JPH11140117A - オレフィン重合用触媒システム及びオレフィン重合方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒システム及びオレフィン重合方法

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JPH11140117A
JPH11140117A JP10258694A JP25869498A JPH11140117A JP H11140117 A JPH11140117 A JP H11140117A JP 10258694 A JP10258694 A JP 10258694A JP 25869498 A JP25869498 A JP 25869498A JP H11140117 A JPH11140117 A JP H11140117A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】本発明は、優れた重合性を示し、狭い組成
分布を有する重合体と広い分布量分布を有する重合体と
を自由に製造でき、粒子性状に優れ、高い嵩密度を有す
る共重合体を生成する触媒システム及び重合方法を提供
すること。 【解決手段】マグネシウムハライドのような無機担体に
担持されている、チタンハライドとカルボジイミド化合
物および有機金属アルミニウム化合物との連続反応によ
る生成物である新規のチタン触媒成分とメチルアルミノ
キサンでない有機金属アルミニウム触媒成分を含む非均
一触媒システムおよび前記触媒システムを利用したオレ
フィン重合方法が開示されている。前記触媒システムは
優れた(共)重合性を示し、狭い組成部分、広い分子量
分布、球形の優れた粒子性状および高い嵩密度を有する
共重合体を生成せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマグネシウムハライ
ド[B]のような無機担体に担持されている新規の遷移
金属触媒成分(1)及び有機金属アルミニウム助触媒成
分(2)を含む非均一触媒システム及びこれを利用した
オレフィン重合方法に関するものである。より詳細に
は、カルボジイミドリガンドを含むチタニウム成分
[A]を用いた新規の遷移金属触媒成分1及びマグネシ
ウムハライド[B]のような無機担体に担持されている
非均一遷移金属触媒成分1の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マグネシウムハライド化合物及びチタン
ハライド化合物を基本とする伝統的なチーグラー・ナッ
タ(Ziegler-Natta)系触媒はポリオレフ
ィンの粒子性状調節能力が優れている点で長所を有す
る。しかし、これらの触媒が共重合工程に用いられると
き、ポリマの組成分布が広くてポリマの衝撃強度、透明
性、ブロッキング性、熱シール温度等が劣る共重合体が
生成されることがある。
【0003】そして、衝撃強度、透明性、ブロッキング
性、熱シール温度等に優れる共重合特性を示すメタロセ
ン触媒が開発された。また、近年、オレフィン重合の電
子的又は立体空間的な環境、及びポリマの立体規則性と
分子量を調節できる特殊な置換基を有するメタロセン化
合物もまた開発された。
【0004】これに対して、酸素又はヘテロ原子が結合
してキレートされた遷移金属化合物を利用した色々な形
態の技術も発明されている。これらの遷移金属化合物は
メタロセン化合物と比べ合成が容易であり、メタロセン
化合物の代替化合物として積極的に研究されているの
で、この諸発明は注目の的となっている。
【0005】特開昭63年191822号公報にはチタ
ンクロライド化合物のクロライドリガンドをTBPリガ
ンド(6-tert-butyl-4-methylphe
noxy)に置換した化合物をキレート触媒成分として
エチレン及びプロピレンを重合した結果を発表してい
る。この公報では、メチルアルミノキサン(MAO)を
助触媒としてエチレン及びプロピレンを重合した結果、
高活性でありながら分子量の高い(平均分子量=3,6
00,000以上)ポリマが形成されたことを報告して
いる。また、米国特許5,134,104号にはアミン
が置換されたチタンハライド化合物である((C
8172NTiCl3 )化合物を触媒成分としたオレフ
ィン重合用触媒を発表している。更に、J.Am.Ch
em.Soc.第117号3,008頁では遷移金属化
合物の配位領域を制限することのできる酸素が結合され
たキレート遷移金属化合物を用いたオレフィン重合用触
媒が発表されている。特開平6年340711号公報及
