JPH11146693A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JPH11146693A
JPH11146693A JP32525597A JP32525597A JPH11146693A JP H11146693 A JPH11146693 A JP H11146693A JP 32525597 A JP32525597 A JP 32525597A JP 32525597 A JP32525597 A JP 32525597A JP H11146693 A JPH11146693 A JP H11146693A
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JP
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motor
control device
general control
storage device
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JP32525597A
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English (en)
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Takashi Josa
隆 帖佐
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Canon Inc
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 応用機器装置全体の高速化を考慮しつつ、モ
ータの制御を円滑に行うことができるモータ駆動装置を
提供する。 【構成】 モータ駆動装置の構成として、データ処理を
行う中央処理装置と、モータの駆動条件情報を記憶する
記憶装置と、モータの各種駆動情報についての時間計測
手段と、を設ける。そして、中央処理装置からの起動に
より、記憶装置からモータの駆動条件情報を順次読み出
し、駆動条件情報に基づいて時間計測手段を計時させて
計時情報を出力させ、時間計測手段からの計時情報と駆
動条件情報に基づいてモータの制御信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの駆動装置に関
するものであり、さらに詳しくは、モータ制御信号を発
生するモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種モータを搭載した事務機
器、その他の応用機器が数多く提供されている。かかる
モータは、事務機器その他の応用機器の機構部分の移動
回転を制御するために広く用いられている。
【0003】モータのうち、いわゆるパルスモータと称
されるものについても広く用いられている。パルスモー
タは、パルスの数に比例した回転数を得られることがで
き、また、単位時間あたりのパルス数(いわゆるパルス
レート)に比例した回転速度が得られる。このため、モ
ータの駆動による移動距離、移動速度について、比較的
容易に制御可能で、応用範囲も広い。
【0004】図7にこのパルスモータの動作制御(4
相)の一例を図示する。モータからは、図7の相1、相
2、相3、相4の信号線が引き出されているが、このう
ち、相1と相3は互いに逆相の信号が印加され、また相
2と相4も互いに逆相の信号が印加されている。そし
て、パルス信号を図7のように、時系列に印加していく
ことで、モータの固定子のコイルに順に電流が流され、
これにより、磁界が誘起され、磁界が起こす力により、
モータを回転させる。
【0005】ところが、図示のような方形波パルスによ
って、単純に電流を流すと、モータの回転が滑らかにい
かない場合があり、微妙な位置の決定を行う上での妨げ
となり、また稼働音の増大にもつながることにもなり、
さらに、モータロックの恐れもある。
【0006】この問題を解決すべく、PWM制御という
手法が用いられている。それは、相信号の他にいわゆる
サイン波に近い信号を印加し、駆動電流がサイン波に近
くなるように制御し、モータの回転をスムーズに行おう
とするものである。したがって、モータの制御にあたっ
ては、主として、相信号とPWM信号(サイン波生成の
ため)によって制御されることになる。
【0007】これらの制御について、図8に図示して説
明する。この図8において、71は中央処理装置であ
り、72はいわゆるドライバであり、73、74は、そ
れぞれ相1、相2に対応するRCフィルタである。中央
処理装置71は、ソフトウエアによって、モータの動作
