JP3159475B2 - カラーフィルタの欠陥部検査方法 - Google Patents
カラーフィルタの欠陥部検査方法Info
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Description
置、または液晶表示装置用などのカラーフィルタを製造
する工程において、カラーフィルタの欠陥部を検査する
方法に関する。
造方法の1例について説明する。ガラス等の透明基板1
01上に真空成膜法を用いてクロムを成膜した後、フォ
トレジストを塗布し、フォトマスクを配置して露光、現
像、クロムエッチング、フォトレジスト剥離を行い、線
幅30μm、ピッチ100μm、膜厚0.1μm程度の
ストライプ状パターンからなるブラック遮光層102を
形成し(A)、次にブラック遮光層102の上から、1
色目、例えばレッドの着色用感材を塗布した後、フォト
マスクを配置し露光した後、現像を行いレッドパターン
103を形成し(B)、2色目以降は例えば、グリー
ン、ブルーの着色用感材を塗布した後、フォトマスクを
配置し露光した後、現像を行いグリーン、ブルーのパタ
ーン104、105を形成する(C、D)。各カラーパ
ターン層は長手方向の両側がブラック遮光層102に対
して10〜15μm程度の重なりを持ち膜厚は2.5μ
m程度である。次に、カラーパターンの上に物理的、化
学的保護、表面の整面化、平坦化を目的とする保護膜層
106を膜厚1〜2μm程度に形成する(E)。さら
に、必要に応じて保護膜層106の上に真空成膜法を用
いて酸化インジウム錫(ITO)を成膜した後、エッチ
ング法等により電極パターン加工を行い、透明電極層1
07を形成してカラーフィルタを製造する(F)。
は、カラーパターンに欠陥があると、撮像した映像や表
示する映像の欠陥になり、カラーフィルタを使用した製
品が不良になってしまうため、カラーフィルタの製造途
中又は製造後に検査を行い、欠陥のあるカラーフィルタ
を除外しなければならない。カラーフィルタの欠陥の例
としては、着色用感材を塗布する工程で生じる色むら、
および露光工程で発生する白欠陥がある。
欠陥が生じる場合には、欠陥を有するカラーフィルタの
みを除外すれば済むが、フォトマスク側の原因で欠陥が
生じる場合、例えば図7に示すように、フォトマスク1
09の透過孔にゴミ等の異物110が付着している場合
には、この部分に対応する透明基板101上にカラーパ
ターン103が形成されず白欠陥部111として残るこ
とになり、この欠陥をカラーフィルタ製造後に発見すれ
ば、このフォトマスクで製造した全てのカラーフィルタ
を除外しなければならない。このようなカラーフィルタ
の欠陥部の検査は、従来、顕微鏡検査、照明を用いた目
視検査によって行われている。
目視検査による方法においては、色むらの場合、3色の
カラーパターンが隣接しているために、特定の色のむら
を検出することは極めて困難であり、また、白欠陥部の
場合には、図8で示すように、1色目及び2色目のパタ
ーン103、104を形成した段階で、上記白欠陥部1
11が存在すると、これを目視で発見することは容易で
あるが、図9で示すように、1色目のパターン103を
形成した段階で白欠陥部111が存在しても、周囲の白
部分の影響により白欠陥部111を目視で発見すること
は極めて困難であるという問題を有している。なお、1
04′、105′は2色目及び3色目のパターンが形成
される領域を示している。
発生する白欠陥部の場合には、カラーパターンの形成が
数段階の露光及び着色層形成工程を経るために、これを
1色目のパターン形成工程で発見して正常なフォトマス
クと交換することが重要になる。
て、1色目のカラーパターン形成工程で白欠陥部を容易
に検出することができると共に、特定の色の色むらを容
易に検出することができ、カラーフィルタの製造工程で
の歩留まりを向上させることができるカラーフィルタの
欠陥部検査方法を提供することを目的とする。
ラーフィルタの欠陥部検査方法は、透明基板上に1色目
のカラーパターンを形成した後、該カラーパターンに隣
接して他色のカラーパターンが位置するように補正フィ
ルタを重ね、前記1色目のカラーパターンに生じる白欠
陥部を目視により検出することを特徴とする。また、透
明基板上に特定の色のカラーパターンを形成した後、該
カラーパターン以外を遮光するマスクを配置し、前記特
定の色のカラーパターンに存在する色むらを目視により
検出することを特徴とする。
板に形成された1色目のパターンに隣接して他色のカラ
ーパターンを形成すると、白欠陥部はモアレとなって拡
大されるため、目視により容易に白欠陥部を検出するこ
とができる。また、透明基板の特定の色のパターン以外
をマスクにより遮光させるようにすれば、特定の色のパ
ターンのみを見ることができ、目視により容易に色むら
を検出することができる。
明する。図1、図2および図3は本発明のカラーフィル
タの欠陥部検査方法の1実施例を示し、図1はカラーフ
ィルタの拡大平面図、図2は補正フィルタの拡大平面
図、図3はカラーフィルタと補正フィルタを重ねた拡大
平面図である。
する例であり、図1は、透明基板1上に1色目、例えば
レッドのパターン3を形成した段階で、フォトマスクの
欠陥により白欠陥部6が生じた例を示している。なお
4′、5′は2色目および3色目のパターンが形成され
る領域を示している。
ィルタ7を示し、図1の2色目のパターンが形成される
領域4′に対向する補正フィルタ7の領域に、2色目、
例えばグリーンのパターン9を形成している。
正フィルタ7を重ね、透明基板1の1色目のパターン3
の隣に補正フィルタ7の2色目のパターン9を位置させ
るようにして、透明基板1の裏側から照明を当てると、
白欠陥部6はモアレとなって拡大されるため、目視によ
り容易に白欠陥部6を検出することができる。
のではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実
施例においては、補正フィルタ7に2色目のパターン9
のみを形成しているが、2色目のパターン9に加えて、
図1の3色目のパターンが形成される領域5′に対向す
る補正フィルタ7の領域に、3色目、例えばブルーのパ
ターンを付加すれば、モアレはさらに拡大し目視による
検査が容易にできる。
ィルタの欠陥部検査方法の1実施例を示し、図4はカラ
ーフィルタの拡大平面図、図5は補正フィルタの拡大平
面図、図6はカラーフィルタと補正フィルタを重ねた拡
大平面図である。
パターン3に色むら10が存在する例を示している。な
お4′、5′は他の色のパターンが形成される領域を示
している。
11を示し、図4のカラーパターン3の部分を開口し、
その他の領域にクロムの遮光層からなるパターン12を
形成している。
スク11を重ね、透明基板1の特定の色のパターン3以
外をマスク11の遮光層のパターン12により遮光させ
るようにして、透明基板1の裏側から照明を当てると、
特定の色のパターン3のみを見ることができ、目視によ
り容易に色むら10を検出することができる。
よれば、1色目が形成された透明基板に形成された1色
目のパターンに隣接して、他色のカラーパターンが位置
するように補正フィルタを重ねることにより、白欠陥部
はモアレとなって拡大されるため、目視により容易に白
欠陥部を検出することができ、また、透明基板の特定の
色のパターン以外をマスクにより遮光させることによ
り、特定の色のパターンのみを見ることができ、目視に
より容易に色むらを検出することができ、カラーフィル
タの製造工程での歩留まりを向上させることができる。
面図
正フィルタを重ねた拡大平面図
平面図
補正フィルタを重ねた拡大平面図
拡大断面図
7…補正フィルタ 9…2色目のパターン、10…色むら、11…マスク 12…遮光層のパターン。
Claims (2)
- 【請求項1】透明基板上に1色目のカラーパターンを形
成した後、該カラーパターンに隣接して他色のカラーパ
ターンが位置するように補正フィルタを重ね、前記1色
目のカラーパターンに生じる白欠陥部を目視により検出
することを特徴とするカラーフィルタの欠陥部検査方
法。 - 【請求項2】透明基板上に特定の色のカラーパターンを
形成した後、該カラーパターン以外を遮光するマスクを
配置し、前記特定の色のカラーパターンに存在する色む
らを目視により検出することを特徴とするカラーフィル
タの欠陥部検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17656491A JP3159475B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | カラーフィルタの欠陥部検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17656491A JP3159475B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | カラーフィルタの欠陥部検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526644A JPH0526644A (ja) | 1993-02-02 |
JP3159475B2 true JP3159475B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=16015778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17656491A Expired - Lifetime JP3159475B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | カラーフィルタの欠陥部検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159475B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17656491A patent/JP3159475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526644A (ja) | 1993-02-02 |
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