JPH11150642A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ用ページメモリとプロッタ用ページ
メモリのそれぞれにおいて自動的にアドレスを管理する
ことにより，スキャナとプロッタを同時に効率よく動作
させること。 【解決手段】 スキャナで読み取った１ページ以上の読
取画情報を蓄積し，かつ，プロッタへ出力するための１
ページ以上の記録画情報を蓄積するページメモリを有す
るファクシミリ装置において，読取画情報を蓄積する蓄
積領域と記録画情報を蓄積する蓄積領域のそれぞれの上
限アドレスと下限アドレスとを管理し，読取画情報およ
び記録画情報をそれぞれの上限アドレスと下限アドレス
の範囲内で同時に制御するＤＭＡ制御部１１０を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は，スキャナ用ページ
メモリとプロッタ用ページメモリとを有し，その両者の
ページメモリの上限アドレスおよび下限アドレスを自動
的に管理し，アドレス範囲内で同時に制御し，スキャナ
とプロッタの動作効率を向上させるファクシミリ装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より，ファクシミリ装置において，
スキャナ用とプロッタ用それぞれにメモリを設け，効率
的な処理を実現するといった本発明に関連する参考技術
文献として，たとえば特開昭６１−２８８５５３号公報
の『ファクシミリ装置制御方式』には，記憶装置を備え
たファクシミリ装置において，読取部と記録部とにそれ
ぞれ専用のメモリを設け，原稿読み取りと画情報の記録
を同時に行う技術が開示されている。

【０００３】また，特開平５−２１９３５７号公報の
『ファクシミリ装置および記録方法』には，１ページ分
のページメモリを有し，８バイトを１ブロックとして縦
横変換を行う手段を備え，ページメモリのアドレス管理
を行いながら９０度回転した画像をプロッタから出力す
る技術が開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記に
示されるような従来の技術にあっては，プロッタから画
情報を記録出力するために１ページ以上のページメモリ
が必要となる。また，原稿を９０度あるいは２７０度回
転し，メモリに蓄積したり，送信するためにも１ページ
以上のページメモリが必要となる。このため，ページメ
モリ領域の全領域を有効に使用するには，上限アドレス
と下限アドレスとを自動的に管理し，上限と下限でアド
レスを連続させる必要があった。

【０００５】本発明は，上記に鑑みてなされたものであ
って，スキャナ用ページメモリとプロッタ用ページメモ
リのそれぞれにおいて自動的にアドレスを管理すること
により，スキャナとプロッタを同時に効率よく動作させ
ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに，請求項１に係るファクシミリ装置にあっては，ス
キャナで読み取った１ページ以上の読取画情報を蓄積
し，かつ，プロッタへ出力するための１ページ以上の記
録画情報を蓄積するページメモリを有するファクシミリ
装置において，前記読取画情報を蓄積する蓄積領域と前
記記録画情報を蓄積する蓄積領域のそれぞれの上限アド
レスと下限アドレスとを管理し，前記読取画情報および
前記記録画情報をそれぞれの上限アドレスと下限アドレ
スの範囲内で同時に制御するＤＭＡ制御手段を備えたも
のである。

【０００７】すなわち，請求項１のファクシミリ装置に
よれば，スキャナで読み取った１ページ以上の読取画情
報を蓄積するページメモリの領域およびプロッタへ出力
するための１ページ以上の記録画情報を蓄積するページ
メモリの領域それぞれに対し，上限アドレスおよび下限
アドレスを管理し，その範囲内でＤＭＡ制御することに
より，スキャナとプロッタとを同時に効率よく動作させ
ることが可能となる。

【０００８】また，請求項２に係るファクシミリ装置に
あっては，さらに，前記読取画情報および前記記録画情
報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横変換
手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記ページメモリ
のアドレスを管理し，１ページの前記読取画情報を９０
度あるいは２７０度回転するスキャナ用アドレス管理手
段と，前記ページメモリのアドレスを管理し，１ページ
の前記記録画情報を９０度あるいは２７０度回転するプ
ロッタ用アドレス管理手段と，を備え，前記縦横変換手
段と前記ページメモリ間でデータ転送を実行するもので
ある。

【０００９】すなわち，請求項２のファクシミリ装置に
よれば，１ページの画像を縦横回転する機能をスキャナ
用とプロッタ用に別々に持たせることにより，スキャナ
で読み取った読取画情報の回転処理と，プロッタに出力
する記録画情報の回転処理とを同時に実行することが可
能となる。

