JP2000225736A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2000225736A
JP2000225736A JP11031000A JP3100099A JP2000225736A JP 2000225736 A JP2000225736 A JP 2000225736A JP 11031000 A JP11031000 A JP 11031000A JP 3100099 A JP3100099 A JP 3100099A JP 2000225736 A JP2000225736 A JP 2000225736A
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Japan
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platen roller
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printing
guide
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JP11031000A
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English (en)
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Ichiji Fujiwara
一司 藤原
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F & F Kk
F&F Ltd
Original Assignee
F & F Kk
F&F Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンローラの径を小さくし、ノート機の
デバイス・ベイに収納可能なプリンタを提供する。 【解決手段】 プラテンローラ2に対し、プラテンロー
ラ2の外周形状と同一の形状を備えた紙ガイド20をバ
ネ25により適当な圧力で押し付ける。感熱紙1は紙ガ
イド20とプラテンローラ2に挟まれるので、充分な接
触面積が確保でき、プラテンローラ2の直径を小さくで
きる。さらに、紙ガイド20によりプラテンローラ2の
周囲に沿って感熱紙1がガイドされるので紙詰まりが発
生する可能性がなく信頼性も高い。したがって、デバイ
スベイに収納可能なようにフロントイン・フロントアウ
トを実現するためにプラテンローラにそって180度給
紙方向が変わるようなプリンタにおいても、薄く、信頼
性の高いものを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンローラを
備えた印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デスクトップあるいはノート型などのパ
ーソナルユースのコンピュータが普及している。これら
のコンピュータには、CD−ROMあるいはフロッピー
ディスクなどの周辺機器が収納可能なようにディバイス
ベイが設けられており、ユーザは希望する周辺機器をコ
ンピュータ本体に装着して利用できるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリンタはコンピュー
タの重要な周辺機器の1つであるが、デバイス・ベイに
収納可能なものは登場していない。そこで、本願の発明
者らにより、従来の定形の印刷用紙よりも小さなサイ
ズ、たとえばA6(105×148mm)あるいはB7
(91×128mm)サイズの定形の感熱用紙を用いた
プリンタが提案されている。
【0004】図4にその一例のプリンタ90を示してあ
る。このプリンタ90は、複数枚のA6サイズの感熱紙
1が収納された用紙カートリッジ92をプリンタ本体9
1の装着口93に抜き差しできるようになっており、プ
リンタ本体91の内部には、プラテンローラ2と、サー
マルヘッド3が収納されている。そして、カートリッジ
92からピックアップローラ7で感熱紙1を一枚ずつピ
ックアップして供給し、印刷された用紙が用紙カートリ
ッジ92の上に排出されるようになっている。このよう
に、前方から給紙し前方に排紙するフロントイン・フロ
ントアウトの紙経路を採用し、さらに、小型サイズにカ
ットされた感熱用紙として採用することによりデバイス
・ベイに収納可能なプリンタを実現することができる。
【0005】デバイス・ベイのサイズは、デスクトップ
機用が159.4mm×177.8mm×31.9m
