JP2008105807A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において、給紙時に高負荷がかかっても給紙トレイが開状態から回動しないようにし、確実に記録紙を給紙可能にする。
【解決手段】画像形成装置1の給紙トレイ2は、記録紙Pの基準位置となる位置決め部2aと、記録紙Pを位置決め部2aとの間で位置決めするための位置決め片を有するガイド部材23と、ガイド部材23を位置決め部2aに向け付勢するばね24とを有しており、筐体6の開口部6aを開閉するように回動自在に設けられている。ガイド部材23には、開口部6aの内側面に向け突接された差込突起23bが形成されており、開口部6aの内側面のうち差込突起23bと対向する部位には嵌入孔6bが形成されている。給紙トレイ2に記録紙Pが装填された状態では、ガイド部材23が嵌入孔6b側にスライドして差込突起23bの先端部が嵌入孔6bに嵌入しており、給紙トレイ2が回動不能にロックされる。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成装置1の給紙トレイ2は、記録紙Pの基準位置となる位置決め部2aと、記録紙Pを位置決め部2aとの間で位置決めするための位置決め片を有するガイド部材23と、ガイド部材23を位置決め部2aに向け付勢するばね24とを有しており、筐体6の開口部6aを開閉するように回動自在に設けられている。ガイド部材23には、開口部6aの内側面に向け突接された差込突起23bが形成されており、開口部6aの内側面のうち差込突起23bと対向する部位には嵌入孔6bが形成されている。給紙トレイ2に記録紙Pが装填された状態では、ガイド部材23が嵌入孔6b側にスライドして差込突起23bの先端部が嵌入孔6bに嵌入しており、給紙トレイ2が回動不能にロックされる。
【選択図】図5
Description
本発明は、給紙トレイに装填された記録紙に画像を形成する機能を有する画像形成装置に関し、特に筐体に開閉可能に設けられた給紙トレイを開いた状態で記録紙が装填されるものに関する。
従来より、画像形成装置のうち特に小型のものにおいては、使用しないときの収納スペースを小さくしたり、持ち運びしやすくするために、記録紙が装填される給紙トレイを筐体に回動自在に軸支させて開閉可能に設け、記録紙に画像を形成する時にだけ給紙トレイを開状態にするものが知られている。このような画像形成装置としては、例えば、装置をより小型化するため等の目的で、装填された記録紙を給紙する給紙ローラが給紙トレイに軸支されており、この給紙ローラが筐体内部に配置されたフィードモータによる駆動力が伝達されて駆動されるように構成されているものがある。給紙ローラは、例えば、フィードモータから、複数の歯車や伝達ベルト等の伝達経路を介して駆動力が伝達されるように構成されており、これにより、給紙ローラが給紙トレイに軸支されていても、給紙トレイが開閉可能になるように構成されている。
ところで、例えば、厚めの記録紙を給紙するときや、いわゆるコシが強い記録紙を湾曲した給紙経路を沿わせて給紙するとき等には、給紙するための負荷が大きくなるため、給紙ローラを駆動させるためのトルクを大きくする必要がある。このとき、上記のような構成の画像形成装置において、給紙ローラを駆動させるために作用する力に対する反作用の力が、フィードモータから給紙ローラまでの駆動力の伝達経路中に作用すると、給紙トレイの回動軸周りに、給紙トレイを回動させるモーメントが発生する。給紙動作中に、負荷が大きく、給紙トレイが閉じる方向に回動し、給紙トレイの姿勢が変化すると、記録紙の給紙トレイから筐体内部へ向けての給紙経路が変わって記録紙が給紙できなくなったり、装填されている記録紙が給紙トレイと筐体との間で挟まれて記録紙が傷んでしまったりすることがある。