中は、常時、出力ポートに信号を書込み、これにより相
信号を発生し、制御している。また、これに対応して中
央処理装置71は、常時、その間、駆動電流の大きさに
比例してパルスの幅を変える制御を行うべく、PWM信
号を出力し、RCフィルタをかけることによりサイン波
に近似した信号を作成している。
【0008】このような構成では、例えば、モータを回
し、ある機構部分をAからBまで移動する場合、図7の
ように制御されるが、モータを動作させようとする一定
時間ごとにソフトウエアにて、各相の0と1の信号を書
き込む必要がある。したがって、一定時間ごとに必ず、
信号の書込みの処理が発生し、ソフトウエア並びに中央
処理装置の作業量を増えることとなる。さらに、PWM
信号を発生しようとすると相の間隔よりもさらに短い周
期で0と1の書込みを繰り返さなければず、さらにソフ
トウエア並びに中央処理装置の作業量は増える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、モー
タを搭載した応用機器においてもさまざまな面から高速
化のニーズが大きくなってきている。中央処理装置が扱
わなければならないデータ量は、モータの相信号やPW
M信号に留まらず、画像データや音声データ並びに通信
用のデータを正確、かつ高速に処理しなければならな
い。したがって、中央処理装置によるモータの制御にお
ける書込み動作が上記のように他の信号処理の妨げとな
る場合があり、この場合、高速化の大きな障害となる。
【0010】したがって、本発明の目的は、応用機器装
置全体の高速化を考慮しつつ、モータの制御を円滑に行
うことができるモータ駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のモータ
駆動装置は、データ処理を行う中央処理装置と、モータ
の駆動条件情報を記憶する記憶装置と、モータの各種駆
動情報についての時間計測手段と、を有し、中央処理装
置からの起動により、前記記憶装置からモータの駆動条
件情報を順次読み出し、駆動条件情報に基づいて前記時
間計測手段を計時させて計時情報を出力させ、前記時間
計測手段からの計時情報と前記駆動条件情報に基づいて
モータの制御信号を発生することを特徴とするモータ駆
動装置により、上述の目的を達成するものである。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、11は中央処理装置であり、12は総合制御装
置であり、13は記憶装置制御装置であり、14は駆動
条件情報を格納する記憶装置であり、例えば、RAMか
ら成る。15は駆動されるモータであり、16は時間計
測手段でり、17はモータの制御信号を受け、モータに
実際に流す電流を作成するドライバである。なお、総合
制御装置12、記憶装置制御装置13、時間計測手段1
6はハードウエア回路で構成される。
【0014】以下、動作を順を追って説明する。図2に
この動作の手順を示す。最初に、中央処理装置11は、
総合制御装置12に対して起動信号を加える(ステップ
S201)。総合制御装置12は、起動装置の信号を受
けて記憶装置制御装置13に対して記憶装置14から駆
動条件情報を読み出すように要求(以下、「データ要求
信号」という)を出す(ステップS202)。例えば、
その要求は、信号をロジックHにすることで(例えば、
電圧5V)達成される。これを受けて記憶装置制御装置
13は、記憶装置14固有の読み出しルーチンに従った
データ読み出し信号(例えば、アドレス信号、制御信号
等)を記憶装置に送出する(ステップS203)。この
信号を受けて、記憶装置14は格納されていた所定の駆
動条件情報を記憶装置制御装置13に出力する。この駆
動条件情報を受けた記憶装置制御装置13は、データ受
け取り確認信号(例えば、1パルス)とともにこの駆動
条件情報を総合制御装置12に出力する。総合制御装置
12は、引き続き、次のデータを受け取りたいときは、
要求信号はそのままにして、とりあえず、次にデータを
取らないときは、そのデータ受け取り確認信号を契機と
して、要求信号をを終わらせる(ステップS205)。
【0015】上記手順とともに、予め設定しておいた駆
動スタート時のモータの各相のデータ並びにその他の駆
動情報をドライバ17に渡す。
【0016】受信した駆動条件情報データが、例えば、
モータの1パルスの持続時間(パルス幅)である場合、
上記受け取り確認信号を契機として、時間計測手段を走
らせ始める。時間計測手段は、設定したパルス幅が終了
するときに、1パルス満了信号を送出することにより総
合制御装置12に知らせる(ステップS207)。総合
制御装置12は、この1パルス満了信号を契機としてド
ライバ17に次の各相のデータを渡す。相データは最初