m、ノート機用が130mm×127mm×19mmお
よび130mm×127mm×12.7mmに外形が規
格化されており、図3に示したプリンタ90でA6サイ
ズの感熱紙に印刷するものは、デスクトップ機のデバイ
ス・ベイに十分に収納可能なサイズに纏めることができ
る。
【0006】しかしながら、ノート機用、特に高さが1
2.7mmのデバイス・ベイに収納可能なサイズにプリ
ンタを纏めることはかなり困難である。大きな問題とし
てプラテンローラ2の径を小さくすることが難しいとい
うことを挙げることができる。プラテンローラ2の直径
は印刷用紙を紙送りする力を得るために所定の接触面積
が必要であり、A6サイズの単票用紙を用いた場合でも
少なくとも14mm程度は要求される。しかしながら、
このプラテンローラの厚みにサーマルヘッドの厚みを付
加すると到底12.7mmの厚みにプリンタを纏めるこ
とができない。
【0007】小径のプラテンローラで紙送り力を得るた
めに、図5に示すようにプラテンローラ2の周囲にサブ
ローラ2aを配置する方法が検討されている。サブロー
ラ2aを設けることによりプラテンローラ2が印刷用紙
と接触する面積を増加できるので小径のプラテンローラ
でも所定の紙送り力が得られる。カートリッジ92から
給紙された印刷用紙が排紙されるまでの紙経路がストレ
ートであったり、曲がっていても曲率半径が大きいプリ
ンタにおいては、サブローラを設ける方法も有効であ
る。
【0008】しかしながら、デバイス・ベイに収納する
ために、フロントイン・フロントアウトの紙経路が必要
とされ、さらに、全体を薄く纏めるためには紙経路の曲
率半径は小さくなる。図5に示したプリンタにおいて
は、給紙された印刷用紙がプラテンローラ2に沿ってほ
とんど180度向き変えて排紙される。このため、印刷
用紙の先端をプラテンローラとサブローラの間に導くこ
とが難しくなり、サブローラを設けることにより紙ジャ
ムが発生する可能性が高くなる。さらに、プリンタを薄
くするためにはサブローラの径も小さくする必要があ
り、サブローラの表面の曲率が大きくなる。このため、
サブローラにより印刷用紙の先端を所定の位置に導くこ
とが難しくなる。したがって、サブローラを用いたプリ
ンタでは、ノート機のデバイス・ベイに収納できるほど
薄く、さらに、実用に見合った信頼性のあるプリンタを
実現することは難しい。
【0009】そこで、本発明においては、ノート機のデ
バイス・ベイに収納できるほど薄く、さらに、紙詰まり
がなく、信頼性の高い印刷装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、サブローラの代わりに湾曲した紙ガイドをプラテ
ンローラに沿って設け、この紙ガイドあるいはその一部
をプラテンローラに押し付けることにより接触面積を確
保するようにしている。すなわち、本発明の印刷装置
は、印刷用のヘッドと、このヘッドに対し印刷用紙の給
紙方向を変えながら紙送りするプラテンローラと、この
プラテンローラの外周形状の少なくとも1部と同一形状
の部分を備えた紙ガイドと、この紙ガイドの同一形状の
部分の少なくとも1部をプラテンローラに押し付ける手
段とを有する。
【0011】プラテンローラと同一の形状の紙ガイドを
設けることにより、プラテンローラに沿って印刷用紙の
給紙方向をスムーズに変えることができる。そして、紙
ガイド全体あるいはその一部をプラテンローラに押し付
けることにより、それらの間に挟まれた印刷用紙がプラ
テンローラに確実に接触する。したがって、印刷用紙と
プラテンローラの接触面積を十分に確保できる。このた
め、サブローラを用いないでプラテンローラの径をさら
に小さく、直径が10mm程度以下にすることが可能で
ある。したがって、ノート機のデバイス・ベイに収納可
能なほど薄く紙詰まりのない信頼性の高い印刷装置を実
現することができる。
【0012】特に、紙ガイドがプラテンローラと同一の
形状となっているので、プラテンローラに沿って印刷用
紙をスムーズに導き、紙詰まりを起こすことなくプラテ
ンローラに沿って小さな曲率半径で給紙方向を変えるこ
とができる。したがって、デバイス・ベイに収納できる
フロントイン・フロントアウトの紙経路を備えた薄い印
刷装置に適した構成である。
【0013】紙ガイドは全体が動いてプラテンローラに
押し付けられるようにしても良く、あるいは、紙ガイド
を構成する一部が動いてプラテンローラに押し付けられ
るようにしても良い。形状が決まった紙ガイドであれ
ば、その紙ガイド全体またはその一部をばねなどの弾力
性のある押し付ける手段によりプラテンローラに押し付