び欧州特許公開0606125A2にはMAOを助触媒
にして狭い分子量分布を有する高分子量の重合体を生成
する、フェニキシ誘導体リガンドでキレートされた遷移
金属化合物を発表した。
【0006】これらに加えて、最近、カルボジイミドリ
ガンドでキレートされた色々な形態の遷移金属化合物が
発表されている。Organometallics19
66,15,2627及びChem、Commuu,1
996、2623にカルボジイミドリガンドを含むチタ
ン化合物の合成と特性が報告され、Coord,Che
m,Rev,1994、137、403、lnorg,
Chem.1997、36、501及びlnorg,C
hem.1996、35、1423にカルボジイミド化
合物が紹介されている。また、米国特許第550221
28号にはMAOを助触媒として用いてカルボジイミド
リガンドを有する遷移金属化合物を用いた均一系触媒シ
ステムが開示されている。
【0007】しかし、これまで報告された合成方法にお
いては、塩化リチウムの付加的な分離工程が必要となる
か、又は純粋なカルボジイミド化合物を製造する複雑な
合成経路が必要となる。そして、これら均一系触媒シス
テムはオレフィンを重合するために、いずれも高価なM
AOを助触媒として使用しなければならない。また、こ
れらの合成方法により生成された化合物の共重合特性に
ついては報告例がない。更に、重合体の粒子性状を調節
できるカルボジイミドリガンドでキレートされた遷移金
属化合物を用いた非均一系触媒システムの例も全く報告
されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた重合
性を示し、狭い組成分布を有する重合体や広い分布量分
布を有する重合体を自由に製造でき、球形を有する優れ
た粒子性状及び高い嵩密度を有する共重合体を生成する
触媒システム及び重合方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒システム
は、カルボジイミドリガンドを有するチタン化合物
[A]とマグネシウムハライドのような無機担体[B]
との反応によって製造される、遷移金属化合物(1)及
び有機金属アルミニウム助触媒成分(2)が無機担体
[B]に担持されている非均一系触媒システムが提供さ
れる。ここで、カルボジイミドリガンドを有するチタン
化合物[A]は、カルボジイミド化合物とチタンハライ
ド化合物間の直接的な反応と、それに次ぐ還元性アルミ
ニウム化合物との付加反応とによって製造される。ま
た、無機担体[B]は優れた粒子性状を有するマグネシ
ウムクロライドが生成されるグリニャール試薬とアルキ
ルハライド化合物との反応によって製造される。
【0010】本発明の他の具体例では前記遷移金属化合
物(1)と有機金属アルミニウム化合物(2)を用い、
コモノマーの組成分布が狭く、広い分子量分布、球形の
ような優れた粒子性状及び高い嵩密度を有するオレフィ
ンを生成する(共)重合方法が提供される。
【0011】〔遷移金属化合物(1)〕:本発明によれ
ば、遷移金属化合物1はマグネシウムハライドのような
無機担体[B]とチタン化合物[A]との反応によって
製造され、本発明においてチタン化合物[A]はカルボ
ジイミド成分とアルミニウム原素を含み、反応式
【化4】 〔式中、Rは脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又はシラ
ン化合物であり;R' は炭素数が2〜8であるアルキル
基であり;n=1又は2;m≦1;p=1〜4;q=1
〜3。〕で示した特定の合成方法によって製造される。
即ち、アルキルハライド溶媒の存在下でのチタンハライ
ドとカルボジイミドとの反応生成物は還元能力を有する
有機金属アルミニウム化合物と更に反応してカルボジイ
ミドリガンドとアルミニウム化合物を含むチタン化合物
[A]を生成させる。
【0012】チタン化合物[A]の製造において、カル
ボジイミド化合物はジシクロヘキシルカルボジイミド、
ジトリルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミ
ド及びビス(トリメチルシリル)カルボジイミドのよう
なジアルキルカルボジイミドが使用可能である。
【0013】チタンハライドとカルボジイミドとの反応
は、トルエン、ヘプタン、ジクロロメタン、クロロベン
ゼン、クロロホルム、四塩化炭素、ジブチルエーテル、
ジエチルエーテル、テトラハイドロフランなどのような
