JPH1115168A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH1115168A
JPH1115168A JP16614497A JP16614497A JPH1115168A JP H1115168 A JPH1115168 A JP H1115168A JP 16614497 A JP16614497 A JP 16614497A JP 16614497 A JP16614497 A JP 16614497A JP H1115168 A JPH1115168 A JP H1115168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱された印刷原版を搬送する際に発生しが
ちな皺状の歪みの低減を図る。 【解決手段】 印刷原版2を加熱するヒータ8a,8b
等を備えた熱現像部6の外部、すなわち下流側に冷却フ
ァン14等で構成した冷却手段を配設し、且つその下流
に搬出ローラ15を配設して、高温に加熱された印刷原
版2を冷却してから搬出ローラ15にニップさせて、加
熱からニップに至る間に生じる歪みを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属支持体上に感
光層を設けた感光性平版印刷原版を、露光後に搬送しつ
つ加熱する加熱装置に関し、特に印刷原版を熱現像する
装置として適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀、還元剤、及び重合性化合
物を含む感光材料を画像露光し、ハロゲン化銀を現像し
て、これにより画像状に重合性化合物を重合させてポリ
マー画像を形成する方法が、特公平3−12307号及
び同3−12308号公報(米国特許4629676号
及び欧州特許0174634号明細書)に記載されてい
る。この方法においては、ハロゲン化銀を還元した還元
剤の酸化体ラジカル(還元剤の酸化体の分解によって生
じるラジカルであってもよい。以下、単に酸化体ラジカ
ルと呼ぶ。)によって重合が開始される。即ち、感光材
料を加熱して、ハロゲン化銀を現像し、重合性化合物の
硬化画像を形成する熱現像を実施する。
【0003】以上述べた画像形成方法は、印刷版の製造
にも適用できる。印刷版の製造に好適な感光材料は、特
開昭64−17047号公報(米国特許4985339
号及び欧州特許0298522号各明細書)、特開平5
−249667号公報(米国特許5122443号及び
欧州特許0426192号明細書)及び特開平4−19
1856号公報(米国特許5290659号)、特開平
5−142775号、同6−27652号、同5−10
7764号公報に記載されている。これらの公報に記載
された感光材料は、ハロゲン化銀を光センサとする硬化
反応を利用することを特徴とし、支持体上に少なくとも
重合性化合物または架橋性ポリマーを含む硬化性層、ハ
ロゲン化銀を含む感光性層及び塩基プレカーサを含むオ
ーバーコート層の三つの層が順次積層されており、何れ
かの層に還元剤が含まれてなる(以後、この感光材料を
銀トリガー重合型感光材料と呼ぶ)。印刷版の製造方法
では、上記の熱現像により重合性化合物または架橋性ポ
リマーを硬化させてから、溶出液を用いて未硬化部を除
去し、残存する硬化画像を印刷版の画像として利用す
る。尚、印刷版では、金属板(一般にはアルミニウム
板)を支持体として用いる。
【0004】以上のように、銀トリガー重合型感光材料
を金属支持体に設けた印刷原板に画像形成する場合、熱
処理装置が必要となる。このような熱処理に関して、例
えば特開平4−240643号公報に記載されているよ
うな、印刷原版にヒータからの熱線を照射する非接触加
熱方式と、印刷原版とヒータとが接触する接触加熱方式
とに大別されている。
【0005】接触加熱方式を適用した加熱装置は、例え
ば図5に示すように、印刷原版114を無端ベルト13
8によって加熱プレート130の間に挟持するように被
覆し、無端ベルト138の移動に伴って、印刷原版11
4を加熱プレート130に摺接させつつ搬送するととも
に、加熱プレート130の熱によって加熱するように構
成されている。この加熱プレート130の表面は、円弧
状に湾曲されており、印刷原版114はこの湾曲に沿っ
て曲がるのに充分に薄くできており、摺接される無端ベ
ルト138はこの印刷原版114を加熱プレート130
側に押圧する張力を付与される。加熱プレート130の
搬送方向前方及び後方には、搬送ローラ122,124
がそれぞれ設けられており、矢印Aで示すように、印刷