の相データと回転方向が決定すれば、後は一義的に決定
されるので、この処理は中央処理装置11を介さずに行
うことができる。
【0017】また、例えば、時間計測手段16が1パル
ス満了信号を出力する前にある時間がきたら、次データ
要求タイミング信号を出力するようにしておく。する
と、次データ要求タイミング信号を契機として、再度デ
ータ要求信号を出し、記憶装置14から次のデータを読
み出す作業を、最初のデータと同様に行う。これによっ
て、次のパルス幅のデータを読み出すことができ、上記
と同様な手順で繰り返しデータを読み出してくることが
でき、かつ自動的に、モータを回転することができる。
【0018】この間の動作に関しては、中央処理装置1
1は関与しない。すなわち、予めモータの回転数分のパ
ルス数並びに回転方向等を中央処理装置11から総合制
御装置12内のレジスタに書き込んでおき、その後上述
した起動をかけるのみで、そのモータの回転処理の終了
まで、中央処理装置は関与せずに、モータの回転動作を
行うことができる。
【0019】なお、パルス幅も一定のときは、最初にパ
ルス幅を設定しておき、記憶装置からの読み出す作業は
省略できる。パルス幅の時間データは、図4に示すよう
に、記憶装置14のあるアドレス領域から順に格納して
おくと、1つのデータを読み出すごとに、順にアドレス
をカウントアップしていくだけで、次のアドレスを指定
できるので、便利である。
【0020】一連のモータ回転動作が終了すると、総合
制御装置12から、中央処理装置11に割り込み信号を
送付することにより、中央処理装置11に回転動作の終
了を知らせれば、中央処理装置11は、その後、次のモ
ータの回転について指示することができ、さらなる制御
が可能である。
【0021】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。図3に
おいて、31は中央処理装置であり、32は総合制御装
置であり、33は記憶装置制御装置であり、34は駆動
条件情報を格納する記憶装置であり、例えば、RAMか
ら成る。35は駆動されるモータであり、36は時間計
測手段であり、37はモータの制御信号を受け、モータ
に実際に流す電流を作成するドライバである。構成とし
ては、実施例1とほぼ同じであるが、時間計測手段36
の中に、構成上の便宜から、分割の時間並びにパルス幅
等を計測する手段361とPWMに関する計測手段36
2とを有するが、共用してもよい。なお、総合制御装置
32、記憶装置制御装置33、時間計測手段36はハー
ドウエア回路で構成される。
【0022】以下、この動作を順を追って説明するが、
この実施例2では、PWM制御を行う場合のシーケンス
がさらに加わっている点で実施例1と異なっている。実
施例2では、まず記憶装置34上に、図5で示すテーブ
ル値を用意する。最初にテーブルについて説明する。
【0023】このテーブルはあるスタートアドレスから
順に読み出していくことを想定している。アドレスの番
地としては、1バイトアクセスならば、1ずつ進み、1
ワードアクセスならば、2ずつ進むことになるが、この
テーブルに関しては、ワードアクセスで2ずつ進むこと
を想定している。
【0024】モータに何か質量負荷を付けて、歯車、ベ
ルト等を介して、ある点から、他の点まで移動すること
を考えると、この移動に関しては、移動をスムーズに行
う上で、速度等に関して、加速域、定常域、減速域に分
けて考えることが必要となってくる。加速域において
は、パルスレートは段々速くなり、またPWMについて
もそのPWM比については段々変わっていくことにな
る。一方、減速域では、この逆である。これに対して、
定常速度域については、同じパルス幅、同じPWM比が
多く繰り返すこととなる。
【0025】このようなことを考慮して、テーブルが決
定されている。まず、図5中のAの範囲が最初の1つの
パルス幅を形成している。このパルスは、任意の数で分
割される。この分割された数を分割数と呼ぶことにす
る。この分割された1つの時間帯(以下「分割ユニッ
ト」という)にそれぞれPWMの比を割り振る。また、
その1つの分割ユニットの経過時間を分割タイマー値と
呼ぶことにする。
【0026】テーブルには、図5のようにアドレス順
に、例えば、分割数、分割タイマー値と並べる。また、
分割数分のいわゆるPWM値を順に並べる。分割数のデ
ータから、最後のPWMの値までで、1つのモータのパ
ルス(相信号)を形成する。
【0027】なお、明細書で「パルス」という場合は、
図7にいう、例えば、「ア」の幅の間をいう場合と、
「イ」の幅の間をいう場合等があるが、これは、それぞ
れの実施態様で定義すればよいことであるため、アの
例、イの例、その他の場合も含む。しかし、この実施例
2においては、図7のアの幅をいうものと定義する。
