JP3661052B2 - パルスモ−タ制御方法 - Google Patents

パルスモ−タ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3661052B2
JP3661052B2 JP6117099A JP6117099A JP3661052B2 JP 3661052 B2 JP3661052 B2 JP 3661052B2 JP 6117099 A JP6117099 A JP 6117099A JP 6117099 A JP6117099 A JP 6117099A JP 3661052 B2 JP3661052 B2 JP 3661052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse motor
drive current
current
value
slewing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6117099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000262094A (ja
Inventor
秀樹 高橋
太志 稲波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP6117099A priority Critical patent/JP3661052B2/ja
Publication of JP2000262094A publication Critical patent/JP2000262094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3661052B2 publication Critical patent/JP3661052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパルスモータの加減速時に最適な駆動電流で制御し、低振動、低騒音かつ短時間で立ち上げ可能とするパルスモータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、パルスモータの1相のみを励磁し、次に隣り合う2相を同時に励磁することを交互に行いながら進相する1−2相励磁などの様にパルスモータの各相を矩形波で駆動する場合には、高いトルクが必要な加減速時(スルーイング時)と加減速時よりは低いトルクで十分な定速時で駆動電流を分け、2段階の電流制御を行っていた。
【0003】
また、特開平10−066394に示すように低振動、低騒音を達成するため、パルスモータの各相を擬似正弦波で駆動し、隣り合う2相のONする割合を徐々に変化させながら進相するマイクロステップ制御を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、1−2相励磁の様なパルスモータの各相を矩形波で駆動する場合には、必要トルクが速度の立ち上げ/立ち下げカーブ(スルーイングカーブ)によって各進相ステップ毎に変化するにも関わらず、加減速時におけるトルクが最大必要となるステップに合わせて一定の駆動電流を設定していたため、パルスモータの振動及び騒音の原因となっていた。また、マイクロステップ駆動においては、ドライバICの関係上、最大駆動電流値が限られ、大きな駆動電流が必要である短時間で高速に立ち上げることが現時点ではできなかった。更に駆動回路も複雑になっていた。
【0005】
本発明の目的は、上記に示した従来技術の課題を解決するため、パルスモータの振動及び騒音を押さえつつ、短時間で高速に立ち上げるパルスモータ制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を達成するために、予め実験等で求めたパルスモータの加減速時(スルーイング時)における各ステップ毎の最適な駆動電流をメモリに駆動電流テーブルとして格納し、加減速を行う場合には1ステップ進相毎に対応するステップの駆動電流テーブル値をD/Aコンバータに転送して、D/Aコンバータのアナログ出力とパルスモータ電流検知回路出力とをアナログ回路であるパルスモータ駆動電流決定回路で比較して、駆動電流を決定することとしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。尚、本実施例では2相モータをユニポーラ駆動した場合について記述する。
【0008】
図1は、本発明の第1の実施例におけるパルスモータ制御回路の概略ブロック図である。また、図2は本発明におけるパルスモータ制御回路の詳細ブロック図である。
【0009】
図1及び図2において駆動電流テーブル2は予め実験等で求めたスルーイング時における各進相ステップでの駆動電流値をテーブル化したものであり、またスルーイングテーブル3はスルーイング時のパルスモータ1ステップの進相時間をテーブル化したものであり、メモリ3に格納する。
【0010】
進相制御回路8は各進相ステップに対応したスルーイングテーブル3の進相時間により進相の基準となる進相クロックを出力するカウンタと進相クロックに同期してパルスモータの各相にON/OFF信号を出力するデコーダで構成されている。
【0011】
駆動電流決定回路5は定電流チョッピング回路51、電流検知回路52及び進相制御回路8の出力と定電流チョッピング回路51の出力をANDする回路で構成されており、D/Aコンバータ4によりアナログ化された駆動電流テーブル2の値によって、進相ステップ毎の駆動電流を決定する。
【0012】
パルスモータドライバ6は駆動電流決定回路5の出力によりパルスモータ7を駆動するものである。
【0013】
図3は、パルスモータ7の速度と進相ステップ数の関係、及び駆動電流と進相ステップ数の関係についての一例を表すグラフであり、ここではスルーイングの真ん中で最大のトルクが必要となる場合について示す。
【0014】
図4はメモリ1に格納するスルーイングテーブル3と駆動電流テーブル2の例を示す。
【0015】
