JPH11139657A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11139657A
JPH11139657A JP9310411A JP31041197A JPH11139657A JP H11139657 A JPH11139657 A JP H11139657A JP 9310411 A JP9310411 A JP 9310411A JP 31041197 A JP31041197 A JP 31041197A JP H11139657 A JPH11139657 A JP H11139657A
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    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成でサイズが異なる記録
材を用いた場合にも既に記録材排出積載部に排出載置さ
れた記録済の記録材との擦れを防止し、記録面(画像)
の乱れを防止し、記録材の排出積載性を向上させること
が出来る記録装置を提供することを可能にすることを目
的としている。 【解決手段】 記録材排出載置ユニットUが記録装置本
体に対して着脱可能に構成され、記録材排出載置ユニッ
トUのベース部材12上に記録材保持部材ホルダ17により
支持されると共に記録材Sの幅方向に移動可能に構成さ
れた記録材保持部材14と、該ベース部材12上に固定され
た記録材保持部材15を有する。記録材保持部材14,15は
排出ローラ9の回転駆動に連動するカム軸23に固定され
たカム24,25が回動軸14e,15eに固定されたカム面14
d,15dに係合して該回動軸14e,15eを中心に回動し
て保持位置と退避位置とに変化するように構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に係り、特
に記録装置本体から排出された記録材を記録材排出載置
部に排出する前に該記録材を保持してからインクを乾か
した後、該記録材排出載置部に排出する記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に従来の記録装置では記録された
記録材を排出トレイに排出するように構成されている。
また、この構成はインクジェット記録装置においても広
く採用されている。
【0003】このようなインクジェット記録装置におい
て、通常の記録、例えば、文書や表等の記録密度の小さ
いものは問題はないが、カラー記録のように記録密度が
大きい場合には記録のなされた記録材を排出する時に、
該記録材の先端エッジ部或いはその裏面が、既に排出ト
レイに積載されている記録材に擦れて記録面の画像の乱
れ等が発生するという問題があった。
【0004】上記課題を解決するために従来例では、図
10に示すように、記録材Sが排出される排出トレイ51に
回動中心52a,53aを中心に回動可能に構成されると共
に所定の間隔をもって互いに対向して配置された一対の
サイドレール部材52,53を設けており、該サイドレール
部材52,53の外側には該サイドレール部材52,53が図10
の矢印a,b方向に夫々回動して記録材Sから退避可能
な凹部54a,55aが形成された壁面54,55が設けられて
いる。
【0005】記録材Sが図示しない排出ローラにより図
10の記録材Sの表面に対して垂直な方向(図10の手前
側)に排出されると、サイドレール部材52,53は図10に
示すように閉じた位置に保持されており、これにより記
録材Sを支持して排出トレイ51の排出スタッカ56の上部
で保持することが出来るようになっている。
【0006】この状態で排出スタッカ56上に既に排出さ
れている記録材Sの記録面に吐出されたインクを乾燥さ
せることが出来、記録面の画像の汚れを防止することが
出来る。
【0007】その後、サイドレール部材52,53を図10の
矢印a,b方向に回動させて記録材Sから退避させ、該
サイドレール部材52,53に保持されていた記録材Sを排
出スタッカ56上に落下させるようになっている。
【0008】また、他の従来例では、記録材となるシー
トが搬送経路終端位置に到達した後にシートを排出トレ
イ上に落下させる可動支持アームが備えてあり、シート
が搬送経路に沿って移動する場合に、該シート搬送動作
と同期させて可動支持アームをシートの中央部の下面側
に選択的に位置決め可能に配設されるように構成するこ
とで記録中のシートを排出トレイ上部に保持し、これに
よって既に排出トレイに積載されているシートのインク
を乾燥させ、記録面の汚れ等を防止することが出来るよ
うになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図10に示す従来例では、サイドレール部材52,53の配置
位置が固定であるため、該サイドレール部材52,53は排
出される記録材Sの最大サイズ(例えば、A3サイズ)
の位置に設定される。
【0010】上記構成において使用する記録材Sのサイ
ズが最大サイズよりも小さいサイズ(例えば、B5サイ
ズ)の場合には片側のサイドレール部材(52或いは53)
でしか記録材Sを保持出来ない場合があり、この場合に
は保持されていない側の記録材Sが既に排出スタッカ56
上に排出されている記録材Sと擦れて記録面(画像)の
乱れ等が発生する虞があった。
【0011】また、この対策としてサイドレール部材5
2,53の回動中心52a,53aを中心に回動する径方向の
長さを長く設定して記録材Sを保持する範囲を広くする
ことが考えられるが、サイドレール部材52,53を回動中
心52a,53aを中心に図10の矢印a,b方向に回動して
