JPH0812826B2 - 鉄心脚のバインド方法 - Google Patents

鉄心脚のバインド方法

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JPH0812826B2
JPH0812826B2 JP9922290A JP9922290A JPH0812826B2 JP H0812826 B2 JPH0812826 B2 JP H0812826B2 JP 9922290 A JP9922290 A JP 9922290A JP 9922290 A JP9922290 A JP 9922290A JP H0812826 B2 JPH0812826 B2 JP H0812826B2
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JP
Japan
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iron core
tightening
leg
binding
wire
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JP9922290A
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源六 吉田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はコイルを装着する主脚を抜板幅方向中央で分
離した略半円形状の鉄心脚のバインド方法に関するもの
である。
(従来の技術) 近年電力需要の増加に伴い送電系統も500KV送電のよ
うに高電圧化すると共に、送、変電用に使用される変圧
器も大容量化している。さらに送電系統が長大化するこ
とから変圧器を輸送条件の一段ときびしい山間地に据付
けるケースが多くなっており、その輸送サイズと重量の
大幅な低減が必要となっている。
従来このような場所に設置する変圧器鉄心において
は、第3図に示すようにコイルを装着する鉄心1の主脚
1aを抜板幅方向中央で分離し上部ヨーク1bを積む前のU
字形2脚鉄心単位1Aとし、この鉄心単位1Aを2個以上順
次並べて鉄心脚を構成する方法がある。
(発明が解決しようとする課題) コイルを装着する主脚1aを抜板幅方向中央で左右に分
離する鉄心脚は、第4図に示すように板幅の寸法が異な
る数種の鉄板を使用して、分離した面は垂直に、反対側
は断面が略半円形に使い形状に成るよう段々に積重ねて
形成され、さらに一体として剛性をもたせるために、そ
の外周二テープをかけてバンドする方法が採用されてい
る。このような鉄心脚4のバインド方法は、積層された
鉄心脚4を締付治具を用いて正確に鉄心の面積あたりの
締付力を管理した状態で、ガラステープ製のバインドテ
ープ5に必要な張力を加えて巻き当て板2、当て板絶縁
3を介して緊縛固定する。この場合、バインドテープ5
に加わる張力Pは矢印で示すごとく鉄心脚4の分離した
面には垂直方向に、反対側は、略半円形状に沿って作用
する。そして、略半円形状の鉄心抜板には、分離した面
に向かった力Fが作用し鉄心抜板がずれるという欠点が
あった。
本発明の目的は、コイルを装着する主脚を抜板幅方向
中央で分離した鉄心脚をバインドする際、鉄板がずれる
ことのない鉄心脚のバインド方法を提供することであ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は変圧器鉄心のコイルを装着する主脚を抜板幅
方向中央で分離した鉄心脚において、鉄心締付ワイヤ位
置に、鉄心脚の断面と相似の略半円形状の締付治具のブ
ロックを分離した面に当てて、締付ワイヤにより鉄心を
締付けた状態でバインドテープで緊縛固定したことを特
徴とするものである。
(作用) 前述の如く構成することにより、鉄心脚締付装置のワ
イヤに加わる張力は、ブロック側、鉄心脚側共に略半円
形状に沿って作用し、分離した面に向かう鉄板をずらす
ように作用する力を打ち消し合い、鉄板のずれを防止す
ることが出来る。
(実施例) 以下本発明による鉄心脚のバインド方法を第1図から
第2図を用いて説明する。
第1図はコイルを装着する主脚を抜板幅方向中央で分
離した鉄心脚4に略半円形状の締付治具6を当てて締
付、ワイヤ7を用いて鉄心脚4を締付けた状態を示す
図、第2図は鉄心脚4の長手方向に所定のピッチ間隔で
夫々外周にかけられたバインドテープ5と、締付ワイヤ
7を示す図である。
鉄心脚4は、板幅の寸法が異なる数種の鉄板を使用し
て、分離した面は垂直に、反対側は断面が略半円形状に
近くなるように段々状に積重ねて形成され、鉄心脚4の
上下には、当て板絶縁3、当て板2を当てる。本発明に
おいては、鉄心脚4の長手方向に所定のピッチ間隔で鉄
心締付ワイヤ7を配置し、締付ワイヤ7位置に例えば木
材製等の鉄心脚4の半円形状断面と略対称の締付治具6
を分離した面に当てて、鉄心脚4を締付ワイヤ7により
正確に鉄心の面積あたりの締付力を管理した状態で、締
付ワイヤ7に隣接した所定位置をバインドテープ5で必
要回数巻き緊縛固定している。
本実施例で説明した鉄心脚のバインド方法を採用する
ことにより、締付ワイヤ7に加わる張力は鉄心5、締付
治具6共に略半円形に沿って作用し、主脚を中央で分離
した面の方向に作用する力が、互いに打ち消し合うた
め、鉄板のずれを防止することが出来る。
前記実施例では分離した面に取付ける締付治具は材木
製としたが、例えば金属製等の締付治具でも同じ効果が
得られる。さらに半円形状の垂直部に接着剤を塗布する
ことにより鉄板のずれを確実に防止することが出来る。
また鉄心を組立てた後では、垂直部面は鉄心内部に位置
するのでコイル等の荷電部に対向することが無い。した
がってコロナ等耐電圧特性が低下することはない。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、変圧器鉄心のコイルを
装着する主脚を抜板幅方向の中央で分離した鉄心脚にお
いて、鉄心締付ワイヤ位置に略半円形状鉄心脚の断面と
略対称の半円形状ブロックでできた締付治具を分離した
面に当てて、締付ワイヤにより鉄心を締付けた状態で、
バインドテープで緊縛固定したことにより鉄心締付ワイ
ヤに加わる張力は鉄心脚、ブロック共に略半円形に沿っ
て作用し、主脚を分離した面の方向に作用する力が、互
いに打ち消し合うため鉄板のずれを防止することが出来
る。これによりバインドテープによる鉄心脚の締付が可
能となり占積率の高い鉄心巻線とすることが出来ると共
に鉄心の締付が均一となり低損失低騒音の特性を得るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は鉄心
脚の締付状態を長手方向より見た正面図、第3図は本発
明における変圧器鉄心の全体を示す正面図、第4図はバ
インドテープにより鉄板がずれる状態を示す拡大平面図
である。 1…鉄心、2…当て板 3…当て板絶縁物、4…鉄心脚 5…バインドテープ、6…締付治具 7…締付ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを装着する主脚を抜板幅方向中央で
    左右に分離する半円形状断面を有する鉄心脚のバインド
    方法において、バインドテープでバインドする位置の中
    間でワイヤ締付装置であらかじめ鉄心脚を締付けると共
    に、この締付ワイヤ取付位置に半円形状断面鉄心と略対
    称形状の締付治具を当て、締付部を略左右対称形状とし
    た上で締付ワイヤで締付けた後、バインドテープをバイ
    ンドするようにしたことを特徴とする鉄心脚のバインド
    方法。
JP9922290A 1990-04-17 1990-04-17 鉄心脚のバインド方法 Expired - Lifetime JPH0812826B2 (ja)

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