【0028】いわゆるPWM値は、次のように定められ
る。例えば、8ビットのいわゆるカウンタ回路で実現さ
れる最大時間を考える。この場合は256カウントであ
る。これを1つのPWM周期とする。このPWM周期の
うち、何カウントPWM出力信号がロジックHになるか
で、PWM値を定義する。例えば、PWM値をnとする
と、256の周期ごとに、DUTY(デューティ)比が
n/256のON/OFF信号を形成し、これをPWM
出力信号とすべく回路構成する。このPWM出力信号
は、RCフィルタを介して、モータ用ドライバへ供給さ
れ、これによりモータには、滑らかなサイン波にできる
だけ近い信号の形の電流が供給される。
【0029】分割数分のPWM値を並べたら、続けて図
5中のBのように、次のアドレスに次のパルスのデータ
を順に並べていく。やはり、分割数、分割タイマー値、
分割数分のPWM値と並べていく。そうして、移動させ
るべき距離分のパルス数だけ、このテーブルを用意し、
順に読み出していくことで、モータの駆動が実現されて
いくわけであるが、全パルス数分のデータを格納する
と、アドレス領域を大量に使用することとなるので、以
下のことを考える。
【0030】すなわち、定常速度領域では、同一のパル
ス幅、PWM値を繰り返し出力していくため、全部のパ
ルスデータについて記憶装置に記憶しておく必要がな
い。したがって、定常速度テーブルについては、1つだ
けのテーブルを用意し、このテーブルを総合制御装置内
に一時記憶し使い回すこととする。
【0031】また、この実施例2では、1ワードのデー
タをワード単位で同時に読み出すこととなるが、PWM
値を記憶しているアドレスでは、モータの各相に、PW
Mデータを振り分けるため、上位8ビットと下位8ビッ
トを分けて使用することとする。
【0032】上述したことを勘案して図5のテーブルが
作成されたものである。このテーブルを基に駆動動作を
行うが、以下、図3、図5、図6を参照して、その内容
を説明する。
【0033】まず、中央処理装置31は、総合制御装置
32に対して、起動信号を加える。総合制御装置32
は、起動装置の起動信号を受けて記憶装置制御装置33
に対して記憶装置34から駆動条件情報を読み出すよう
要求(以下、「データ要求信号」という)を出す。例え
ば、その要求は、信号をロジックH(例えば、電圧5
V)にすることで達成される。
【0034】これを受けて記憶装置制御装置33は、記
憶装置34の固有の読み出しルーチンに従ってデータを
読み出すべき信号(例えば、アドレス信号、制御信号
等)を記憶装置34に送出する。この信号を受けて、記
憶装置33はそこに格納されていた所定の駆動条件情報
を記憶装置制御装置33に出力する。この駆動条件情報
を受けた記憶装置制御装置33は、データ受け取り確認
信号(例えば、1ショット信号)とともにこの駆動条件
情報を総合制御装置32に出力する。総合制御装置32
は、スタート時には、予め順に最初から連続して4ワー
ド分順に読み出す。その最初の1ワードは分割数、次の
1ワードは分割タイマー値、そして、次の2ワードはP
WM値である。
【0035】これらをとりあえず、総合制御装置32内
のレジスタに貯えておく。これら4つのデータを順に上
記の手順で受け取り、その4つのデータを受け取った時
点で、要求信号を下げる。その後のある時点で、予め設
定しておいたモータの各相の最初の相信号をドライバに
出力し、モータの回転動作を開始する。
【0036】その開始とともに、総合制御装置32は、
時間計測手段のうち、計測手段361を起動し、分割タ
イマー値の計測を始める。また、PWMに関する計測手
段362も動作を始める。計測手段362は、例えば、
256のカウントを繰り返し行う。そして、上記データ
中3ワード目の最初のPWM値の間だけ、ロジックHが
PWM信号として出力されている。その後ロジックLが
出力され、カウントが256満了するまで、その状態を
保つ。カウントが256カウントアップされると、カウ
ントを0に戻し、また、同じ動作を繰り返す。この動作
によって、あるDUTYの0/1信号が繰り返し出力さ
れ、これをRCフィルタを介してドライバに出力するこ
とにより、モータの駆動電流に変化をつけることとしサ
イン波に近い滑らかな信号をつくることに寄与する。
【0037】計測手段361の方では、モータの回転動
作の開始以来、分割タイマー値の計測を行っているが、
設定されたタイマー値になると、そこで、第1の分割は
終了することとなる。第1の分割終了とともに、引き続
き計測手段361は、次の分割期間の時間計測に入り、
さらに分割数を記憶しているレジスタの分割数を1減じ
てまた記憶する。また、分割の終了とともに、予めレジ
スタに貯えておいた4つ目のデータ(2つ目のPWM