けることができる。また、紙ガイド、またはその一部が
弾力性のあるものであれば、押し付ける手段を兼ねるよ
うに構成することも可能である。
【0014】本発明の印刷装置は、小径のプラテンロー
ラで印刷用紙を確実に紙送りできるので、インクジェッ
ト方式、ワイヤドット方式など印刷方法に関わらず印刷
装置を薄くすることができる。さらに、サーマルヘッド
を用いた印刷装置においては、サーマルヘッドが小型で
薄いので、小径のプラテンローラとの組み合わせにより
薄い印刷装置を実現するのに適している。感熱紙とサー
マルヘッドの組み合わせは、インクなどの消耗品が不要
となるので印刷装置を薄く、コンパクトにできる。この
ため、本発明は、ノート機のデバイス・ベイに収納する
印刷装置を実現できると共に、薄くコンパクトな携帯型
などの印刷装置を実現することも可能である。
【0015】本発明はロール紙用の印刷装置、カートリ
ッジなどに収納された単票紙(カットシート)用の印刷
装置にも適用できる。ロール紙用の印刷装置において
は、紙送りするため大きな力が必要となるので、本発明
によりコンパクトなロール紙用の印刷装置を提供でき
る。一方、単票紙は、紙送りにロール紙ほどの力を要求
されない。したがって、本発明を採用することにより、
さらにプラテンローラの径を小さくすることができる。
このため、デバイス・ベイに収納可能な薄い印刷装置と
しては単票用紙に印刷する印刷装置が適している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明にかかるプリンタ
10を示してある。このプリンタ10は、プラテンロー
ラ2とサーマルヘッド3が薄い本体11に収納されたプ
リンタである。本体11には、先に図3あるいは図4に
示したプリンタと同様に単票状の感熱紙1を収納したカ
ートリッジ12を差し込める装着口4が設けられてい
る。カートリッジ12が差し込まれると、その中の感熱
紙1は、ピックアップローラ7により一枚づつピックア
ップされてプラテンローラ2に送られる。感熱紙1はプ
ラテンローラ2に沿って略180度向きを変えながらサ
ーマルヘッド3に供給され、印刷される。サーマルヘッ
ド3により印刷された感熱紙1は装着口4と同じ側に設
けられた排紙口5からカートリッジ12の上に排出され
る。
【0017】本例のプリンタ10は、さらに、プラテン
ローラ2の周囲の一部と接触するように配置された湾曲
した紙ガイド20を備えている。この紙ガイド20は、
装着口4の方向から送られてくる感熱紙1をプラテンロ
ーラ2に向かって導く導入部21と、プラテンローラ2
の外面と同じ曲率半径の内面を備えた押付け部22とを
備えている。そして、紙ガイド20は、本体11からプ
ラテンローラ2に向かってバネ25により圧迫されてお
り、押付け部22がプラテンローラ2の外周面に適度な
圧力で押し付けられている。
【0018】したがって、本例のプリンタ10において
は、ピックアップローラ7によりカートリッジ12から
プラテンローラ2に給紙された感熱紙1の先端は、紙ガ
イド20の導入部21に沿ってプラテンローラ2と押付
け部22との間に導かれる。押付け部22はプラテンロ
ーラ2に向かって圧迫されているので、感熱紙1の先端
はプラテンローラ2に押し付けられ、プラテンローラ2
の回転力を受けてプラテンローラ2に沿って進む。押付
け部22は、プラテンローラ2と同じ曲率半径で形成さ
れているので、押付け部22とプラテンローラ2との間
では感熱紙1が適度な力でプラテンローラ2に押しつけ
られる。したがって、押付け部22によりプラテンロー
ラ2がカバーされたエリア内では適度な圧力で感熱紙1
とプラテンローラ2とは効率良く接触し、大きな接触面
積を確保できる。このため、プラテンローラ2の直径が
小さくてもサブローラ無しで十分な力を感熱紙1に伝達
することができる。
【0019】さらに、押付け部21はプラテンローラ2
の外周と同じ曲率半径で形成され、プラテンローラ2の
外周を覆っている。このため、感熱紙1の先端はプラテ
ンローラ2の周囲に沿って確実に進み、半径の小さなプ
ラテンローラ2であってもその周囲に沿ってほぼ180
度向きを変えた方向に確実に導くことができる。したが
って、図1に示すようなフロントイン・フロントアウト
の紙経路の湾曲部分の曲率半径が小さなプリンタにおい
ても、紙詰まりのない、信頼性の高いプリンタを提供で
きる。
【0020】また、紙ガイドの押付け部22によって比
較的広い面積で印刷用紙をプラテンローラ2に押し付け
ることができる。したがって、印刷用紙をそれほど高い
圧力で押し付けなくても十分な紙送り力を得ることがで
きる。このため、印刷用紙をいためたり、しわが寄って