ここで、特許文献1には、給紙トレイを開く動作に連動して、用紙供給搬送路に対するガイド板の角度が小さく変化するように構成され、厚紙や板紙等のコシの強い用紙でも無理なく給紙できるようにした画像形成装置が示されている。また、特許文献2には、画像形成装置において、凹部により所定の開放位置に位置決めされた開閉式の用紙トレイの上部に荷重が付加された場合に、用紙トレイの凹部を支点とする回動を規制するアーム部を設けた構造が示されている。用紙トレイに所定の荷重以上の負荷が加わったときには、アーム部が用紙トレイの回動を許容し、用紙トレイが脱落するように構成されている。しかしながら、これらの特許文献1及び特許文献2には、上記のような、給紙時の負荷に対して給紙トレイが閉じてしまうという問題に対する解決策は示されていない。
特開2005‐187135号公報
特開平7‐309454号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、給紙時に高負荷がかかっても給紙トレイが開状態から回動せず、確実に記録紙を給紙可能である画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、背面側に開口部を有する筐体と、前記筐体内部に配置されたフィードモータと、前記筐体の背面側に前記開口部を開閉可能に、回動軸が略水平となるように回動自在に設けられ、前記開口部を露出させる開状態のときに記録紙を装填可能である給紙トレイと、前記給紙トレイに軸支されており、装填された記録紙に当接し前記フィードモータによる駆動力が伝達されて回動し、その記録紙を前記筐体内部に給紙する給紙ローラと、前記フィードモータにより駆動される搬送ローラを有し、前記給紙トレイから給紙された記録紙を前記筐体内部で搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送されている記録紙の上に画像を形成する画像形成手段と、前記搬送機構により搬送され前記筐体外部に排出された記録紙を受け止め保持する排紙トレイとを備え、前記給紙トレイは、記録紙の給紙方向に沿って立設され、装填された記録紙の給紙方向側端部の一方を位置決めし、給紙される記録紙の基準位置となる位置決め部と、前記給紙ローラの回動軸方向にスライド自在に配置され、装填された記録紙の給紙方向側端部の他方を位置決めするガイド部材と、記録紙が前記ガイド部材を前記位置決め部に向け付勢するばねとを有している画像形成装置であって、前記ガイド部材は、前記給紙トレイが開状態のときに前記開口部の前記基準位置側とは反対側の内側面に向くように突設された差込突起を有しており、前記開口部のうち、前記基準位置側とは反対側の内側面には、前記給紙トレイが開状態のときに前記差込突起に対向するように形成された嵌入孔が設けられており、前記給紙トレイが開状態のとき、前記給紙トレイに記録紙が装填されていない状態では、前記ガイド部材が前記ばねにより付勢されて前記位置決め部側に位置しており、前記差込突起は前記嵌入孔から離れており、前記給紙トレイを回動させ開閉することが可能であり、前記給紙トレイへの記録紙の装填時に、前記記録紙が前記位置決め部と前記ガイド部材とにより位置決めされるように、前記ガイド部材を前記基準位置とは反対側に向けてスライドさせたとき、前記嵌入孔に前記差込突起の先端部が嵌入し、それにより、前記給紙トレイに記録紙が装填されている状態では、前記給紙トレイが回動しないようにロックされ、記録紙の給紙動作時に前記給紙トレイに高負荷がかかっても、前記給紙トレイが開状態から回動しないように構成されているものである。
請求項2の発明は、開口部を有する筐体と、前記筐体内部に配置されたモータと、前記筐体の背面側に前記開口部を開閉可能に回動自在に設けられ、前記開口部を露出させる開状態のときに記録紙を装填可能である給紙トレイと、前記給紙トレイに軸支されており、装填された記録紙に当接し前記モータによる駆動力が伝達されて回動し、記録紙を前記筐体内部に給紙する給紙ローラと、前記給紙トレイから給紙された記録紙を前記筐体内部で搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送されている記録紙の上に画像を形成する画像形成手段と、前記搬送機構により搬送され前記筐体外部に排出された記録紙を受け止め保持する排紙トレイとを備え、前記給紙トレイは、記録紙の給紙方向に略直交する方向に変位可能に配置され、装填された記録紙の給紙方向側端部を位置決め可能なガイド部材を有している画像形成装置であって、前記ガイド部材は、前記給紙トレイが開状態のときに前記開口部の内側面に向くように突設された係合部を有しており、前記開口部の内側面には、前記給紙トレイが開状態のときに前記係合部に対向するように形成された被係合部が設けられており、前記給紙トレイが開状態のとき、前記ガイド部材が前記給紙トレイに装填される記録紙の位置決め位置にある状態で、前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記給紙トレイが回動しないようにロックされるように構成されているものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記給紙トレイは、前記ガイド部材を前記給紙トレイに装填される記録紙を位置決めするように付勢するばねをさらに備え、前記記録紙ユニットに記録紙が装填されていないときには、前記ガイド部材が前記ばねにより付勢されて前記係合部が前記被係合部から離れるように変位され、前記給紙トレイのロックが解除されるように構成されているものである。
請求項1の発明によれば、給紙トレイに記録紙が装填されている状態では、ガイド部材の差込突起が筐体側の嵌入孔に嵌入して給紙トレイが回動しないようにロックされる。従って、記録紙の給紙動作時に高負荷がかかっても、給紙トレイが開状態から回動せず、厚めでコシが強い記録紙等も確実に給紙可能になる。また、ガイド部材は、ばねにより付勢されており、記録紙がより確実に位置決めされるようになり、また、記録紙を給紙トレイから取り除いた状態では、差込突起が嵌入孔から離れて給紙トレイを回動可能になるので、画像形成装置を容易に収納することが可能になる。
請求項2の発明によれば、給紙トレイに記録紙を装填し、ガイド部材により位置決めした状態では、ガイド部材の係合部が筐体側の被係合部に係合し、給紙トレイが移動しないようにロックされる。従って、記録紙の給紙動作時に高負荷がかかっても、給紙トレイが開状態から回動せず、厚めでコシが強い記録紙等も確実に給紙可能になる。
請求項3の発明によれば、ガイド部材は、ばねにより付勢されており、記録紙がより確実に位置決めされるようになり、また、記録紙を給紙トレイから取り除いた状態では、係合部が被係合部から離れて給紙トレイを回動可能になるので、画像形成装置を容易に収納することが可能になる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2は、本実施形態による画像形成装置の一例であるフォトプリンタ(以下、画像形成装置1と称する)の概略構成を示している。
画像形成装置1は、記録紙Pが装填され保持される給紙トレイ2と、給紙トレイ2から給紙された記録紙Pを搬送する搬送機構3と、搬送機構3によって搬送された記録紙Pに画像を形成する画像形成部(画像形成手段)4と、画像形成部4によって画像が形成され排出された記録紙Pを受け止める排紙トレイ5と、搬送機構3及び画像形成部4を収容する筐体6と、電子回路等で構成され搬送機構3及び画像形成部4の制御を行う制御部(図示せず)等で構成されている。
給紙トレイ2は、背面側から見て側縁部が略矩形形状となるように構成されており、筐体6の背面側に、給紙トレイ2下部で回動軸21を中心として回動自在に設けられている。筐体6の背面には開口部6aが設けられており、給紙トレイ2はこの開口部6aを開閉するように取り付けられている。本実施形態において、給紙トレイ2が開口部6aを露出させる開状態のときに、記録紙Pを装填可能になる。給紙トレイ2には、後述するように、装填された記録紙Pに当接して回動する給紙ローラ25が取り付けられており、給紙ローラ25が駆動されることにより、装填された記録紙Pが、給紙トレイ2の下部から開口部6aを介して筐体6内部に給紙されるように構成されている。これにより、画像形成装置1を使用しないときには、ユーザの操作により、給紙トレイ2が開状態から回動されて閉状態にされ、画像形成装置1を省スペースに収納可能で、且つ、容易に運搬可能になるように構成されている。
