JP5936115B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被印字媒体に対し所望の印字を行う印字装置に関する。
例えば薄型の箱体形状の本体ケースに略シート状の被印字媒体を配置して所望の印字を行う印字装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。
この従来技術の印字装置は、本体ケース内の収納部(用紙収容部)と、ピックアップローラと、プラテンローラとを有している。収納部に収納された被印字媒体は、ピックアップローラによってピックアップされ、ケース一端側へと搬送される。搬送されてきた被印字媒体(用紙)は、プラテンローラによって反転されつつ、それまでとは逆のケース他端側へと搬送される。
このプラテンローラによる被印字媒体の反転及び搬送の際には、ペーパーガイドによる被印字媒体のガイドが行われる。すなわち、ペーパーガイドに備えられた円弧面部が、プラテンローラのローラ外周面に沿うように対向している。上記のようにケース一端側に搬送されてきた被印字媒体を上記円弧面部がガイドすることでプラテンローラに対し円滑に導入されるとともに、導入後も円弧面部が被印字媒体を上記ローラ外周面に沿ってガイドすることでプラテンローラによる被印字媒体の反転及び搬送が円滑に行われる。プラテンローラによって反転されて上記ケース他端側へと搬送される被印字媒体に対し、印字ヘッド(サーマルヘッド)が所望の印字を行うことにより、印刷物が完成する。
特開2004−25512号公報(図3)
上記従来技術では、上記のようにプラテンローラへの被印字媒体の導入時や、プラテンローラによる被印字媒体の反転・搬送時において、被印字媒体のガイドを確実に行うために、ペーパーガイドを、プラテンローラのローラ外周面に対しバネ圧により接触させて配置している。しかしながらこの場合、回転するプラテンローラに対し、動かないペーパーガイドが摺動して摩擦力を作用させることとなり、この摩擦力はプラテンローラの回転を阻害する抵抗となる。この結果、プラテンローラにはこの抵抗に打ち勝つための大きなトルクが必要となり、結果として高速回転化(搬送速度の高速化)が困難となっていた。
本発明の目的は、被印字媒体のガイドを確実に行いつつプラテンローラへの回転抵抗を低減し、搬送速度の高速化を図れる印字装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、本体ケースと、前記本体ケースの一方側に開口し、印字対象となる略シート状の被印字媒体を収納するための収納部と、前記収納部に配置され、前記被印字媒体を前記略シート状の面方向に沿った第1方向へとピックアップして搬送するピックアップローラと、前記ピックアップローラよりも前記第1方向側へ設けられ、当該ピックアップローラにより前記第1方向へ搬送されてきた前記被印字媒体を、ローラ外周面に沿わせながら前記第1方向と反対向きの第2方向へと反転させつつ搬送する、プラテンローラと、前記プラテンローラのローラ外周面に沿って対向する円弧面部を備えたペーパーガイドと、前記ペーパーガイドの前記円弧面部と前記プラテンローラの前記ローラ外周面との間隔によって所定の間隙が形成されるように、前記ペーパーガイドと前記プラテンローラ回転軸との間を接続する連結部材と、前記プラテンローラにより前記第2方向へと反転されて搬送される前記被印字媒体に対し、所望の印字を行う印字ヘッドと、を有し、前記連結部材は、前記プラテンローラの前記回転軸を、当該回転軸の回転を許容しつつ保持する略Ω形開口状の軸保持部と、前記軸保持部から前記第1方向側へと延設され、前記軸保持部と前記ペーパーガイドとを連結するアーム状のビーム部と、を有することを特徴とする。
