JP4515655B2 - プリンタ - Google Patents

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JP4515655B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラインサーマルヘッドおよびプラテンローラを備えたサーマルタイプのプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ、レーザプリンタなど多種多様な印字方式のプリンタが普及しており、家庭などで手軽にプリントアウトできるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話やPDAなどのモバイルコンピュータ(携帯端末)と共に持ち運び、これらの携帯端末と組み合わせて外出先などで手軽に印刷できるプリンタが要望されている。たとえば、A6サイズ(105mm×148mm)あるいはそれ以下のサイズの用紙に印刷できる小さくて薄いプリンタが望まれている。
【0004】
ラインサーマルプリンタは、ラインサーマルヘッドと、このラインサーマルヘッドとの間に用紙を挟んで紙送りするプラテンローラを有するプリンタである。このラインサーマルプリンタは、インク、トナーあるいはインクリボンなどの消耗品を収納するスペース、また、シリアルプリンタのように印刷ヘッドを走査方向に移動させるためのスペース、さらに移動するための機構を収納するためのスペースが不要であり、携帯型のコンパクトなサイズのプリンタを実現しやすい。このため、携帯端末と共に持ち運びでき、それと一体にして何処でも手軽に印刷できるパーソナルユースのプリンタに適している。
【0005】
携帯端末と一緒に持ち運ぶことを意図したコンパクトなプリンタにおいても、紙詰まりが発生したときは、その紙詰まりを簡単に解消できるようにすることが望ましい。その一方で、紙詰まりを解消する機構のために操作用の突起が外部に出るなど、プリンタのサイズが大きくなることは携帯用のプリンタとしては望ましくない。また、プリンタを立てたり斜めの状態で使用し、斜めになった排紙用のトレイに順番にプリントアウトを積み重ねようとするとトレイの近傍に排紙用のフィーダーが必要となり、紙詰まりが生じ易くなり、さらに紙詰まりを解消するための機構が必要になる。
【0006】
そこで、本発明においては、詰まった用紙を簡単に取り除くことができると共に、携帯端末と共に持ち運びでき、何処でも手軽にプリントアウトできるコンパクトなプリンタを提供することを目的としている。さらに、立てたり、傾斜した状態で使用しても、紙詰まりを簡単に解消できるコンパクトで簡易な機構のプリンタを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、排紙用のトレイの近傍に設けるフィードローラを省いて紙ガイドの組み合わせによって印刷済みの用紙を排出可能とすると共に、その排紙用の紙ガイドを可動なものとして、それに連動してラインサーマルヘッドとプラテンローラの間にギャップを形成することにより、紙詰まりに対し簡単に対処できるようにしている。したがって、紙詰まりの要因となる排紙用のフィードローラを省いて、それに関わる紙詰まりを除去するための機構を省略すると共に、代わりに設置される紙ガイドでプラテンローラとラインサーマルヘッドとの間にギャップを形成することにより、専用のレバーなどを設けずに極めて簡易な機構でコンパクトなプリンタをほとんどサイズアップさせることなく詰まった用紙を簡単に取り除けるようにしている。
【0008】
すなわち、本発明の、ラインサーマルヘッドと、このラインサーマルヘッドとの間で用紙を挟んで印刷すると共に紙送りするプラテンローラと、印刷済みの用紙がストックされる排紙トレイと、印刷後の用紙がプラテンローラから排紙トレイに導かれる経路に沿って順番に配置された、用紙の上面側をガイドする第1のガイド、用紙の下面側から用紙の排出方向が上方になるようにガイドする第2のガイド、および、用紙の上面側をガイドして用紙の排出方向を下方の排紙トレイとなるようにガイドする第3のガイドとを有するプリンタは、第3のガイドが用紙をガイドする位置から旋回またはスライド可能になっており、この第3のガイドと連動してラインサーマルヘッドとプラテンローラとの間に第1のギャップを形成するギャップ形成手段とを有する。
