JP3815070B2 - 設定回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ等の駆動装置の駆動条件を設定する設定回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の設定回路として、図7に示すものがある。このものは、設定された所定の駆動条件が入力されて回転駆動するモーター(駆動装置)のその駆動条件を設定する回路であって、所定の駆動条件が設定される設定用レジスタA を備えている。
【0003】
詳しくは、このものの設定用レジスタA には、モーターがその回転速度を図8に示すように変化させて駆動するよう、起動速度、目標速度、加減速時間等の一連の駆動条件を有するデータDATAが、クロックCLKに同期して設定され、この設定されてなるラッチデータLATCHDATAの有する駆動条件が、モーターに転送され、その転送された駆動条件に基づきモーターが回転駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の設定回路にあっては、その設定レジスタA に設定された駆動条件が、モーターに転送されることによって、その転送された駆動条件に基づき、モーターが回転駆動するのであるから、モーターの回転駆動中に、次の駆動条件を設定レジスタA に設定するわけにはいかず、先に設定された駆動条件によるモーターの駆動が終了してから、次の駆動条件を設定し直さなければならないので、先に設定された駆動条件によるモーターの回転駆動と次の駆動条件によるモーターの回転駆動との合間TTが長くなってしまう。そのため、駆動条件の変化を伴なってモーターを駆動する場合に、最初の駆動条件による駆動開始から最終の駆動条件による駆動終了までの一連の駆動に要する駆動時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、駆動条件の変化を伴なって駆動装置を駆動する場合に、一連の駆動に要する駆動時間が長くならない設定回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、設定された所定の駆動条件が入力されて駆動する駆動装置のその駆動条件を設定する設定回路であって、所定の駆動条件が設定される設定用レジスタと、設定用レジスタに設定された所定の駆動条件が駆動装置に入力される前に転送される転送用レジスタと、転送用レジスタからの帰還値又は設定用レジスタからの入力値のいずれかを選択して転送用レジスタに入力するマルチプレクサと、設定用レジスタに直接接続され、駆動条件の正誤を判定する判定回路と、を備えた構成にしてある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の参考例を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。この設定回路は、設定された所定の駆動条件が入力されて駆動する駆動装置であるモーター(図示せず)のその駆動条件を設定するものである。
【0009】
この所定の駆動条件としては、図3に示す5種類の駆動条件(制御コード、起動速度、目標速度、加減速時間、移動量)がある。次に、これらの5種類の駆動条件に基づくモーターの駆動状態、詳しくは、回転駆動状態について説明する。このモーターは、制御コードによって、例えば直線的な加減速をするか又はS字曲線状の加減速をするかというような加減速条件が指定される。ここで、先に説明した駆動条件である制御コードによって、直線的な加減速をすることが指定されると、モーターは、図4に示すように回転速度を変化させて回転駆動する。
【0010】
詳しくは、駆動条件の一つである起動速度から、設定された加減速時間を加速時間として加速し続け、目標速度まで到達すると、駆動条件の一つである移動量に相当した回転駆動量を伴う回転駆動をするよう、目標速度での回転駆動を継続し、それから、先に示した駆動条件である加減速時間を減速時間として減速し続け、先に示した起動速度まで減速すると、回転駆動を停止する。
【0011】
次に、この設定回路について説明する。この設定回路は、設定用レジスタ1 、転送用レジスタ2 、マルチプレクサ3 、判定回路4 を備えている。
【0012】
設定用レジスタ1 は、前述した駆動条件を有するデータが、クロックCLKに同期して設定されるとともに、その設定されたデータが、マルチプレクサ 3 に入力され続ける。
【0013】
転送用レジスタ2 は、マルチプレクサ3 に入力されたデータが、クロックCLKに同期して入力されるとともに、既に入力されているデータを出力する。詳しくは、この転送用レジスタ2 は、既に入力されたデータを、モーター駆動装置に入力するとともに、判定回路4 に入力し、さらに、マルチプレクサ3 に帰還する。
【0014】
マルチプレクサ3 は、前述したように、転送用レジスタ2 からデータが帰還されるので、このマルチプレクサ3 に入力されるデータとしては、設定用レジスタ1 から入力されたもの及び転送用レジスタ2 からデータが帰還されたものの2通りがあり、それらの2通りのデータから選択されたものが、転送用レジスタ2 に入力される。詳しくは、マルチプレクサ3 は、起動要求信号ENABLEが有効であるときは、設定用レジスタ1 から入力されたデータを選択して、モーター駆動装置に入力する前に、設定用レジスタ1 から入力されたデータを転送用レジスタ2 に転送し、起動要求信号ENABLEが有効でないときは、転送用レジスタ2 から帰還されたデータを選択して、転送用レジスタ2 に再度入力する。
【0015】
判定回路4 は、転送用レジスタ2 に接続され、データの有する駆動条件、詳しくは、設定用レジスタ1 に入力されて後に転送用レジスタ2 に転送されたデータの有する駆動条件の正誤を判定する。例えば、この判定回路4 は、図3に示した駆動速度条件のいずれかが負の数値であるような現実には有り得ない駆動条件が設定されている場合に、「誤」と判定して、その旨を示す判定信号を出力する。
【0016】
モーターの駆動要求時に、起動要求信号ENABLEは有効となり、設定レジスタ 1 に設定されたデータは、転送用レジスタ 2 に転送される。そして、転送用レジスタ2 からデータが入力されたモーター駆動装置は、そのデータの有する駆動条件に基づいて、モーターの回転速度を変化させて回転駆動をさせる。このモーターの回転駆動のために、必要なデータは転送用レジスタ 2 に設定されているので、図2に示す転送タイミングT 1 で、先に設定されたデータの有する駆動条件に基づくモーターの回転駆動が終了する前に、回転駆動の次の駆動条件を有するデータを設定レジスタ1 に設定し直すことができる。
【0017】
そして、この設定し直されたデータの有する駆動条件によるモーターの回転駆動が、同図に示す起動タイミングT2 で起動され、続いて、同図に示す判定タイミングT3 でデータの正誤が判定され、その後、設定し直されたデータの有する次の駆動条件に基づいて、モーターが回転駆動する。
【0018】
かかる設定回路にあっては、先に設定用レジスタ1 に設定されたデータの有する駆動条件は、設定用レジスタ1 から転送用レジスタ2 に転送されるのであるから、先に設定用レジスタ1 に設定された駆動条件に基づいてモーターが回転駆動中であっても、次に設定される駆動条件に基づく回転駆動に先駆けて、設定用レジスタ1 に次の駆動条件を有するデータを設定し直すことができ、異なる駆動条件による回転駆動の合間TTを短くすることができるので、駆動条件の変化を伴ってモーターを駆動する場合であっても、最初の駆動条件による駆動開始から最終の駆動条件による駆動終了までの一連の駆動に要する駆動時間が長くならなくなる。
【0019】
次に、本発明の実施形態を図5及び図6に基づいて以下に説明する。なお、参考例と実質的に同一の機能を有する部品には同一の符号を付し、参考例と異なるところのみ記す。参考例では、判定回路4 は、転送用レジスタ2 に接続されていたのに対し、本実施形態では、設定用レジスタ1 に直接入力された構成となっている。
【0020】
かかる設定回路にあっては、駆動条件の正誤を判定する判定回路4 は、その判定回路4 に直接接続された設定用レジスタ1 から入力された駆動条件の正誤を判定するのであるから、設定用レジス1 タから転送用レジスタ2 に転送されて後に転送用レジスタ2 から入力された駆動条件の正誤を判定する場合よりも、速やかに判定でき、図6に示すように、判定タイミングT3 を起動タイミングT2 よりも早くすることができるので、参考例よりも、異なる駆動条件による回転駆動の合間TTを短くすることができ、最初の駆動条件による駆動開始から最終の駆動条件による駆動終了までの一連の駆動に要する駆動時間が長くならなくなるという参考例の効果を一段と奏することができる。
【0021】
なお、本実施形態では、駆動装置は、モーターであるが、モーターに限るわけではない。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、先に設定用レジスタに設定された駆動条件は、既に設定用レジスタから転送用レジスタに転送されているのであるから、先に設定用レジスタに設定された駆動条件に基づいて駆動装置が駆動中であっても、次に設定される駆動条件に基づく駆動に先駆けて、設定用レジスタに次の駆動条件を設定し直すことができるから、異なる駆動条件による駆動の合間の時間を短くすることができ、駆動条件の変化を伴って駆動装置を駆動する場合であっても、最初の駆動条件による駆動開始から最終の駆動条件による駆動終了までの一連の駆動に要する駆動時間が長くならなくなる。
【0023】
又、請求項1記載の発明は、駆動条件の正誤を判定する判定回路は、その判定回路に直接接続された設定用レジスタから入力された駆動条件の正誤を判定するのであるから、設定用レジスタから転送用レジスタに転送されて後に転送用レジスタから入力された駆動条件の正誤を判定する場合よりも、速やかに判定でき、一連の駆動に要する駆動時間をより短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】同上により駆動されるモーターの回転駆動状態を示す説明図である。
【図3】同上により駆動されるモーターの回転駆動条件を示す説明図である。
【図4】図3に示した駆動条件の補足説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態の構成図である。
【図6】同上により駆動されるモーターの回転駆動状態を示す説明図である。
【図7】従来例の構成図である。
【図8】同上により駆動されるモーターの回転駆動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 設定用レジスタ
2 転送用レジスタ
3 マルチプレクサ
4 判定回路
Claims (1)
- 設定された所定の駆動条件が入力されて駆動する駆動装置のその駆動条件を設定する設定回路であって、所定の駆動条件が設定される設定用レジスタと、設定用レジスタに設定された所定の駆動条件が駆動装置に入力される前に転送される転送用レジスタと、転送用レジスタからの帰還値又は設定用レジスタからの入力値のいずれかを選択して転送用レジスタに入力するマルチプレクサと、設定用レジスタに直接接続され、駆動条件の正誤を判定する判定回路と、を備えたことを特徴とする設定回路。
Priority Applications (1)
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JP21717598A JP3815070B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 設定回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP21717598A Expired - Fee Related JP3815070B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 設定回路 |
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JP (1) | JP3815070B2 (ja) |
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1998
- 1998-07-31 JP JP21717598A patent/JP3815070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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