JPH10268321A - 電極基板の製造方法 - Google Patents
電極基板の製造方法Info
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- JPH10268321A JPH10268321A JP6984097A JP6984097A JPH10268321A JP H10268321 A JPH10268321 A JP H10268321A JP 6984097 A JP6984097 A JP 6984097A JP 6984097 A JP6984097 A JP 6984097A JP H10268321 A JPH10268321 A JP H10268321A
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- organic resin
- photosensitive organic
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 スペーサ配設工程における所要時間が短く、
かつ、スペーサ配設の位置精度が高い電極基板及び液晶
表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 能動素子及び配線を保護する保護膜8
と、液晶セルの基板間隔を設定し保持する支持部材とを
形成するための感光性有機樹脂膜9を透明基板1上に形
成し、支持部材9aと、開口部を有する保護膜とを形成
するために光透過率の異なる複数の領域を有するマスク
を用いて感光性有機樹脂膜の上層部及び下層部の所定領
域を選択的に露光し、感光性有機樹脂膜を現像して支持
部材と、開口部を有する保護膜とを同時に形成するもの
である。
かつ、スペーサ配設の位置精度が高い電極基板及び液晶
表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 能動素子及び配線を保護する保護膜8
と、液晶セルの基板間隔を設定し保持する支持部材とを
形成するための感光性有機樹脂膜9を透明基板1上に形
成し、支持部材9aと、開口部を有する保護膜とを形成
するために光透過率の異なる複数の領域を有するマスク
を用いて感光性有機樹脂膜の上層部及び下層部の所定領
域を選択的に露光し、感光性有機樹脂膜を現像して支持
部材と、開口部を有する保護膜とを同時に形成するもの
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極基板及び液晶表
示素子の製造方法に係り、特に、液晶表示素子の基板間
隔を設定し保持する支持部材が所定の位置に形成された
電極基板及び液晶表示素子の製造方法に関する。
示素子の製造方法に係り、特に、液晶表示素子の基板間
隔を設定し保持する支持部材が所定の位置に形成された
電極基板及び液晶表示素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示素子の基板間隔を設定し
保持する支持部材としてガラス、有機樹脂等の材料から
なる球状、円柱状等のスペーサを用い、エアガンにより
基板上に散布する方法や、エタノール等の低沸点の溶媒
にスペーサを混合した混合液を噴霧して基板上に散布す
る方法等がとられていた。
保持する支持部材としてガラス、有機樹脂等の材料から
なる球状、円柱状等のスペーサを用い、エアガンにより
基板上に散布する方法や、エタノール等の低沸点の溶媒
にスペーサを混合した混合液を噴霧して基板上に散布す
る方法等がとられていた。
【0003】また、液晶表示素子の画素開口率の低下を
防止するために、基板の遮光部分に基板間隔を設定し保
持する支持部材を配設する方法として、有機樹脂に上記
スペーサを混合して印刷法により基板の所定位置に配設
する方法、感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法に
より基板の所定位置に配設する方法等が用いられてい
る。
防止するために、基板の遮光部分に基板間隔を設定し保
持する支持部材を配設する方法として、有機樹脂に上記
スペーサを混合して印刷法により基板の所定位置に配設
する方法、感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法に
より基板の所定位置に配設する方法等が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板間
隔を設定し保持する支持部材の配設方法として広く用い
られているスペーサを散布する方法においては、画素開
口部にもスペーサが散布され、そのスペーサの存在によ
る画質の低下や、複数個のスペーサが塊になって画素開
口部に存在することによる表示の点欠陥の発生等の問題
がある。特に、投射型のライトバルブの液晶表示素子
に、スペーサを散布する方法を用いる場合には、拡大投
射を行うため、スぺ一サによる欠陥も拡大され、直視型
よりもより画質の低下が大きくなる。また、配向膜上に
支持部材が存在することは、液晶層への不純物の混入に
よる信頼性の低下の原因にもなる。
隔を設定し保持する支持部材の配設方法として広く用い
られているスペーサを散布する方法においては、画素開
口部にもスペーサが散布され、そのスペーサの存在によ
る画質の低下や、複数個のスペーサが塊になって画素開
口部に存在することによる表示の点欠陥の発生等の問題
がある。特に、投射型のライトバルブの液晶表示素子
に、スペーサを散布する方法を用いる場合には、拡大投
射を行うため、スぺ一サによる欠陥も拡大され、直視型
よりもより画質の低下が大きくなる。また、配向膜上に
支持部材が存在することは、液晶層への不純物の混入に
よる信頼性の低下の原因にもなる。
【0005】また、印刷法により基板間隔を設定し保持
する支持部材を所定位置に形成する方法においては、支
持部材の位置精度が十分に高くないために、高精細表示
を行う場合には遮光部上のみに支持部材を配設すること
が困難になる。さらに、印刷法による場合は散布法より
も、スペーサ配設工程の時間が長くなる。
する支持部材を所定位置に形成する方法においては、支
持部材の位置精度が十分に高くないために、高精細表示
を行う場合には遮光部上のみに支持部材を配設すること
が困難になる。さらに、印刷法による場合は散布法より
も、スペーサ配設工程の時間が長くなる。
【0006】フォトリソグラフィ法においては、位置精
度は高精度にできるが、散布法、印刷法に比較してスペ
ーサ配設工程にさらに長時間を要するため、スループッ
トが低下する。
度は高精度にできるが、散布法、印刷法に比較してスペ
ーサ配設工程にさらに長時間を要するため、スループッ
トが低下する。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スペーサ配設工程における所要時間が
短く、かつ、スペーサ配設の位置精度が高い電極基板及
び液晶表示素子の製造方法を提供することである。
で、その目的は、スペーサ配設工程における所要時間が
短く、かつ、スペーサ配設の位置精度が高い電極基板及
び液晶表示素子の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電極基板及