【0009】
本発明のプリンタでは、第1、第2、および第3のガイドにより、前の用紙の末端部分が次の用紙の先端部分に押され、次の用紙がプラテンローラで紙送りされるにつれて前の用紙が排紙トレイに排出されて、プリントアウトが排紙トレイに目的とする順番で積み重ねられる。そして、これらのガイドによる用紙の排出方法は、プリンタを立てたり、傾けた状態で使用しても、用紙を確実に排紙トレイに送り出すことが可能である。したがって、第1、第2および第3のガイドを用いることにより、排紙用のフィードローラを省くことができ、このフィードローラに起因した紙詰まりを解消するための機構を省略できる。
【0010】
また、排紙用のフィードローラに代わって印刷済みの用紙を排紙トレイに導く機能を備えた第1ないし第3のガイドのうち、第3のガイドは用紙を排紙トレイに向けてガイドするパーツであり、プリンタの外部に表れる。このため、ユーザが外部から操作しやすいパーツである。そこで、本発明のプリンタでは、この外部から操作しやすいパーツである第3のガイドを旋回またはスライド可能なものとし、これと連動してラインサーマルヘッドとプラテンローラとの間にギャップ(第1のギャップ)を形成することにより、これらの間の紙詰まりを簡単に解消できるようにしている。したがって、本発明のプリンタであれば、紙詰まりする部分を少なくでき、さらに紙詰まりを解消するために操作するレバーやハンドルなどを余分に設ける必要がない。このため、低コストで、プリンタの外観を損なわずに紙詰まりが少なく、たとえ紙詰まりが発生してもそれを解消する機能をコンパクトに設けることができる。
【0011】
また、第3のガイドを旋回またはスライドさせると、ラインサーマルヘッドとプラテンローラとの間にギャップが形成されると共に、紙排紙経路内の一部あるいは多くの領域がプリンタの外部に開放される。したがって、紙排紙経路内に隠れて紙詰まりになっていた用紙を外部から見たりアクセスできるので、紙詰まりの用紙をいっそう簡単に取り除くことができる。
【0012】
第3のガイドは、用紙の上面側をガイドして用紙の排出方向が下方の排紙トレイとなるようにガイドするパーツである。このため、第3のガイドをガイドする位置から上方に旋回可能とすることにより、この旋回と連動してギャップを形成するギャップ形成手段をシンプルな構成に纏めることが可能であり、プリンタをいっそうコンパクトにできる。
【0013】
プラテンローラとの間に用紙を挟んで用紙の進行方向をプラテンローラに沿ってほぼ180度変える反転ガイドが設けられているプリンタにおいては、プラテンローラと反転ガイドとの間に用紙が詰まった状態で紙詰まりになることがある。したがって、第3のガイドを旋回またはスライドするのに連動してギャップ形成手段により、プラテンローラと反転ガイドとの間にもギャップ(第2のギャップ)を形成することが望ましい。プラテンローラの周りにラインサーマルヘッドに加えて反転ガイドがあるプリンタにおいても、第3のガイドを動かすだけで、それらとプラテンローラとの間にギャップを形成できるので、プラテンローラから確実に用紙をフリーな状態にでき、詰まった用紙を簡単に、破くことなく取り除くことができる。
【0014】
プラテンローラとの間にギャップを形成する場合、ラインサーマルヘッドおよびプラテンローラのいずれか一方を移動させれば良い。しかしながら、プラテンローラはこれを回転する輪列などの機構に接続されているので、プラテンローラを動かすにはギャップ形成手段の構成が複雑になる可能性がある。これに対し、ラインサーマルヘッド、または、反転ガイドは回転などの印刷に伴う動きはなく、プラテンローラに対し弾性的に押し付けられた状態で配置することが可能であり、その力に逆らえる程度の簡易な機構があればラインサーマルヘッドおよび/または反転ガイドを適度なギャップが開くように移動できる。
【0015】