記録材Sを排出スタッカ56上に落下させる際にサイドレ
ール部材52,53の揺動半径が大きくなり、装置のサイド
レール部材52,53の上方向に大きなスペースが必要にな
り装置が大型化するという問題がある。
【0012】また、サイドレール部材52,53の揺動半径
が大きくなった場合には、サイドレール部材52,53によ
り保持された記録材Sを排出スタッカ56上に落下させる
際に記録材Sが上方向に大きく持ち上げられた後に該記
録材Sが排出スタッカ56上に落下するため、落下時の排
出スタッカ56上での載置状態が大きくばらついて該排出
スタッカ56上での積載性が悪くなったり、サイドレール
部材52,53の片側に記録材Sの端部が残り、後続して排
出されてきた記録材Sと接触してしまうという問題があ
った。
【0013】また、前述の他の従来例では、異なるシー
トサイズ或いは大サイズのシートを使用する際に生ずる
問題については対応可能であるが、可動支持アームをシ
ート搬送動作と同期させる必要があり、機構的に複雑と
なりコスト高になるという問題がある。
【0014】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、簡単な構成でサイズが異なる
記録材を用いた場合にも既に記録材排出積載部に排出載
置された記録済の記録材との擦れを防止し、記録面(画
像)の乱れを防止し、記録材の排出積載性を向上させる
ことが出来る記録装置を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、排出された記録材を載
置する記録材排出載置部と、前記排出された記録材が前
記記録材排出載置部に排出される前に該記録材を保持す
る保持位置と該記録材を保持状態から前記記録材排出載
置部へ載置するための退避位置とに変化可能な記録材保
持手段と、前記排出される記録材のサイズに応じて前記
記録材保持手段の位置を移動する移動手段とを有するこ
とを特徴とする記録装置である。
【0016】本発明は、上述の如く構成したので、異な
るサイズの記録材が排出される場合でも該排出される記
録材のサイズに応じて移動手段が記録材保持手段の位置
を移動することで記録材排出載置部に既に排出された記
録済の記録材との擦れを防止することが出来、記録面
(画像)の乱れを防止し、また、排出積載性を向上させ
ることが出来る。
【0017】また、前記記録材保持手段の保持位置と退
避位置との姿勢の変化を記録材を排出する記録材排出手
段の駆動により行うように構成した場合には、既存の駆
動手段を用いて記録材保持手段を駆動することが出来、
構成が簡単である。
【0018】また、前記記録材排出手段は記録材を排出
する排出回転体を有し、該排出回転体が記録材を排出す
る方向の回転駆動では前記記録材保持手段が保持位置に
設定され、前記排出回転体が記録材を排出する方向と反
対方向の回転駆動では前記記録材保持手段が退避位置に
設定される場合には、記録材の排出動作時には常時、記
録材保持手段が保持位置にあり、記録材の排出終了後に
排出回転体の逆回転動作により記録材保持手段を退避位
置に変化させるため、簡単な構成で記録材の排出動作と
保持動作を円滑に行うことが出来る。
【0019】また、前記排出回転体の回転軸上に、該排
出回転体の記録材を排出する方向の回転時には前記記録
材保持手段に駆動力を伝達せず、該排出回転体の記録材
を排出する方向と反対方向の回転時には前記記録材保持
手段に駆動力を伝達するワンウェイクラッチを設けた場
合には、簡単な構成により排出回転体の記録材の排出方
向の回転時に記録材保持手段を保持位置に維持すると共
に、該排出回転体の記録材を排出する方向と反対方向の
回転時に記録材保持手段を退避位置に維持することが容
易に出来る。
【0020】また、前記記録材保持手段が保持位置から
退避位置に変化した状態で記録材の排出が完了し、該記
録材保持手段が退避位置に保持される場合には、記録材
保持手段への落下物等による外力に対する剛性が大きく
なって好ましい。
【0021】また、前記記録材保持手段は前記排出され
た記録材が前記記録材排出載置部に排出される前に該記
録材を保持する保持位置と該記録材を保持状態から前記
記録材排出載置部へ載置するための退避位置とに変化可
能な記録材保持部材を有し、前記移動手段は前記記録材
保持部材を支持し、且つ、前記排出される記録材のサイ
ズに応じて該記録材保持部材の位置を移動する記録材保
持部材ホルダを有し、前記記録材保持部材ホルダは移動
のために操作する把手部を有し、該把手部は前記排出さ
れた記録材のガイドを兼ねる場合には、ユーザが排出さ
れる記録材と記録材保持部材との位置を合わせなかった
場合でも排出された記録材がジャムすることなく排出さ
れるので好ましい。
【0022】また、前記記録材保持手段の駆動系に、前
記排出された記録材が前記記録材排出載置部に排出され
る前に該記録材を保持する保持位置から該記録材を保持
状態から前記記録材排出載置部へ載置するための退避位
置に変化させる方向の駆動力の伝達を制限するトルクリ
ミッタを設けた場合には、記録材保持手段を確実に退避
位置に位置決めすると共に該記録材保持手段が退避位置
に遷移した後は駆動系から伝達される駆動力を制限して
駆動系及び記録材保持手段等の保全を確保することが出
来る。
【0023】また、前記記録材保持手段の駆動系に、前
記排出された記録材が前記記録材排出載置部に排出され
る前に記録材を保持する保持位置から該記録材を保持状
態から前記記録材排出載置部へ載置するための退避位置
に変化させるためのカムを有し、前記記録材保持部材ホ
ルダの移動範囲で前記カムと前記記録材保持部材とが係
合するように構成すれば好ましい。
【0024】また、前記記録材保持手段を記録材を排出