び液晶表示素子の製造方法においては、上記問題点を解
決するために、液晶表示素子を構成する2枚の基板のう
ち少なくとも一方の基板に保護膜を形成する際に、光透
過率の異なる複数の領域を有するマスクと感光性材料と
を用いて開口部を有する保護膜と基板間隔を設定し保持
する支持部材とを同時に形成する。即ち、1度又は2度
の保護膜材料塗布工程と1度又は2度の露光工程と1度
のみの現像工程を行うことにより、従来のフォトリソグ
ラフィ法に比較して工程数を増加させることなく、高い
位置精度で支持部材を形成するものである。具体的に
は、以下の第1又は第2の構成により、支持部材と開口
部を有する保護膜とを同時に形成する。
び液晶表示素子の製造方法においては、上記問題点を解
決するために、液晶表示素子を構成する2枚の基板のう
ち少なくとも一方の基板に保護膜を形成する際に、光透
過率の異なる複数の領域を有するマスクと感光性材料と
を用いて開口部を有する保護膜と基板間隔を設定し保持
する支持部材とを同時に形成する。即ち、1度又は2度
の保護膜材料塗布工程と1度又は2度の露光工程と1度
のみの現像工程を行うことにより、従来のフォトリソグ
ラフィ法に比較して工程数を増加させることなく、高い
位置精度で支持部材を形成するものである。具体的に
は、以下の第1又は第2の構成により、支持部材と開口
部を有する保護膜とを同時に形成する。
【0009】本発明の第1の構成においては、基板間隔
を設定し保持する支持部材と保護膜とを形成する際に、
感光性有機樹脂膜パターニング用に2枚のマスクを用
い、1度目の露光で支持部材パターンニング用マスクを
用い、後続の2度目の露光で保護膜パターニング用マス
クを用いる。2度目の露光後に現像を行うことにより、
基板間隔を設定し保持する支持部材と保護膜とを同時に
形成することができる。
を設定し保持する支持部材と保護膜とを形成する際に、
感光性有機樹脂膜パターニング用に2枚のマスクを用
い、1度目の露光で支持部材パターンニング用マスクを
用い、後続の2度目の露光で保護膜パターニング用マス
クを用いる。2度目の露光後に現像を行うことにより、
基板間隔を設定し保持する支持部材と保護膜とを同時に
形成することができる。
【0010】即ち、工程数を増加させることなく保護膜
と基板間隔を設定し保持する支持部材とを所定位置に高
い位置精度で形成でき、支持部材は遮光部に形成するこ
とができるため、画素開口部におけるスペーサ周囲から
の光漏れを防止して画質を向上させることができる。ま
た、配向膜が上記保護膜上に支持部材を覆って形成され
るので、保護膜の溶媒や現像液による配向膜への悪影響
もなく、また、配向膜の存在により液晶層への不純物の
混入による液晶表示素子の信頼性の低下を防止すること
ができる。
と基板間隔を設定し保持する支持部材とを所定位置に高
い位置精度で形成でき、支持部材は遮光部に形成するこ
とができるため、画素開口部におけるスペーサ周囲から
の光漏れを防止して画質を向上させることができる。ま
た、配向膜が上記保護膜上に支持部材を覆って形成され
るので、保護膜の溶媒や現像液による配向膜への悪影響
もなく、また、配向膜の存在により液晶層への不純物の
混入による液晶表示素子の信頼性の低下を防止すること
ができる。
【0011】本発明の第2の構成においては、光透過率
の異なる複数の領域を有するマスクを使用することによ
り、露光回数を増加させることなく、1度の露光により
基板間隔を設定し保持する支持部材のパターニングと保
護膜のパターンニングとを行って保護膜と同じ材料で支
持部材を形成することができ、基板間隔を設定し保持す
る支持部材形成ためのみの工程を不要とすることができ
る。
の異なる複数の領域を有するマスクを使用することによ
り、露光回数を増加させることなく、1度の露光により
基板間隔を設定し保持する支持部材のパターニングと保
護膜のパターンニングとを行って保護膜と同じ材料で支
持部材を形成することができ、基板間隔を設定し保持す
る支持部材形成ためのみの工程を不要とすることができ
る。
【0012】上記各構成において、基板間隔を設定し保
持する支持部材及び保護膜と配向膜とを同時に形成する
ためには、支持部材及び保護膜の材料として感光性ポリ
イミドを用いるとよい。
持する支持部材及び保護膜と配向膜とを同時に形成する
ためには、支持部材及び保護膜の材料として感光性ポリ
イミドを用いるとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の実施の
形態について説明する。本発明に係る電極基板及び液晶
表示素子の製造方法の各実施の形態は、スイッチング素
子としてTFTを形成した場合について説明するが、ス
イッチング素子はTFT以外のものを形成してもよい。
明に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の実施の
形態について説明する。本発明に係る電極基板及び液晶
表示素子の製造方法の各実施の形態は、スイッチング素
子としてTFTを形成した場合について説明するが、ス
イッチング素子はTFT以外のものを形成してもよい。
【0014】図1、図2及び図3は、本発明の第1の実
施の形態に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の
製造過程を表した説明図であり、図4は、本発明に係る
液晶表示素子の製造方法により作製された液晶表示素子
の概略断面図である。
施の形態に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の
製造過程を表した説明図であり、図4は、本発明に係る
液晶表示素子の製造方法により作製された液晶表示素子
の概略断面図である。
【0015】図1に示されるように、スイッチング素子
等が形成されてアレイ基板となる透明基板1上にアモル
ファスシリコン膜2,ゲート絶縁膜3,ゲート線4,層
間絶縁膜5,信号線6,ソース電極7を通常のプロセス
により形成し、TFTを所定位置にそれぞれ配設する。
TFTの信号線6及びソース電極7を形成後、保護膜と
してポジ型感光性有機樹脂膜8(日本合成ゴム製)をス
ピンコータにより2.3μmの厚さに塗布する。次に、
基板間隔を設定し保持する支持部材となるネガ型感光性
有機樹脂膜9(日本合成ゴム製)をスピンコータにより
6.0μmの厚さに塗布する。ポジ型感光性有機樹脂膜
8及びネガ型感光性有機樹脂膜9を塗布した後、図1に
示されるように、支持部材9aを形成すべき部分のみに
光が照射される支持部材パターンマスク10を用いてマ
スクアライナによりUV光の露光を行う。このときの露
光量は、感光性有機樹脂膜9の6μmの膜厚がちょうど
露光できる露光量(400mJ/cm2)として、支持
部材パターンマスク10の開口部10aから支持部材9
aを形成すべき部分のみにUV光を照射する。
等が形成されてアレイ基板となる透明基板1上にアモル
ファスシリコン膜2,ゲート絶縁膜3,ゲート線4,層
間絶縁膜5,信号線6,ソース電極7を通常のプロセス
により形成し、TFTを所定位置にそれぞれ配設する。
TFTの信号線6及びソース電極7を形成後、保護膜と