原版114を加熱プレート130と無端ベルト138の
間に搬入又は搬出する。
【0006】そして、搬送ローラ122,124によっ
て加熱プレート130と無端ベルト138の間に搬入さ
れた印刷原版114は、無端ベルト138の矢印Dで示
す回転に伴って加熱プレート130に摺接されつつ搬送
され、加熱プレート130の熱によって加熱される。こ
の際、無端ベルト138には、加熱プレート表面の湾曲
部130Bによって張力が付与されており、これにより
印刷原版114は、無端ベルト138によって加熱プレ
ート側に押圧されて密着し、加熱が全体に行き渡る。な
お、銀トリガー重合型感光材料の加熱温度としては70
〜200℃程度が利用される。
【0007】ところで、印刷原版114は支持体が金属
板であるため、加熱により熱膨張を起こす。印刷原版1
14は無端ベルト138によって加熱プレート130へ
押圧されて密着しているため、両端のずれが制限され、
熱膨張による延びは端縁から内方へと向かい、通常、印
刷版はその中央部が略全長に渡り隆起するように変形す
る。そして、この熱膨張により印刷原版114が歪む結
果、印刷原版114と加熱プレート130との接触が不
均一となり、不完全接触部では熱現像の効率が低下す
る。その結果、この部分の重合硬化画像が欠損したり、
硬化の程度が低下し画像強度が低下して、印刷版として
使用した場合には部分的に耐刷性が低下する問題が発生
する。また、例えば網線数200線で網点面積率2%の
様な微小点を形成しようとした場合に、不完全接触部の
熱現像の効率が低下し硬化不足となるため、完全接触部
に比べて形成される微小な網点のサイズが小さく形成さ
れ、色調が部分的に異なるなど印刷版として使用するた
めの均一性が満足されないという問題点が発生する。
【0008】一方、前記非接触加熱方式には、図6に示
すように構成した加熱装置がある。この加熱装置は、断
熱ケース141内にヒータ142および反射板143、
印刷原版をガイドするためのガイド板144を設けると
ともに、断熱ケース141の周囲をケース145で覆っ
た構成になっている。また、ケース145内には、矢印
A方向から挿入される印刷原版を加熱装置内に搬入する
搬入ローラ146と搬出ローラ147が設けられてい
る。この加熱装置にあっては、矢印A方向から挿入され
た印刷原版は、一定速度でヒータ142の下部を走行
し、加熱現像された後に搬出ローラ147にニップされ
て次工程に搬送される。そして、断熱ケース141内の
温度は、ケース141内に設けた雰囲気温度センサー1
48により検知され、その検知データにもとづきヒータ
142への通電と排熱ファン149の駆動とが行われ、
ケース141内の温度、すなわち印刷原版の加熱温度を
設定温度に制御していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記非接触加熱方式で
は、接触加熱方式に付随する問題点、すなわち印刷原版
の中央部が略全長にわたり隆起するような変形は生じな
い。しかし、非接触加熱方式および接触式加熱方式のい
ずれも、印刷原版を70℃〜200℃もの高温で加熱し
た後、加熱現像部内で搬出ローラでニップするため、言
わば皺のような歪みが生じていた。
【0010】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、印刷原版を所望の温度で加熱できるうえに、加
熱による歪みを低減し得るように構成した加熱装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、金属支持体上に感光層を設けた印刷原版を搬送しな
がら加熱現像する加熱装置において、加熱された前記印
刷原版を搬出する搬出ローラを加熱現像部外に配置し、
加熱現像部外であって前記搬出ローラの手前に、前記印
刷原版を冷却する冷却手段を配置したことを特徴とする
加熱装置により達成される。
【0012】上記加熱装置において、高温に加熱された
印刷原版は、冷却手段により冷却されてから搬出ローラ
にニップされて次工程に搬送され、印刷原版の歪みが低
減される。このとき、搬出ローラにニップされるときの
印刷原版の温度は100℃以下が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図示の実施形態により、本
発明を説明する。図1は、本発明の感光材料加熱装置1
(以下、単に加熱装置と略称する)を適用した製版装置
を示す概略断面図である。印刷原版2は、支持体上に画
像形成層が設けられて構成されている。支持体は金属、