する記録材排出手段から遠ざかる方向に従って記録材を
保持する高さが高くなるように構成するか、或いは前記
記録材保持手段を記録材を排出する記録材排出手段から
遠ざかる方向に従って記録材の保持位置が該記録材の内
側に入り込むように構成した場合には、大きなサイズの
記録材で記録密度が高い場合でも記録材保持手段を記録
材排出方向に必要以上に大きくすることなく安定して記
録材の保持を可能にすることが出来る。
【0025】また、記録装置本体から排出された記録材
を載置する記録材排出載置部と、前記記録装置本体から
排出された記録材が前記記録材排出載置部に排出される
前に記録材を保持する保持位置と該記録材を保持状態か
ら前記記録材排出載置部へ載置するための退避位置とに
変化可能な記録材保持手段とを一体的にユニット化した
記録材排出載置ユニットを有し、該記録材排出載置ユニ
ットは前記記録装置本体に対して着脱可能に構成され、
且つ、前記記録材排出載置ユニットを前記記録装置本体
から脱離した状態でも該記録装置本体から記録材の排出
が出来るように構成した場合には、輸送時に記録材排出
載置ユニットを記録装置本体から取り外して梱包するこ
とが出来、梱包時のスペース効率が向上すると共に、定
着性の良い記録材を用いる場合で記録材排出載置ユニッ
トを必要としない場合には記録材排出載置ユニットを記
録装置本体から脱離した状態でも該記録装置本体から記
録材の排出が出来るので好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る記録装置の
一例としてインクジェット記録装置に適用した場合の一
実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る記録
装置の構成を示す断面説明図、図2は記録材排出載置ユ
ニットの構成を示す平面図、図3は図2をN方向から見
た記録材排出載置ユニットの構成を示す側断面図、図4
は図2のA−A断面図、図5は図2をB方向から見た
図、図6は記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図
であって記録材保持手段が保持位置にある様子を示す
図、図7は記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図
であって記録材保持手段が退避位置にある様子を示す
図、図8は記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図
であって記録材保持手段が移動して小サイズの記録材を
保持する様子を示す図、図9は記録材排出載置ユニット
を記録装置本体に対して脱離或いは装着する様子を示す
図である。
【0027】図1において、1は図示しないモータによ
って回転駆動する給送ローラであり、給送トレイ2上に
載置された紙や合成樹脂等で構成される記録材Sを最上
位から送り出し、図示しない分離手段によって一枚ずつ
分離給送するものである。
【0028】3は図示しないモータによって回転駆動す
る搬送ローラであり、4は該搬送ローラ3に対向して圧
接され、搬送ローラ3に従動回転する従動ローラであ
る。そして給送ローラ1により給送された記録材Sを搬
送ローラ3と従動ローラ4により挟持して、記録手段と
なるインクジェット記録ヘッド8が対向する記録位置へ
搬送する。
【0029】この装置における記録手段としては、記録
ヘッド8からインクを吐出して記録するインクジェット
記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細な
液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に
設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に
作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発
生手段を備えている。
【0030】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0031】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。
【0032】その中でも電気熱変換体をエネルギー発生
手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易で
あり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼
性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を
十二分に活用出来、高密度実装化が容易で、製造コスト
も安価なことから有利である。
【0033】また前述した実施形態では記録手段として
インクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて
電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インク
を吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に
好ましい。
【0034】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。
【0035】記録材Sの搬送方向に直交する方向(以
下、「幅方向」という)にガイド軸5及びガイドレール
6が配設されており、該ガイド軸5及びガイドレール6
に沿って往復移動可能なキャリッジ7上に記録ヘッド8
が搭載されている。