第3のガイドをプラテンローラのシャフトに旋回可能に取り付けておくと共に、ギャップ形成手段に、第3のガイドに連動してプラテンローラのシャフトの回りに回転しラインサーマルヘッドの一部に当って第1のギャップを形成する第1のカムを設けることにより、シンプルな機構でラインサーマルヘッドをプラテンローラからリリースすることができる。また、反転ガイドについても同様に、第3のガイドに連動してプラテンローラのシャフトの回りに回転し反転ガイドの一部に当って第2のギャップを形成する第2のカムを設けることにより、シンプルな機構で第3のガイドに連動して反転ガイドをプラテンローラからリリースすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態に係るプリンタを説明する。図1に、本発明に係るプリンタの外観を斜視図を用いて示してある。本例のプリンタ1は、A6サイズ(105mm×148mm)あるいはそれ以下の用紙(または感熱紙)を収納可能な箱型のハウジング2を有しており、用紙3をセットする部分となる用紙収納部11がハウジング2の前方側1aに設けられ、この用紙収納部11の一方の側(後方)1bの部分に繋がった印刷処理部12がハウジング2の後方側1bに設けられている。また、用紙収納部11の上面、すなわち、用紙収納部11の上部を構成するハウジング2の上壁が印刷された用紙3が排紙されて蓄積されるストッカ(排紙トレイ)4になっており、印刷処理部12で印刷された用紙3は、ストッカ4の後方側1bから排紙されて前方側1aに向かって紙送りされ、ストッカ4に対して上方に順番に蓄積される。さらに、本例のプリンタ1は、図示されていないがUSBインターフェースや赤外線インターフェースなどのデータ送受信用の適当なインターフェースを備えており、これらのインターフェースのいずかを介してホストとなる携帯電話あるいはPDAなどのモバイルコンピュータ、デスクトップ型あるいはノート型のパーソナルコンピュータから印刷用のデータを受信してプリントアウトできるようになっている。
【0017】
図2および図3に断面図により、本例のプリンタ1の内部の概略構成を示してある。図2は、本例のプリンタ1を側方から見た断面図であり、図3は、本例のプリンタ1を上方から見た断面図である。本例のプリンタ1においては、ハウジング2の前方1aに用紙収納部11が設けられており、複数枚の感熱紙3の束や複数枚の感熱紙3をパッケージ5aに収納した用紙カートリッジ5を収納することができる。用紙収納部11の後方側1bの下方にはピックアップローラ17が配置されている。
【0018】
用紙収納部11の上部はストッカ4になっており、ピックアップローラ17に感熱紙3の先端3aを加圧するように用紙収納部内を上下に動く板バネ19と、用紙収納部11の上壁となり、平板状の上下に動かない上部ハウジング20とで構成されている。この板バネ19は上部ハウジング20の端Pに取り付けられており、その先端18は用紙収納部11に収納されている用紙カートリッジ5の感熱紙3を常にピックアップローラ17に適当な力で加圧する。このため、感熱紙3はピックアップローラ17によって一枚づつ分離されて印刷処理部12へ供給される。
【0019】
本例の印刷処理部12には、上方にラインサーマルヘッド15が配置され、その下方にプラテンローラ16が配置されており、ピックアップローラ17でピックアップされた感熱紙3がラインサーマルヘッド15に導かれ、印刷された後に排紙口(紙排紙経路)30を通ってハウジング2の外に排紙される。プラテンローラ16の後方(図面の右側)1bには反転ガイド25が配置されており、感熱紙3の進行方向をプラテンローラ16に沿ってほぼ180度変え、前方1aの用紙収納部11から供給された感熱紙3を再び前方1aのストッカ4に出力できるようになっている。
【0020】
本例の反転ガイド25は、プラテンローラ16の外周形状の一部と接する同一形状のガイド面25aを備えており、プラテンローラ16とガイド面25aでプラテンローラ16の下側に送られてきた感熱紙3を挟んで上方のラインサーマルヘッド15にスムーズに導くことができる。さらに、プラテンローラ16の前方(図面の左側)1aには、断面がほぼ平行四辺形で後方1bの側が前方1aの側より下がった形状のガイド23が配置されており、ピックアップされた用紙3はガイド23の下側の斜面23aで案内されてプラテンローラ16の下側に送られ、印刷された用紙3は、ガイド23の上面の斜面23bに沿って排紙口30を通って外部に排出される。