してポジ型感光性有機樹脂膜8(日本合成ゴム製)をス
ピンコータにより2.3μmの厚さに塗布する。次に、
基板間隔を設定し保持する支持部材となるネガ型感光性
有機樹脂膜9(日本合成ゴム製)をスピンコータにより
6.0μmの厚さに塗布する。ポジ型感光性有機樹脂膜
8及びネガ型感光性有機樹脂膜9を塗布した後、図1に
示されるように、支持部材9aを形成すべき部分のみに
光が照射される支持部材パターンマスク10を用いてマ
スクアライナによりUV光の露光を行う。このときの露
光量は、感光性有機樹脂膜9の6μmの膜厚がちょうど
露光できる露光量(400mJ/cm2)として、支持
部材パターンマスク10の開口部10aから支持部材9
aを形成すべき部分のみにUV光を照射する。
【0016】次いで、図2に示されるように、画素電極
とソース電極7とを電気的に接続するための保護膜8の
コンタクトホール8aが形成されるべき部分にのみ光が
照射される保護膜パターンマスク11を用いて再度露光
を行う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜8の
2.3μmの膜厚が十分に露光できる露光量(600m
J/cm2)として保護膜パターンマスク11の開口部
11aから保護膜8のコンタクトホール8aを形成すべ
き部分のみにUV光を照射する。
とソース電極7とを電気的に接続するための保護膜8の
コンタクトホール8aが形成されるべき部分にのみ光が
照射される保護膜パターンマスク11を用いて再度露光
を行う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜8の
2.3μmの膜厚が十分に露光できる露光量(600m
J/cm2)として保護膜パターンマスク11の開口部
11aから保護膜8のコンタクトホール8aを形成すべ
き部分のみにUV光を照射する。
【0017】2度の露光後、弱アルカリ溶液(TMAH
(テトラメチルアンモニウムハイドライド)0.5%水
溶液)により現像を行うと、保護膜8bと支持部材9a
のパターンが形成される。さらに、クリーンオーブンに
より200℃の温度でキュアを行い有機樹脂膜を安定化
させると、図3に示されるように、保護膜8bと支持部
材9aとが安定して形成される。このとき、支持部材9
aと保護膜8bとの基板1表面からの高さの差は、5μ
m程度となる。
(テトラメチルアンモニウムハイドライド)0.5%水
溶液)により現像を行うと、保護膜8bと支持部材9a
のパターンが形成される。さらに、クリーンオーブンに
より200℃の温度でキュアを行い有機樹脂膜を安定化
させると、図3に示されるように、保護膜8bと支持部
材9aとが安定して形成される。このとき、支持部材9
aと保護膜8bとの基板1表面からの高さの差は、5μ
m程度となる。
【0018】さらに、図4に示されるように、保護膜8
b上にITO膜をスパッタ法により成膜し、フォトリソ
グラフィ及びエッチング法によりパターニングを行って
画素電極12を形成し、さらに配向膜13を形成する。
対向基板として透明基板16上にITO膜からなる共通
電極15及び配向膜14が形成されたものを用い、上記
アレイ基板と貼り合わせて液晶セルを組み立て、液晶層
30を封入して液晶表示素子が完成する。
b上にITO膜をスパッタ法により成膜し、フォトリソ
グラフィ及びエッチング法によりパターニングを行って
画素電極12を形成し、さらに配向膜13を形成する。
対向基板として透明基板16上にITO膜からなる共通
電極15及び配向膜14が形成されたものを用い、上記
アレイ基板と貼り合わせて液晶セルを組み立て、液晶層
30を封入して液晶表示素子が完成する。
【0019】以上のように、本発明の第1の実施の形態
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、保護膜材
料塗布工程と露光工程とをそれぞれ2度行うのみで、保
護膜8bと基板間隔を設定し保持する支持部材9aとを
所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部材9aは画
素開口部以外の遮光部に形成することができるので、画
素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発生せず
画質を向上させることができる。また、支持部材9aは
配向膜13の形成前に形成されるので、感光性有機樹脂
膜8又は9の溶媒や現像液による配向膜への悪影響もな
く、かつ、配向膜13が保護膜8b上に支持部材9aを
覆って形成されるので、配向膜13の存在により液晶層
30への不純物の混入による液晶表示素子の信頼性の低
下を防止することができる。
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、保護膜材
料塗布工程と露光工程とをそれぞれ2度行うのみで、保
護膜8bと基板間隔を設定し保持する支持部材9aとを
所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部材9aは画
素開口部以外の遮光部に形成することができるので、画
素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発生せず
画質を向上させることができる。また、支持部材9aは
配向膜13の形成前に形成されるので、感光性有機樹脂
膜8又は9の溶媒や現像液による配向膜への悪影響もな
く、かつ、配向膜13が保護膜8b上に支持部材9aを
覆って形成されるので、配向膜13の存在により液晶層
30への不純物の混入による液晶表示素子の信頼性の低
下を防止することができる。
【0020】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過程を表し
た説明図である。
電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過程を表し
た説明図である。
【0021】第1の実施の形態と同様に、TFTの信号
線6及びソース電極7を形成後、保護膜としてポジ型感
光性有機樹脂膜8(日本合成ゴム製)をスピンコータに
より2.3μmの厚さに塗布する。次に、基板間隔を設
定し保持する支持部材となるネガ型感光性有機樹脂膜9
(日本合成ゴム製)をスピンコータにより6.0μmの
厚さに塗布する。ポジ型感光性有機樹脂膜8及びネガ型
感光性有機樹脂膜9を塗布した後、図5に示されるよう
に、支持部材9aを形成すべき部分に対応する部分には
UV光(g,h,i線)の透過率が33%となるパター
ン17aが形成され、画素電極とソース電極7とを電気
的に接続するための保護膜8のコンタクトホール8aが
形成されるべき部分に対応する部分にはUV光の透過率
がほぼ100%となるパターン17bが形成された支持
部材・保護膜パターンマスク17を用いてマスクアライ
ナにより、支持部材9a及び保護膜8のパターン形成の
ためのUV光の露光を同時に行う。このときの露光量は
600mJ/cm2とした。露光後、弱アルカリ溶液
(TMAH0.5%水溶液)により現像を行うと、保護
膜8bと支持部材9aのパターンが形成される。さら