有機溶媒、望ましくはジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素のようなアルキルハライド溶媒の存在下でお
なわれる。
【0014】チタンハライドとカルボジイミドとの反応
生成物は、生成物の分離や溶媒洗浄等の付加的な精製段
階を経ることなしに使用できる。また、溶媒を蒸発させ
炭化水素溶媒で洗浄する方法によって更に精製すること
なく使用することができる。通常的に油性化合物を有機
溶媒下でチタンハライドとカルボジイミドとの反応によ
って生成する。
【0015】カルボジイミドリガンドとアルミニウム化
合物を含むチタン化合物[A]の形成は、前記反応の
後、還元能力を有するアルミニウム化合物を添加するこ
とによる。ここで、本発明において望ましい還元能力を
有するアルミニウム化合物はトリエチルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリOctylアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムクロライド及びメチルアル
ミノキサンのような一般的な有機金属アルミニウム化合
物である。
【0016】一般的にチタン化合物[A]は、チタンハ
ライド化合物及び油性化合物形態のチタンハライド化合
物に比べて空気に対する敏感性がより大きい。しかし、
炭化水素溶媒に対するチタン化合物[A]の溶解度はエ
ーテル又はジクロロメタンに対する溶解度より小さい傾
向がある。
【0017】本発明において、望ましい無機担体[B]
は多くの方法によって製造できる球形の固体マグネシウ
ムハライド化合物である。特に、エーテル溶媒下でグリ
ニャール試薬と特定のアルキルハライド化合物を反応さ
せて球形の固体マグネシウムハライド化合物を生成せし
める方法が望ましい。
【0018】例えば、エーテルの存在下でマグネシウム
金属とクロロベンゼンとの反応により製造されるグリニ
ャール試薬は四塩化炭素と反応して40〜60℃で球形
のマグネシウムハライドを生成することができる。ま
た、テトラブロモクレゾールとブチルマグネシウムハラ
イドとの反応によって球形の固体マグネシウムハライド
化合物を生成させることができる。特に、低温でのブチ
ルマグネシウムハライドとテトラブロモクレゾールとの
反応によって液体状態のマグネシウムハライド化合物が
生成され、エーテル溶媒中に液体マグネシウムハライド
化合物は温度を40℃以上に昇温することにより固体状
態に転換できる。この場合、加熱速度を調節することに
よって固体マグネシウムハライド化合物の大きさと形状
を調節することができる。特に、グリニャール試薬とア
ルキルハライドとの反応によって製造されるマグネシウ
ムハライド化合物は触媒の活性部位に対して、有害な作
用をすることもあるヒドロキシ基のような強いルイス塩
基成分を含んでいないので、それ以上の処理段階なしに
使用できる。
【0019】本発明において、マグネシウムハライド
[B]のような無機担体に担持されている遷移金属化合
物(1)は有機溶媒下でチタン化合物[A]とマグネシ
ウムハライド[B]間の不均一反応によって製造され
る。例えば、油性チタン化合物[A]はトルエン、ベン
ゼン及びヘプタンのような有機溶媒に溶解でき、高温で
球形の固体マグネシウムハライドと1時間以上反応させ
てマグネシウムハライドに担持されているチタン化合物
[A]を生成することができる。好ましくは、油性チタ
ン化合物[A]はヘプタン、デカン及びトルエンのよう
な炭化水素溶媒とジクロロメタンからなる混合溶媒に溶
解し、固体マグネシウムハライド[B]と反応すること
ができる。本発明においての有機溶媒はトルエン、クロ
ロベンゼン、ベンゼンなどのような芳香族炭化水素又は
ジクロロメタン/ヘプタン、クロロホルム/ヘプタン又
はデカンのような炭化水素溶媒とアルキルハライドの混
合溶媒であることが好ましい。
【0020】混合溶媒でのチタン化合物[A]とマグネ
シウムハライドとの反応の後、アルキルハライドはアル
キルハライドの沸点と炭化水素溶媒の沸点間の温度で蒸
発蒸留することができる。チタン化合物[A]の溶解度
は炭化水素溶媒での場合が混合溶媒での場合より低いた
め、アルキルハライド溶媒の蒸発によりマグネシウムハ
ライド[B]に一層よく担持されるチタン化合物が生成
される。マグネシウムハライド[B]に対するチタン化
合物[A]の反応モル比、即ち(Ti/Mg)のモル比
は0.05〜0.5であり、望ましくは0.1〜0.2
である。(Ti/Mg)のモル比が0.05より小さい
か又は0.5より大きいとき、活性度、ヘキサン不溶性
量及び生成される重合体の粒子性状のような(共)重合