【0021】
本例のラインサーマルヘッド15は支点45を中心に旋回可能となるようにハウジング2あるいはシャーシーに取り付けられ、ラインサーマルヘッド15の後方1bの部分がハウジング2に対しバネ33によって上方に加圧されている。したがって、ラインサーマルヘッド15の前方1aの部分(感熱紙3に実際に印刷を行う部分)15bは、プラテンローラ16に対して弾性的に所定の圧力で押し付けられており、用紙3をプラテンローラ16とサーマルヘッド15で挟んで確実に紙送りし、印刷できる。
【0022】
また、プラテンローラ16に沿って湾曲しながら感熱紙3を導く反転ガイド25は、ハウジング2の底面に対し前後方向にスライド可能な状態で取り付けられおり、さらに、図3に示すように、プラテンローラ16の軸方向に伸びる板バネ27によって反転ガイド25がプラテンローラ16に対して弾性的に押し付けられている。したがって、反転ガイド25とプラテンローラ16との間に導かれた用紙3は、反転ガイド25とプラテンローラ16によって挟まれ、適度な力でプラテンローラ16に押し付けられるので、プラテンローラ16に沿って確実にサーマルヘッド15に導かれる。
【0023】
さらに、図3に示すように、印刷処理部12には、ハウジング2の側方に沿って、プラテンローラ16およびピックアップローラ17を駆動するモータ21と、その動力をそれぞれのローラ16および17に伝達する機構22が配置されている。
【0024】
印刷処理部12により印刷された用紙3は、排紙経路30を通って、ハウジング2の上面に用意された排紙ガイド(キャノピー)28によってストッカ4に導かれて蓄積される。その際、本例のプリンタ1においては、ラインサーマルヘッド15の前方1aの隅15aが排紙経路30に突き出るように配置されており、感熱紙3の上面側に当り、感熱紙3は上方からガイドされる。次に、ガイド23の上側の斜面23bにより、感熱紙3は下方から感熱紙3の排出方向が上方となるようにガイドされる。さらに、ストッカ4に入った感熱紙3は、排紙ガイド28により上方から排出方向が下方のストッカ4となるようにガイドされる。したがって、本例のプリンタ1では、紙排紙経路30において、感熱紙3は、プラテンローラ16からストッカ4に向けて「へ」字あるいは逆U字の形状にガイドされる。このため、感熱紙3の末端部分が紙排紙経路30に残された状態となっても、プラテンローラ16から次に紙送りされた感熱紙3の先端部分が、その紙排紙経路30の末端部分に上方から重なってこれを押すことになる。したがって、印刷された感熱紙3は印刷された順番にストッカ4に確実に排紙される。このため、本例のプリンタ1では、ラインサーマルヘッド15の前方1aの隅15aが第1のガイド、斜面23bを備えたガイド23が第2のガイド、排紙ガイド28が第3のガイドに相当する。
【0025】
この第1、第2および第3のガイドにより感熱紙3をストッカ4に導く方法は、図2に示すように、プリンタ1を水平に設置して使用する場合に限らず、プリンタ1を立てたり、傾斜させて使用しても感熱紙3をストッカ4に確実に送り出すことができる。したがって、本例のプリンタ1は、これらの3つのガイドを採用することにより、排紙用のフィードローラが省かれており、さらにフィードローラに関わる紙詰まりを解消するための機構も省かれている。また、第3のガイドである排紙ガイド28はストッカ4の上に達するまで伸びており、ストッカ4に排出された感熱紙3の一部を押えられるようになっている。このため、プリンタ1の姿勢に左右されずに、ストッカ4に排出された感熱紙3を排紙ガイド28で確実にストッカ4の上に保持することができる。
【0026】