【００１０】また，請求項３に係るファクシミリ装置に
あっては，さらに，前記読取画情報および前記記録画情
報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横変換
手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記読取画情報の
蓄積領域の転送であるか，前記記録画情報の蓄積領域の
転送であるかを設定する縦横変換ＤＭＡ領域設定手段を
備え，前記ページメモリのアドレスを管理し，縦横変換
を前記読取画情報と前記記録画情報とで切り換え，１ペ
ージの前記読取画情報および前記記録画情報を９０度あ
るいは２７０度回転し，前記縦横変換手段と前記ページ
メモリ間でデータ転送を実行するものである。

【００１１】すなわち，請求項３のファクシミリ装置に
よれば，縦横変換ＤＭＡ領域設定手段により，上限アド
レスと下限アドレスの管理を行うためにスキャナ領域で
使用するか，あるいはプロッタ領域で使用するかを設定
し，その設定に基づいて上限アドレスと下限アドレスの
管理を行い，ブロックの縦横変換とＤＭＡ転送を共通し
て使用することにより，回路規模を節約する。

【００１２】また，請求項４に係るファクシミリ装置に
あっては，さらに，前記読取画情報および前記記録画情
報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横変換
手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記記録画情報の
蓄積領域および前記記録画情報の蓄積領域のＤＭＡ転送
のスタートアドレス設定領域を判断し，各蓄積領域の上
限アドレスおよび下限アドレスを制御する縦横変換ＤＭ
Ａ領域制御手段を備え，１ページの前記読取画情報およ
び前記記録画情報を９０度あるいは２７０度回転し，前
記縦横変換手段と前記ページメモリ間でデータ転送を実
行するものである。

【００１３】すなわち，請求項４のファクシミリ装置に
よれば，縦横変換ＤＭＡ領域制御手段が，縦横変換手段
とページメモリ間のＤＭＡ転送のスタートアドレス設定
領域を自動的に判断し，スタートアドレス設定がスキャ
ナ領域であればスキャナ領域の上限アドレスと下限アド
レスの管理を実行し，他方，プロッタ領域であればプロ
ッタ領域の上限アドレスと下限アドレスの管理を実行す
ることにより，ＤＭＡ転送のスタートアドレス設定から
スキャナ領域であるか，あるいはプロッタ領域かを自動
的に判断するので，その都度，スキャナ領域かあるいは
プロッタ領域かを設定する必要がなくなる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下，本発明のファクシミリ装置
について添付図面を参照し，詳細に説明する。

【００１５】〔実施の形態の構成〕図１は，実施の形態
に係るファクシミリ装置のシステム構成を示すブロック
図である。図において，すなわち，１００はシステムバ
スであり，以下の１０１〜１１２の機能ブロックが接続
されている。１０１は原稿画像を読み取り，画情報を取
り込むスキャナ，１０２は記録紙に画像を形成するプロ
ッタ，１０３は装置全体を動作プログラムに基づいて制
御するＣＰＵ，１０４はＣＰＵ１０３が実行する動作プ
ログラムが格納されているＲＯＭ，１０５はＣＰＵ１０
３による制御途中のデータを格納するなどワークメモリ
として用いられるＲＡＭ，１０６は装置の設定状態や動
作状態などを表示し，各種の操作入力を行うための表示
操作部である。

【００１６】また，１０７は画情報や受信情報を圧縮し
た状態で一時的に蓄積しておくための画像メモリ（ＳＡ
Ｆ），１０８はスキャナ１０１で読み取った画情報（生
データ）を最大１ページ分が格納され，後述する如くＤ
ＭＡ制御されるページメモリ，１０９は画情報を所定の
ブロック単位（たとえば数ワードを１ブロックとする）
で縦横変換する縦横変換手段としての縦横変換部であ
る。

【００１７】また，１１０は縦横変換部１０９とページ
メモリ１０８間をＤＭＡ転送するＤＭＡ制御手段として
のＤＭＡ制御部，１１１は画情報を符号化圧縮する機
能，および符号化圧縮されている画情報を元の画情報に
復号化する機能を有する符号化復号化部，１１２はたと
えば受信側ファクシミリ機能に合わせてデータ圧縮を再
度行ったり，画情報の縮小処理など，画情報を電話回線
に送り出す前の処理などを行う通信制御部である。

【００１８】図４は，図１におけるＤＭＡ制御部１１０
の内部構成を示すブロック図である。図において，４０
１はＤＭＡリクエスト信号に基づいてマクスするリクエ
ストマスク部，４０２はリクエストマスク部４０１のマ
スクに基づいてサンプリングするリクエストサンプル
部，４０３は後述する各ブロックのＤＭＡ調停を実行す
るＤＭＡ実行調停部，４０４はアドレスをラッチし，Ｄ
ＭＡアドレスバス信号を出力するアドレスラッチ，４０
５はページメモリを有効に使用するための所定のアドレ
スを生成するアドレス生成部である。

【００１９】また，４０６はアドレス生成部４０５が生
成するアドレスに基づいてスキャナ用ページメモリの上
限アドレス・下限アドレスを管理するスキャナ用アドレ
ス管理手段としてのスキャナページメモリ上限下限管理
部，４０７はアドレス生成部４０５が生成するアドレス
に基づいてプロッタ用ページメモリの上限アドレス・下
限アドレスを管理するプロッタ用アドレス管理手段とし
てのプロッタページメモリ上限下限管理部，４０８はス
キャナ用ページメモリにおける１ページの回転画像を得
るために画像回転アドレスを管理するスキャナ用回転ア
ドレス管理部，４０９はプロッタ用ページメモリにおけ
る１ページの回転画像を得るために画像回転アドレスを
管理するプロッタ用回転アドレス管理部である。

【００２０】また，４１０はスキャナ領域として上限・
下限管理を行うか，あるいはプロッタ領域として上限・
下限管理を行うために，画情報の縦横変換の際にその領
域を設定する縦横変換ＤＭＡ領域設定手段としての縦横
変換ＤＭＡ領域設定部，４１１は画情報の縦横変換の際
に，ＤＭＡスタートアドレス設定の領域を判断し，スキ
ャナ領域として上限・下限管理を行うか，あるいはプロ
ッタ領域として上限・下限管理を行うかを制御する縦横
変換ＤＭＡ領域制御手段としての縦横変換ＤＭＡ領域制
御部，４１２はＤＭＡアクノリッジ信号およびリード／
ライト信号を生成するストローブ生成部，４１３はタイ
ミング信号クロックに基づいてタイミング制御するタイ
ミング回路である。

【００２１】〔実施の形態の動作〕次に，以上にように
構成されたファクシミリ装置の動作について，（動作例
１），（動作例２），（動作例３），（動作例４）の順
に説明する。

【００２２】（動作例１）まず，スキャナ１０１により
読み込んだ原稿画像の画情報は，最大１ページ分のペー
ジメモリ１０８に一時的に蓄積される。この１ページ分
蓄積するのは，画像を９０度あるいは２７０度回転させ
る場合や画情報を画像メモリ１０７に蓄積せずに相手先
に直接送信する場合などである。

【００２３】プロッタ１０２へ出力される画情報も受信
された符号化データが，符号化復号化部１１１により元
の画情報に復号化され，生データの形態で最大１ページ
分のページメモリ１０８に一端蓄積され，記録画情報と
してプロッタ１０２に転送される。

【００２４】ここで，ページメモリ１０８の全領域を有
効に使用するために，上限アドレスと下限アドレスをＤ
ＭＡ制御部１１０のスキャナページメモリ上限下限管理
部４０６およびプロッタページメモリ管理部４０７によ
りそれぞれ管理する。なお，この上限アドレスと下限ア
ドレスは連続している（図２参照）。ＤＭＡ制御部１１
０で生成されるアドレスが上限アドレスと下限アドレス
との範囲内にあるかを監視し，範囲外になったならアド
レスが連続するように変換されたアドレスを生成する。

【００２５】図２は，実施の形態に係るメモリマップ例
を示す説明図である。ここでスキャナ用ページメモリと
プロッタ用ページメモリは同一のメモリ素子から構成さ
れる。なお，（ｎ＋１）ページ目は離れているが，内部
動作としては連続しているものとする。

【００２６】（動作例２）縦横変換部１０９は，１ペー
ジの画像を９０度あるいは２７０度回転させる機能を有
している。また，縦横変換部１０９は，８バイトを１ブ
ロックとして６４ビットのフリップフロップとデータレ
セクタ（いずれも図示せず）からなり，ページメモリ１
０８に蓄積された１ページの画情報をブロック単位で縦
横変換するために用いられる。