に、クリーンオーブンにより200℃の温度でキュアを
行い有機樹脂膜を安定化させると、図3に示されたのと
同様に、保護膜8bと支持部材9aとが安定して形成さ
れる。このとき、支持部材9aと保護膜8bとの基板1
表面からの高さの差は、5μm程度となる。
線6及びソース電極7を形成後、保護膜としてポジ型感
光性有機樹脂膜8(日本合成ゴム製)をスピンコータに
より2.3μmの厚さに塗布する。次に、基板間隔を設
定し保持する支持部材となるネガ型感光性有機樹脂膜9
(日本合成ゴム製)をスピンコータにより6.0μmの
厚さに塗布する。ポジ型感光性有機樹脂膜8及びネガ型
感光性有機樹脂膜9を塗布した後、図5に示されるよう
に、支持部材9aを形成すべき部分に対応する部分には
UV光(g,h,i線)の透過率が33%となるパター
ン17aが形成され、画素電極とソース電極7とを電気
的に接続するための保護膜8のコンタクトホール8aが
形成されるべき部分に対応する部分にはUV光の透過率
がほぼ100%となるパターン17bが形成された支持
部材・保護膜パターンマスク17を用いてマスクアライ
ナにより、支持部材9a及び保護膜8のパターン形成の
ためのUV光の露光を同時に行う。このときの露光量は
600mJ/cm2とした。露光後、弱アルカリ溶液
(TMAH0.5%水溶液)により現像を行うと、保護
膜8bと支持部材9aのパターンが形成される。さら
に、クリーンオーブンにより200℃の温度でキュアを
行い有機樹脂膜を安定化させると、図3に示されたのと
同様に、保護膜8bと支持部材9aとが安定して形成さ
れる。このとき、支持部材9aと保護膜8bとの基板1
表面からの高さの差は、5μm程度となる。
【0022】さらに、図4に示された第1の実施の形態
と同様に、保護膜8b上にITO膜をスパッタ法により
成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法によりパ
ターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配向
膜13を形成する。対向基板として透明基板16上にI
TO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成され
たものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セル
を組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完成
する。
と同様に、保護膜8b上にITO膜をスパッタ法により
成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法によりパ
ターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配向
膜13を形成する。対向基板として透明基板16上にI
TO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成され
たものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セル
を組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完成
する。
【0023】以上のように、本発明の第2の実施の形態
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、2度の保
護膜材料塗布工程と1度の露光工程をそれぞれ行うのみ
で、保護膜8bと基板間隔を設定し保持する支持部材9
aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部材9
aは画素開口部以外の遮光部に形成することができるの
で、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発
生せず画質を向上させることができる。また、支持部材
9aは配向膜13の形成前に形成されるので、感光性有
機樹脂膜8又は9の溶媒や現像液による配向膜への悪影
響もなく、かつ、配向膜13が保護膜8b上に支持部材
9aを覆って形成されるので、配向膜13の存在により
液晶層30への不純物の混入による液晶表示素子の信頼
性の低下を防止することができる。
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、2度の保
護膜材料塗布工程と1度の露光工程をそれぞれ行うのみ
で、保護膜8bと基板間隔を設定し保持する支持部材9
aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部材9
aは画素開口部以外の遮光部に形成することができるの
で、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発
生せず画質を向上させることができる。また、支持部材
9aは配向膜13の形成前に形成されるので、感光性有
機樹脂膜8又は9の溶媒や現像液による配向膜への悪影
響もなく、かつ、配向膜13が保護膜8b上に支持部材
9aを覆って形成されるので、配向膜13の存在により
液晶層30への不純物の混入による液晶表示素子の信頼
性の低下を防止することができる。
【0024】図6及び図7は、本発明の第3の実施の形
態に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過
程を表した説明図である。
態に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過
程を表した説明図である。
【0025】第1の実施の形態と同様に、TFTの信号
線6及びソース電極7を形成後、保護膜としてポジ型感
光性有機樹脂膜18(日本合成ゴム製)をスピンコータ
により8.6μmの厚さに塗布する。ポジ型感光性有機
樹脂膜18を塗布した後、図6に示されるように、遮光
パターン19aを有し、支持部材18aを形成すべき部
分以外の部分に光が照射される支持部材パターンマスク
19を用いてマスクアライナによりUV光の露光を行
う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜18の上部
6μmの膜厚がちょうど露光できる露光量(400mJ
/cm2)として、支持部材18aを形成すべき部分以
外の部分にUV光を照射する。
線6及びソース電極7を形成後、保護膜としてポジ型感
光性有機樹脂膜18(日本合成ゴム製)をスピンコータ
により8.6μmの厚さに塗布する。ポジ型感光性有機
樹脂膜18を塗布した後、図6に示されるように、遮光
パターン19aを有し、支持部材18aを形成すべき部
分以外の部分に光が照射される支持部材パターンマスク
19を用いてマスクアライナによりUV光の露光を行
う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜18の上部
6μmの膜厚がちょうど露光できる露光量(400mJ
/cm2)として、支持部材18aを形成すべき部分以
外の部分にUV光を照射する。
【0026】次いで、図7に示されるように、画素電極