各ガイドのうち、第3のガイドである排紙ガイド28を、図4に取り出して斜視図を用いて示してある。本例の排紙ガイド28は透明な樹脂製の部材から成形されており、ストッカ4の上方に位置する平板状のガイド部分28aと、このガイド部分28aの両側端から後方1bに向けて斜め下方のプラテンローラ16のシャフト16aに向かって伸びる2つのアーム部28bを備えている。各アーム部28bの先端はプラテンローラ16のシャフト16aを中心に旋回できるようにシャフト16aに取り付けられており、図2に示すように、排紙ガイド28は、用紙3をガイドする位置からシャフト16aを中心に、上方、すなわち、ハウジング2から離れる方向に数10度程度旋回することができる。
【0027】
図2および図4に示すように、本例のプリンタ1は、排紙ガイド28が旋回するのに連動してプラテンローラ16のシャフト16aの回りに旋回するカム41および42を備えており、各カム41および42はシャフト16aの両端部に設けられている。第1のカム41は、ラインサーマルヘッド15を支点45を中心に旋回させてラインサーマルヘッド15をプラテンローラ16から離すヘッド逃がし用カムである。一方、第2のカム42は、反転ガイド25を後方1bにスライドさせて反転ガイド25をプラテンローラ16から離すガイド逃がし用カムである。そして、これらのカム41および42はギャップ形成機構40としての機能を果たしている。各カム41および42はほぼ半円板形状であり、プラテンローラ16のシャフト16aの回りに回転できるようになっている。それと共に各カム41および42は排紙ガイド28の各アーム部28bの先端側の部分31に対し、その動きに連動するように取り付けられている。
【0028】
図5に、排紙ガイド28を旋回した状態を示してある。本例のプリンタ1では、排紙ガイド28を上方に旋回すると、それに連動してギャップ形成機構40として機能する第1および第2のカム41および42がシャフト16aの回りに旋回する。これにより、カム41および42に設けられた突起41aおよび42aがラインサーマルヘッド15および反転ガイド25にそれぞれ当り、ラインサーマルヘッド15とプラテンローラ16の間に第1のギャップG1が形成され、反転ガイド25とプラテンローラ16との間に第2のギャップG2が形成される。これと共に、排紙ガイド28を上方に旋回することにより、ハウジング2からストッカ4に印刷された用紙を排出する紙排紙経路30が現れる。このため、紙詰まりが生じたときに排紙ガイド28を旋回することにより、紙排紙経路30の状況を容易に調べることができ、この紙排紙経路30に先端が現れて止まっているような用紙があってもそれにアクセスすることができる。さらに、排紙ガイド28を旋回することにより、上述したカムを用いたギャップ形成機構40によってプラテンローラ16とラインサーマルヘッド15の間およびプラテンローラ16と反転ガイド25の間にギャップG1およびG2がそれぞれ形成される。したがって、紙排紙経路30に一部が現れて紙詰まりとなってしまった用紙は、プラテンローラ16などからリリースされた状態になっており、紙詰まりとなった用紙の一部を持って簡単に引き出すことができ、紙詰まりを解消することができる。
【0029】
図6に、カム41および42の部分を拡大して示してある。図6(a)および(b)は、排紙ガイド28がストッカ4の側に倒れた状態になっており、排紙ガイド28がストッカ4に印刷された用紙3を導く機能を果たす。このとき、ラインサーマルヘッド15をプラテンローラ16から離すヘッド逃がし用の第1のカム41の突起41aと、反転ガイド25をプラテンローラ16から離すガイド逃がし用の第2のカム42の突起42aは、ラインサーマルヘッド15および反転ガイド25から離れた位置にある。したがって、ラインサーマルヘッド15は、バネ33の力によってプラテンローラ16に加圧されており、これらの間の感熱紙3を挟んで紙送りできる状態となっている。また、反転ガイド25もバネ27の力によってプラテンローラ16に加圧されており、プラテンローラ16との間の感熱紙3を挟んで紙送りできる状態となっている。
【0030】