【００２７】ページメモリ１０８からブロック単位毎に
縦横変換部１０９に８バイトのデータが読み込まれ，縦
横変換された８バイトのデータがページメモリ１０８に
戻される動作を全ブロックに対して行う。縦横変換部１
０９とページメモリ１０８間の転送は，ＤＭＡ制御部１
１０によってＤＭＡ転送される。

【００２８】また，縦横変換されたブロックからなる１
ページ分のページメモリ１０８から１ページの回転画像
を得るために，アドレス管理を行いながら１ページの画
像出力を行う。この画像回転例を図３に示す。図３
（ａ）は回転処理前のページメモリ１０８上に展開され
た画情報，（ｂ）は（ａ）に対応する回転処理後の画情
報である。図３（ｂ）において，アドレス生成は，以下
の順序で実行する。

【００２９】すなわち，図（ｂ）の各ブロックは Ａ → Ｂ → Ｃ →・・・ Ｄ → Ｅ →・・・ Ｆ → Ｇ →・・・ Ｈ の順序でアドレス生成する。

【００３０】このように，縦横変換部１０９で８バイト
を１ブロックとして縦横変換し，ＤＭＡ制御部１１０に
より縦横変換部１０９とページメモリ１０８間をＤＭＡ
転送する。さらに，スキャナ用回転アドレス管理部４０
８，プロッタ用回転アドレス管理部４０９，つまり画像
回転する機能をスキャナ用とプロッタ用それぞれに設け
ることにより，それぞれページメモリ１０８のアドレス
管理を行いながら１ページの画情を９０度あるいは２７
０度回転させることにより，スキャナ画像の読み取り，
回転処理とプロッタ画像の記録，回転処理を同時に動作
させることが可能となる。

【００３１】（動作例３）ところで，上記例では１ブロ
ックを縦横変換する縦横変換部１０９とページメモリ１
０８間とのＤＭＡ転送の機能を，スキャナ用とプロッタ
用として別々に設けている。しかし，縦横変換処理時間
がスキャナ処理速度，プロッタ処理速度と比較して十分
に速ければ，スキャナ用とプロッタ用それぞれにＤＭＡ
転送の機能を持たなくても１つを共用し，切り換えて使
用すればよい。

【００３２】したがって，ここでは，ブロックと縦横変
換とＤＭＡ転送を共通して使用することにより，回路規
模を節約する。すなわち，縦横変換ＤＭＡ領域設定部４
１０により，上限アドレスと下限アドレスの管理を行う
ためにスキャナ領域で使用するか，あるいはプロッタ領
域で使用するかを設定する。そして，その設定に基づい
て上限アドレスと下限アドレスの管理を実行する。

【００３３】（動作例４）さて，上記例ではブロックの
縦横変換部１０９とＤＭＡ制御部１０９をスキャナ領域
で使用するか，あるいはプロッタ領域で使用するかの設
定を切り換える必要がある。このため，ここでは，スキ
ャナ領域か，あるいはプロッタ領域かを自動的に判断
し，制御する。

【００３４】すなわち，縦横変換ＤＭＡ領域制御部４１
１が，縦横変換部１０９とページメモリ１０８間のＤＭ
Ａ転送のスタートアドレス設定領域を自動的に判断し，
スタートアドレス設定がスキャナ領域であればスキャナ
領域の上限アドレスと下限アドレスの管理を実行し，他
方，プロッタ領域であればプロッタ領域の上限アドレス
と下限アドレスの管理を実行する。

【００３５】したがって，ＤＭＡ転送のスタートアドレ
ス設定からスキャナ領域であるか，あるいはプロッタ領
域かを自動的に判断するので，その都度，スキャナ領域
かあるいはプロッタ領域かを設定する必要がなくなる。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように，本発明に係るファ
クシミリ装置（請求項１）によれば，スキャナで読み取
った１ページ以上の読取画情報を蓄積するページメモリ
の領域およびプロッタへ出力するための１ページ以上の
記録画情報を蓄積するページメモリの領域それぞれに対
し，上限アドレスおよび下限アドレスを管理し，その範
囲内でＤＭＡ制御するため，スキャナとプロッタを同時
に効率よく動作させることができる。

【００３７】また，本発明に係るファクシミリ装置（請
求項２）によれば，１ページの画像を縦横回転する機能
をスキャナ用とプロッタ用に別々に持たせるため，スキ
ャナで読み取った読取画情報の回転処理と，プロッタに
出力する記録画情報の回転処理とを同時に実行すること
ができる。