【0036】また、記録材Sの搬送経路を介して記録ヘ
ッド8に対向する位置にはプラテン16が配置されてお
り、搬送ローラ3と従動ローラ4により挟持して記録ヘ
ッド8が対向する記録位置へ搬送された記録材Sの裏面
を該プラテン16により支持するようになっている。
【0037】そして、キャリッジ7の往復移動と同期し
て記録ヘッド8を駆動して搬送ローラ3及び従動ローラ
4により挟持して搬送される記録材Sの表面上にインク
液滴を吐出してインク画像を形成するようになってい
る。記録ヘッド8は、その上部にインクタンク11が一体
的に設けられており、キャリッジ7に対して着脱可能に
構成されている。
【0038】9は図示しないモータによって回転駆動す
る記録材排出手段であって排出回転体となる排出ローラ
であり、10は該排出ローラ9に対向して圧接され、排出
ローラ9に従動回転する拍車である。そして搬送ローラ
3及び従動ローラ4により搬送され、記録ヘッド8によ
りインク画像が形成された記録材Sを排出ローラ9と拍
車10により挟持して機外へ排出する。
【0039】排出ローラ9及び拍車10により挟持されて
記録装置本体から排出された記録材Sは、図2に示す記
録材排出載置ユニットUに設けられた記録材排出載置部
12dに排出される前に記録材保持手段となる記録材保持
部材14,15へ搬送され、該記録材保持部材14,15に保持
されながら排出が行われる。
【0040】次に本発明の特徴である記録材排出載置部
12dと記録材保持部材14,15とを一体的にユニット化
し、且つ、記録装置本体に対して着脱可能に構成された
記録材排出載置ユニットUの構成について説明する。
【0041】12は記録材排出載置ユニットUの枠体を構
成するベース部材であり、記録材保持部材14,15の一方
の記録材保持部材14は移動手段となる記録材保持部材ホ
ルダ17により記録装置本体から排出される記録材Sのサ
イズに応じて記録材Sの幅方向にベース部材12に対して
移動可能に構成され、他方の記録材保持部材15は記録材
Sの基準側の保持を行うためにベース部材12に対して固
定されている。
【0042】18,19は記録材保持部材14,15をカバーす
るカバー部材であり、13は記録材排出載置ユニットUを
記録装置本体に対して位置決めして保持するための記録
装置本体のベース部材である。
【0043】次に記録材保持部材14の構成及びその移動
動作について説明する。記録材保持部材ホルダ17はベー
ス部材12に対して図示しない位置決め保持部により位置
決め保持され、該記録材保持部材ホルダ17に設けられた
移動のために操作する把手部17aをユーザが把持して記
録材Sのサイズに対応して図2の矢印c,d方向に移動
出来るようになっている。
【0044】そして、図6に示すように、大サイズの記
録材S1を排出する際には記録材保持部材14を図2の矢印
d方向に移動し、図8に示すように、小サイズの記録材
S2を排出する際には記録材保持部材14を図2の矢印c方
向に移動することで大小サイズの記録材S1,S2を保持す
ることが出来るようになっている。
【0045】把手部17aにはユーザが握り易いように凹
部17bが設けられており、更に把手部17aの上面は記録
装置本体から排出された記録材Sのガイドを兼ねるよう
になっている。把手部17aは図5に示すように記録材S2
の排出方向(図5の左側方向)に沿って上方に傾斜した
斜面17cが形成されている。
【0046】ここで、通常の排出動作では図5の記録材
S3に示すように、記録材保持部材14,15に保持されて排
出が行われるが、ユーザが記録材Sのサイズに対応する
位置に記録材保持部材14を移動させなかった場合、特に
図6に示す大サイズの記録材S1を排出する際に記録材保
持部材14を図8に示す小サイズの位置に設定してしまっ
た場合には、記録材Sと把手部17aとが接触することに
なり、図5の記録材S4に示すように、該記録材S4は把手
部17aの斜面17cに沿ってガイドされ排出される。
【0047】上記構成により、把手部17aがガイドの機
能を有することで、ユーザが記録材保持部材14の設定位
置を誤って設定した場合でも記録材S4がジャムすること
なく排出される。
【0048】また、把手部17a側のカバー部材18には該
把手部17aに対応する位置に切欠部18aが形成されてお
り、記録材保持部材14を大サイズに設定する場合でもカ
バー部材18に干渉することなくユーザが把手部17aを把
持して操作することが出来るようになっている。
【0049】次に記録材保持部材14,15の記録材Sの保
持部の形状について説明する。図2に示すように、記録
材保持部材14,15の記録材保持部14c,15cは記録材S
を排出する排出ローラ9から遠ざかる方向、即ち、記録
材保持部14c,15cの排出上流側14a,15aから排出下
流側14b,15bに沿って記録材Sの保持位置が該記録材
Sの内側に入り込むように内側に向かって狭くなる形状
になっている。
【0050】これは、記録材Sが排出ローラ9、拍車10
に保持される位置から離れるに従って、記録材Sの自重
及び記録によるインク重量により記録材Sが保持位置か
ら下側に湾曲するため、記録材Sの排出下流側での保持
高さを維持するために記録材Sの内側に向かって狭くな
るように構成されている。
【0051】また、図4及び図5に示すように、記録材
保持部14c,15cは記録材Sを排出する排出ローラ9か
ら遠ざかる方向、即ち、記録材保持部14c,15cの排出
上流側14a,15aから排出下流側14b,15bに沿って記
録材Sを保持する高さが高くなるように構成されてい
る。
【0052】これも前述の記録材Sの内側に狭くなる形
状と同様に記録材Sが排出ローラ9、拍車10に保持され
