JPH08146619A - 印刷原版用熱処理装置 - Google Patents

印刷原版用熱処理装置

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JPH08146619A
JPH08146619A JP6286813A JP28681394A JPH08146619A JP H08146619 A JPH08146619 A JP H08146619A JP 6286813 A JP6286813 A JP 6286813A JP 28681394 A JP28681394 A JP 28681394A JP H08146619 A JPH08146619 A JP H08146619A
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JP
Japan
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plate
original plate
printing original
endless belt
heating
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Application number
JP6286813A
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English (en)
Inventor
Koji Furukawa
弘司 古川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/552,570 priority patent/US5634166A/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/38Treatment before imagewise removal, e.g. prebaking
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/002Heat development apparatus, e.g. Kalvar
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D5/00Liquid processing apparatus in which no immersion is effected; Washing apparatus in which no immersion is effected
    • G03D5/04Liquid processing apparatus in which no immersion is effected; Washing apparatus in which no immersion is effected using liquid sprays

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】印刷原版と加熱プレートとの接触をより完全な
ものとし、画像を完全に再現する熱現像を達成できる印
刷原版用熱処理装置を提供する。 【構成】金属支持体による感光性平版印刷原版10を面
加熱する加熱手段22と、この加熱手段22との間で印
刷原版10の全体を覆って挟持する無端ベルト28とを
備え、無端ベルト28長手方向に印刷原版10を搬送し
ながら加熱し、更に、無端ベルト28幅方向の圧力分布
を印刷原版の中央部で高くする少なくとも1つのテンシ
ョンローラー33によって金属熱膨張を辺部に広げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済感光性平版印刷
原版を搬送しつつ加熱する熱処理装置に関し、印刷原版
を熱現像する装置として適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀、還元剤、及び重合性化合
物を含む感光材料を画像露光し、ハロゲン化銀を現像し
て、これにより画像状に重合性化合物を重合させてポリ
マー画像を形成する方法が、特公平3−12307号及
び同3−12308号公報(米国特許4629676号
及び欧州特許0174634号明細書)に記載されてい
る。この方法においては、ハロゲン化銀を還元した還元
剤の酸化体ラジカル(還元剤の酸化体の分解によって生
じるラジカルであってもよい。以下、単に酸化体ラジカ
ルと呼ぶ。)によって重合が開始される。即ち、感光材
料を加熱して、ハロゲン化銀を現像し、重合性化合物の
硬化画像を形成する熱現像を実施する。
【0003】以上述べた画像形成方法は、印刷版の製造
にも適用できる。印刷版の製造に好適な感光材料は、特
開平5−249667号公報(米国特許5122443
号及び欧州特許0426192号明細書)及び特開平4
−191856号公報(米国特許5290659号)、
特開平5−142775号、同6−27652号、同5
−107764号公報に記載されている。各公報には、
重合性化合物に加えてまたは代えて架橋性ポリマーを用
いることが記載されている。印刷版の製造方法では、上
記の熱現像により重合性化合物または架橋性ポリマーを
硬化させてから、溶出液を用いて未硬化部を除去し、残
存する硬化画像を印刷版の画像として利用する。なお、
印刷版では、一般にアルミニウム板を支持体として用い
る。また、印刷版の製造に用いる感光材料では、ハロゲ
ン化銀を含む感光性層と重合性化合物または架橋性ポリ
マーを含む硬化性層が別々に設けられている場合が多
い。
【0004】以上のように、ハロゲン化銀、還元剤、重
合性化合物及び色画像形成物質を含む感光性硬化性層を
支持体に設けた印刷原板に画像形成する場合、熱処理装
置が必要となる。このような熱処理装置について、例え
ば図5に示すように、感光性平版印刷原版(以下、印刷
原版という)114を無端ベルト138によって加熱プ
レート130の間に挟持するように被覆し、無端ベルト
138の移動に伴って、印刷原版114を加熱プレート
130に摺接させつつ搬送するとともに、加熱プレート
130の熱によって加熱するものが提案されている。こ
の加熱プレート130の表面は、円弧状に湾曲されてお
り、印刷原版114はこの湾曲に沿って曲がるのに充分
に薄くできており、摺接される無端ベルト138はこの
印刷原版114を加熱プレート130側に押圧する張力
を付与される。加熱プレート130の搬送方向前方及び
後方には、搬送ローラ122,124がそれぞれ設けら
れており、矢印Aで示すように、印刷原版114を加熱
プレート130と無端ベルト138の間に搬入又は搬出
する。
【0005】そして、搬送ローラ122,124によっ
て加熱プレート130と無端ベルト138の間に搬入さ
れた印刷原版114は、無端ベルト138の矢印Dで示
す回転に伴って加熱プレート130に摺接されつつ搬送
され、加熱プレート130の熱によって加熱される。こ
の際、無端ベルト138には、加熱プレート表面の湾曲
部130Bによって張力が付与されており、これにより
印刷原版114は、無端ベルト138によって加熱プレ
ート側に押圧されて密着し、加熱が全体に行き渡る。な
お、このような感光材料の加熱温度としては70〜20
0℃程度が利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したような加
熱装置を使用して熱現像すると、印刷原版のベースであ
る金属製の基板はこの加熱によって膨張して若干歪むこ
とになり、加熱プレート130とは不完全な接触となっ
てしまう。従って、不完全接触部では感材を熱現像する
場合の感材への供給熱エネルギーが低下し、熱現像の効
率が低下する。その結果、この部分の重合硬化画像が欠
損したり、硬化の程度が低下し画像強度が低下して、印
刷版として使用した場合には部分的に耐刷性が低下する
問題が発生する。また、網線数200線で網点面積率2
%の様な微小点を形成しようとした場合に、不完全接触
部の熱現像の効率が低下し硬化不足となるため、完全接
触部に比べて形成される微小な網点のサイズが小さく形
成され、色調が部分的に異なるなど印刷版として使用す
るための均一性が満足されないという問題点が発生す
る。印刷版は通常比較的大きなサイズで使用されるた
め、熱膨張による不完全な接触が起きやすい。一方、画
像濃度表現を網点という微小形成により行うため、版上
に微小点形成を均一に作ることは印刷版の極めて重要な
要求性能である。
【0007】本発明の目的は、印刷原版と加熱プレート
との接触をより完全なものとし、画像を完全に再現する
熱現像を達成できる印刷原版用熱処理装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、金
属支持体による感光性平版印刷原版を面加熱する加熱手
段と、この加熱手段との間で印刷原版の全体を覆って挟
持する無端ベルトを備え、無端ベルト長手方向に印刷原
版を搬送しながら加熱する装置であって、無端ベルト幅
方向の圧力分布を印刷原版の中央部で高くする少なくと
も1つのテンションローラーを有することを特徴とする
印刷原版用熱処理装置によって達成される。
【0009】上記テンションローラーを凸状のクラウン
ローラーとしても良い。また、テンションローラーは無
端ベルトの幅方向に並ぶ複数のローラーよりなる構成と
し、更に、無端ベルトへの押圧力を複数ローラーの内の
中央ローラーにおいて高くする押圧手段を各ローラーに
設ける構成としても良い。
【0010】
【作用】本発明に係る熱処理装置においては、無端ベル
ト幅方向の圧力分布を印刷原版の中央部で高くして与
え、金属支持体による感光性平版印刷原版の加熱に起因
する膨張を印刷原版の辺部に分散させ、加熱手段と印刷
原版との接触をより完全なものとする。
【0011】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1は、本発明の第1実施例である熱処理装置を適用し
た製版装置を示す概略断面図である。印刷原版10にお
いては、支持基板11上に画像形成層が設けられて構成
されている。支持基板11はアルミニウム材で形成され
ており、厚さ約0.3mm程度の支持体である。画像形
成層は、硬化性層、感光性層及び画像形成促進層を、支