図6(c)および(d)は、排紙ガイド28がストッカ4の上方に旋回された状態を示してある。排紙ガイド28の動きはアーム部28bを介してアーム部28の先端31に伝達され、その動きに連動して第1のカム41および第2のカム42が回転する。したがって、第1のカム41の突起41aがラインサーマルヘッド15に当ってラインサーマルヘッド15を押し上げ、プラテンローラ16との間にギャップG1を形成する。また、第2のカム42の突起42aが反転ガイド25に当って反転ガイド25を後方1bに押し、プラテンローラ16との間にギャップG2を形成する。このため、これらの間で用紙3が挟まれて紙詰まりの状態になっていても、排紙ガイド28を操作すると用紙3はフリーになる。したがって、ラインサーマルヘッド15、プラテンローラ16および反転ガイド25を含むプリンタ1の機構系に負荷をかけずに、用紙をそれほど引張る力もいらずに、紙排紙経路30から紙詰まりになった用紙を容易に取り除くことができる。そして、用紙3を取り除いた後は、排紙ガイド28をストッカ4の上に倒して排紙ガイドとして機能するようにすると、図6(a)および(b)に示すように、第1および第2のカムの突起41aおよび42aがラインサーマルヘッド15および反転ガイド25から外れるので、これらとプラテンローラ16との間に用紙3を挟んで紙送りできる状態に復帰する。
【0031】
このように、本例のプリンタ1では、第1、第2および第3のガイドの組み合わせにより、印刷済みの感熱紙3をストッカ4に排出し、プリンタ1を立てたり、傾斜した状態で使用しても、排紙用のフィードローラを用いることなく、印刷済みの感熱紙3を確実にストッカ4に導くようにしている。したがって、本例のプリンタ1では、排紙用のフィードローラに加えて、このフィードローラに起因した紙詰まりを解消するための機構を省略することができる。また、フィードローラに代わって使用されている3つのガイドのうち、ハウジング2の外側に配置された部品である排紙ガイド(第3のガイド)28を旋回させるだけの操作で、ラインサーマルヘッド15および反転ガイド25をプラテンローラ16から強制的に逃がし、紙詰まりを解消できる。したがって、本例のプリンタ1であれば、紙詰まりを発生する部分を少なくでき、また、紙詰まり時に操作する余分なパーツ、たとえば、ハウジング2の外部に突き出るようなレバーやハンドルなどを設けなくても良い。このため、紙詰まりの少ないプリンタをコンパクトで、そしてスマートに纏めることができる。すなわち、携帯端末と共に持ち運びできる程度にほぼ限界までコンパクトに纏められたプリンタにおいて、携帯型としてのサイズを保持したまま、紙詰まりの発生自体が少なく、たとえ紙詰まりが発生してもそれを簡単に対処できる使い勝手の良いプリンタを提供できる。
【0032】
また、排紙ガイド28はプリンタが立てられていたり、傾けられて使用されていても簡単に操作することが可能であり、プリンタの使用状況に左右されずに常に紙詰まりを解消するための操作を簡単に行なえる。
【0033】
さらに、本例のプリンタ1は、感熱紙3がラインサーマルヘッド15とプラテンローラ16の間で挟まれている場合に限らず、プラテンローラ16と反転ガイド25との間で挟まれている場合であっても確実に感熱紙3を取り除くことができる。したがって、感熱紙3の進行方向をプラテンローラ16に沿ってほぼ180度回転させるタイプのプリンタであっても、紙詰まりが解消し易く、取扱の容易なプリンタになっている。
【0034】
また、本例のプリンタ1においては、ラインサーマルヘッド15および反転ガイド25をプラテンローラ16に対してバネなどによって弾性的に押し付けるようにし、ギャップを形成する手段として突起の設けられたカムを採用して、カムを排紙ガイドに連動させて突起を動かすという簡易な構成でギャップを形成できるようにしている。したがって、ギャップ形成手段も低コストでコンパクトであり、ほとんどスペースを消費しないで携帯型のコンパクトなプリンタに組み込むことができる。
【0035】