る位置から離れるに従って、記録材Sの自重及び記録に
よるインク重量により記録材Sが保持位置から下側に湾
曲するため、記録材Sの排出下流側での保持高さを維持
するために保持高さが高くなるように構成されている。
【0053】次に記録材保持部材14,15の開閉動作及び
その駆動構成について説明する。記録材保持部材14,15
はベース部材12に設けられた回動軸14e,15eを中心に
図6及び図7に示す矢印a,b方向に回動可能になって
おり、図6に示すように、記録装置本体から排出された
記録材Sが記録材排出載置部12dに排出される前に該記
録材Sを保持する保持位置と、図7に示すように、記録
材Sを保持状態から記録材排出載置部12dへ記録材Sの
自重により落下させて載置するための退避位置とに適宜
変化させることが出来るようになっている。
【0054】図3に示すように、排出ローラ9の回転軸
9a上には、駆動ギア20が設けられており、該駆動ギア
20はベース部材12に設けられた軸12aに回転可能に取り
付けられたアイドラギア21と噛合している。駆動ギア20
には図示しないワンウェイクラッチが設けられており、
排出ローラ9が正転となる記録材Sを排出する方向(図
4の矢印e方向)の回転駆動では前記ワンウェイクラッ
チの作用により駆動ギア20からアイドラギア21に回転駆
動力が伝達されず、排出ローラ9が逆転となる記録材S
を排出する方向と反対方向(図4の矢印f方向)の回転
駆動では前記ワンウェイクラッチの作用により駆動ギア
20からアイドラギア21に回転駆動力が伝達されるように
なっている。
【0055】また、アイドラギア21には、トルクリミッ
タを内蔵したトルクリミッタギア22が噛合しており、該
トルクリミッタギア22はカム軸23に回転可能に取り付け
られている。そして、排出ローラ9の図4の矢印f方向
に回転する逆転時には、トルクリミッタの所定の空転ト
ルク(滑りトルク)によりカム軸23を図4の矢印g方向
に回転させるトルクリミットクラッチ機構がトルクリミ
ッタギア22に設けられている。
【0056】前記カム軸23はベース部材12の図示しない
軸受部により該ベース部材12に対して回転可能に保持さ
れており、該カム軸23には記録材保持部材14,15を図6
に示す保持位置から図7に示す退避位置に移動させるた
めのカム24,25が設けられている(図3及び図5参
照)。
【0057】一方、記録材保持部材14,15には回動軸14
e,15eが設けられており、ベース部材12及び記録材保
持部材ホルダ17に設けられた図示しない軸受部により回
動可能に保持されている。そして、回動軸14e,15eの
カム軸23側にはカム24,25に対応するカム面14d,15d
が設けられており、カム軸23の回転により該カム軸23に
固定されたカム24,25がカム面14d,15dに夫々当接係
合して回動軸14e,15eを回転させ、記録材保持部材1
4,15を図6に示す保持位置から図7に示す退避位置に
移動させることが出来るようになっている。
【0058】ベース部材12及び記録材保持部材ホルダ17
には記録材保持部材14,15が回動軸14e,15eを中心に
図7の矢印a,b方向に回動して退避位置に移動するた
めの凹部12b,17dが形成されている。また、ベース部
材12には記録材保持部材ホルダ17が記録材Sのサイズに
対応して移動する際の凹部17dの逃げとして凹部12cが
形成されている。
【0059】次に記録材保持部材14,15による記録材S
の排出保持動作について説明する。図6に示すように、
記録材S1の排出時には記録材保持部材14,15は保持位置
に設定され、記録材S1を保持する。この時、記録材保持
部材14,15には図示しない弾性部材の付勢力により図6
の矢印h,i方向に力が加えられている。また、排出ロ
ーラ9から伝達された回転駆動力は駆動ギア20に設けら
れたワンウェイクラッチ機構により駆動力が伝達されな
い状態に保持されている。
【0060】次に記録材S1が排出ローラ9を抜けて排出
が完了すると、排出ローラ9を逆転させてアイドラギア
21及びトルクリミッタギア22に回転駆動力が伝達され
る。そして、トルクリミッタギア22の空転トルクにより
カム軸23も図4及び図5の矢印g方向に回転する。
【0061】これにより、カム軸23に固定されたカム2
4,25と記録材保持部材14,15の回動軸14e,15eに固
定されたカム面14d,15dとが当接係合して該カム面14
d,15d及び回動軸14e,15eが一体的に図3の矢印
a,b方向に回転し、記録材保持部材14,15が図7に示
す退避位置に移動する。
【0062】記録材保持部材14,15が退避位置に完全に
移動した後も排出ローラ9からの駆動力は伝達される
が、所定以上のトルクが発生すると、トルクリミッタギ
ア22に設けられたトルクリミットクラッチ機構により滑
りが発生し、過負荷により駆動系及び記録材保持部材1
4,15等が破損することがないように構成されている。
【0063】駆動ギア20に設けられたワンウェイクラッ
チ及びトルクリミッタギア22に設けられたトルクリミッ
トクラッチ機構は、ワンウェイクラッチ機構を有するも
のであれば良く、最も簡単な構成としては、例えば、軸
に所定の締め代を有するねじりコイルばねを設け、ギア
側に係合部を設けた構成等が考えられる。
【0064】図7に示すように、記録材保持部材14,15
が退避位置に移動すると、記録材S1は自重により図7の
矢印j方向に落下し、ベース部材12に設けられた記録材
排出載置部12d上に載置される。
【0065】図3に示すように、カム24は記録材保持部
材14が図3の矢印c,d方向に移動する長さに対応する
長さを有して構成されており、これによって、カム24は