搬送機構3は、給紙トレイ2から給紙された記録紙Pを画像形成部4による画像形成位置まで搬送する第1搬送機構3aと、画像形成部4によって画像が形成された記録紙を排紙トレイ5に搬送する第2搬送機構3bと、第1搬送機構3aと第2搬送機構3b及び給紙トレイ2の給紙ローラ25を駆動するためのフィードモータ30等で構成される。第1搬送機構3aは、画像形成部4のプリントヘッド43よりも上流側に設けられ、給紙ローラ25によって筐体6内部に給紙された記録紙Pをプリントヘッド43の側に送出する搬送ローラ32と、記録紙Pを搬送ローラ32に押圧する押圧ローラ33等によって構成されている。また、第2搬送機構3bは、画像が形成された記録紙Pを排紙トレイ5に搬送し排出する排紙ローラ38と、記録紙Pを排紙ローラ38に押圧するスターホイール39等によって構成されている。本実施形態において、例えば、搬送ローラ32と排紙ローラ38とは、伝達ベルト35により連動して回動するように構成されている。フィードモータ30は、筐体6の背面側に配置されている。フィードモータ30は、例えば歯車等を介して搬送ローラ32と給紙ローラ25とに動力を伝達可能に構成されている。フィードモータ30から給紙ローラ25への駆動力の伝達経路中には、例えば、フィードモータ30の駆動方向が、搬送ローラ32を正転させるときとは反対の逆転方向となるときに、互いに離れた2つの歯車に噛み合うように変位してその歯車を連動させるようにロッカーアームに取り付けられた歯車(図示せず)が配置されており、給紙ローラ25を用いた給紙動作と搬送機構3を用いた記録紙Pの搬送動作を一つのフィードモータ30で実現できるように構成されている。なお、搬送機構3の構成や給紙ローラ25の駆動方式はこれに限られるものでなく、例えば、筐体6内部に配置された2つのモータをそれぞれ駆動することにより、搬送機構3と給紙ローラ25とが独立して駆動され、記録紙Pを給紙及び搬送するように構成されていてもよい。
画像形成部4は、インクが充填されたインクカートリッジ40と、インクカートリッジ40を支持しながら、記録紙Pの搬送方向A(副走査方向)に略直交する主走査方向に往復移動するキャリア41と、キャリア41を駆動するキャリア駆動モータ42等によって構成されている。インクカートリッジ40の下面には、記録紙Pにインクを吐出するプリントヘッド43が設けられている。キャリア41は、主走査方向に略平行に配設されたシャフト44によって往復移動自在に支持され、キャリア駆動モータ42に駆動されて移動する。キャリア駆動モータ42の出力は、ベルト等を介してキャリア41に伝達される。制御部の制御の下、フィードモータ30及びキャリア駆動モータ42の駆動に同期させてプリントヘッド43からインクを吐出することにより、筐体6内部で搬送される記録紙Pに画像が形成される。
排紙トレイ5は、筐体6の下部に、筐体6から前方にスライドさせて引き出し可能に配置されている。画像形成装置1の使用時には、排紙トレイ5をスライドさせて図1に示すような使用位置に配置することにより、筐体6から排紙される記録紙を排紙トレイ5で受け止めて担持させることができるように構成されている。一方、画像形成装置1を使用しないときには、排紙トレイ5を筐体6の内部の収納位置に配置し、排紙トレイ5が筐体6の前面から外部に突出しない状態にすることにより、画像形成装置1の設置面積が小さくなるように、また、画像形成装置1を運搬しやすくなるように構成されている。
図1に示すように、筐体6の上面には、画像形成装置1を持ち運ぶ際に把持されるハンドル7が回動自在に設けられている。筐体6の側面には、例えば着脱可能なメモリが装着されるカード用コネクタ52と、直接又はケーブルを介して、デジタルスチルカメラ等、他の電子機器が接続されるUSBコネクタ53等が配置されている。また、筐体6の上面には、例えば、プリントの開始及び停止、プリントする画像の選択やプリントする枚数を設定するためのキーパッド55や、プリントする画像や動作状態等を表示する液晶パネル56等が配置されている。筐体6の内部において、その上部には、上記制御部が実装され、カード用コネクタ52、USBコネクタ53、キーパッド55、及び液晶パネル56等が接続された回路基板51が水平にフレーム(図示せず)に保持されている。
次に、本実施形態における給紙トレイ2の構造についてさらに詳細に説明する。図3、図4、及び図5は、給紙トレイ2を示す。図3においては、説明のため、画像形成装置1の他の部位の図示は省略している。図3に示すように、給紙トレイ2の片側部には、給紙トレイ2の中央部から立設するように形成された位置決め部2aが形成されている。この位置決め部2aは、記録紙Pの給紙方向(図3に矢印Fで示す)に沿って立設されている。なお、位置決め部2aの内部には、フィードモータ30から給紙ローラ25に駆動力を伝達するための歯車(図示せず)等が収納されている。給紙トレイ2の記録紙Pが装填される部位には、図に示すように、給紙トレイ2の表面から記録紙Pが装填されるだけの隙間を空けて、略水平方向に給紙トレイ2の両側部間に跨るように、支持軸22が配設されている。給紙ローラ25は、この支持軸22を中心に回動可能に配置された腕部22aに軸支されており、装填される記録紙Pの枚数や厚みが変わっても、給紙ローラ25がその記録紙Pの正面に当接するように構成されている。給紙ローラ25は、支持軸22の内部に配置された駆動軸(図示せず)と歯車等を介して連動するように構成されており、駆動軸がフィードモータ30と連動して回動することにより、給紙ローラ25が駆動し、記録紙Pを筐体6内部に給紙するように構成されている。
支持軸22のうち、給紙トレイ2の位置決め部2aとは反対側の側端部の近傍には、給紙ローラ25の回動軸方向すなわち支持軸22に沿う方向にスライド可能なガイド部材23と、給紙トレイ2の側端部とガイド部材23との間で圧縮されガイド部材23を位置決め部2aに向け付勢するばね24とが取り付けられている。ガイド部材23には、給紙トレイ2に装填される記録紙Pのうち位置決め部2a側とは反対の側端部を位置決めするように形成された位置決め片23aと、給紙トレイ2の位置決め部2aとは反対側の側端部方向に向けて突出するように形成された差込突起(係合部)23bとが一体に設けられている。ガイド部材23は、ばね24に付勢されていることにより、給紙トレイ2に記録紙Pが装填されていない場合、図4に示すように、位置決め片23aと位置決め部2aとの間隔が、給紙トレイ2に装填される記録紙Pの幅寸法よりも小さくなるように構成されている。給紙トレイ2に記録紙Pを装填するときには、ばね24を圧縮させながら、ガイド部材23を位置決め部2aから離れる方向にスライドさせ、位置決め片23aと位置決め部2aとの間隔を記録紙Pの幅寸法よりも大きくした後に、位置決め片23aと位置決め部2aとの間に記録紙Pを配置する。そして、ばね24の付勢力により、記録紙Pの両側端部が位置決め片23aと位置決め部2aとにそれぞれ当接して位置決めされるように、ガイド部材23をスライドさせる。記録紙Pは、このように位置決め片23aと位置決め部2aとにより位置決めされ、図5に示すように、位置決め部2aに当接する側端部が主走査方向の基準位置となるようにして給紙トレイ2に装填される。
ここで、この画像形成装置1では、上記のようにガイド部材23がスライドされるに伴い、ガイド部材23の差込突起23bが筐体6に係合することにより、給紙トレイ2が回動しないようにロックされるように構成されている。図5に示すように、筐体6の開口部6aは、給紙トレイ2の側縁形状と略同じ矩形形状に形成されている。給紙トレイ2が開状態であるとき、差込突起23bは、開口部6aの内側面のうち、位置決め部2aとは反対側の内側面に向くように構成されている。この開口部6aの内側面には、給紙トレイ2が開状態のときに、差込突起23bに対向するように形成された嵌入孔(被係合部)6bが設けられている。
以下、給紙トレイ2のロック動作について図6(a)、(b)を参照しつつ説明する。図6(a)、(b)は、給紙トレイ2のガイド部材23が設けられている部位を上方から示す。本実施形態において、給紙トレイ2は、開状態のときにロック可能になる。すなわち、給紙トレイ2が開状態であり、記録紙Pが装填されていないときには、図6(a)に示すように、ガイド部材23がばね24により付勢されて位置決め部2a側に位置している。そして、この状態では、差込突起23bの先端部は嵌入孔6bから離れている。すなわち、記録紙Pが装填されていない状態では、給紙トレイ2は筐体6に対し回動軸21で軸支されているだけであるので、ユーザの操作により給紙トレイ2を回動させて、図に点線で示すように、閉状態にすることが可能である。