とソース電極7とを電気的に接続するための保護膜18
のコンタクトホール18dが形成されるべき部分にのみ
光が照射される保護膜パターンマスク20を用いて再度
露光を行う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜1
8の下部の2.3μmの膜厚が十分に露光できる露光量
(600mJ/cm2)として保護膜パターンマスク2
0の開口部20aから保護膜18のコンタクトホール1
8dを形成すべき部分のみにUV光を照射する。
とソース電極7とを電気的に接続するための保護膜18
のコンタクトホール18dが形成されるべき部分にのみ
光が照射される保護膜パターンマスク20を用いて再度
露光を行う。このときの露光量は、感光性有機樹脂膜1
8の下部の2.3μmの膜厚が十分に露光できる露光量
(600mJ/cm2)として保護膜パターンマスク2
0の開口部20aから保護膜18のコンタクトホール1
8dを形成すべき部分のみにUV光を照射する。
【0027】2度の露光後、弱アルカリ溶液(TMAH
0.5%水溶液)により現像を行うと、保護膜18cと
支持部材18aのパターンが形成される。さらに、クリ
ーンオーブンにより200℃の温度でキュアを行い有機
樹脂膜を安定化させると、図3に示されるように、保護
膜8bと支持部材18aとが安定して形成される。この
とき、支持部材18aと保護膜8bとの基板1表面から
の高さの差は、5μm程度となる。
0.5%水溶液)により現像を行うと、保護膜18cと
支持部材18aのパターンが形成される。さらに、クリ
ーンオーブンにより200℃の温度でキュアを行い有機
樹脂膜を安定化させると、図3に示されるように、保護
膜8bと支持部材18aとが安定して形成される。この
とき、支持部材18aと保護膜8bとの基板1表面から
の高さの差は、5μm程度となる。
【0028】さらに、図4に示された第1の実施の形態
と同様に、保護膜18b上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
と同様に、保護膜18b上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
【0029】以上のように、本発明の第3の実施の形態
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、1度の保
護膜材料塗布工程と2度の露光工程とをそれぞれ行うの
みで、保護膜18cと基板間隔を設定し保持する支持部
材18aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持
部材18aは画素開口部以外の遮光部に形成することが
できるので、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光
漏れが発生せず画質を向上させることができる。また、
支持部材18aは配向膜13の形成前に形成されるの
で、感光性有機樹脂膜18の溶媒や現像液による配向膜
への悪影響もなく、かつ、配向膜13が保護膜18c上
に支持部材18aを覆って形成されるので、配向膜13
の存在により液晶層30への不純物の混入による液晶表
示素子の信頼性の低下を防止することができる。
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、1度の保
護膜材料塗布工程と2度の露光工程とをそれぞれ行うの
みで、保護膜18cと基板間隔を設定し保持する支持部
材18aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持
部材18aは画素開口部以外の遮光部に形成することが
できるので、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光
漏れが発生せず画質を向上させることができる。また、
支持部材18aは配向膜13の形成前に形成されるの
で、感光性有機樹脂膜18の溶媒や現像液による配向膜
への悪影響もなく、かつ、配向膜13が保護膜18c上
に支持部材18aを覆って形成されるので、配向膜13
の存在により液晶層30への不純物の混入による液晶表
示素子の信頼性の低下を防止することができる。
【0030】図8は、本発明の第4の実施の形態に係る
電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過程を表し
た説明図である。
電極基板及び液晶表示素子の製造方法の製造過程を表し
た説明図である。
【0031】第1の実施の形態と同様にTFTの信号線
6及びソース電極7を形成後、第3の実施の形態と同様
に保護膜としてポジ型感光性有機樹脂膜18(日本合成
ゴム製)をスピンコータにより8.6μmの厚さに塗布
する。ポジ型感光性有機樹脂膜18を塗布した後、ポジ
型感光性有機樹脂膜18を塗布した後、図8に示される
ように、支持部材18aを形成すべき部分に対応する部
分には遮光パターン21aが形成され、画素電極とソー
ス電極7とを電気的に接続するための保護膜18のコン
タクトホール18dが形成されるべき部分に対応する部
分にはUV光の透過率がほぼ100%となるパターン2
1bが形成され、それ以外の部分に対応する部分にはU
V光(g,h,i線)の透過率が33%となるパターン
21cが形成された支持部材・保護膜パターンマスク2
1を用いてマスクアライナにより、支持部材18a及び
保護膜18のパターン形成のためのUV光の露光を同時
に行う。このときの露光量は600mJ/cm2とし
た。露光後、弱アルカリ溶液(TMAH0.5%水溶
液)により現像を行うと、保護膜18cと支持部材18
aのパターンが形成される。さらに、クリーンオーブン
により200℃の温度でキュアを行い有機樹脂膜を安定
化させると、図3に示されたのと同様に、保護膜18c
と支持部材18aとが安定して形成される。このとき、
支持部材18aと保護膜18cとの基板1表面からの高
さの差は、5μm程度となる。
6及びソース電極7を形成後、第3の実施の形態と同様
に保護膜としてポジ型感光性有機樹脂膜18(日本合成
ゴム製)をスピンコータにより8.6μmの厚さに塗布
する。ポジ型感光性有機樹脂膜18を塗布した後、ポジ
型感光性有機樹脂膜18を塗布した後、図8に示される
ように、支持部材18aを形成すべき部分に対応する部
分には遮光パターン21aが形成され、画素電極とソー
ス電極7とを電気的に接続するための保護膜18のコン
タクトホール18dが形成されるべき部分に対応する部
分にはUV光の透過率がほぼ100%となるパターン2
1bが形成され、それ以外の部分に対応する部分にはU
V光(g,h,i線)の透過率が33%となるパターン
21cが形成された支持部材・保護膜パターンマスク2
1を用いてマスクアライナにより、支持部材18a及び
保護膜18のパターン形成のためのUV光の露光を同時
に行う。このときの露光量は600mJ/cm2とし
た。露光後、弱アルカリ溶液(TMAH0.5%水溶
液)により現像を行うと、保護膜18cと支持部材18
aのパターンが形成される。さらに、クリーンオーブン
により200℃の温度でキュアを行い有機樹脂膜を安定