また、図5は本発明の第2の実施例であるパルスモータ制御回路の概略ブロック図であり、駆動電流決定回路10はディジタル式の定電流チョッピング回路101、電流検知回路102及び進相制御回路8の出力と定電流チョッピング回路101の出力をANDする回路で構成されており、A/Dコンバータによりディジタル化された電流検知回路102の出力と駆動電流テーブル2との比較により進相ステップ毎の駆動電流を決定する。
パルスモータはスルーイング時に必要なトルクが進相するステップ毎に異なり、また、同じ時間及びステップ数で立ち上げる場合にも速度増加変動または速度減少変動の度合い(スルーイングカーブ)により各ステップ毎に必要なトルクが異なる。そこで、図3に示すように立ち上げ/立ち下げスルーイング時の進相ステップ毎に駆動電流が最適となるような制御を行う。
【0016】
まず、準備として、机上計算、実験等によりスルーイング時の各ステップにおける必要トルクを求め、求めたトルクにより各ステップ毎の駆動電流を定める。定めた駆動電流値を図4に示すように駆動電流テーブル2としてテーブル化しておく。また、決められたスルーイング時の各ステップ毎の進相時間をスルーイングテーブル3として駆動電流テーブル2と共にメモリ1に格納しておく。
【0017】
パルスモータの進相制御は以下の手順で行う。パルスモータ起動前にスルーイングテーブル3の1ステップ目の値を進相制御回路8のカウンタ81に予めセットする。カウンタ81はセットした値をカウントし、パルスモータの進相タイミングとなる進相クロックを出力する。1ステップ目のカウントが終了するとスルーイングテーブル3の2ステップ目の値をDMA転送などによりカウンタ81にセットし、2ステップ目の進相クロックを出力する。以後同様にスルーイングの終了ステップまで、進相クロックに同期してDMA転送などによりカウンタ81にスルーイングテーブル3の値を順次セットする。スルーイング終了後はカウンタ81のセットする値の更新を停止することにより、スルーイングテーブル3の最終ステップ(図3の例では70ステップ目)での値で定速回転する。定速回転後、停止や速度の変動を行う場合には、それぞれの場合に応じたスルーイングテーブル3の値の転送を再度開始することにより行う。
【0018】
次にデコーダ82では、以上により作成した進相クロックに同期して、パルスモータ各相のON/OFF信号を出力する。進相クロックが入力されるたびにデコーダ82の出力は変化し、パルスモータは進相する。
【0019】
本発明に示すパルスモータ制御方法では各ステップ毎の駆動電流設定は上記スルーイングテーブル3のカウンタ81へのセットと同時に対応するステップの駆動電流テーブル2の値をD/Aコンバータ4にDMA転送などによりセットすることで行う。即ち1ステップ目の駆動電流テーブル2の値を予めD/Aコンバータ4にセットしておき、次の進相クロックに同期して2ステップ目の値をDMA転送などによりD/Aコンバータ4にセットする。この時、同時に前述したスルーイングテーブルの値もカウンタ81にセットする。以後、スルーイングの終了ステップまで駆動電流テーブル3の値を順次セットする。スルーイング終了後はD/Aコンバータ4へセットする値の更新を停止することにより定速時は駆動電流テーブル2の最終ステップでの値で駆動を行う。
【0020】
次にD/Aコンバータにセットされた駆動電流テーブル2の値をアナログ値に変換し、これを基準電圧として定電流チョッピング回路51に入力する。定電圧チョッピング回路51ではパルスモータの電流検知回路52の値と駆動電流テーブル2による基準電圧とをアナログコンパレータで比較し、電流検知回路52の出力が基準電圧より高ければコンパレータの出力をOFF、低ければONすることを繰り返し定電流チョッピングを行う。駆動電流テーブル2による基準電圧は進相ステップ毎に対応した値に変化するため、進相ステップ毎に最適な電流値で定電流チョッピングを行うことが可能となる。
【0021】
パルスモータ7の駆動は前述したパルスモータドライバ6にデコーダ82の出力であるパルスモータ各相ON/OFF信号と定電流チョッピング回路51の出力値をANDした信号を入力することにより行う。
【0022】
本発明に示すパルスモータ制御方法では、上記スルーイングテーブル3のカウンタ81へのセットと同時に駆動電流テーブル2の値を定電流チョッピング回路101にDMA転送し、A/Dコンバータ9によりディジタル化したパルスモータ7の電流検知回路102出力と比較することで行う。即ち、1ステップ目の駆動電流テーブル2の値を予め定電流チョッピング回路101内のディジタルコンパレータにセットしておき、次の進相クロックに同期して2ステップ目の値をDMA転送などにより定電流チョッピング回路101内のディジタルコンパレータにセットする。この時、同時に前述したスルーイングテーブルの値もカウンタ81にセットする。以後、スルーイングの終了ステップまで駆動電流テーブル3の値を順次セットする。スルーイング終了後は定電流検知回路内のディジタルコンパレータへセットする値の更新を停止することにより定速時は駆動電流テーブル2の最終ステップでの値で駆動を行う。
【0023】
定電流チョッピング回路101では駆動電流テーブル2の値とA/Dコンバータ9によりディジタル化された電流検知回路102出力とをディジタルコンパレータで比較し、電流検知回路102出力ディジタル値が駆動電流テーブルの値より高ければコンパレータの出力をOFF、低ければ0Nすることを繰り返し定電流チョッピングを行う。以後は上述した第1の実施例と同様に最適な電流でのパルスモータ駆動が可能となる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、スルーイング時の進相ステップ毎に最適な駆動電流でパルスモータを駆動することができるため、振動及び騒音を押さえつつ、短時間で高速に立ち上げるパルスモータ制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるパルスモータ制御回路の概略ブロック図である。
【図2】本発明におけるパルスモータ制御回路の詳細ブロック図である。
【図3】パルスモータの速度と時間の関係、駆動電流と時間の関係の一例を表すグラフである。
【図4】メモリに格納するスルーイングテーブルと駆動電流テーブルの例を示したものである。
【図5】本発明におけるパルスモータ制御回路の詳細ブロック図である
【符号の説明】