値)をロードし、これを基準として,次のPWM動作を
繰り返し行う。さらに、この第1の分割の終了ととも
に、次のPWM値の読み出しを要求する要求信号を記憶
装置制御装置33に送出する。その後、最初の動作と同
様に記憶装置34よりテーブル上の次の1ワードのPW
M値を読み出すこととする。この値は、次の分割でのP
WM値として使用される。すなわち、記憶装置34から
取り込んだPWM値は,いわゆるFIFO構造で、総合
制御装置32内に格納され、時間計測手段36ととも
に、PWM信号の作成に寄与する。この一連の分割ごと
のPWM信号の変化によりモータの駆動電流が変化しサ
イン波に近い滑らかな信号を作るのに寄与する。
【0038】これらの分割動作を繰り返し、分割数レジ
スタの1ずつの減算により分割動作が残り1という段階
になり、それを認識すると最後の分割動作等に入るとと
もに、引き続き次のパルスに関する記憶装置制御装置3
3へテーブルの要求信号を送出する。テーブルデータと
して、1パルス目と連続するアドレスに格納されている
ことにより、ここでは、2パルス目の分割数、分割タイ
マー値、最初のPWM値を連続して受け取る。その後、
1パルス目の最後の分割が終了し、2パルス目の動作を
同様に行う。
【0039】この結果、1パルスの時間(パルス幅)
は、分割数と分割タイマー値を乗じて得た値となる。こ
のようにして、パルス幅も一義的に決定される。
【0040】加速パルス数と定常速度パルス数並びに減
速パルス数は、予め、中央処理装置31から総合制御装
置32に対して設定しておく、最初の加速パルス数の設
定値まで、パルスを進めたら、引き続きテーブルを進め
て読むことにより、定常速度テーブルに移行する。上記
と同様な動作を行って、定常速度状態もパルスを進めP
WM並びに分割を行うが、定常速度では、同じテーブル
を繰り返し使用することとなるので、1パルス分のデー
タ(この実施例では、分割数、分割タイマー値、4つの
PWM値の6ワード分)を総合制御装置内に仮記憶し、
これを何度も繰り返し、順繰りに使用し、記憶装置の領
域を節約する。
【0041】定常速度パルスが、初めに設定したパルス
数まで動作するまでは、アドレスの進行はなく、総合制
御装置32中に仮記憶されたデータを参照し同一の定常
速度テーブルを繰り返し使用するが、定常速度パルス数
が規定パルス数まで到達すると、その後は、減速テーブ
ルを順次、加速テーブルと同様な方法で読み込み、減速
パルスの相信号、PWM信号の発生の手順を実現する。
【0042】また、バリエーションに応じて、総合制御
装置32が中央処理装置31に対して割り込み信号等を
かける構成にすることで、操作性が非常によくなる。例
えば、各パルス毎または加速、定常速度、減速の終了
毎、一連の操作の終了毎と割り込みがかかるように総合
制御装置32の構成をとることにより、中央処理装置3
1がその後の動作の基準とすることができ、利便性は大
である。
【0043】なお、この手順は、図6に示す。また、例
えば、定常速度テーブルの実行中に、規定パルス数の1
パルスまたは数パルス前に、割り込みがかかるように構
成しておけば、割り込み信号がかかることにより、最初
に設定した定常パルス数をさらに増加、減少させるべ
く、途中で中央処理装置11から総合制御装置に対し
て、モータの回転動作中に設定パルス数の設定を変更す
ることが可能となり、ますます応用範囲が広がる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一番駆動動作の一番最初に設定動作をし、並びに起動動
作をすることで、モータを回転させ、位置の移動の動作
を行うことが可能となり、途中の時間に中央処理装置が
モータ処理に時間をとられることがなくなり、他の処理
に中央処理装置の処理を割り当てることができ、高速化
をはかることが可能となり、また、より高速化をはかる
ことが可能となり、飛躍的な効果をもたらすこととな
る。さらに、モータが駆動中に、モータの回転期間を延
長することが可能となり、より駆動に関しての操作性が
向上することになり、データ処理の効率も合わせて、よ
り便利なシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1のモータ駆動装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、実施例1の流れ図である。
【図3】図3は、本発明の実施例2のモータ駆動装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、実施例1に用いられるテーブルの一例
である。
【図5】図5は、実施例2に用いられるテーブルの一例
である。
【図6】図6は、実施例2の流れ図である。