本願発明の印字装置は、本体ケース内の収納部と、ピックアップローラと、プラテンローラとを有している。収納部に収納された被印字媒体は、ピックアップローラによってピックアップされ、第1方向へと搬送される。第1方向へと搬送されてきた被印字媒体は、プラテンローラによって反転されつつ、第1方向とは逆の第2方向へと搬送される。このプラテンローラによる被印字媒体の反転及び搬送の際には、ペーパーガイドによる被印字媒体のガイドが行われる。すなわち、ペーパーガイドに備えられた円弧面部は、プラテンローラのローラ外周面に沿うように対向している。第1方向に搬送されてきた被印字媒体を上記円弧面部がガイドすることでプラテンローラに対し円滑に導入されるとともに、導入後も円弧面部が被印字媒体を上記ローラ外周面に沿ってガイドすることでプラテンローラによる被印字媒体の反転及び搬送が円滑に行われる。プラテンローラによって反転されて第2方向へと搬送される被印字媒体に対し、印字ヘッドが所望の印字を行うことにより、印刷物が完成する。
本願発明においては、ペーパーガイドをプラテンローラのローラ外周面に対し接触させるのではなく、ペーパーガイドとローラ外周面との間に、所定の間隙を保つ。具体的には、ペーパーガイドとプラテンローラの回転軸との間を接続する、連結部材が設けられる。この連結部材によって、ペーパーガイドの円弧面部と、プラテンローラのローラ外周面との間に略円弧形状の所定の間隙が保たれる。この結果、当該間隙の大きさを適宜の小さな値に設定することにより、プラテンローラとペーパーガイドとの摺動により生じる摩擦力が、プラテンローラの回転抵抗となるのを防止することができる。このとき、被印字媒体には、ピックアップローラによる第1方向への搬送駆動力が作用してプラテンローラとペーパーガイドとの間の上記間隙を進む。また、その略円弧形状の間隙を進む際に、略シート状である被印字媒体の端部又はその近傍に対し、プラテンローラの搬送駆動力が間接的に作用する。これにより、プラテンローラへの上記導入時やプラテンローラによる上記反転・搬送時において、被印字媒体のガイドを確実に行うことができる。
以上のように、本願発明においては、被印字媒体のガイドを確実に行いつつプラテンローラへの回転抵抗を低減できるので、搬送速度の高速化を図ることができる。
本発明によれば、被印字媒体のガイドを確実に行いつつプラテンローラへの回転抵抗を低減できるので、搬送速度の高速化を図ることができる。
本発明の一実施形態の印字装置である携帯用小型プリンタ装置の外観を表す概略斜視図である。 本体ケースの概略平面図である。 ピックアップローラ部の斜視図である。 用紙パッケージの斜視図である。 携帯用小型プリンタ装置の側断面図である。 携帯用小型プリンタ装置の電気的構成を表す機能ブロック図である。 比較例による携帯型小型プリンタ装置の側断面図である。 ピックアップローラ、プラテンローラ、ペーパーガイド、分離ブロック、サーマルヘッドそれぞれの配置関係を表す、図5中A部の拡大側断面図である。 ピックアップローラ、プラテンローラ、ペーパーガイド、分離ブロック、サーマルヘッドそれぞれの配置関係を表す、図5中A部斜視図である。 ペーパーガイドに連結部材を介してプラテンローラが装着されている状態の斜視図及び側面図である。 プラテンローラを取り外したペーパーガイド単体の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<全体構成>
図1に示すように、本実施形態の携帯用小型プリンタ装置1(印字装置)は、平面視A6サイズ又はA7サイズ程度の大きさで厚みが略1cm程度あるいはそれ以上の上面開放箱型の本体ケース2を有している。本体ケース2の上面には、固定カバー3と回動可能な蓋体13とが並んで設けられている。
図2及び図3に示すように、本体ケース2内には、略シート状の被印字媒体としての感熱紙4を複数枚収納した用紙パッケージ5(図4参照)を収納する用紙収容部6(収納部)が形成されている。用紙収容部6は、上方へ開口した形状であり、その開口部を上記蓋体13により覆われている。また、本体ケース2内における固定カバー3の近傍には、印刷機構部7としてのサーマルヘッド8、プラテンローラ9、ペーパーガイド10(後述の図5参照)や、ピックアップローラ11及び分離ブロック12等が配置されている。