1…メモリ、2…駆動電流テーブル、3…スルーイングテーブル、4…D/Aコンバータ、5…駆動電流決定回路、6…パルスモータドライバ、7…パルスモータ、8…進相制御回路、9…A/Dコンバータ、10…駆動電流決定回路、51…定電流チョッピング回路、52…電流検知回路、81…カウンタ、82…デコーダ、101…定電流チョッピング回路、102…電流検知回路

Claims (2)

  1. 1ステップ毎に印加パルス時間を変化させることによりパルスモータの進相を行う定電流制御のパルスモータ制御方法において、
    加減速時の 1 ステップ進相毎に、メモリに格納されている駆動電流テーブルをDMA転送によりD/Aコンバータに転送して順次アナログ化し、検知したパルスモータの電流値と比較することによって定電流制御を行う手段を有し、各ステップに対応した駆動電流をステップ毎に取得し、当該ステップでの電流制御に前記取得した駆動電流を用いることを特徴とするパルスモータ制御方法。
  2. 請求項1記載のパルスモータ制御方法において、
    前記駆動電流テーブルに格納されている駆動電流は、前記パルスモータが必要なトルクに対応して設定されていることを特徴とするパルスモータ制御方法。
JP6117099A 1999-03-09 1999-03-09 パルスモ−タ制御方法 Expired - Fee Related JP3661052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6117099A JP3661052B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 パルスモ−タ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6117099A JP3661052B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 パルスモ−タ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000262094A JP2000262094A (ja) 2000-09-22
JP3661052B2 true JP3661052B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=13163411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6117099A Expired - Fee Related JP3661052B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 パルスモ−タ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3661052B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4491401B2 (ja) * 2004-10-27 2010-06-30 Necアクセステクニカ株式会社 モータ駆動回路及びモータ駆動方法
JP4729341B2 (ja) * 2005-06-02 2011-07-20 株式会社大都技研 遊技台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000262094A (ja) 2000-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1318596B1 (en) Motor driving device and motor driving method
JP3661052B2 (ja) パルスモ−タ制御方法
JP3697623B2 (ja) チョッピング通電制御装置
JP4135132B2 (ja) Pwm制御装置
JP3350010B2 (ja) 3相パルス幅変調波形発生装置
JP3910138B2 (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
CN110247588B (zh) 一种霍尔电机的单脉冲控制方法及系统
JP3777242B2 (ja) モータ制御装置
JP2007068400A (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
JP3219601B2 (ja) ステッピングモーターの駆動方法及び駆動回路
JPH09182487A (ja) ブラシレスモータの起動回路および起動方法
JPS63110998A (ja) パルスモ−タ駆動方法
US6194861B1 (en) Circuit and method for sensorless brushless direct current (BLDC) motor
JP3459530B2 (ja) ステッピングモータの駆動回路
JPS60190197A (ja) パルスモ−タ制御回路
JPH0715296A (ja) 波形整形回路
JP3815070B2 (ja) 設定回路
JP4104189B2 (ja) ステッピングモータ駆動装置
JPH11146693A (ja) モータ駆動装置
JPH0759378A (ja) ブラシレスモータの速度制御方法及び装置
JPH04295300A (ja) ステッピングモータの駆動装置
JP2001309685A (ja) ブラシレスモータの駆動制御方法および駆動制御装置
JPH0759383A (ja) ブラシレスモータの回転子位置検出方法およびその検出回路
JPH02260763A (ja) 画像読取装置
JPH0775386A (ja) パルスモータ電流値制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Effective date: 20050131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20050223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050307

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees