JPH11150026A - 鉄心端部の固定構造 - Google Patents

鉄心端部の固定構造

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JPH11150026A
JPH11150026A JP31531297A JP31531297A JPH11150026A JP H11150026 A JPH11150026 A JP H11150026A JP 31531297 A JP31531297 A JP 31531297A JP 31531297 A JP31531297 A JP 31531297A JP H11150026 A JPH11150026 A JP H11150026A
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JP
Japan
Prior art keywords
iron core
yoke
fixing structure
tightening
tightening band
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31531297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Koide
英延 小出
Hiroshi Kobayashi
弘志 小林
Masayoshi Ito
政芳 伊藤
Takashi Takahagi
隆司 高萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】変圧器の鉄心端部の固定構造を製作工数を少な
くして組立てる。 【解決手段】幅の異なる鋼板の積層によって、断面が丸
く形成された主脚およびヨーク3とこれを挟持する一対
のフレーム1とボルト7からなる鉄心構造において、主
脚とヨーク3の接する鉄心端部を、フレーム1に固定さ
れたU字状の取付け部14を通した締付バンド13で固
定する。さらに締付バンド13と鉄心端部との間に絶縁
材19を介装し、固体絶縁物15を介して接続された一
対のスチールバンドを使用し、締付け方向が異なる複数
の締付けバンドを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器の鉄心構
造のうち、主脚とヨークとが接合された鉄心端部の固定
構造に関し、特に、製作工数が大幅に低減された固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の鉄心の固定構造を示す正
面図である。鉄心が3本の主脚2と、この主脚2同士の
両端を磁気的に接合させる図示されていないヨークとで
構成され、ヨークが一対のフレーム1によって挟持さ
れ、ヨークとフレーム1を貫通する締付けボルト4によ
って鉄心が固定されている。
【0003】図8は、図7の構成の平面図である。鉄心
は、主脚およびヨーク3の側面がいずれも幅の異なる珪
素鋼板の積層によって階段状にほぼ丸く形成されてい
る。主脚とフレーム1との間には、連結板5が介装さ
れ、上下のフレーム1同士が連結されている。ヨーク3
とフレーム1との間には、絶縁性のスペーサ材23が介
装され、連結板5を介装するスペースが形成されてい
る。ヨーク3を挟持しているフレーム1同士の端部は、
腕部6を介して連結されている。
【0004】図9は、図8のB部拡大平面図である。主
脚とヨーク3とが接合される鉄心端部の固定構造を詳細
に示した図である。フレーム1の端部において、一方の
フレーム1(図9の上部側)に溶接された腕部6が絶縁
性のスペーサ材8を介してもう一方のフレーム1(図9
の下部側)にボルト7で固定されている。鉄心端部と腕
部6との間には絶縁性の間隙材9,10がスペ−サ材1
2を介して配されている。間隙材9,10は、楔状に形
成され、フレーム1と珪素鋼板との間にきつく嵌め込ま
れている。間隙材9,10は鉄心四隅の各端部に設けら
れ、珪素鋼板を固定している。鉄心はフレーム1によっ
て締め付けらているが、主脚2およびヨーク3の側面が
いずれも幅の異なる珪素鋼板の積層によって階段状にほ
ぼ丸く形成されているので、珪素鋼板の端部まで挟持す
ることができず、珪素鋼板の端部が振動し易くなり、変
圧器からの騒音発生の原因になる。この珪素鋼板の振動
を抑えるために、絶縁性の間隙材9,10が介装され鉄
心端部がしっかりと固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の鉄心端部の固定構造は、製作工数が多大
になるという問題があった。すなわち、楔状の間隙材を
鉄心の形状に合わせていちいち製作するので、多大な工
数が発生していた。図9では、幅の異なる珪素鋼板が5
種類しかなく段数も少ないが、主脚2の外径が大きくな
るに従ってその段数も十段とか数十段と増してくるの
で、間隙材の種類や数が増すとともに、その形状も複雑