化させると、図3に示されたのと同様に、保護膜18c
と支持部材18aとが安定して形成される。このとき、
支持部材18aと保護膜18cとの基板1表面からの高
さの差は、5μm程度となる。
【0032】さらに、図4に示された第1の実施の形態
と同様に、保護膜18c上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
と同様に、保護膜18c上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
【0033】以上のように、本発明の第4の実施の形態
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、1度の保
護膜材料塗布工程と1度の露光工程をそれぞれ行うのみ
で、保護膜18cと基板間隔を設定し保持する支持部材
18aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部
材18aは画素開口部以外の遮光部に形成することがで
きるので、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏
れが発生せず画質を向上させることができる。また、支
持部材18aは配向膜13の形成前に形成されるので、
感光性有機樹脂膜18の溶媒や現像液による配向膜への
悪影響もなく、かつ、配向膜13が保護膜18c上に支
持部材18aを覆って形成されるので、配向膜13の存
在により液晶層30への不純物の混入による液晶表示素
子の信頼性の低下を防止することができる。
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、従来のフォトリソグラフ
ィ法に比較して工程数を増加させることなく、1度の保
護膜材料塗布工程と1度の露光工程をそれぞれ行うのみ
で、保護膜18cと基板間隔を設定し保持する支持部材
18aとを所定位置に高い位置精度で形成でき、支持部
材18aは画素開口部以外の遮光部に形成することがで
きるので、画素開口部におけるスペーサ周囲からの光漏
れが発生せず画質を向上させることができる。また、支
持部材18aは配向膜13の形成前に形成されるので、
感光性有機樹脂膜18の溶媒や現像液による配向膜への
悪影響もなく、かつ、配向膜13が保護膜18c上に支
持部材18aを覆って形成されるので、配向膜13の存
在により液晶層30への不純物の混入による液晶表示素
子の信頼性の低下を防止することができる。
【0034】本発明の第5の実施の形態に係る電極基板
及び液晶表示素子の製造方法は、上述した第1乃至第4
の実施の形態におけるネガ型、ポジ型感光性樹脂を、そ
れぞれネガ型、ポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業
製)に置き換えて行う。
及び液晶表示素子の製造方法は、上述した第1乃至第4
の実施の形態におけるネガ型、ポジ型感光性樹脂を、そ
れぞれネガ型、ポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業
製)に置き換えて行う。
【0035】例えば、上記第3の実施の形態と同様の構
成について説明すると、第1の実施の形態と同様に、T
FTの信号線6及びソース電極7を形成後、保護膜18
としてポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業製)をス
ピンコータにより8.6μmの厚さに塗布する。ポジ型
感光性ポリイミド膜18を塗布した後、図6に示される
ように、遮光パターン19aを有し、支持部材18aを
形成すべき部分以外の部分に光が照射される支持部材パ
ターンマスク19を用いてマスクアライナによりUV光
の露光を行う。このときの露光量は、感光性ポリイミド
膜18の上部6μmの膜厚がちょうど露光できる露光量
(400mJ/cm2)として、支持部材18aを形成
すべき部分以外の部分にUV光を照射する。
成について説明すると、第1の実施の形態と同様に、T
FTの信号線6及びソース電極7を形成後、保護膜18
としてポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業製)をス
ピンコータにより8.6μmの厚さに塗布する。ポジ型
感光性ポリイミド膜18を塗布した後、図6に示される
ように、遮光パターン19aを有し、支持部材18aを
形成すべき部分以外の部分に光が照射される支持部材パ
ターンマスク19を用いてマスクアライナによりUV光
の露光を行う。このときの露光量は、感光性ポリイミド
膜18の上部6μmの膜厚がちょうど露光できる露光量
(400mJ/cm2)として、支持部材18aを形成
すべき部分以外の部分にUV光を照射する。
【0036】次いで、図7に示されるように、ポリイミ
ド保護膜18のコンタクトホール18dが形成されるべ
き部分にのみ光が照射される保護膜パターンマスク20
を用いて再度露光を行う。このときの露光量は、感光性
ポリイミド膜18の下部の2.3μmの膜厚が十分に露
光できる露光量(600mJ/cm2)として保護膜パ
ターンマスク20の開口部20aから保護膜18のコン
タクトホール18dを形成すべき部分のみにUV光を照
射する。
ド保護膜18のコンタクトホール18dが形成されるべ
き部分にのみ光が照射される保護膜パターンマスク20
を用いて再度露光を行う。このときの露光量は、感光性
ポリイミド膜18の下部の2.3μmの膜厚が十分に露
光できる露光量(600mJ/cm2)として保護膜パ
ターンマスク20の開口部20aから保護膜18のコン
タクトホール18dを形成すべき部分のみにUV光を照
射する。
【0037】2度の露光後、弱アルカリ溶液(TMAH
0.5%水溶液)により現像を行うと、保護膜18cと
支持部材18aのパターンが形成される。さらに、クリ
ーンオーブンにより200℃の温度でキュアを行い有機
樹脂膜を安定化させると、図3に示されるように、保護
膜8bと支持部材18aとが安定して形成される。この
とき、支持部材18aと保護膜8bとの基板1表面から
の高さの差は、5μm程度となる。
0.5%水溶液)により現像を行うと、保護膜18cと
支持部材18aのパターンが形成される。さらに、クリ
ーンオーブンにより200℃の温度でキュアを行い有機
樹脂膜を安定化させると、図3に示されるように、保護
膜8bと支持部材18aとが安定して形成される。この
とき、支持部材18aと保護膜8bとの基板1表面から
の高さの差は、5μm程度となる。
【0038】さらに、図4に示された第1の実施の形態
と同様に、保護膜18b上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
と同様に、保護膜18b上にITO膜をスパッタ法によ
り成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチング法により
パターニングを行って画素電極12を形成し、さらに配
向膜13を形成する。対向基板として透明基板16上に
ITO膜からなる共通電極15及び配向膜14が形成さ
れたものを用い、上記アレイ基板と貼り合わせて液晶セ