常時カム面14dと係合する状態にあり、サイズの異なる
記録材Sが排出されても上述した動作が可能になってい
る。
【0066】記録材保持部材14,15が図7に示す退避位
置に移動した状態で記録材Sへの記録動作及び排出動作
が終了する。この時、記録材保持部材15はカバー部材19
の内部に収容された状態で保持されるため、落下物等の
外力に対して記録材保持部材15はカバー部材19により保
護される。また、図7に示す退避位置で保持された方が
記録材保持部材15の落下物等の外力に対する剛性が大き
くなって好ましい。
【0067】次に記録装置本体に対する記録材排出載置
ユニットUの装着及び取り外し操作について説明する。
図9に示すように、記録装置本体のベース部材13の2箇
所に設けられた位置決め溝13aに対して、記録材排出載
置ユニットUのベース部材12の裏面の2箇所に前記位置
決め溝13aに対応して設けられた位置決めピン12eを嵌
入して位置決めすることにより記録装置本体に対する記
録材排出載置ユニットUの記録材Sの排出方向の位置決
めが行われる。
【0068】また、図9に示すように、記録材排出載置
ユニットUのベース部材12の排出ローラ9側の2箇所に
設けられた位置決め用の係合部12fに対して、記録装置
本体のベース部材13の2箇所に前記係合部12fに対応し
て設けられた位置決め用の突起13bを係合させることに
より記録装置本体に対する記録材排出載置ユニットUの
高さ方向及び幅方向の位置決めが行われる。
【0069】記録材排出載置ユニットUを記録装置本体
から取り外す場合には、記録材排出載置ユニットUを図
9の矢印k方向に持ち上げて記録材排出載置ユニットU
のベース部材12に設けられた位置決めピン12eをベース
部材13の位置決め溝13aから外した後、図9の矢印l方
向に引き出してベース部材13の突起13bと記録材排出載
置ユニットUのベース部材12の係合部12fとの係合を外
すことにより記録材排出載置ユニットUを記録装置本体
から取り外すことが出来る。
【0070】また、記録材排出載置ユニットUを記録装
置本体に装着する場合には、記録材排出載置ユニットU
を図9に示すように傾斜させて記録装置本体のベース部
材13上に押し込んで記録材排出載置ユニットUのベース
部材12の係合部12fにベース部材13の突起13bを係合さ
せた後、該記録材排出載置ユニットUを図9の矢印m方
向に下げることによりベース部材13の位置決め溝13aに
記録材排出載置ユニットUのベース部材12の位置決めピ
ン12eを嵌入させて位置決めして装着出来る。
【0071】上記構成により、排出ローラ9及び拍車10
による記録材Sの排出に必要な部分を残して記録材排出
載置ユニットUを記録装置本体から取り外すことが出来
るため、インクの定着性の良い記録材Sを使用する場合
で記録材排出載置ユニットUを必要としない場合には、
記録材排出載置ユニットUを記録装置本体から脱離した
状態でも該記録装置本体から記録材Sの排出が出来る。
【0072】また、記録装置の輸送時に記録材排出載置
ユニットUを記録装置本体から取り外して梱包すること
が出来るので梱包時のスペース効率が良い。また、記録
装置の持ち運びの際にも記録材排出載置ユニットUを記
録装置本体と分離して持ち運ぶことが出来るので持ち運
びに便利である。
【0073】尚、前記実施形態では、記録材Sの幅方向
の大きさに対応して記録材保持部材14を移動させる構成
について説明したが、他の構成として、記録材Sの搬送
方向(以下、「長さ方向」という)の大きさに対応して
記録材保持部材14を記録材Sの排出方向に移動させるよ
うに構成しても良い。この場合、記録材Sの長さ方向の
異なるサイズに対応した保持性能を向上させることが出
来る。
【0074】また、記録材Sの幅方向及び長さ方向の両
方向に対応して記録材保持部材14の位置を記録材Sの幅
方向と排出方向の両方向に移動する構成とすれば更に記
録材Sの異なるサイズに対応した保持性能を向上させる
ことが出来る。
【0075】また、前記実施形態では、記録材Sの基準
側が記録材保持部材15側であったため、該記録材保持部
材15を固定して記録材保持部材14を移動させるように構
成したが、記録材Sの基準側が記録材保持部材14側であ
る場合には、記録材保持部材14を固定して記録材保持部
材15を移動させるように構成しても良い。
【0076】また、前記実施形態では、記録材Sの基準
側が記録材保持部材15側である構成について説明した
が、記録材Sが中央基準で記録及び排出される場合に
は、記録材保持部材14,15の両方を中央基準で移動可能
に構成することも出来る。
【0077】また、前記実施形態では、記録材保持部材
14を有する記録材保持部材ホルダ17が記録材排出載置ユ
ニットUのベース部材12に対してスライドして位置決め
される構成について説明したが、記録材排出載置ユニッ
トUのベース部材12の記録材Sのサイズに対応した位置
に複数の位置決め部を設け、該複数の位置決め部に記録
材Sのサイズに応じて選択的に記録材保持部材14を有す
る記録材保持部材ホルダ17に設けた位置決め部を係合さ
せて固定するように構成しても良い。
【0078】また、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末装置として用いられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0079】また、前述した記録手段としてインクジェ
ット記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方
式をインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他