一方、上記のようにガイド部材23をスライドさせ、記録紙Pを位置決めして装填したときには、図6(b)に示すように、差込突起23bの先端部が嵌入孔6bに嵌入した状態になる。このように、給紙トレイ2に記録紙Pが装填されている状態では、差込突起23bが嵌入孔6bに、給紙トレイ2の回動面に略垂直な方向に嵌入しているので、給紙トレイ2が回動不能になり、給紙トレイ2に回動させる力が加わっても、給紙トレイ2が変位しなくなる。なお、給紙トレイ2が回動不能にロックされているときに、装填されている記録紙Pが取り除かれると、ばね24の付勢力により、図6(a)の矢印で示すようにガイド部材23が位置決め部2a側にスライドすることにより、差込突起23bの先端部が嵌入孔6bから離れ、給紙トレイ2が再び回動して開閉可能な状態になる。
このように、本実施形態においては、給紙トレイ2に記録紙Pが装填されている状態では、ガイド部材23の差込突起23bが筐体6の嵌入孔6bに嵌入して給紙トレイ2が回動しないようにロックされる。従って、記録紙Pの給紙動作時に、例えば給紙ローラ25に高負荷がかかっても、給紙トレイ2が開状態から回動することがなくなり、例えば厚めでコシが強い記録紙P等も確実に給紙可能になる。また、ガイド部材23は、ばねに24より付勢されているので、記録紙Pを給紙トレイ2から取り除いた状態では、差込突起23bが嵌入孔6bから離れて給紙トレイ2が回動可能になるので、画像形成装置1を容易に収納することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、給紙トレイには、ガイド部材が、記録紙の両側端部を位置決めするように略左右対称に2つ配置されていてもよい。また、ガイド部材はばねに付勢されていなくてもよく、ユーザの操作により変位されることにより、給紙トレイのロック及びロック解除が行われるように構成されていてもよい。さらにまた、給紙トレイは、上記のような差込突起23bと嵌入孔6bとが係合することによりロックされるような構成に限られず、ガイド部材から突設された係合部が係合部と対向するように開口部の内側面に形成された被係合部に係合することにより、ロックされるように構成されていればよい。すなわち、本発明においては、給紙トレイが開状態のとき、ガイド部材が変位してガイド部材の係合部が筐体側の開口部の被係合部に係合されて給紙トレイがロックされることにより、給紙時に給紙ローラに高負荷がかかっても、給紙トレイが回動することがなく、確実に記録紙を給紙することが可能になる。
1 画像形成装置
2 給紙トレイ
2a 位置決め部
3 搬送機構
4 画像形成部
5 排紙トレイ
6 筐体
6a 開口部
6b 嵌入孔(被係合部)
21 回動軸
23 ガイド部材
23b 差込突起(係合部)
25 給紙ローラ
30 フィードモータ(モータ)
P 記録紙
2 給紙トレイ
2a 位置決め部
3 搬送機構
4 画像形成部
5 排紙トレイ
6 筐体
6a 開口部
6b 嵌入孔(被係合部)
21 回動軸
23 ガイド部材
23b 差込突起(係合部)
25 給紙ローラ
30 フィードモータ(モータ)
P 記録紙
Claims (3)
- 背面側に開口部を有する筐体と、
前記筐体内部に配置されたフィードモータと、
前記筐体の背面側に前記開口部を開閉可能に、回動軸が略水平となるように回動自在に設けられ、前記開口部を露出させる開状態のときに記録紙を装填可能である給紙トレイと、
前記給紙トレイに軸支されており、装填された記録紙に当接し前記フィードモータによる駆動力が伝達されて回動し、その記録紙を前記筐体内部に給紙する給紙ローラと、
前記フィードモータにより駆動される搬送ローラを有し、前記給紙トレイから給紙された記録紙を前記筐体内部で搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により搬送されている記録紙の上に画像を形成する画像形成手段と、
前記搬送機構により搬送され前記筐体外部に排出された記録紙を受け止め保持する排紙トレイとを備え、