図5に示すように、ピックアップローラ11及び上記分離ブロック12は、上記用紙収容部6における上記印刷機構部7に近い側に配置されている。用紙収容部6内に収容された上記用紙パッケージ5は、上記閉止した蓋体13の本体内面側に設けた板バネ等の付勢手段15を介して用紙収容部6の底板6aに向けて付勢される。用紙パッケージ5における積層した感熱紙4のうち最下層の感熱紙4がピックアップローラ11に当接付勢される。このピックアップローラ11の回転駆動により、最下層の感熱紙4のみが上記略シート状の面方向に沿った第1方向(図5中の右側)へとピックアップして搬送され、分離ブロック12の下端とガイド板17との隙間を通過する。
分離ブロック12に隣接して、上記ピックアップローラ11よりも上記第1方向側に上記プラテンローラ9が回動可能に設けられている。プラテンローラ9の径方向外周側には、後述する構造のペーパーガイド10が設けられている。ピックアップローラ11と分離ブロック12の案内係止面(図示せず)により、用紙パッケージ5から1枚だけ分離搬送された感熱紙4がプラテンローラ9とペーパーガイド10との間に搬送される。そして、上記用紙収容部6から分離搬送された感熱紙4は、プラテンローラ9のローラ外周面とペーパーガイド10との間のU字状の経路(詳細は後述)をたどりつつ、上記ローラ外周面に沿いながら上記第1方向と反対向きの第2方向(図5中の左側)に反転して搬送され、サーマルヘッド8による印字位置まで搬送される。
サーマルヘッド8は、ラインヘッド型の印字ヘッドであり、プラテンローラ9との間に挟まれて上記第2方向へ搬送される感熱紙4に対し、ライン毎に文字や画像等を印刷する。1ライン印刷する際の印刷幅は、感熱紙4の用紙幅に略等しく設定されている。このとき、サーマルヘッド8及びプラテンローラ9は、A6サイズ又はA7サイズ程度の感熱紙4の短辺方向の長さを有している。サーマルヘッド8を印字ヘッドとして用いるのは、被印字媒体として感熱紙4を用いることにより、インクやインクリボンの消耗品が不要であり、かつそのための機構を省略でき、携帯用小型プリンタ装置1をコンパクトにできるからである。感熱紙4としては、サーマルヘッド8の加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、過熱により穿孔される穿孔層を基材上に積層した感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
サーマルヘッド8の背面(上面)側には、プラテンローラ9側に付勢するよう、基端側が支持部Pに巻装されているコイルスプリング19の先端側のバネ掛け部が係止され、サーマルヘッド8の印字部Nがプラテンローラ9に当接している。そして、サーマルヘッド8により感熱紙4の上面に印字が行われ、分離ブロック12の上面と固定カバー3の端縁との隙間20から蓋体13の外側に感熱紙4が排紙される。
<駆動機構>
プラテンローラ9及びピックアップローラ11の駆動機構は、上記図2及び図3に示すように、本体ケース2の長辺に沿う一方の内側面(図2に示す感熱紙4の搬送方向側)に配置された駆動モータ22と歯車伝動機構(ギヤ列)23とから構成される。また、プラテンローラ9の箇所での搬送に対してピックアップローラ11が連れ回り可能とするワンウェイクラッチ(図示せず)がギヤ列のプラテンローラ9より下流側に設けられている。本体ケース2の一対の長辺に沿う内面には、ペーパーガイド10からプラテンローラ9側に延びる案内支持ブロック24が固定されている。
<電気的構成>
携帯用小型プリンタ装置1の電気的構成を図6に示す。図6において、携帯用小型プリンタ装置1はCPU41を有する。このCPU41には、ROM42、SRAM43、電源SW回路44、電池電圧検出回路45、モータ駆動回路46、サーマルヘッド制御回路47、液晶表示部48、USB I/F駆動回路49、操作部51が接続されている。
モータ駆動回路46には上記駆動モータ22が接続され、サーマルヘッド制御回路47には上記サーマルヘッド8が接続されている。モータ駆動回路46及びサーマルヘッド制御回路47には、電池収納部50aに収納された充電式電池50から電圧が供給される。
ROM42には、各種を実行するためのプログラム記憶されている。SRAM43は印字データを展開するときのワークエリアとして使用される。電池電圧検出回路45は、充電式電池50の電圧を検出する。
USB I/F駆動回路49は、携帯用小型プリンタ装置1へ印刷信号を発信する外部機器53とUSB規格に基づいた通信を行うためのインターフェース回路である。外部機器53は、このUSBコネクタ49aを介してUSB I/F駆動回路49と接続されている。
電源SW回路44は、携帯用小型プリンタ装置1の電源のON/OFFを行う回路である。液晶表示部48(図1も参照)は、ユーザに対して所定の報知を行うための表示手段である。
<印字装置の概略動作>
上記構成において、パソコン等の上記外部機器53からUSB端子等を介して印字指令及び画像データ(印刷データ)が携帯用小型プリンタ装置1に送られると、駆動モータ22が回転駆動し、ピックアップローラ11及びプラテンローラ9が同時に回転し始める。そして、ピックアップローラ11の回転により、上記積層された感熱紙4のうち最下層の感熱紙4の先端のみが分離ブロック12に衝突する。これにより、最下層の感熱紙4のみが分離されて、分離ブロック12の下面とガイド板17との間に搬送される。そして、プラテンローラ9とペーパーガイド10との間を通り抜けて前述のように方向反転した感熱紙4は、回転するプラテンローラ9とペーパーガイド10にて挟持搬送されてサーマルヘッド8の方向に移動し、サーマルヘッド8により感熱紙4の表面に所望の印字が行われる。その後、固体カバー3と分離ブロック12の背面との隙間20から、印字の行われた感熱紙4が携帯用小型プリンタ装置1外に排紙される。
<実施形態の特徴>
以上の基本構成において、本実施形態の特徴は、ペーパーガイド10の支持構造にある。以下にその詳細について順を追って説明する。
<比較例>
まず、本実施形態の比較例を図7を用いて説明する。図7に示す比較例では、プラテンローラ9への感熱紙4の導入時や、プラテンローラ9による感熱紙4の反転・搬送時において、感熱紙4のガイドを確実に行うために、ペーパーガイド10が、押圧コイルバネ等の付勢手段16のバネ圧によってプラテンローラ9のローラ外周面に対して押圧され、接触する構成となっている。この場合、回転するプラテンローラ9に対し、動かないペーパーガイド10が摺動して摩擦力を作用させることとなり、この摩擦力はプラテンローラ9の回転を阻害する抵抗となる。この結果、プラテンローラ9にはこの抵抗に打ち勝つための大きなトルクが必要となり、結果として高速回転化すなわち搬送速度の高速化が困難となる。
<本実施形態のペーパーガイド支持構造>
そこで、本実施形態においては、ペーパーガイド10をプラテンローラ9のローラ外周面に対し接触させるのではなく、ペーパーガイド10とプラテンローラ9のローラ外周面との間に、所定の間隙△を保つように構成されている。
すなわち、図5中A部の拡大構造を図8及び図9に示すように、本実施形態では、例えば、感熱紙4の厚み0.09mmタイプ(連量55kg)の場合には、約0.1mm〜0.5mm程度の間隙△を保つように構成されている。この間隙△の、ピックアップローラ11による搬送排出側の部分(間隙△全体で見ると搬送経路に沿った上流側の部分)は、感熱紙4をペーパーガイド10とプラテンローラ9のローラ外周面との間に誘い込むためやや広め(例えば約0.5mm程度)に形成されている。一方、間隙△の、サーマルヘッド8に接近する搬送導入側の部分(間隙△全体で見ると搬送経路に沿った下流側の部分)は、サーマルヘッド8の印字部Nにおけるニップを確実に行うために狭め(例えば約0.1mm程度)に形成して搬送力を高めている。
<連結部材>
