JP3122499B2 - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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JP3122499B2 JP28051491A JP28051491A JP3122499B2 JP 3122499 B2 JP3122499 B2 JP 3122499B2 JP 28051491 A JP28051491 A JP 28051491A JP 28051491 A JP28051491 A JP 28051491A JP 3122499 B2 JP3122499 B2 JP 3122499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶、例えばスーパ
ー・ツイステッド・ネマティック液晶と組み合わせてカ
ラー表示装置を構成する場合等に用いられるカラーフィ
ルタの製造方法、特に所定色の画素を基板上に形成する
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ネガ型感光性樹脂のフォトリソグラフィ
技術によって所定色の画素を基板上に形成するカラーフ
ィルタの製造方法は、例えば特開平1−152449号
公報等によって知られている。この工程は、 ガラス基板にネガ型感光性樹脂(以下、カラーレジス
トと記す)塗布 プリベーク 露光と現像 ポストベーク の4工程からなり、これを所定色、例えば赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色について順次繰り返すものである。
【0003】従来、上記のにおける露光は所定の露光
パターンを備えたフォトマスクにより各色について1回
ずつ行われているが、フォトマスクの露光部に塵埃等が
付着しているとその部分が感光せず、重合不足となって
現像時に溶解されてしまうためにその部分に白抜けと称
されている画素欠陥が生じてしまう。そしてこの画素欠
陥は同一のフォトマスクを使用している間連続して発生
するため、歩留まりを低下させる大きな要因となってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点に着目し、フォトマスクの露光部に付着した塵埃
等による画素欠陥をなくすことを課題としてなされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明では、ネガ型感光性樹脂のフォトリソグ
ラフィ技術を用い、 (イ)基板の一方の面上にネガ型感光性樹脂を塗布する
工程。 (ロ)基板の感光性樹脂が塗布された面上にフォトマス
クを配置し、感光性樹脂の画素形成部に対する露光処理
を行う工程。 (ハ)上記フォトマスクとパターンが同一で露光部の線
幅を狭くした他のフォトマスクを基板の感光性樹脂が塗
布された面上に配置し、感光性樹脂の画素形成部に対す
る露光処理を行う工程。 (ニ)基板上の感光性樹脂を現像する工程。の各工程を
順次経ることにより、各所定色の画素をそれぞれ基板上
に形成するようにしている。
【0006】
【作用】異なるフォトマスクの露光部の同一箇所にそれ
ぞれ塵埃が付着している確率は極めて小さいため、各色
の画素ごとに多重露光を行うことによって露光不足によ
る画素欠陥が発生しにくくなり、歩留まりが向上する。
なお、2回とも同一箇所に塵埃が付着していることは確
率的に極めて小さく、実用上は2回の露光で所期の目的
は達成される。また、2回目以降の露光部の線幅を1回
目より狭くすることにより、アライメントのずれや光漏
れのために画素形成部の線幅が太くなることが防止され
る。
【0007】
【実施例】次に、各色ごとに2回の露光を行うようにし
た一実施例について説明する。図1は工程のフローチャ
ート、図2は工程の説明図である。まず、図2の(a)に
示すように、ガラス基板1にネガ型感光性樹脂のカラー
レジスト2を均一に塗布し、必要ならプリベークを行
う。次に(b)に示すように位置を合わせて配置した第1
のフォトマスク3aを介して1回目の露光を行い、露光
した部分を感光させて画素形成部2aを形成する。続い
て(c)に示すように位置を合わせて配置した第2のフォ
トマスク3bを介して2回目の露光を行い、画素形成部
2aを再度感光させる。この第2のフォトマスク3bは
第1のフォトマスク3aに設けられている露光部4aと
同一のパターンの露光部4bを備えたものであるが、露
光部4bの線幅Bを露光部4aの線幅Aよりも若干、例
えば5〜10μm程度狭くしてある。次いで、現像を行
って(d)に示すように画素形成部2a以外の部分をガラ
ス基板1から除去し、必要ならポストベークを行って第
1の色の画素5の形成を終了する。以上の処理を第2の
色以下について繰り返すことにより、複数の色の画素を
備えたカラーフィルタが形成されるのである。なお、1
回目と2回目の露光を同一装置で連続して行うことによ
り、タクトを低下させることなく処理を行うことができ
る。
【0008】このように多重露光を行っているので、画
素形成部2aの一部が未感光のまま残ることは確率的に
非常に低く、仮に第1のフォトマスク3aの露光部4a
に塵埃が付着していても、2回目には確実に感光させて
白抜けによる画素欠陥の発生を防止することができるの
である。また、第2のフォトマスク3bの露光部4bの
線幅Bを露光部4aの線幅Aよりも若干狭くしてあるの
で、アライメントのずれや光漏れのために画素形成部2
aの線幅が太くなることが防止され、所定の線幅で画素
5を形成することができる。なお、この発明に直接の関
係がないので説明を省略してあるが、ガラス基板の洗
浄、マトリックス用遮光膜形成、その他の周知の処理も
必要に応じて適宜行われるものとする。
【0009】
【発明の効果】上述の実施例から明らかなように、この
発明は、各色の画素を形成する際に感光性樹脂に対する
露光処理を1回ごとに異なるフォトマスクを用いて2回
以上行うようにしたものである。従って、フォトマスク
の露光部に付着した塵埃等による画素欠陥を防止して歩
留まりを向上することが可能となる。なお、この発明に
よる多重露光は同一装置で連続して行うことができるの
で、タクトを低下させないで従来と同等の生産性を確保
することは容易である。また、1回目に使用するフォト
マスクの露光部の線幅よりも2回目以降に使用するフォ
トマスクの露光部の線幅を狭くすることにより、多重露
光を行うことによるアライメントのずれや光漏れのため
に画素形成部の線幅が太くなることが防止され、所定の
線幅で画素を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の工程のフローチャートで
ある。
【図2】同実施例の工程の説明図である。
【符号の説明】
2 ネガ型感光性樹脂(カラーレジスト) 2a 画素形成部 3a 第1のフォトマスク 3b 第2のフォトマスク 4a,4b 露光部 5 画素

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネガ型感光性樹脂のフォトリソグラフィ
    技術を用い、順次下記(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の各工
    程を経ることにより各所定色の画素をそれぞれ基板上に
    形成することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 (イ)基板の一方の面上にネガ型感光性樹脂を塗布する
    工程。 (ロ)基板の感光性樹脂が塗布された面上にフォトマス
    クを配置し、感光性樹脂の画素形成部に対する露光処理
    を行う工程。 (ハ)上記フォトマスクとパターンが同一で露光部の線
    幅を狭くした他のフォトマスクを基板の感光性樹脂が塗
    布された面上に配置し、感光性樹脂の画素形成部に対す
    る露光処理を行う工程。 (ニ)基板上の感光性樹脂を現像する工程。
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