ルを組み立て、液晶層30を封入して液晶表示素子が完
成する。
【0039】以上のように、本発明の第5の実施の形態
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、上記第3の実施の形態と
同様に、従来のフォトリソグラフィ法に比較して工程数
を増加させることなく、1度の保護膜材料塗布工程と2
度の露光工程とをそれぞれ行うのみで、保護膜18cと
基板間隔を設定し保持する支持部材18aとを所定位置
に高い位置精度で形成でき、支持部材18aは画素開口
部以外の遮光部に形成することができるので、画素開口
部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発生せず画質を
向上させることができる。また、支持部材18aは配向
膜13の形成前に形成されるので、感光性有機樹脂膜1
8の溶媒や現像液による配向膜への悪影響もなく、か
つ、配向膜13が保護膜18c上に支持部材18aを覆
って形成されるので、配向膜13の存在により液晶層3
0への不純物の混入による液晶表示素子の信頼性の低下
を防止することができる。
に係る電極基板及び液晶表示素子の製造方法により作製
されたアレイ基板においては、上記第3の実施の形態と
同様に、従来のフォトリソグラフィ法に比較して工程数
を増加させることなく、1度の保護膜材料塗布工程と2
度の露光工程とをそれぞれ行うのみで、保護膜18cと
基板間隔を設定し保持する支持部材18aとを所定位置
に高い位置精度で形成でき、支持部材18aは画素開口
部以外の遮光部に形成することができるので、画素開口
部におけるスペーサ周囲からの光漏れが発生せず画質を
向上させることができる。また、支持部材18aは配向
膜13の形成前に形成されるので、感光性有機樹脂膜1
8の溶媒や現像液による配向膜への悪影響もなく、か
つ、配向膜13が保護膜18c上に支持部材18aを覆
って形成されるので、配向膜13の存在により液晶層3
0への不純物の混入による液晶表示素子の信頼性の低下
を防止することができる。
【0040】加えて、本発明の第5の実施の形態に係る
電極基板及び液晶表示素子の製造方法においては、支持
部材及び保護膜の材料として感光性ポリイミドを用いた
ので、基板間隔を設定し保持する支持部材及び保護膜が
配向膜の一部又は全部をなすものとすることができ、支
持部材及び保護膜が配向膜の全部をなすものとした場合
には、支持部材及び保護膜と配向膜とを同時に形成する
ことができ、製造工程をさらに短縮することができる。
電極基板及び液晶表示素子の製造方法においては、支持
部材及び保護膜の材料として感光性ポリイミドを用いた
ので、基板間隔を設定し保持する支持部材及び保護膜が
配向膜の一部又は全部をなすものとすることができ、支
持部材及び保護膜が配向膜の全部をなすものとした場合
には、支持部材及び保護膜と配向膜とを同時に形成する
ことができ、製造工程をさらに短縮することができる。
【0041】同様に、上述した第1、第2及び第4の実
施の形態におけるネガ型、ポジ型感光性樹脂を、それぞ
れネガ型、ポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業製)
に置き換えた場合においても、各実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
施の形態におけるネガ型、ポジ型感光性樹脂を、それぞ
れネガ型、ポジ型感光性ポリイミド(日産化学工業製)
に置き換えた場合においても、各実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0042】以上の本発明の各実施の形態に係る電極基
板及び液晶表示素子の製造方法により作製した液晶表示
素子と比較対照するための比較例として、従来の製造方
法により、散布したスペーサで基板間隔が保持された液
晶表示素子を作製した。
板及び液晶表示素子の製造方法により作製した液晶表示
素子と比較対照するための比較例として、従来の製造方
法により、散布したスペーサで基板間隔が保持された液
晶表示素子を作製した。
【0043】この液晶表示素子を用いて投射映像を表示
すると、スペーサが存在する部分では他の部分と光透過
率が異なり、点欠陥や表示ムラの発生が認められた。一
方、本発明の各実施の形態に係る電極基板及び液晶表示
素子の製造方法により作製した液晶表示素子を用いて投
射映像を表示すると、点欠陥や表示ムラは発生しなかっ
た。
すると、スペーサが存在する部分では他の部分と光透過
率が異なり、点欠陥や表示ムラの発生が認められた。一
方、本発明の各実施の形態に係る電極基板及び液晶表示
素子の製造方法により作製した液晶表示素子を用いて投
射映像を表示すると、点欠陥や表示ムラは発生しなかっ
た。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る電極基板及び液晶表示素子
の製造方法によれば、光透過率の異なる複数の領域を有
するマスクと感光性材料とを用いて、感光性材料からな
る有機樹脂膜を選択的に露光した後、1度の現像工程を
行うので、液晶表示素子の基板間隔を設定し保持する支
持部材を保護膜を形成するのと同時に遮光部に形成する
ことができる。支持部材形成のための工程は、支持部材
材料の塗布工程(感光樹脂膜の形成工程)と露光工程が
増加する場合もあるが、保護膜と同じ材料を用い、UV
光の透過率の異なるマスクを用いて露光することによ
り、全体として支持部材形成のための工程を増加させる
ことなく基板上の所定位置に支持部材を形成することが
できる。また、支持部材及び保護膜の材料として感光性
ポリイミドを用いることにより、保護膜及び支持部材と
配向膜とを同一工程で形成することができる。その結
果、画素開口部以外の部分に支持部材を配設することが
でき、スペーサ配置部分からの光漏れ等、従来のスペー
サ散布方法により生じていたスペーサに起因する画質劣
化を解消することができた。特に、投射型ライトバルブ
等に用いる小型で高精細表示の液晶表示素子の表示品質
を向上させることができる。
の製造方法によれば、光透過率の異なる複数の領域を有
するマスクと感光性材料とを用いて、感光性材料からな
る有機樹脂膜を選択的に露光した後、1度の現像工程を
行うので、液晶表示素子の基板間隔を設定し保持する支
持部材を保護膜を形成するのと同時に遮光部に形成する
ことができる。支持部材形成のための工程は、支持部材
材料の塗布工程(感光樹脂膜の形成工程)と露光工程が
増加する場合もあるが、保護膜と同じ材料を用い、UV
光の透過率の異なるマスクを用いて露光することによ
り、全体として支持部材形成のための工程を増加させる
ことなく基板上の所定位置に支持部材を形成することが
できる。また、支持部材及び保護膜の材料として感光性
ポリイミドを用いることにより、保護膜及び支持部材と
配向膜とを同一工程で形成することができる。その結
果、画素開口部以外の部分に支持部材を配設することが
でき、スペーサ配置部分からの光漏れ等、従来のスペー
サ散布方法により生じていたスペーサに起因する画質劣
化を解消することができた。特に、投射型ライトバルブ
等に用いる小型で高精細表示の液晶表示素子の表示品質