上記所定の間隙△を形成するための具体的な構成を、図10(a)及び図10(b)を用いて説明する。すなわち、本実施形態では、図10(a)及び図10(b)に示すように、ペーパーガイド10とプラテンローラ9の回転軸9aとの間を接続する連結部材60が設けられる。連結部材60は、プラテンローラ9の回転軸9aを当該回転軸9aの回転を許容しつつ保持する略Ω形開口状の軸保持部60bと、この軸保持部60bから上記第1方向側(図10(a)中右上側、図10(b)中右側)へと延設され、当該軸保持部60bとペーパーガイド10とを連結する(アーム状の)ビーム部60aと、を備えている。プラテンローラ9の回転軸9aが、上記軸保持部60bのΩ形開口側(下方側)より嵌合することにより、プラテンローラ9に対してペーパーガイド10が装着される。
このとき、ペーパーガイド10は、図11に示すように、プラテンローラ9のローラ外周面に向かって突出するように軸方向複数箇所にそれぞれ設けられた、複数(図11においては12本)のリブ10bを備えている。そして、プラテンローラ9の回転軸9aの軸心(又はその近傍位置)が曲率中心となるように、各リブ10bの先端部に、円弧面部10aが形成されている。円弧面部10aは、プラテンローラ9のローラ外周面に沿って対向している。上記した間隙△は、上記図8及び図9に示すように、各リブ10bの先端部の上記円弧面部10aと、プラテンローラ9のローラ外周面との間隔によって形成される。
すなわち、上記のような連結部材60を介したペーパーガイド10の支持構造により、前述の図8及び図9に示すように、サーマルヘッド8は、円弧面部10aとプラテンローラ9のローラ外周面との間の上記間隙△よりも、感熱紙4の搬送方向下流側において、当該感熱紙4を介してローラ外周面と圧着する。その結果、本実施形態では、感熱紙4がサーマルヘッド8によってニップされるまでは上記のような挙動の搬送においてピックアップローラ11が感熱紙4の搬送駆動の主体をなし、ニップした後は、プラテンローラ9が感熱紙4の搬送を支配的に行う。
以上説明したように、本実施形態の携帯用小型プリンタ装置1においては、連結部材60によって、ペーパーガイド10の上記円弧面部10aと、プラテンローラ9のローラ外周面との間に、略円弧形状の上記間隙△が保たれる。搬送時には、まず感熱紙4にピックアップローラ11による上記第1方向への搬送駆動力が作用してプラテンローラ9とペーパーガイド10との間の上記間隙△を進む。そして、その略円弧形状の間隙△を進む際に、略シート状である感熱紙4の端部又はその近傍に対し、プラテンローラ9の搬送駆動力が間接的に作用する。これにより、プラテンローラ9への上記導入時やプラテンローラ9による上記反転・搬送時において、感熱紙4のガイドを確実に行うことができる。このような構成とすることで、(例えば連結部材のビーム部60aの長さを適宜に設定する等により)当該間隙△の大きさを適宜の小さな値に設定することで、プラテンローラ9とペーパーガイド10との摺動により生じる摩擦力が、プラテンローラ9の回転抵抗となるのを防止することができる。以上のように、本実施形態においては、感熱紙4のガイドを確実に行いつつプラテンローラ9への回転抵抗を低減できるので、搬送速度の高速化を図ることができる。
また、本実施形態では特に、連結部材60において、軸保持部60bが、回転を許容しつつプラテンローラ9の回転軸9aを保持すると共に、その軸保持部60bとペーパーガイド10とがビーム部60aによって連結される。これにより、ペーパーガイド11とプラテンローラ9のローラ外周面との間に、上記間隙△を確実に保つことができる。
また、本実施形態では特に、ペーパーガイド10が複数のリブ10bを備えている。これにより、ペーパーガイド10と感熱紙4との接触が、面接触ではなく、複数のリブ10bそれぞれにおける線接触となる。この結果、ペーパーガイド10と感熱紙4との摩擦を低減でき、このペーパーガイド10による摩擦が感熱紙4の搬送に対する抵抗となるのを低減できる。したがって、これによってもさらに搬送速度の高速化を図ることができる。