の記録方式の記録装置であっても適用し得る。またシリ
アル記録方式に限定する必要もなく、所謂ライン記録方
式を用いても良い。
【0080】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、サイズの異なる記録材が排出される場合にお
いても既に排出された記録済の記録材との擦れを防止す
ることが出来、記録面(画像)の乱れを防止し、また、
排出積載性を向上させることが出来る。
【0081】また、排出回転体(排出ローラ)の記録材
の排出方向の回転駆動では記録材保持手段が保持位置に
あり、排出回転体(排出ローラ)の記録材の排出方向と
反対方向の回転駆動では記録材保持手段が退避位置に変
化する場合には、記録材の排出動作にには常時記録材保
持手段が保持位置にあり、記録材の排出終了後に排出回
転体(排出ローラ)の逆回転動作により記録材保持手段
を退避位置に変化させるため簡単な駆動系の構成で記録
材の排出動作と保持動作がスムーズに行うことが出来
る。
【0082】また、排出回転体(排出ローラ)の回転軸
上に該排出回転体(排出ローラ)の記録材の排出方向の
回転時には記録材保持手段に駆動を伝達しないワンウェ
イクラッチを設けた場合には、排出回転体(排出ロー
ラ)の記録材の排出方向の回転時に記録材保持手段を保
持位置に維持することが容易に出来る。
【0083】また、記録材保持手段が退避位置に変化し
た状態で記録材の排出が完了し、該記録材保持手段がそ
のまま退避位置に保持される場合には、記録材保持手段
への落下物等による外力に対する剛性が大きいので好ま
しい。
【0084】また、記録材保持部材ホルダの把手部が排
出される記録材のガイドを兼ねる場合には、ユーザが排
出される記録材のサイズと記録材保持部材との位置合わ
せを行わなかった場合でも排出された記録材がジャムす
ることなく排出できる。
【0085】また、記録材保持手段の駆動系において記
録材保持手段を退避位置に変化させる方向の駆動力の伝
達を制限するトルクリミッタを設けた場合には、記録材
保持手段を確実に退避位置に位置決めすることが出来る
と共に過負荷による駆動系及び記録材保持手段等の破損
を防止して保全を確保することが出来る。
【0086】また、記録材排出載置ユニットが記録装置
本体に対して着脱可能で、且つ、記録材排出載置ユニッ
トを記録装置本体から脱離した状態でも記録材の排出が
行える場合には、定着性の良い記録材を用いる場合で記
録材排出載置ユニットを必ずしも必要としない場合には
該記録材排出載置ユニットを取り外しても通常の排出が
出来、輸送時に記録材排出載置ユニットを記録装置本体
から取り外して梱包することが出来るので梱包時のスペ
ース効率が向上する。
【0087】また、記録材保持手段が記録材排出手段か
ら遠ざかる方向に従って記録材を保持する高さが高くな
り、或いは、記録材の保持位置が記録材の内側に入り込
むように構成した場合には、記録材が大きなサイズで記
録密度が高い場合においても記録材保持手段を記録材の
排出方向に必要以上に大きくすることなく安定して記録
材の保持を可能にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の構成を示す断面説明図
である。
【図2】記録材排出載置ユニットの構成を示す平面図で
ある。
【図3】図2をN方向から見た記録材排出載置ユニット
の構成を示す側断面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図2をB方向から見た図である。
【図6】記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図で
あって記録材保持手段が保持位置にある様子を示す図で
ある。
【図7】記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図で
あって記録材保持手段が退避位置にある様子を示す図で
ある。
【図8】記録材排出載置ユニットの構成を示す正面図で
あって記録材保持手段が移動して小サイズの記録材を保
持する様子を示す図である。
【図9】記録材排出載置ユニットを記録装置本体に対し
て脱離或いは装着する様子を示す図である。
【図10】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…給送ローラ、2…給送トレイ、3…搬送ローラ、4
…従動ローラ、5…ガイド軸、6…ガイドレール、7…
キャリッジ、8…記録ヘッド、9…排出ローラ、9a…
回転軸、10…拍車、11…インクタンク、12…ベース部
材、12a…軸、12b…凹部、12c…凹部、12d…記録材
排出載置部、12e…位置決めピン、12f…係合部、13…
ベース部材、13a…位置決め溝、13b…突起、14,15…
記録材保持部材、14a,15a…排出上流側、14b,15b
…排出下流側、14c,15c…記録材保持部、14d,15d
…カム面、14e,15e…回動軸、16…プラテン、17…記
録材保持部材ホルダ、17a…把手部、17b…凹部、17c
…斜面、17d…凹部、18,19…カバー部材、18a…切欠
部、20…駆動ギア、21…アイドラギア、22…トルクリミ
ッタギア、23…カム軸、24,25…カム、S,S1〜S4…記
録材、U…記録材排出載置ユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出された記録材を載置する記録材排出
    載置部と、 前記排出された記録材が前記記録材排出載置部に排出さ
    れる前に該記録材を保持する保持位置と該記録材を保持
    状態から前記記録材排出載置部へ載置するための退避位