を向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図4】本発明に係る液晶表示素子の製造方法により作
製された液晶表示素子の概略断面図。
製された液晶表示素子の概略断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る電極基板及び
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
液晶表示素子の製造方法の製造過程を表した説明図。
1、16 透明基板 2 アモルファスシリコン膜 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート線 5 層間絶縁膜 6 信号線 7 ソース電極 8 保護膜(ポジ型感光性有機樹脂膜) 8a、18d 開口部 8b、18c 保護膜 9 有機樹脂膜(ネガ型感光性有機樹脂膜) 9a、18a 支持部材 10、11、17、19、20、21 マスク 12 画素電極 13、14 配向膜 15 共通電極 18 有機樹脂膜(ポジ型感光性有機樹脂膜) 30 液晶層
Claims (5)
- 【請求項1】透明基板上に形成された能動素子及び配線
を保護する保護膜を形成するための第1の感光性有機樹
脂膜を形成する第1の工程と、 前記透明基板と共に液晶表示素子の液晶セルを構成する
予定の他の透明基板と前記透明基板との基板間隔を設定
し保持する支持部材を形成するための第2の感光性有機
樹脂膜を前記第1の感光性有機樹脂膜上に形成する第2
の工程と、 前記支持部材を形成するために、光透過率の異なる複数
の領域を有する第1のマスクを用いて、前記第2の感光
性有機樹脂膜の所定領域のみを選択的に露光する第3の
工程と、 前記能動素子により駆動される画素電極が電気的に接続
される前記能動素子の画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜を形成するために、光透過率の異なる
複数の領域を有する第2のマスクを用いて、前記第1の
感光性有機樹脂膜の所定領域を選択的に露光する第4の
工程と、 前記第1及び第2の感光性有機樹脂膜を同時に現像し、
前記支持部材と、前記画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜とを同時に形成する第5の工程と、 前記開口部を通して前記画素電極接続用電極に電気的に
接続された画素電極を前記保護膜上に形成する第6の工
程と、 を備えたことを特徴とする電極基板の製造方法。 - 【請求項2】透明基板上に形成された能動素子及び配線
を保護する保護膜を形成するための第1の感光性有機樹
脂膜を覆って形成する第1の工程と、 前記透明基板と共に液晶表示素子の液晶セルを構成する
予定の他の透明基板と前記透明基板との基板間隔を設定
し保持する支持部材を形成するための第2の感光性有機
樹脂膜を前記第1の感光性有機樹脂膜上に形成する第2
の工程と、 前記能動素子により駆動される画素電極が電気的に接続
される前記能動素子の画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜と、前記支持部材とを形成するため
に、光透過率の異なる複数の領域を有するマスクを用い
て、前記第1及び第2の感光性有機樹脂膜の所定領域を
選択的かつ同時に露光する第3の工程と、 前記第1及び第2の感光性有機樹脂膜を同時に現像し、
前記支持部材と、前記画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜とを同時に形成する第4の工程と、 前記開口部を通して前記画素電極接続用電極に電気的に
接続された画素電極を前記保護膜上に形成する第5の工
程と、 を備えたことを特徴とする電極基板の製造方法。 - 【請求項3】透明基板上に形成された能動素子及び配線
を保護する保護膜と、前記透明基板と共に液晶表示素子
の液晶セルを構成する予定の他の透明基板と前記透明基
板との基板間隔を設定し保持する支持部材とを形成する
ための感光性有機樹脂膜を前記透明基板上に形成する第
1の工程と、 前記支持部材を形成するために、光透過率の異なる複数
の領域を有する第1のマスクを用いて、前記感光性有機
樹脂膜の上層部の所定領域のみを選択的に露光する第2
の工程と、 前記能動素子により駆動される画素電極が電気的に接続
される前記能動素子の画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜を形成するために、光透過率の異なる
複数の領域を有する第2のマスクを用いて、前記感光性
有機樹脂膜の下層部の所定領域を選択的に露光する第3
の工程と、 前記感光性有機樹脂膜を現像し、前記支持部材と、前記
画素電極接続用電極上に開口部を有する前記保護膜とを
同時に形成する第4の工程と、 前記開口部を通して前記画素電極接続用電極に電気的に
接続された画素電極を前記保護膜上に形成する第5の工
程と、 を備えたことを特徴とする電極基板の製造方法。 - 【請求項4】透明基板上に形成された能動素子及び配線
を保護する保護膜と、前記透明基板と共に液晶表示素子
の液晶セルを構成する予定の他の透明基板と前記透明基
板との基板間隔を設定し保持する支持部材とを形成する
ための感光性有機樹脂膜を前記透明基板上に形成する第
1の工程と、 前記能動素子により駆動される画素電極が電気的に接続
される前記能動素子の画素電極接続用電極上に開口部を
有する前記保護膜と、前記支持部材とを形成するため
に、光透過率の異なる複数の領域を有するマスクを用い
て、前記感光性有機樹脂膜の上層部及び下層部の所定領
域を選択的に露光する第2の工程と、 前記感光性有機樹脂膜を現像し、前記支持部材と、前記
画素電極接続用電極上に開口部を有する前記保護膜とを
同時に形成する第3の工程と、 前記開口部を通して前記画素電極接続用電極に電気的に
接続された画素電極を前記保護膜上に形成する第4の工
程と、 を備えたことを特徴とする電極基板の製造方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の電極基
板の製造方法において、前記支持部材及び保護膜は、配
向膜の一部又は全部をなすものであることを特徴とする
電極基板の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP6984097A JPH10268321A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 電極基板の製造方法 |
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JPH10268321A true JPH10268321A (ja) | 1998-10-09 |
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ID=13414413
Family Applications (1)
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