代表的にはアルミニウムまたはアルミニウム合金からな
る薄板である。また、本発明の対象となる印刷原版2の
感光材料は、加熱により現像される感光材料及び湿式現
像前後に加熱処理が必要な感光材料であれば特に制限さ
れるものではない。前述した特開昭64−17047号
公報(米国特許4985339号及び欧州特許0298
522号各明細書)、特開平5−249667号公報
(米国特許5122443号及び欧州特許042619
2号明細書)及び特開平4−191856号公報(米国
特許5290659号)、特開平5−142775号、
同6−27652号、同5−107764号公報に記載
されている銀トリガー重合型感光材料も好ましい感光材
料として使用することができる。
【0014】熱現像に際し、印刷原版2を加熱装置1の
搬入口3に挿入しようとすると、搬入センサー4が検知
して加熱装置1を駆動する。印刷原版2は搬入ローラ5
によってニップされ、熱現像部6内に搬送されてガイド
ワイヤー7上を矢印Aで示した下流側に搬送される。ガ
イドワイヤー7上には2個のヒータ8a,8bが配設さ
れ、ガイドワイヤー7上を搬送される印刷原版2を輻射
熱により加熱する。ヒータ8a,8b上には、回転可能
な反射板9a,9bが配設されていて、これらを回転さ
せることにより加熱量を制御できるようになっている。
加熱された印刷原版2は、搬出口12に設けた出口ブレ
ード13を押し出すようにして下流側に搬送され、ここ
で冷却ファン14により冷却されて搬出ローラ15にニ
ップされ、冷却ローラ31を介して次の溶出部40に搬
送される。
【0015】溶出部40においては、熱現像部6から冷
却ローラ31を介して搬入される印刷原版2が、搬送ロ
ーラ41によって搬送され、スプレーノズル42から噴
出される溶出液を吹き付けられるとともに、ブラシロー
ル45に摺接された後、スクイズローラ47によって表
面に付着した過剰な溶出液を除去される。
【0016】搬送ローラ41は、スプレーノズル42の
搬送方向A上流側に、印刷原版10を挟んで上下一対設
けられており、印刷原版10を挟持した状態で回転する
ことにより、印刷原版2を搬送方向Aに搬送する。スプ
レーノズル42は、本実施形態では上面となっている画
像形成層に対向して配置されており、循環ポンプ43に
よって溶出槽44から汲み上げられた溶出液(例えば、
富士写真フイルム(株)製PS版用現像液DP−4)
を、印刷原版2の画像形成層に吹き付ける。
【0017】ブラシロール45は、スプレーノズル42
の進行方向A下流側に、印刷原版2を挟んで支持ロール
46と上下一対で設けられており、溶出液を吹き付けら
れた印刷原版10の画像形成層に摺接され、非画像領域
の溶出反応を促進させる。スクイズローラ47は、ブラ
シロール45の搬送方向A下流側に、印刷原版2を挟ん
で上下一対設けられており、印刷原版2を挟持した状態
で回転することにより、印刷原版2を搬送方向Aに搬送
するとともに、表面に付着した過剰な溶出液を絞りとる
ように除去する。なお、スクイズローラ47によって除
去された過剰な溶出液は、受け皿48によって溶出槽4
4内に回収される。
【0018】水洗部50においては、印刷原版2が、搬
送ローラ51によって搬送され、スプレーノズル52に
よって洗浄水を吹き付けられる。搬送ローラ51は、ス
プレーノズル52を挟んで進行方向A上流側及び下流側
に、それぞれ印刷原版2を挟んで上下一対ずつ設けられ
ており、印刷原版2を挟持した状態で回転することによ
り、印刷原版2を搬送方向Aに搬送する。スプレーノズ
ル52は、印刷原版2の両面にそれぞれ対向して配置さ
れており、循環ポンプ53によって受水槽54から汲み
上げられた洗浄水を、印刷原版2の両面に吹き付ける。
なお吹き付けられた洗浄水は、印刷原版2から落下した
後、受け皿55によって受水槽54内に回収される。
【0019】ガム液塗布部60においては、印刷原版2
が、搬送ローラ61によって搬送され、スプレーノズル
62によってガム液を吹き付けられる。搬送ローラ61
は、スプレーノズル62を挟んで進行方向A上流側及び
下流側に、それぞれ印刷原版10を挟んで上下一対ずつ
設けられており、印刷原版2を挟持した状態で回転する
ことにより、印刷原版2を搬送方向Aに搬送する。スプ
レーノズル62は、印刷原版2の画像形成層に対向して
配置されており、循環ポンプ63によってガム液槽64
から汲み上げられたガム液(例えば、富士写真フイルム
(株)製PS版用ガム液GU−7)を、印刷原版2の画
像形成層に吹き付ける。なお吹き付けられたガム液は、
印刷原版2から落下した後、受け皿65によってガム液
槽64内に回収される。
【0020】乾燥部70においては、印刷原版2が、搬
送ローラ71によって搬送され、ドライヤ72によって
乾燥される。搬送ローラ71は、ドライヤ72を挟んで
進行方向A上流側及び下流側に、それぞれ印刷原版2を
挟んで上下一対ずつ設けられており、印刷原版2を挟持
した状態で回転することにより、印刷原版2を進行方向
Aに搬送する。ドライヤ72は、印刷原版2の両面にそ
れぞれ対向して二対設けられており、温風を印刷原版2
の両面に吹き付けることにより、ガム処理後の印刷原版
2を乾燥する。
【0021】印刷原版2を処理する一連の流れとして
は、まず、図示しない露光装置内で、印刷原版2の画像
形成層側に原稿フィルムを密着させるとともに、500
nmの光を通すバンドパスフィルタを介在させ、500
ワットのタングステンランプを用いて1.5秒間露光
し、露光済みの印刷原版を作成する。そして、図1のよ
うに、印刷原版2は、熱現像部1から、溶出部40、水
洗部50及びガム液塗布部60を経て、乾燥部70まで
連続して搬送され、各部において順次所定の処理を施さ
れる。つまり、熱現像された印刷原版2は、冷却ローラ
31によって冷却された後、溶出部40において溶出処
理が施され、画像形成促進層、感光性層及び硬化性層の
未硬化部分、すなわち硬化性層の硬化部分を除いた画像
形成層の非画像領域が溶出される。そして印刷原版2
は、水洗部50において水洗処理され、溶出液を除去さ
れた後、ガム液塗布部60においてガム処理され、更に
乾燥部70において表面に付着したガム液を乾燥され
る。乾燥後の印刷原版2はトレイ74に搬送されて集積
される。
【0022】次に、本発明の第1実施形態として加熱装
置1を説明する。この加熱装置1は、図1に示した製版
装置において搬入センサー4から熱現像部6、更に搬出
ローラ15までの工程を含む装置であり、図2に拡大断
面図で示す。図示されるように、加熱装置1は、ケース
21内に熱現像部6全体を収納し、冷却ファン14と搬
出ローラ15とをケース21外に設けた構成になってい
る。熱現像部6の上部全体は断熱カバー22により覆わ
れ、ガイドワイヤー7の下側は遮蔽板23により覆われ
ているが、遮蔽板23の一部に排熱ファン24が設けら
れている。
【0023】熱現像部6内の上流側(図2の左方)に
は、ガイドワイヤー7に対し所定高さの位置に2個のヒ
ータ8a,8bが配設され、その上側に横断面半円状の
反射板9a,9bが回動自在に設けられている。なお、
ヒータ8a,8bは本発明でいう熱源に相当するもので
あり、遠赤外セラミックヒータが好適である。反射板9
a,9bは、印刷原版2の加熱温度を調整するためのも
のである。反射板9a,9bが図2のようにヒータ8
a,8bの上部に位置制御されている場合は、ヒータ8
a,8bの放射熱が遮蔽されず、しかも熱反射があるの
で、印刷原版2は最高加熱量で加熱される。そして、反
射板9a,9bをヒータ8a,8bの側面から下側に制
御することにより、放射熱の遮蔽量が増加し、印刷原版
2の加熱量が低く制御される。
【0024】雰囲気温度センサー11は熱現像部6内の
温度を検知し、ローラ温度検出センサー25は搬入ロー
ラ5の温度を検知するものである。前記センサー11,
25と排熱ファン24とによって、熱現像部6内の温度
制御が行われる。すなわち、ヒータ8a,8bの適正設
定温度をQとすると、 Q=A・(T−To)+B・((T+To)/2−T1)・・・(1) 但し、前記(1)式において、A,B:定数、T:加熱
温度、To:搬入ローラ温度、T1:加熱現像部内雰囲
気温度である。そして、温度Toは搬入ローラ温度検出
センサー25により検知され、温度T1が雰囲気センサ
ー11により検知される。更に、熱現像部6内の雰囲気
温度が適正雰囲気温度である加熱温度T以上に達すると
排熱ファン24を駆動して温度を低下させ、常に適正雰
囲気温度Tが維持されるように制御する。前記適正設定
温度Q及び適正雰囲気温度Tの維持と、反射板9a,9
bによる印刷原版2への加熱量の制御は、図示しない制
御装置により総合的に行われ、印刷原版2は定速度で搬
送される。
【0025】このように加熱された印刷原版2は、搬出
口12から出口ブレード13をすり抜けて熱現像部6外
に搬送される。この段階までの印刷原版2の加熱温度を
みると、図4に示すように時間の経過とともに、例えば
150℃程度にまで加熱される。しかし、熱現像部6か
ら排出されると同時に冷却ファン14により冷却される
ので、図3にP点で示すように急激に100℃程度に温
度低下する。そして、加熱装置1にあっては、冷却ファ
ン14の下流側に搬出ローラ15が配設されているので
あるから、印刷原版2は冷却後にニップされることにな
り、歪みは許容範囲内になる。歪みの低減した印刷原版
2は、搬出ローラ15にニップされて図1を参照して説
明したように次工程に搬送される。
【0026】
【実施例】搬出ローラの設置位置と冷却手段による印刷
原版の冷却温度とを変えて実験を行ったところ、表1に
示す歪み評価の結果が得られた。歪み評価において、○
は歪みがなくてとても良好、△は若干の歪みがあるもの
の良好、×は歪みが多くて不良を表す。
【0027】
【表1】
【0028】表1の結果からわかるように、搬出ローラ
15を加熱現像部6の外部に配置し、搬出ローラ15に
ニップされたときの印刷原版2の温度が100℃以下の
場合に、○および△で示すように歪みが確実に低減され
る。以上の如く、本実施形態の加熱装置1においては、
搬出ローラ15は加熱現像部6から離れた位置に配設さ
れ、加熱された印刷原版2を冷却した後に搬出ローラ1
5にニップする構成になっている。このため、加熱とニ
ップによる歪みが低減され、良好な加熱現像が行われる
ことになる。
【0029】なお、上記実施形態では印刷原版2の冷却
手段としては、上記冷却ファン14に限定されない。例
えば、図4に示すように放熱フィンを有するヒートシン
ク17と、該ヒートシンク17を冷却するファン18と
により構成した冷却手段であってもよい。また、ヒート
シンク17上には、印刷原版2をヒートシンク17に圧
接させるブラシ等が設けられる。この構成にあっても、
高温に加熱された印刷原版2を100℃程度に冷却し、
上記同様に印刷原版2の歪みを低減することができる。
なお、上記実施形態は本発明を非接触方式の加熱装置に
適用したものであるが、接触方式の加熱装置にも適用可
能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送され
る印刷原版を熱現像部内で所定の温度で加熱したのち、
熱現像部外に配設した冷却手段より冷却した後、搬出ロ
ーラでニップして次工程に搬送するように構成したの
で、高温のままニップする構成に比較して歪みを大幅に
低減することができ、加熱現像の品質や歩留り向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱装置を適用した熱現像装置を示す
概略断面図である。
【図2】本発明の加熱装置の第1実施形態を示す概略断
面図である。
【図3】印刷原版の冷却状態を示す特性図である。
【図4】冷却手段の他の構成例を示す加熱装置の概略断
面図である。
【図5】従来の接触方式の加熱装置の一例を示す概略断
面図である。
【図6】従来の非接触方式の加熱装置の一例を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 加熱装置 2 印刷原版 4 搬入センサー 5 搬入ローラ 6 熱現像部 8a,8b ヒータ 9a,9b 反射板 11 雰囲気温度センサー 14 冷却ファン 15 搬出ローラ 16 熱遮蔽板 17 放熱フィン 24 排熱ファン 25 ローラ温度検出センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属支持体上に感光層を設けた印刷原版
    を搬送しながら加熱現像する加熱装置において、加熱さ
    れた前記印刷原版を搬出する搬出ローラを加熱現像部外
    に配置し、加熱現像部外であって前記搬出ローラの手前
    に、前記印刷原版を冷却する冷却手段を配置したことを
    特徴とする加熱装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1024403A1 (en) * 1999-01-28 2000-08-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heating apparatus
JP2006088511A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Eco & Engineering Co Ltd ラミネート装置
WO2007116504A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Eco. & Engineering Co., Ltd. ラミネート装置

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