持基板11の上面に順次積層して形成される。
【0012】この印刷原版10が、搬送ローラ21によ
って上下の無端ベルト28,24間に搬入される。上下
の無端ベルト28,24は、印刷原版10を挟持した状
態で同期して回転され、印刷原版10を加熱プレート2
2に沿って所定の搬送方向(矢印A方向)に搬送すると
ともに、下側無端ベルト24を介して伝導される加熱プ
レート22の熱によって加熱する。
【0013】溶出部40においては、熱現像部20から
冷却ローラ31を介して搬入される印刷原版10が、搬
送ローラ41によって搬送され、スプレーノズル42か
ら噴出される溶出液を吹き付けられるとともに、ブラシ
ロール45に摺接された後、スクイズローラ47によっ
て表面に付着した過剰な溶出液を除去される。
【0014】搬送ローラ41は、スプレーノズル42の
搬送方向A上流側に、印刷原版10を挟んで上下一対設
けられており、印刷原版10を挟持した状態で回転する
ことにより、印刷原版10を搬送方向Aに搬送する。ス
プレーノズル42は、本実施例では上面となっている画
像形成層12(図4)に対向して配置されており、循環
ポンプ43によって溶出槽44から汲み上げられた溶出
液(例えば、富士写真フィルム(株)製PS版用現像液
DP−4)を、印刷原版10の画像形成層12(図4)
に吹き付ける。
【0015】ブラシロール45は、スプレーノズル42
の搬送方向A下流側に、印刷原版10を挟んで支持ロー
ル46と上下一対で設けられており、溶出液を吹き付け
られた印刷原版10の画像形成層12(図4)に摺接さ
れ、非画像領域の溶出反応を促進させる。スクイズロー
ラ47は、ブラシロール45の搬送方向A下流側に、印
刷原版10を挟んで上下一対設けられており、印刷原版
10を挟持した状態で回転することにより、印刷原版1
0を搬送方向Aに搬送するとともに、表面に付着した過
剰な溶出液を絞りとるように除去する。なお、スクイズ
ローラ47によって除去された過剰な溶出液は、受け皿
48によって溶出槽44内に回収される。
【0016】水洗部50においては、印刷原版10が、
搬送ローラ51によって搬送され、スプレーノズル52
によって洗浄水を吹き付けられる。搬送ローラ51は、
スプレーノズル52を挟んで搬送方向A上流側及び下流
側に、それぞれ印刷原版10を挟んで上下一対ずつ設け
られており、印刷原版10を挟持した状態で回転するこ
とにより、印刷原版10を搬送方向Aに搬送する。スプ
レーノズル52は、印刷原版10の両面にそれぞれ対向
して配置されており、循環ポンプ53によって受水槽5
4から汲み上げられた洗浄水を、印刷原版10の両面に
吹き付ける。なお吹き付けられた洗浄水は、印刷原版1
0から落下した後、受け皿55によって受水槽54内に
回収される。
【0017】ガム液塗布部60においては、印刷原版1
0が、搬送ローラ61によって搬送され、スプレーノズ
ル62によってガム液を吹き付けられる。搬送ローラ6
1は、スプレーノズル62を挟んで搬送方向A上流側及
び下流側に、それぞれ印刷原版10を挟んで上下一対ず
つ設けられており、印刷原版10を挟持した状態で回転
することにより、印刷原版10を搬送方向Aに搬送す
る。スプレーノズル62は、印刷原版10の画像形成層
に対向して配置されており、循環ポンプ63によってガ
ム液槽64から汲み上げられたガム液(例えば、富士写
真フィルム(株)製PS版用ガム液GU−7)を、印刷
原版10の画像形成層に吹き付ける。なお吹き付けられ
たガム液は、印刷原版10から落下した後、受け皿65
によってガム液槽64内に回収される。
【0018】乾燥部70においては、印刷原版10が、
搬送ローラ71によって搬送され、ドライヤ72によっ
て乾燥される。搬送ローラ71は、ドライヤ72を挟ん
で搬送方向A上流側及び下流側に、それぞれ印刷原版1
0を挟んで上下一対ずつ設けられており、印刷原版10
を挟持した状態で回転することにより、印刷原版10を
搬送方向Aに搬送する。ドライヤ72は、印刷原版10
の両面にそれぞれ対向して二対設けられており、温風を
印刷原版10の両面に吹き付けることにより、ガム処理
後の印刷原版10を乾燥する。
【0019】一連の流れとしては、まず、図示しない露
光装置内で、印刷原版10の画像形成層側に原稿フィル
ムを密着させるとともに、500nmの光を通すバンド
パスフィルタを介在させ、500ワットのタングステン
ランプを用いて1.5秒間露光し、露光済みの印刷原版
を作成する。そして、図1のように、印刷原版10は、
熱現像部20から、溶出部40、水洗部50及びガム液
塗布部60を経て、乾燥部70まで連続して搬送され、
各部において順次所定の処理を施される。つまり、熱現
像された印刷原版10は、冷却ローラ31によって冷却
された後、溶出部40において溶出処理が施され、図4
に示す画像形成促進層、感光性層及び硬化性層の未硬化
部分、すなわち硬化性層の硬化部分を除いた画像形成層
の非画像領域が溶出される。そして印刷原版10は、水
洗部50において水洗処理され、溶出液を除去された
後、ガム液塗布部60においてガム処理され、更に乾燥
部70において表面に付着したガム液を乾燥される。乾
燥後の印刷原版10はトレイ74に搬送されて集積され