【００３８】また，本発明に係るファクシミリ装置（請
求項３）によれば，縦横変換ＤＭＡ領域設定手段によ
り，上限アドレスと下限アドレスの管理を行うためにス
キャナ領域で使用するか，あるいはプロッタ領域で使用
するかを設定し，その設定に基づいて上限アドレスと下
限アドレスの管理を行い，ブロックの縦横変換とＤＭＡ
転送を共通して使用するので，回路規模を節約すること
ができる。

【００３９】また，本発明に係るファクシミリ装置（請
求項４）によれば，縦横変換ＤＭＡ領域制御手段が，縦
横変換手段とページメモリ間のＤＭＡ転送のスタートア
ドレス設定領域を自動的に判断し，スタートアドレス設
定がスキャナ領域であればスキャナ領域の上限アドレス
と下限アドレスの管理を実行し，他方，プロッタ領域で
あればプロッタ領域の上限アドレスと下限アドレスの管
理を実行することにより，ＤＭＡ転送のスタートアドレ
ス設定からスキャナ領域であるか，あるいはプロッタ領
域かを自動的に判断するので，その都度，スキャナ領域
かあるいはプロッタ領域かを設定する必要がなくなり，
処理効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
システム構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施の形態に係るメモリマップ例を示
す説明図である。

【図３】本発明の実施の形態に係る画像回転例を示す説
明図であり，（ａ）は回転処理前，（ｂ）は回転処理後
を示している。

【図４】図１におけるＤＭＡ制御部の内部構成を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１０１ スキャナ １０２ プロッタ １０３ ＣＰＵ １０８ ページメモリ １０９ 縦横変換部 １１０ ＤＭＡ制御部 ４０５ アドレス生成部 ４０６ スキャナページメモリ上限下限管理部 ４０７ プロッタページメモリ上限下限管理部 ４０８ スキャナ用回転アドレス管理部 ４０９ プロッタ用回転アドレス管理部 ４１０ 縦横変換ＤＭＡ領域設定部 ４１１ 縦横変換ＤＭＡ領域制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スキャナで読み取った１ページ以上の読
   取画情報を蓄積し，かつ，プロッタへ出力するための１
   ページ以上の記録画情報を蓄積するページメモリを有す
   るファクシミリ装置において，前記読取画情報を蓄積す
   る蓄積領域と前記記録画情報を蓄積する蓄積領域のそれ
   ぞれの上限アドレスと下限アドレスとを管理し，前記読
   取画情報および前記記録画情報をそれぞれの上限アドレ
   スと下限アドレスの範囲内で同時に制御するＤＭＡ制御
   手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
2. 【請求項２】 さらに，前記読取画情報および前記記録
   画情報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横
   変換手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記ページメ
   モリのアドレスを管理し，１ページの前記読取画情報を
   ９０度あるいは２７０度回転するスキャナ用アドレス管
   理手段と，前記ページメモリのアドレスを管理し，１ペ
   ージの前記記録画情報を９０度あるいは２７０度回転す
   るプロッタ用アドレス管理手段と，を備え，前記縦横変
   換手段と前記ページメモリ間でデータ転送を実行するこ
   とを特徴とする請求項１に記載のファクシミリ装置。
3. 【請求項３】 さらに，前記読取画情報および前記記録
   画情報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横
   変換手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記読取画情
   報の蓄積領域の転送であるか，前記記録画情報の蓄積領
   域の転送であるかを設定する縦横変換ＤＭＡ領域設定手
   段を備え，前記ページメモリのアドレスを管理し，縦横
   変換を前記読取画情報と前記記録画情報とで切り換え，
   １ページの前記読取画情報および前記記録画情報を９０
   度あるいは２７０度回転し，前記縦横変換手段と前記ペ
   ージメモリ間でデータ転送を実行することを特徴とする
   請求項１に記載のファクシミリ装置。
4. 【請求項４】 さらに，前記読取画情報および前記記録
   画情報の数ワードを１ブロックとして縦横変換する縦横
   変換手段を備え，前記ＤＭＡ制御手段は，前記記録画情
   報の蓄積領域および前記記録画情報の蓄積領域のＤＭＡ
   転送のスタートアドレス設定領域を判断し，各蓄積領域
   の上限アドレスおよび下限アドレスを制御する縦横変換
   ＤＭＡ領域制御手段を備え，１ページの前記読取画情報
   および前記記録画情報を９０度あるいは２７０度回転
   し，前記縦横変換手段と前記ページメモリ間でデータ転
   送を実行することを特徴とする請求項１に記載のファク
   シミリ装置。