印刷の品質が劣化することも防止できる。
【0021】このように、本例のプリンタ10において
は、プラテンローラ2に対し、プラテンローラ2の外周
と同じ曲率の内面を備えた紙ガイド20がバネ25によ
り押し付けられており、これらの間を感熱紙1が通過す
るようになっている。このため、感熱紙1とプラテンロ
ーラ2との接触面積が十分に確保でき、また、感熱紙1
をプラテンローラ2に沿って確実に導くことができる。
したがって、プラテンローラ2の直径を大幅に小さくす
ることが可能である。本例のように、カットシートタイ
プの感熱紙1を用いたプリンタにおいては、プラテンロ
ーラ2の直径は10mm以下、さらに好ましくは7mm
程度以下にすることが可能である。
【0022】ロール紙と異なり、カットシートを用いた
プリンタにおいては、ロールを回転する力が不要なので
プラテンローラの直径を比較的小さくできる。しかしな
がら、従来のサーマルヘッドを用いたプリンタではプラ
テンローラの直径を14mm程度以下にすることは接触
面積を確保する点から不可能であった。これに対し、本
例のプリンタにおいては、プラテンローラ2の直径を従
来の2/3あるいは1/2、さらにはそれ以下にするこ
とができる。さらに、プラテンローラ2の周囲に沿って
紙ガイドが配置されるのでプラテンローラ2の直径が小
さく紙経路の曲率半径が小さくなる場合であっても確実
に印刷用紙をサーマルヘッド3に導くことができる。
【0023】このように本例のプリンタ10において
は、直径が7mm程度のプラテンローラ2を採用できる
ので、サーマルヘッド3の厚みを加えても本体11の厚
さを10mm程度にすることができる。したがって、ノ
ートタイプのコンピュータのデバイス・ベイ(厚み1
2。7mm)に納まる薄いプリンタを実現できる。ま
た、A6あるいはB7サイズの感熱紙を用いることによ
り、縦横の寸法もデバイス・ベイの寸法(130mm×
127mm)に納まるようにすることができる。特に、
本例のプリンタ10は、インクなどの消耗品がいらない
サーマルヘッド3を採用しているのでプリンタをデバイ
ス・ベイに収納可能なサイズに纏めることが容易であ
る。
【0024】本発明により、図2に示すように、ノート
機30のデバイス・ベイ31に収納可能なサイズのプリ
ンタ10を提供することが可能である。このため、ノー
ト機30にプリンタ10を内蔵して携帯することができ
る。そして、ノート機30の前方からカートリッジ12
を差し込んで用紙をセットするだけでいつでもどこでも
印刷することができる。
【0025】なお、本例においては、紙ガイド20をサ
ーマルヘッド3の給紙側に設置しているが、サーマルヘ
ッド3の排紙側に設置することも可能であり、さらに、
サーマルヘッド3の排紙側および給紙側の両方に設置す
ることも可能である。また、本例では、形状の決まった
紙ガイド20の全体を本体11からバネ25により適当
な圧力が得られるように支持しているが、紙ガイド20
の構成および支持方法はこれに限定されない。例えば、
プラテンローラ2のシャフトから紙ガイド20を弾性的
に支持することも可能である。
【0026】図3に示したプリンタ50は、本体51を
さらに薄くするためにハウジングあるいはシャーシとな
る上下の壁を取り除いた構成となっている。このため、
本例のプリンタ50では、側面の壁52により本体51
の全体が支持されており、プラテンローラ2の回りの紙
ガイド53と、カートリッジ12を支持する支持板54
とにより両側面の壁を連結し、所定の強度が得られるよ
うになっている。そして、サーマルヘッド3も側面52
にから支持されている。
【0027】本例の紙ガイド53は、プラテンローラ2
に面した側がプラテンローラ2の外周面と同じように湾
曲したガイド面55となっており、プラテンローラ2に
沿って印刷用紙1の向きを略180度変えてサーマルヘ
ッド3に導けるようになっている。この紙ガイド53は
同時にプリンタ本体51の強度部材となっているために
紙ガイド53自体を動かすことができない。そこで、本
例のプリンタ50においては、支持板54からプラテン
ローラ2の外周面に向かってフラップ状に延びた弾性の
ある第2の紙ガイド60を設け、この先端部分61が紙
ガイド50のガイド面55の入口付近でプラテンローラ
2に押し付けられるようにしている。すなわち、プラテ
ンローラ2の回りの紙ガイドを固定された紙ガイド53
と、稼動できる紙ガイド60で構成し、紙ガイド60は
弾性を持たせることにより紙ガイド60自身がプラテン
ローラ2に押し付ける手段としての機能を果たすように
している。
【0028】したがって、本例のプリンタ50において
は、紙ガイド50の入口で第2の紙ガイド60により印
刷用紙1がプラテンローラ2の外周面に適度な圧力で押
し付けられる。このため、印刷用紙1は、プラテンロー
ラ2の回転力を得て紙ガイド50の内面55に沿って進
み、プラテンローラ2の外周面に沿ってサーマルヘッド
3に導かれる。そして、サーマルヘッド3とプラテンロ
ーラ2に挟まれた状態で印刷され、排紙口5からカート
リッジ12の上に排出される。
【0029】このように、本例のプリンタ50において
は、紙ガイド全体がプラテンローラ2に押し付けられる
のではないが、紙ガイドを形成する一部をプラテンロー
ラ2に押し付けることにより、サブローラを用いずに印
刷用紙1を確実に紙送りできる。そして、紙ガイドのガ
イド面55がプラテンローラの外周形状と略同一形状と
なっているので、紙送りされた印刷用紙は紙詰まりする
ことなくサーマルヘッド3および排紙口5に導かれる。
【0030】本例においては、第2の紙ガイド60を支
持板54から延ばしてプラテンローラ2に押し付けるよ
うにしているが、本発明にかかる紙ガイドの構成は、こ
れに限定されるものではない。第2の紙ガイド60をプ
ラテンローラ2の回りに延ばし、さらに広く印刷用紙を
押さえることも可能である。また、固定された紙ガイド
53のガイド面55に第2の紙ガイド60がプラテンロ
ーラ2に沿って延びるように溝を用意しておき、1つま
たは複数のワイヤー状あるいは細いプレート状の弾性の
ある紙ガイド60をガイド面55に沿ってサーマルヘッ
ド3の近傍までの大きな角度でプラテンローラ2に巻き
付くように設置しても良い。このように弾性のある紙ガ
イド60をプラテンローラ2に沿って延ばすことによ
り、プラテンローラ2に沿って印刷用紙に対し広い面積
で紙送り力を加えることができる。
【0031】さらに、ガイド面55の一部を紙ガイド5
3からプラテンローラ2に向かって弾性的に突き出すな
どの方法により印刷用紙1をプラテンローラ2に適度な
圧力で押し付けるようにしても良い。また、プラテンロ
ーラ2の軸方向に紙ガイドが一様に延びていても良く、
あるいは複数の紙ガイドを軸方向に断続的に設置しても
もちろん良い。
【0032】いずれの場合でも、サブローラを用いると
曲率半径が小さくなり、印刷用紙の先端をガイドし難く
なるのに対し、本発明のように、紙ガイドあるいはその
一部であれば、曲率が小さな(曲率半径の大きな)部分
で印刷用紙をプラテンローラ2に押し付けることができ
るのでプラテンローラ2の径が小さくても印刷用紙を紙
詰まりなく導くことができる。
【0033】特に、図3に示したプリンタ50では、ロ
ーラ2の直径を大幅に小さくできると共に、ハウジング
自体もさらに薄くできる。したがって、より薄く、小型
のデバイス・ベイにも収納可能なプリンタを実現するこ
とができる。
【0034】なお、本例では、カートリッジ12が分離
可能で、フロントイン・フロントアウトのデバイス・ベ
イに収納するのに適した形態のプリンタを例に本発明を
説明しているが、本発明にかかるプリンタは、これに限
定されるものではない。例えば、カートリッジ12を本
体に内蔵することにより、薄くてコンパクトな卓上ある
いは携帯に適したプリンタを実現することができる。も
ちろん、印刷用紙はA6あるいはB7に限定されること
はなく、さらに小さなサイズの印刷用紙を用いたプリン
タにも本発明を適用することができる。また、A5、A
4あるいはそれ以上のサイズの印刷用紙を印刷するプリ
ンタにも本発明を適用することができる。
【0035】さらに、カットシートの代わりにロール紙
に印刷するプリンタに対しても本発明を適用することが
できる。ロール紙を用いたプリンタにおいては、ロール
紙を回転する駆動力も合わせてプラテンローラから印刷
用紙に伝達する必要がある。したがって、プラテンロー
ラの直径はカットシートを用いたプリンタほど小さくす
ることはできない。しかしながら、本発明を適用するこ
とにより、印刷用紙との接触面積を大きくでき、プラテ
ンローラを小さくできる。このため、ロール紙を用いた
プリンタにおいても本発明を適用することにより小型化
できる。
【0036】また、上記ではサーマルヘッドを用いたプ
リンタを例に説明しているが、これに限定されないこと
はもちろんである。例えば、サーマルヘッドの代わりに
インクジェットあるいはワイヤードット用のプリンタヘ
ッドを設置することも可能であり、モノクロに限らず、
カラープリンタにおいても本発明を適用することができ
る。したがって、印刷用紙も感熱紙に限らず、所定のサ
イズにカットされた普通紙を用いることができる。そし