前記給紙トレイは、
記録紙の給紙方向に沿って立設され、装填された記録紙の給紙方向側端部の一方を位置決めし、給紙される記録紙の基準位置となる位置決め部と、
前記給紙ローラの回動軸方向にスライド自在に配置され、装填された記録紙の給紙方向側端部の他方を位置決めするガイド部材と、
記録紙が前記ガイド部材を前記位置決め部に向け付勢するばねとを有している画像形成装置であって、
前記ガイド部材は、前記給紙トレイが開状態のときに前記開口部の前記基準位置側とは反対側の内側面に向くように突設された差込突起を有しており、
前記開口部のうち、前記基準位置側とは反対側の内側面には、前記給紙トレイが開状態のときに前記差込突起に対向するように形成された嵌入孔が設けられており、
前記給紙トレイが開状態のとき、
前記給紙トレイに記録紙が装填されていない状態では、前記ガイド部材が前記ばねにより付勢されて前記位置決め部側に位置しており、前記差込突起は前記嵌入孔から離れており、前記給紙トレイを回動させ開閉することが可能であり、
前記給紙トレイへの記録紙の装填時に、前記記録紙が前記位置決め部と前記ガイド部材とにより位置決めされるように、前記ガイド部材を前記基準位置とは反対側に向けてスライドさせたとき、前記嵌入孔に前記差込突起の先端部が嵌入し、
それにより、前記給紙トレイに記録紙が装填されている状態では、前記給紙トレイが回動しないようにロックされ、記録紙の給紙動作時に前記給紙トレイに高負荷がかかっても、前記給紙トレイが開状態から回動しないように構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 開口部を有する筐体と、
前記筐体内部に配置されたモータと、
前記筐体の背面側に前記開口部を開閉可能に回動自在に設けられ、前記開口部を露出させる開状態のときに記録紙を装填可能である給紙トレイと、
前記給紙トレイに軸支されており、装填された記録紙に当接し前記モータによる駆動力が伝達されて回動し、その記録紙を前記筐体内部に給紙する給紙ローラと、
前記給紙トレイから給紙された記録紙を前記筐体内部で搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により搬送されている記録紙の上に画像を形成する画像形成手段と、
前記搬送機構により搬送され前記筐体外部に排出された記録紙を受け止め保持する排紙トレイとを備え、
前記給紙トレイは、記録紙の給紙方向に略直交する方向に変位可能に配置され、装填された記録紙の給紙方向側端部を位置決め可能なガイド部材を有している画像形成装置であって、
前記ガイド部材は、前記給紙トレイが開状態のときに前記開口部の内側面に向くように突設された係合部を有しており、
前記開口部の内側面には、前記給紙トレイが開状態のときに前記係合部に対向するように形成された被係合部が設けられており、
前記給紙トレイが開状態のとき、前記ガイド部材が前記給紙トレイに装填される記録紙の位置決め位置にある状態で、前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記給紙トレイが回動しないようにロックされるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記給紙トレイは、前記ガイド部材を前記給紙トレイに装填される記録紙を位置決めするように付勢するばねをさらに備え、
前記記録紙ユニットに記録紙が装填されていないときには、前記ガイド部材が前記ばねにより付勢されて前記係合部が前記被係合部から離れるように変位され、前記給紙トレイのロックが解除されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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2006
- 2006-10-25 JP JP2006290386A patent/JP2008105807A/ja not_active Withdrawn
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