なお、上記では、排紙ガイド28を上方に旋回できるようにしているが、排紙ガイド28をハウジング2に沿った方向にスライドさせることも可能であり、そのような動きに連動してプラテンローラ16とラインサーマルヘッド15あるいは反転ガイド25との間にギャップを形成するようにしても良い。また、プラテンローラ16を固定して、ラインサーマルヘッド15および反転ガイド25を移動してギャップを形成しているが、プラテンローラ16を移動することも可能である。しかしながら、プラテンローラ16は駆動系と輪列などにより接続されているので、プラテンローラ16を移動する機構は複雑になり、コンパクトに纏めることが困難である。したがって、携帯型でコンパクトなプリンタとしては上記のようにサーマルヘッドおよび反転ガイドを移動することが望ましい。
【0036】
さらに、上記のプリンタ1では用紙収納部11とストッカ4とが重ねて配置されており、反転ガイド25により感熱紙3の紙送り方向をほぼ180度変えているが、用紙収納部とストッカがラインサーマルヘッドに対して反対側になるように配置されたプリンタにも本発明は適用可能である。このようなタイプのプリンタでは給紙方向を変える必要がないので、反転ガイド25を設けなくても良い。また、サーマルヘッドにより印刷された後に紙送り方向を変えることも可能であり、この場合は、反転ガイド25と同様の機能を備えた紙ガイドがサーマルヘッドに対し排紙側のプラテンローラに接触する構成となる。
【0037】
また、ストッカ4を上部ハウジング20と板バネ19によって構成しストッカ4の底が動いて、用紙収納部11のスペースが、ストッカ4が感熱紙を蓄積するスペースに転換されるようにしているが、このような上部ハウジング20を排紙ガイド28の側に伸ばして、その下部に板バネやコイルバネなどの他の適当な弾性部材を設けて感熱紙3をピックアップローラ17に加圧する構成にしても良い。
【0038】
また、本例のプリンタ1では、ラインサーマルヘッド15を旋回させることによりギャップG1を形成し、反転ガイド25を後方1bにスライドさせることによりギャップG2を形成しているが、ラインサーマルヘッド全体を上方に移動させてギャップG1を形成したり、反転ガイド25を旋回させてギャップG2を形成することも可能であり、上記と同様に突起部のあるカムによって位置を制御することができる。また、カムの構成も上記に限定されることはなく、1つのカムにラインサーマルヘッドと反転ガイドに当る適当な角度で2つの突起部を設けても良く、あるいは1つの突起部でラインサーマルヘッドと反転ガイドを操作できるようなリンク機構を設けることなどの変形例も本発明に含まれる。
【0039】
さらに、上記のプリンタはA6サイズ程度の用紙あるいはそれ以下のサイズの用紙を対象とした携帯型のプリンタであるが、A5サイズ程度あるいはそれ以上のサイズの用紙を対象としたプリンタにも適用することができ、よりコンパクトなプリンタを提供することができる。しかしながら、A4サイズに印刷可能な卓上型のプリンタなどにおいては、レバーを設ける余分なスペースは十分にあるので、本発明は携帯型などのサイズが限定されたプリンタに対してより好適なものである。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のプリンタでは、第1、第2および第3のガイドの組み合わせにより、排紙用のフィードローラを使用することなく印刷済みの用紙をトレイに排出するようにしている。また、フィードローラに代わって用いられる各ガイドのうち、印刷されて外部に排出される用紙をガイドするようにプリンタの外側に配置された排紙用の第3のガイドを旋回またはスライド可能とすると共に、この排紙ガイドに連動してサーマルヘッドとプラテンローラとの間、また、プラテンローラとの間に用紙を挟んで紙送りする反転ガイドがあるときはその反転ガイドとの間にギャップを形成するようにしている。このため、紙詰まりが発生する一つの要因になる排紙用のフィードローラを省け、フィードローラに起因する紙詰まりを解消するための機構を省くことができる。また、第3のガイドを操作してその他の紙詰まりの起こす可能性がある部分をリリースできるようにしている。このため、紙詰まりを解消するために余分なレバーやハンドルが不要となる。したがって、携帯端末と共に持ち運びでき、いつでも何処でもプリントアウトできる、コンパクトでありながら、紙詰まりが起こり難く、また、紙詰まりがあってもそれを簡単に解消できる使い勝手の良いプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタの概略の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの側断面図であり、排紙ガイドを閉じた状態を示す図である。
【図3】図1に示すプリンタの平断面図であり、概略構成を示す図である。
【図4】図1に示すプリンタの排紙ガイドを示す斜視図である。
【図5】図1に示すプリンタの側断面図であり、排紙ガイドを上方に旋回させたときのプラテンローラの周辺を示す図である。
【図6】図1に示すプリンタのギャップ形成機構を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
1a 前方
1b 後方
2 ハウジング
3 感熱紙
4 ストッカ(排紙トレイ)
11 用紙収納部
12 印刷処理部
15 ラインサーマルヘッド
15a ラインサーマルヘッドの隅(第1のガイド)
16 プラテンローラ
17 ピックアップローラ
19 板バネ
20 上部ハウジング
23 ガイド(第2のガイド)
25 反転ガイド
28 排紙ガイド(第3のガイド)
30 紙排紙経路
40 ギャップ形成機構
41 ヘッド逃がし用カム(第1のカム)
42 ガイド逃がし用カム(第2のカム)
G1 第1のギャップ G2 第2のギャップ

Claims (6)

  1. ラインサーマルヘッドと、このラインサーマルヘッドとの間で用紙を挟んで印刷すると共に紙送りするプラテンローラと、
    印刷済みの用紙がストックされる排紙トレイと、
    印刷後の用紙が前記プラテンローラから前記排紙トレイに導かれる経路に沿って順番に配置された、当該用紙の上面側をガイドする第1のガイド、前記用紙の下面側から当該用紙の排出方向が上方になるようにガイドする第2のガイド、および、当該用紙の上面側をガイドして当該用紙の排出方向が下方の前記排紙トレイとなるようにガイドする第3のガイドとを有し、
    前記第3のガイドは用紙をガイドする位置から旋回またはスライド可能であり、
    この第3のガイドに連動して前記ラインサーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に第1のギャップを形成するギャップ形成手段とを有するプリンタ。
  2. 請求項1において、前記第3のガイドは前記ガイドする位置から上方に旋回可能であるプリンタ。
  3. 請求項1において、前記プラテンローラとの間に用紙を挟んで当該用紙の進行方向を前記プラテンローラに沿ってほぼ180度変える反転ガイドを有し、
    前記ギャップ形成手段は、前記第3のガイドに連動して前記プラテンローラと前記反転ガイドとの間に第2のギャップを形成するプリンタ。
  4. 請求項3において、前記ギャップ形成手段は、前記ラインサーマルヘッドを移動することにより前記第1のギャップを形成し、前記反転ガイドを移動することにより前記第2のギャップを形成するプリンタ。
  5. 請求項1において、前記ラインサーマルヘッドは弾性的に前記プラテンローラに押し付けられ、前記第3のガイドは、前記プラテンローラのシャフトに旋回可能に取り付けられており、
    前記ギャップ形成手段は前記第3のガイドに連動して前記プラテンローラのシャフトの回りに回転し、前記ラインサーマルヘッドの一部に当り前記第1のギャップを形成する第1のカムを備えているプリンタ。
  6. 請求項3において、前記ラインサーマルヘッドおよび前記反転ガイドは弾性的に前記プラテンローラに押し付けられ、前記第3のガイドは、前記プラテンローラのシャフトに旋回可能に取り付けられており、
    前記ギャップ形成手段は前記第3のガイドに連動して前記プラテンローラのシャフトの回りに回転し、前記ラインサーマルヘッドの一部に当り前記第1のギャップを形成する第1のカムと、前記反転ガイドの一部に当り前記第2のギャップを形成する第2のカムとを備えているプリンタ。
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