    置とに変化可能な記録材保持手段と、 前記排出される記録材のサイズに応じて前記記録材保持
    手段の位置を移動する移動手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録材保持手段の保持位置と退避位
    置との姿勢の変化を記録材を排出する記録材排出手段の
    駆動により行うように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録材排出手段は記録材を排出する
    排出回転体を有し、該排出回転体が記録材を排出する方
    向の回転駆動では前記記録材保持手段が保持位置に設定
    され、前記排出回転体が記録材を排出する方向と反対方
    向の回転駆動では前記記録材保持手段が退避位置に設定
    されることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記排出回転体の回転軸上に、該排出回
    転体の記録材を排出する方向の回転時には前記記録材保
    持手段に駆動力を伝達せず、該排出回転体の記録材を排
    出する方向と反対方向の回転時には前記記録材保持手段
    に駆動力を伝達するワンウェイクラッチを設けたことを
    特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録材保持手段が保持位置から退避
    位置に変化した状態で記録材の排出が完了し、該記録材
    保持手段は退避位置に保持されることを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録材保持手段は前記排出された記
    録材が前記記録材排出載置部に排出される前に該記録材
    を保持する保持位置と該記録材を保持状態から前記記録
    材排出載置部へ載置するための退避位置とに変化可能な
    記録材保持部材を有し、 前記移動手段は前記記録材保持部材を支持し、且つ、前
    記排出される記録材のサイズに応じて該記録材保持部材
    の位置を移動する記録材保持部材ホルダを有し、 前記記録材保持部材ホルダは移動のために操作する把手
    部を有し、該把手部は前記排出された記録材のガイドを
    兼ねることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録材保持手段の駆動系に、前記排
    出された記録材が前記記録材排出載置部に排出される前
    に前記記録材保持手段を記録材を保持する保持位置から
    記録材を保持状態から前記記録材排出載置部へ載置する
    ための退避位置に変化させる方向の駆動力の伝達を制限
    するトルクリミッタを設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録材保持手段の駆動系に、前記排
    出された記録材が前記記録材排出載置部に排出される前
    に前記記録材保持手段を記録材を保持する保持位置から
    記録材を保持状態から前記記録材排出載置部へ載置する
    ための退避位置に変化させるためのカムを有し、前記記
    録材保持部材ホルダの移動範囲で前記カムと前記記録材
    保持部材とが係合することを特徴とする請求項6に記載
    の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録材保持手段は記録材を排出する
    記録材排出手段から遠ざかる方向に従って記録材を保持
    する高さが高くなるように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録材保持手段は記録材を排出す
    る記録材排出手段から遠ざかる方向に従って記録材の保
    持位置が該記録材の内側に入り込むように構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 記録装置本体から排出された記録材を
    載置する記録材排出載置部と、前記記録装置本体から排
    出された記録材が前記記録材排出載置部に排出される前
    に記録材を保持する保持位置と該記録材を保持状態から
    前記記録材排出載置部へ載置するための退避位置とに変
    化可能な記録材保持手段とを一体的にユニット化した記
    録材排出載置ユニットを有し、該記録材排出載置ユニッ
    トは前記記録装置本体に対して着脱可能に構成され、且
    つ、前記記録材排出載置ユニットを前記記録装置本体か
    ら脱離した状態でも該記録装置本体から記録材の排出が
    出来るように構成したことを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録装置の記録手段は、信号に応
    じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方
    式で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項11に
    記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録装置の記録手段は、電気熱変
    換体によって印加される熱エネルギーにより、インクに
    生ずる膜沸騰を利用して吐出口からインクを吐出させる
    ことを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
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