性が劣悪になる。1〜2時間反応の後、生成される粒子
は傾けて静かに注ぎ出し、洗浄段階で製できる。
【0021】〔有機金属アルミニウム成分(2)〕:有
機金属アルミニウム成分2は、一般式
【化5】 〔式中、n=1、2又は3であり、Rはアルキル基を表
す。〕で示すことができ、本発明ではメチル、エチル、
イソブチル、イソプロピル、オクチル基のようなアルキ
ル基を含むアルミニウム化合物もまた使用できる。ま
た、このアルミニウム化合物はアルキル基及びジエチル
アルミニウムクロライド又はエチルアルミニウムジクロ
ライドのようなハライド基を含む。
【0022】〔重合及び特性〕:本発明によれば、上述
した触媒システムは気相工程及びスラリー工程に適用さ
れてエチレン又はプロピレンのようなオレフィンを重合
することができる。エチレンは炭素数が3〜10、望ま
しくは4〜8であるアルファーオレフィンとの共重合が
可能である。炭素数が4〜8であるアルファーオレフィ
ンの例としては1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン及び4−メチル−1−ペンテンがある。
【0023】遷移金属化合物1は遷移金属原子として測
定された、重合反応帯のリットル当たり約0.001〜
約0.5mMの量で用いるのが望ましく、有機アルミニ
ウム化合物成分2はアルミニウム/遷移金属の原子比が
約1〜約100の量で用いられる。重合温度は約40℃
〜約100℃とすることができ、重合は重合体の分子量
を調節するために水素の存在下で行なうこともできる。
特に、本発明の触媒システムは煩わしさを全然引き起こ
さずに0.910〜0.945g/cm3 の密度を有す
る低い線密度ポリエチレンを生成する気体相重合に適し
ている。
【0024】第1実施形態で例示したような本発明の触
媒システムで製造された重合体は優れた加工性を示す3
00,000の平均分子量の広い分子量分布を有するだ
けでなく、優れたブロッキング性を有する透明なフィル
ムの原料とすることができる狭いコモノマー組成分布を
有する。また、本発明の触媒システムはプロピレンの重
合に使用することができる。
【0025】尚、共重合体のコモノマー組成分布の狭さ
は共重合体のDSC分析法によって分析できる。即ち、
触媒システムによって製造される共重合体のコモノマー
組成分布が狭い場合、短い枝が生じた鎖が重合体鎖にラ
ンダムに分布され、結晶性部分のラメラーの厚さは更に
均一になる。板状の厚さの均一な分布し、ポリマの結晶
性部分が減少するとき融点の下落が大きくなるか又は板
状の厚さが均一に薄くなる。したがって、融点帯が異な
る水準のコモノマーを含む共重合体のΔHが減少すると
き、本発明の触媒システムによって製造された共重合体
の融点は一般的なチーグラー触媒によって製造された重
合体の融点より低くなり、これはコモノマー組成がもっ
と均一に分布されるか又は重合体鎖に短い枝の生じた鎖
が一層均一に分布されることを示す。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。尚、以下の反応はいずれも窒素又はア
ルゴン大気下で行なった。また、溶媒及び化学薬品は標
準の方法によって精製し乾燥した。
【0027】〔グリニャール試薬(1)の合成〕:攪拌
機、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた1リットルのフラ
スコにグリニャール用チップ形状のマグネシウム金属3
2gを入れた。マグネシウム金属の表面を保護するため
にブチルエーテル60mlを添加し、反応を開始するた
めに60℃で0.13gのI2と2mlのBuClをフ
ラスコに添加した。反応の開始後、65℃で50mlの
Bu2Oとクロロベンゼン40mlを添加し温度を92
℃に昇温した。次いで、温度を96℃に保持しながらク
ロロベンゼン100mlとブチルエーテル260mlの
混合物を1時間に亘って添加した。添加の後、この溶液
を96℃で3時間以上攪拌したのち、グリニャール
(1)溶液400mlを得るために液体部分を分離し
た。ブチルエーテル中のグリニャール試薬(1)を1N
硫酸水溶液で加水分解した後、1N水酸化ナトリウム水
溶液で逆滴定して1.0モル/リットルの濃度を有する
グリニャール試薬(1)を得た。
【0028】〔グリニャール試薬(2)の合成〕:攪拌
機還流冷却器及び滴下漏斗を備えた1リットルのフラス
コにグリニャール用チップ形状のマグネシウム金属32
gを入れた。滴下漏斗中にブチルクロライド120gと
ブチルエーテル500mlを入れ、反応を開始するため
にこの混合物約30mlをフラスコに滴下した。 反応
開始の後、滴下添加を50℃で4時間続けた。滴下が完
了した後60℃で1時間更に反応を続けさせた。反応混
合物を室温に冷却した後、グリニャール試薬(2)を得
るために固体部分を濾し分けた。ブチルエーテル中のグ
リニャール試薬(2)を1N硫酸水溶液で加水分解した
後、1N酸化ナトリウム水溶液で逆滴定し2.0モル/
リットルの濃度を有するグリニャール試薬を得た。
【0029】第1実施形態:[固体遷移金属触媒成分1
の製造] シクロヘキシルカルボジイミド9.40gを
CH8Cl2 100mlに溶解させた後、TiCl4
mlを添加して赤色の溶液を得た。次いで、この溶液を
24時間攪拌した。溶液の色相は赤色から濃い褐色に変
わった。得られた溶液にヘキサン中の1M−(Octy
l)3Al 14mlを室温で添加した後、溶液を3時
間攪拌して鮮明な紫色の溶液を得た。ヘキサン1000
mlを添加し紫色の油性化合物を分離した後、油性化合
物をヘキサンで3回攪拌してチタン化合物[A]を得
た。
【0030】一方、グリニャール試薬(1)と四塩化炭
素の反応によって固体マグネシウムハライド[B]化合
物を製造した。グリニャール試薬(1)250mlを1
リットルのフラスコに入れてフラスコを50℃に加熱し
た。四塩化炭素40mlとブチルエーテル100mlを
混合したのち、滴下漏斗に注入した。グリニャール溶液
に四塩化炭素溶液を滴下する速度を調節することによっ
て、3時間に亘ってグリニャール溶液の温度を50℃〜
60℃に保持した。添加が完結した後、溶液を70℃に
加熱し1時間攪拌した。次いで、液体部分を濾し分け、
固体部分をヘキサンで3回洗浄し固体マグネシウムハラ
イド[B]を得た。
【0031】前記のようにして製造した固体マグネシウ
ムハライド[B]にヘプタン600mlを添加し、溶液
を50℃で攪拌した。前記のように製造したチタン化合
物[A]をCH2Cl2 100mlに溶解させた後、こ
れを固体マグネシウムハライド[B]スラリー溶液に添
加した。この混合物を60℃に加熱したのち、1時間攪
拌した。次いで、温度を80℃に上げてから、1時間C
8Cl2を蒸留させて除去した。その結果得られたスラ
リー溶液を1時間以上80℃で攪拌した。固体部分を濾
し分け、50℃でヘキサンで3回洗浄して固定遷移金属
触媒成分(1)を得た。固体触媒成分(1)のICP分
析はマグネシウム(Mg)含量18.9%、チタン(T
i)含量1.6%を示した。
【0032】[エチレン重合]窒素に置換した内容量2
リットルのオートクレーブに精製したヘキサン1000
mlを注入し、室温でオートクレーブ内の窒素をエチレ
ンに置換した。ヘキサン溶液中のトリエチルアルミニウ
ム3ミリモルを添加し、そのあと、チタン原子で計算さ
れた固体チタン触媒成分0.03ミリモルを添加した。
オートクレーブを密封したのち、流入した水素の総体積
が500mlになるまで水素で加圧した。エチレンで加
圧して総圧力を6kg/cm2・Gに保持し、重合は7
0℃で1時間行なった。重合体200gが得られた。得
られた重合体のMFR(2.1kg/10分)は0.1
であり、Mw/Mnは7.8であった。嵩密度が0.3
9であり、平均粒子サイズが500μmである球形の重
合体が得られた。
【0033】[エチレンと1−ヘキサンとの共重合]エ
チレンで置換した内容量2リットルのオートクレーブに
精製したヘキサン500mlを注入したのち、室温でエ
チレンに置換した。温度を65℃に上げ、ヘキサン溶液
中のトリエチルアルミニウム2ミリモルを添加し、その
後、チタン原子として計算された固体チタン触媒成分
0.02ミリモルを添加した。1−ヘキサンを表1に記
載した量のとおり添加し、オートクレーブを密封したの
ち、総圧力をエチレンで2kg/cm2・Gに加圧し、
重合は5分間65℃で行なった。重合の後、エタノール
を添加して反応を中断し、縣濁重合体はエタノールで洗
浄した。重合体を濾し分けて、DSC法で分析した。分
析結果は表1に示し、Tm対ΔHのグラフは図1に示し
ている。
【0034】[プロピレン重合]窒素で置換した内容量
2リットルのオートクレーブに精製したヘキサン100
0mlを注入してから室温でオートクレーブ内の窒素を
エチレンに置換した。温度を上げ、70℃でヘキサン溶
液中のトリエチルアルミニウム10ミリモル、ジメトキ
シジクロヘキシルシラン10mlを添加し、その後と、
チタン原子として計算された固体チタン触媒成分0.0
3ミリモルを添加した。オートクレーブを密封した後、
注入した水素の総体積が250mlになるまで水素で加
圧した。総圧力をプロピレンで100psiに加圧し、
重合は1時間70℃で行なった。ポリプロピレン70g
が得られた。得られた重合体の嵩密度は0.40であ
り、ヘプタン不溶性部分は96.8%であった。
【0035】比較例:[固体遷移金属触媒成分(1)の
製造] 第1実施形態と同じ方法で固体マグネシウムハ
ライド[B]化合物を製造した。グリニャール試薬
(1)250mlを1リットルのフラスコに入れ、この
フラスコを50℃に加熱した。4塩化多度40mlとブ
チルエーテル100mlを混合し、これを滴下漏斗に注
入した。四塩化炭素溶液の温度を3時間に亘って50℃
〜60℃に保持した。添加が完結した後、溶液を70℃
に加熱し1時間攪拌した。次いで、液体分を濾し分け、
固体部分をヘキサンで3回洗浄して固体マグネシウムハ
ライド[B]を得た。
【0036】前記のように製造した固体マグネシウムハ
ライド[B]にヘプタン600mlを添加し、この溶液
を50℃で攪拌した後、次いで4塩化チタン43mlを
固体マグネシウムハライド[B]スラリー溶液に添加し
た。混合物を60℃に加熱した後、1時間攪拌した。次
いで、温度を80℃に昇温し、溶液を1時間以上攪拌し
た。固体部分を濾し分け50℃でヘキサンで3回洗浄し
てヘキサンスラリー状態の固体遷移金属触媒成分を得
た。
【0037】[重合]第1実施形態と同じ方法でエチレ
ン均一重合反応とエチレン/1−ヘキセン共重合反応を
行ない、エチレン均一重合反応によって0.37の嵩密
度を有する球形の重合体215gを得た。得られた重合
体のDSC分析結果と密度は表1で第1実施形態と比較
した。また、Tm対ΔHのグラフは図1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】第2実施形態:カルボジイミド9.40g
の代わりにカルボジイミド18.8gを使用したことを
除いては、第1実施形態の遷移金属触媒成分(1)の製
造方法と同一な方法でチタン化合物[A]を製造した。
【0040】第1実施形態と同じ方法でエチレン重合反
応とエチレン/1−ヘキセン共重合反応を行なった。エ
チレン重合反応によって、0.38嵩密度を有する球形
の重合体190gが得られた。得られた重合体のMw/
Mnは8.1であった。第1実施形態と同じ方法でプロ
ピレン重合反応が行なわれ、このプロピレン重合反応よ
りポリプロピレン100gが得られた。嵩密度は0.4
1であり、ヘプタン不溶性部分は96.6%であった。
エチレン/1−ヘキセン共重合反応によって製造された
共重合体のDSC分析結果は表2に要約されている。
【0041】第3実施形態:[固体遷移金属触媒成分
(1)の製造] ジシクロヘキシルカルボジイミド9.
40gをCH2Cl2 100mlに溶解させたのち、T
iCl45mlを添加し赤色の溶液を得た。次いで、溶
液を24時間攪拌した。溶液の色相は赤色から濃い褐色
に変わった。この溶液にヘキサン中の1M(Octy
l) 3 Al 14mlを室温で添加したのち、3時間攪
拌し、鮮明な紫色の溶液を得た。ヘキサン1000ml
を添加し紫色の油性化合物を分離したのち、この油性化
合物をヘキサンで3回洗浄してチタン化合物[A]を得
た。
【0042】一方で、グリニャール試薬(2)とテトラ
プロモクレゾールとの反応によって固体マグネシウムハ
ライド[B]化合物を製造した。グリニャール試薬
(2)50mlとBu2O 200mlを1リットルフ
ラスコに入れた。テトラプロモクレゾール42.3gを
Bu2O 100mlに溶解させたのち、これを室温で
グリニャール試薬(2)に滴加した。滴加が完了したの
ち、持続的に攪拌しながら液体状態のマグネシウム化合
物を徐々に40℃に加熱した。温度を60℃に昇温し、
溶液を1時間以上攪拌した。次いで、液体部分から白色
の固体を分離し、これをヘキサンで3回洗浄して固体マ
グネシウムハライド[B]を得た。
【0043】前記のように製造した固体マグネシウムハ
ライド[B]にヘプタン600mlを添加し、50℃で
攪拌した。前記のように製造したチタン化合物[B]を
CH 8Cl2100mlに溶解させたのち、これを固体マ
グネシウムハライド[B]スラリー溶液に添加した。混
合物を60℃に加熱したのち、1時間攪拌した。次い
で、温度を80℃に昇温したのち、CH2Cl2を1時間
蒸留して除去した。生成したスラリー溶液を1時間以上
80℃で攪拌した。固体部分を濾し分け、50℃でヘキ
サンで3回洗浄して固体遷移金属触媒成分(1)を得
た。固体触媒成分(1)のICP分析結果はマグネシウ
ム(Mg)含量19.2%及びチタン(Ti)含量1.
7%を示した。
【0044】[重合]第1実施形態と同じ方法でエチレ
ン重合反応とエチレンと1−ヘキセンとの共重合反応を
行なった。エチレン重合反応によって、0.38の嵩密
度を有する球形の重合体190gを得た。得られた重合
体のMw/Mnは8.1であった。この共重合反応で得
られた共重合体のDSC分析結果は表2に要約した。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明の触媒システム及び重合方法は、
優れた(共)重合性を示し、狭い組成分布を有する重合
体や広い分布量分布を有する重合体を自由に製造でき、
球形を有する優れた粒子性状及び高い嵩密度を有するそ
して、その過程において、助触媒として高価なMAOを
必要とせず安価に共重合体を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の触媒システム及び従来の触媒システ
ムで製造されたエチレン/1−ヘキセン共重合体のエン
タルピー(ΔH)対融点(Tm)を示すグラフ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)及び(b)の触媒成分を含む
    ことを特徴とするオレフィン重合用触媒システム。 (a)チタン化合物がマグネシウムハライド[B]から
    なる無機担体に担持されている非均一系触媒成分。ここ
    で、前記チタン化合物は、チタンハライドとカルボジイ
    ミド化合物と有機金属アルミニウム化合物との連続反応
    による生成物であり、一般式 【化1】 〔式中、Rは脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又はシラ
    ン化合物を示す;R' は炭素数が2〜8であるアルキル
    基であり;n=1又は2;m≦1;p=1〜4;q=1
    〜3。〕で示されるチタン化合物である。 (b)メチルアルミノキサン(MAO)を含まず、一般
    式 【化2】 〔式中、Rは脂肪族炭化水素を示し、nは2又は3〕で
    示される有機アルミニウム助触媒成分。
  2. 【請求項2】 前記チタン化合物は、反応式 【化3】 〔式中、Rは脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又はシラ
    ン化合物を表し、R' は炭素数が2〜8であるアルキル
    基であり、n=1又は2;m≦1;p=1〜4;q=1
    〜3。〕で表されるチタンハライドとカルボジイミド化
    合物との反応と、この反応の生成物と有機金属アルミニ
    ウム化合物とのin-situ 反応とからなる連続工程によっ
    て製造されることを特徴とする請求項1に記載のオレフ
    ィン重合用触媒システム。
  3. 【請求項3】 非均一系触媒成分(a)は、炭化水素と
    アルキルハライドとからなる混合溶媒の存在の下で前記
    チタン化合物とマグネシウムハライドとを反応させる段
    階と、前記炭化水素溶媒の沸点と前記アルキルハライド
    溶媒の沸点との間の温度で加熱して前記アルキルハライ
    ド溶媒を蒸発させる段階とからなる工程によって製造さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の触媒システム。
  4. 【請求項4】 無機担体は、ブチルエーテル存在下の四
    塩化炭素又はテトラプロモクレゾールのようなアルキル
    ハライド化合物と、マグネシウムとブチルクロライドと
    の反応生成物又はマグネシウムとフェニルクロライドと
    の反応生成物のようなグリニャール試薬との反応により
    製造されるマグネシウムハライドである請求項1に記載
    の触媒システム。
  5. 【請求項5】 チタン化合物とマグネシウムハライドと
    のモル比(Ti/Mg)は0.05〜0.2である請求
    項3に記載の触媒システム。
  6. 【請求項6】 オレフィンと請求項1記載の触媒とを接
    触させる段階よりなるオレフィン重合方法。
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