また、本実施形態では特に、感熱紙4は、前述のようにしてプラテンローラ9とペーパーガイド10との間の上記間隙△を進んだ後、当該間隙△を脱出した後に、プラテンローラ9のローラ外周面とサーマルヘッド8に挟み込まれて圧着させられる。すなわち、上記間隙△を進んでいる間は、感熱紙4に対しては、上記のようにプラテンローラ9の搬送駆動力が間接的に作用するにとどまり、サーマルヘッド8による押圧力は作用しない。これにより、感熱紙4に対して生じる摩擦が搬送抵抗となるのをさらに確実に防止することができる。したがって、これによってもさらに搬送速度の高速化を図ることができる。
なお、以上において、図6に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 携帯用小型プリンタ装置(印字装置)
2 本体ケース
4 感熱紙(被印字媒体)
6 用紙収容部(収納部)
8 サーマルヘッド(印字ヘッド)
9 プラテンローラ
9a 回転軸
10 ペーパーガイド
10a 円弧面部
10b リブ
11 ピックアップローラ
60 連結部材
60a ビーム部
60b 軸保持部
△ 間隙

Claims (4)

  1. 本体ケースと、
    前記本体ケースの一方側に開口し、印字対象となる略シート状の被印字媒体を収納するための収納部と、
    前記収納部に配置され、前記被印字媒体を前記略シート状の面方向に沿った第1方向へとピックアップして搬送するピックアップローラと、
    前記ピックアップローラよりも前記第1方向側へ設けられ、当該ピックアップローラにより前記第1方向へ搬送されてきた前記被印字媒体を、ローラ外周面に沿わせながら前記第1方向と反対向きの第2方向へと反転させつつ搬送する、プラテンローラと、
    前記プラテンローラのローラ外周面に沿って対向する円弧面部を備えたペーパーガイドと、
    前記ペーパーガイドの前記円弧面部と前記プラテンローラの前記ローラ外周面との間隔によって所定の間隙が形成されるように、前記ペーパーガイドと前記プラテンローラ回転軸との間を接続する連結部材と、
    前記プラテンローラにより前記第2方向へと反転されて搬送される前記被印字媒体に対し、所望の印字を行う印字ヘッドと、
    を有し、
    前記連結部材は、
    前記プラテンローラの前記回転軸を、当該回転軸の回転を許容しつつ保持する略Ω形開口状の軸保持部と、
    前記軸保持部から前記第1方向側へと延設され、前記軸保持部と前記ペーパーガイドとを連結するアーム状のビーム部と、
    を有することを特徴とする印字装置。
  2. 請求項1記載の印字装置において、
    前記間隙は、全体として、前記ピックアップローラによる搬送排出側の部分から前記サーマルヘッドに接近する搬送導入側の部分に接近するにつれて狭くした
    ことを特徴とする印字装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印字装置において、
    前記ペーパーガイドは、
    他の部位よりも前記ローラ外周面に向かって突出するように軸方向複数箇所にそれぞれ設けられた、複数のリブを備えており、
    前記円弧面部は、
    前記プラテンローラの回転軸の軸心又はその近傍位置が曲率中心となるように、前記複数のリブの先端部に備えられている
    ことを特徴とする印字装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の印字装置において、
    前記印字ヘッドは、
    前記連結部材により形成された前記円弧面部と前記ローラ外周面との間の前記間隙よりも前記被印字媒体の搬送方向下流側において、当該被印字媒体を介して前記ローラ外周面と圧着するように、構成されている
    ことを特徴とする印字装置。
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