る。
【0020】次に、本発明の熱処理装置を説明する。図
2は図1に示した熱処理装置の拡大断面図で、図3は図
1に示した熱処理装置の斜視図である。搬送ローラ21
は、加熱プレート22よりも搬送方向A上流側及び下流
側に、それぞれ印刷原版10を挟んで上下一対ずつ、計
二対設けられており、印刷原版10を挟持した状態で回
転することにより、印刷原版10を上下の無端ベルト2
8,24間に搬入させ、又は上下の無端ベルト28,2
4間から搬出する。加熱プレート22は、表面(図2中
上面)が側面視にて円弧状に湾曲され、一般的ヒータに
よって、表面温度が常時一定の温度(例えば150℃)
となるように加熱される。
【0021】下側無端ベルト24は、図2及び図3に示
すように、加熱プレート22の搬送方向前方及び後方に
設けられたローラ25間にわたって巻回されており、図
示しないモータ等によってローラ25が回転された際、
図2中時計方向に回転する。更に、テンションローラー
23が外周面26から無端ベルト24を押圧しており、
ベルトに張力を与えている。すなわち下側無端ベルト2
4は、下側ローラ25間において、外周面26を印刷原
版10の下面に接触されるとともに、内周面27を加熱
プレート22表面に摺接されつつ加熱プレート22の表
面に沿って搬送方向Aに移動される。下側無端ベルト2
4は加熱プレート22の湾曲した加熱面のほぼ全域を覆
う幅に形成されている。
【0022】上側無端ベルト28は、加熱プレート22
の搬送方向両端部上方に設けられたローラ29間に渡っ
て巻回されており、図示しないモータ等によってローラ
29が回転された際、下側無端ベルト24と同期して図
2中反時計方向に回転する。この無端ベルト28の外周
面30はテンションローラーであるところの凸状のクラ
ウンローラー33によって押圧されている。
【0023】この凸状のクラウンローラー33により、
上側無端ベルト28の幅方向で中央部の張力が高くなる
圧力分布が発生し、更に、この上側無端ベルト28には
加熱プレート22表面の湾曲によって加熱プレート22
へ密着する押圧力が生じているので、高くなった上側無
端ベルト28中央部の張力と相まって、この加熱プレー
ト22に対する中央部の圧力が高くなることになる。こ
こで、加熱プレート22とほぼ同じ幅に形成されている
上側無端ベルト28はその外周面30に印刷原版10を
接触させ、且つ、加熱プレート22側に押圧して下側無
端ベルト24に密着させ、下側無端ベルト24との間に
挟持するように被覆し、この状態で下側無端ベルト24
と同一方向に移動させる。従って、中央部の高い圧力に
よって印刷原版10の膨張が各端部方向に寄せられ、印
刷原版10の加熱プレート22側と接触しない部分を排
除することができる。
【0024】図4は、本発明の第2実施例である熱処理
装置を適用した製版装置の熱現像部80を示す概略斜視
図である。この中で、図3と同様の要素には同じ符号を
付し、説明を省略する。ちなみに、上側無端ベルト28
へ張力を加えるテンションローラーの構成以外は同様の
構成とすることができる。この図において、上側無端ベ
ルト28はその外周面30を同一直径の複数のテンショ
ンローラー82によって押圧されている。このテンショ
ンローラー82において、中央のテンションローラーの
無端ベルト28に対する押圧力を高くするために、各ロ
ーラーの軸は分離されており、各テンションローラー8
2には図示していない押圧ばねがそれぞれに備えられて
いる。
【0025】このようなテンションローラー82による
圧力分布により、上側無端ベルト28の中央部の張力が
高くなり、加熱プレート22の湾曲による印刷原版10
への押圧力の内の中央部への押圧力が高くなり、第1実
施例と同様に、印刷原版10の膨張が各端部方向に寄せ
られ、印刷原版10の加熱プレート22側と接触しない
部分を排除することができる。ここで、各テンションロ
ーラー82は同一直径としたが、これ以外にも、中央の
ローラーが最大直径とし、端に行くに従って小さい直径
のローラーを配置することでも所望の圧力分布を達成す
ることが可能である。
【0026】以上のような各実施例において、テンショ
ンローラー33,82による上側無端ベルト28に対す
る圧力分布としては、中央部が30g/cm2 程度、幅
方向端部が15g/cm2 程度となるのが好ましい。し
かしながら、このような条件以外にも、少なくとも中央
部圧力が高い状態であれば非接触部を排除できる構成と
することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱手段
との間で印刷原版の全体を覆って挟持する無端ベルトの
長手方向に印刷原版を搬送しながら加熱し、この無端ベ
ルト幅方向の圧力分布を印刷原版の中央部で高くする少
なくとも1つのテンションローラーを備える印刷原版用
熱処理装置によって、感光性平版印刷原版の金属支持体
に発生する加熱に起因した膨張を印刷原版の辺部に分散
させ、加熱手段と印刷原版との接触をより完全なものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である熱処理装置を適用し
た製版装置を示す概略断面図である。
【図2】図1の製版装置の熱処理装置を示す概略断面図
である。
【図3】図2の熱処理装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例である熱処理装置の斜視図
である。
【図5】従来の熱処理装置の概略断面図である。
【符号の説明】
10 印刷原版 22 加熱プレート 33,82 テンションローラー 24 下側無端ベルト 26 外周面 27 内周面 28 上側無端ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1は、本発明の第1実施例である熱処理装置を適用し
た製版装置を示す概略断面図である。印刷原版10にお
いては、支持基板上に画像形成層が設けられて構成され
ている。支持基板はアルミニウム材で形成されており、
厚さ約0.3mm程度の支持体である。画像形成層は、
硬化性層、感光性層及び画像形成促進層を、支持基板の
上面に順次積層して形成される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】搬送ローラ41は、スプレーノズル42の
搬送方向A上流側に、印刷原版10を挟んで上下一対設
けられており、印刷原版10を挟持した状態で回転する
ことにより、印刷原版10を搬送方向Aに搬送する。ス
プレーノズル42は、本実施例では上面となっている画
像形成層に対向して配置されており、循環ポンプ43に
よって溶出槽44から汲み上げられた溶出液(例えば、
富士写真フィルム(株)製PS版用現像液DP−4)
を、印刷原版10の画像形成層に吹き付ける。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ブラシロール45は、スプレーノズル42
の搬送方向A下流側に、印刷原版10を挟んで支持ロー
ル46と上下一対で設けられており、溶出液を吹き付け
られた印刷原版10の画像形成層に摺接され、非画像領
域の溶出反応を促進させる。スクイズローラ47は、ブ
ラシロール45の搬送方向A下流側に、印刷原版10を
挟んで上下一対設けられており、印刷原版10を挟持し
た状態で回転することにより、印刷原版10を搬送方向
Aに搬送するとともに、表面に付着した過剰な溶出液を
絞りとるように除去する。なお、スクイズローラ47に
よって除去された過剰な溶出液は、受け皿48によって
溶出槽44内に回収される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】一連の流れとしては、まず、図示しない露
光装置内で、印刷原版10の画像形成層側に原稿フィル
ムを密着させるとともに、500nmの光を通すバンド
パスフィルタを介在させ、500ワットのタングステン
ランプを用いて1.5秒間露光し、露光済みの印刷原版
を作成する。そして、図1のように、印刷原版10は、
熱現像部20から、溶出部40、水洗部50及びガム液
塗布部60を経て、乾燥部70まで連続して搬送され、
各部において順次所定の処理を施される。つまり、熱現
像された印刷原版10は、冷却ローラ31によって冷却
された後、溶出部40において溶出処理が施され、画
形成促進層、感光性層及び硬化性層の未硬化部分、すな
わち硬化性層の硬化部分を除いた画像形成層の非画像領
域が溶出される。そして印刷原版10は、水洗部50に
おいて水洗処理され、溶出液を除去された後、ガム液塗
布部60においてガム処理され、更に乾燥部70におい
て表面に付着したガム液を乾燥される。乾燥後の印刷原
版10はトレイ74に搬送されて集積される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属支持体による感光性平版印刷原版を
    面加熱する加熱手段と、該加熱手段との間で印刷原版の
    全体を覆って挟持する無端ベルトを備え、無端ベルト長
    手方向に印刷原版を搬送しながら加熱する装置であっ
    て、前記無端ベルト幅方向の圧力分布を印刷原版の中央
    部で高くする少なくとも1つのテンションローラーを有
    することを特徴とする印刷原版用熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記テンションローラーが凸状のクラウ
    ンローラーであることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記テンションローラーが前記幅方向に
    並ぶ複数のローラーよりなり、無端ベルトへの押圧力を
    前記複数ローラーの内の中央ローラーで高くする押圧手
    段が各ローラーに設けられていることを特徴とする請求
    項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段と印刷原版との間に挟ま
    り、加熱手段と摺接しつつ印刷原版を無端ベルトとの間
    で挟持搬送するもう一つの無端ベルトが備えられている
    ことを特徴とする請求項1の装置。
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