になってくる。この楔状の間隙材の製作工数が多大であ
ったので、鉄心の製作コストが高くなっていた。
【0006】この発明の目的は、製作工数の少ない鉄心
端部の固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、鉄心が複数本の主脚と、この主
脚同士の両端を磁気的に接合させるヨークとで構成さ
れ、前記主脚およびヨークの側面がいずれも幅の異なる
鋼板の積層によって階段状にほぼ丸く形成されてなり、
前記ヨークが一対のフレームによって挟持され、主脚と
ヨークとが接合された鉄心端部の固定構造において、前
記鉄心端部に沿って締付けバンドが張られ、この締付け
バンドの両端がそれぞれのフレームに固定されるように
するとよい。それによって、締付けバンドを鉄心端部に
沿って張るので鋼板の振動を抑えることができる。この
鉄心端部の固定構造は、鉄心の段形状や段数が変わって
も締付けバンドの締め付け調整だけで済むので製作工数
が少なくて済む。
【0008】また、かかる構成において、締付けバンド
と鉄心端部との間に絶縁材が介装されるようにしてもよ
い。それによって、絶縁材が緩衝材となるので、鉄心端
部の鋼板が尖っていることにより締付けバンドが傷付く
のが保護される。また、かかる構成において、締付けバ
ンドが固体絶縁物を介して接続された一対のスチール製
のバンドで構成されるようにしてもよい。それによっ
て、固体絶縁物がうず電流が流れるのを遮断するので、
締付けバンドとして機械的強度の高いスチールバンドを
用いることができる。
【0009】また、かかる構成において、締付けられる
方向が互いに異なる複数の締付けバンドで構成されるよ
うにしてもよい。それによって、主脚と直角な方向およ
びヨークと直角な方向にそれぞれ締付けバンドを張るこ
とができ、鉄心端部をさらにしっかりと固定することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる鉄心端
部の固定構造を示す要部平面図である。U字状の取付け
部14にスチール製のリング状の締付けバンド13が挿
入され、この取付け部14がそれぞれ一対のフレーム1
の対向面に溶接されている。締付けバンド13は、絶縁
棒15(図2で詳述される)を介して連結されている。
図1のその他は、従来の構成と同じであり、従来と同じ
部分は同一参照符号を付けることによって詳細な説明は
省略する。
【0011】図2は、図1の締付けバンド13の構成を
示す斜視図である。取付け部14が図示されていないフ
レームにそれぞれ溶接されている。締付けバンド13に
固体絶縁物である円柱状の絶縁棒15が挿入され、この
絶縁棒15の両端に金属性の両ねじボルト16が貫通し
ている。両ねじボルト16の両側に金属性のナット17
が嵌め込まれ、ナット17を回すことによって締付けバ
ンド13が張るように調整される。締付けバンド13同
士は、絶縁棒15を介して互いに絶縁されている。絶縁
棒15がうず電流が流れるのを遮断するので、締付けバ
ンド13として機械的強度の高いスチール製のバンドを
用いることができる。
【0012】図1に戻り、ナット17を回すことによっ
て、締付けバンド13が締まり、鉄心端部がしっかりと
固定される。この鉄心端部の固定構造は、鉄心の段形状
や段数が変わっても締付けバンド13の締め付け調整だ
けで済むので製作工数が従来のものより非常に少なくて
済む。なお、図1において、締付けバンド13とヨーク
3との間にフイルム状の絶縁材19が介装されている。
絶縁材19が緩衝材となるので、鉄心端部の珪素鋼板が
尖っていることにより締付けバンド13が傷付くのが保
護され、信頼性の向上がはかれる。
【0013】また、図2において、両側の締付けバンド
13同士は絶縁されていればよく、その絶縁には必ずし
も円柱状の絶縁棒15を用いなくてもよい。締付けバン
ド13同士の絶縁は、一般的には固体絶縁物であればよ
く、絶縁棒15を設ける代わりに、例えば、両ねじボル
ト16の方を絶縁製にするとか、締付けバンド13同士
をガラステープを介して引っ張るなどの構成であっても
よい。
【0014】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
締付けバンドの構成を示す斜視図である。締付けバンド
20が、プリプレグで含浸されたガラステープよりな
り、ガラステープを取付け部14を介して複数回巻回さ
せたものである。締付けバンド20が締め付けられた
後、加熱されることによって締付けバンド20中のプリ
プレグ層が固化され、締付けバンド20が一体的なもの
になる。
【0015】図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる締付けバンドの構成を示す斜視図である。締付け
バンド21が絶縁性のテープよりなり、取付け部14を
介して巻回された後、バックル22で留められたもので
ある。締付けバンド21を締め付けた後、バックル22
