2a
    の透明電極膜パターンからなることを特徴とする請求項
    1記載の透明電極膜用アライメントマーク。
  3. 【請求項3】 少なくとも直交する2つの方向におい
    て、前記アライメント用遮光層マークは、中心に幅が2
    a以上のsである遮光層パターンと、その両側に間隔a
    を置いて幅がaの遮光層パターンとからなり、前記アラ
    イメント用透明電極膜マークは、幅がs+2aの透明電
    極膜パターンからなることを特徴とする請求項2記載の
    透明電極膜用アライメントマーク。
  4. 【請求項4】 前記アライメント用遮光層マークは、中
    心に直径が2a以上のsである円板状遮光層パターン
    と、その周囲に外周の一辺の長さがs+4aで線幅がa
    の中抜けの正方形遮光層パターンとからなり、前記アラ
    イメント用透明電極膜マークは、直径がs+2aの円板
    状透明電極膜パターンからなることを特徴とする請求項
    3記載の透明電極膜用アライメントマーク。
  5. 【請求項5】 液晶表示装置用のカラーフィルターに用
    いられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項
    記載の透明電極膜用アライメントマーク。
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