て、これらのプリンタにおいても、プラテンローラの径
を小さくできるので、プリンタ全体を小型でき、特に、
薄くコンパクトなプリンタを実現することができる。
【0037】
【発明の効果】このように本発明の印刷装置において
は、プラテンローラの回りにプラテンローラの外周形状
と同一の形状を備えた紙ガイドを設け、紙ガイド全体あ
るいはその一部をプラテンローラに押し付けて印刷用紙
をプラテンローラに沿って送るようにしている。したが
って、半径の小さなサブローラを用いずに印刷用紙をプ
ラテンローラの周囲に押し付けることができ、充分な接
触面積を確保することができる。このため、プラテンロ
ーラの直径をさらに小さくできると共に、紙詰まりの起
き難い信頼性の高い印刷装置を提供できる。
【0038】このため、本発明により、小型で薄い印刷
装置を実現することができる。特に、前方から印刷用紙
を供給し前方に排出するフロントイン・フロントアウト
を実現するためにプラテンローラに沿って給紙方向が1
80度も変化する印刷装置においても小型で薄く、さら
に信頼性の高い印刷装置を提供できる。したがって、本
発明は、パーソナルコンピュータの本体に用意されたデ
バイス・ベイに収納するプリンタに適している。特に、
印刷装置の厚みを非常に薄くできるので、ノート機型の
パーソナルコンピュータのデバイス・ベイに収納可能な
印刷装置を実現し、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示すプリンタをノート機のデバイス・ベ
イに設置する様子を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる異なったプリンタの構成例を示
す図である。
【図4】薄型ではあるが、ノート機のデバイス・ベイに
収納できるほど薄くないプリンタの例を示す断面図であ
る。
【図5】サブローラを用いて薄型化したプリンタの例を
示す図である。
【符号の説明】
1 感熱紙 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 4 カートリッジの挿入口 5 排紙口 7 ピックアップローラ 10、50 プリンタ 11、51 プリンタ本体 12、92 カートリッジ 20、53 紙ガイド 21 導入部 22 押付け部 25 バネ 30 ノート型のパーソナルコンピュータ 31 デバイス・ベイ 54 支持板 55 ガイド面 60 第2の紙ガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用のヘッドと、このヘッドに対し印
    刷用紙の給紙方向を変えながら紙送りするプラテンロー
    ラと、このプラテンローラの外周形状の少なくとも1部
    と同一形状の部分を備えた紙ガイドと、この紙ガイドの
    同一形状の部分の少なくとも1部を前記プラテンローラ
    に押し付ける手段とを有する印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、形状が決まった前記
    紙ガイド、またはその一部が弾力性のある前記押し付け
    る手段により前記プラテンローラに押し付けられること
    を特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記紙ガイド、また
    はその一部が弾力性を備え、前記押し付ける手段を兼ね
    ていることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記プラテンローラは直径が約10mm以下であること
    を特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記印刷用のヘッドはサーマルヘッドであることを特徴
    とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    コンピュータ本体のデバイス・ベイに収納可能であるこ
    とを特徴とする印刷装置。
JP11031000A 1999-02-09 1999-02-09 印刷装置 Pending JP2000225736A (ja)

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JP11031000A JP2000225736A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 印刷装置

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