でしっかりと留められる。図5は、この発明のさらに異
なる実施例にかかる鉄心端部の固定構造を示す要部正面
図である。ただし、フレームは除外して示されている。
また、図6は、図5のA矢視図である。図2と同じ構成
の締付けバンド13A,13Bが取付け部14から張ら
れ、締付けバンド13A,13Bがそれぞれ2本ずつ、
ヨーク3,主脚2の長さ方向に対して直角に締め付けら
れている。図5および図6のその他は、図1の構成と同
じである。締付けバンド13A,13Bを二方向から張
ることができるので、鉄心端部をさらにしっかりと固定
することができ、信頼性のさらなる向上がはかれる。
【0016】なお、図5および図6において、締付けバ
ンド13A,13Bは、それぞれ1本でもよいし、2本
以上であってもよい。また、締付けバンドとして、図3
や図4の構成のものを使用してもよい。さらに、また、
締付けバンドは、ヨーク3や主脚2の長さ方向に対して
斜めに締め付けてもよいし、2本の締付けバンド同士を
斜めにクロスさせてもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は前述のように、鉄心端部に沿
って締付けバンドが張られ、この締付けバンドの両端が
それぞれのフレームに固定される。それによって、鉄心
の段形状や段数が変わっても締付けバンドの締め付け調
整だけで済むので、製作工数が従来のものより非常に少
なくなり、変圧器のコストが大幅に低減される。
【0018】また、かかる構成において、締付けバンド
と鉄心端部との間に絶縁材が介装される。絶縁材が緩衝
材となり締付けバンドが傷付くのが保護されるので、信
頼性の向上がはかれる。また、かかる構成において、締
付けバンドが固体絶縁物を介して接続された一対のスチ
ール製のバンドで構成される。スチール製なので締付け
バンド自体が機械的に丈夫になり、信頼性がさらに向上
する。
【0019】また、かかる構成において、締め付けられ
る方向が互いに異なる複数の締付けバンドで構成され
る。それによって、鉄心端部で締付けバンドを複数の方
向から張ることができ、鉄心端部をさらにしっかりと固
定することができ、信頼性のさらなる向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる鉄心端部の固定構造
を示す要部平面図
【図2】図1の締付けバンドの構成を示す斜視図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる締付けバンド
の構成を示す斜視図
【図4】この発明のさらに異なる実施例にかかる締付け
バンドの構成を示す斜視図
【図5】この発明のさらに異なる実施例にかかる鉄心端
部の固定構造を示す要部正面図
【図6】図5のA矢視図
【図7】従来の鉄心の固定構造を示す正面図
【図8】図7の構成の平面図
【図9】図8のB部拡大平面図
【符号の説明】
1:フレーム、2:主脚、3:ヨーク、13,13A,
13B,20,21:締付けバンド、15:絶縁棒(固
体絶縁物)、19:絶縁材
フロントページの続き (72)発明者 高萩 隆司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心が複数本の主脚と、この主脚同士の両
    端を磁気的に接合させるヨークとで構成され、前記主脚
    およびヨークの側面がいずれも幅の異なる鋼板の積層に
    よって階段状にほぼ丸く形成されてなり、前記ヨークが
    一対のフレームによって挟持され、主脚とヨークとが接
    合された鉄心端部の固定構造において、前記鉄心端部に
    沿って締付けバンドが張られ、この締付けバンドの両端
    がそれぞれのフレームに固定されたことを特徴とする鉄
    心端部の固定構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄心端部の固定構造にお
    いて、締付けバンドと鉄心端部との間に絶縁材が介装さ
    れたことを特徴とする鉄心の固定構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の鉄心端部
    の固定構造において、締付けバンドが固体絶縁物を介し
    て接続された一対のスチール製のバンドで構成されたこ
    とを特徴とする鉄心端部の固定構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の鉄心端部の固定構造において、締付けられる方向が互
    いに異なる複数の締付けバンドで構成されたことを特徴
    とする鉄心端部の固定構造。
JP31531297A 1997-11-17 1997-11-17 鉄心端部の固定構造 Withdrawn JPH11150026A (ja)

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