【図7】図7は、従来例のモータのモータ駆動方式を示
すタイミングチャートである。
【図8】図8は、従来例のモータ駆動装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 中央処理装置 12 総合制御装置 13 記憶装置制御装置 14 記憶装置 15 モータ 16 時間計測手段 17 ドライバ 31 中央処理装置 32 総合制御装置 33 記憶装置制御装置 34 記憶装置 35 モータ 36 時間計測手段 37 ドライバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理を行う中央処理装置と、 モータの駆動条件情報を記憶する記憶装置と、 モータの各種駆動情報についての時間計測手段と、を有
    し、 中央処理装置からの起動により、前記記憶装置からモー
    タの駆動条件情報を順次読み出し、駆動条件情報に基づ
    いて前記時間計測手段を計時させて計時情報を出力さ
    せ、前記時間計測手段からの計時情報と前記駆動条件情
    報に基づいてモータの制御信号を発生することを特徴と
    するモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータ駆動装置におい
    て、モータの回転中にモータの回転数を新たに設定する
    ことによりモータの回転期間を延長することを特徴とす
    るモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 モータの回転中にモータの回転数を新た
    に設定することによりモータの回転期間を延長すること
    を特徴とするモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 データ処理を行う中央処理装置と、 該中央処理装置からの起動により制御動作を開始する総
    合制御装置と、 モータの駆動条件情報を記憶する記憶装置と、 前記総合制御装置と前記記憶装置との間に配置され、総
    合制御装置からの指示により前記記憶装置からの駆動条
    件情報を前記総合制御装置に転送する記憶装置制御装置
    と、 前記総合制御装置の指示によってモータの各種駆動情報
    についての時間を計測する時間計測手段と、を有し、 前記中央処理装置からの起動により前記総合制御装置か
    ら前記記憶制御装置にデータ要求信号を出し、 データ要求信号に応答して前記記憶装置から前記総合制
    御装置にモータの駆動条件情報であるデータを前記総合
    制御装置に転送し、 前記時間計測手段による計時作業を開始するとともに、
    次データ要求信号が出力されるのを待って、最初のステ
    ップに戻ると共に、1パルス満了するのを待って、規定
    パルス数が終了したか否かを判断し、 規定パルス数が終了しない場合、次の相に対して上記ス
    テップを繰り返し、規定パルス数が終了した場合にモー
    タ駆動動作を終了する、 ことを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 データ処理を行う中央処理装置と、 該中央処理装置からの起動により制御動作を開始する総
    合制御装置と、 モータの駆動条件情報を記憶する記憶装置と、 前記総合制御装置と前記記憶装置との間に配置され、総
    合制御装置からの指示により前記記憶装置からの駆動条
    件情報を前記総合制御装置に転送する記憶装置制御装置
    と、 前記総合制御装置の指示によってモータの各種駆動情報
    についての時間を計測する時間計測手段と、を有し、 前記中央処理装置からの起動により前記総合制御装置か
    ら前記記憶制御装置にデータ要求信号を出し、 データ要求信号に応答して前記記憶装置から前記総合制
    御装置に、モータの駆動条件情報であり、1パルス幅の
    分割数、分割タイマー値およびPWM値を含むデータを
    前記総合制御装置に転送し、 前記時間計測手段による計時作業を開始するとともに、
    次データ要求信号が出力されるのを待って、最初のステ
    ップに戻ると共に、1パルス満了するのを待って、規定
    パルス数が終了したか否かを判断し、 規定パルス数が終了しない場合、次の相に対して上記ス
    テップを繰り返し、規定パルス数が終了した場合、加
    速、定常速度、減速の全てが終了したかを判断し、 全てが終了していない場合最初のステップに戻り、全て
    が終了している場合にモータ駆動動作を終了する、 ことを特徴とするモータ駆動装置。
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